子育てクイズ もっとマイエンジェル(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』とは、ナムコから発売されたPlayStation用育成クイズゲーム。『子育てクイズ マイエンジェル』シリーズの家庭用オリジナルの続編である。
プレイヤーは、娘の両親となり、生まれたばかりの娘を25歳になるまでクイズに答えながら育てていく。娘は、正解したクイズのジャンルや選択肢によって、性格が変化し将来の職業にも影響を与えることになる。また、娘が10歳の夏休みに体験する初恋をテーマにしたモードも追加されている。

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』の概要

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』とは、1999年3月25日にナムコから発売されたPlayStation用ゲーム。ナムコから発売された家庭用『子育てクイズ マイエンジェル』シリーズの第2作目である。ゲームのジャンルは育成クイズゲーム。
前作の家庭用『子育てクイズ マイエンジェル』が人気だった為、その続編として本作が制作された。

プレイヤーは、主人公である1人娘をクイズに答えながら0~25歳まで育て上げることになる。
クイズは基本的に4択問題で、問題文を読んで答えと連動するボタンを押して進めていく。クイズに正解すれば、正解までにかかった時間の残りゲージに応じて養育費がもらえる。出題されるクイズには全てジャンルが設定されており、正解するとそのジャンルに応じて娘のパラメータが変化して性格が変化していく。
各ステージ毎に正解数のノルマが設定されていて、ノルマを達成すると次のステージに進むことができる。答えを間違えるとライフが減らされ、全てのライフがなくなるとゲームオーバーとなる。
本作は、家庭用としてのみ制作されており、アーケードモードとしてゲームセンターなどで稼働はしていない。その為、前作のような「アーケードモード」は存在しない。
ゲームモードは、「子育てチャレンジ」「初恋モード・男の子編」「初恋モード・女の子編」の3つがある。
「子育てチャレンジ」は、プレイヤーが親となり、クイズに答えながら1人娘を育てるメインモードとなっている。
本作初登場の「初恋モード」は、10歳の少年又は少女が田舎で過ごす夏休みを舞台にしたストーリーを楽しむモードである。「男の子編」「女の子編」の2つがあり、それぞれの視点で物語が進行する。養育費や性格の変化はないが、代わりに現在の主人公の気分やドキドキ度が変化し、エンディングに影響していく。
その他、ゲーム内で見たイベントのイラストを見ることができる「アルバムモード」もある。

子育てチャレンジでは、プレイヤーである両親の下に、可愛らしい女の子が生まれる。両親は、クイズに答えて養育費を稼いだり進路を決めて愛情を持って娘を育てていく。娘は、1ステージクリアで1歳ずつ大きくなり、それぞれの歳とその時の性格に合わせてイベントが発生する。受験や就職を経て、娘が結婚するまで立派に育てあげることが目的となる。
初恋モードでは、プレイヤーは10歳の子供となり、夏休みに田舎の祖母の家にやってきた少女とその田舎に住む少年とが初恋を経験する。

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』のあらすじ・ストーリー

子育てチャレンジ

娘の誕生

両親の下に生まれた1人娘。0歳にして能力の高さを発揮する

両親の下に女の子が1人生まれる。クイズに正解していきながら、大事な1人娘を育てていくことになった。
子煩悩な両親に育てられた娘はすくすく成長し、やがておしゃべりができるようになる。両親の趣味や育児方針によって、娘の性格は変化していく。

学生生活

中学校の体育祭で活躍した娘(右)へ、父親(右)は手作りの金メダルを作ってプレゼントする

幼稚園に入園する頃には、自我が目覚め、自分の好きなことや意見を積極的に言うようになっていく。小学校や中学校では、新しい友達ができ、様々なことを経験しながら少しずつ大人に近づいていく。高校生になると思春期に入り、ボーイフレンドができたりおしゃれに興味を持ったりと女性らしい一面も見えてくる。
娘の成長につれ、育児や進路にかかる養育費は高額になっていくが、両親は大事な1人娘を大事に育てていき、やがて大学や専門学校に進学する。その後、大学や専門学校で学んだことを活かして就職活動をし、娘はやがて成人となる。

大人

娘(右から2番目)から結婚相手(1番右)を紹介され、両親(左の2人)は快く結婚を許す

大学や専門学校を卒業する頃には、娘は立派な大人の女性に成長する。
娘は、やがて自分のやりたい職業を見つけ、両親と相談した後、社会人として仕事をしながら過ごすことになる。仕事以外にも恋愛や趣味を楽しむ娘を、両親は温かく見守っていく。
娘に彼氏ができると、結婚を意識したような発言も飛び出し、両親としては、まだ子育てに悩みが尽きない状態となる。そして、25歳になると、今付き合っているという彼氏が家に挨拶にやって来る。
両親は、娘との結婚を許し、娘を嫁がせてエンディングを迎える。

初恋モード

田舎への帰省

少年(1番左)は、都会から来た少女(左から2番目)を誘って夏休みの思い出を作っていく

都会に住む10歳の少女が、夏休みに母親と共にたばこ屋を営む祖母の家へ1週間泊まりにやって来る。
祖母の勧めで近くにある小学校を訪れると、そこにはその小学校に通う同い年の少年達が遊んでいた。少年達の輪に入れてもらった少女は、田舎ならではの遊びや話を楽しむことになる。
1週間という短い間を一緒に過ごした少年と少女は、お互いに仲を深め合い、気になる存在へと変化していく。

エンディング

少年は1週間一緒に過ごした少女からお礼の手紙を受け取る

1週間後、母親と共に少女は都会に帰ることになる。
お互いにどれだけ親密になれたかでエンディングが変化する。しかし、少女がこの田舎に帰省したのはこの1回のみで、田舎で出会った少年との初恋は良い思い出として2人の記憶に残るだけである。

『子育てクイズ もっとマイエンジェル』のゲームシステム

基本ルール

ノルマ

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