虹村億泰(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

虹村億泰(にじむら おくやす)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。主人公の東方仗助の友人で相棒。右手で触れた物を削り取るスタンド「ザ・ハンド」を持ち、杜王町に次々現れるスタンド使いや、殺人鬼の吉良吉影と戦う。硬派を気取ることはあるが基本的には単純かつノリのいい性格で、甘いもの好きという一面を持つ。幼い頃から兄に従ってきたため、彼の死後は決断力のなさを度々見せるが、父の異形化や兄の死といった不幸な境遇故に義理人情に厚い。

虹村億泰のプロフィール・人物像

CV:高木渉(TVアニメ版 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / 『ウルトラジャンプ』)
演:新田真剣佑(実写映画版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』)

身長:178cm
星座:てんびん座

虹村億泰とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。
杜王町ぶどうヶ丘高校1年生。強面で「不良」を自称し硬派を気取ることもあるが、基本的にはノリのいい性格でお人よしでもある。
幼い頃から兄・形兆(けいちょう)に従っていたため決断能力に乏しく、そこを付け込まれてピンチに陥ることもある。「こんな時兄貴がいればな」と思うことが多く、それを気にしている。兄の仇であるレッド・ホット・チリ・ペッパーに敗れてからは「兄貴を超える」ことを意識し、殺人鬼・吉良吉影(きら よしかげ)との最終戦ので死線をさまよった際自分の意志で生還した。兄の死も含む不幸な境遇のためか人情に厚く、友人でスタンド使いの重ちーが殺された時も怒りをあらわにした。
育ちは良い方で味にはうるさく、甘党で辛い物が苦手。カレーはバーモントの甘口しか食べられず、嫌いな月曜の朝は行きつけのアイス屋でストロベリーアンドチョコチップを舐めながら登校するのを唯一の心の慰めとしている。また、幕の内弁当を食べる時のドリンクとしてミルクティーを頼んだことがある(重ちーからは「気持ち悪い」と言われた)。
自ら「俺は頭が悪い」と言い、決断力の乏しい面を見せる一方で豊富な語彙と表現力を有し、イタリアンレストラン「トラサルディー」の料理に関する感想を高校生とは思えない言葉で表した。

虹村億泰の来歴・活躍

父の変貌

虹村億泰(にじむら おくやす)は、東京で会社を営む虹村家の次男として生まれた。母の死後、父の経営する会社は倒産し、仕事が長続きしない苛立ちから父は度々億泰と兄の形兆(けいちょう)に虐待を加えてきた。
父が吸血鬼DIOの部下になったことで、一時虹村家にはまとまった金が入るようになる。しかし、DIOが彼と因縁のある一族ジョースターの一行に倒されるや、虹村家の運命も変わった。虹村父にはDIOの細胞である肉の芽が埋め込まれていた。DIOの死に伴い肉の芽が暴走し、億泰は父が醜怪な肉の塊のような存在になる様を見てしまう。父は知性も失い、息子たちのことも忘れてしまったようだった。その後は兄と二人で父を匿いながらの生活が始まった。
やがて形兆が「スタンド」と呼ばれる超能力を引き出す矢とそれを射る為の弓を手に入れる。形兆は「バッド・カンパニー」という小型の中隊スタンド、億泰は「ザ・ハント」という右手で何でも削り取るスタンドが目覚めた。
形兆は父を人として殺してくれる者を求め、矢を使ってスタンド使いを増やそうとする。しかし、スタンドの適性がない者は矢で傷を負うと死んでしまうため犠牲者を複数出すこととなってしまう。億泰はそんな兄を諫めることができないまま、M県S市杜王町に越してきた。
虹村一家は、「幽霊屋敷」と近所で呼ばれている家に住み始める。父は、何も入っていない古い箱の中を引っ掻き回すという意味のない行動を始め、息子の形兆によって鎖で繋がれ折檻を受けるようになった。
形兆は凶悪な殺人鬼・アンジェロこと片桐安十郎(かたぎり あんじゅうろう)をスタンド使いにするが、父を始末できる能力ではなかった。
そんな中、二人の高校生が虹村邸を訪れる。

東方仗助と戦う

門を覗いてきた少年らに対し、億泰は「人の家を覗いてんじゃねえぜ」と因縁をつける。次の瞬間、億泰によって門に挟まれた少年広瀬康一(ひろせ こういち)の喉に矢が刺さる。刺したのは形兆だった。形兆は、康一と一緒にいた少年がアンジェロを倒した東方仗助(ひがしかた じょうすけ)というスタンド使いで、「仗助が自分たちの弊害になるかもしれないからだ」と言った。康一のことは仲間に引き込めるとの気持ちもあった形兆だが、一向に動かないためスタンド使いの素質がないと切り捨てる。
億泰は、兄に命じられて仗助との戦いを始める。仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」のスピードはかなりのもので、億泰は殴られたもののその素早さに感心する。形兆は、「スタンドは車やバイクを運転するのと同じ」「能力と根性のないウスラボケはモンスターマシンにビビっちまってみみっちい運転するよな?」「必ず(仗助を)ぶっ殺せ」と釘を刺した。
兄と話している間に康一を助けようとした仗助に声をかけた億泰だが、「お前、頭悪いだろ」と言われ殴られた。億泰は怒り攻撃をする。仗助は、億泰のスタンドの右手が「やばい」と直感し、右手の攻撃を防ごうとした。
ザ・ハンドの攻撃により門にあった「立入禁止」の「入」の字が削られたことで仗助にザ・ハンドの性質が知られたが、億泰は動じることもなく自分と仗助の間の空間を削り取って仗助を自分に近くに引き寄せ、自分の手で彼を殴った。仗助が思ったよりも弱いと感じた億泰は、本当にアンジェロを倒したのかと疑問に思いつつも仗助を倒そうとする。仗助が身をかがめたため、仗助自身ではなく彼の後ろにあった植木鉢を引き寄せて激突してしまい、億泰は自滅的に倒れた。
形兆は康一を家に引きずり込み、康一の喉から矢を引き抜こうとした。「間抜けな弟が失敗した以上、自分が仗助を始末する羽目になり、矢をきちっとしまっておきたい」と形兆は言う。一触即発の事態に億泰が「勝負はまだついちゃいねーんだぜ!」と兄を止めようとした。その瞬間、億泰は兄のスタンドであるバッド・カンパニーの攻撃を受ける。形兆は「弟のスタンド能力は恐ろしいが、億泰自身は無能だ」と言い切った。「無能な奴は傍の奴の足を引っ張ると言ったよなあ。人は成長してこそ生きる価値ありと何度も言ったよなあ」と、形兆は億泰をそのまま殺そうとするが、仗助は虹村家の壁を殴り、億泰共々外に出た。
億泰は、仗助から「兄のスタンドについて言え、そうすれば自分のスタンドで治してやる(仗助のスタンド能力は壊れた物を直し、怪我を治す能力がある)」と言われるが、億泰は拒否した。しかし、仗助は億泰の怪我を治し、「もう一度中に入るが、邪魔はするな」と釘を刺した。
億泰は、「兄のことを売らなかったのになぜ自分の怪我を治したのか」と仗助に尋ねる。仗助の手には億泰を庇った時にできた傷があった。「何故そこまでして自分を助けたのか」と尋ねる億泰に、仗助は「深い理由なんてねえよ。"何も死ぬこたあねー"。さっきはそう思っただけだよ」と答えた。また、仗助は「自分の怪我は治せず、死者を生き返らせることもできない」と言い、「もし康一が死んだら、俺はお前の兄貴に何すっかわからねえからな。逆恨みすんなよ。こいつはお前の兄貴が原因のトラブルだ」と続けた。
康一は部屋の中央に放置されていた。明らかな罠でうかつに飛び込むわけにもいかなかったが、このままでは康一が死んでしまうと仗助は部屋に入ることに決めた。億泰は康一と仗助の間の空間を削り、距離を縮めた。「俺はバカだからよぉ。心に思ったことだけをする。一回だけだ。一回だけ借りを返す!あとは何にもしねえ!兄貴も手伝わねえ!おめーにも何もしねえ!これで終わりだ!」というのが億泰の弁だった。立場上敵対はしたが、自身の傷を治せないことを承知で怪我をしてまで自分を救ってくれたことへの恩返しであった。仗助は億泰の心意気をくみ取り、康一を治す。
直後、仗助と形兆の戦いが始まった。

兄との和解と死別

康一にもスタンド能力が目覚め、形兆や仗助のスタンドが見えるようになった。形兆は姿を現し、「康一のスタンドが自分たちの探している能力かもしれない」と言う。しかし康一から出てきたのはただの卵で、形兆は再び攻撃を始めた。康一の能力を品定めするのは後にして、まずは仗助を殺そうとしたのである。結果は仗助の勝利であった。クレイジー・ダイヤモンドの「直す」力を利用し、バッドカンパニーの放ったミサイルを直して形兆の居場所まで逆行させることでの勝利だった。
仗助は、形兆が持っている弓と矢のことは自身の年上の甥である空条承太郎(くうじょう じょうたろう)から聞いて知っており、その話を聞いていた康一は「弓と矢を探そう」と言った。矢に射抜かれて死ぬ者もいることを知った康一は「これ以上犠牲者が出る前に矢を見つけよう」と言う。
虹村家には父親がいると億泰から聞いていた康一は、仗助と共に2階へ向かった。鎖に繋がれた虹村父の異形の姿を見た仗助と康一は驚く。重傷を負いながらも現れた形兆は、スタンド使いを増やしてきた目的を語った。
相変わらず箱の中を引っ掻き回す父に苛立ち、蹴りつける形兆だが、涙ながらに父を人として葬ってやりたいと語る形兆と虹村父の行動を見た仗助はクレイジー・ダイヤモンドで箱とその中にあったものを殴りつけた。箱の中にあったものが修復される。それは虹村兄弟が幼く、母が生きていた頃の家族写真だった。虹村父が探していたのは、幸福だったころの家族の写真だったのだ。
写真を抱えて号泣する父と、康一の「今のことは分からないかもしれない。でも彼の心の底には思い出があるんだよ!昔の思い出が!」という言葉に、その場に現れた億泰は涙を流す。仗助は、「治すスタンド使いを探すなら手伝ってもいいぜ」と言った。
億泰は、兄に「もう(スタンド使いを増やすのは)やめようぜ」と語りかける。「体は無理でも、心は昔のお父さんに治るかもしれない」と億泰は兄に持ち掛けるが、既に何人も矢で射抜き、適性のない者を殺してしまった以上「自分はもう戻れない」と形兆は言った。
「お前を弟と思っちゃいないぜ。弟じゃねえから、躊躇せずテメエを殺せるんだぜ!」と形兆は億泰に言う。そのとき、仗助は窓の外に人影を見て「まだ身内がいるのか」と尋ねた。するとコンセントから新たなスタンドが現れる。
コンセントの近くにいた億泰は、形兆に「ボケッとしてんじゃねーぞ!」と殴り飛ばされた。形兆はそのスタンドの拳に貫かれる。それはかつて、形兆が発現させたスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」であった。レッド・ホット・チリ・ペッパーは、「俺は成長した」と言い、形兆を感電させる。バッド・カンパニーを動かそうとした形兆だが、弓と矢もろともレッド・ホット・チリ・ペッパーによって電気と化し、コンセントに引きずり込まれていく。
兄に駆け寄ろうとした億泰だが、「おめーはよ…いつだって俺の足手まといだったぜ!」と億泰の助けを拒み、消えた。外に出た億泰が見たのは、電線の上で感電死した兄・形兆の亡骸だった。「兄貴はよ…。ああなって当然の男だった。まっとうに生きられるはずはねー。宿命だった」と自分に言い聞かせるように言う億泰だが、「でも兄貴は…俺の兄貴は最後の最後に俺を庇ってくれたよな!?」と仗助に尋ねた。
仗助は突然の兄の死を突き付けられた億泰に「ああ。確かに見たよ。おめーの兄貴はおめーを庇った」と静かに声を掛けた。

「トラサルディー」での食事

兄の墓参りの帰り、腹をすかせた億泰は仗助に「何かを食べて帰ろう」と言い、イタリアンレストランを見つける。霊園という奇妙なスポットではあったが、「その通好みぽい所が逆にそそる」と億泰は仗助と一緒にその店「トラサルディー」へと入った。テーブルは二つだけ、スタッフも店主のトニオ・トラサルディー一人だけと簡素な印象ではあったが、億泰は「本場のイタリアンが食える」と喜んだ。
トニオは世界中を修行して回り、あらゆる料理を研究して祖国イタリアの味に取り入れたと語る。トニオは「杜王町には素晴らしい海の幸や新鮮な野菜がある」「この街が気に入った」「あなた方を快適な気持ちにする為の料理を出す」と言う。
興奮気味に「メニューを見たい」と言った億泰だが、この店にメニューはなく、トニオが客を見て料理を決めるとのスタイルだった。「客の食いてえものを食わせねえつーのかよ!」と食って掛かった億泰の手を見たトニオは、「あなた、昨日下痢をしましたね?」と言った。億泰の手や目を見ただけで、彼が睡眠不足であること、虫歯があること、水虫を患っていることも言い当てたトニオは、「手を見ればすべてわかります」と言って二人のグラスに水を注いだ。仗助はカプチーノのみを注文する。
水を飲んだ億泰は、「3日間砂漠をうろついて初めて飲む水」「気品に満ちた水っつーか、例えるとアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、すっげー爽やかなんだよ!」とその飲み口に感動する。仗助も水のおいしさに驚き、億泰は感動のあまり涙をこぼした。直後、億泰の目から尋常ではない量の涙が溢れ出し、白目がしぼんでフニャフニャになった。
トニオが言うには、この水は「アフリカ・キリマンジャロの5万年前の雪解け水で、眼球内を汚れと共に洗い流し、睡眠不足を解消してくれる」とのことだった。仗助の身に何も起こらないのは、彼がばっちり睡眠をとったからだとトニオは語る。億泰はしぼんだ白目も戻り、10時間熟睡して目覚めたような「バッチシの気分」になっていた。
次々出される料理を食べるたび、肩の肉がえぐれるほどの垢が出る、虫歯が抜けるといった症状が起きるが、いずれも美味な上、億泰の体調が改善されるものだった。仗助は体調がよくなるのはともかく異常事態が続くさまを訝しんで、料理をクレイジー・ダイヤモンドで殴り食材に戻す。すると、食材に交じって小型のスタンドが現れた。
トニオがスタンド使いであることを知った仗助は厨房に向かう。そこでは、トニオの料理を食べた犬が内臓をぶちまけていた。見ると、億泰が厨房にあった料理を貪り食い、同じく腸が飛び出してしまう。トニオに攻撃を仕掛けようとした仗助だが、逆に「手を洗え」と石鹸を差し出される。
見れば、犬も億泰も元通りになり、億泰は「下痢気味だった腹が治った」と喜んでいた。トニオのスタンド「パール・ジャム」は、食べた者の体の悪い部分を治す能力を持っていた。料理で人を楽しませ、快適になってほしいというのがトニオの目的であった。
仗助、億泰もスタンド能力を持っていることを知ると「同じ能力を持った人に会えて嬉しい」とトニオは喜んだ。それでも、汚い手で厨房に入りあちこち触った仗助には厨房の掃除をさせるのだった。
デザートに出されたプリンを見て、億泰は「俺は不良だぜ?ちゃんちゃらおかしくて…」と言うが、あまりの美味にまたも感涙にむせび、常連になることを誓う。尚、プリンを食べたことで億泰の水虫が治った。

レッド・ホット・チリ・ペッパー戦

億泰は、ある日康一と共に仗助によって開けた野原に呼び出された。正確には招集をかけたのは承太郎で、レッド・ホット・チリ・ペッパーの件だと聞いた億泰は「なんですぐ俺に言わねえんだ!」と激高する。そこに承太郎が現れた。仗助に「レッド・ホット・チリ・ペッパーのことを言うな」と釘を刺したのは承太郎であった。
仗助の家に現れたレッド・ホット・チリ・ペッパーは力を増し、電気のあるところならどこへでも現れることができ、街の人々の様子を探り、時に物を盗んでいったという。「人にいたずら電話をかけるような感覚で、レッド・ホット・チリ・ペッパーは気に入らない人間をいつでも形兆のように電線に引きずり込むことができる」と仗助は言った。億泰たちを野原に集めたのは、電線のない場所でないと話せないからである。
承太郎は、「レッド・ホット・チリ・ペッパーの本体を見つけ出せる人物を呼んだ」と言う。その人物は、スタンド使いではあるが79歳と高齢で認知症の症状も出ており、戦える体ではないらしい。「ハーミット・パープル」というスタンドを持つその人物はジョセフ・ジョースター。仗助が会ったこともない父親であった。
突如、億泰のバイクからレッド・ホット・チリ・ペッパーが現れた。バイクのバッテリーに潜んで彼らを追跡したのだった。正午に港に着くとの情報を得たレッド・ホット・チリ・ペッパーは、港に到着するときにジョセフを殺すと宣言してバイクに乗って去ろうとする。
兄の仇であるレッド・ホット・チリ・ペッパーを倒すべく、億泰は空間を削ってレッド・ホット・チリ・ペッパーに近づいた。ザ・ハンドの動きを遅いと言ったレッド・ホット・チリ・ペッパーだが、億泰が攻撃したのはバイクだった。近くには電線もなく、逃走手段を失ったレッド・ホット・チリ・ペッパーだが、「俺を追い詰めたつもりか?」「形兆の復讐ってわけかい?」と追い詰められた様子を見せずに問いかける。
億泰は「兄貴は、死んで当然の男だった。いつか誰かに殺されると思ってたぜ。罪ってのはよ。そうなるようなことをしてりゃ、どっかから回りまわって罰がやってくる。それぐれー俺にだってわかるからな」と言い、命だけは助けてやるから、本体のことを教えろと詰め寄る。
本心では、レッド・ホット・チリ・ペッパーを削り取りたい気持ちがあり、それを聞いたレッド・ホット・チリ・ペッパーは億泰を煽って攻撃させる。レッド・ホット・チリ・ペッパーとザ・ハンドではスピードに差があった。ザ・ハンドは空振りだったが、実際には空間を削っており、レッド・ホット・チリ・ペッパーを殴ることに成功した。何度も殴りつけると、レッド・ホット・チリ・ペッパーは電気が弱まり、自分の力も弱くなってきたと命乞いを始めた。
億泰らを追ってきた承太郎は、「レッド・ホット・チリ・ペッパーの本体から弓と矢のありかを聞き出す為に殺してはいけない」と言った。
「本当に俺にとどめを刺さなくていいのか?弱ったふりをしてるだけかもしれないぞ?」とレッド・ホット・チリ・ペッパーが言う。このままとどめを刺すか、承太郎たちが来るのを待つか。不意に突き付けられた選択に、億泰は動揺する。幼い頃から兄の決断に従ってきたため、億泰には判断力がなかった。
レッド・ホット・チリ・ペッパーの真意を測りかねつつ、兄を殺した仇を討つ為に億泰は攻撃をした。倒されたかに見えたレッド・ホット・チリ・ペッパーだが、先の億泰の攻撃で抉れた地面から電気ケーブルが露出していた。実際に弱っていたレッド・ホット・チリ・ペッパーの狙いは充電であった。
街のどこに電線が走っているかを熟知していたレッド・ホット・チリ・ペッパーだが、地面を掘る力はなかった。そこで、ザ・ハンドの能力を利用したのだった。力を得たレッド・ホット・チリ・ペッパーは小指一本でザ・ハンドの片腕を切り付け、「お前は精神が未熟」「仇討ちなんか、最初から無理なんだよ」と億泰を嘲り、彼を電気ケーブルに引きずり込んだ。
その場に落ちた億泰の腕がクレイジー・ダイヤモンドで治され億泰の体が戻ってきた。兄のようにレッド・ホット・チリ・ペッパーに殺されることはなかったが、億泰は仇を撃てなかった無力感に苛まれる。康一はそんな億泰に「今はジョースターさんを守ろう。それがレッド・ホット・チリ・ペッパーを倒すことにつながるんだよ、君はそれをしなくちゃいけないよ。みんなの為にさ。僕らが住んでるこの街の為に」と声を掛ける。この敗北から、億泰は兄を超えると誓うのだった。

ジョセフの護衛

ジョセフの乗った船は、時間通りに港に近づいていた。乗っているのは、古くからジョースター一族に関わりのあるスピードワゴン財団という組織の職員だった。今承太郎たちがすべきことは、レッド・ホット・チリ・ペッパーより早く船に行き、ジョセフを守ることであった。
船に向かうボートのバッテリーにはレッド・ホット・チリ・ペッパーは潜んでいなかった。億泰は承太郎と共にボートに乗り、船に向かうこととなった。仗助と康一はその場に残り、付近に隠れているであろうレッド・ホット・チリ・ペッパーの本体を探すように指示される。承太郎は、「レッド・ホット・チリ・ペッパーがモーターボートよりも早く船に着くラジコンをかっぱらい、それで船に向かおうとしている」ことを推理し、仗助に「自分の父親を守る」ように言った。
レッド・ホット・チリ・ペッパーの本体である音石明(おといし あきら)は、仗助が戦闘の末に打ち倒した。承太郎は、康一のスタンドからその報告を受ける。億泰は船室で仗助の父であるジョセフを護衛していた。体格は大きいが、よぼよぼの老人に見えた。
ジョセフに名を聞かれた億泰は自分の名前を教え、「仗助とは近所で、俺もスタンド使いっす」と言うが、耳が遠くなったジョセフにはよく聞き取れないようで、億泰を「おそ松くん」などと呼び始める。それでも、生まれたことすら知らず16年間放ったらかしにしていた息子の仗助のことは気がかりらしく、「わしのことを何か言っとったかね」と聞いた。億泰は「あまりそういう話はしない」と答える。
そこに、船員が現れる。「敵がこの船に乗っている」ことを報告しに来たのだ。船室にはすでに、荷物を取りに来た別の職員がおり、互いに「こいつが敵だ」と指摘を始める。どちらかがレッド・ホット・チリ・ペッパーの本体のようだが、億泰には判断のしようがなかった。
またも決断を迫られた億泰の前に、仗助との戦闘にボロボロになったレッド・ホット・チリ・ペッパーが現れる。億泰は、「分かったぜ本体はテメエだ!」と音石を殴りつけた。本体が殴られたことで、レッド・ホット・チリ・ペッパーも消滅した。
「な、何で分かった…」と尋ねる音石に、億泰は「二人ともブン殴るつもりだったんだよ。俺頭悪ィからよ」とこともなげに言った。
無事港に着いたジョセフは、戦闘の余波で杖が折れたためによろけてしまう。仗助は「しょうがねえな」と父に手を貸した。億泰は、仗助に杖を直させようとしたが、康一に止められた。

スタンド使いの漫画家・岸辺露伴

ある朝、億泰と仗助は康一が学校とは違う方向へ向かうのを目撃する。恋人でもできたのではないかと勘繰った億泰は、仗助共々康一の後をつける。着いたのは見知らぬ豪邸だった。康一は「ここは岸辺露伴(きしべ ろはん)という漫画家の家」だと紹介し、いい人だからと億泰らも中に入るよう勧めてきた。億泰は「男の漫画家に興味はないから」と言って(本当は康一が女性と会っているのではないかと踏んでいたがそうではないと知り安心して)、「有名人相手は緊張する」と言った仗助共々露伴の家には入らなかった。
しかし、床をはいずった際にできた康一の手の血に気付いていた億泰は学校へ行ったふりをして露伴の仕事部屋に侵入した。「妙な動きをするな」と忠告した億泰だが、露伴は動じなかった。露伴には他者を本にして記憶を読み、命令を書き込んで相手の行動を操るスタンド「ヘブンズ・ドアー」があり、億泰と仗助のスタンドや彼らの性格も熟知していた。康一が露伴の家に来たのは、表裏がなくいざという時に勇気を出す康一の性格を気に入った露伴が彼を漫画の資料にする為に「翌朝自分の家に来る」よう命じていたからだった。
死んだ兄形兆へのコンプレックスを言い当てることで億泰の精神を乱し、動揺を誘うことに成功した露伴は、攻撃をしてきた億泰をも「資料にする」と言い、億泰の体を紙状にした。露伴は仗助が物陰に隠れていることを言い当て、「何故彼が出てこないのか」と康一に尋ねた。
露伴の能力は、彼の原稿を見ることで発動する。億泰が露伴の術中にはまるさまを見た仗助は、原稿を目にしない為にも迂闊に出られなくなっていた。露伴は「仗助がこのまま逃げ出すかもしれない可能性」を口にする。仗助が仲間を見捨てる性格ではないことは、康一の記憶を呼んでおり露伴も把握していた。しかし、漫画家という職業柄あらゆる可能性を考える癖がついている露伴は、仗助が逃走して他のスタンド使いに自分のことを知らせたらまずいと思っていた。
億泰は仗助に「早く他のスタンド使いに知らせろ」と言ったが、露伴は「マヌケかっ!それをさせないためにお前らに説明してるんだよ!」と言い、既に億泰に書き込んでいた命令を康一に読ませた。それは、「仗助が露伴を困らせたら、億泰が焼身自殺をする」という内容だった。
「俺がそんなことをするわけない」と言った億泰だが、手は既にライターを持ち、自身の手に火をつけていた。そこに、仗助が引きずり出されるといった形で現れる。しかし、原稿を見ないよう目はつぶったままだった。ペン先を投げられても目を開けない仗助に対し、露伴は康一の記憶をあさり、仗助の目を開かせる方法を知る。
それは、「髪型を貶されると怒る」というものだった。案の定、髪型を馬鹿にされた仗助は目を開けたが、怒り過ぎて何も見えない「プッツン状態」にあった。露伴がダメージを受けたため、康一、億泰共にヘブンズ・ドアーが解除され元に戻る。
康一は、仗助が幼い頃に出会った恩人に憧れて同じ髪形をしていること、その人物を貶すのと同じという考えから髪型を貶されると怒るようになったと語る。するといつの間にか露伴がペンを握っていた。億泰は「まだやる気か!」と露伴に攻撃を加えようとしたが、露伴は気絶する前に仗助の過去話をメモしておくのだと言った。
「漫画を描くのに必要なのはリアリティ」という考えを持つ露伴は、仗助に殴られて血だらけになりながらも「いい話が聞けた」「貴重な体験ができた」と喜びメモを続ける。億泰は「死なない限りどんな目に遭わせても漫画のネタにしちまうぞ」と半ば呆れつつ康一と共に露伴のプロ根性に感心するのだった。
尚、露伴は仗助により一カ月間仕事を休むほどの重傷を負わされた。

後に、康一と露伴は今は存在しない小道に住む幽霊の少女・杉本鈴美(すぎもと れいみ)と愛犬アーノルドに会う。彼女らは15年前異常者に殺されており、それからずっとこの小道に住んでいた。鈴美は、「渡したちを殺した異常者はいまだ捕まっておらず、今でも杜王町に住んで人を殺し続けている」という。犠牲者の魂が飛んでいく様を見続けてきた鈴美は、康一と露伴に「この街の誇りを取り戻してほしい」と訴えてきた。
億泰、仗助は康一からその話を聞くが、「殺人鬼がスタンド使いかどうかも分からない以上、承太郎たちは動かないだろう」と言った。

守銭奴・重ちーとの出会い

自販機で飲み物を買おうとした億泰は、小銭を落としてしまう。「ミツケタゾ!シシッ!」と言いながらその小銭を拾ったのは、手のひらに乗るくらいの小さなスタンドだった。同じくそのスタンドを追ってきた仗助と合流すると、スタンドもあとからあとから同じものが現れ合流していった。
広い公園にはスタンドの本体と思しき中学生がいた。その中学生・重ちーこと矢安宮重清(やんぐう しげきよ)は仗助と億泰に気付き、自身のスタンド「ハーヴェスト」が見える人間に初めて会ったと感激する。ハーヴェストは、色々な場所で拾っても交番に届ける必要のない50円以下の小銭を拾い集めていた。スタンド能力が目覚めてから、重ちーはこうして小銭を集めて小遣い稼ぎをしていたのだった。億泰は小型のスタンドの使い道に感心する。
「同じ能力を持つ仲間」と言い、重ちーが差し出してきた小銭入りの缶を受け取ろうとした億泰だが、仗助は二人を止める。重ちーを説得した仗助は、どこかに捨てられているポイントカード等をハーヴェストに集めさせ、それを現金化する方法を思いつき実行させた。集めた物は半分こする約束を取り決める。結果、集めたスタンプで6万1千500円の現金を手に入れることができた。重ちーは「半分こ」との約束に対し「そんなこと言ったっけな~」ととぼけ、1万円だけを「友情の証」と言って手渡した。「集めたのは自分のスタンドで、あんたたちは何もしなかった」と重ちーは言うが、億泰は「仗助がアイディアを出したおかげで集められた、お前の頭じゃ思いつかなかった」と食ってかかった。仗助は重ちーが精神的に未熟と見て、億泰に「俺たちが大人になって引くとしようぜ」と言った。億泰は仕方なくその承諾を飲む。
ハーヴェストが拾ってきた中には、億泰が頼んでいた年賀はがきや福引券などもあった。当たっているのを見落として換金に行かなかったことを見越してのことで、億泰は重ちーに「当たったら今度こそ半分もらう」と言い、重ちーはそれに承諾した。
結果、500万円の宝くじの当選券が見つかり3人で換金に向かう。「本当にあなたたちが当てたのか」と銀行員に疑われたが、仗助のスタンドでくじの裏に書かれていた購入者の名前を破壊し、一部だけを直す方法を使って疑いの目を逸らすことに成功した。
ところが、500万円という金額に目が眩んだ重ちーはまたも「半分ずつ」との約束をしていないととぼけ、「あんたたちは大したことしてない」「友達としての情け」と2万円だけを差し出す。億泰は怒り、「半分って約束したんだから半分なんだよ!欲張ってんじゃねえぞ馬鹿!」と怒鳴りつける。仗助がとりなし、億泰と共にその場を去る。
小遣い稼ぎに利用しようとしたことは反省すべきかもしれないと思いつつ、自分たちの手に渡る大金のことを想うと笑いが止まらない億泰と仗助だったが、いつの間にかハーヴェストが近くにいた。ハーヴェストは億泰の耳を攻撃し、当たりくじの手形を奪っていった。
「それ以上追ってきたら殺す」と更にハーヴェストを出す重ちーに対し、億泰は応戦しようとしたが、今度は急に足がむずがゆくなった。ズボンをめくると無数のハーヴェストが億泰の足に取り付き、噛みつく、肉を抉るといった攻撃をしていた。
クレイジー・ダイヤモンドでハーヴェストを蹴散らすが、数体倒した程度では本体には影響がないようだった。逃走した重ちーを追うが、自分の体の下に次々とハーヴェストを出すことでバケツリレーのように自分を運ばせるなど、重ちーは巧みなスタンドの使い方を見せる。
ビルの上にまで逃げた重ちーを追い詰めるが、ハーヴェストが億泰と仗助の乗ったパイプを止めるネジ、ボルトを外したため二人は落下した。クレイジー・ダイヤモンドでパイプを直し、戻ってはこれたが今度は平衡感覚が保てなくなった。
酒屋からかっぱらった酒をハーヴェストによって直接仗助たちの血管に注入し、口からの飲酒以上に酔っぱらう状態にしたのだった。何とか起き上がろうとする億泰だが、ハーヴェストによって眼球を攻撃された。億泰は金を払うふりをして重ちーを捕まえさせようとしたが、作戦は見抜かれてしまう。
「もう許さん」と激高する重ちーだったが、億泰は「重ちーがザ・ハンドの射程距離に入った」と言い、空間を削り取って当たりくじの手形を奪い返した。仗助は手形を破り捨てる。慌てた重ちーはハーヴェストにくじの破片を拾いに行かせるが、これも作戦だった。
ハーヴェストに拾いに行かせた分、自分を守るスタンドはもういない。破片を集めるのはハーヴェストだが、直すのは仗助のクレイジー・ダイヤモンドであり、手形を取り戻したのは億泰のザ・ハンドであった。そのことを改めて聞かされた重ちーは目を覚まし、「みんなで集めたくじだから、山分けしよう」と平等に分けることに合意した。
後日換金に向かい、3人はそれぞれ166万円を手に入れる。

重ちーの死と殺人鬼逃走

ある日、重ちーと会った億泰と仗助は、彼に昼食代を借りる。宝くじの当たり金額は銀行口座の中にあり、昼食を買うのに下ろしに行くのはのは面倒、という理屈であった。「二人合わせて1000円でいい」と言われ仕方なく金を貸す重ちーだが、後でとぼけられないよう借用書を書いている最中、自分の昼食であるサンドイッチの袋が何故か少し移動していた。袋を手にした重ちーは、借用書に拇印を押させるべく億泰と仗助を追う。
億泰、仗助は人気のパン屋「サンジェルマン」のサンドイッチを買おうとしたが、すでに売り切れていた。店から出たところで再び重ちーと会い、「何ならこの(自分が持っている)サンドイッチを1万円で売ってやってもいいど」と言われるが、その守銭奴ぶりに呆れた億泰はホカ弁にしようと提案する。仗助は「飲み物をつけて一人500円以内だとパッとしない昼食になりそうだ」と難色を示す。学食ならたくさん食べられるが、質が悪い上に食べ飽きたとの理由で諦める。
重ちーは、「自分の通う中学になら飲み物がいっぱいある」と言った。体育倉庫にコーヒーやココアが備蓄されており、体育教師がこっそり飲んでいるという。昼休みは教師は皆職員室にいるため、ゆっくり食事ができるから「弁当だけ買って一緒に来ないか」と提案する重ちーだったが、泥棒のような真似だと呆れて億泰と仗助はその場を去った。
しかし、一人500円の幕の内弁当を購入したため、億泰と仗助はやはり重ちーの中学の体育倉庫に行き、飲み物をごちそうになろうと考え、3人で体育倉庫で昼食を取ることになる。重ちーが飲み物を持ってくると、サンドイッチの袋が消えていた。怒った重ちーは部屋中にハーヴェストを放ち、袋を探す。
そこに体育教師がやってきたため、億泰と仗助は重ちーを連れて慌てて体育倉庫を後にした。時を同じくして、中学校の敷地から出てくる若い男がいた。手にはサンジェルマンの袋を持っている。その後を追ってきた重ちーはその男・吉良吉影(きら よしかげ)と袋の奪い合いをし、結果、中に入っていたものが落ちる。それは女性の手首だった。
吉良には美しい手を持った女性を殺し、その手首を持ち歩く奇癖があった。重ちーが昼食と間違えて持ち去ったのは、吉良が「恋人」と呼ぶ手首を入れたもので、吉良はずっと「恋人」を回収するために重ちーの後を追い、回収に成功したのだった。
吉良はハーヴェストを見ることができた。自らのスタンド「キラークイーン」を出した吉良に対し、重ちーは数の利で勝とうとする。「その気になれば、ハーヴェストで頸動脈を切ることはできる」と重ちーは言った。それに対し、吉良は自らのスタンド能力を教える。キラークインの能力は、どんなものでも爆弾に変えるものであった。
吉良から取り上げた10円玉が爆弾に変えられていることを知った重ちーはハーヴェストに10円玉を捨てさせようとしたが間に合わず爆発する。群体型のハーヴェスト数体が爆破されたが、本体の重ちーは重傷こそ負ったものの致命傷には至らなかった。
重ちーは、杉本鈴美を殺した殺人鬼を町中のスタンド使いが探していると言い、両親を吉良から守る決意を持ってハーヴェストを動かし一時吉良の前から姿を消す。助けを求めて仗助たちのいる高校に行くが、先回りしていた吉良によって、仗助たちがいる部屋のドアノブが爆弾に変えられており、それをつかんだ重ちーは爆殺される。
仗助、億泰は血だらけになったハーヴェストが洋服のボタンを持って消滅するさまを見、ただならぬ空気を察して中学校へ向かう。

スタンド使いが集結し、鈴美の口から重ちーの死が告げられた。彼女を殺した者のしわざであること、「ハーヴェストに勝てる奴なんか考えられねーぜ」という仗助の言葉から、殺人鬼がスタンド使いであることが断定された。
話を聞いていた億泰は、兄の死のこともあり、がめついが放っておけないタイプだった友人の重ちーが死んだことに対し怒っていいのか哀しんでいいのか分からない気持ちを抱いてその場を去る。

後日、重ちーが遺言としてもぎ取ったボタンを元に捜査を始めた康一と承太郎は吉良と交戦。彼の名前を知るが、吉良は追跡者を消すためのキラークイーン第2の爆弾「シアーハートアタック」を放ち逃走する。シアーハートアタックはキラークイーンの左手部分であり、本体である吉良は自らの左手を切断した上で逃げた。
仗助の能力で左手を直して吉良の居場所を突き止めようとしたが、吉良は他者の顔を変えるスタンドを持った辻彩(つじ あや)の目の前で背格好が似た男を殺し、彼の顔と指紋を自分のものと交換させ完全に逃げ切った。
以降、スタンド使いたちによる別人に成り代わった吉良探しが始まる。

えどまち
えどまち
@edono78

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【ジョジョの奇妙な冒険】漫画家・岸辺露伴の魅力と奇妙な人生を徹底解説

【ジョジョの奇妙な冒険】漫画家・岸辺露伴の魅力と奇妙な人生を徹底解説

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴。舞台となる杜王町に集う「スタンド使い」の一人として一度は主人公達に立ちはだかるも、やがて仲間の一人として町で起こる事件へと挑んでいく。数々のスピンオフ作品でも描かれる、彼の「奇妙な冒険」について、解説する。

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