鋼の錬金術師の錬金術・錬丹術・錬成陣まとめ

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。禁忌とされる人体錬成を試みた幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、代償として自身の身体の一部と、弟アルフォンスの身体のすべてを奪われる。元の身体に戻るために「賢者の石」を追い求めるエドワードは、その裏に隠された「ホムンクルス」による国家的陰謀に巻き込まれていく。「錬金術」、「錬丹術」は、物質の構成を変えて別のものに作り変える技術であり、個々の術式に応じた「錬成陣」を使って術を発動させる。

『鋼の錬金術師』の概要

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメ、小説、映画などのメディアミックス作品である。『月刊少年ガンガン』に2001年8月号から2010年7月号までにかけて全108話が収録され、単行本は全27巻である。2003年および2009年の二度にわたってテレビアニメ化された。残酷な描写がたびたび見られるダーク・ファンタジー作品でありながら、コミカルなシーンも多いために暗い世界観になることはなく、幅広い世代から支持を集めて累計発行部数8000万部を突破した人気作である。
亡くなった母親にもう一度会いたいと願った幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、同じく錬金術を使う弟アルフォンス・エルリックとともに人体錬成を試みる。しかしその錬成は失敗して自らに跳ね返り、エドワードは右腕と左脚を奪われて義肢に、アルフォンスは身体のすべてを奪われて魂だけが鎧に定着した姿となった。ふたたび錬金術によって元の身体に戻るため、さまざまな特権をもつ国家錬金術師となったエドワードは、アルフォンスとともに、力を増幅するという「賢者の石」を追い求める旅に出る。しかし、賢者の石が実は生身の人間を犠牲にして作られるものであることが判明し、さらに、国全体を犠牲に賢者の石を作って「神」の力を得ようとしている、「ホムンクルス」と名乗る者たちの存在が明らかになる。エドワードとアルフォンスは、愛する人たちを守るため、ホムンクルスの陰謀を阻止するべく戦いに身を投じていく。
「錬金術」および「錬丹術」とは、物質の構成と形を変えて別のものに作り変える技術と学問を意味する。錬金術を行うには術に応じた「錬成陣」を書く必要があり、これにエネルギーを流すことで術が発動する。

「錬金術」とは

「錬金術」とは、『鋼の錬金術師』の架空世界において実在、発展し、既存の物質の構成と形を変えて別のものを作り出す技術、およびそれに関する理論を扱う学問を指す。現実世界の錬金術は非金属から貴金属、主に金を精錬しようとする試みを指すが、『鋼の錬金術師』の世界ではその幅は大きく広がり、魔法的な側面の強いものとなっている。基本的に錬金術を発動させるには、「錬成陣(後述)」が必要であり、これにエネルギーを流すことで術を発動させる。錬金術の技術をもつ者が「錬金術師」である。『鋼の錬金術師』の世界で「錬金術」というときには、基本的に中心舞台であるアメストリス国において発展した錬金術を意味する。錬金術を行使する際には、地殻変動によって生じるエネルギーを利用して術を発動させる。
アメストリス国にはそれぞれに独自の錬金術をもつ錬金術師が多数存在する。とくに優れた錬金術師には国が「国家錬金術師」の資格を与え、研究のための多大な支援を与えている。国家錬金術師には、扱う錬金術の特性や本人の容貌をももとにした二つ名が与えられ、「〇〇の錬金術師」と呼ばれることになる。
多種多様な物質、物体を作ることができる錬金術であるが、「等価交換」という大きな制限が存在する。その原理は「質量保存の法則」と「自然摂理の法則」に集約され、つまりは、生成物と同じ質量、同じ性質のものしか作れないというものである。ゆえに、無から何かを創造することはできず、原材料となるものが必要である。そして、原材料の構成元素や特性を理解したうえで物質を分解し、適した構築式を用いて再構築するという三段階を経て錬金術が完了する。このときの構築式に誤りがある場合や、等価交換を無視した錬成を行おうとした場合には錬金術は失敗する。さらに、あまりに無茶な錬成を行おうとしたときにはリバウンドが起き、術者自身に大きなダメージを与える。

「錬丹術」とは

「錬丹術」とは、アメストリス国の隣国、シン国において独自に発展した錬金術である。『鋼の錬金術師』の中で主に使用するのはメイ・チャンのみであるが、傷の男(スカー)の扱う錬金術も錬丹術に属するものと考えられている。
数百年前にシン国に伝わり、医療方面に特化して発展している。アメストリス国の錬金術と同一の基礎理論から成り立っているため、錬成陣の必要性、等価交換の原理などの基本的な特徴は同じである。しかし、術を発動させる際のエネルギー源が異なり、錬丹術の場合は大地や生物の中にある「気の流れ」を利用する。大地の気の流れやその入口、出口を理解して利用することで、アメストリス国の錬金術では不可能な遠隔操作も実行することができる。

「錬成陣」とは

「錬成陣」とは、錬金術、錬丹術を行う際に錬金術が描くものである。力と時間の循環を示す円をベースに、それぞれの錬金術師がオリジナルの構築式を組み入れることで錬成陣が完成する。錬成陣は絵や文字が記述されているもの、複数の陣を組み合わせたものなどバラエティーに富んでおり、同じような効果をもつ錬金術であっても錬成陣はそれを考案した錬金術師によって異なる。
錬金術を実行する際には基本的には錬成陣が不可欠であるが、後述の「真理」を目にした錬金術師は、自身が構築式を兼ねることにより、手を合わせて円を作るだけで錬成陣を使うことなく錬金術を発動できるようになる(手合わせ錬成)。

「真理」/「真理の扉」とは

「真理」とは、「未だ人類が到達していない高度な知識」を含めた森羅万象に関する究極の情報のことである。「真理の扉」とはすべての人間の内に存在する扉であり、それぞれに異なった本質をもつ。この扉の中に真理が存在している。真理の扉を開けるためには人体錬成を行う必要があり、それに見合った技術を持つものだけが真理を見ることができる。さらに、扉を開けるには「通行料」を払わなければならず、対価として身体の一部、もしくはすべてを「持っていかれる」。
真理は人だけでなく、1つの生命体としての「星」、すなわち地球の中にも存在する。本作に登場する敵、ホムンクルスは星がもつ扉の中にある真理を「神」と呼ぶ。ホムンクルスたちの最終目標は、多くの人間の命を犠牲に巨大な賢者の石を作って星の扉を開け、神の力を手に入れることであった。

エドワード・エルリックの錬金術・錬成陣

・二つ名:鋼(はがね)の錬金術師
エドワード・エルリックは、『鋼の錬金術師』の主人公である。12歳にして国家錬金術師になったほどの錬金術の天才で、「鋼の錬金術師」の称号を得ている。二つ名の「鋼」は、扱う錬金術ではなく、本人の右腕と左脚が機械鎧(オートメイル)になっていることに由来する。禁忌とされる人体錬成を行った結果として左脚を奪われるも、それと引き換えに真理を見たために、錬成陣を用いない手合わせ錬成が可能である。また、人体錬成の際にともに錬成を行った弟・アルフォンスの魂と身体を失いかけたが、自らの右手と引き換えにアルフォンスの魂のみを取り戻し、鎧に定着させて生き長えさせた。
錬金術だけでなく体術にも優れているため、戦闘は錬金術を併用した格闘戦が主となる。エドワードの扱う錬金術は、おもに床や壁に術を行使し、武器や防御壁を出現させるものである。また、接近戦の際などには自らのオートメイルを錬金術で武器化して戦うことも多い。さらに、敵の扱う錬金術や攻撃方法を吸収し、そこから新たに自分の錬金術の使用法を生み出すことも多々あり、スカーを模倣した物質の分解、ホムンクルスであるグリードを模倣した炭素硬化などが挙げられる。

周囲の物体を用いた武器の錬成

武器の創造は、エドワードの戦闘において基本となっている錬金術の使い方である。周囲の床や壁などに術を行使し、武器を錬成して取り出し、攻撃に使用する。形状は槍が多いが、刃物や大砲などの形を用いることもある。取り出した武器はその戦闘中、継続して武器として使用することが可能である。

周囲の物体を用いた防御その他の戦闘手段の錬成

武器の創造と同様、エドワードの戦闘において基本となっている錬金術の使い方である。周囲の床や壁などに術を行使して壁などを錬成し、防御に使用する。また、周りの物体を変形して棘や巨大な拳などを錬成し、直接的に相手を攻撃することも多い。その他、何もない壁に扉を錬成して出入りを可能にする、ワイヤーロープを錬成して罠を作るなど、その使用方法はバラエティーに富む。

機械鎧の武器化

de-deman11sei
de-deman11sei
@de-deman11sei

Related Articles関連記事

鋼の錬金術師(ハガレン)のネタバレ解説・考察まとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)のネタバレ解説・考察まとめ

『鋼の錬金術師』とは、2001年から2010年まで荒川弘により『月刊少年ガンガン』で連載された漫画およびそれを原作とするアニメ、ノベライズ、映画、ゲーム作品。舞台は19世紀産業革命期のヨーロッパをモチーフとした錬金術が存在する架空の世界。主人公エドワード・エルリック(エド)は弟アルフォンス(アル)と共に、自身らが犯した禁忌の錬成によって失ったエドの右腕と左足、アルの全身を取り戻すための方法を求め旅に出る。

Read Article

鋼の錬金術師(ハガレン)の国家錬金術師まとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)の国家錬金術師まとめ

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画作品である。アニメや映画、ゲームなど様々な展開が行われている。 エドワード・エルリックと、その弟であるアルフォンス・エルリックは母親を蘇らせるために禁忌とされている『人体錬成』を行うが、その結果兄弟は身体を失ってしまう。エルリック兄弟は自分たちの体を取り戻すために、超常の力を持つ『賢者の石』を求めて旅に出る。 国に認められた極めて優秀な錬金術師が『国家錬金術師』であり、作中でも重要人物となるものが多い。

Read Article

鋼の錬金術師(ハガレン)のホムンクルス・人造人間まとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)のホムンクルス・人造人間まとめ

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画、およびそれを原作としたアニメや映画などのメディアミックス作品。母親を亡くしたエルリック兄弟は、錬金術において最大の禁忌とされている「人体錬成」を行ってしまう。それにより、エドワードは右手と左足をなくし、アルフォンスは体をなくして魂だけの存在になった。エルリック兄弟は、体を取り戻すため「賢者の石」を求める。エドワードたちの前に立ちはだかるのは、賢者の石により作られた人造人間がホムンクルスである。彼らはある目的を達成するために、歴史の裏で暗躍している。

Read Article

衝撃の死を遂げ、読者や視聴者を驚かせたキャラクターまとめ

衝撃の死を遂げ、読者や視聴者を驚かせたキャラクターまとめ

アニメ、漫画の中でも安易な展開を避けたいがために死んでしまうキャラクターは星の数ほどいます。しかしそういう作品はキャラクターを殺すことで逆に安易な展開になってしまうものもあります。 そんな中でも、悲惨だったり、予想だにできない衝撃の死を遂げたキャラクターをまとめました。

Read Article

鋼の錬金術師(ハガレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鋼の錬金術師』は『月刊少年ガンガン』で連載されていた荒川弘が描くファンタジー漫画。兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が自身の体を取り戻す為、各地の旅をする物語である。出会う仲間や対峙する敵など、魅力あふれるキャラクターたちが個性あるセリフを残している。

Read Article

ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ロイ・マスタングとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、作中では「焔の錬金術師」の名で知られている。軍に所属しており階級は大佐。主人公の過去を知る数少ないキャラクターの1人であり様々な面で手助けをしている。普段は仕事をサボって女性と長電話したり主人公を揶揄ったりしているが、自身が過去に経験したことをきっかけに強い意志・信念を持ち国のトップの座に就かんとしている。

Read Article

キング・ブラッドレイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

キング・ブラッドレイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

キング・ブラッドレイとは『鋼の錬金術師』の登場人物で、アメストリス軍の最高責任者(大総統)である。戦闘能力が非常に高く、数々の戦場で功績を残し、その地位へとのし上がった。しかし、その正体は「お父様」の計画により造られた人造人間(ホムンクルス)であり、ラストやエンヴィーなどの他のホムンクルスたちと共にその計画を進めていた「憤怒のラース」である。正体が明かされてからは、計画の邪魔になる者や、立ちはだかる者たちと対峙しながら、国を動かして計画を進めていく。

Read Article

ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ヴァン・ホーエンハイムとは、荒川弘氏による漫画『鋼の錬金術師』の登場人物の一人であり、主人公エドワードとアルフォンスの父親。 古代文明クセルクセス王国の元奴隷。自身の血から生まれたホムンクルスに知識を与えられ、錬金術師となる。しかし、ホムンクルスの企みで望まぬ不老不死の体とされ、故郷も滅ぼされた。失意から放浪生活を過ごし、リゼンブールで出会ったトリシャという女性と結婚。”家族と共に老いて死にたい”という願いから普通の人間に戻る研究を始めるが、ホムンクルスの企みに気づくと、阻止するため旅に出る。

Read Article

イズミ・カーティス(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

イズミ・カーティス(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

イズミ・カーティスとは『鋼の錬金術師』に登場する錬金術師で、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックに錬金術を教えた師匠。流産の経験があり、エルリック兄弟と同じく人体錬成という禁忌を犯している。錬成陣なしで錬成ができ、格闘技にも長けている。一方、人体錬成の影響で内臓をいくつか損傷しており、本来は屈強な体力の持ち主だが病弱になっている。アニメ1期のホムンクルス・ラースはこの時誕生したとされている。原作およびアニメ2期においては国土錬成陣発動に必要な「人柱」の一人である。

Read Article

グリード(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

グリード(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

グリードとは『鋼の錬金術師』に登場するホムンクルスであり、「強欲」の感情をもっている。ホムンクルスの創造主である”お父様”から離れて活動していたが、キング・ブラッドレイことホムンクルスのラースに捕獲され、”お父様”によって一度存在を抹消された。物語の中盤、”お父様”の手により、東の大国シンの皇子リン・ヤオの身体を乗っ取る形で復活。己の求めるものも追いかけつつ、リンと協力しながら”お父様”の野望が叶う「約束の日」に向けて動き出す。

Read Article

リン・ヤオ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

リン・ヤオ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

リン・ヤオとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、物語の舞台であるアメストリスの東側にある大国・シンの第12皇子。次期皇帝争いで優位になるべく、臣下のランファン、フーを連れて伝説の賢者の石を求めてアメストリスに入国した。主人公のエルリック兄弟、国家錬金術師のロイ・マスタングらと協力する中、アメストリス国内で暗躍するホムンクルスと遭遇。その内の1体であるグリードに取り込まれるも自我を保ち、利害の一致や相互理解を経て共闘。ホムンクルスの黒幕である「お父様」の野望を阻止するために活躍した。

Read Article

アルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

アルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

アルフォンス・エルリックとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、主人公エドワード・エルリックの弟である。 母親を幼少期に亡くしており、母に会いたいという気持ちからエドワードと共に人体錬成を行うも失敗し、体を全て失ってしまう。だがエドワードがもう1度人体錬成魂を行い、魂を鎧に定着させることで一命をとりとめる。 その後は体を取り戻すため賢者の石を求め、エドワードと共に各地を旅している。

Read Article

ウィンリィ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ウィンリィ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ウィンリィ・ロックベルとは『鋼の錬金術師』のヒロインで、根っからの機械オタクな機械鎧(オートメイル)技師。男勝りの度胸と女性らしい繊細さを併せ持つ少女。主人公エルリック兄弟の幼馴染で、過酷な運命に挑む彼らの支えとなるべく、優秀な技師を目指している。幼い頃に外科医だった両親を戦争で亡くしたことで、残された家族を何よりも大切に想うようになり、兄弟を時には優しく時には叱咤しながら見守っている。物語の裏で暗躍する人造人間達に“エルリック兄弟への人質”として目を付けられ、国家規模の陰謀に巻き込まれていく。

Read Article

リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

リザ・ホークアイとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターでロイ・マスタング大佐の腹心の部下である。銃火器の扱いに長けており、拳銃から狙撃ライフル、ショットガンなど様々なものを使いこなしている。また狙撃精度の高さから「鷹の眼」という異名を持っている。時に優しく時に厳しくエルリック兄弟やロイ・マスタングに接し手助けをしている。

Read Article

ピナコ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ピナコ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ピナコ・ロックベルとは、『鋼の錬金術師』の登場人物で、主人公エルリック兄弟にとっては親代わりでもあるベテランの機械鎧(オートメイル)技師。 エルリック兄弟の実父であるヴァン・ホーエンハイムとは長い付き合いで、トリシャ・エルリックとの仲を取り持つなど家族同然の交流を重ねる。そのホーエンハイムが旅立った後、病で死去したトリシャの代わりに、自身の孫娘のウィンリィ・ロックベルともどもエルリック兄弟を育て上げる。エルリック兄弟やウィンリィの旅に同行することはなかったが、故郷から彼らを見守り続けた。

Read Article

マース・ヒューズ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

マース・ヒューズ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

マース・ヒューズとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、様々な場面で主人公のエドワード・エルリックやアルフォンス・エルリックを手助けしている。 軍に所属しており階級は中佐。普段は妻や娘を溺愛しており、どこであろうと構わず写真を見せ自慢するほどの愛妻家。作中に登場するロイ・マスタングとは親友であり戦友でもある。また本人はデスクワークを得意としているが、過去にはイシュヴァール殲滅戦という戦争の最前線を戦い、生き抜いている。

Read Article

ティム・マルコー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ティム・マルコー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ティム・マルコーとは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する賢者の石の研究の第一人者で、生体錬成を得意とする錬金術師。しかし人間の魂を材料とする賢者の石を生成する為の実験はほとんどが人体実験であり、それを重ねる精神的苦痛に耐えかねて軍を脱走、東部の田舎町にて身分を偽り身を隠していた。気弱で受け身な性格で、強く言われると断れない。本来は思いやりのある優しい性格で、穏やかな人物。

Read Article

フー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

フー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

フーとは、『鋼の錬金術師』に登場するリン・ヤオの護衛を務める老武人である。主であるシン国第十二皇子のリンと、孫娘でありフーと同じく護衛であるランファンの3人で、不老不死を求めアメストリスへやって来た。ヤオ家に代々使える家系であり、主であるリンに強い忠誠心を持つ。白髪白髭の老人でありながら俊敏に動き、シン式の特殊な体術を用いる。リンやランファンと同様にホムンクルスの気を読むことができる。「シンの人間は盟約は必ず守る」という発言などから分かるように義理堅い性格である。

Read Article

ランファン(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ランファン(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

ランファンとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、リン・ヤオの護衛を務める少女である。シン国第十二皇子のリンを主とし、祖父であるフーとの3人で不老不死の法を求めアメストリスへやって来た。黒装束に面という隠密のような出で立ちで、髪型はお団子ヘアー。ヤオ家に代々仕える家系であり、リンに強い忠誠心を持つ。普段は冷静沈着な性格だが、素顔を見られると赤面したり、主が侮辱されると我を忘れるほど激高したりするギャップも併せ持つ。戦闘での特長はシン式の特殊な体術とホムンクルスの気を読む能力である。

Read Article

アルスラーン戦記(アル戦)のネタバレ解説・考察まとめ

アルスラーン戦記(アル戦)のネタバレ解説・考察まとめ

『アルスラーン戦記』とは、田中芳樹による大河ファンタジー小説。荒川弘によってコミカライズされ、それを原作に映画やアニメ、ゲームなどにもなった。テレビアニメは2015年4月から同年9月までの第1期(全25話)と2016年7月から同年8月までの第2期(全8話)までが放送された。荒川版のコミカライズは2013年9月より別冊少年マガジンにて連載中。架空の王国を舞台に戦乱の世界で1人の王太子・アルスラーンの成長と仲間たちとの絆を描いた英雄譚である。

Read Article

銀の匙(Silver Spoon)のネタバレ解説・考察まとめ

銀の匙(Silver Spoon)のネタバレ解説・考察まとめ

『銀の匙』とは、荒川弘によって2011年より週刊少年サンデーで連載されている漫画及びそれを原作とするアニメ、実写映画。舞台は北海道の「大蝦夷農業高等学校(エゾノー)」。主人公の八軒勇吾は札幌の私立中学に通っていたが受験に失敗し、学力競争と父から逃れるため恩師の勧めもあり大蝦夷農業高等学校に進学する。農業未経験者の八軒は仲間たちと汗と涙と泥にまみれ、農業の厳しい現実にぶつかりながらも成長していく。

Read Article

黄泉のツガイ(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ

黄泉のツガイ(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ

『黄泉のツガイ』とは、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘による伝奇バトル漫画である。『月刊少年ガンガン』2022年1月号から連載開始。物語は山奥の村落に住む少年・ユルが突然襲撃に遭うところから始まる。双子の妹・アサを守るために彼女の元にユルは向かう。そこには自称本物の妹・アサがいて奇妙な力で妹・アサを殺害。混乱の最中、ユルは村の守り神である「ツガイ」の左右様と契約して、自称本物の妹・アサを追う。迫力あるバトルとコミカル要素が人気の作品。「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で第2位を獲得。

Read Article

百姓貴族(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

百姓貴族(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『百姓貴族』とは、『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』などの人気漫画を世に送り出した荒川弘による農家エッセイ漫画である。荒川が高校卒業後の7年間、北海道で農業に従事していた時の経験を元に、農家の日常や荒川の家族の事などを紹介している。また、酪農や耕作の実態や、日本の農業の問題点が笑いや蘊蓄、仮説を織り交ぜて描かれている。 2013年、第4回ブクログ大賞の漫画部門に本作がノミネートされた。 月刊漫画雑誌『ウィングス』にて連載中。2023年7月よりアニメ放映が開始された。

Read Article

RAIDEN-18(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ

RAIDEN-18(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ

『RAIDEN-18』とは『鋼の錬金術師』で有名な荒川弘によるコメディ漫画である。『月刊サンデーGX』2005年6月号にて読み切りとして1話目が掲載。好評を博したため、読み切り形式の3本が2021年まで掲載された。1話目掲載から単行本化まで15年かかった作品である。ストーリーは死体改造愛好家のタチバナ博士によって様々な死体を基に作られた「フランケンシュタイン」ライデン18号が、倫理観が崩壊したマッドサイエンティストたちに振り回される様子が描かれている。

Read Article

アルスラーン戦記(アル戦)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

アルスラーン戦記(アル戦)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『アルスラーン戦記』は別冊少年マガジンで連載中の原作・田中芳樹、作画・荒川弘で描かれる大河ファンタジー漫画。王子アルスラーンが仲間たちともにルシタニアに征服されたパルスの奪還を目指す物語である。王子アルスラーンの成長とともに、その周りを彩るキャラクターたちの個性あるセリフを紹介する。

Read Article

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ

アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。

Read Article

シチュエーション別!ぐっとくる漫画の名言【前向きになりたい時】

シチュエーション別!ぐっとくる漫画の名言【前向きになりたい時】

大人から子どもまで、みんな大好きな漫画。漫画を読むことでいろんなものを吸収したり、人生に影響を受けた人も多いのではないでしょうか?今回は、「前向きになりたい時に背中を押してくれる名台詞」を集めてみました。ここにあなたの背中を押してくれる、素敵なことばがあるかもしれません!

Read Article

鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

荒川弘先生の大人気作鋼の錬金術師。2017年に実写化が決まり、衰えない人気の高さを証明しています。物語の面白さと完成度の高さはもちろんなんですが、アニメのオープニングテーマソングとアニメの世界観のマッチングは素晴らしいものがあります。名だたるアーティストの楽曲が使われております。ここではテーマソングとそのアーティストをご紹介したいと思います。

Read Article

『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

人気作『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説をまとめました。漫画連載中は妊娠中・出産後にも関わらず、一度も休載することが無かったという作者に関するエピソードや、エドの名前の由来や背が低い理由といった、登場人物・キャラクターに関する噂などを掲載。ハガレンファン必読の情報をたっぷり紹介していきます。

Read Article

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像をまとめてみました。主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックのイラストがメインですが、ロイ・マスタングやエンヴィーのソロショットも揃えています。カッコいい場面・シーンはもちろん、可愛らしい日常風景などもあるのでぜひチェックしてみてください。

Read Article

『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。

Read Article

目次 - Contents