犬夜叉の必殺技・妖術・幻術まとめ

あらゆる願いを叶える四魂の玉を巡る、人間と妖怪の相談な冒険譚『犬夜叉』(いぬやしゃ)には、数多くの技や術が登場する。
主人公犬夜叉の代表的な必殺技である「風の傷」。邪悪な妖怪に対して強い効果を発揮する日暮かごめの「破魔の矢」。万物を飲み込み消滅させる弥勒の切り札「風穴」。物語の中で強化を重ねていった珊瑚の得物「飛来骨」。ラスボス奈落でさえ一瞬で滅ぼすとされる白心上人の聖なる結界。ここでは、『犬夜叉』の物語を彩った必殺技・妖術・幻術をまとめて紹介する。

『犬夜叉』の概要

『犬夜叉』とは、戦国時代を舞台に、あらゆる願いを叶えるとされる四魂の玉を巡って繰り広げられる半妖の少年と現代からタイムスリップした少女の冒険を描いた、高橋留美子の漫画作品。
ベテラン漫画家として知られる高橋留美子の最大のヒット作であり、日本のみならずアメリカやヨーロッパでも非常に高い人気と知名度を誇る。アニメ、ゲーム、舞台と様々なメディアミックスを果たし、連載終了から10年以上してから続編アニメが製作されるなど、長く愛されている作品である。

中学生の日暮かなめ(ひぐらし かなめ)は、ある日実家の神社にある古井戸を通じて戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこでかなめは半妖である犬夜叉(いぬやしゃ)という少年と出会い、彼と共に四魂の玉という特殊な道具を巡る戦いに巻き込まれることとなる。
四魂の玉とは、手にした者に絶大な力を与え、あらゆる願いを叶えるという謎めいた代物だった。妖怪との戦いの中でこれを砕いてしまったかなめは、四魂の玉を我が物にせんと目論む犬夜叉と共に、その欠片を手にした妖怪たちを追う旅に出る。時に戦国時代で、時に現代で、かごめは仲間たちと共に過酷な冒険を繰り広げていく。

必殺技・妖術・幻術について

人間と妖怪の冒険と謀略と熾烈な戦いを描いた『犬夜叉』には、数多くの技や術が登場する。

主人公犬夜叉の代表的な必殺技である「風の傷」。
邪悪な妖怪に対して強い効果を発揮する日暮かごめの「破魔の矢」。
万物を飲み込み消滅させる弥勒(みろく)の切り札「風穴」。
物語の中で強化を重ねていった珊瑚(さんご)の得物「飛来骨」。
犬夜叉の異母兄殺生丸(せっしょうまる)が編み出した「蒼龍破」。
ラスボス奈落でさえ一瞬で滅ぼすとされる白心上人(はくしんしょうにん)の聖なる結界。
ここでは、『犬夜叉』の物語を彩った必殺技・妖術・幻術をまとめて紹介する。

犬夜叉の必殺技・妖術・幻術

散魂鉄爪(さんこんてっそう)

自身の爪で相手を切り裂く技。シンプルだが、半妖である犬夜叉の並外れた身体能力により、鉄骨をも切り裂くほどの威力を持つ。

飛刃血爪(ひじんけっそう)

自身が流した血に妖力を込めて刃と成し、これを敵に投げつける。犬夜叉に手傷を負わせて油断している敵に対して使う奇襲用の技である。

風の傷(かぜのきず)

「風の傷」とは、本来は妖怪同士の戦いの中で生じる、妖力と妖力の衝突が生み出す風の裂け目のことである。得物の鉄砕牙でこれを切り裂くことで、強力な衝撃波を発生させる、犬夜叉の初期の代表的な必殺技である。

爆流破(ばくりゅうは)

妖力を伴う攻撃に対するカウンター技。敵の妖怪の攻撃を、風の傷を利用することで逆流させ、相手の妖力に自分の妖力を加えた一撃を叩き込む。理論上相手が強ければ強いほど威力が増すが、妖力を伴わない攻撃に対して使用することはできない。

金剛槍破(こんごうそうは)

もともとは宝石を司る大妖怪宝仙鬼(ほうせんき)の技。名の通り金剛石の槍を放ち、これで敵を貫く。
威力はかなりのもので、それまでほとんど手出しできなかった奈落の結界をも貫いた。実際に金剛石(ダイヤモンド)を作り出しているらしく、かごめの弟の草太と組んで金儲けしようとしたこともある。

竜鱗の鉄砕牙(りゅうりんのてっさいが)

妖怪の力の源である“妖穴”を切る技。並の妖怪ならこの一撃で即死させることができる。複数の妖怪の集合体である奈落には通じなかった。

冥道残月破(めいどうざんげつは)

冥府へと通じる道を開き、ここに相手を叩き込む技。作中で犬夜叉が最後に修得した技で、完全に発動すれば防御を無視して相手を即死させる。
作中には他にも何人かの使い手が存在し、それぞれに冥府に続く道の形状が異なる。犬夜叉の場合は三日月型である。

日暮かごめの必殺技・妖術・幻術

破魔の矢(はまのや)

矢に破魔の力を込めて放つ技。その性質上、邪悪な心を持つ妖怪に対しては絶大な威力を発揮する。万が一食らえば一撃で倒されかねないため、奈落はかごめのこの力を警戒し続けた。
かごめは巫女としての修行を積んでいたわけではないが、もともと優れた素養を持っていたため教えられてすぐにこの技を使いこなせるようになった。ただし弓の練習をしていたわけではないので、命中率はあまり高くない。

破魔の霊力(はまのれいりょく)

破魔の力を直接相手に流し込む技。高い素養こそ持っていたが、かごめは巫女としての修行を長く続けたわけではないので、己の内に宿る破魔の力を完全に御することはなかなかできなかった。一番最初に成功した「矢に破魔の力を込める」以外は失敗することも多く、この技も不発に終わることが少なくなかった。このため犬夜叉たちも「かごめに接近戦はさせない方がいい」と判断し、彼女には後方からの援護を任せるようになっていった。

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