衝撃の死を遂げ、読者や視聴者を驚かせたキャラクターまとめ

アニメ、漫画の中でも安易な展開を避けたいがために死んでしまうキャラクターは星の数ほどいます。しかしそういう作品はキャラクターを殺すことで逆に安易な展開になってしまうものもあります。
そんな中でも、悲惨だったり、予想だにできない衝撃の死を遂げたキャラクターをまとめました。

2009年に放送されたオリジナルアニメ作品。アニメーション制作はボンズ、キネマシトラスになっている。
大地震が起きた東京で小野沢 未来・悠貴の兄弟が自宅のある世田谷に帰ることを目指すアニメ。
まさかの展開で視聴者を驚かせた。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において優秀賞を受賞している。

小野沢 悠貴

左が未来 右が悠貴

2012年の7月21日、夏休み初日、中学1年生の小野沢未来と小学校3年生の小野沢悠貴の姉弟はお台場に来ていた。
悠貴の希望でロボット展を見に来たのだが、未来は共働きの両親の代わりに仕方なく同伴することになったのであった。その事で苛立ちを隠せない未来は悠貴を一人でトイレに行かせる。その時、マグニチュード8.0の大地震が発生する。
お台場は壊滅的な被害を受けてしまい、交通機関も麻痺してしまう。悠貴と無事に再開することができ、自宅のあるお台場を目指すことになった。

帰宅の途中、未来は腹痛を起こし、東京タワー近くの救護所に立ち寄った。
そこで出会った人は皆余裕がなく、未来はトイレの順番待ちしている人たちの喧嘩に巻き込まれたり、配給された食事をこぼされたり、散々だった。
未来は苛立ち、それを悠貴に向かって発散してしまい、悠貴はその場を走り去ってしまう。
ひどいことを言ってしまった未来は悠貴を探しに行き、無事に仲直りするが、背後の東京タワーが倒壊し始める。
爆風に巻き込まれる二人。飛んでくる残骸から悠貴が身を呈して守るがその一つが悠貴の頭部を直撃してしまう。
未来が話しかけるが、悠貴は死んだふりをしていただけで大した怪我ではなさそうだった。

家の近くまで近づき、未来の通う中学校へ到着する。中学校も避難所になっており、そこでロボット好きの少年と出会う。
悠貴と少年は仲良くなるが、その少年が下敷きになった小型ロボットを助けようと今にも崩壊しそうな場所へ入ってしまう。
だが無事に救出され、救助隊に怒られる子供達。
再び家に向かって歩き出すが、突然倒れて悠貴が倒れて入院することになる。
しかし、心配する未来が目を覚ました時には悠貴は元気な姿で走り回っていた。

とうとう家の近くの悠貴が通う小学校へ到着するが、そこで二人ははぐれてしまう。
そこで悠貴の友達に会う未来。少年が「悠貴にノートを渡してほしい」というので少年の家まで取りに行くことになった。
無事にノートを受け取り、悠貴を探そうと振り返るとそこには悠貴が立っていた。
その時、大きな余震が起こり、未来はその余震の中、衝撃の事実を思い出してしまう。
実は悠貴は入院した時にそのまま帰らぬ人となっていた。死因は東京タワー倒壊の時に未来をかばって受けた頭部への傷だった。
その後、未来が目にしていた悠貴は未来にしか見えておらず、全て未来のが生み出したものであった。
未来は「一緒に帰ろう。」と手を出す悠貴の手を取り、家に帰り、両親と一緒に涙を流すのであった。

shuichi
shuichi
@shuichi

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