音無響子(めぞん一刻)の徹底解説・考察まとめ
音無響子とは漫画『めぞん一刻』に登場するメインヒロインである。一刻館の新しい管理人として赴任した未亡人の美しい女性であり、主人公の五代裕作に惚れられる。またテニスクラブのコーチをしていた好青年の三鷹瞬にも惚れられ、三角関係を展開した。双方から熱烈なアプローチを受けるも、前の旦那が忘れられない彼女は中々彼等の想いに応えられない。一方で五代が他の女性と一緒に居ると嫉妬し、彼を困らせていた。最終的に五代に惹かれて結婚する。その後は娘の春香をもうけ、一刻館の管理人室で五代と共に娘を育てていく。
音無響子(めぞん一刻)の概要
音無響子とは漫画『めぞん一刻』に登場するメインヒロインである。元々は主婦であったが、旦那の音無惣一郎(おとなし そういちろう)を結婚後半年で亡くしてしまう。惣一郎は元は響子の高校の講師をしており、彼女からアプローチして結婚した年上の男性である。その後、悲嘆に暮れていた彼女を見かねた惣一郎の父の勧めにより「一刻館」というオンボロアパートの管理人となる。以降は曲者揃いの一刻館の住人に翻弄されながら、住込みで管理人として働いていく事になった。
一刻館の住人の中で、5号室の住人である五代裕作(ごだい ゆうさく)は彼女に一目惚れし、アプローチをし始める。五代は響子の2歳年下の貧乏な浪人生の青年であり、一刻館の中では比較的まともな人物で、本作の主人公である。当初、響子は彼を「出来の悪い弟」として見ており、何かと世話を焼いた。だが五代が自分に好意を抱いている事を知ってからは、彼を異性として意識していくようになる。また、婦人向けのテニスクラブに参加した際に三鷹瞬(みたか しゅん)という好青年に出会い、彼からも見初められた。三鷹は資産家の御曹司であり、容姿端麗な美青年である。以降、響子は五代と三鷹にアプローチをされるようになり、彼等は熾烈な恋の戦いを繰り広げていった。
2人の青年からアプローチをされる響子であったが、前の旦那である惣一郎への想いから玉虫色の態度を取ってしまう。一方で五代が他の女性からアプローチを受けると嫉妬し、不機嫌になっては彼を困らせた。五代は大学入学後も彼女にアプローチを仕掛けるものの、結局決定的な関係になれずに大学を卒業する。
三鷹からは半ば強引なアプローチを受け、両親公認の元で結婚の手前まで行ったが、結局答えを出せずに終わってしまう。その後、三鷹は叔父によって強引に見合いをさせられ、九条明日菜(くじょう あすな)という女性と最終的に結婚した。九条は犬好きで、旧華族の箱入り娘である。
三鷹が結婚してからは、就職浪人となった五代とくっついたり離れたりする複雑な関係となる。だが次第に五代の優しさに惹かれていき、最終的に彼と結ばれた。結婚後は五代との間に娘の五代春香(ごだい はるか)をもうけ、一刻館の管理人室で暮らしていく。
音無響子(めぞん一刻)のプロフィール・人物像
CV:島本須美(アニメ版)、ゆきのさつき(CRめぞん一刻版)
音無響子(おとなし きょうこ)は登場時21歳で、主人公の五代裕作(ごだい ゆうさく)より2歳年上である。旧姓は「千草」で一人っ子であった。女子高時代に講師の音無惣一郎(おとなし そういちろう)に惚れ、自分から熱心にアプローチして高校卒業後に結婚する。惣一郎は少し背の高い穏やかな男性である。作中、彼の顔は黒塗りで描かれ、素顔は明かされていない。千草家の実の父親に結婚を反対され、駆け落ち同然での結婚であった。結婚後、幸せな生活を送るものの半年で惣一郎は死亡してしまう。これにより若くして未亡人となった。
響子の性格は真面目であるが、嫉妬深く、天然で思い込みが激しい。女子高時代は委員長をしており、それがきっかけで惣一郎と話すようになった。一刻館の管理人になってからは、管内の掃除を小まめに行っている。彼女が実家に帰った際、掃除が間に合わない一刻館はゴミ屋敷と化した。また、自分に想いを寄せる五代が他の女性と一緒に居ると嫉妬し、不機嫌になってしまう。更に五代の話を聞かず、自分の勝手な解釈で怒り始めてしまい、その度に彼は振り回されていた。
響子は惣一郎への想いから、五代と三鷹のアプローチに玉虫色の態度を示していた。だが、一方でその場の空気に流されやすい一面もある。五代や三鷹に言い寄られた際、その場の雰囲気に押し流されて結ばれそうになった事が幾度もあった。だが惣一郎への想いは本物であり、五代との結婚が決まった後も、惣一郎の遺品を見つめて泣いている。これを見た五代は「惣一郎の事が好きな事もひっくるめて、響子を愛する」事を惣一郎の墓前に誓っていた。
音無響子(めぞん一刻)の特技・能力
工具箱
響子の仕事道具である。彼女は一刻館の管理人の為、建物の修繕も行う。一刻館はかなり老朽化している為、頻繁に工具箱を用いて修繕する事が多かった。
黒電話
響子の住む管理人室に引かれている黒電話。本作の時代設定は1980年代であるため、今では珍しいダイヤル式黒電話を使っている。今では珍しい、ダイヤル式黒電話である。五代はお金が無い為、自室に電話回線を引けず、彼女の部屋の電話を借りて通話していた。
惣一郎の墓
響子の亡き旦那である惣一郎の墓。彼女は毎年彼の命日に欠かさずお参りをした。また、彼女が悩んだ時や迷った時にも訪れて墓に手を合わせた。
家事能力
響子は元主婦という事もあり、家事能力も高い。五代の世話を焼いていく内に、彼の服の洗濯までするようになった。
竹ぼうき
一刻館の業務で、響子は玄関先をよく掃き掃除している。彼女の登場シーンでは大体、竹ぼうきで掃除をしている事が多い。その為、響子と竹ぼうきをセットで覚えているファンも多い。
テニス
一之瀬に誘われて、響子は婦人向けテニスクラブに所属している。ここで三鷹と出会い、彼にレクチャーを受けていた。五代とペアを組み、三鷹と一之瀬のペアと試合をした事もある。
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目次 - Contents
- 音無響子(めぞん一刻)の概要
- 音無響子(めぞん一刻)のプロフィール・人物像
- 音無響子(めぞん一刻)の特技・能力
- 工具箱
- 黒電話
- 惣一郎の墓
- 家事能力
- 竹ぼうき
- テニス
- 車の運転
- 手料理
- 共同電話
- 人形劇
- 傘
- 手芸
- スケート
- 惣一郎からの指輪
- 五代の祖母からの指輪
- ウェディング姿
- 惣一郎の遺品
- 和式の花嫁姿
- 一刻館
- 音無響子(めぞん一刻)の来歴・活躍
- 惣一郎と結婚する
- 一刻館の管理人になる
- 三角関係を展開する
- 千草家の両親から管理人の引退を迫られる
- 八神にライバル視される
- 三鷹に迫られる
- 五代とキスをする
- 一刻館の管理人を辞める
- 五代と破局寸前になる
- 五代と結ばれる
- 五代からプロポーズされる
- 五代と結婚する
- 娘を出産し一刻館へ帰る
- 音無響子(めぞん一刻)の関連人物・キャラクター
- 思い人と関係者
- 五代裕作(ごだい ゆうさく)
- 五代春香(ごだい はるか)
- 惣一郎(そういちろう)
- 音無惣一郎(おとなし そういちろう)
- 一刻館の関係者
- 一ノ瀬花枝(いちのせ はなえ)
- 一ノ瀬賢太郎(いちのせ けんたろう)
- 一之瀬の旦那
- 二階堂望(にかいどう のぞむ)
- 四谷(よつや)
- 六本木朱美(ろっぽんぎ あけみ)
- 三鷹家の関係者
- 三鷹瞬(みたか しゅん)
- 九条明日菜(くじょう あすな)
- 三鷹の父
- 三鷹の母
- 八神家の関係者
- 八神いぶき(やがみ いぶき)
- 八神の父親
- 五代の大学関係者
- 黒木小夜子(くろき さよこ)
- 坂本(さかもと)
- 音無家の親族
- 音無郁子(おとなし いくこ)
- 音無家の義父
- 千草家の両親
- 千草家の父
- 千草律子(ちぐさ りつこ)
- 五代家の両親
- 五代の父
- 五代の母
- 祖母
- その他
- 七尾こずえ(ななお こずえ)
- 晶(あきら)
- 彩子(あやこ)
- 茶々丸のマスター
- 白石衿子(しらいし えりこ)
- かすみ
- 音無響子(めぞん一刻)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 五代から告白されるシーン
- 三鷹からアプローチされるシーン
- 「許せないっ!!」
- 「大っ嫌っい。」
- 五代と逃げるシーン
- 「バカ」
- 「こんな思いしなくてすんだわ」
- 「あたしより長生きして」
- 「あなたに会えて本当に良かった」
- 「パパとママが初めて会った場所なの」
- 音無響子(めぞん一刻)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 入居者の居ない3号室
- 一刻館のモデル
- 当初は人情路線だった『めぞん一刻』