マース・ヒューズ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

マース・ヒューズとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、様々な場面で主人公のエドワード・エルリックやアルフォンス・エルリックを手助けしている。
軍に所属しており階級は中佐。普段は妻や娘を溺愛しており、どこであろうと構わず写真を見せ自慢するほどの愛妻家。作中に登場するロイ・マスタングとは親友であり戦友でもある。また本人はデスクワークを得意としているが、過去にはイシュヴァール殲滅戦という戦争の最前線を戦い、生き抜いている。

マース・ヒューズの概要

マース・ヒューズとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、様々な場面で主人公のエドワード・エルリックやその弟であるアルフォンス・エルリックを手助けしている。兄弟は幼少期に人体錬成という禁忌を犯してしまった事で体の一部を失っており、取り戻すため旅をしている。そんな兄弟のために仕事の合間を縫って協力をしている。

軍に所属しており階級は中佐。普段は妻や娘を溺愛しており、どこであろうと構わず写真を見せ自慢するほどの愛妻家。作中に登場するロイ・マスタングとは親友であり、共にイシュヴァール殲滅戦という戦争を戦い抜いた戦友でもある。また本人はデスクワークを得意としているが、戦争の最前線で戦い生き残ったり、人造人間ラストに奇襲を仕掛けられても対応して見せたりなど、戦闘能力も高い。

ヒューズは事あることに娘自慢や妻自慢を繰り広げるため、周囲からうっとうしがられてはいるが、面倒見の良さからエドワードや幼馴染で機械鎧技師のウィンリィ・ロックベルを含め多くの人に慕われている。

マース・ヒューズのプロフィール・人物像

誕生日:1885年生まれ(月日は不明)
血液型:不明
身長:177cm程度
体重:詳細不明
年齢:29歳
特技:書類仕事、ナイフ投擲
趣味:妻自慢、娘自慢

CV:藤原啓治(2009年版/2003年版)/津田健次郎(ハガレンモバイル)
実写俳優:ディーン・フジオカ

マース・ヒューズは軍に所属しており、階級は中佐。軍法会議所に勤めている。士官学校の頃からロイ・マスタングの親友であり、またイシュヴァール殲滅戦という戦争を共に生き抜いている戦友でもある。ロイ・マスタングは作中では大佐という階級でありながら国家錬金術師の資格も持っており、「焔の錬金術師」の名で知られている。国を良くするためにトップの座に就こうとしており、ヒューズもその目的のためにマスタングに協力をしている。

姿は眼鏡と顎鬚がトレードマークである。妻のグレイシアと愛娘のエリシアを溺愛しており、所構わず写真を見せびらかしたり、娘自慢やのろけ話のために軍の回線を公然と使用している。マスタングからは「電話の相手を焼き尽くす方法は無いか」と言われたり、職員からは「程々にしてください」と怒られたりしているが反省する気はない模様。そのためしばしば周りに迷惑をかけているが、同時に気遣いや優しさを家族同様に周りへ見せており、周囲の人物からは非常に慕われている。

マース・ヒューズの能力

ヒューズ本人はエドワードやマスタングのように錬金術を使うなどはせず、また前線に立って戦うようなことは基本しない。
その代わり判断能力に優れており、「書類仕事は任せろ」と豪語している。実際に親友のマスタングよりも圧倒的に仕事が速い。更にエドワードから得た賢者の石についての情報と過去の事件などから、人造人間の計画にいち早く気づいている。

しかし身体能力においても決して低いわけでは無く、士官学校時代は成績トップクラスを成績を収め、イシュヴァール殲滅戦では最前線で戦い生き残っている。
また人造人間ラストに襲撃された時も振り向きざまに眉間へ投げナイフを命中させ、「デスクワーク派かと思ったら意外とやるじゃないの」と褒められていた。

マース・ヒューズの来歴・活躍

漫画・2009年版アニメ

士官学校時代

マース・ヒューズは士官学校時代にロイ・マスタングと出会う。
しかし作中のように仲が良かったわけでは無く、互いにライバル視をしており常に何かで張り合っていた。

同期の中ではマスタングと並び常にトップの成績を収めており、上級生との人付き合いも良かった。だが、その付き合っていた上級生はイシュヴァール人を見下した態度をとっており、そんな人と付き合いを持っていた事をマスタングは良く思っていなかった。

暫く経った頃、上級生たちがイシュヴァール人を取り囲みイジメている現場をマスタングが見つける。イシュヴァール人だから見下しても良いと言う上級生へマスタングは抗議するが、上級生は聞く耳を持たずマスタングごと暴力を加えようとし、更には拳銃まで持ち出す。ヒューズはそこに現れ最初は上級生に同調しマスタングを止めているように見えたが、上級生に拳銃を捨てさせた後にマスタングと共に上級生へ殴りかかった。

その後、懲罰としてヒューズはマスタングとイシュヴァール人と共に巨大な穴掘りをさせられ、それをキッカケに友情を深めていき親友となる

イシュヴァール殲滅戦へ出兵する

アメストリス国がイシュヴァールへの圧政を敷き、反発を買っていた時に軍将校が一人の子供を撃ち殺してしまった事をキッカケに、戦争へ発展していく。ヒューズのような一般軍人だけでなくマスタング達のような国家錬金術師間まで動員するほどの規模になり、イシュヴァール殲滅戦と言う名の戦争が始まる。

戦争が始まってしばらく経った頃、ヒューズは偶然マスタングと再会する。この時には大尉まで昇級しており、マスタングも同様だった。そしてマスタングへ「すっかり目つきが変わったな」と言うとマスタングからも「お前もな。人殺しの目だ」と言われている。

別れ際、なぜ戦うのかをマスタングに問われた際にヒューズは「死にたくないから」と答え、それぞれの戦場へ戻っていった。

戦争が終わった時、ヒューズはマスタングと共にイシュヴァール殲滅戦がおかしいことを話していた。イシュヴァール殲滅戦を経験し、マスタングはこの国全ての人々を守るためにこの国の頂点に立つことを、ヒューズはそんなマスタングの理想を実現させる為に支えていくことを決意する。

初登場時

初登場は合成獣(キメラ)専門の国家錬金術師ショウ・タッカーを裁判にかける為、イーストシティに来訪した時だ。
裁判の内容とは、タッカーが自身の娘と飼っていた犬を錬成し合成獣にしたこと、それに加えて過去の行いについてだ。しかしヒューズが現場に到着したときにはタッカーと合成獣は何者かに殺されてしまっていた。タッカー達の殺された様子からヒューズは、犯人が国家錬金術師ばかりを狙っている連続殺人犯であると確信する。

ヒューズはマスタングと東方司令部へ戻った後、「傷の男(スカー)」と呼ばれている今回の犯人の情報を共有する。スカーには額に大きなバツ印の傷があるという事のみが分かっており、使っている武器や目的など一切が不明で、ただわかっているのが国家錬金術師の資格を持っている人間ばかり狙われているという事だった。

その話を聞いた後マスタングは、同じく国家錬金術師の称号を持っているエドワード・エルリックの身を案じすぐに捜索させる。エドワードは自他ともに認める錬金術の天才ではあったが、今回のタッカーの一件から自身の無力さを痛感し、落ち込んでいた。

傷の男(スカー)との戦闘

ヒューズはマスタングや部下であるアレックス・ルイ・アームストロング少佐らと共にエドワード達を見つける。その時には既にエドワードと弟のアルフォンス・エルリックはスカーと交戦し満身創痍になっており、助けるためにマスタングやリザ・ホークアイ、アームストロング少佐たちが参戦する。

アームストロング少佐の時間稼ぎのおかげで、傷の男を包囲することに成功する。そしてホークアイが狙撃をしたことで傷の男の着用していたサングラスが外れ、彼が褐色の肌に赤い瞳をしていることから「イシュヴァール」の民であることが分かる。傷の男は分が悪いと悟り地面を壊し地下水道へ逃げた為、戦いは終わりを迎えた。

ヒューズ自身は、マスタング達が戦い始めた瞬間に隠れており、周囲から「今までどこに…」と咎められていたが「うるせえ!俺みたいな一般人をお前らみたいな万国人間びっくりショーに巻き込むんじゃねえ!」と反省している様子は見られなかった。

その後はエドワードやマスタング達と共に東方司令部へ行き、今回の犯人である傷の男についての情報を共有する。
それは、傷の男はイシュヴァールという地の民族であり、かつて起こった戦争「イシュヴァール殲滅戦」における生き残りだった。

その戦争には国家錬金術師も多く投入され甚大な被害を出していたことから、マスタングは「イシュヴァールの生き残りであるあの男の復讐には正当性がある」と語る。だがエドワードはこれを「関係ない人間も巻き込む復讐に正当性もクソもあるかよ」と否定していた。

話し合いの後ヒューズはエドワードにどうするかを尋ねたところ、エドワードは壊れてしまった腕を直すためにリゼンブールに戻ることを決める。しかし、まだ近辺に傷の男がいる可能性が高いことから、部下であるアームストロング少佐をエドワード達の護衛につけ、リゼンブールへ帰らせる。これはヒューズ自身が忙しい事と、万が一襲われた場合に自分の腕では傷の男からエドワードを守ることができないという判断からだった。

エドワードの機械鎧の修復後

エドワードは右腕の機械鎧(オートメイル)を修理した後、セントラルに戻っていた。そして探し物である賢者の石の資料を探すため、国立図書館の第一分館へ向かっていた。だが、到着した頃には既に何者かによって全焼したことが判明する。

第一分館の全焼により、そこで保管していた過去の刑事記録なども紛失してしまった事からヒューズは多忙になっていた。一方エドワード達は過去に第一分館で働いていたシェスカという女性のおかげで賢者の石に関する資料を入手することができ、資料の解読に全力を注いでいた。

エドワード達が資料の解読に難儀していた時、ヒューズは休憩の時間を使ってエドワード達の元を訪れた。
そこで談笑している途中、ふとヒューズが愚痴をこぼし、特に第一分館が焼けたことで過去の刑事資料なども全て焼けたことで仕事にならない事を言う。だが偶々訪れていたシェスカが、過去に読んだ本は1字1句覚えており、刑事資料も覚えていることが判明した。

これを聞いたヒューズはすぐさまシェスカを軍法会議所へ強引に連れ去っていき、エドワード達は「人攫いかあのおっさんは」と苦笑いで見ていた。

なおシェスカは軍法会議所で雇われた後、ヒューズに大量の仕事を押し付けられることが多々発生している。

第五研究所の崩壊後

エドワード達は資料を読み解くことができ、賢者の石の秘密を知る。その秘密とは、材料に生きた人間が使われていた事、更に1個を錬成するのに複数人の犠牲が必要だという事だった。この事実にエドワード達は塞ぎ込んでしまったが、アームストロング少佐たちと話していくうちに、賢者の意思には、更に別の真実がある可能性にたどり着く。

賢者の石を作るのに必要なものが生きた人間であること、そして第五研究所が刑務所の横にあることから死刑囚を使って賢者の石を作っていたと推察する。

エドワード達が第五研究所へ忍び込んだことで大怪我を負い入院し、ヒューズはそのお見舞いと情報共有も兼ねてエドワード達の元を訪れた。

賢者の石や人造人間のことについて共有していく中、突如キング・ブラッドレイ大総統が病室を訪れる。アメストリス国のトップが突然訪れたことで病室が騒然となるが、ブラッドレイ大総統はエドワード達に賢者の石を研究していた人間が全て行方不明になっている事、自身の情報網をもってしても黒幕の目的など何も分かっていない事を告げた。その為、探りを入れるのは危険だと直接念押しされる。

だがエドワード達は元の体に戻るために賢者の石を含めた様々な情報を探していくことにし、その一環で錬金術の師匠の元を訪れることを決める。そしてヒューズも、エドワード達の手助けをするために独自に賢者の石について調べ始めていた。

人造人間(ホムンクルス)の襲来

エドワード達がセントラルを離れた後、ヒューズは軍法会議所で調べ物をしていた。その中で、エドワード達が解決したリオールでの出来事を知る。その内容は、リオールを東方軍が鎮圧していたはずが、中央軍が出てきたことで暴動にまで発展したという事だった。

最初は「物騒だな」と呟いていたが、突如何かに気づく。書庫にある過去の資料と照らし合わせることで何かに気づき、アームストロング少佐やブラッドレイ大総統に伝えようとするが、そこに胸元にウロボロスの刺青を入れた女性が現れる。ウロボロスの刺青を持つ存在のことをエドワードから聞いていたヒューズはすぐに応戦し、その場を逃げることに成功する。

郊外の電話ボックスまで逃げ延び、マスタングへ直接連絡を取ろうと試みるが一般回線では直ぐに連絡を繋げることができず、受付の軍人により時間を取られてしまう。「軍がやばい」と伝えた瞬間、アームストロング少佐の部下であるマリア・ロスが背後に現れ、拳銃をヒューズへ向けた。しかし、このマリア・ロスは左目の下に泣きホクロが無いことから偽物であることをすぐに見抜く。

だがマリア・ロスに成り済ましていた女は、「忘れてた」という言葉と同時に泣きホクロを再現して見せた。

その人間には到底できないハズの事を目の前にし困惑するヒューズだったがすぐに切り替え、生き残るために戦おうとする。だが振り返った瞬間、そこにいたのは妻であるグレイシアの姿であり、自分の愛する妻の姿に攻撃ができず拳銃で撃ち殺されてしまった。

ヒューズは殉職したことで二階級特進し中佐から准将となる。葬式の際にマスタングを始め多くの人々が彼を弔うために出席しており、マスタングが作中で唯一涙を流した瞬間だった。

2003年版アニメ

2003年版でのヒューズは原作とあまり違いはない。

大まかに違うのはエドワードと初めて出会った時期や死因などになる。

決定的に違うのは死因で、こちらでは大総統の秘書官である「ジュリエット・ダグラス」という人物の正体について、いち早く気づいたことが原因で人造人間に殺されてしまう。
原作同様、ラストを一度倒していたりロス少尉に化けたエンヴィーの喉元を掻き切ったりと腕の良さを見せつけていたが、最期は原作と同じく最愛の妻に化けたエンヴィーによって殺されてしまった。

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