広瀬康一(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。

シアーハートアタック戦で発動。今までの形態よりも人型に近づき、「命令シテ下サイ」と言い康一の指示を仰ぐ。
act2のしっぽ文字がシアーハートアタックとともに爆発し、act2は抜け殻のようになった。その直後、act3が発動している。
能力は対象を重くすることで、敵の動きを封じることが多い。一度に重くできる対象は一つだけで、スタンドと本体を同時に重くすることはできない。それでもact3による3FREEZ(スリーフリーズ)を受けた者を必ず行動不能に陥らせている。
吉良との最終局面では、バイツァ・ダストを発動させようとしたキラークイーンの右手を重くすることで「人間を爆弾化して自分を調べる者を爆殺させては、過去に戻る」切り札的能力バイツァ・ダストの発動を妨げた。

広瀬康一の関連人物・キャラクター

康一の母

CV:長尾歩(TVアニメ版)

康一が玉美の50万円入りの財布を取ったと聞き、罪悪感で玉美のスタンドザ・ロックを掛けられる。玉美の策略で「康一が玉美を刺した」としか思えない事態にも出くわすが、エコーズact1の能力で「信じて」という康一の声を聴き、息子が他者を刺したり、財布を取ったりする子ではないと思い出し自然とザ・ロックが外れる。
後に康一が露伴の取材に付き合わされた際、目的地が同じだった露伴を「この方が漫画家の!素敵な方ね」と評した。

広瀬綾那(ひろせ あやな)

CV:武田華

康一の姉で高校3年生。玉美に紅茶を出した際、彼にやけどをさせたことで罪悪感を覚えザ・ロックを掛けられてしまった。康一の脅しによりザ・ロックは解除される。

東方仗助(ひがしかた じょうすけ)

CV:小野友樹(TVアニメ版)、大地葉(TVアニメ版幼少期)、羽多野渉(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン)』
演:山崎賢人(実写映画版)

『ダイヤモンドは砕けない』の主人公。アメリカの不動産王ジョセフ・ジョースターと日本人女性の東方朋子(ひがしかた ともこ)の間に生まれた。温厚かつお調子者だが、髪型を貶されると「プッツンキレる」直情型の性格をしている。時にはズルもするが、内に秘めた正義感は強い。リーゼントのような髪型は、幼い頃に憧れた人物の真似をしたもの。
康一とは高校の登校初日に出会い、そのまま友人になった。壊れた物を直し、怪我を治すスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を持つ。自身の怪我や病気は治せず、死者を蘇らせることもできない。
虹村邸で、虹村形兆(にじむら けいちょう)によって矢に貫かれた康一を治し、一度虹村邸を出ようとした。康一が矢に射抜かれた犠牲者が増えることを懸念した発言をするや、恐怖を感じながらも勇気を振り絞る彼に感心する。
仲間思いで、康一が敵スタンドに始末されたと聞いた時には一度敵対した噴上裕也(ふんがみ ゆうや)の助けを借り、対象を紙にするスタンド「エニグマ」に立ち向かう。一度は紙にされたが康一共々解放されエニグマを撃破した。
最終戦では重傷を負いながらも吉良と戦い、彼を追い詰めるのに一役買った。

空条承太郎(くうじょう じょうたろう)

CV:小野大輔(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:伊勢谷友介(実写映画版)

ジョセフ・ジョースターの孫で、仗助にとっては年上の甥に当たる。Part3『スターダスト・クルセイダース』の主人公でもある。
職業は海洋学者。杜王町へは、仗助にいずれジョセフの遺産の3分の1が行くことを告げに来た。また、祖父ジョセフのスタンドによる念写で杜王町には「非常にヤバい危機」が迫っているとも言った。実際、スタンド能力を引き出す弓と矢により杜王町にはスタンド使いが多く現れることとなる。
登校途中の康一とぶつかった際、彼に東方家を知らないかと尋ねた。
シアーハートアタック戦で康一が見せた気概を買い、「君は精神的にはその男(吉良)に勝っていたぞ」と口にした。最終戦でも康一に対し「君に出会えてよかった」と言っている。
Part5では、康一にDIOの息子であるジョルノの皮膚を少しばかり採取する仕事を頼んだ。

虹村億泰(にじむら おくやす)

CV:高木渉(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ウルトラジャンプCM)
演:真剣佑(実写映画版9

幽霊屋敷と呼ばれていた廃墟に、父、兄と共に越してきた。右手で空間や物を削り取るスタンド「ザ・ハンド」を持つ。兄の形兆は、怪物のようになってしまった父を人として殺してくれる者を求め、スタンド使いを増やしていた。一時は仗助らと敵対するが、兄の攻撃から庇われたことで「一回だけ借りを返す」と言い、康一の怪我を治すことに貢献した。敵スタンドの「レッド・ホット・チリ・ペッパー」により兄の形兆を失ってからは単身で父を匿いつつ仗助、康一の友人となる。自分で「頭が悪い」と称するように単純だが仲間想いで優しい一面も持つ。
ジョセフの来日や吉良邸の捜索などを共に行い、最終戦でも活躍した。

岸辺露伴(きしべ ろはん)

CV:櫻井孝宏(TVアニメ版 / OVA『岸辺露伴は動かない』)、神谷浩史(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:高橋一生(TVドラマ『岸辺露伴は動かない』)

杜王町出身の人気漫画家。通信技術が上がったこともあり、東京から杜王町に戻ってきた。他者を本にして記憶を読み、命令を書き込むことで行動を操るスタンド「ヘブンズ・ドアー」を持つ。
間田と共に家を訪れた康一を招き入れて仕事部屋に案内し、生原稿を読ませることで能力を発動させる。康一の記憶と彼自身の性格を気に入り、翌日も家に来るよう命令を書き込んで送り出した。良くも悪くも漫画に対するすさまじい情熱を持ち、「面白い漫画を描くのに必要なのはリアリティ」との考えから康一の記憶を破り取る。そのせいで彼の体重が減ってしまう事態を引き起こしても、良心の呵責を覚えるどころか「僕の作品として生き続けるんだから構わないよね?」と言ってのけた。
漫画の為なら自分が重傷を負っても構わないとの気概を持ち、仗助の過去を聞いた際は「いい話が聞けた」と内容をメモした。康一はそのプロ根性に呆れつつも感心している。
仗助のことは嫌っているが、康一に対しては「何か気が合いそうな気がする」として度々自分が気になったことの調査や取材に同行させる。康一と共に鈴美のいる小道に迷い込み、彼女から街に潜む殺人鬼のことを聞かされる。「漫画のネタになるかもしれない」と殺人鬼の調査を始めるが、幼い頃杉本家に預けられ、その日に杉本一家が殺されたこと、鈴美が窓から逃がしてくれなければ自分も殺されていたかもしれないことを知り、本腰を入れて調査をする。
自由業であるため調査に対しては比較的時間の融通が利く。殺人鬼の人物像がある程度絞られていた為、杜王駅を利用するサラリーマンの写真を撮り、年恰好が吉良と近い者の名前や家族構成等を調べていた。
チープ・トリックに取り憑かれた時は康一を呼ぶが、日ごろの行いのため「敵スタンドに襲われた」ことを信じてもらえなかった。それでも、一人になっても背中を見られないように移動する奇行を見た康一が来たため結果としてチープ・トリックを撃破できた。
好奇心が強く、撮影した写真に内っていた早人に興味を持ち、吉良に行きつくきっかけとなった。

山岸由花子(やまぎし ゆかこ)

CV:能登麻美子(TVアニメ版)、赤﨑千夏(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
演:小松菜奈(実写映画版)

ぶどうヶ丘高校1年生。登場時より、康一に恋心を抱いている。スタイルのいい美少女だが「一晩でマフラーを編む」、「康一を侮辱した女子生徒の髪の毛を燃やす」など高い異常性と攻撃性も併せ持つ。スタンドは、自らの髪の毛を自在に操る「ラブ・デラックス」。
康一に頼まれた仗助と億泰が彼を「将来性がない」などと言った際「あんな奴らに馬鹿にされないように」と康一をさらって人気のない別荘に監禁し、勉強をさせた。その勉強の内容も、康一が不正解をしたら石鹸や消しゴム、辞書を巻いたアスパラを食べさせるといった常軌を逸したものだった。
監禁に耐えかねた康一と戦闘になる。「大嫌いだ!」という声を聴かされるが、思い込みの激しさゆえに響かなかった。エコーズが成長してact2に進化するや、その能力と康一自身の「由花子を傷つけずに戦う」戦法により敗北。前以上に康一を好きになり、「好きになってくれなくてもいい」とまで言った。
康一に対し過激な態度はとらなくなったが、それはどうすれば彼が喜んでくれるか分からず思い悩む。ジョセフの勧めで杜王町の女性たちに人気のエステサロン「シンデレラ」に向かい、店主辻彩(つじ あや)の能力で愛を得られるメイクを実行する。
「30分ごとに口紅を塗ること」という約束を守り康一の好意を得ることはできたが、幸福感故に口紅を塗らずにいたため別人のように醜くなってしまう。彩に抗議をしに行くが、「約束を破ったあなたが悪い」と返された。
その場に現れた康一に由花子であることを指摘された時は否定したが、「その性格、間違いなく由花子さんだよ」「その性格、好きになっちゃって」と言われる。彩によって無数の顔を出現させられ「本物を選べば、元の顔に戻してあげる。違う顔だった場合は、一生その顔の運勢に従ってもらう」と言われるが、実際には本物はなかった。
康一の選んだ顔ならどんな運命でも受け入れられると言い、由花子は康一に判断を委ねる。康一が「もし違う顔だったら、僕に見られるの嫌だと思うんです」「だったら僕が見なければ済むことなので」と彩に自分のスタンドの目を傷つけるように言った為、元の顔に戻された。
異常性が目立つが、家事能力に長けており学力も高い。

間田敏和(はざまだ としかず)

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パンナコッタ・フーゴ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

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パンナコッタ・フーゴとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のメンバーであり主人公ジョルノ・ジョバァーナと同じ護衛チームに所属するキャラクター。殺人ウイルスをまき散らすスタンド「パープル・ヘイズ」という能力を持つ。普段は紳士的だが、実は短気な性格でキレると暴力的になる。ボスを倒す決意をしたブチャラティたちとは対照的に、組織を裏切ることはできないという気持ちから、物語中盤で護衛チームを離脱する。

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山岸由花子(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

山岸由花子(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

山岸由花子(やまぎし ゆかこ)とは、荒木飛呂彦による漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、自身の髪の毛を自在に操る能力「ラブ・デラクス」の使い手である。美少女だが思い込みの強い激しい性格で、想い人の広瀬康一(ひろせ こういち)を自身の能力で追い詰める。同じくスタンド使いである康一に逆転された由花子だが、そのタフな精神性で後に彼の愛を勝ち取るに至った。

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噴上裕也(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

噴上裕也(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

噴上裕也(ふんがみ ゆうや)とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。臭いで相手を追跡するスタンド「ハイウェイ・スター」を持つ。暴走族に所属する不良だが受けた借りは返し、3人のレディースに平等に愛情を注ぐ律儀な一面もある。ナルシストで自身のカッコよさを追求する傾向にあり、時にそれは「カッコ悪いこと」を許さない誇りとして現れる。戦わないと決めた相手に立ち向かうなど随所でその誇りを見せ、仗助にも「カッコよさ」を認められた。

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メローネ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

メローネ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

メローネとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、暗殺チームのメンバーにして、標的を自動追跡する「子供」を産むスタンド「ベイビィ・フェイス」の使い手。 スタンドの性質もあってか、女性にセクハラまがいの質問をする事にも躊躇しない変態的な性格。 ボスの娘トリッシュを狙ってジョルノたちと対立し、育成して遠隔操縦できる「ベイビィ・フェイス」を駆使してジョルノたちを襲ったが、新たな能力に目覚めたジョルノに敗北し、再起不能となる。

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トニオ・トラサルディー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

トニオ・トラサルディー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

トニオ・トラサルディーとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する料理人で、スタンド使いである。イタリア出身のトニオはあらゆる国の料理を学び、修行の果てに食べられることで体の悪い所を内側から治すスタンド「パール・ジャム」を開花させた。料理人としての高い能力と強い信念を持ち、治療効果も相まって彼の料理を食べたがるファンは多い。本編での登場回数は数える程度だが、温厚で紳士的な態度から人気は高く、『岸辺露伴は動かない』を始めとするスピンオフ作品に多数登場している。

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プロシュート(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

プロシュート(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

プロシュートとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。生物を無差別に老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」という能力を持つ。性格は厳しくも面倒見のいい兄貴分で、弟分であるペッシにギャングの教えを説く。プロシュートが所属する暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。

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イルーゾォ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

イルーゾォ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

イルーゾォとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場する敵キャラクターで、スタンド使いである。ギャング組織パッショーネでは暗殺チームに所属し、鏡の世界に他者を引きずり込むスタンド能力「マン・イン・ザ・ミラー」で標的を葬ってきた。組織のボスを倒し、のし上がる為にボスの娘トリッシュを捕まえようとする。不利になると気弱になり、小物めいた怯え方をするが、被害を最小限に食い止めるべく自らの片腕を失うことも辞さない覚悟や機転も持ち合わせている。

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虹村形兆(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村形兆(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

虹村形兆(にじむら けいちょう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物であり、虹村億泰の兄にして、小型の軍隊型スタンド「バッド・カンパニー」の使い手。 本人も自ら言及しているが、几帳面な性格。父親がDIOの手先となり、DIOの死後、「肉の芽」が暴走して不死身の怪物と化してしまった。そんな父を殺すため形兆は、杜王町の住人を次々と「弓と矢」によってスタンド使いにする。 東方仗助との戦いに敗れた後、「レッド・ホット・チリ・ペッパー」に「弓と矢」を奪われて死亡。

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