レオーネ・アバッキオ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

レオーネ・アバッキオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いである。汚職警官として社会的制裁を受け、ギャングの世界に堕ちた。警官時代の経験から人を中々信用しない性格となるが、一度信じた人物にはどこまでもついていく。ブチャラティが組織を裏切った時は、真っ先に彼についていくと名乗りを上げた。口は悪いものの根は優しく、警察官になった頃の強い正義の心が残っている。主人公側で初の死者となったが、その遺志は仲間たちに受け継がれた。

レオーネ・アバッキオのプロフィール・人物像

CV:諏訪部順一(TVアニメ版)、楠大典(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)、稲田徹(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』)

生年月日:1980年3月25日
身長:188cm
血液型:A
スタンド:ムーディー・ブルース
好きな映画:『スリング・ブレイド』
好きな食べ物:白ワイン(グレコ・デ・トゥーフォー)、ルッコラのサラダ、ピッツァ・マルガリータ
嫌いなもの:生意気そうなガキ、行列に並ぶこと。

レオーネ・アバッキオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するキャラクターで、スタンド使いである。
正義感に溢れ、市井の人々を守りたいとの気持ちから警官となるが、街は腐敗し、賄賂や悪事が横行していた。そんな中で正義を貫くことに虚しさを覚えていき、やがてアバッキオ自身も賄賂を受け取る側に回り、それが原因で相棒を殉職させてしまう。その後は堕ちに堕ちてギャング組織「パッショーネ」に入ることとなった。
警官時代の経験が元で簡単に人を信用しないが、一度信じた人物にはとことんまでついていく。汚職警官として表社会から弾き出されたが、それだけに自分を必要とする任務には自身の命さえ投げ出すことも厭わない。
主人公で組織の新入りであるジョルノ・ジョバァーナを受け入れたのも最後で、彼の言葉に反発する描写も多い。とはいえ、新入りのジョルノが立場を弁えずに発言しているのも事実であり、アバッキオの反応は至極当然との見方もできる。また、味方であるフーゴのスタンドが発動した際、「危険だから離れろ」と善意から忠告する場面もある。
口こそ悪いものの根は優しい所があり、サッカーをしていた少年たちのボールを取ってやる他、アニメオリジナルシーンでは「4」という数字を嫌い、4つしかないケーキから1つ選ぶことに難色を示す仲間のミスタの為にさりげなくケーキを1つ取るシーンが存在する。
ギャングという初め志した道とは真逆の世界に堕ちたものの、心の底には警官を目指した頃の強い正義の心が眠っている。

レオーネ・アバッキオのスタンド能力:ムーディー・ブルース

スタンドとは

「スタンド」とは、生まれつき、あるいは特殊な矢で傷を負うことで発現する一種の超能力である。精神エネルギーが具現化したもので、各人個別の特殊能力を備えている。「一人につき一体」が原則で、スタンドを持つ者を「スタンド使い」と呼ぶ。スタンドを見ることができるのはスタンド使いのみである。
本体とスタンドは一心同体で、スタンドが傷を負えば本体もダメージを受ける。

ステータス

破壊力-C / スピード-C / 射程距離-A(再生中に限る) / 持続力-A / 精密動作性-C / 成長性-C

(A-超スゴイ、B-スゴイ、C-人間と同じ、D-ニガテ、E-超ニガテ)

能力

任意の人物の行動を再生する

仲間の一人ナランチャの行動を再現するムーディー・ブルース。

ムーディー・ブルースの能力は、特定の人物の行動をビデオのように再生(リプレイ)することである。行動のみならず、その人物がその時かいていた汗、脈拍、会話や周辺の音声、知らずに受けたスタンド攻撃の詳細まで全てを完全に再現可能。人だけではなくスタンドの行動も再現できるが、瞬間移動などスタンドの持つ能力までは再現できない。作中では、水から水へと瞬間移動するスタンド「クラッシュ」の動向を再現しようとしたが、クラッシュの能力の特性上完全な追跡はできなかった。
再生できる対象は、1度につき1人のみ。再生中は攻撃も防御もできない全くの無防備状態となる為、単独時に再生を行うことは危険である。
ムーディー・ブルースの額にはデジタル表記の目盛りがあり、時間が表示される。
年単位での再現も可能で、作中では15年前まで遡った(ただし、時間がかかる)。
調査に関しては優れた能力を誇る一方、直接の戦闘能力は低い。

早送りサーチ

ナランチャの行動を早送りサーチし、彼が襲われた瞬間の出来事を「再生」する。

ムーディー・ブルースの再現は「早送り」をすることもできる。
作中では、敵スタンド使いに襲われたナランチャの行動を再現。彼が襲われた時間まで少し間があったため早送りサーチをした。

一時停止(ポーズ)

幹部ペリーコロの行動を再現し、一時停止したムーディー・ブルース。

任意の場所で一時停止(ポーズ)することもできる。
作中では、最終指令を伝えたペリーコロの行動を再現した際、一時停止が行われた。ペリーコロはトリッシュの受け渡し場所のデータが入ったディスクの隠し場所の写真を持ち、燃やしたが、ムーディー・ブルースにより一時停止で写真が焼けてしまう前に場所の特定をすることができた。

レオーネ・アバッキオの来歴・活躍

堕ちた警官

チンピラから賄賂を受け取り、相棒を殉職させてしまったアバッキオ。

レオーネ・アバッキオは、高校を卒業すると警察官になった。純粋に正義感から街の人々を守りたいと思ってのことだったが、現実には悪事が横行し、賄賂を受け取る警官も少なくなかった。アバッキオはそんな現実に失望し、自分も平然と賄賂を受け取るようになってしまう。
ある時、宝石店から強盗の通報があった。アバッキオが追い詰めたのは、かつて彼に賄賂を渡してきたチンピラだった。チンピラはアバッキオの顔を覚えており、「自分を捕まえれば、賄賂のこともバレる」と脅してきた。戸惑っていると、アバッキオの同僚の警官が現れた。チンピラは隠し持っていた銃を発砲。同僚の警官は殉職し、アバッキオは汚職警官として罰を受け、相棒を死なせたことで一生消せない十字架を背負い、堕ちに堕ちてギャング組織パッショーネに入団する。入団試験の際、アバッキオには精神エネルギーが具現化した一種の超能力「スタンド」が目覚める。アバッキオの能力は、特定の人物の行動を遡って再現する「ムーディー・ブルース」であった。
リーダーのブローノ・ブチャラティは年下ではあったが情に厚く器の大きい男で、アバッキオは「この男は信用に足る」と感じて彼のチームを自分の新たな居場所としていく。
ブチャラティチームのメンバーも徐々に増えていき、拳銃使いのミスタや戦闘機のようなスタンドを持ったナランチャも入団した。
ある時、新入りが入ってきた。ジョルノ・ジョバァーナという15歳の少年だった。容易に人を信用しない性格のアバッキオは、ジョルノに飲ませる茶に自身の尿を入れる嫌がらせをする。ジョルノは茶の混入物に気付いたようだが、それを飲み干す。「君たちだって能力を内緒にしてるんだろ?」とジョルノは言った。何らかのスタンド能力で尿を処理したらしかった。

遺産争奪戦

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連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。 ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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