遊☆戯☆王タッグフォース(遊戯王TF)のネタバレ解説・考察まとめ

『遊☆戯☆王タッグフォース』とは、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』から『遊☆戯☆王アーク・ファイブ』までを題材にした、「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」を用いた対戦型のカードゲームである。コナミデジタルエンタテインメントより発売され、これまでシリーズ化されていた。プレイヤーはデュエリストとなり、他のキャラクターをパートナーとしてタッグを組んでデュエルを行い、ストーリーを進めていく。

『遊☆戯☆王タッグフォース』の概要

『遊☆戯☆王タッグフォース』とは、トレーディングカードゲーム「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」を題材にした対戦型カードゲームである。
アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』から『遊☆戯☆王アーク・ファイブ』までを舞台にして、デュエリストであるプレイヤーはアニメに登場するキャラクター(デュエリスト)とタッグを組んでデュエルを行い、ストーリーを進めていく。キャラクターの信頼度が最高に上がった状態でデュエルに勝利しストーリーを進めるとゲームクリアになる。
これまでシリーズ化されており、コナミデジタルエンタテインメントから発売された。

全ての作品で数多くのキャラクターが登場するが、アニメに登場するキャラクターの他に、アニメに登場しないゲームオリジナルのキャラクターも登場する。
デュエルシーンは基本的にフルボイスである。

デュエル方式は基本的に2対2のタッグデュエル。敵もタッグを組んで勝負を挑んでくる。
ストーリーによってはプレイヤーとタッグを組んだキャラクターどうしが1対1で戦うこともある。

『遊☆戯☆王タッグフォース』の流れ

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のバトルシティ編を題材にしたストーリーの一幕。画面は『遊☆戯☆王アーク・ファイブ タッグフォーススペシャル』。

プレイヤーはデュエリストとなり、アニメに登場するキャラクターなどとタッグを組んで、デュエルに勝利するなどして信頼度を上げていく。
この一連の流れは、ゲームのメインとなる「ストーリーモード」で繰り広げられる。
ストーリーはアニメの内容を元にしたものが多いが、中にはゲームオリジナルのストーリーもある。

作品によってプレイヤー(赤い帽子をかぶった男性)の立ち位置が異なる。
・『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース(タッグフォース)』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース2(タッグフォース2)』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォース3(タッグフォース3)』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX タッグフォースエヴォリューション』
プレイヤーは『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の舞台となる、デュエリストを養成する学校「デュエルアカデミア」の生徒として登場する。

・『遊☆戯☆王ファイブディーズ タッグフォース4(タッグフォース4)』、『遊☆戯☆王ファイブディーズ タッグフォース5(タッグフォース5)』、『遊☆戯☆王ファイブディーズ タッグフォース6(タッグフォース6)』
プレイヤーは『遊☆戯☆王ファイブディーズ』の舞台となる、「ネオ童実野シティ」の住人として登場する。

・『遊☆戯☆王アーク・ファイブ タッグフォーススペシャル(タッグフォーススペシャル)』
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』から『遊☆戯☆王アーク・ファイブ』まで5つの作品が舞台になっている。
プレイヤーはその作品に登場するデュエリストで、『GX』では「デュエルアカデミア」の生徒、『ファイブディーズ』では「ネオ童実野シティ」の住人と思われる。

『遊☆戯☆王タッグフォース』のゲームシステム

ゲーム開始時に、プレイヤーの名前を設定する。作品によっては難易度の設定をすることがあり(難易度はゲーム中に再設定可)、難易度によって相手の使用デッキが異なってくる。
あらかじめ組まれたデッキ「初期デッキ」を持ってゲームスタートとなる。

タッグデュエル

『タッグフォース2』のダッグデュエル画面。
左側の正方形の中にいる帽子をかぶった男性がプレイヤーで、その隣の小さな正方形の中にいるのがパートナー。右側の正方形内にいる2人が対戦相手。

通常、「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ(遊戯王OCG)」では1対1でデュエル(試合)が行われるが、このシリーズでは「タッグフォース」の名前の通り、2対2の「タッグデュエル」がメインに行われる。
後述する「ストーリーモード」では基本的に「タッグデュエル」だが、ストーリーによってはタッグパートナーとの1対1のデュエルもある。
パートナーとタッグデュエルする場合、対戦相手もタッグを組んで勝負に臨んでくる。
また、同じく後述する「フリーデュエル」では「タッグデュエル」か「シングルデュエル(1対1のデュエル)」を選択することができる。

タッグパートナー

赤い帽子の男性(プレイヤー)の後ろにいるのがタッグパートナー、プレイヤーの右側の人物及び画面中央に出ている人物がプレイヤーが話しかけた相手。
アイコン表示では右側がタッグパートナーで、左側が話しかけた相手。画面は『タッグフォース6』。

タッグデュエルを行う上で一緒にデュエルを行うパートナー。パートナーがいないとタッグデュエルを行えない。

多くの作品で、「ストーリーモード」でマップ上に多くのキャラクター(デュエリスト)が登場する。このキャラクターに話しかけて、タッグパートナーになるよう誘う。
作品によるが、後述するキャラクターの「機嫌」が良ければ良いほど、パートナーになりやすい。
または該当するキャラクターとの規定されたデュエル勝利数などに達していれば、パートナーになる。
キャラクターには「信頼度」が設定されていて、ストーリーモードでは信頼度が一定の数値ごとに上がるとイベントが発生する。
信頼度が最高の状態でイベントをクリアすると、エンディングとなりゲームクリアとなる。

信頼度が高いとキャラクター側から誘ってくることもあり、パートナーにするかどうか決めることができる。

作品によっては、ストーリーモードの開始時にあらかじめタッグパートナーを選択して、ゲームを進めることもある。

タッグデュエルのルール

タッグデュエルは2対2で行われる変則デュエル。通常のデュエルとは異なる戦略性が求められる場合がある。

ゲームで行われるタッグデュエルは2対2で行われるため、ルールが通常のデュエルとは異なるところがある。

①ターンは交互に回ってくる
通常のデュエルではジャンケンなどで先攻・後攻を決めて、スタート時は自分→相手、または相手→自分となり、以後勝敗が決するまでターンが回ってくる。
タッグデュエル時も同じようにジャンケンなどにより先攻・後攻を決める。
味方のタッグをそれぞれA1、A2、敵のタッグをそれぞれB1、B2とすると、ターンはA1→B1→A2→B2、またはB1→A1→B2→A2の2通りになり、勝敗が決するまで敵味方交互に回ってくる。

②ライフポイント、フィールド、墓地、除外ゾーンが共有
タッグデュエルでは、ライフポイントやフィールド、墓地、除外ゾーン(除外されたカードを置く場所)が共有されている。
そのため、パートナーが出したモンスターで攻撃したり、セットした魔法・罠を発動することができたりするなど、味方のカードを自分のターンで使うことができる。
一方、パートナーが自分のカードを使うこともある。
ライフポイントが共有されていてターンが敵味方交互に回ってくるので、通常のデュエルより高度な戦略性が求められる場合がある。
ちなみにデッキ、エクストラデッキ、手札は共有しない。

③デッキ、エクストラデッキ、手札に効果が及ぶのはターンプレイヤーとその前のターンプレイヤー
タッグデュエルでは、ゲーム画面上初め「A1」対「B2」または「B1」対「A2」という構図になる。
「A1」対「B2」の場合、「A1」がターン終了すると、「B1」のターンになり、「A1」対「B1」という構図になる。
「B1」が ターン終了すると、「A2」のターンになり、「A2」対「B1」というふうになる。「A2」がターン終了すると、「B2」のターンになり、「A2」対「B2」という構図になる。
つまり、ターンプレイヤーとその前のターンプレイヤーが常に対峙するという状況である。これは初め「B1」対「A2」で始まった場合でも同じである。
そのため、デッキ、エクストラデッキ、手札に効果が及ぶのはターンプレイヤーとその前のターンプレイヤーである。
相手カードの効果により、自分が出したモンスターがパートナーのデッキに戻ってしまうこともあるというわけである。

ストーリーモード

『タッグフォース3』のパートナーイベント。

アニメの世界が再現された「ストーリーモード」。
基本的にこのモードでキャラクターとタッグを組んで他のキャラクターとデュエルを行っていき、キャラクターの信頼度を高めていく。
デュエルはキャラクターに話しかけることでできる。
信頼度が高まるとパートナーイベントが発生、そのイベントでデュエルに勝利するとさらに信頼度が上がる。
最終的に信頼度が最高の状態でイベントデュエルに勝利すると、エンディングを見ることができ、ゲームクリアとなる。
キャラクターによってはゲームクリア時に、カードがもらえる場合もある。
エンディングではキャラクターの1枚絵やプレイヤーとキャラクター2人のイラストを見ることができる。

ほとんどの作品で、アニメのメインキャラクターや敵キャラクター、そしてゲームオリジナルのキャラクターといった、数多くのキャラクターと組むことができる。
メインキャラクターの場合は、基本的にアニメのストーリーに沿う形になるが、敵キャラクターの場合は、逆にメインキャラクターを追い詰めるというストーリーになっていることがある。
ゲームオリジナルキャラクターの場合は、共通したオリジナルイベントを進める形になる。

キャラクターは、エリアごとに分かれているマップ上に登場することが多い。

時間

作品によりマップ移動やデュエルを行うことで、ゲーム内の時間が経過していくことがある。
朝昼、夕方、夜と分かれていて、時間帯によってマップ上に登場するキャラクターの数に違いがある。
例えば、夜に登場しないキャラクターもいれば、中には夜しか登場しないキャラクターもいる。

1日が経過するとパートナーにしたキャラクターがプレイヤーから離れていくが、次の日にまた同じキャラクターをパートナーにできる。

なお、信頼度が高まることで発生するイベントは1日の終わりに発生する。イベントをクリアすると次の日になる。
失敗してしまった場合、次の日以降の終わりに再び挑戦できる。

信頼度の上げ方

右側にあるパートナーキャラクターのアイコンの下にあるのが、信頼度を表すハートマークである。3つのハートがバーで埋まっている。
画面は『タッグフォース6』。

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