Bloodborne(ブラッドボーン)のネタバレ解説・考察まとめ
『Bloodborne』とは、ダークソウルでお馴染みのフロムソフトウェアが開発したアクションRPG。
プレイヤーは初めに廃墟となったヤーナム市街地を探索することとなる。しかし敵に殺されてしまい、気がつくと狩人の夢と呼ばれる場所にたどり着く。そこで装備品を受け取り、人形、古狩人ゲールマンの助けを借りて、戦うこととなる。
ソウルシリーズを元にした本作はよりスピード感のある戦闘に加えてダメージを受けた直後に攻撃することで回復できるリゲインシステムの搭載により緊張感のある戦闘を体験できる。
『Bloodborne』の概要
『Bloodborne』とは、2015年3月26日にソニーコンピュータエンタテインメントから開発されたPS4専用ソフト。ジャンルはアクションRPG。開発元はソニーコンピュータエンタテインメントと記されているがダークソウル(以下ソウルシリーズ)でお馴染みのフロムソフトウェアとの共同開発である。
2015年11月24日にはダウンロードコンテンツ(以下DLC)である『Bloodborne The Old Hunters Edition』が有料で配信され、2015年12月3日に本編とDLCを両方収録した完全版が発売されている。
本作はソウルシリーズを元に作られておりソウルシリーズ同様難易度は高めに設定されている。しかし直接的な繋がりは無く各エリアの雰囲気は本作特融のホラーなものとなっている。
ゲームシステムも魔法や弓等様々な種類があったソウルシリーズと違い仕掛け武器と呼ばれる近接戦闘に特化した武器がほとんどとなっている。
『Bloodborne』のあらすじ・ストーリー
ヤーナム市街では人を人外の獣へと姿を変えてしまう『獣の病』が蔓延していた。
獣の病の人間を狩る『獣狩りの夜』は始まろうとしていた。
ヨセフカの診療所で目が覚めた狩人(主人公)は記憶が曖昧であったが、自筆の『青ざめた血』というメモだけを手掛かりにヤーナム市街を探索する。
そこで知った真実は獣の病の原因を突き止めなければ獣狩りの夜は終わらないこと、自分が悪夢に囚われていることだった。
主人公は獣狩りの夜を終わらせ、悪夢から解放されるために人外の敵と戦うこととなる。
戦いの中、主人公は獣の病を蔓延させた組織、医療協会の存在を知る。医療協会の施した血の医療により獣の病は発症してしまい、ヤーナム市街は獣の病に苦しめられることとなっていた。
手掛かりを見つけるべく医療協会の施設にたどり着いた主人公は医療協会が人体実験により神に近い存在、上位者を生み出そうとしていることを知る。更に獣の病もこの上位者を生み出す人体実験による失敗で発症していた。
ゲールマンの助言により悪夢から解放されるため、医療協会という組織と戦うこととなり、自身を悪夢に閉じ込めた人物にたどり着く。
『Bloodborne』のゲームシステム
本作では世界観や設定による繋がりはないが、基本的なゲームシステムはソウルシリーズと同じである。
主人公は両手に武器を1つずつ装備してダンジョンを攻略していくが、右手に仕掛け武器、左手に銃を装備し、俊敏な動きでの戦闘が特徴的である。
ダンジョンを進んでいると至る所にアイテムが落ちている。しかし、アイテムを取ろうとすると敵に囲まれたり、死角から襲われる等、罠が用意されていることが非常に多く慎重に進まなければ一瞬でゲームオーバーとなってしまう。
ソウルシリーズでは装備品の重量に応じて動きが鈍くなる、回避行動に失敗するなど、アクションに影響を及ぼす重量システムが採用されていたが、本作ではそれらの概念は無く装備品にアクションが阻害されることもなくなっている。
プレイヤーは敵を倒す、血の遺志を手に入れる、レベルアップする。この繰り返しで強くなりダンジョン、ボスを攻略する。
その他にもカレル文字による輸血液の所持数増加や武器の強化もできる。
敵を倒しダンジョンを進んでいく
本作では難しい謎解きは少なく敵を倒し先へ進んでいくシンプルなゲーム性である。
しかし、他のゲームと比べて難しい所が幾つかある。1つは敵の強さ。本作ではダンジョンを攻略していく際に様々な敵と遭遇することになるが、何も考えず正面から戦ってはすぐにやられてしまう。かといって逃げ回ってもかなりしつこく付いてくるので多くの敵に囲まれ袋叩きにあってしまう。そのためこのゲームの基本は1対1の戦闘である。どんなに敵が弱くても1対1で戦い敵を全滅させてからダンジョンを攻略していく。
戦闘では敵からダメージを受けた直後に攻撃を当てると回復できるリゲインシステムを採用している。このリゲインシステムにより一旦引くべきかそれともごり押しで倒すかの二択を迫られ緊張感のある戦闘を味わえる。
本作にはソウルシリーズ同様マップが存在しないのでプレイヤーがダンジョンの地形や敵の位置を覚えてボスのいる場所を目指すいわゆる『覚えゲー』である。しかしアクション要素の強い本作でもプレイヤーを強くする方法はある。それが敵を倒すことで入手できる血の遺志を使ったレベルアップやアイテムの入手である。
銃パリィ
本作ではソウルシリーズとは大きく異なる銃パリィというシステムが採用されている。銃パリィとは敵が攻撃のモーションをとった際にタイミング良く銃撃を当て敵をダウンさせることをいう。
ダウンさせた敵は地面に膝をつき隙だらけとなり、この間に攻撃を加えることで敵に大ダメージを与えられる『内臓攻撃』ができる。
本作では敵の動きに隙が少なく攻撃を与えることが難しいのでこの銃パリィを使いこなせるかが重要となる。
ボス戦においても多くのボスに銃パリィは有効で通常の攻撃よりも銃パリィから繋がる内臓攻撃の方が多くのダメージをあたえられる。
死なないことが重要
本作ではソウルシリーズ同様ゲームオーバーとなってしまった場合所持していた血の遺志を全て失い、スタート地点からやり直しとなる。
失った血の遺志はゲームオーバーとなった場所の近くで回収することができる。地面に落ちていることもあれば近くの敵が拾っている事もある。その場合、敵の目が紫色に光っていて敵を倒すことで血の遺志を回収できる。
しかし、血の遺志を回収する前にゲームオーバーとなった場合は完全に消失することとなる。
血の遺志によるプレイヤーの強化
血の遺志を消費することでアイテムを手に入れたり、主人公の能力を上昇させることができる。
人形に話しかけることで能力をプレイヤーの自由に上げることができる。
どの能力を上げても防御力は同時に上がるので、詰まった場合はレベルを上げることで有利に戦えるようになる。
拠点となる狩人の夢には血の遺志とアイテムを交換してくれる『水盆の使者』がいる。
水盆の使者は戦闘において必要不可欠な輸血液や水銀弾だけでなく、一時的に武器に雷属性を付加させる『雷光ヤスリ』なども販売している。
血の遺志を貯め、これらの機能を利用することでプレイヤーは強くなれる。
高いアクション性
レベルを上げるよりも敵の動きを覚える事が重要。
慣れればノーダメージでボスを倒すことも可能。
『Bloodborne』の登場人物・キャラクター
主人公(プレイヤー)
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目次 - Contents
- 『Bloodborne』の概要
- 『Bloodborne』のあらすじ・ストーリー
- 『Bloodborne』のゲームシステム
- 敵を倒しダンジョンを進んでいく
- 銃パリィ
- 死なないことが重要
- 血の遺志によるプレイヤーの強化
- 高いアクション性
- 『Bloodborne』の登場人物・キャラクター
- 主人公(プレイヤー)
- 人形
- 助言者ゲールマン
- ガスコイン神父
- ヨセフカ
- 偽物の女医
- アメンドーズ
- 水盆の使者
- エミーリア
- 悪夢の主ミコラーシュ
- メルゴーの乳母
- メルゴー
- ヤーナムの女王
- 白痴のロマ
- 『Bloodborne』の武器
- 仕掛け武器
- 獣狩りの斧
- 仕込み杖
- ノコギリ鉈
- 銃
- 大砲
- 松明
- 『Bloodborne』のアイテム
- 輸血液
- 水銀弾
- 3本目のへその緒
- 雷光ヤスリ
- 血の遺志
- カレル文字
- 『Bloodborne』の用語
- 獣の病
- 狩人(ハンター)
- 獣狩りの夜
- 血の医療
- 医療協会
- 青ざめた血
- 啓蒙
- 上位者
- 『Bloodborne』の舞台
- 狩人の夢
- 古都ヤーナム
- ヤーナム市街
- オドン協会
- ヤーナム聖堂街
- ヤーナム旧市街
- メンシスの悪夢
- 悪夢の辺境
- 『Bloodborne』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 没データ
- ソウルシリーズとの相違点
- ストーリー考察