めぞん一刻(高橋留美子)のネタバレ解説・考察まとめ
『めぞん一刻』とは、高橋留美子によるラブコメディ漫画。小学館『ビックコミックスピリッツ』で連載された。アニメ、実写映画、実写ドラマ、ゲーム、パチンコ・パチスロなどにもメディアミックスされた大人気作品。
時計坂にあるおんぼろアパート一刻館に住む世渡り下手な浪人・五代裕作と突然管理人としてやってきた美貌の未亡人・音無響子が織り成す恋愛模様を描く。1980年代の恋愛漫画の金字塔として名高い作品。
高橋留美子独自のリズミカルでコミカルな展開が小気味いい作品である。
CV:青木和代
一刻館の1号室の住人。北海道出身。
詮索好き、世話好きの典型的なおばさん。他にも、酒好き、宴会好き、騒動好きでもある。
昼間から酒を飲み騒ぐ描写が数多く見られる。
宴会が盛り上がると扇子を両手に持ち踊っている。
高校生の時から酒樽のような体型は変わらず、一刻館の住人が行ったコスプレ宴会では高校時代のセーラー服を着用した。
五代と響子を温かく見守る一方で、面白くなるように行動することも多く、一の瀬が原因で誤解が生じ、こじれたことは何度もあった。
響子とともにテニススクールに通っているが、ほとんど近所の主婦とのおしゃべりに興じており、試合をしてもルールがわからないなどと、ちゃらんぽらんなことも多い人物だが、年長者として有効なアドバイスをすることもあり、いざという時には頼れる人物。
一の瀬花枝(めぞん一刻)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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一の瀬花枝(いちのせ はなえ)とは漫画『めぞん一刻』に登場する人物である。オンボロアパート一刻館の1号室に旦那と息子の賢太郎と共に住んでいる中年女性である。他の一刻館の住人達とつるみ、主人公の五代と響子と三鷹の三角関係を揶揄った。噂好きであり、頻繁に彼等のプライベートを詮索しては、それを他の一刻館の住人達と面白がっている。噂好きな一方で、面倒見の良い面も持ち、五代と響子が結ばれた際には温かく受け入れている。酒豪で他の一刻館の住人達と頻繁に宴会を開き、日の丸扇子を両手に踊りを踊るのが常であった。
一の瀬(いちのせ)
CV:矢田稔
一の瀬花枝の夫。気弱な性格で、存在感が非常に薄い。
普通に朝出勤して夜帰宅の毎日を過ごしているが、一刻館の住人とは生活時間帯が合わず、ほとんどの住人がその存在に気づいていなかった。
管理人の響子も、就任して3年近く一の瀬の存在に気付かなかったが、一の瀬の会社が倒産して無職になると、その存在が住人に認知されるようになった。
花枝とは同じ会社に勤めていた時に知り合い、会社の宴会の席で花枝から飲み比べ勝負を挑まれ、勝負に勝ったら結婚してやると求婚された。
一の瀬はその当時好きだった女性が他の男性と結婚すると知り、やけになっていたこともあるが、一の瀬と結婚したがった花枝が、わざと勝負に負けて、一の瀬と花枝は結婚することになった。
2人の間には一人息子の賢太郎がいる。
原作では「一の瀬氏」や「一の瀬のおじさん」と呼ばれている。
一の瀬 賢太郎(いちのせ けんたろう)
CV:坂本千夏
一の瀬夫妻の一人息子。小学生。終盤には中学生となる。
一刻館の住人の中では最も常識があり、大人びた子供。
五代が家庭教師を務めた響子の姪・郁子に好意を寄せているが、郁子は賢太郎の気持ちにまったく気づいていなかった。
郁子とは、五代や響子を通じて知り合い、海やスケートなどに一緒に行っている。
最終話では、郁子とともに、五代たちの結婚式の受付をしていたが、郁子から両親譲りの背の低さをからかわれていた。
二階堂 望(にかいどう のぞみ)
CV:堀川亮(劇場版のみ登場)
一刻館2号室の住人。大学生。連載後半から登場する人物。
大学現役合格を機に高級マンション「立国館」に入居するはずだったが、手違いで一刻館にやってきた。
最初はボロアパートと馬鹿にしていたが、響子を気に入りそのまま入居することになった。
大工仕事が趣味で、響子の仕事をたびたび手伝っている。
過保護な母親に甘やかされて育っているようで、人の気持ちを考えず、思ったことをそのまま口にしてしまう。場の空気が読めず、たびたび五代を困らせている。
甘やかされてはいるが、マザコンではなく、母の過干渉を疎ましく思っているふしが見られ、一刻館での自由気ままな暮らしを楽しんでいる。
大学卒業後は、実家のある茨城県で就職し、実家通いとなり、一刻館での自由な暮らしを懐かしむ様子が描かれている。
三越 善三郎(みつこし ぜんざぶろう)
CV:堀勝之祐(テレビ版アニメのオリジナルキャラクター)
アニメ版50・51話に登場。
一刻館を地上げする目的でやってきて、一時的に一刻館3号室の住人となるが、最終的には何もせず、住人にも気づかれず去った。
原作では、3号室は「開かずの3号室」と呼ばれ、誰も入居したことはなかったが、アニメでは八神いぶきが一刻館に居座った時に、一時的に五代が住んだことがある。
四谷(よつや)
CV:千葉繁
一刻館4号室の住人。五代の隣室に住む。
五代が一刻館に入居した日に4号室と5号室の間の壁に穴を開け、それ以降五代の私生活に干渉するようになる。
響子が管理人となった後に、壁の穴は塞がれたが、五代のガールフレンド・七尾こずえが五代の部屋を訪れた際にまた開けられた。
基本的には丁寧な言葉使いだが、その態度は慇懃無礼。人をからかって遊ぶことを趣味としており、五代のことは「一刻館の玩具」として扱っている。
普段はスーツ、または浴衣を着用しているが、一刻館のコスプレ宴会の時には虚無僧の姿を披露している。
何の仕事をしているのか謎が多い人物で、興味をもった五代らが四谷を尾行したことがあったが、四谷に気づかれ、あちこち連れ回され振り回されただけで、四谷の謎は解けなかった。
帰省などで数日一刻館を留守にすることがあるが、帰省先も不明。
年齢・職業・経歴など一切不明の謎多き人物。
四谷(めぞん一刻)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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四谷とは漫画『めぞん一刻』に登場する人物である。職業不詳、本名不詳の謎多き人物で、一刻館の4号室に住んでいる。人を揶揄う事が大好きで、4号室と5号室の壁に穴を空け、5号室に住む主人公の五代に何かと絡んで行く。彼に食べ物や酒をせびったり、度々他の一刻館の住人達と共に5号室で大宴会を開いた。また人の話を真面目に聞かない為、彼に伝言等を頼むと大抵の場合トラブルとなる。他の一刻館の住人達と五代、響子、三鷹の三角関係を面白がり、度々茶々を入れては酒の肴にしていた。よく家賃を滞納する問題住人でもある。
六本木 朱美(ろっぽんぎ あけみ)
CV:三田ゆう子
一刻館の6号室の住人。1957年生まれ。
一刻館の住人の行きつけのスナック「茶々丸」に勤めている。
一刻館の中ではスケスケのベビードール姿で徘徊しており、響子が一刻館の管理人に就任してからはたびたび注意されているが、特に改善はされていない。
冬場はその上に半纏を着込んでいる。
一刻館のコスプレ宴会では、キャバレーに勤める友人から譲ってもらったナース服を着用して参加している。
酒好きで、勤務中も勤務外でも客と酒を飲むなど破天荒な性格。
姐御肌で、世話好きな一面も持っており、時に響子や五代の背中を押すような言葉をかけることがある。
最終回では、勤務先の茶々丸のマスターから求婚され、結婚。その後は茶々丸の2階に住むようになる。
六本木朱美(めぞん一刻)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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六本木朱美(ろっぽんぎ あけみ)とは、漫画『めぞん一刻』に登場する人物である。ボロアパート一刻館の6号室に住む妖艶な女性で、主人公である五代裕作の隣人。
一刻館の他の住人達と共に、五代とその思い人である音無響子の一進一退の恋模様を面白がった。また何かと五代に絡んでは、彼から酒や食料をたかっている。物語終盤、自分の休憩代を払わせようとラブホテルに五代を呼びつけ、これを知人に見られたことで彼と響子の関係を破綻寸前まで壊してしまう。様々な男と付き合ったが、最終的に喫茶店茶々丸のマスターと結婚した。
響子と五代に関わる人々
惣一郎(犬♂)(そういちろう)
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目次 - Contents
- 『めぞん一刻』の概要
- 『めぞん一刻』のあらすじ・ストーリー
- 五代と響子の出会い
- 三角関係
- 重なる想い
- 「響子さんをもらいます」
- 『めぞん一刻』の登場人物・キャラクター
- 一刻館の住人
- 五代 裕作(ごだい ゆうさく)
- 音無 響子(おとなし きょうこ)
- 一の瀬 花枝(いちのせ はなえ)
- 一の瀬(いちのせ)
- 一の瀬 賢太郎(いちのせ けんたろう)
- 二階堂 望(にかいどう のぞみ)
- 三越 善三郎(みつこし ぜんざぶろう)
- 四谷(よつや)
- 六本木 朱美(ろっぽんぎ あけみ)
- 響子と五代に関わる人々
- 惣一郎(犬♂)(そういちろう)
- 三鷹 瞬(みたか しゅん)
- 七尾 こずえ(ななお こずえ)
- 八神 いぶき(やがみ いぶき)
- 五代 春香(ごだい はるか)
- 音無響子の縁者
- 音無 惣一郎(おとなし そういちろう)
- 音無惣一郎の父(音無老人)
- 音無 郁子(おとなし いくこ)
- 郁子の母
- 千草 律子(ちぐさ りつこ)
- 響子の父
- 上荻先生(かみおぎせんせい)
- 五代裕作の縁者
- 五代 ゆかり(ごだい ゆかり)
- 五代の家族
- 五代 晶(ごだい あきら)
- その他
- マスター
- 九条 明日菜(くじょう あすな)
- 坂本(さかもと)
- 飯岡
- 黒木 小夜子(くろき さよこ)
- 早乙女
- マッケンロー(犬♂)
- サラダ(犬♀)
- 『めぞん一刻』の時代背景
- 作品のきっかけ
- 作品の時代
- トルコ風呂
- お金
- 上越新幹線
- 円高不況
- 保父
- ディスコ
- 公衆電話
- 職業安定所
- 洗濯機
- ポケットベル
- 『めぞん一刻』の用語
- 一刻館
- 時計坂
- 『めぞん一刻』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 五代裕作がご町内のみなさまに向けて響子への思いを告白するシーン
- 高校時代の響子が惣一郎と相合傘を狙うシーン
- 「死んでないのじゃない、生きてるんだ。」
- 「女ってのはな、金よりも地位よりも、愛されるのが一番しあわせだと思ったんだな…。」
- 八神がいつまでも素直になれない響子を叱咤激励するシーン
- 保父試験を翌日に控えた五代が、深夜まで帰ってこなかったことに響子が怒るシーン
- 明日菜の言った妊娠が犬の妊娠だったと判明したシーン
- 「ゆっくりとしあわせになりましょう。ぼくたちこれから…ずっと一緒なんだから…」
- 響子が五代を騙してキスするシーン
- 朱美が2人の仲を引っ掻き回しながらもフォローを入れるシーン
- こずえとの別れのシーン
- 「やきもちやきで 早とちりで 泣いたり 怒ったり だけど その女が微笑うと…おれは最高にしあわせなんだ…」
- ようやく2人が結ばれるシーン
- 「ぼっぼくのたみにみそしれ るっ」
- 「おれはもう響子の泣き顔を見るのがいやなんだーっ!!」
- 「お願い…一日でいいから、あたしより長生きして… もう、ひとりじゃ、生きていけそうにないから…」
- 「あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます。」
- 「うんとしあわせになりなさい。今までの分もね…あんたはこの日のために生まれてきたんだよ。響子さん。」
- 「ただいま」
- 『めぞん一刻』の実写映画
- 『めぞん一刻』の実写映画概要
- 『めぞん一刻』の実写映画主なキャスト
- 『めぞん一刻』のテレビドラマ
- 『めぞん一刻』のテレビドラマ概要
- 『めぞん一刻』のテレビドラマ主なキャスト
- 『めぞん一刻』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):斉藤由貴「悲しみよこんにちは」(第1話~23話、25~37話)
- OP(オープニング):ギルバート・オサリバン「Alone Again (Naturally)」(第24話)
- OP(オープニング):安全地帯「好きさ」(第38話~52話)
- OP(オープニング):松尾清憲「サニーシャイニーモーニング」(第53話~76話)
- OP(オープニング):村下孝蔵「陽だまり」(第77話~96話)
- ED(エンディング):来生たかお「あした晴れるか」(第1話~14話)
- ED(エンディング):ピカソ「シ・ネ・マ」(第23話、第25話~33話)
- ED(エンディング):ギルバート・オサリバン「Get Down」(第24話)
- ED(エンディング):ピカソ「ファンタジー」(第34話~52話)
- ED(エンディング):ピカソ「さよならの素描」(第53話~第76話)
- ED(エンディング):ピカソ「ビギン・ザ・ナイト」(第77話~第96話)
- テレビドラマED(エンディング):松任谷由実「守ってあげたい」
- 『めぞん一刻』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者・高橋留美子が国際的な漫画祭でグランプリの快挙
- アニメファンが選ぶ「人生で初めて恋したアニメの初恋キャラ」で響子が8位にランクイン
- めぞん一刻の登場人物に数字がつくのは偶然だった
- 作者・高橋留美子は仕事の鬼だった