男樹シリーズ(本宮ひろ志)のネタバレ解説・考察まとめ

『男樹』シリーズとは本宮ひろ志によるヤクザ漫画、およびアニメ・実写映画である。シリーズ1作目『男樹』は1979年から1980年まで『ビッグコミック』で連載された。村田京介はヤクザの息子として生まれ、自身もヤクザとなる。相次ぐ仲間の死や抗争を乗り越え、やがては日本のドンと呼ばれる。1990年にアニメ化され、それ以降も、続編が発表されている。続編では父と息子の争いや、家族の絆についても描かれている。

『男樹シリーズ』の概要

『男樹』シリーズとは本宮ひろ志によるヤクザ漫画、およびそれらを原作としたアニメ・ドラマ作品である。シリーズには『男樹』『新・男樹』『男樹 四代目』『男樹〜村田京一〈四代目〉〜』があり、アニメと実写化もされている。村田京介(むらたきょうすけ)は、北陸のヤクザ「村田組」の組長の私生児として生まれる。喧嘩が原因で少年院に入っている間、父親である村田組組長村田正三(むらたしょうぞう)が抗争により殺害され、ショックを受けた母親志津子(しずこ)も亡くなってしまう。京介は、それをきっかけに自分が生きた証を残す為「初代村田京介」を名乗る。やがて、村田組5代目を襲名。抗争を繰り返し、日本のドンとなる。続編では、親子の対立や家族の絆なども描かれている。また、電子書籍でも配信されるなど、連載終了後も人気の高い作品となっている。第1作『男樹』は、1979年から1980年まで『ビッグコミック』(小学館)にて連載。単行本は、全6巻が発行されている。オリジナルアニメは、1990年から1991年に公開。計3作。VHSとLDで発売。『新・男樹』は、1995年から1997年まで『MANGAオールマン』(集英社)にて連載。単行本は、全4巻が発行されている。『新・男樹』のタイトルで実写化され、計4作品、主演を宮本大誠が務めた。『新・男樹』1作目・2作目はオリジナルビデオとして1997年に発売。『新・男樹』3作目・4作目は2000年に劇場公開された。1作目・2作目で主人公の父親である村田京介役を岩城滉一が、3作目・4作目では夏八木勲が演じるなど、ベテラン俳優を起用している。『男樹 四代目』は、1999年から2000年まで『MANGAオールマン』(集英社)にて連載。単行本は、全4巻が発行されている。『男樹〜村田京一〈四代目〉〜』は、2012年から2014年まで『グランドジャンプ』(集英社)にて連載。単行本は、全5巻が発行されている。

『男樹シリーズ』のあらすじ・ストーリー

男樹

京介(上)はやがて「日本のドン」と呼ばれるようになる。

村田京介(むらたきょうすけ)は、北陸のヤクザ「村田組」組長の私生児として生まれる。地元では敵う者のいない番長だが、女性には奥手だった。ある時、母の志津子(しずこ)が事故に遭い、父親の村田正三(むらたしょうぞう)と病院で対面する。新聞に掲載された事故の記事を目にした大日本電力株式会社の会長・神江竜三郎(こうえりゅうざぶろう)は、「写真の人物が長年探していた娘に似ている」と部下に調査を命じた。

京介の仲間の木戸(きど)が、武藤(むとう)というヤクザに暴行される。原因は喧嘩の報復だった。京介は大心会の事務所に1人で乗り込み、翌日武藤と浜辺で決闘して全治1ヶ月の怪我を負う。その後、京介が村田組組長の息子だと知った幹部たちが謝罪に現れたが、京介は「オヤジと俺がやった喧嘩とは別物だ」と言った。京介の男気に対し、武藤は指を詰める。

京介は優等生の新藤久美子(しんどうくみこ)に恋したことを仲間に打ち明けた。周囲の反対をよそに京介と久美子は恋心を募らせ、ついに結ばれる。その頃、松山では伊達組組長伊達武吉(だてぶきち)が殺害され、息子の伊達宗太郎(だてそうたろう)が跡を継ぐ。宗太郎は「村田組に対する報復は一切やらない」と宣言し、村田組を襲名披露へ招待する。幹部達は「ヤクザの世界の笑いものになる」と反発するが、宗太郎は「ついて行けないと思う者は出ていけ」と意に介さない。一方村田組内でも式に出席すると言う正三に対し、幹部達が身を案じていた。

その頃神江竜三郎は、行方不明の娘について部下の報告を受けていた。報告によると、京介の母志津子は実の娘と判明。村田組の組員だった山崎正三(やまざきしょうぞう)に、強姦され妊娠。その後正三はカタギになる為、抗争相手を襲撃し服役する。だが、正三の出所直前に先代が死亡。遺言により、正三は先代の娘美和子(みわこ)と結婚し4代目を継いだという内容だった。

その頃京介は、敵対視する柳完治(やなぎかんじ)との喧嘩が原因で少年院に入る。一方、伊達組の襲名式で正三が子分に刺殺され、知らせを受けた志津子はショックの余り意識を無くしてしまう。1年後、少年院を出た京介は母の志津子が亡くなった事を知らさせる。ショックを受ける京介だが「おふくろが生きた証になってやる」と決意する。神江竜三郎が北陸に石油の備蓄基地の建設を計画していることを知った宗太郎は、切込隊長の尾崎(おざき)を使い村田組壊滅を目論む。尾崎は先代の伊達武吉に拾われた男で、敵討ちの機会を狙っていた。その為に村田組の内情を調べ上げ、村田組幹部の本多を影で操っていたのだ。

出所後京介は極道の世界に根を下ろす事を決め、地元北陸で「初代村田京介」の看板を掲げた。同時期に北陸に戻っていた久美子と再会し、互いに気持ちが変わっていない事を確かめた2人は結婚する。その後京介は村田組の5代目を継ぎ、北陸から伊達組を一掃する。だが京介は尾崎に1対1の勝負を申し込まれ、尾崎を射殺し服役する。服役中、久美子からの手紙で子供ができたことを知らされる北陸刑務所に入所した京介は看守の黒崎(くろさき)に嫌がらせを受けるが、「相手を見てから突っかかってこい」と怯まない。市井の舎弟である石川吉太郎(いしかわきちたろう)からの知らせを聞いた幹部達は、黒崎を殺害する。また、さらに刑務所で囚人達の暴動が起こった件が新聞に掲載された。記事を目にした久美子は、悩んだ末に京介の元を去る。

京介の出所後、村田組は北陸連合を結成し構成員は7千人を超える大組織となった。一方、出産した久美子は、息子の京太郎(きょうたろう)と2人で暮らしていた。西日本では伊達組が勢力を伸ばし、神戸の安西組と盃を交わす事となった。関東への影響を懸念した長老達は、村田組を迎え入れる。その後、京介に神戸安西組の安西誠(あんざいまこと)から連絡が入る。誠は京介と宗太郎を従え、極道を統一しようとしていた。京介は空港で誠を出迎えるが、目の前で銃殺される。また、北陸に進出していた伊達組の大石達次郎(おおいしたつじろう)との抗争で柳が死亡。安西と伊達の連合軍に攻め込まれ、北陸連合から脱退する組が続出し村田組は窮地に立たされる。そして京太郎は残った組員達に「3日後の夜、船で松山に攻め込む」と指示を出す。

その後、繁華街で逮捕されたフィリピン人が「安西誠を殺したのは自分だ」と自供する。また、伊達組の伊達宗太郎からの依頼である事も判明する。松山に乗り込んだ京介は宗太郎を追い詰めるが、駆けつけた警察に取り押さえられ、宗太郎も殺人教唆により逮捕された。その後、伊達組は解散を発表する。

新・男樹

渋谷にある東日本最大のヤクザ組織「総和連合本部」に、日本のドンと呼ばれる村田京介の息子・村田京太郎(むらたきょうたろう)が尋ねてくる。母親は口にしなかったが、警察官である叔父の新藤賢太郎(しんどうけんたろう)から、父親のことを知らされていた。京介は、部下の久藤(くどう)に京太郎の調査を命じた。久藤の報告によると、京太郎は高校生ながら飲食店や金融業を経営。また、拳銃も所持していた。ある日、京太郎の自宅に舞(まい)という名のホステスが訪れる。舞は「500万の金を積まれトイレで強姦された」と家族の前で話すが、京太郎は相手にしない。母の久美子がわけを聞くと、舞に「すぐに分かる」と言われてしまう。その夜、地元のヤクザ鬼道組に京太郎の仲間がさらわれてしまう。縄張りを荒らされた報復であり、その夜、縄張りを荒らされた報復として地元のヤクザ鬼道組に京太郎の仲間がさらわれた。京太郎は「ここから先は遊びじゃない。ついて来れるやつだけついて来い」と仲間に伝え鬼道組の事務所に乗り込むと、仲間を呼んでダイナマイトや拳銃で襲撃し、組長を引退に追い込む。

事件はマスコミが押しかけるほどの話題となり、京太郎は金沢少年刑務所に入所した。数ヶ月後、20歳にして若頭補佐であり、「総和連合を背負って立つ」とわれる大友龍次(おおともりゅうじ)が入所した。彼は、京介が送り込んだ刺客だった。看守が見てみぬふりをする中、大友は京太郎を袋叩きにし怪我を負わせたり無実の罪を着せたりと嫌がらせを行ったが、京太郎は冷静だった。北陸地方で地震が発生し、囚人達が脱走騒ぎを起こしていた。だが、京太郎は囚人達に「出ていく時は堂々と出ていくんだ」と言い落ち着いていた。大友も京太郎の言動に影響され、従うようになっていた。津波が発生したが、京太郎の指示により囚人達は高台に避難し、全員が無事だった。後日全員が模範囚として仮釈放となる。その頃、神戸安西組では組長代行の安西夕子(あんざいゆうこ)が、引退後は総和連合と合併、安西組の代紋を下すと幹部達に伝えていた。だが、島津(しまづ)を中心とした幹部達が反対し、組は分裂する。安西組と総和連合との抗争事件が発生。だが、反対派の島津が殺された事で総和連合の勝利となった。

出所後、勝原に戻った京太郎は相棒の三島鉄雄(みしまてつお)に、中学時代からの仲だった子分の高梨正次(たかなししょうじ)の死を知らされる。大友から勝原に総和連合の事務所ができると知らされ、阻止する為乗り込んだが殺害された。三島から「遺体は警察署に安置された」と聞いた京太郎は、警察署に駆けつける。その直後、爆弾を仕掛けられ自宅が爆発する。母親の無事と祖母の死を知った京太郎は、父である村田京介と戦う決意をする。
末期の肺がんと診断されていた安西夕子が亡くなり、神戸で葬儀が行われる事となった。京太郎は京介を銃撃するが、防弾チョッキを着ており無事だった。そして全ての弾を使い切った京太郎に京介が銃を向けるが、撃つ事が出来ず「わしにはあの子を殺せん。総和の頭を張る資格はもうない」と言い心臓発作で倒れる。京太郎は警察に連行され、刑務所に入る事となる。服役中に舞は京太郎の子供を産み、引退した京介は孫と共に平和な日々を過ごしていた。京太郎の出所の日には総和連合の幹部達が出迎えるが、京太郎は船に乗り三島達と旅立っていった。

男樹 四代目

村田京子(むらたきょうこ)は、勝原高校に通う18歳。日焼けした肌に派手な服装、言葉遣いも男の様だった。母親と祖父母と暮らしており、母には悪態をつくが祖父には懐いていた。祖父である京介が、釣りの最中に亡くなったと連絡が入る。かつて日本のドンと呼ばれた京子の祖父の葬儀には日本中のヤクザが参列したが、息子・京太郎はいなかった。京子はクラスメイトの高梨燎(たかなしりょう)と共に、父親に会うため上京した。京子は渋谷にある総和連合本部で父親と対面するが、会話は無いまま京子が飛び出してしまう。

その頃大阪では、安西組の武闘派である若松勝蔵(わかまつかつぞう)が出所していた。勝蔵は総和連合を認めず、総裁の小津さえチンピラ扱いだった。だが大友は、「若松が総和を認めないなら、叩き潰す」と幹部達に言い放った。また、息子の若松勝成(わかまつかつなり)が帰国していた。勝成は学生時代に大友と盃を交わし、卒業後は紛争地帯を渡り歩いた人物だ。京太郎は大蔵省の役人と会い、経済的に困窮した銀行の合併について話していた。日本有数の経済学者である中上正行(なかがみまさゆき)に経済学を学んだ京太郎は、世界最大級の多目的総合銀行の設立を計画していた。

大友は部下に若松組を襲撃させるが、勝蔵は行方不明だった。その時、勝蔵が総和連合に乗り込み「関西は全て安西に戻せ」と要求。京太郎は了承し、大友に総和連合の幹部を若い連中に変えるよう指示した。

その後、京太郎はロシアンマフィアのトップであるセルゲイツィガノフに会っていた。かつて京介が資金援助をしており、その話し合いの為だった。だが京太郎は、日本政府に対する発言力を得るため北方領土を求めていた。京太郎の考えに納得したツィガノフは「明日中に手配する」と約束した。京太郎達が帰国すると、若松勝蔵が倒れたという知らせが入る。また、関東の総和連合内では古参幹部と若手との抗争事件が発生していた。元総和連合幹部である串本(くしもと)が大友を襲撃するが失敗し、大友に殺害された。その後、大友は総和連合の本部に戻っていたが、突如窓から勝成が現れ殺害されてしまう。最大の味方を失った京太郎は、ロシアへの亡命を進めていた。仲間と共にロシアに向かっていた京太郎は、京子が人質になったと聞き引き返す。常蓮寺には京子を人質にした勝成がおり、それを見た京太郎は体に巻いたダイナマイトを銃で撃ち死亡する。その後、京子は弁護士となる。京太郎は三島と正次と共に永遠の眠りにつくのだった。

男樹〜村田京一〈四代目〉〜

京太郎の死から20年後、息子の村田京一(むらたきょういち)は聖輝大学に通う大学生になり、20歳の誕生日に父の残した株式9千億円を相続する。姉の京子は、三友正和銀行の顧問弁護士となっていた。居合道部に所属した京一は、応援団の矢沢(やざわ)の立ち合いで剣道部の相馬(そうま)と試合し勝利する。翌日京一は相馬と矢沢に小切手を渡し、優秀な学生達へも資金援助をする。さらに、安西組3代目若松勝成の娘・若松真里(わかまつまり)にも、1千億の小切手を渡していた。

その後京一は、太陽電気産業の株主総会に出席。横領事件で話題になっていた、前田太郎(まえだたろう)を登壇させる。だが京一は「横領ではなく、現政権である民和党の選挙資金として使われた」と主張する。京一の発言は話題となり、マスコミを賑わせていた。また大友組若頭の町村(まちむら)が、総和連合から「村田京一を消せ」と指令を受ける。町村は繁華街で京一達と大友組がトラブルになった際に、京一が初代総裁の孫だと知らされていた。京一の素性を知りながら、殺そうとする総和連合の幹部達に納得のいかない町村は総和連合幹事長の野倉(のくら)を殺害し、自らも撃たれて死亡する。この事件をきっかけに、大友組事務所が野倉組に襲撃される。知らせを聞いた真里は、野倉組の事務所に乗り込み「京一はウチの亭主になった。日本中のヤクザは京一が仕切る」と宣言。また、総和連合最高顧問である大前田助三郎(おおまえだすけさぶろう)も「京一を狙った者は破門にする」と通達し抗争は終結した。

京一は現役の大学生を集め、株の売買を行う会社を立ち上げた。また、日比谷公園に世界中の若者達を集め、国立競技場でデモを行った。その様子はマスコミによって報道され、京一がヤクザの息子である事が明るみになり批判が殺到した。その後京一は殺人教唆の疑いがかかり、母である瞳子(とうこ)の証言により刑が確定する。だが、瞳子は京一を危険な世界から遠ざける為の嘘の証言をしていた。当初刑期は5年と言われていたが、裁判では懲役30年を言い渡された。京一が刑務所に入って間もない頃、日本各地の警察署に爆破予告が多発する。さらにヤクザと愚連隊との銃撃戦が街中で発生し、治安が悪化していた。その影響により日本の株価が下落し、総理大臣の辞任を要求するデモが起こっていた。その頃、真里は京一の息子を出産する。京一は同室の囚人に刺され重傷を負うが一命を取り留め、出所後は若松勝成の引退に伴い、安西組の4代目を襲名した。襲名後京一は、治安の悪化により横行していた海外マフィアを日本から追い出す事を決意する。

その後京一はセルゲイが病気になったと聞き、見舞いに訪れていた。だが帰国直前にセルゲイが亡くなり、ナンバー2のブルゾフがボスとなる。知らせを聞いた京一は、急いでロシアを脱出する。京一を乗せた飛行機が撃墜されたとの知らせが入っていたが、陸路に変更していたため無事だった。帰国後京一は、総理大臣である松前史郎に会い協力を要請する。ヤクザと手を組む事に戸惑っていた松前だったが、演説では過去の失策を認め「この国を立ち直らせる」と宣言した。その後の選挙は、松前率いる自生党の勝利に終わった。だが京一はそれ以降行方が分からなくなり、息子の村田京勝(むらたきょうしょう)の誕生日にも現れなかった。自身が設立したアース財団の幹部達には「自分が姿を表さなくなったら、村田京一は死んだと理解せよ。アース財団を続けるなら、皆自らが主役になって動け」と遺言を残していた。だが、京一は生きていた。父親の京太郎が作ったトナカイ牧場で暮らす為、母とシベリアに向かうのだった。

『男樹シリーズ』の登場人物・キャラクター

主要人物

村田京介(むらたきょうすけ/演:岩城滉、夏八木勲)

CV:大塚明夫
北陸のヤクザ「村田組」の組長の私生児として生まれる。学生時代は番長として喧嘩に明け暮れるが、若くして両親を無くした事をきっかけにヤクザの道を歩む。少年院を出所後、地元北陸で「初代村田京介」を宣言。その後正式に北陸村田組5代目を継承し、数多くの抗争を勝ち抜き日本のドンと呼ばれる。『新・男樹』では、総和連合の総長となっており、関西最大のヤクザ安西組との抗争に勝利し日本のヤクザの頂点に立つ。息子の京太郎がヤクザになるのを阻止しようとするが、京太郎との争いに敗れヤクザを引退。『男樹 四代目』では千葉の勝原で妻と孫の京子と暮らしており、釣りの最中に事故にあい死亡する。葬儀の際は日本中のヤクザが参列した。

村田京太郎(むらたきょうたろう/演:宮本大誠)

CV:石川英郎、山田栄子
日本のドンと呼ばれる村田京介の息子。高校生の頃は、違法な商売で大金を稼ぎ拳銃を所持するなどヤクザ顔負けだった。『男樹四代目』では、総和連合のトップとなり、経済学を身につけている。その知識を活かし、北方領土の返還や銀行の合併などを計画する。だが抗争により娘である京子を人質に取られ、自らの命と引き換えに娘を救う。

村田京子(むらたきょうこ)

京太郎と舞の子供であり、勝原高校の3年生。派手な服装をして母親には悪態をつくが、祖父である京介には素直だった。父親には会った事がなく、東大の試験を受けた後に総和連合本部で対面する。勝原高校から東大に進学し、在学中に司法試験に合格。『男樹〜村田京一〈四代目〉〜』では弁護士となっている。京一とは母親が異なる姉弟。

村田京一(むらたきょういち)

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