ジョジョ第5部(黄金の風)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』とは、『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本47〜63巻に収録されている漫画、およびそれを元にしたアニメなどのメディア展開作品である。主人公ジョルノ・ジョバァーナが、ギャング組織のチームメンバーとともに「ギャングスターになる」という夢を追う物語である。組織のボスや、ボスの放つ刺客たちとの戦いが、2001年のイタリアを舞台に繰り広げられる。
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『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』とは荒木飛呂彦の日本の漫画作品である。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第5部にあたる。単行本では第47巻から第63巻に収録されている。この章の主人公は、ジョルノ・ジョバーナであり、彼もまたジョジョと呼ばれている。宿敵DIOの子供である。
この物語の舞台はイタリアであり、ジョルノの夢はギャングスターになることである。イタリアのギャング「パッショーネ」に入り、ブチャラティ、アバッキオ、ナランチャ、ミスタ、フーゴらともに、パッショーネのボスを倒すまでの過程が描かれる。フーゴに関しては、ボスを裏切ることが怖くなり、この作戦から離脱することとなる。その後の様子については上遠野浩平作の『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』にて描かれている。
テレビアニメは2018年から2019年にかけて放映された。テレビアニメでは、漫画で語られなかった部分を補足的に付け加えている。例として、暗殺チームのメンバー全員が集まり、顔を出しているシーンなどがある。主題歌は『Fighting Gold』『裏切り者のレクイエム』である。
『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』とは、『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本47〜63巻に収録されている漫画、およびそれを元にしたアニメなどのメディア展開作品である。主人公ジョルノ・ジョバァーナが、ギャング組織のチームメンバーとともに「ギャングスターになる」という夢を追う物語である。組織のボスや、ボスの放つ刺客たちとの戦いが、2001年のイタリアを舞台に繰り広げられる。
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『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦の漫画作品である。第5部『黄金の風』はジョルノ・ジョバァーナという青年が、麻薬がはこびるイタリアで正義のギャング・スターなるために奮闘する物語。組織での成り上がりを目指すジョルノだったがボスの非道な行いに仲間たちと共に反旗を翻すことになる。第4部では敵スタンドが弱いという声があったが、第5部では強力なスタンドが登場し、ジョルノたちを苦しめた。
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『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』とは、2001年のイタリアを舞台に、15歳の少年ギャング「ジョルノ・ジョバーナ」を主人公としたエピソードである。主人公も含めて、登場人物のほとんどがギャングであるため、ジョジョの奇妙な冒険の歴代エピソードの中でも、ダークで、悲壮的な雰囲気に包まれている。 敵も味方も、ハードな世界に生きる者ならではの魂の熱い名セリフは、今なおファンの心を捉えている。
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ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、吸血鬼にして時間を数秒間止めるスタンド「ザ・ワールド」の使い手。 歴代主人公であるジョースター一族の血統と、一世紀以上にも渡り因縁の宿敵となる、シリーズ最大の敵役にして悪のカリスマ。 第1部で吸血鬼となり、主人公ジョナサンと敵対する。第3部ではスタンド能力を身につけるが、主人公である空条承太郎に敗死する。死亡後も何らかの形で間接的にストーリーに関わってくる、最重要キャラクターである。
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空条承太郎(くうじょう じょうたろう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の主人公であり、時間を止めるスタンド「スタープラチナ」の使い手。 感情は表に出さず冷たく見えるが、実は仲間思いであり正義感あふれる人物。頭脳明晰で強靭な精神力を持つが、一度怒ると手がつけられなくなる事もある。 第3部で宿敵DIOを倒した後も、第6部まで何らかの形で再登場しており、頼れる味方キャラクターとして圧倒的な存在感を持つ。
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ブローノ・ブチャラティとは荒木飛呂彦原作『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場する人物で、イタリアのギャング「パッショーネ」に身を置くスタンド(作中における超能力)使い。チームリーダーを務めた後、幹部に昇進する。葛藤を抱きながらも忠実な働きぶりを見せていたが、組織を根底から変える夢を持つ少年「ジョルノ・ジョバァーナ」に共感、共に組織の頂点を目指すようになる。 スタンドは対象にジッパーを取り付けて開閉する能力を持つ「スティッキィ・フィンガーズ」。人望が厚く、多くの者から慕われている。
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ディアボロとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のボスであり、物語の最終局面でジョルノ・ジョバァーナと対峙するボスキャラクター。時を消し飛ばすスタンド「キング・クリムゾン」という能力を持つ。自身の栄光のためにはどんな犠牲もいとわない冷酷かつ用心深い性格で、組織の中にその正体を知る者はいない。自分の情報が漏れることを恐れ、実の娘であるトリッシュ・ウナを自らの手で始末しようとする。二重人格で、気弱な青年ヴィネガー・ドッピオと肉体を共有している。
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ヴィネガー・ドッピオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するキャラクターである。気弱な少年にしか見えないドッピオだが、ギャング組織パッショーネのボス・ディアボロのもう一つの人格で、隠れ蓑であった。自身はそのことを知らず、自分をボスの忠実な部下だと思い彼の指示で行動する。ボスのスタンド「キング・クリムゾン」の一部を使うことができる。ボスからの「指令」を「電話」で受け取る際、自らの口から着信音を発し、その場にあるものを電話として使う奇妙な行動が多い。
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広瀬康一(ひろせこういち)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びPart5『黄金の風』冒頭に登場するスタンド使いにして主人公の東方仗助の友人であり、語り部でもある。気弱な面もあるが、成長するスタンド「エコーズ」が目覚めてからは勇気を振り絞って敵に立ち向かうようになる。その姿勢は、戦い慣れしている空条承太郎にも一目置かれるものであった。普段は優しい性格で、読者を含めて共感を得やすいキャラクター。そのためか作中では癖の強い人物にも好かれる傾向にある。
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ジョルノ・ジョバァーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の主人公。第1部および3部の敵役DIOの息子で、物体に生命を与えるスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の使い手。15歳。 冷静沈着で正義感が強い性格で、ジョースター家の「黄金の精神」を受け継いでいる。ブチャラティとの出会いを通じてギャング組織「パッショーネ」に入団し、ギャングスターになる事を志す。口癖は「無駄無駄」。 最終的に「パッショーネ」のボス、ディアボロのとの戦いに勝利し、新たなボスとなって君臨する。
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グイード・ミスタとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、弾丸を操作する6体の小人型スタンド「セックス・ピストルズ」の使い手。イタリア人の18歳。 陽気な自信家で楽天的な性格だが、数字の「4」に関わる話になると「縁起が悪い」として、ささいな事でも怯えてしまう。 ブチャラティチームに属し、ムードメーカー的存在。主人公のジョルノとは早い段階で打ち解けており、最終決戦後も生き残り、組織のナンバー2となる。
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ナランチャ・ギルガとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のメンバーにして、レーダーで二酸化炭素を探知して攻撃する戦闘機型スタンド「エアロスミス」の使い手。イタリア人の17歳。 普段は天真爛漫な性格だが、ひとたび戦闘に突入すれば恐れ知らずで凶暴になる。幼少期、浮浪者同然に生活していて学校に通っておらず、その事にコンプレックスを持つ。 ブチャラティのチームに属し、ブチャラティに心酔している。最終決戦でディアボロに殺害される。
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リゾット・ネエロとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのリーダーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。磁力を操作するスタンド「メタリカ」という能力を持つ。優れた洞察力と冷静な判断力を持ち、任務に一度も失敗したことがない腕利きの暗殺者。暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。物語終盤で、ボスの別人格であるヴィネガー・ドッピオと一騎打ちとなった。
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レオーネ・アバッキオとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いである。汚職警官として社会的制裁を受け、ギャングの世界に堕ちた。警官時代の経験から人を中々信用しない性格となるが、一度信じた人物にはどこまでもついていく。ブチャラティが組織を裏切った時は、真っ先に彼についていくと名乗りを上げた。口は悪いものの根は優しく、警察官になった頃の強い正義の心が残っている。主人公側で初の死者となったが、その遺志は仲間たちに受け継がれた。
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セッコとは、荒木飛呂彦の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』の登場人物で、周囲の物質を泥化させるスタンド「オアシス」の使い手である。ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊で、裏切り者の始末等を行う。相棒チョコラータの言うことには良く従うが、彼のことは利用しているだけだった。下衆な精神の持ち主ではあるものの、チョコラータのペットのような振る舞いが不気味ながらも「かわいい」と一部のファンに人気がある。
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パンナコッタ・フーゴとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」のメンバーであり主人公ジョルノ・ジョバァーナと同じ護衛チームに所属するキャラクター。殺人ウイルスをまき散らすスタンド「パープル・ヘイズ」という能力を持つ。普段は紳士的だが、実は短気な性格でキレると暴力的になる。ボスを倒す決意をしたブチャラティたちとは対照的に、組織を裏切ることはできないという気持ちから、物語中盤で護衛チームを離脱する。
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メローネとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、暗殺チームのメンバーにして、標的を自動追跡する「子供」を産むスタンド「ベイビィ・フェイス」の使い手。 スタンドの性質もあってか、女性にセクハラまがいの質問をする事にも躊躇しない変態的な性格。 ボスの娘トリッシュを狙ってジョルノたちと対立し、育成して遠隔操縦できる「ベイビィ・フェイス」を駆使してジョルノたちを襲ったが、新たな能力に目覚めたジョルノに敗北し、再起不能となる。
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プロシュートとは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するイタリアのギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームのメンバーであり、主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属する護衛チームと対峙するキャラクター。生物を無差別に老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」という能力を持つ。性格は厳しくも面倒見のいい兄貴分で、弟分であるペッシにギャングの教えを説く。プロシュートが所属する暗殺チームは組織を裏切り、ボスの弱みである娘を奪おうと護衛チームを襲う。
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イルーゾォとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場する敵キャラクターで、スタンド使いである。ギャング組織パッショーネでは暗殺チームに所属し、鏡の世界に他者を引きずり込むスタンド能力「マン・イン・ザ・ミラー」で標的を葬ってきた。組織のボスを倒し、のし上がる為にボスの娘トリッシュを捕まえようとする。不利になると気弱になり、小物めいた怯え方をするが、被害を最小限に食い止めるべく自らの片腕を失うことも辞さない覚悟や機転も持ち合わせている。
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ギアッチョとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いである。ギャング組織の暗殺チームに所属していたが、報酬が少ないことに不満を持ち、仲間たちと共に組織を裏切った。超低温を操り空気中の水分を凍らせるスタンド「ホワイト・アルバム」を持つ。キレやすい性格で、慣用句の表現など「納得いかない」と感じたことにいら立ちを見せる。執念深い一面とシンプルな分強いスタンド能力で、主人公のジョルノ・ジョバァーナとその仲間グイード・ミスタを追い詰めた。
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ペッシとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いで、敵キャラクターである。ギャング組織パッショーネの暗殺チームの一員で、仲間たちと組織を裏切った。兄貴分のプロシュートと共にボスの娘トリッシュを奪うべく、護衛のブチャラティたちと戦う。自分では気づいていないものの、鋭い勘を持っている。気弱で臆病なマンモーニ(ママっ子)だったが、瀕死の重傷を負いながらも能力を解除しないプロシュートの覚悟を感じ取り、弱さを捨てて強敵へと変貌した。
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チョコラータとは、荒木飛呂彦の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場する敵キャラクターで、特定の幻像を持つ超能力「スタンド」の使い手である。自身が所属するギャング組織のボスから「下衆」と評される精神を持ち、医者だった頃は「死が見たい」という理由で患者を殺している。生物を無差別に侵食する能力「グリーン・デイ」は、そんな下衆な精神の具現化といえる。強烈なキャラクター像と医者という前職から、チョコラータを「チョコ先生」と呼ぶファンもいる。
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トリッシュ・ウナとは、荒木飛呂彦の漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』の登場人物で、特定の幻像を伴う超能力「スタンド」の使い手の一人である。イタリアのギャング組織「パッショーネ」のボスの娘で、存在すら知らなかった父の命を受けた幹部のブローノ・ブチャラティのチームに護衛される。父に殺されそうになるも、ブチャラティらと旅を続ける中で持ち前の気の強さが精神的逞しさへと成長。物体を柔らかくするスタンド「スパイス・ガール」が発動した。
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ホルマジオとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部「黄金の風」に登場する人物で、ギャング組織「パッショーネ」の「暗殺チーム」の一人。スタンドは、人差し指の刃で傷つけた相手を小さくする「リトル・フィート」。見た目はチンピラのようだが、頭脳派で知略家。口癖は「しょうがねーなー」。チーム内で「くだらない」と言われていたスタンド能力だったが、「知恵の使い様」で「ナランチャ」を追い詰める。最後はエアロスミスの機銃弾を受け、今後の未来を暗示するかのようなセリフを残し死亡した。
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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの内の1つ。主人公はジョジョシリーズで因縁の宿敵であるDIOの息子のジョルノ・ジョバーナである。
彼はギャングの頂点「ギャングスター」になる夢があり、所属するギャング組織パッショーネのボスを倒し成り上がるために仲間と共に奮闘する…というのが本作の概要である。
本作はジョジョの醍醐味である幽波紋バトルを主に話が繰り広げられていく。
幽波紋には様々な種類があり、どれも個性的である。
例えば、ジョルノの仲間のブローノ・ブチャラティの幽波紋「スティッキーフィンガーズ」はジッパーを操る能力を持ち、作品の中でも個性的な部類の幽波紋である。
ジッパーを操ると聞くと弱そうな能力だと感じるが、ブチャラティはジッパーを相手の体につけて分解したり、
ジッパーの閉まる力で早く移動したりと能力を上手く活用し敵を圧倒していく。
この様に能力を駆使し、工夫して主人公達は多くの敵と戦うことになる。
その敵の倒し方や、能力の使い方は奇抜なものばかりで、どのように決着がつくか終始ハラハラさせられ目が釘付けになってしまう。
他にも、独特なセリフの言い回しや数多くの名言、所々にあるギャグシーンなど様々な見どころがある本作。
奇想天外で手に汗握るバトル漫画が見たい方に、私は強くおすすめしたい。
『黄金の風』のアニメを見ていて驚くことは、とにかくアニメオリジナルのエピソードが多く追加されているということです。
アニメ第一話の出だしからしてすでに原作の漫画に厚みを与えるようなエピソード用意されており、製作スタッフの「絶対いい作品を作る!」という意気込みがとても伝わって来ます。
例えば、主人公の『ジョルノ・ジョバァーナ』には、『女性に道を教える』『子供にアイスをご馳走してあげる』といったエピソードがアニメでは追加されています。
原作漫画のジョルノにはない一面が窺えることで、ジョルノへの親しみが湧き、より『黄金の風』の物語に没入することが出来ます。
また、他に特筆すべきアニメのオリジナルエピソードは、ジョルノ達に立ち向かう敵の『暗殺者チーム』についてのことです。
原作の漫画では、あくまで彼らの持つ『スタンド能力』などといった最低限の情報しか描かれていなかった暗殺者チームですが、アニメではなんと『暗殺者チーム』とサブタイトルを冠し、丸丸一話をかけて暗殺者チームの各メンバー達について掘り下げられた回が存在します。
彼らが何をどのように考えてジョルノ達に挑んで来るのかということを読み取ることが出来るこの回は、物語をより濃厚なものとしてくれました。
アニメで新たに追加されたエピソードが多い一方で、原作の漫画の見せ場、名シーンも魅力を損なうことなくバッチリ描かれています。
『黄金の風』の有名なエピソードのひとつに、敵である『チョコラータ』に強い怒りを見せたジョルノが漫画の7ページ分途切れることなく必殺の『無駄無駄ラッシュ』を繰り出し続けるシーンがあるのですが、アニメでもジョルノは台本3ページに渡ってビッシリ描かれた「無駄無駄…」を叫び続けながら攻撃を叩きこみ、チョコラータを成敗してみせてくれました。このシーンは、コアなファンである『ジョジョラー』からも納得のいく場面に仕上げられており、喝采を浴びせられています。
これらのように、逆に「ここが良くない」という箇所を見つけることの方が難しい傑作アニメがこの『黄金の風』です。アニメの歴史に残る、まさに『黄金』の作品を見ないまま人生を過ごすなんて、損をしていると思いますよ!
初めてジョジョシリーズで見た作品でした。それまでは絵もどちらかというと苦手意識を持っていて内容も知りませんでしたし、興味も持ってなかったです。いざ始まって見るとただの格闘ものの話ではなく、内容がしっかりとしていてワクワクするような内容でした。話の舞台が主人公がギャングスターを目指すというぱっと見、正義のヒーローとは言えない設定も惹かれる部分です。
そして主人公のジョルノ・ジョバァーナは持っている能力だけではなく真っ直ぐに信念を貫き通す強い心を持ちながら、頭がよく冷静さも柔軟性も持ち合わせている魅力的な主役。それでもただいい人というだけでなく、無駄を嫌い敵に対して容赦無い所も魅力的。
ギャングスターになることを目指しているので、味方とともに戦闘シーンは多いですが、見方敵ともにスタンドと呼ばれる能力を持っていて、そのスタンドが個性的な物が多くて面白い。相性もあるけれど、スタンドの特性をいかして考えて戦い方をするのでこちらもどうやっったら倒せるのか一緒に考えても作品を楽しめる。仲間になるメンバーもそれぞれの信念があり、譲れないものをもっているところがまた見所で、敵ともにそれぞれの戦闘シーンは本当に格好いいです。話全体を見ても全てがシリアスと言う訳でもなく面白かったり、悲しさがあったり、自分を信じることへの強さがにじみ出ている作品だと思います。
放送が最終話に近づくにつれてOP・EDの曲調、内容を変えたりなど、細かな作品への愛も感じられて、見終わったあとにスッとした気分になりました。
苦手意識や興味がなかった人にもお勧めしたい作品です。
私がおすすめするアニメはジョジョの奇妙な冒険の第五部である黄金の風です。ジョジョの奇妙な冒険は沢山シリーズがあると思いますが、わたしはその中でも黄金の風が一番好きです。理由は主人公たちの覚悟がすごくかっこ良いからです。ジョジョの奇妙な冒険黄金の風は主人公やその仲間、敵などの年齢層が非常に若いです。なので親近感がわきます。ジョジョの奇妙な冒険黄金の風のストーリーを簡単に説明すると主人公のジョルノ・ジョバーナがチームのリーダーであるブローノブチャラティたちと一緒に街から麻薬を無くすためにボスを倒してボスのリーダーになるというお話です。しかしそんな簡単にはボスにはなれません。ボスを倒すためには様々な敵を倒さなければなりません。その敵はみんな強敵です。ジョルノのチームは全員で七人います。そのうちの四人はジョルノのため、チームの仲間のために命を落としたり、チームを脱退したりしました。とても悲しいけど、皆がいたからこそジョルノはボスになることが出来ました。ジョジョの奇妙な冒険黄金の風は能力などがややこしくて分からないという方も多いのですが、じっくりみれば絶対に理解できるので諦めないで最後まで見てほしいです。とてもかっこいいので自信をもっておすすめできるアニメです。
第一部ファントムブラッドの主人公「ジョナサンジョースター」から始まるジョジョ家の奇妙な冒険第五部。主人公は1、3部でのラスボス【ディオ・ブランドー】の実の息子である【ジョルノ・ジョバーナ】。イタリアが舞台となり麻薬を売りさばくギャング組織集団【パッショーネ】に怒りを覚え、ボスを倒し自らがギャングスターになることを誓い内部からの偵察・崩壊を目的に組織に入団する。その道中でパッショーネのギャングでジョルノと同じく麻薬の横行に怒りを覚えていたブローノ・ブチャラティ率いるギャング集団と共にギャングスターへの道を駆け上って行く冒険ロマンファンタジーである。
ほかのジョジョ作品にも共通して言えることであるが、作者の荒木飛呂彦氏の描くキャラクターの西洋美術を彷彿とさせる佇まい(通称ジョジョポーズ)や独特なフレーズの言い回しはほかの漫画・アニメにはない独創性がある。他にも敵として登場してくるキャラクター達の名前が1900年代に活躍したロックミュージシャンやラッパーの名称のオマージュになっていたり、アルバムや有名絵画のポーズをしていたりと深堀りをしていけばいくほどに味の出る作品となっている。あなたも是非荒木飛呂彦ワールドに浸ってみてはいかがだろうか…
大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部のアニメ版。当作品は第1部~第4部までもアニメ化されており、いずれも完成度が高いが、第5部は特に各キャラクターの必殺技や名セリフ、いわゆるジョジョ立ちポーズなどが忠実に再現されており、満足度が高い。さらに、敵キャラクターであるヒットマンチームのメンバーのオリジナルエピソードも入っているので、ヒットマンチームファンの方は是非みていただきたい。
第5部での人気キャラクターといえば、主人公が属するチームのリーダーであるブチャラティである。アニメではブチャラティの魅力が余すことなく描かれている。特に「偉大なる死」のスタンド使いプロシュートとの戦闘シーンでは、あまりにも有名な名セリフ、「任務は遂行する、部下も守る、両方やらなければならないのが幹部のつらいところだな。覚悟はいいか。オレはできてる。」を聞くことができたとき、感激のあまり涙が出た。
それから、チームを途中で離脱してしまい、原作ではその後の行方が分からなくなるフーゴについても、アニメではその後に何度か(メンバーの死の場面など)登場シーンがあり、ファンとしては嬉しい計らいである。エンディングエピソードの「眠れる奴隷」も、カットされることなく映像化してくれている。
ファン心理を完全に把握し、その要求に全て応えようとしてくれている作品の出来栄えに、拍手を送りたい。
チョコラータとセッコによるコンビプレイと子弟愛を感じさせる回の話ですが、ジョルノやブチャラティとの戦いの中、いともあっさりとチョコラータが負けてしまいました。
チョコラータは医師という高度な知識をもった敵スタンド使いで、一般の人をもすべて巻き込んでしまい、カビにして腐らせてしまうような恐ろしい威力のスタンドをもった人間なのですが、主人公であるジョルノジョバーナに完膚無きまでに歯がたたず負けてしまいます。
医師免許をもっているにもかかわらず、このようなあっけない負け方になると少し残念な内容であったのかなと思います。
口コミとしては作画がかなり原作に近く忠実な再現があるということで、評判は非常に良いのですが、自分としてはやや画面が薄暗く感じており見えにくいのと、上半身だけで動くチョコラータが非常に怖いのが印象的でマイナスの衝撃をうけました。
何よりショックだったのがポルナレフが36歳になって再登場することで、それは4部以降をしらなかった自分にとってもまた衝撃的で、ポルナレフがそもそもまだ生きていたことに驚きました。
セッコについても異常な人間であることを作者は表現したかったようで、非常に個性的な印象の描写でした。
イタリアのネアポリスに住む「ジョルノ・ジョバァーナ」はギャングスターになるべくあるギャング組織、「パッショーネ」に入団し「ブチャラティ」を初めとする仲間たちと信頼を築く。そしてそこのボスを倒し、組織を乗っ取るという野望を叶える物語である。
ジョルノ達仲間は組織をのし上がっていく過程で「トリッシュ・ウナ」というボスの娘を護衛せよという司令を言い渡され、そこから物語は加速する。ボスの娘を狙っている暗殺チームからジョルノ達は狙われ攻撃されるもトリッシュを守りきって見せた。しかしボスがトリッシュを護衛させる理由は
娘を守るではなく、自分で確実に始末するためだったことを知ったブチャラティは組織を裏切りボスを倒すと決意する。ここで組織をのし上がっていくという形から本格的に組織を乗っ取る戦いが始まる。組織の精鋭がジョルノ達を襲い仲間たちは次々と倒れていくが、ジョルノは最後の最後でボスである「ディアボロ」を倒し晴れてパッショーネのボスになりギャングスターの夢を叶えた。
と大まかな物語の構図である。この5部は3部から始まった「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる精神を具現化した超能力者同士のバトル漫画である。例えば主人公であるジョルノは「ゴールドエクスペリエンス」という物体に生命を与えるスタンド能力を有している。この能力は色々な応用方法があり、旅行者のキャリーケースをカエルに変えて盗んだり地面叩き木を生み出し高いところに登るといった多様な方法がある。物語中盤で体の部品を作るという応用技を覚えて以降、チームのヒーラー的ポジションにもなり非常に優秀な能力である。ボスとの最終決戦では「スタンドの矢」の真の能力により「スタンド」は「レクイエム」に進化してボスを倒した。能力は動作や意志をゼロに戻すという能力。これによりボスである「ディアボロ」の時飛ばしや未来を見る能力も最初から無かったことにされ敗北。しかもその死すらレクイエムの能力により無かったことにされるため永遠に死に続けるという無敵の能力である。
他にも強く、面白い能力のスタンドやキャラがいるのでぜひ読んで見てほしい。それにこの5部は他の部と違い単品で読んでもソコソコ内容が分かるということが読みやすい1つの理由である。ほかの部は前作の掘り下げや大人になった姿も出てきて前の話をわかっている前提で物語が進むため初心者は最初から読まないと内容が分からない点が幾つもある。しかしこの第5部はほかの部と違いほぼ独立した物語であるため5部だけ読んでも内容は理解出来る(それでも前作のキャラや設定が出てこない訳では無いため前作を読んでいた方が内容は理解出来る)。
自分が1番読んでいて面白かった話はまだトリッシュを護衛していて暗殺チームの1人、「ギアッチョ」と戦っている場面である。一瞬で物や人を凍らせることができる能力でありシンプルながら強い能力である。しかしこれを仲間である「グイード・ミスタ」と協力し倒す。ギアッチョの破天荒な性格、ミスタの覚悟、ジョルノの無駄無駄ラッシュなど戦闘や口上もかっこいいためおすすめの回である。
本来は10点をあげたいところではあるが最終決戦であるディアボロとの戦いがいまいち初見では理解できない戦闘であったため少しマイナス点をつけた。それまでの話や戦闘が面白く白熱していた分最終決戦が普通だったため少し締りの悪い展開となってしまったため8点とした。
人生において重要なのは「過程」と「結果」どちらでしょうか?なかなか答えを出すことができない問ではありますが、ヒントはジョジョの奇妙な冒険 黄金の風に見出すことができます。本作『ジョジョ』シリーズ第5部はイタリアのギャングの世界が舞台です。ギャングのボスであるディアボロのスタンド能力は「過程を消し去り結果だけを残す」というものです。わかりやすく説明するならば、ボールを投げて飛んでいるという過程を消し去り相手に届いたという結果だけが残るイメージです。アニメや漫画では、「主人公が敵を攻撃する」という過程は消され、「主人公が敵に反撃される」という結果だけが残る恐るべき能力でした。この能力だけを見ると、「過程」よりも「結果」だけを重要視しているように見えます。しかし、本作には逆の考え方をもったキャラクターも登場しています。「私は『結果』だけを求めてはいない 『結果』だけを求めていると人は近道をしたがるものだ……近道した時真実を見失うかもしれない」「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」「おまえの真実に『向かおうとする意志』はあとの者たちが感じとってくれているさ 大切なのは……そこなんだからな……」と「結果」よりも「過程」を重要視しているのです。本作において、敵のボスの能力やセリフと対をなすように、「敵に勝つ」という結果よりも「敵と戦う」過程の大切さが強調されています。作者は、「過程」と「結果」どちらが重要であるか、決めるのは自分自身であり人生において「過程」があるからこそ「結果」が残るということを伝えたかったのだと私は思います。
その独特の作風、台詞回しから人気を誇るジョジョシリーズから、第5部黄金の風についてお話します。
長期作品でよくある、途中から入ったら話がわからないんじゃないか?という問題がありますが、この第5部は他の部とのつながりが薄いため、独立した1つの作品としてみることも出来るので最初に見るジョジョとしてオススメできます。
作品の内容としては、主人公のジョルノがギャングに入団して頂点に上り詰めるまでが描かれたお話になります。その中で登場する仲間たちは一癖も二癖もある人物ばかりで最初は主人公のジョルノに冷たい態度だったり信用していなかったりですが、ジョルノの強い意志に引っ張られて情に熱い一面を覗かせてくれるところがとても熱いです。特に主人公のグループのリーダーであるブチャラティは、心境の変化やその行動を見ていくと、ジョジョ第5部の第2の主人公といっても過言ではない程です。
また、ジョジョの醍醐味としても知られる能力バトルでは、1人の能力だけでなんとかするのではなく、仲間との連携で敵からの襲撃をしのいでいくという流れが多く、こちらでも先ほど説明したジョルノとその仲間たちの情の熱さが盛り込まれており、とても見ごたえがあります。
魅力的なのはジョルノとその仲間たちではなく、敵として登場するキャラクターたちも、強い個性や魅力を持った者ばかりです。特に序盤に敵対している暗殺者チームのキャラクターたちは、皆強い意志を持って主人公達に襲い掛かり、名台詞も沢山残しています。
以上、ネタバレにならない範囲での軽い説明となりましたが、ジョジョシリーズに興味があるけどどこから入ればいいかわからない、意表をつかれるような能力バトルやその中での熱い登場人物の掛け合いが見たい!という方は御一考のほどよろしくお願いいたします!
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は、ジョジョの奇妙な冒険シリーズで第五部のストーリーになります。
第五部は主人公のジョルノがギャングスターを目指してボスと戦う話です。ただ、ギャングスターを目指しているだけなら話は少し薄く感じてしまうのですが、主人公ジョルノたちは街から麻薬を無くすためにボスと戦うのです。その姿がすごくかっこいいし見ていて応援したくなります。
主人公ジョルノたちをまとめるリーダーはブローノブチャラティというのですが、ブチャラティがもの凄くかっこよくて、一番好きなキャラクターです。20歳という若さなのにグループのみんなをしっかりとまとめている姿がすごくかっこいいなと思います。
またブチャラティのスタンド、スティッキーフィンガーズは見た目も能力ももの凄くかっこよくて強いです。ブチャラティは最終的には仲間のために死んでしまうのですが、最後までかっこいいリーダーだったなと感じました。ブチャラティ、ジョルノの他にもあと4人メンバーがいてみんなそれぞれに個性的なメンバーです。皆強くて仲間思いでとても良いグループだなと感じます。本当は最後までみんなに生きていてほしかったけど、皆それぞれ仲間のために死んでいく姿は悲しいけど、男らしくてかっこいいなとも思いました。
ジョジョの奇妙な冒険は沢山の部があります。私はその中でも5部の黄金の風というシリーズが1番好きです。話の内容を簡単に説明すると、麻薬を街から無くすためにボスや敵と戦うという話です。主人公のジョルノは、街の子供たちなどに麻薬を流すギャングのボスに自分がなって、街から麻薬を無くそうとしています。戦っていく中で色々な敵と出会います。その戦いが私はすごく好きです。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも1番熱い戦いなのが5部なんじゃないかというくらいかっこいいです。そのかわり仲間のために死んでいくメンバーもかなり多いです。しかしみんな必ず死ぬ前に仲間にメッセージを届けたり、仲間を救って死んでいきます。そういうところもすごくかっこいいなと思います。
私は黄金の風のなかで1番好きなキャラクターはブチャラティです。ブチャラティはジョルノのチームのリーダーです。まだ20歳で非常に若いのに大人っぽい考え方や仲間思いの性格が私は大好きです。見た目もかっこよくてお洒落です。ブチャラティは最終的にはボスに倒されて死んでしまうのですがブチャラティはジョルノたちを救うために犠牲になりました。でもブチャラティのおかげでジョルノはボスを倒すことが出来たのでブチャラティの死は決して無駄ではなかったのです。ジョルノはギャングのボスになって麻薬を街から無くことが出来て本当によかったです。きっとブチャラティやほかのメンバーも喜んでいると思います。
ジョジョの奇妙な冒険は各部事に話が違うのですが、私はその中でも黄金の風が大好きな部です。
話の内容を簡単に説明すると、麻薬を街から無くすためにギャングに入って、最終的にギャングのボスになって街から麻薬を無くすという話になっています。主人公は15歳の男の子なのですが、とってもまじめで仲間思いの良い子です。またとっても強くてメンバーの誰かがピンチの時には必ず助けに来てくれます。メンバーは主人公のジョルノ・ジョバーナとブローノ・ブチャラティ、レオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴの6人です。皆とても個性的なメンバーで会話などを読んでいてもすごく面白くて笑ってしまいます。
そのメンバーみんなで街に麻薬を流す裏切り物のボスを倒すのですが、その間に何人かのメンバーが命を落とします。もしかしたらジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも一番戦いが激しくて、命を落とすキャラクターが多い部かもしれません。メンバーが死んでしまったシーンはいつ読んでも涙が止まらなくなります。しかし死んでいったメンバーも仲間を助けて死んだり、最後には仲間のためにメッセージを残して死んでいきます。仲間の絆かすごく素敵な物語になっています。しかし最終的にはボスを倒してジョルノがギャングのボスになって街から麻薬を無くせたので良かったなと思います。
ミスタとプロシュートが戦う回となりましたが、作画としても原作に極力忠実に再現されており、30年来のファンである自分としましては良い内容だったのではないかと思います。プロシュートの男前な感じとペッシの弟分としての雰囲気は、敵であるものの少し愛着がもてるような内容となっていました。能力であるグレイトフルデッドについてもかなり強力な能力であるため、1部2部時代の残虐さの描写がでており、戦いの場である列車内の何の罪もない一般客がどんどん老化していき死亡に危機ににさらされるという、現代のアニメーションでは地上波では放送不可能なグロテスクな内容をみて、初めてみる中学生や高校生にとってはショッキングかつ印象的な回ではないでしょうか。なによりここがジョジョの奇妙な冒険本来の持ち味であると思います。私自信小学校の頃が第3部が放送されていたときもエンヤとポルナレフ戦を当時みていた私は恐怖を感じました。プロシュートのスタンドについてはそれを彷彿とさせるものを感じました。本人も男前なので人気のでるキャラクターではあるもののクールな残虐性といった意味では長くファンに愛されるキャラクターになりえるのはないでしょうか。
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの第5部がアニメ化されました。私はコミックスから読んでいる人間でしたのでアニメ化がとても嬉しいです!
『ジョジョの奇妙な冒険』とは、荒木飛呂彦先生の何十年と続く少年漫画シリーズです。その第5部は、シリーズ通しての宿命のライバル、ディオ・ブランドーの息子にの息子であるジョルノ・ジョバーナが主人公です。舞台はイタリア。今までのジョジョと違い、外国が舞台であり、更に主人公がイタリアマフィアの一員となり、マフィアの抗争を繰り広げる作品となっており、ジョジョシリーズとしてはかなり異色の作品となっております。
第三部よりスタンドバトルが主になっており、第五部もスタンドでのバトルが繰り広げられています。今回のボスは最後までなかなか正体を表さず、主人公ジョルノのチームを暗殺チームに迎え撃たせたりなど、最後まで謎の人物として動いていました。そしてラストバトルですが、この五部は少し時間の流れ、時系列が難しく、哲学的な部分も多いので初見では「?」となるかと思いますがわかったときの衝撃はとんでもないので、ぜひくじけず最後までよんでいただきたいです。
ジョジョの漫画は、5部と3部くらいしか読んだ事がまだないのですが、パッと見の印象が非常におしゃれな感じでした、ミラノコレクションの衣装のような華やかな服を着たおしゃれなギャングの印象で、実にファッショナブル。しかしながら、話はそんな華やかなものとは程遠く、かなり血なまぐさい内容でした。
敵から仲間まで、見境なくバタバタ倒れていく。しかし、主人公達ブチャラティチームは絶対諦めずにギリギリまで食らいついて相手をねじ伏せていく。まさに荒野に道を切り開く意思の強さを見せつけられる、見た目からは想像もつかないタフガイのマンガだと思いました。
主人公であるジョルノの父が三部のボスであるDIOの息子だったという始まりだったので、悪い方に転げていってしまうのでは無いかとも不安を感じましたが、パッショーネという悪の組織の中での立ち回り方を見て、悪を制するための悪もあるんだ!というのはかなり衝撃的でした。警察でも裁けない闇に仲間たちと立ち向かい、王座を奪取する様は読みが耐え抜群です。是非機会がありましたら読んでみてください。