7〜モールモースの騎兵隊〜(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『7〜モールモースの騎兵隊〜』とはナムコから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。
ローテーションバトルシステムという戦闘システムで戦い、独特な世界観が魅力的な作品である。
アルメセラ王国の騎士見習いである主人公は軍の演習の為に訪れた「モールモース」という辺境の村で不思議な事件に巻き込まれてしまう。
主人公は事件をきっかけに知り合った戦士の少年バルと神官の少女フィルと共に凶悪な魔物から世界を救う旅に出るのであった。

『7〜モールモースの騎兵隊〜』の概要

『7〜モールモースの騎兵隊〜』とは2000年12月21日にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売されたPlayStation2用コンピュータRPG。ナムコ初のDVD-ROM作品であり、ゲームジャンル名は「世代交代RPG」。
ローテーションバトルシステムという特徴的な戦闘システムが人気で2003年2月13日には戦闘システムを継承した『ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜』が発売された。こちらは2011年1月20日に追加要素を盛り込んだPlayStation Portable版も発売されている。
2009年12月1日にはiアプリで『7 -アルメセラ年代記-』というタイトルで携帯アプリとしても登場した。こちらはストーリーモードである「モールモースの騎兵隊」は収録されておらず、「アルメセラ年代記」のみのプレイとなっていた。2011年10月21日には「アルメセラ年代記」をベースにしたスマートフォン専用アプリ『7 セブン サウザンドウォーズ』が配信されたが、2016年3月7日に配信が終了している。

本作はプレイヤーがアルメセラ王国の騎士見習いである主人公になって、仲間と共に旅をして出会う人々と会話したり魔物を倒していくことでストーリーが進行する。
ゲームの最大の特徴は「ローテーションバトルシステム」という今までにない新しい戦闘システムである。前列、中列、後列の3列をターンごとに入れ替えて戦い、戦闘中はローテーションを行うか行わないかの指示しかできない為、戦闘前の編成が勝敗を分ける戦略的やり込み度の高い作品である。戦闘前の編成が全てなので、RPGでよく見る武具の装備や回復アイテム等は存在せず、レベル上げという概念もほとんど存在しない。戦闘に参加するキャラクターはそれぞれ職種が決まっており、その特徴を活かす戦い方を見つける必要がある。
また、グラフィックも独特で、リアルな3Dグラフィックが主流になりつつあった2000年代で逆にアナログ感を感じる絵のタッチで、フィールドやマップも非常に細かな所まで描き込まれている。キャラクターボイスはなく、所々で流れるムービーでは音楽ユニット「PIZZICATO FIVE (ピチカート・ファイブ)」のボーカル野宮真貴がナレーションを務めている。BGMもピアノを中心に一風変わった雰囲気のものが多く、絵本の読み聞かせを見ている様な印象を受ける。
また、本作のストーリーモードである「モールモースの騎兵隊」をクリアすると「アルメセラ年代記」というモードで遊べるようになる。こちらのモードは実際に世代を交代させながら仲間を編成し、1000年という長い時間を戦い続けなくてはならない為、難易度が非常に高い。

大昔、アクラリンドという大地は大きな災厄に見舞われた。それは魔物達が大地の隅々まで影を伸ばして人々を滅びの道へと向かわせるものだった。その時、人々を救う為世界を創造した2人の御使いが人間の中から7人の勇者を選び出し、世界を救う為に魔物と戦うように武器を渡した。7人の勇者達は協力して魔物を討伐し、世界に平和が訪れる。しかし、平和が1000年もの長い間続いた為に災厄の記憶は人々の記憶から失われていった。
そして現在、倒されたはずの魔物達が眠りから目覚めかけ、見慣れない魔物が大地に出没する様になっていた。アルメセラ王国の騎士見習いとして軍の演習に参加していた主人公は王都の西の辺境にある小さな村モールモースを訪れ、そこで村人の少年バルから森に魔物が出たという知らせを聞いて様子を見に行く。
するとそこには魔物に襲われて気を失った少女フィルが倒れていた。フィルの旅の目的は、魔物を一掃し世界を救う力を持つ7つの魔法の石を探すことで、自分達の世界を自分達で救おうと立ち上がった主人公達は「モールモースの騎兵隊」という自警団を結成して旅に出るのだった。

『7〜モールモースの騎兵隊〜』のあらすじ・ストーリー

「モールモースの騎兵隊」結成

森の中で気を失った少女を発見する主人公とバル

アクラリンドという大陸にあるアルメセラ王国。王国騎士団は王都ヴィムの都から西の辺境にある小さな村モールモースへと演習目的でやってきた。騎士達が村の広場で陣営用のテントを設置していると、そこへ村の戦士である大柄な少年バルディバル(通称バル)が訪ねてきた。騎士団長のダルガールが何事かと話しを聞くと、バルは村の近くにある森から妙な鳴き声が聞こえるので様子を見に行ってほしいと頼んだ。魔物だったら危険だし、王国の騎士なら国内の村を守るのも仕事だろうと頼み込むバルだったが、ダルガールは鳴き声の主が魔物と決まった訳ではないし村が襲われた訳でもないのだから騎士団は出せないと断固拒否してしまう。それでも食い下がらないバルに、ダルガールは陣営の設営をしていた見習い騎士の主人公を呼び出し、バルの話を聞いてやるよう指示してテントの中に戻っていった。
バルは主人公に村の近くの森から変な鳴き声がするので、一緒に様子を見に行ってほしいと頼む。主人公はダルガールの許可を得て、バルと村を出て森へ向かった。妙な鳴き声がしたという辺りまで2人がやってくると、大きなものが落ちる様な音が聞こえてきた。音のした方へ急いで向かうと、そこには1人の少女が気を失って倒れていた。
主人公とバルは少女を担ぎ上げてモールモースの村へ引き返した。バルの家まで少女を運び、バルの姉アルゼルに様子を診てもらうと、少女はただ気を失っているだけで大した怪我はしていなかった。夜になったので、主人公はバルとアルゼルに少女のことを任せ、騎士団の陣営へ戻り休息をとる。
翌朝、軍の朝礼に参加している主人公の下にバルがやって来て、昨日助けた少女のことで問題が起きたのですぐに家に来てほしいと言う。主人公は騎士として軍の仕事をしなければならなかったが、少女のことが気になり、ダルガールに許可をもらってバルの家へ急ぐ。昨日助けた少女はずっと目を覚まさないままで、このまま衰弱しては危ないと考えたアルゼルが気付け薬を作る準備をしていたが材料が足りないのだと言う。村の近くにある黄昏の森に行って4種類の茸を取りに行く必要があると言うので、主人公とバルは早速黄昏の森へ向かった。
その道中、突然謎の化け物が2人の行く手を阻む。2人が怖がっていると、そこに幻術師で里の長であるバッフルが現れる。化け物の正体は幻術で、ソッコルという幻術師の仕業であるとバッフルは説明した。ソッコルは、人間は森を荒らすやつだと思っており、森に入ろうとする人間全員に幻術を仕掛けて追い返そうとしているのだという。主人公とバルは薬を作る為に森の奥に生えている茸を採りに行きたいと事情を説明すると、バッフルは事情を理解し、人間をむやみにおどかした罰として主人公とバルを森の奥へ案内する様命じた。森の奥には最近魔物が棲みつく様になっており、幻術師達は魔物のことを知っているので手伝ってくれることになった。ソッコルから魔物の情報を教えてもらい、森の奥へと進む主人公とバル。そこでソッコル達幻術師の力を借りて、魔物を倒しながらアルゼルに頼まれた4種類の茸を採取することに成功する。ソッコルはバッフルからの命令を達成した為、主人公達に別れを告げて自分達の住処へと帰っていった。

フィルは魔法の石を探す旅の途中であったと打ち明ける

主人公とバルは目的の茸を全て集めたのでモールモースの村へ戻る。すると村では広場に設置してあった騎士団のテントが丸焼け状態となっていた。村人から訳を聞くと、主人公とバルが村を出た後に見たこともない翼のある魔物が襲ってきたのだと言う。幸いにも村に大きな被害はなく、騎士団のテントが燃やされただけで怪我人も出ていなかった。
主人公とバルはバルの自宅に行き、黄昏の森で採ってきた4種類の茸をアルゼルに手渡して薬作りを任せる。そして、村人から襲ってきた魔物の話を聞いて回った。村人達の話では、大きな翼の魔物がいきなり村を襲ってきて、村の戦士達と森に住む幻術師達が力を合わせて追い払ったということだった。騎士団に至っては、自分達のテントを守ろうと騒ぎ立てた為に魔物の注意を引いてしまい、仕方なく戦ったという有様であった。滅多に人里に現れない幻術師が助けに来たことに驚いたバルは、協力してくれた幻術師に会うと、それはバッフルだった。バッフルは主人公達と別れた後、村の方へ魔物が飛んで行くのを目撃したので、仲間のソッコルが主人公達に迷惑かけたことの償いとして村を助けに駆けつけたと言う。バルはバッフルにお礼を言うと、バッフルは最近魔物が増えたのでお互い協力して戦っていこうと応えた。
バルがアルゼルの様子を見に家に戻ると言うので、主人公は騎士団の様子を見に村の広場へと向かう。そこでは団長のダルガールが魔物に襲われテントが全焼してしまったことに腹を立てていた。主人公がダルガールに話しかけると、ダルガールはこの非常時にいなかった主人公を非難し、失せろと言い放つ。そこへ気を失っていた少女が目を覚ましたとバルが知らせに来たので、主人公は騎士団の下を離れてバルの家へ向かう。少女の名前はフィルリア(通称フィル)。フィルは主人公とバルに助けてくれたことにお礼を言い、森の中で気を失っていた理由を説明する。
フィルはヴィムの都にあるカルデロン教会の神官であった。探し物をして旅をしている途中に翼のある魔物に襲われ、連れて行かれそうになったので必死に抵抗した結果、森の中に落とされてしまったと言う。バルが探し物とは何かと尋ねると、フィルは赤い綺麗な宝石を差し出した。その宝石は不思議な輝きを放つ「魔法の石」であった。フィルはこの魔法の石と同じ力を持つ石を探し出すことが旅の目的で、全部で7つあると言われるこの魔法の石を全て揃えると魔物を一掃できると言い伝えられているのだと説明した。そして、魔物がモールモース村を襲った理由は偶然ではなく、魔法の石を狙ってのことだろうとフィルは語った。

バルは自警団「モールモースの騎兵隊」の結成を宣言する

このままこの村にいたらまた魔物が襲ってくるかもしれないと考えたフィルは一度ヴィムの都に戻ると言い出す。そこへ村人の1人がアルゼルの家に慌ててやって来た。なんでも、魔物がまた襲ってくるかもしれないという危機的状況にも関わらず、騎士団がヴィムの都に帰ると言い出したらしい。主人公とバルが村の広場へ向かうと騎士団と村人達が言い争いをしていた。村人達は国民を守る為に存在するはずの騎士団が村を見捨ててしまうのかと抗議するが、ダルガールはこの村には新兵の訓練目的で来ていただけであり、小さな村1つ守るだけなら村の戦士と幻術師だけで十分だろうとヴィムの都に帰る意思を変えなかった。ダルガールは主人公にもヴィムの都に帰るから準備するように声をかけるが、主人公はこの村に残ると言い張る。驚いたダルガールは何度も主人公に確認するが、主人公の意志は固く、騎士団を除名処分になってもこの村に残ると覚悟を決めていた。それを聞いたダルガールは主人公を騎士団から除名し、不機嫌そうに団員をまとめてモールモース村から出ていった。主人公の行動に感心したバルは主人公にお礼を言い、改めて村を守る為に力を貸してほしいと頼む。そして、自分達の村は自分達で守ろうと村の戦士達と幻術師達は団結し、騎士団に負けない強い軍団を作ろうと「モールモースの騎兵隊」という自警団を結成するのだった。
まず最初の仕事として村を襲った魔物の討伐に向かうことが決定し、森に詳しい幻術師が偵察へ向かった。魔物討伐の準備をする為バルの自宅へ向かおうとすると、フィルが家から出ていた。カルデロン教会の神官と僧侶がフィルを心配して探しにやって来ていて、フィルは彼らと教会を出てからこの村に辿り着くまでの経緯を話していた。バルは自警団「モールモースの騎兵隊」を結成したことや村を襲った魔物を討伐する為に偵察部隊が森へ行っていることをフィルに話す。
するとそこへ偵察部隊が村に戻って来て、村を襲った魔物はいつの間にか仲間の魔物を「あかつきの森」という場所に呼び集めていると報告した。これ以上魔物を集められては危険だと判断したバルはすぐに討伐しに行こうと言う。しかし、戦士と幻術師全員で出かけてしまっては村を守る人がいなくなってしまうと言うので、幻術師が村の防衛にまわり、代わりにフィルを探しにやって来た神官と僧侶が隊列に加わることとなった。フィルも自分のせいで村が襲われたのに黙って見ていることはできないと隊列に加わるのだった。

フィルの持つ魔法の石について詳細を説明するアルウェラ

魔物が集まっているというあかつきの森まで行くと、バッフルに命じられて森の中を偵察していたソッコルが現れ、森の中にいた3体の魔物の情報を教える。新たに隊列に加わったフィル達の協力で、あかつきの森に集まっていた3体の魔物を無事に倒すことができた主人公達。勝利の報告をしに村へ戻ると騎士団より頼りになると、まるで英雄の様に迎え入れられる。村を襲った魔物を退治したことで、もうモールモース村は安泰だと感じたフィルは主人公とバルに一度ヴィムの都に帰ることを告げる。フィルは7つの魔法の石を探し出す使命がまだ残っていることと、この村に長くいたらまた魔物が襲ってくるかもしれないと危惧していることを伝えるが、バルはヴィムの都に帰るまでの道中でまた魔物に襲われたら大変だから送って行くと言い出す。主人公もバルの意見に賛成し、アルゼルの許可をもらってフィルの護衛をすることになった。
主人公達は魔物に警戒しながらヴィムの都を目指すが、意外にも何の危険もないままヴィムの都へ到着する。初めて王都ヴィムの都へやってきたバルは興奮して周囲を見渡して落ち着かない様子だった。フィルは教会の書庫へ行くのでバルの王都見物が落ち着いたら立ち寄るよう主人公に言伝し、教会へと歩いて行った。主人公とバルが街の見物を終えると最後にカルデロン教会へと行きフィルがいる書庫へと入る。教会の書庫ではフィルとフィルの母アルウェラが話をしていた。フィルが主人公とバルを命の恩人だと紹介すると、アルウェラはお礼を言う。そして、魔法の石について説明する前に、旅で起こったことを教会長へ報告に行くよう勧められる。
フィルは主人公とバルを連れて大聖堂へ向かうと、本来一般人の入場を制限したりしない大聖堂が関係者以外立ち入り禁止となっていた。不思議に思うフィルだったが、聖職者であることを見張りの僧侶に告げると入場を許された。大聖堂の奥にいる教会長クレイドンにフィルは魔法の石探索の経過報告と魔物に狙われて一時的に帰還した旨を説明する。その話をクレイドンの傍らで聞いていた側近のソショネックはクレイドンに何やら耳打ちすると、旅に出れば魔物に襲われる様な試練は付きものであり、魔物自体も昔から少なからず横行しているので特別対策は必要ないだろうとクレイドンは言い放った。聖職者の言葉とは思えない発言にバルは怒りを露わにし、フィルも教会長の言葉としてはあんまりだと反論する。しかし、クレイドンは発言を撤回することなく、アルウェラに魔法の石等という得体の知れないものの研究はほどほどにするよう伝えろとフィルに言い大聖堂から主人公達を追い出してしまう。
大聖堂を出るとバルはクレイドンの発言に怒りを爆発させた。フィルも元々厳しいものの言い方をする人ではあったが、あんなにひどいことを言われたのは初めてだと語る。バルがソショネックについて質問すると、いつの間にか側近としてクレイドンの傍らに就く様になっており、話したこともほとんどないので詳しいことは知らないと説明した。
3人は書庫へと戻りアルウェラに大聖堂での出来事を報告する。アルウェラは教会長の協力を得られないことを確信すると、魔法の石捜索はやはり自分達だけで続けなくてはならないと悟った。そして、教会長よりもフィルを救った主人公達こそ魔法の石について知る権利があると言い、今世界に起き始めている異変と魔法の石について語り始めた。
昔、大聖堂の一部を建て替える為、建物を取り壊したことがあり、その時跡地から古びた書物とフィルが持つ石の2つが出てきたのだった。当時教会では大騒ぎになったが、書物に書かれていた文字を誰も読むことができず石の扱いも分からなかった為、ほとんどの者が興味をなくしてしまった。しかし、アルウェラだけは気になって研究を続けた結果、書物を読み解くことに成功した。そこには「七人の勇者」の話が実際に1000年前に起こったという内容が書かれていたと言う。
「七人の勇者」とは、7人の勇者が天から授かった7つの神具で魔物を封印して世界を救ったというこの国では誰もが知る昔話であった。書物にはその昔話の続きが書かれており、魔物の封印は1000年後に解かれてしまうので、その前に7つの神具を集め直して封印をかけなければならないという内容であった。フィルの持つ石は7つの神具の源となった石で、今では神具はフィルの持つ様な石の形状となっていると言う。時が来たらフィルの持つこの石を頼りに残り6つの魔法の石を探し集めなくてはならないという話であった。
書物にはいくつかの地名が書かれていた為、フィルはそのヒントを基に魔法の石を探す旅に出ていた。クレイドンの協力は得られないので魔法の石探しも困難な道ではあるが、必ず全て見つけ出して再封印をかけなければならないとアルウェラとフィルは言う。この話を聞いた主人公とバルは他人事だとは思えず、フィルの手助けをすることこそがモールモースの騎兵隊の役目だと言い、一緒に冒険に出かけると発言した。そもそも友達と思っているフィルが困っているのに放っておけないと感じていた2人は、頼まれなくてもフィルの旅に同行しようと考えていたのだった。フィルは主人公とバルに感謝し、自分も騎兵隊の一員として隊列に加えてもらうことを条件に旅の同行を頼んだ。話がまとまった所で、アルウェラは書物に書かれていたという街「モルサガルサ」へ行くことを勧め、フィルを頼むと主人公とバルに告げた。

古文書を頼りに魔法の石を探す騎兵隊

魔法の石の光によってギアルが魔物だと判明する

騎兵隊がモルサガルサの街に到着すると、街の入口でなにやらこそこそと動く2人の男女を発見した。2人は騎兵隊の存在に気付いて驚くが、そのまま街の外へと出ていってしまった。彼らの事情はよく分からなかったが、一先ず魔法の石を探そうと、バルが街の右側へ向かい、主人公とフィルは街の左側へ向かった。
街の左側は魔術師や魔女が住むエリアとなっており、魔法の石について何か話しを聞けないかと彼らの長を訪ねた。しかし、長のカルカロムは外出中で会えなかった。魔法使い達の館を捜索している内に、主人公とフィルはカルカロムの娘リムリットの自室に迷い込んでしまう。部屋にはリムリットの友人である女性キルキットがおり、早く出ていくように言われてしまう。言われた通り部屋を出ると、ちょうどそこへカルカロムが帰宅したのを目撃し、主人公とフィルはカルカロムに自己紹介と魔法の石について何か知らないかと質問する。カルカロムは形は違うが似た様な石を持っていると答える。しかし、それは長の証として代々受け継がれてきた大事なもので、他人に譲り渡せるようなものではなかった。以前にも同じようなことを言ってきた人物がいたが追い返したとも説明し、主人公とフィルも同様に追い返されてしまった。
仕方なくバルが向かった街の右側へ行ってみると、そこは剣闘士のエリアとなっていた。バルと合流して大きな砦へ向かい、剣闘士達をまとめる長モルギに魔法の石について質問すると、それらしい石は代々長になる者が受け継ぐ決まりとなっており、次期長になる息子のボルガに譲ったと答えた。もし持っていたとしても一族の大事なものなので譲ることはできないと言われ、カルカロム同様追い返されてしまう。渋々砦を出ようとすると、剣闘士の1人が慌てた様子で砦に飛び込んできた。どうやら長の息子ボルガが魔法使い側の長の娘リムリットと一緒の街を出ていってしまったらしいと報告する。魔法使い連中がリムリットを利用して息子を拉致したのだと思い込んだモルギは部下の剣闘士達を引き連れて砦を出ていった。
主人公達が街の入口まで行ってみると、魔法使い達と剣闘士達が一触即発の騒動へと発展していた。主人公達が落ち着かせようと説得を試みるがまったく効果はなかった。そこへリムリットの友人であるキルキットが現れ、リムリットとボルガが街を出ていったことをその場にいる全員に説明する。リムリットとボルガは相思相愛の仲なのだが、親同士がいがみ合って結婚を絶対に許してもらえないので2人だけで結婚式を挙げようとウェリンボールの丘に駆け落ちしたのだった。キルキットが2人をそっとしておいてあげてほしいという頼むが、カルカロムもモルギもそれを許さず、部下を引き連れて各々ウェリンボールの丘へと向かっていった。主人公達は困り果てるキルキットに声をかけ、騎兵隊の出番と言わんばかりに問題解決の為に協力すると言った。キルキットはお礼を言い、リムリットとボルガがこんな行動に出たのは都から来た神官にいろいろ吹き込まれたからであると言い、2人が全て悪い訳ではないと説明した。
騎兵隊がウェリンボールの丘に到着すると、洞窟の前で魔法使い達と剣闘士達が立ち往生している様であった。話を聞くと、リムリットとボルガは洞窟の中にいるようだが、中に魔物がいる上、中央にある扉が閉ざされていて進めないのだと言う。魔物は強力で、それぞれの職種に分かれて戦ったが全く歯が立たなかったらしい。その話を聞いたバルは協力して戦えば良いのにと提案するが、今までいがみ合っていた者同士がそう簡単に協力し合うことはできないのだろうとフィルは推測した。騎兵隊だけで洞窟の中の様子を見に入ろうとすると、カルカロムとモルギは子供を助ける為ならば仕方ないと騎兵隊に部下を同行させるよう申し出た。
魔法使いと剣闘士の協力を得た騎兵隊は洞窟の中の魔物を倒しながら進み、中央の閉ざされた扉を開けると、中にはさらに強力な魔物がいるらしく魔法使いも剣闘士もそれぞれ勝てなかった。騎兵隊が扉の向こうへ行くと、奥からリムリットとボルガとギアルと呼ばれる人物の話し声が聞こえてきた。間違いなく奥に3人がいると確信した騎兵隊は奥へ進むと、そこには今まさに結婚式を挙げようとしているリムリットとボルガ、そしてそれを執り行おうとしていた神官ボルガの姿があった。フィルはリムリットとボルガに2人が長の証として持ち出した石に用事があるのだと伝え、自分も同じ様な石を持っていると魔法の石を差し出した。リムリットとボルガも同じ様に石を差し出すと、形は全然違ったが、フィルの持つ石と同じ雰囲気を感じ、探している魔法の石の2つだと判明する。そして、3つの石が光り出すと、ギアルの影が魔物の様な形に変化する。その場にいる全員が驚いているとカルカロムとモルギが中に入ってきて、子供達の安否を確認する。そして、ギアルに詰め寄るとギアルは魔竜の姿に戻り、騎兵隊へと襲い掛かってきた。なんとかギアルを倒すと、一旦洞窟を出て今回の騒動について話をまとめる。
ギアルが魔法使い、剣闘士の長の証である石が魔法の石だと気付き、魔物の封印を阻止する為にリムリットとボルガを利用して奪おうとしたことが騒動の原因であった。魔竜を倒す為とは言え、魔法使いと剣闘士を協力させて戦ったことが気に入らないカルカロムとモルギはいつもの様にまたいがみ合いを始めるが、そこへリムリットとボルガが仲裁に入る。リムリットとボルガは職種の違いでいつまでもいがみ合っていないで協力していくべきだと進言する。騎兵隊に付いてきてくれた魔法使いや剣闘士も協力して戦ったことで実力以上の力を発揮できたし、魔物にも勝つことができたという事実を述べる。多くの同胞達の意見を聞いたカルカロムとモルギは自分達がつまらない意地を張っているだけであることに気付き、いがみ合うことをやめにすることを決め、リムリットとボルガの結婚も許したのだった。魔物が増えている今、魔法使いと剣闘士は手を取り合って街を守っていこうと結託し、街の険悪な雰囲気は少しずつ晴れていくのだった。
リムリットとボルガは騎兵隊にお礼を言うと、長の証である魔法の石を主人公達に託すと言い手渡してくれた。いきなり2つの魔法の石を手に入れることができた騎兵隊は一度アルウェラに報告する為にヴィムの都へ戻る。アルウェラにモルサガルサでの出来事を話し、次の目的地を確認すると、「のこぎり谷」の辺りだと教えられる。

立入禁止のはずのしじまの森からメルレーンという女騎士が出てきたので騎兵隊は驚く

騎兵隊がのこぎり谷に辿り着くと、そこでは若いアーチャーとヴァルキリーが族長のヴィルマに意見をしているところだった。言い合いが終わった後、主人公達はヴィルマに魔法の石を知らないか尋ねてみるが、それらしいものは見たことないと答える。代わりに、しじまの森という所の一番奥に祠があるという言い伝えがあることを教えてくれる。その祠はアーチャーとヴァルキリーの祖先が森を祀って建てたらしく、そこには不思議な色をした飾りがはめ込まれていると言う。その飾りが探している魔法の石ではないかと推測したバルが取りに行こうと提案する。しかし、しじまの森はアーチャーとヴァルキリーが管理しており、ヴィルマの許可なく立ち入ることは禁止されていた。今、森には強力な魔物が棲むようになっており、無駄な犠牲者を出さない為に森への立ち入りは許可できないとヴィルマは言った。
主人公達は仕方なく集落を見て回ると、集落の奥で若いアーチャーとヴァルキリーが集まっている練習場を発見する。若いアーチャー達は森に魔物が棲みついていることが嫌で退治に行きたいと考えている様だが、族長のヴィルマをはじめ、年配のアーチャーとヴァルキリーは魔物の数が自然に減るのを待つつもりでいる様で不満を募らせていた。主人公達は再度ヴィルマに森に入る許可をもらえないかと頼むが、しじまの森は集落の者の案内がなければ非常に危険な場所であることを説明し、集落の者を危険な目に遭わせない為何人たりとも同行させられないと答えた。そこへ練習場にいた若いアーチャーとヴァルキリーが道案内なら自分達が務めると言いながらヴィルマの下へ集まってきた。その発言にヴィルマは責任は取れないと言いながら渋々しじまの森への立ち入りを許可した。
騎兵隊は早速しじまの森へ入っていく。すると、森の奥から白銀の甲冑を着た女性が現れた。メルレーンと名乗るこの女性はこの森に探し物があって来たが不首尾に終わったので帰る途中だと答え、そのまま騎兵隊の前を通り過ぎていった。
しじまの森に棲みついていた魔物達を倒しながら奥へと進んでいくと、そこには言い伝え通り祠があり、飾りもはめ込まれていた。祠にはめ込まれた飾りを見ていると、後ろからヴィルマが現れる。実はヴィルマは祠が実在することを知っており、祠が魔物達に壊されていないか確認したかったのだった。魔物が棲みつくようになる前は集落の者が自由にこの場所へ来ることができていたが、魔物が増え始め、森が次第に危険な場所へと姿を変えたことでアーチャーとヴァルキリーは森の片隅に追いやられてしまった。その頃、族長を務めていたヴィルマの母は周囲の反対を押し切り森に入ったところ、そのまま帰らぬ人となってしまった為、跡を継いだヴィルマは無駄な犠牲を出さぬよう森の出入りを禁じたのだった。
その話を聞いたバルは森が魔物に支配されたままでいいのかとヴィルマに問いかけるが、増え続ける魔物相手では太刀打ちできないと諦め言葉を口にする。そこでフィルは魔法の石の話をヴィルマに聞かせ、自分が持つ魔法の石をかざすと、祠の飾りもそれに共鳴して光り出し、魔法の石の1つであると証明した。自分達は魔法の石を全て集めて魔物を一掃する旅を諦めず続けると言うと、ヴィルマはその言葉に勇気づけられ、祠の飾りとなっている魔法の石を騎兵隊に委ねると言った。ヴィルマは騎兵隊を連れて集落に戻ると、今まで犠牲を出すことを恐れて消極的になっていたことを同胞達に謝罪し、自分達の森を魔物から取り戻す為に再び立ち上がる決意をしたと宣言した。そして、騎兵隊の目的を説明し協力することを一族の前で約束する。

ソショネックの正体

ソショネックはクレイドンにアルウェラの処刑を提案する

4つ目の魔法の石を無事に手に入れた騎兵隊は再びアルウェラに経過報告をする為にヴィムの都へ戻ろうとする。すると、そこへアルウェラを支持している僧侶の1人がのこぎり谷へ慌てた様子でやって来た。フィルが訳を聞くと、クレイドンがアルウェラを投獄してしまったのだと僧侶は答えたので主人公達は驚いた。
急いでカルデロン教会へ戻り、クレイドンに事情を聞きに行こうとする主人公達だったが、アルウェラが投獄されて以来、聖職者でも大聖堂への立ち入りができなくなっていた。そこでバルがわざと騒ぎを起こさせて、大聖堂へ続く道を警備している僧侶達を引き付けると、主人公とフィルだけで大聖堂の中へ入っていった。大聖堂の下にある地下牢にアルウェラは囚われており、フィルはなんとか助け出そうとするが、アルウェラはここで自分が脱獄しては教会の法を犯すことになってしまうとフィルを説得する。必ず母の無実を証明して解放してみせるとフィルはアルウェラに約束し、地下牢を出る。すると大聖堂へクレイドンとソショネックが入ってくる気配を感じたので主人公とフィルは慌てて物陰に隠れて様子を覗う。ソショネックはクレイドンにアルウェラは教会長の地位を密かに狙っているのだと告げ、処刑することを提案する。主人公とフィルはソショネックの言葉を聞いて驚き、ゆっくりと大聖堂を出ていった。
アルウェラが処刑されてしまうかもしれないという事態にフィルは動揺し、なんとか助ける方法を見つけなくてはと焦る。騒ぎを起こしていたバルと合流し、大聖堂での出来事を話そうとすると、大聖堂からソショネックが姿を現し、カルデロン教会の神官や僧侶達を集めて、異端の研究を続けた罪によって明日の正午にアルウェラを処刑することが決定したと宣言した。主人公達はアルウェラは無実だと主張したが、ソショネックは教会長が決めたことなので覆すことは自分にはできないと言い、大聖堂へと戻っていった。大聖堂への警備もより厳重になり、正面から入ることは不可能となってしまった。

魔法の石の光に照らされてソショネックは本性を現す

主人公達は書庫へ行き、中の神官と僧侶にアルウェラの処刑が決まったことを告げると、神官が教会建て替えの際に作られた図面に地下牢へと続く秘密の抜け道が記されていたことを思い出す。主人公は書庫の本棚からその図面を見つけ出し、今夜中にアルウェラを助け出そうと意見がまとまる。抜け道はヴィムの都を出て教会の裏手に回る必要があった。教会の裏手にはアルウェラ支持者の神官と僧侶が待っており、抜け穴の中の様子を調査していた。抜け穴は長年使われていなかった為か、何匹か魔物が棲みついてしまっている様だと説明した。
騎兵隊は魔物を倒しながら奥へと進み、なんとかアルウェラのいる地下牢へと辿り着いた。アルウェラは自分が明日処刑されるということを知らなかった様で、主人公達の話を聞いて大いに驚いた。牢屋の鍵は牢屋の隣の部屋にあるらしいのだが、扉に鍵がかかっていた。そこで、バルが体当たりで扉を破壊し鍵を手に入れることができたので、牢屋の扉を開けてアルウェラを救出することができた。
アルウェラはソショネックに魔物に似た感覚を覚えており、もしかしたらソショネックは人間ではないのかもしれないと言い出した。それを聞いたバルは頭に血が上り、抜け穴ではなく大聖堂へと続く階段を上がっていった。誰かに見つかってしまえば脱獄がばれてしまうと慌てた主人公達が後を追うと、夜で誰もいないはずの大聖堂に多くの神官と僧侶が集まっており騎兵隊は取り囲まれてしまった。これは主人公達がアルウェラの脱獄を手引きするだろうと確信していたソショネックの罠であった。さらにソショネックはアルウェラが教会で発見された持ち出し厳禁としていた魔法の石を娘のフィルに渡して無断で持ち出した罪もクレイドンに告げる。クレイドンはその事実を知り、教会長の地位を狙うだけでなく窃盗まで犯したアルウェラを断固として許せるものではないと怒りを露わにする。アルウェラは世界を救う為に仕方なく魔法の石を持ち出したのだと弁解するが、ソショネックの言葉を信じきってしまっているクレイドンには通じなかった。
ソショネックは主人公達に集めた4つの魔法の石をこちらに渡す様指示すると、フィルはあることに気が付く。教会から石を持ち出していることは事実だが、報告もしていないのに、自分達が今魔法の石が4つ持っていることを何故ソショネックが知っているのか疑問に思ったのだった。フィルはソショネックの前に歩み出て、魔法の石をかかげると、ソショネックの影が魔物の形へと姿を変え、クレイドンをはじめ、騎兵隊を取り囲んでいた神官や僧侶達を驚かせた。ソショネックは正体がばれてしまったのならば仕方ないと魔物の姿を見せ、騎兵隊に襲い掛かってきた。騎兵隊が魔物を倒すとソショネックもそのまま姿を消した。

オトラ山へ向かう直前、主人公達は「祝福の日」を迎える

クレイドンは何が起こったのかと混乱していたが、ソショネックがいなくなったのなら、話を聞いてくれるだろうとアルウェラは今までの経緯をクレイドンに話す。クレイドンはアルウェラの話を全て聞き、ソショネックに操られて正気を失っていたとは言え、アルウェラ達に酷いことをしてしまったと謝罪し、魔法の石捜索の為に動く騎兵隊を教会は全面協力すると約束したのだった。
次の魔法の石の在処はどこかとバルが尋ねるとアルウェラは書物にはそれ以上の地名は書かれていなかったので分からないと答えた。すると、クレイドンは城にいるマルダンという大臣を頼ってみてはどうかと提案する。クレイドンは騎兵隊がマルダンに会えるように連絡を取ってくれたので、主人公達は城へと向かう。
大臣の執務室へ入ると、マルダンは主人公達を快く招き入れ、魔法の石については知らないが、かつて世界を救った7人の勇者についてはいくつか話を知っていると言う。勇者ゆかりの地に行けば魔法の石のことも何か分かるのではないかと言い、「オトラ山」という場所に勇者の1人が葬られた墓があるという噂があるので行ってみてはどうかとマルダンは提案する。
マルダンにお礼を言い、執務室を出ると騎兵隊の下に「祝福の日」の光が降り注ぐ。祝福の日はこの国では天からの恵みと裁きが起こる日だと言われていて、年齢が1つ上がりそれに応じて能力を高めたり奪ったりする日であった。これからの冒険を祝福している様で気分が良いとバルが言いながら、騎兵隊はオトラ山へ向かって進行した。

ks8285
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