DARK SOULS(ダークソウル)のネタバレ解説・考察まとめ
『DARK SOULS』とは、フロム・ソフトウェアから2011年に発売されたアクションRPGゲームソフト。2009年に発売された「Demon's Souls(デモンズソウル)」の続編的作品であり、同じ開発チームが手がけている。舞台は文明が廃れた後を想像させるような剣と魔法、そして呪いの世界。物語は不死人である主人公がこの荒廃した世界で、ある騎士から託された使命を果たすために旅立つところから始まる。
『DARK SOULS』の概要
2011年にフロムソフトウェアから発売されたゲームソフト「DARK SOULS」。国内ではPS3版、海外ではXBOX360版も販売され、翌年2012年には追加DL(ダウンロード)コンテンツという形で追加シナリオ「Artorias of the Abyss edition」も販売された。また2017年1月4日には、Steam版でも日本語の完全対応版も発売された(商品名「DARK SOULS Prepare To Die Edition」)。
世界観はよくあるファンタジー作品とは違いかなり暗い雰囲気のダークファンタジーと呼ばれる類であり、また物語もそれに応じて謎めいた不気味な雰囲気を漂わせるものとなっている。
オフライン時は1人専用、オンラインにつなぐことにより最大4人でプレイすることができる。
『DARK SOULS』のあらすじ・ストーリー
ダークソウルには主軸のストーリーが一つあり中盤から二つのEDに分かれていく形になっている。
一つはファンの間では「火を継ぐ者」と呼ばれるエンディング、もう一つは、「闇の王」と呼ばれるエンディングである。
プロローグ
古い時代
世界はまだ分かたれず、霧に覆われ
灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古流ばかりがあった。
だが、いつかはじめての火がおこり
明かりと闇と、熱と冷たさと、生と死と、
あらゆる差異をもたらした
そして、幾匹かの、闇から生まれた者たちが
火に惹かれ、火のそばから、王のソウルを見出した
最初の死者、ニト
イザリスの魔女と、混沌の娘たち
太陽の光の王グウェンと、彼の騎士たち
そして、誰も知らぬ影の小人
それらは王の力を得、古龍に戦いを挑んだ
グウェンの雷が、岩のウロコを貫き
魔女の火炎は嵐となり
死の瘴気がニトによって解き放たれた
そしてウロコのない白竜、シースの裏切りにより、
遂に古龍は敗れた
火の時代の始まりだ
だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る
今や、火はまさに消えかけ、人の世には届かず、夜ばかりが続き
人の中に、闇の印、ダークサインが現れはじめていた…
出典: www.darksouls.jp
主人公となる人物は、ある日突然身体にダークサインが浮き上がってしまい、それが原因で不死人となってしまったがために、北の不死院と呼ばれる不死人を閉じ込めておく牢屋に閉じ込められてしまう。
そして物語はそんな主人公をある騎士が救ってくれるところから始まる。
共通のストーリー
主人公を牢から助け出してくれた騎士によると不死人となった人間の中でも、選ばれたものは不死院を抜け出し神々の地ロードランに巡礼が許されるという。そしてその巡礼の果てに二つの鐘を鳴らす。
その使命を自分の代わりに果たしてくれと騎士から託され、北の不死院を後にした。
北の不死院を出た主人公は、火継ぎの祭祀場を拠点として様々な場所を旅することとなる。その途中で数多くの正気を保った不死人と出会い、友好を結んだり、時には戦いながらも、主人公の前に立ちはだかる化け物たちを倒し、遂に主人公はロードランにて騎士から託された2つの鐘を鳴らすという使命を達成する。
しかしその使命には騎士も知らない続きがあった。
この2つの鐘はとある蛇を眠りから覚ますためのものであったのだ。
その蛇の名は王の探究者 フラムト。
フラムト曰く、騎士から聞いた使命はこのフラムトがグウィン王から頼まれた使命を果たすために噂として世界中に流したものらしいということ。
そしてその真意とは、大王グウィンが力を身につけた理由でもある王のソウル、それが見つけ出された最初の火が消えかかっていることにあった。
この火が消え去ることを防ぐには、主人公が大王グウィンの後を継ぎ、自らを薪となり火を継がねばならない。
そして再び火の勢いを取り戻さない限り、人間にあらわれたダークリングが消えることもないという。
そのために、大王グウィンは自らを薪場とし、最初の火を存続させ、フラムトには自分の代わりとなって最初の火を告げる人物を見つけ出すように指示をした。
つまり、主人公を助けた騎士が聞いた噂とは、このグウィンが大王グウィンからの指示で、数多くいる不死人の中から数多の困難を乗り越え最初の火の薪となることができる本当に強い不死人を探すためであった。
そして、大王グウィンからフラムトが託された使命を託すため、まずは王の器と呼ばれるものを目当てに、主人公は古き都市アノールロンドへと旅路を変えることになる。
そこで待ち受ける王の騎士で4騎士と呼ばれるうちの一人、オースタイン、残虐な処刑人として知られていたスモウの二人を破り、王の娘であるグウィネヴィアから王の器を授かり火継ぎの祭祀場に戻るのであった。
火を継ぐ者ED
出典: seesaawiki.jp
グウィネヴィアから授かった王の器をフラムトに導かれ火継ぎの祭壇に納め、フラムトの指示に従い、各地に潜んでいる太古の時代にグウィンと共に戦った、最初の死者 ニト、混沌の魔女 イザリス、またその戦いにて勝利へと貢献した褒美として王からソウルを分け与えられた、裏切りの白竜 シース、王が統治していたアノールロンドの都市の一部である小ロンドを王の代わりに統治した褒美として分け与えられた、四人の公王と呼ばれる人物達から王のソウルを奪うために倒しに行く。
見事王のソウルを分け与えれた者たちを倒し、最初の火の炉にて王の器に王のソウルをくべ、扉の先にて待ち受ける自らを薪とささげることにより最初の火を存続させていた大王グウィンを打倒し彼が持つ王のソウルを奪い取り、これまでに獲得した王のソウル、そして自らの体を薪として王の後を継ぎ、最初の火を存続させるのであった。
闇の王ED
出典: www.google.com
主人公は、アノールロンドにて大王グウィンの娘であるグウィネヴィアから王の器を授かったが、それを火継ぎの祭壇に納めずに、小ロンドと呼ばれる四人の公王と呼ばれる人物たちがかつて治めていた地へと降り立つ。
小ロンドにて待ち受ける四人の公王を見事打ち破ると、そこに闇の探究者 カアスと名乗るフラムトによく似た蛇が現れる。
彼の話によると、最初の火が消えかかっているのは当然のことであってそれを無理やり火を継ぐことにより火の時代を存続させるという大王グウィンの考えは理に反している、だからこそ、火は継がず、人の時代である闇の時代を到来させるべきだという。
彼の言葉に従い、カアスと共に火継ぎの祭壇にて王の器をささげ、混沌の魔女、イザリスの成れの果て混沌の苗床、白竜シース、最初の死者 ニトを倒し、火継ぎの祭壇の奥にある最初の火の炉にて待ち受ける大王グウィンを破り火を継ぐことなく最初の火の炉から立ち去る。
自らを薪とすることで、消えかけの火を何とか継いでいた大王グウィンを亡き者にしたことにより、火の時代は終わりを終え、闇の時代を迎え、主人公は闇の王となったのであった。
分岐のポイント
この分岐は、どちらの蛇と共に王の器を祭壇に納めるのかということである。
フラムトと共に納めると「火を継ぐ者}エンドに。カアスと共に納め、最初の火の炉にてグウィンを倒した後、火を継がずに外に出ることにより「闇の王」エンドを見ることができる。
『DARK SOULS』の用語
ソウル
力の印でもあり、このゲームでは経験値、そして通貨代わりとしての役目と、2つの役目を担っている。
このソウルは敵を倒すか、「~のソウル」と呼ばれるアイテムを使用するたびに獲得することができる。
はじめての火(最初の火/はじまりの火)
それまで火と呼ばれるものがなくただ寒く暗かった世界ではじめておこった火。原因不明で何のためにどうして地下深くにある最初の火の炉にておきたのかも全てが不明。ただ確かなことは、この中からグウィン達は王のソウルと呼ばれるソウルを、小人たちはダークソウルと呼ばれるソウルを見つけられたということだけである。
この火が消えてしまうと世界は古龍達が跋扈していた冷たい時代に戻り、王のソウルが力を失う代わりに闇のソウルが力を得ることになり、それらを防ぐために大王グウィンは火継ぎを行うことを決めた。
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目次 - Contents
- 『DARK SOULS』の概要
- 『DARK SOULS』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 共通のストーリー
- 火を継ぐ者ED
- 闇の王ED
- 分岐のポイント
- 『DARK SOULS』の用語
- ソウル
- はじめての火(最初の火/はじまりの火)
- 最初の火の炉
- 王のソウル
- 闇のソウル(ダークソウル)
- 不死人
- ダークリング(ダークサイン)
- 火継ぎの祭祀場
- 篝火
- 大王グウィン
- 混沌の魔女イザリス
- 最初の死者ニト
- 白竜シース
- 四人の公王
- 『DARK SOULS』のゲームシステム
- 誓約
- オンライン要素
- 協力プレイ
- 敵対プレイ
- メッセージ
- 血痕
- オフライン要素
- 『DARK SOULS』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 発表寸前でのタイトル変更