RAIDEN-18(荒川弘)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『RAIDEN-18』とは『鋼の錬金術師』で有名な荒川弘によるコメディ漫画である。『月刊サンデーGX』2005年6月号にて読み切りとして1話目が掲載。好評を博したため、読み切り形式の3本が2021年まで掲載された。1話目掲載から単行本化まで15年かかった作品である。ストーリーは死体改造愛好家のタチバナ博士によって様々な死体を基に作られた「フランケンシュタイン」ライデン18号が、倫理観が崩壊したマッドサイエンティストたちに振り回される様子が描かれている。

『RAIDEN-18』の概要

『RAIDEN-18』とは荒川弘によるコメディ漫画である。『月刊サンデーGX』2005年6月号にて読み切りとして掲載。好評を博したため同紙2006年1月号、2011年1月号、2021年2月号と読み切りを掲載していき、15年の時を経て単行本化した。単行本は描きおろしに加えて、表紙は特殊印刷で立体的に仕上げられ、さらに雑誌掲載時のカラー原稿をそのままカラーで収録した豪華な仕様となっている。

ストーリーは死体改造愛好家の女性・タチバナによって数多の死体を組み合わせて造られた「フランケンシュタイン」のライデンー18号が、倫理観が崩壊したマッドサイエンティストたちに振り回されながら、時に戦い、ときに周りの非常識ぶりに突っ込んだりしていくドタバタコメディとなっている。

荒川弘は『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』などの作品の作者である。荒川弘は『鋼の錬金術師』や『アルスラーン戦記』などの迫力のあるバトルシーン、『銀の匙 Silver Spoon』や『百姓貴族』などのコミカルなシーンなどを得意としている。そのため本作もバトルシーンとテンポのいいギャグが特徴となっている。

『RAIDEN-18』のあらすじ・ストーリー

立ち上がれ!ライデン18号

マッドサイエンティストの女性・タチバナはついに生涯最高とも言える「フランケンシュタイン」のライデン18号の完成を間近にしていた。あとはライデン18号に電流を流して起動するだけとなり、意気揚々と「立ち上がれ!」と声を発すると激しい電流が流れてライデン18号は起きる。それと同時に「電流が熱い」と怒りながらタチバナの脳天に拳を叩きいれた。目覚めたライデン18号はタチバナに様々な質問を投げかける。タチバナはライデンの質問にここはタチバナの所有する研究所で、自身が創造者のタチバナであり、ライデン18号は「フランケンシュタイン」と呼ばれるクリーチャーであると返す。「フランケンシュタイン」とは多数の死体を繋ぎ合わせて造られたクリーチャーのことを指す言葉で、タチバナも数多の死体を繋ぎ合わせてライデン18号を作ったのだ。死体を違法な取引で手に入れていることを知ったライデン18号は再びタチバナの脳天に拳を叩きいれる。タチバナはライデン18号が自身に対する忠誠心が薄いから失敗作かなと零して、ライデン18号の自爆スイッチを押そうとしてライデン18号と口論になる。最終的にタチバナが用意した最高級の身体パーツの良さにライデン18号の方が折れて、タチバナの言うことを聞くことになった。そして、渋々ながらに納得したライデン18号を連れてタチバナは死体改造愛好家たちによるクリーチャー選手権なる大会が開かれる墓地へと赴いた。

クリーチャー選手権とは年に1度開催されるマッドサイエンティストたちの自慢の「フランケンシュタイン」同士を戦わせて、優勝者には会場となっている墓地から取れたて新鮮な死体を1年分プレゼントされるものであった。話を聞いたライデン18号は「犯罪だ」と思い、非常識極まりない大会には出たくないとタチバナに伝えるが、タチバナは「この日のためにこさえたのだから出てもらう」と自爆スイッチを脅しにライデン18号に出場を強要する。そして、大会はバトルロイヤル方式で様々なクリーチャーたちが戦いを始める。最初こそ戦い方など知らないと焦っていたライデン18号だが、ライデン18号の体は大相撲闇リーグチャンピオンのパーツが入っていたため、身体に染みついた記憶を頼りに勝ち抜いていく。そして、検死官をしているヤブラコウジのクリーチャージュテーム2号を残すだけとなった。ヤブラコウジは倫理観の欠片もないクリーチャー選手権を止めて、死体の尊厳を守り、そして安寧を作るために参加したと豪語して、ジュテーム2号をライデン18号にけしかける。ヤブラコウジの話を聞いたライデン18号はまともな奴もいるのかと安心して、ライデン18号は自身の尊厳と自由のために戦うことを決める。そして、タチバナに試合に勝ったら自身を解放しろと要求する。要求を飲まないであれば死を選ぶというライデン18号にタチバナは優勝を目の前にしてライデン18号を失うわけにはいかず、要求を受け入れた。しかし、ジュテーム2号との戦闘の最中にライデン18号は充電切れを起こして動けなくなってしまう。そこを好機ととらえてジュテーム2号が攻撃を仕掛けてくる。しかし、ライデン18号はジュテーム2号の武器を歯で受け止めて、さらに武器に帯びていた電気を奪い取ることで充電したことでジュテーム2号を倒すことに成功した。こうして、無事に大会優勝を納めたことでタチバナはとれたて新鮮死体1年分を、ライデン18号は自由を手に入れた。別れの言葉を告げてライデン18号はタチバナの元を去った。しかし、ライデン18号はなぜか自然とタチバナ研究所に帰ってきてしまった。困惑するライデン18号を迎え入れたタチバナはまるでライデン18号が帰ってくることをわかっていたかのような態度であった。そこで、ライデン18号は自身の体は数多の死体を継ぎ合わせて造られたものであることを思い出した。そして研究所の前にはポチと書かれた犬の墓があることに気づく。ライデン18号は自身の脳は犬のものであり、帰巣本能によってタチバナから逃げることができないことを悟ったのであった。

製作者のタチバナの元を離れられないライデン18号はタチバナに言われるがまま家事をこなすことになった。いいように使われることに怒りを感じているとライデン18号はふとタチバナについて全く知らないことに気が付く。そんなことを考えていた矢先、ライデンは研究所の地下を発見した。そこには、ライデンの前に作られていた「フランケンシュタイン」たちが保管されていた。そのなかにタチバナ秋男と書かれた箱に保管されていた「フランケンシュタイン」と出会う。ライデン18号は秋男がタチバナの関係者かつ「フランケンシュタイン」であることから質問をすることにした。秋男はタチバナは明治生まれの自身の娘であり、クリーチャー技術を使って若い姿で長い間を生きていると語る。ライデン18号は信用できないと言ったところで、秋男が今と姿の変わらないタチバナが写った明治頃の写真を取り出す。それをライデン18号が見ていると出かけていたタチバナが帰ってきた。タチバナは余計なことを喋っていた秋男の腹を殴って止めて、ライデン18号には「サバを読むのもなかなか大変でね」と語りながら詰め寄る。そして、誰にも喋らないようにと脅しかけてきた。この一件でタチバナにビビったライデン18号はタチバナの言うとおりに家事をこなすようになった。しかし、実はタチバナの写った明治時代写真は合成写真であり、タチバナは秋男の娘ではなかった。タチバナは秋男のメンテナンスをしながら、1851年に『フランケンシュタインあるいは現代のプロメシュース』の生みの親メアリー・シェリーと写った合成ではない写真をライデン18号に見つからないように隠した。

偽物現る

ある時、タチバナとライデン18号は、ライデン18號を名乗る偽のライデン18号がタチバナ研究所の名前を語り、怪しい商品の宣伝をしている動画を発見する。タチバナは横行しているパーツ詐欺の話をライデン18号にする。パーツ詐欺とは有名人の死体と偽って肉体の一部をオークションで売ることを指し、タチバナのようなプロは引っかからないがアマチュアの人間なら引っかかってしまうことがあるという。さらに最近では有名な「フランケンシュタイン」の偽物までも横行するようになっていたのだ。ライデン18号はクリーチャー選手権で優勝したことで有名になったためにライデン18號という偽物が現れたのである。
自身の低クオリティな偽物の姿に憤慨して訴えてやると息巻くライデン18号に、タチバナは冷静に粗悪な海賊版など放っておけと切り捨てる。続いて動画に偽タチバナが現れる。その姿は本物のタチバナよりもスタイルが良く、かつ美人であった。ライデン18号がぽつりと「海賊版の方がスペックが高い」とこぼすとタチバナは先ほどまでの態度から一変して、海賊版は許せないとライデン18號と偽タチバナを倒しに行くことを宣言。ライデン18号とタチバナは大陸へと渡るために空港へとやってくる。そこで「フランケンシュタイン」であるドクダミ大学フランケンシュタインの怪物研究部部長と出会う。部長とタチバナは元々知り合いであり、今回タチバナの偽物が出たということで倒し行くのを手伝うために部長はやって来たという。タチバナは戦力的に弱い部長の加入を少し嫌がりつつも受け入れて、大陸へと向かった。

大陸にたどり着いた3人は偽物ライデン18号を大量に生産している偽タチバナの向上へと乗り込んだ。偽タチバナは急な襲来に驚きつつも本物のライデン18号を倒せば、偽物が本物に成り代われるとライデン18號をけしかける。しかし、所詮偽物であるためにライデン18号の張り手一つで簡単にダウンしてしまう。偽タチバナは続いてキョンシーへと改造した毛沢東(けざわひがし)をライデン18号にけしかける。キョンシーとは「フランケンシュタイン」とは違い自我のない遺体をいいように操られている状態を指す。毛沢東の体はモンゴル相撲のチャンピオンの体が混じっており、相撲技でライデン18号を圧倒してくる。ライデン18号が劣勢を強いられている中、部長が自身に搭載したソーラーパネルの充電を使って偽タチバナの作った「フランケンシュタイン」を起動した。起動した「フランケンシュタイン」たちは理不尽な扱いをしてきた偽タチバナへの恨みから、偽タチバナをボコボコに殴り始める。そして、「フランケンシュタイン」の一人が巨大なコンテナを開けると中から生きた農民たちが現れた。これにより、偽タチバナは言葉巧みに農民たちを誘拐して殺して「フランケンシュタイン」にしていたことが発覚した。タチバナは「フランケンシュタイン」を作るマッドサイエンティストとして、自身で殺した死体でクリーチャーを作ることは言語道断であると偽タチバナを非難して、いまだ毛沢東に苦戦しているライデン18号のリミッター解除を宣言する。リミッター解除をされたことで相撲の反則技である目つぶしなどを用いて、ライデン18号は毛沢東に勝った。偽タチバナたちを倒したタチバナとライデン18号は無事に帰国した。

フランケンシュタイン大集合

ライデン18号が自身を呼ぶ声に目を覚ますと、そこには大量の「フランケンシュタイン」がいた。ライデン18号はタチバナの研究所から誘拐されて、大英博物館の地下に来ていた。誘拐犯で大英博物館の学芸員であるラッセルは「博物館の上の人間たちに死体の人権を認めさせる活動をしている」と言う。地下に博物館に飾られているミイラや死体を集めてきて「フランケンシュタイン」に改造して、死者の楽園を作っていたのだ。誘拐されてきたライデン18号はラッセルの手で無茶苦茶な改造を施された「フランケンシュタイン」に驚いていた。しかし、「フランケンシュタイン」たちからタチバナの死体の人権無視などの悪行の話が博物館まで届いているという話を聞くと、激しく同意して心を開く。ラッセルの案内のもと、地下にあるクリーチャー工場を訪れる。工場にはラッセルの助手として切り裂きジャックが「フランケンシュタイン」を作っており、その様を見たライデン18号はタチバナの元よりはマシな環境だと感じてしばらくの滞在を決める。そこで、ライデン18号は大量の「フランケンシュタイン」たちと充実した毎日を過ごした。

ライデン18号が地下にて日々の幸せを享受していると、そこにタチバナが現れた。タチバナはライデン18号の回収と、博物館職員から地下で好き勝手やっているラッセルと「フランケンシュタイン」たちの制圧を頼まれたという。帰りたがらないライデン18号に痺れを切らしたタチバナは実力行使でライデン18号を倒す。追い詰められたラッセルは「フランケンシュタイン」の生みの親であるメアリー・シェリーを「フランケンシュタイン」として蘇らせた。ラッセルは崇拝するメアリーに助けてもらおうとする。しかし、自身の著作物であるフィクションの「フランケンシュタイン」を現実に作ってしまっていたラッセルにドン引きしてしまい助けてはもらえなかった。最終的にラッセルもタチバナに倒されてしまい、ライデン18号は研究所に戻ることとなった。その際に博物館地下にいた大量の「フランケンシュタイン」も一緒についてきた。ライデン18号は結局戻ってきてしまったことに不満を露わにしながら、いつか絶対に研究所を出て行ってやるとタチバナに宣言した。しかし、面倒見のいいライデン18号は一緒についてきた「フランケンシュタイン」たちを見捨てることができず、研究所での生活を受け入れていくことになった。

『RAIDEN-18』の登場人物・キャラクター

主要人物

ライデン18号

本作の主人公の「フランケンシュタイン」の男性。筋骨隆々の体とこめかみを貫通している大きなネジが特徴。タチバナが死体を違法取引で手に入れていることを犯罪だと非難するなど、常識的な性格をしている。本作のツッコミ役で、倫理観の欠片もないマッドサイエンティストたちに振り回されながら言葉と拳でツッコミを入れる。
「フランケンシュタイン」であるため、身体は数多の死体からつぎはぎされて作られている。左腕は大相撲闇リーグチャンピオンの雷電号の腕であるため、相撲の技を得意とする。必殺技は上手投げ。身体だけでなく脳もつぎはぎされており、タチバナが飼っていた犬のポチや家政婦のものが使われている。そのため、犬の帰巣本能のせいでタチバナから離れることができなかったり、家事が得意であったりする。本人は犬の脳が使われていることに不満を持っている。体内に自爆スイッチが仕掛けられており、タチバナから脅しに使われることもある。後に切り裂きジャックにより摘出された。

戦闘能力が高く、多人数を同時に相手取り勝つことが可能。しかし、充電式の体であるため充電が切れてしまうと体を動かすことができなくなってしまう。また、電気で動くからと飛行機で移動する際はタチバナから家電扱いされて、貨物室に乗せられた。

基本的に制作者のタチバナに対して尊敬などの気持ちは持ち合わせていないが、股間部分に立派なものをつけてくれたことだけは尊敬している。いつかタチバナの元を離れて自由に生きることを目標にしている。

タチバナ

マッドサイエンティストの女性。お団子ヘアーと眼鏡が特徴。明るく大雑把な性格をしているが、マッドサイエンティストが故に倫理観はない。死体をネットオークションで落札したり、墓を直に暴きにいったりと犯罪行為も厭わない。本人の死体調達の信念として自分では殺さず、死んでいた体を再利用するだけを掲げている。ライデン18号は自慢の一品であり、すべて最高級パーツで取り揃えたと豪語している。非常識な発言をするとライデン18号から頭に拳を叩き入れられるツッコミを食らってもあまり気にしている様子はない。自身の研究所の地下には大量の「フランケンシュタイン」が収納されており、そのなかにはスターリンなどの著名人が含まれている。

細かいことを気にする性格ではないが、自身の偽物が自身よりも美人であったときは叩きのめすために中国へと向かった。偽物タチバナをパチモン(偽物)+タチバナをでパチバナと呼んだ。

謎の多い人物で下の名前や年齢などのプロフィールが判明していない。しかし、『フランケンシュタインの怪物』の著者・メアリー・シェリーと一緒に写っている写真があるため、最低でも170年以上生きていることになる。タチバナの親戚・タチバナ秋男はクリーチャー創造技術を用いて若いままの姿を保っていると言っているが、真偽のほどは定かになっていない。

マッドサイエンティスト

ヤブラコウジ

検死官をしている男性。切れ長の目と白衣が特徴。クリーチャー選手権に自身の作った「フランケンシュタイン」のジュテーム2号と参加した。検死官であるが故に死体の尊厳を守りたいという信念を持っている。そのため、タチバナなどの「フランケンシュタイン」を作るマッドサイエンティストたちを嫌っている。クリーチャー選手権に参加したのは大嫌いなマッドサイエンティストたちを叩きのめすためである。

ジュテーム2号は助手であり、クリーチャー選手権に参加するために彼女を「フランケンシュタイン」にした。しかし、自身の手で助手を殺して「フランケンシュタイン」にしているため、マッドサイエンティストたちから外道と批判を受けた。

偽タチバナ

タチバナの名を騙って金儲けをしようとしている女性。ライデン18号が偽タチバナを見て「海賊版の方がスペックが高い」というほど本物よりもスタイルがいいのが特徴。ライデン18號を使い動作サイトにPVを投稿して宣伝することで金儲けをしていた。喋り方が怪しく片言、中国漢字が混じるしゃべり方をしている。タチバナからはパチモン(偽物)+タチバナでパチバナと呼ばれていた。金儲けのためなら手段を選ばないため、農村から誘拐してきた人間たちを殺して「フランケンシュタイン」にしていた。また、自作の商品を日本製と偽って出荷していた。

毛沢東(けざわ ひがし)を中国版「フランケンシュタイン」であるキョンシーにしており、ライデン18号にけしかけた。この時、毛沢東(もうたくとう)ではないのかとツッコもうとしたタチバナたちを制止して毛沢東(けざわ ひがし)という日本人であると強調するなど、日本産に強いこだわりがある。
増えすぎた人類を間引きして「フランケンシュタイン」にすることで環境問題を解決しすることを目的にしていると豪語していたが、タチバナによって「ゴタクはイルカにでも食わせろ」と一蹴された。最後は自身が作った「フランケンシュタイン」たちから恨みを買っていたため、ボコボコにされて敗北した。

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