めぞん一刻(高橋留美子)のネタバレ解説・考察まとめ

『めぞん一刻』とは、高橋留美子によるラブコメディ漫画。小学館『ビックコミックスピリッツ』で連載された。アニメ、実写映画、実写ドラマ、ゲーム、パチンコ・パチスロなどにもメディアミックスされた大人気作品。
時計坂にあるおんぼろアパート一刻館に住む世渡り下手な浪人・五代裕作と突然管理人としてやってきた美貌の未亡人・音無響子が織り成す恋愛模様を描く。1980年代の恋愛漫画の金字塔として名高い作品。
高橋留美子独自のリズミカルでコミカルな展開が小気味いい作品である。

明日菜の言った妊娠が犬の妊娠だったと判明したシーン

引用:めぞん一刻 第14巻

五代の保父試験前日、酔いつぶれた三鷹を介抱した明日菜は、その晩三鷹の家に泊まった。
翌朝、酔っ払って何も覚えていない三鷹は、明日菜に手を出してしまったのかと焦る。
伊豆に引きこもってしまった明日菜を訪ねてあの夜のことを聞いてみても、覚えていないのかと問われて答えることができない。
追求することもできず、結局その日何があったのか三鷹には分からずじまいだった。

明日菜とのことで悶々とした日々の中、明日菜がテニスクラブに「赤ちゃんができた」と嬉しげに報告しに来た。
声の小さな明日菜では三鷹まで届かなかったため、その報告は一の瀬の大きな声によってコート内に響き渡った。
慌てた三鷹は直ぐに明日菜のもとに走り込み事実の確認をするのだが、赤ちゃんは間違いなくあの夜にできたのだと明日菜は言う。
迷惑ならば1人で育てる、という明日菜に三鷹は「ちゃんとする」と宣言し、その日の夜、九条家に行き明日菜との結婚を申し込んだ。

結納の日、明日菜は喜びの涙を流し、三鷹は神妙な面持ち。
明日菜は三鷹に子供の名前にパパの名前を考慮に入れたいと言い出し、名前を聞いてきた。
婚約した自分の名前を知らないのかと三鷹は訝しがるが、「瞬ですよ、やだなあ」と答えた。
明日菜は「それじゃも少し考えなくちゃ。私ったら…クルトンとか、パテとか、ピクルスとか、洋風の名前ばっかり…」と思案する。
この言葉で疑問を持った三鷹は何の話をしているのだと聞き返した。
「ですから」と説明されたことに三鷹は仰天した。
赤ちゃんとは犬のことだったのだ。

あの夜、酔っ払った三鷹を介抱するため部屋に入った明日菜と共に、愛犬のサラダが三鷹の家に入った。
三鷹の愛犬・マッケンローと仲良くなったサラダはその時に妊娠したのだ。

帰宅後、出迎えてくれたマッケンロー(犬)の笑顔を見た三鷹はワナワナと震え、泣きながらマッケンローに「おまえなあ~責任、とってくれ~!!」と泣き伏し倒れ込んだ。
うずくまる三鷹の頭をぽんと宥めるマッケンローだった。

その後、テニスサークルで仕事中の三鷹はぼんやりとして精彩を欠いていた。サークルの奥様達にも妊娠騒ぎは犬の妊娠だったと噂が広がり、響子の耳にもその噂は届いた。
ぼんやりと響子を見つめる三鷹に、響子は「あ、あの…三鷹さん…あたし…うまく言えないけど…おしあわせに…」としどろもどろ汗をかきながらなんとか伝えた。

妊娠騒ぎによって、三鷹は響子のことを諦めざるをえなかった。
責任を取って結納まで交わした後に発覚する事実に、三鷹には気の毒だが思わず笑いがこみ上げてくる。
作者の高橋留美子らしい切ない中でも笑える名シーン。

「ゆっくりとしあわせになりましょう。ぼくたちこれから…ずっと一緒なんだから…」

引用:めぞん一刻 第14巻

犬の妊娠と知らず、明日菜を妊娠させてしまったと勘違いした三鷹は、明日菜と結納を交わし結婚することになった。

自分でしでかしたことの責任を取るつもりだったのに、犬の不始末の責任を取らされることになった三鷹は気持ちの収まりがつかない。
三鷹の足は保父試験に集中するためにキャバレーに泊まり込んでいる五代のところへと向かった。

一の瀬から妊娠騒ぎは犬のことだったと知らされていた五代は、三鷹の気持ちを考えると収まりつかないだろうと予想していたため、三鷹の訪問は予想内のことだった。
キャバレーの従業員の子供を預かっていた五代は三鷹と公園に行く。
公園の椅子で、響子にとって自分は必要な男じゃなかった、と項垂れる三鷹。
「だいたいなー、きみがもう少ししっかりしてれば、こんなふうに会いに来なくてすんだんだ。本当はな、本当は、君の顔なんか見たくなかったんだ。だけどな~、ぼくはもう音無さんを支えられないから…。わかるかこの気持ちがっ!!なんでぼくがきみを励まさなくちゃならんのだ!」と五代に叫ぶと、今日は明日菜が家に来るから、と三鷹は力なく歩き始めた。
五代は去る三鷹に「三鷹さん…あの…ぼくが言う筋合いじゃないけど…明日菜さん…しあわせにしてあげてください。」と声をかけた。
振り返った三鷹はしばらく無言で五代を見つめ「余計な心配しなくていいよ」と帰っていった。

その夜、三鷹の実家に明日菜がやってきた。
明日菜は料理をして三鷹家の両親と叔父に振舞っていた。
料理上手な明日菜を褒め、早く孫の顔が見たいと両親は言う。
お調子者の叔父は、「式をあげる頃には新郎妊婦!な〜んちって!」と大笑い。
叔父の笑えない冗談を聞きながら、三鷹はいっそそうなっていればもう少し割り切れただろうと思っていた。
沈んだ顔をする三鷹を心配した明日菜に心配かけまいと三鷹は「とにかく笑うしかない」と笑顔を作る。

三鷹の昔のアルバムを見せてもらった明日菜は常に笑顔の三鷹の写真の中で、一枚だけ他の物と違う笑顔の写真を見つけた。
それは中3の時のジュニア大会決勝直後の写真で、準優勝カップを持って、笑顔を見せているもの。
負けた直後なのに、なんで笑顔なんだと聞かれると、一瞬どんな顔をしていいかわからなくて、と三鷹は答える。
その後、人知れず三鷹は悔し泣きをしたが、それは誰も知らない。

大学卒業まで使っていたという部屋を見せてもらった明日菜は、その部屋に準優勝のカップがあることに気づいた。
明日菜は、「準優勝のカップ…優勝よりは嬉しくなかったでしょう?嬉しくなくても笑えるんですよね…。気のせいでしょうか。これを持ってる写真の笑顔。ほかのと全然違ってて…それが…今日の三鷹さんの顔と同じに見えるんです」と言った。
明日菜の言葉に図星を刺された三鷹は狼狽し、ごまかそうと言葉を探すが出てこない。
「私…どうすれば…」と俯く明日菜に三鷹は焦り「い、いえそんな。あなたはそんなこと考えなくても…」と言い募り、ますます暗くなる明日菜に「な、なにも泣くこと…」と叫んだ。

すると明日菜は「魚屋のおじさんがおどろいた。ぎょっ。なんちゃって」と顔を上げた。

意表を付いた明日菜の言葉に虚をつかれた三鷹。
明日菜は顔を赤らめ「す、すみません。今のことは忘れてください。ただ、元気に笑って欲しくて」と恥ずかしそうに俯いた。

明日菜の言葉に笑いがこみ上げてきた三鷹は、力が抜けたように「ははははははは」と笑いだした。
「そ、そんな無理に笑っていただかなくても…」とオロオロする明日菜の言葉に吹っ切れたように笑った三鷹は「そうですね、お互い 無理はやめましょう。ゆっくりとしあわせになりましょう。ぼくたちこれから…ずっと一緒なんだから…」と明日菜の手を握った。
そして心の中で、「ーさようなら音無さん…」と響子に別れを告げた。

騙し討のような形で明日菜との結婚を決めざるをえなかった三鷹。
しかし、明日菜のまっすぐな気持ちや優しさと気遣いなどを受け止め向かい合うことを決意し、響子をきっぱりと諦めた。
長い間、五代の恋敵であった三鷹の退場シーン。
これまでの強気なで自信満々な三鷹の切ないながらもほっこりと優しいシーン、優しいセリフに感動する。

響子が五代を騙してキスするシーン

引用:めぞん一刻 第14巻

五代に会いに一刻館にきたこずえを伴って、響子はキャバレーに泊まり込んでいる五代の陣中見舞いに行った。
相談があるとこずえに言われた五代はこずえと2人で外出し、響子は少し時間を置いて帰宅しようとしていた。
2人が話しているところに偶然通りかかった響子は、五代とこずえがキスしている現場を見てしまった。

二日後、保父試験が終わり一刻館に戻ってきた五代だが、響子の態度が冷たいことが気にかかる。
住人たちも何が原因で喧嘩をしているのかと五代に聞くのだが、五代に心当たりはない。
そう響子に同意を求めると、「ケンカになりませんわ、あなたに心当たりがないのなら」と取り付く島もない。
電話の音が鳴り、響子が席を外した隙に五代は考え、もしやあの現場を見られていたのかと、思い当たった。
響子が戻ってきて、こずえから電話だと五代に伝えた時の雰囲気から、五代は響子の怒りの大きいと感じていた。

こずえからの電話で呼び出された五代は、こずえが同僚からプロポーズされたことを知った。
五代の結果発表まで返事を待ってもらっている、と言うこずえに、五代は試験に合格したらプロポーズしたい女がいる、と告げた。
だからその男への返事は引き伸ばしたりしないで…、と五代が言うと、こずえは自分がプロポーズされたと勘違いして、すぐ断ってくる、と出て行ってしまった。
追いかけて誤解を解きたくてもこずえはタクシーでさっさと行ってしまった。

途方にくれながら一刻館に戻った五代に、響子は「私見ました。どうしてキスなんかしたんですか」と言葉を突きつけた。

五代は響子の怒りをひしひしと感じながら、あれは合意ではなく不意打ちだったと説明するのだが、こずえのせいにするのかと響子は五代を非難する。
何を言っても話を聞かない響子に業を煮やした五代は、こずえにされたと同じようにやってみることにした。
「ちょっと管理人さん、手の中のぞいてください」と言うと、疑いながらも響子は背伸びをして手の中を覗いてくれた。
次に「そのまま目をつぶって」と言うと「……、なぜ」と拒否して後退りする。
そこで、こずえに言われるがまま手を見て目をつぶってしまった自分は馬鹿なんじゃないだろうかと思い至った五代。
響子もそのようすから、五代がそんな手にひっかかったのかと理解した。
「バカみたい」と呆れた響子に、「どうせバカですよ」とふてくされる五代。
すると響子は五代の目の前に立ち「目をつぶって」と言った。
言われるがままに目をつぶった五代の頬に響子がそっと手を添えたので、五代は期待した。
すると、響子は五代の頬を思い切り横に引っ張った。
「キスすると思ったんでしょう」と睨みつける響子に二の句が継げない五代。
今度は五代に背を向けて「うしろをむいて」と響子は言う。
なんだかわからないままに響子に言われた通り響子と背中合わせになり五代は目を瞑る。
目をつぶった五代に、響子は階段の段差を利用してキスをした。
「本当、すぐだまされちゃうのね」と声をかけ響子は玄関に入っていった。
五代は驚きを隠せず、じわじわと実感が沸いてきて「や…ったあ~~っ!!」と叫んだ。

これまで五代に対する気持ちをあまり表さなかった響子だが、こずえとのキスシーンを目撃し五代への気持ちを正直に伝えた名シーン。
五代への気持ちを響子が自分から素直に表現する非常に珍しいシーン。

朱美が2人の仲を引っ掻き回しながらもフォローを入れるシーン

引用:めぞん一刻 第14巻

五代がこずえにプロポーズしたと勘違いした響子は、惣一郎(犬)を連れて実家に帰ってしまった。
五代が実家を訪れ何度説明しようとしても、響子は会うことすらしない。
そうこうしているうちに、実父が音無家に響子が管理人を辞めたがっていると連絡してしまい、一刻館に急遽管理人代理を置くことになった。
昼間フラフラしていて仕事は夜だけである五代が任命され、管理人業務を行うことになったのだが、一の瀬たちがところかまわず宴会をして館内を散らかすために、昼間は忙しくて響子の家に行く暇がない。
それでもなんとか響子の家に行こうと、五代は頑張っていた。
ある日、キャバレーに酔っ払った朱美から連絡が入った。
どうやらホテルにいるらしいが金がなくて出られないらしい。
五代は指定されたホテルに入り、爆睡している朱美を起こした。
男と一緒に入ったものの、酒を飲みすぎ爆睡して延長となり置いていかれてしまったらしい。
精算してホテルを出たところで、偶然、こずえに会ってしまった。
朱美は朗らかに挨拶するのだが、こずえはショックを受けて立ち去ってしまった。
誤解させて傷つけてしまったことに、罪悪感を抱いていた五代は、こずえに連絡を取ろうとするのだが、別れるつもりならばそっとしておけ、と一の瀬に諭されて、五代はそのままにすることにした。

相変わらず昼間忙しい五代に代わり、一の瀬が響子の実家を訪れ、五代とこずえが完全に別れたと伝えた。
響子の望み通りになったのだから、帰ってきたら、と促す一の瀬に、でも五代はこずえにプロポーズしていたではないか、と響子は逡巡する。
しかしそれは、響子の勘違いだと一の瀬は響子の迷いを一蹴した。

響子は一の瀬に言われるまま一刻館に戻ることになった。

翌日、一刻館に向かう響子は、偶然こずえと出会い、話がしたい言われて喫茶店に入ることになった。
こずえは、五代に好きな人がいたことに気付かなかったと泣き始めた。
五代がこずえに自分のことを話したのかと思った響子だったが、こずえが「あんな女がいたなんて…」という言葉に引っかかり、聞き返してみた。
すると、こずえは五代と朱美がラブホテルから出てきたところを目撃したと響子に訴えた。

呆然としながら響子が向かった先は、朱美が勤める喫茶・茶々丸だった。
一刻館ではなく茶々丸に現れた響子に対し、帰るのが照れくさいからだと思った朱美は、一刻館に連絡を取り五代たちを茶々丸に呼び寄せた。
響子は朱美に聞きたいことがあると言い、先程こずえと出会ったことを話した。
すると朱美は、自分が五代とラブホテルから出てきた話を聞いたのかと察する。
その話が本当かと尋ねる響子に、朱美はあっさりと、「本当だよ」と答えた。

それきり響子は固まり動かなくなってしまった。
その時、五代たちが一刻館から茶々丸に到着した。
朱美が響子にラブホテルのことを話したと聞いた五代は、慌てて響子に釈明するのだが、響子は全く聞く耳を持たない。
さらに朱美が煽るようなことばかりを口にして、響子はとうとう五代を罵り始めた。
カッとなり手を振り上げた五代だが、響子を叩くようなことはせず、叩けばいい、という響子の言葉をききながら軽く頬に手を当てた。
「理由くらい聞いてください」と五代が静かに話すと、頬を押さえた響子はポロっと涙を流し「嫌いよ…」と言うと茶々丸を飛び出そうとした。
しかし、扉の前に脚を出し、朱美は響子の行く手を遮った。
「お勘定」と無表情に言うと、泣きながら財布を取り出そうとする響子の涙をハンカチで拭いてやり「ろくに手も握らせない男のことで、泣くわわめくわ、どうなってんの。あんたみたいな面倒くさい女から男とるほど、あたし物好きじゃないわよ。バカ」と朱美は言い放った。

非常にスローペースに進んでいた五代と響子の関係が一気に加速するきっかけを作った朱美の名セリフ。
響子の感情を揺さぶり、焦らせながらも、響子と五代に対する優しさが垣間見える朱美の名シーン。
自由奔放に振る舞い、引っ掻き回しながらも、2人を応援する朱美の優しさが伝わってくる。

こずえとの別れのシーン

引用:めぞん一刻 第15巻

五代と朱美が付き合っていると勘違いしたままだったこずえは、偶然出会った二階堂にラブホテルの一件はただ立て替えに呼び出されただけだと教えられた。
こずえは五代に会いにキャバレーを訪れた。
五代が子供たちと接する姿を見たこずえは、五代が立派な保父さんになれると安心して見ていた。

よりを戻しに来たのだと思った五代は、早めにこずえに響子のことを打ち明けようとするのだが、キャバレーの先輩社員に別れ話を子供の前でするなと諭され、仕事終わりまで待つことにした。
五代の仕事が終るのを待っていたこずえは、五代と2人きりになると突然涙を流し「あたしのこと嫌いにならないでっ」と叫んだ。
こずえの言動に驚いた五代だったが、その場に膝をつくと、もうこずえとは付き合えない、ときっぱりと告白した。
自分には好きな人がいて、その人と結婚したいと考えている、と五代が言うと、こずえはホッとしように「そうだったの…なんだ」と呟いた。
そして左手の指輪を見せながら、自分も結婚すると五代に告げた。

その人のことを信じられる、と力強く言ったこずえに五代は「おめでとう…」と告げた。
「ありがとう。それじゃ…」と踵を返して走り出したこずえだが、数歩進んだところで振り返った。
「五代さんの好きな女ってどんな女なの?」と聞いてきたこずえに五代が答えようとするとこずえは「待って、やっぱりいい…」と言うと、五代にさっぱりとした笑顔を向けて「さよなら、元気で。」と言うと、今度こそ振り返らずに走り去った。

長い付き合いだったこずえと五代の別れのシーン。
一途に素直に五代を想い続けたこずえ。思い込みが激しくてなかなか五代の話を聞かなかったこずえが、五代の話を最後まで聞き納得して笑顔で別れた。
明るいこずえらしい、切ないながらも後味の良い別れの名シーン。

「やきもちやきで 早とちりで 泣いたり 怒ったり だけど その女が微笑うと…おれは最高にしあわせなんだ…」

引用:めぞん一刻 第15巻

こずえと別れ、電車で帰る五代。
五代は別れ際にこずえに尋ねられた質問を考えていた。
「おれの好きな女はね、こずえちゃん…、やきもち焼きで 早とちりで 泣いたり 怒ったり だけど その女が微笑うと…おれは最高にしあわせなんだ…」

かなり面倒くさい性格を持つ響子を長い間一途に思っている五代の本音がよく分かる名言。
響子を深く思う五代の気持ちがよく伝わって来る。

ようやく2人が結ばれるシーン

引用:めぞん一刻 第15巻

キャバレーでの仕事を終え、こずえとも本当に別れ、一刻館に戻ってきた五代。
犬小屋はもぬけの殻だったため、響子はまた実家に帰ってしまったのかと落ち込む。
今日、せっかく響子とホテルに入ったのに、響子から言われた「惣一郎さんが心配だから」という言葉を聞いて動揺し、響子と結ばれることができなかった。
響子が言う「惣一郎さん」とは、もちろん犬のことだが、その時の五代には響子が亡き夫のことを思い出したようにしか思えなかったのだ。
「あの一言がなければな~」とぼやく五代に、一刻館に戻っていた響子が声をかけた。
無神経だった、と謝ると直ぐに部屋に戻ってしまった響子。
五代は響子を追いかけた。

五代は、響子が五代に抱かれながら惣一郎のことを思い出していたらどうしようと考えていたと正直に話して謝罪した。
響子は、五代を部屋に招き入れ、自分たちから惣一郎を消すことはできない、と話す。
幸せだったと振り返る響子に、五代は同じような幸せはあげられないけれど、違う幸せをあげたい、と訴える。
響子も、それでいい、五代は惣一郎の代わりではない、と言う。
その時、茶々丸のマスターから、響子が家に戻っているか確認の電話が来た。
相当に酔っ払った一刻館のメンバーの声が漏れ聞こえてきたため、惣一郎(犬)だけでも迎えに行こうかと響子は口に出した。
念のため、「犬のことですよ」と言った響子の言葉に思わず笑いがこみ上げる五代。
響子もくすりと笑う。
犬の名前を気にするなんておかしい、という響子だが、五代は響子がどんな気持ちでその名前を呼んでいるのかわからないから不安だと告げる。
響子は、それでは自分たちはいつまでも一緒になれない、五代は自分を信用していない、と反論した。
「私、どうすればいいんですか。抱いてくださいって…私の方からお願いしなくちゃ、自信が持てないんですか。私、もう、どうしていいかわからない」
そう告げた響子を五代は後ろから抱きしめた。

長い長い五代の片思いがようやく終わりを告げ、2人が結ばれたシーン。
すれ違いや勘違い、様々な試練を乗り越え思いが通じ合った2人の名シーン。

「ぼっぼくのたみにみそしれ るっ」

引用:めぞん一刻 第15巻

保父試験に合格した五代は、すぐにでも響子にプロポーズしようとするのだが、なかなかタイミングが掴めず何度も失敗に終わる。
響子も、五代からのプロポーズを今か今かと心待ちにしていた。
何度目かの失敗を経て、響子の部屋を訪れた五代。
何パターンも練習して、これだ!と思うセリフを響子に告げようと口を開いた。
「きょ、響子さんっ。ぼっぼくの、たみにみそしれ、るっ」
サラっと言えて多少凝ったプロポーズとして選んだ、ぼくのためにミソ汁を作ってください、という言葉を言おうと思ったのに、緊張のあまり思い切り噛んでしまった。
案の定、響子には伝わらず、気を取り直して「響子さんの作ったミソ汁…、飲みたい…」と言ってみたが、犬用に残しておいた味噌汁が本当に出される始末。
響子に凝った言い回しでは伝わらないと思い至った五代は、ストレートにプロポーズをしようと響子の手を取った。
しかし、その瞬間に住人たちからの邪魔が入るのだった。

ようやく思いが通じ合い、たった一言伝えればいいだけなのに、いつまでたっても上手くいかない五代の不器用さ、運の悪さとめぞん一刻らしい笑いが素晴らしい名シーン。
「ぼくのたみにみそしれ、るっ」
思わず笑いがこみ上げてくる名言。

6bmktmrym
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@6bmktmrym

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『らんま1/2』とは『週刊少年サンデー』(小学館)にて、1987年36号から1996年12号まで連載された高橋留美子原作の中華風ドタバタラブコメディーである。2002年から2003年にかけて新装版が、2017年から2018年にかけて少年サンデースペシャル版がそれぞれ出版されている。水をかぶると女になってしまう早乙女乱馬と、その許婚天道あかねを軸に数々の個性的なキャラクターが登場するハチャメチャコメディー漫画。

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境界のRINNE(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

境界のRINNE(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『境界のRINNE』とは高橋留美子によって2009年より『週刊少年サンデー』にて連載が開始された、霊が視える高校生の少女と死神の少年との交流を中心に描いたオカルトコメディ漫画である。霊が視える女子高生の桜は、ひょんなことからクラスメイトのりんねが人間ではなく死神だという事を知り、日々霊が巻き起こす様々な騒動の解決の手伝いを行うようになる。幽霊や悪霊を題材としているがほのぼのとしたコメディタッチで描かれており、何事にも動じない桜にいつの間にかりんねが惹かれていく淡い恋模様も作品の魅力の一つである。

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犬夜叉 鏡の中の夢幻城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

犬夜叉 鏡の中の夢幻城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』とは高橋留美子による『週刊少年サンデー』で1996年から2008年まで連載された、戦国時代を舞台にした半妖・犬夜叉と女子中学生かごめのタイムスリップ漫画『犬夜叉』を原作とする2002年に公開された2作目の映画作品である。ついに宿敵・奈落を倒した犬夜叉たち。その日から満月が何日も続く奇怪な現象が起き、犬夜叉たちの前に神久夜(かぐや)と名乗る女が現れた。竹取物語の5つの宝物がそろった時、封印がとけ、神久夜の支配する「夢幻城」が出現し、犬夜叉とかごめを引き裂いていく。

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犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』とは高橋留美子によって『週刊少年サンデー』で連載されていた少年漫画『犬夜叉』を原作とした映画作品。2004年に公開された。劇場版としては4作品目であり、『犬夜叉』最後の映画作品でもある。『犬夜叉』とは、戦国時代を生きる半妖・犬夜叉と、その時代にタイムスリップした女子中学生かごめのファンタジー漫画。 50年に一度姿を現す幻の島、蓬莱島は四闘神(しとうしん)に支配されていた。島に残った半妖の子供たちを助けるべく、犬夜叉一行は蓬莱島へと乗り込み熱いバトルが繰り広げられる。

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犬夜叉 時代を越える想い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

犬夜叉 時代を越える想い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 時代を越える想い』とは高橋留美子による『週刊少年サンデー』で1996年から2008年まで連載された、戦国時代を舞台にした半妖・犬夜叉と女子中学生かごめのタイムスリップ漫画『犬夜叉』を原作とする初の映画作品である。その昔、大陸から元の大軍が日本に攻めてきたときに一緒に日本に渡ってきた大陸の妖怪軍団の首領の息子・瑪瑙丸。彼は完全なる復活を目指し、犬夜叉の持つ刀・鉄砕牙を狙っていた。激しい戦いの中で犬夜叉とかごめは引き裂かれ、絶体絶命の危機が迫る。

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犬夜叉 天下覇道の剣(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

犬夜叉 天下覇道の剣(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『犬夜叉 天下覇道の剣』とは高橋留美子による『週刊少年サンデー』で1996年から2008年まで連載された、戦国時代を舞台にした半妖・犬夜叉と女子中学生かごめのタイムスリップ漫画『犬夜叉』を原作とする2003年に公開された3作目の映画作品である。 かつて西国を支配していた犬の大妖怪がいた。そしてその血を引く息子、兄・殺生丸と弟・犬夜叉。父から譲り受けた剣「鉄砕牙」と「天生牙」の他にもう一つ「叢雲牙(そううんが)」という3本目の剣が存在した。

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うる星やつら(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

うる星やつら(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『うる星やつら』(うるせいやつら)とは、高橋留美子の漫画作品で、浮気性の少年と宇宙人の少女を中心に描かれる、日本の高校から宇宙の果てまでを舞台にした壮大無比にしてハチャメチャなラブコメディ。地球の未来を賭けた“追いかけっこ”で鬼星の少女ラムに勝利した諸星あたるは、この時に発した言葉を誤解されて彼女から婚約者扱いされることとなる。女好きなあたるは熱烈な愛情と嫉妬深さを隠そうともしないラムから逃げ回るが、次々と来訪しては傍迷惑な事件を起こす珍客を相手にする内、彼女と強い絆で結ばれていく。

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半妖の夜叉姫の武器・必殺技まとめ

半妖の夜叉姫の武器・必殺技まとめ

『半妖の夜叉姫』とは、高橋留美子の漫画作品『犬夜叉』の十数年後の世界を描いたアニメ作品。 普通の女子中学生日暮かごめと、半妖の少年犬夜叉が、現代と戦国時代を行き来しながら繰り広げた大冒険から十数年。2人の姪であるとわは、幼い頃に生き別れた双子の妹せつなと再会するが、彼女は夢の胡蝶という妖怪によって眠りを奪われ、過去の記憶も失っていた。かごめと犬夜叉の娘であるもろはも加わり、かつて彼女たちの親がそうしていたように、3人は現代と戦国時代を行き来しながら大妖怪麒麟丸を追う冒険を繰り広げる。

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犬夜叉の必殺技・妖術・幻術まとめ

犬夜叉の必殺技・妖術・幻術まとめ

あらゆる願いを叶える四魂の玉を巡る、人間と妖怪の相談な冒険譚『犬夜叉』(いぬやしゃ)には、数多くの技や術が登場する。 主人公犬夜叉の代表的な必殺技である「風の傷」。邪悪な妖怪に対して強い効果を発揮する日暮かごめの「破魔の矢」。万物を飲み込み消滅させる弥勒の切り札「風穴」。物語の中で強化を重ねていった珊瑚の得物「飛来骨」。ラスボス奈落でさえ一瞬で滅ぼすとされる白心上人の聖なる結界。ここでは、『犬夜叉』の物語を彩った必殺技・妖術・幻術をまとめて紹介する。

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今年で30周年の1986年のアニメ作品10本

今年で30周年の1986年のアニメ作品10本

今年2016年は、「聖闘士星矢」「ドラゴンボール」などの作品の、30周年にあたる。アニメも含め少年ジャンプの黄金時代と言えるだろう。一方で、リアルロボットアニメを中心としたアニメブームは終わり、オリジナル作品は衰え、「ジ・アニメ」「マイアニメ」といったアニメ誌が廃刊していくという時代でもあった。そんな時代を代表する、10本の作品を選んでみた。

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【着物好き必見!】和服イラスト・キャラが魅力的な漫画について

【着物好き必見!】和服イラスト・キャラが魅力的な漫画について

豪華な装飾が施された洋風ドレスなんかもうっとりするほど素敵ですが、見ていて心が落ち着くのはやはり昔ながらの日本を感じさせるイラストです。今回は主に着物を羽織っているキャラクターのイラストをまとめてみました。尚、筆者の好みによる偏りがあるのでそのへんはご了承ください。

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「名探偵コナン」と「らんま1/2」の共通声優まとめ!工藤新一と早乙女乱馬はどちらも山口勝平が担当!

「名探偵コナン」と「らんま1/2」の共通声優まとめ!工藤新一と早乙女乱馬はどちらも山口勝平が担当!

『名探偵コナン』と『らんま1/2』のどちらの作品にも出演している声優をまとめてみました。工藤新一と早乙女乱馬を担当している山口勝平、灰原哀と女性バージョンの乱馬を演じる林原めぐみなど、登場人物・キャラクターと共に多数の声優を紹介します。

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【あつ森】アニメ・漫画キャラの制服を再現したマイデザインがすごい!【マイデザインIDまとめ】

【あつ森】アニメ・漫画キャラの制服を再現したマイデザインがすごい!【マイデザインIDまとめ】

大人気ゲームシリーズ「どうぶつの森」のニンテンドーSwitch専用ソフト『あつまれ どうぶつの森』では、服やタイルを自由にデザインして作る「マイデザイン」という機能があり、人気を博している。特に人気漫画などに出てくる服を再現したマイデザインはたびたびネット上で大きな話題になっている。Switchオンラインで公開されているマイデザインは自由に使うことができるので、大好きなあのキャラになりきることも可能だ。ここでは様々な人気アニメ、漫画の制服を再現したマイデザインを紹介する。

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海外でも評価が高い80年代のおすすめアニメランキングTOP20!【北斗の拳、シティーハンターほか】

海外でも評価が高い80年代のおすすめアニメランキングTOP20!【北斗の拳、シティーハンターほか】

日本が誇る一大カルチャー「アニメ」。日本のアニメはストーリーやキャラクター設定の綿密さ、作画技術の高さに定評があり、特に海外では高い評価を受けている。日本で放送されたアニメが外国で新たに制作されるケースもあるほどだ。本記事では海外で評価が高かった日本発の80年代アニメを、20タイトルまとめて紹介する。

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【ももいろクローバーZ】原哲夫が描く芸能人や漫画の登場人物・キャラクターのイラストがシブかっこいい件【うる星やつら】

【ももいろクローバーZ】原哲夫が描く芸能人や漫画の登場人物・キャラクターのイラストがシブかっこいい件【うる星やつら】

原哲夫といえば、『北斗の拳』や『蒼天の拳』の作画を担当した漫画家として有名ですよね。実は原先生、他の漫画の登場人物・キャラクターや芸能人のイラストなんかもこれまでにたくさん描いてきてます。この記事では、そんな原先生の手によるイラストを集めました。原先生の手にかかれば、どんな人物もシブく、カッコ良く、そしてセクシーに大変身!めちゃくちゃ素敵です。

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