鋼の錬金術師(ハガレン)の国家錬金術師まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画作品である。アニメや映画、ゲームなど様々な展開が行われている。
エドワード・エルリックと、その弟であるアルフォンス・エルリックは母親を蘇らせるために禁忌とされている『人体錬成』を行うが、その結果兄弟は身体を失ってしまう。エルリック兄弟は自分たちの体を取り戻すために、超常の力を持つ『賢者の石』を求めて旅に出る。
国に認められた極めて優秀な錬金術師が『国家錬金術師』であり、作中でも重要人物となるものが多い。
『鋼の錬金術師』の概要
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画作品である。アニメや映画、ゲームなど様々な展開が行われている。
掲載された『月刊少年ガンガン』の看板漫画となった。その人気は凄まじく、最終回が載った2010年7月号は売切れの店舗が多発し、その後、9月号に最終回が再び掲載された。連載が終了するとガンガンの売り上げが大幅に下がった。
母親を亡くしたエドワード・エルリックと、その弟のアルフォンス・エルリックは、禁忌とされている『人体錬成』により母親を蘇らせようとしていた。しかし人体錬成は失敗し、エドは右手左足を失い、アルは肉体をなくし、鎧の体となってしまう。
エルリック兄弟は身体を取り戻すために、超常の力を持つ『賢者の石』を求めて旅に出る。
『国家錬金術師』とは
『国家錬金術師』とは、国に認められた優れた実力を持つ錬金術師である。
国家錬金術師になるためには、極めて難しい試験、また精神鑑定をパスしなければならない。晴れて国家錬金術師となったものには、国家錬金術師の証である銀時計と二つ名が与えられる。また、国家錬金術師になると『年間数千万センズの研究費の支給』『各種、特殊文献の閲覧許可』『鉄道や国が経営するホテルなどの国家施設を優先的に利用が可能』『軍部少佐相当官の地位』を得ることができる。主人公のエドはこの特権を得るために国家錬金術師となった。
国家錬金術師であり続けるためには、1年に1回ある査定をクリアしなければならない。これは、自身が専門としている分野での研究や、軍に所属するものは日々の軍務や挙げた戦功が査定の対象となる。
国家錬金術師は必ず守らなければならない『三大制限』というルールが存在する。それが『人を造るべからず』『金を造るべからず』『軍に忠誠を誓うべし』というものである。『軍に忠誠を誓うべし』という制限があるため、国家錬金術師になるということは、軍の命令で動く『軍の狗』になるということである。
『鋼の錬金術師』の国家錬金術師まとめ
エドワード・エルリック(鋼の錬金術師)
作中での活躍
本作の主人公。三つ編みに、『フラメルの十字架(錬金術を象徴する印)』の入った赤いコートがトレードマーク。初登場時は15歳で、物語途中で16歳となる。
ホーエンハイムが幼少の頃に家を出て、それ以降、母であるトリシャとアルの3人で暮らしていた。しかし、トリシャが流行病で死んでしまい、錬金術最大の禁忌・『人体錬成』により生き返らそうと考える。9歳の時、村に訪れた凄腕の錬金術師イズミ・カーティスと出会い、弟子入りを志願する。そして人体錬成という目的を隠して、イズミの元でアルと一緒に2年間の修行を行う。
11歳の時、母を生き返らせるべく、アルと一緒に人体錬成を行う。しかし、それにより生み出されたのは到底母とは思えない生命体だった。さらに、禁忌である人体錬成を行なったリバウンドでエドは左足を、アルは身体全てを失ってしまう。エドは右手を代償にアルの魂を錬成し、家にあった鎧に定着させる。この時に兄弟は『真理の扉』に辿り着いた。
その後、母を生き返らせるどころか、自身の右手左足と弟の身体全てを失い、茫然自失となっていたが、有能の錬金術師を探していたロイ・マスタングに発破をかけられ国家錬金術師となることを決める。そして史上最年少の12歳で国家錬金術師となり、『鋼』の二つ名を授けられる。自身の手足と弟の身体を取り返すべく、超常の力を得られるという『賢者の石』を探す旅に出る。
旅を続ける中で『賢者の石』が人間をもとに作られていることを知り絶望する。そして体を取り戻すために『賢者の石』を使わないことを決める。
その後、作品で最大の敵である『お父様』が、アメストリス全土の人間を『賢者の石』にし、その力を使って神の力をえよ神の力を得ようとしている事を知り、それ阻止するべく奮闘する。
その中で、ホムンクルスの一人『プライド』を撃破している。
『お父様』との戦いでは 、アルが自身の魂を代価にエドの右腕を錬成し、右腕を取り戻す。
その後、アルを取り戻すために思慮する中で、膨大な知識を有している『真理の扉』そのものが代価となる、という答えに辿り着く。そして『真理の扉』との等価交換によりアルを取り戻した(真理の扉を手放すという事は錬金術が使えなくなることを意味する)。
その後、故郷に戻り、ウィンリィにプロポーズを行う。そして新たな知識を得るために再び旅に出る。
人格・能力
最年少で国家錬金術師になった天才的な頭脳を持つ。ホーエンハイムが残していった錬金術の本を読み、幼少の頃に簡単な錬金術を使うことができた。イズミも兄弟のことを「天才」と称している。
わがままでひねくれた性格をしている。悪知恵が働き、正攻法とは言えない方法で物事を解決する事もある。イズミ・カーティスに師事する際も人体錬成のことは秘密にしていた。その一方で情に厚く、人の道から外れた行為は看過出来ない。人並み外れた知識を有し、錬金術師としても一流の術師だが、精神は未熟で、それ故にマース・ヒューズの死は知らされなかった。
身長が低いことにコンプレックスを持っており、「チビ」「豆粒」といった単語に過剰に反応する。
『真理の扉(人体錬成をしたものが見る扉。通行料を払うことで人知を超える知識を得られる)』に辿り着いている故、錬成陣を必要とせず、手を合わせることで錬金術を発動することができる。金属に関連する錬金術に長けており、機械鎧を刃に変えたり、地中の物質から槍を生成したり、地面を隆起させて敵を押しつぶす、などの錬金術を使う。また、師であるイズミ・カーティスにより格闘術も叩き込まれており、体術と錬金術を武器に戦う。
ホムンクルス(『賢者の石』をもとに作られた人造人間)の『グリード』は、体内の炭素を結合させて自身を硬質化させるが、エドはその炭素を錬金術で作り変えてダメージを与えた。後に右手の機械鎧の炭素を操作して、硬質化させることに成功している。
ホムンクルスの『プライド』と戦った時には、自身を『賢者の石』に錬成し、プライドの中に入り込んで消滅させた。
関連人物・キャラクター
父親にヴァン・ホーエンハイム、母親にトリシャ・エルリック、弟にアルフォンス・エルリックがいる。
ホーエンハイムは幼少の頃に家を出ており、それ以降トリシャが兄弟を育てた。それ故、母親のことは愛しているが、ホーエンハイムのことはよく思っていない。そういった理由で「ホーエンハイム」ではなく、「エルリック」の姓を名乗っている。ホーエンハイムのことを「父」とは呼ばず、名前で呼び捨てしたり「お前」と呼ぶ。再会を果たした時には、顔を見るなり殴りつけている。しかし、最後の戦いの後、ホーエンハイムが自身の命と引き換えにアルを錬成しようとした時には、怒鳴りつけながらも「親父」と呼んだ。
幼馴染にウィンリィ・ロックベルがいる。
ウィンリィは機械鎧技師であり、エドの右手左足の機械鎧はウィンリィが付けた。エドは機械鎧を錬金術で武器にして戦うが、これをウィンリィの前で行うと怒られる。
ウィンリィには幼少期から恋心を抱いているが、いつも喧嘩をしている。しかし、ウィンリィが他の男から口説かれた際には過剰に反応していた。
最終回で「等価交換だ。俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!」とプロポーズしている。ウィンリィは「どうして錬金術師ってそうなのよ」と呆れながらも「半分どころか全部あげるわよ。」と言って了承した。その後、ウィンリィとの間に子供を儲けている。
錬金術の師匠にイズミ・カーティスがいる。
兄弟にとっては2人目の母親のような存在で、イズミも兄弟のことを子供のように思っている。
スパルタな教育を施されており、イズミのことを兄弟揃って非常に恐れている。軍の狗である国家錬金術師にエドがなったことや、人体錬成を行ったという負い目があるため、イズミのもとへ行こうとする兄弟は戦々恐々としていた。
人体錬成を行なった故にイズミからは破門を言い渡されるが、その後も対等の存在として交流は続いている。
ロイ・マスタング(焔の錬金術師)
作中での活躍
アメストリス軍に所属する国家錬金術師。階級は大佐である。1885年生まれで、初登場時は29歳。物語途中で30歳となる。
東方司令部に勤めていたが、中央司令部に栄転となる。
「国を良くしたい」という志のもと、軍に所属した。後にマスタングの部下になるリザ・ホークアイの父親に師事し、錬金術を学んだ。その後、国家錬金術師となり、『焔』の二つ名を授かる。
1901年、ある軍将校がイシュヴァール族の少女を撃ち殺したことで『イシュヴァールの内乱』が起こる(将校はホムンクルスの『エンヴィー』だったことが後に明らかになる)。この内乱は国家錬金術師が投入された『イシュヴァール殲滅戦』で終わりを迎える。マスタングも『イシュヴァール殲滅戦』に駆り出され、多くのイシュヴァール人を殺害した。その功績から『英雄』として賞賛され、中佐に昇進する。しかし、錬金術で力なき国民を虐殺するという行為はマスタングに影を落とすことになる。その経験から国を変えるために軍の最高権力者であり、国家元首に等しい大総統を目指す事となる。殲滅戦を終えた後は、東方司令部に移動となる。
内乱後の人出不足により有力な錬金術師を探す事となり、噂されていたエルリック兄弟のもとを訪れる。その時、兄弟は人体錬成に失敗した直後で、エドは茫然自失としていた。マスタングはそんなエドに発破をかけ、国家錬金術師になるように導いた。
その後、中央司令部に移動となり、ホムンクルス達と戦う事になる。そんな中、親友のマース・ヒューズがホムンクルスにより殺害され、その仇を追い求めるようになる。
その後、ホムンクルスの一人である『ラスト』と戦う事になる。重傷を負わされ一時戦線離脱するが、錬金術で焼いて傷を塞ぎ、再びラストと対峙する。その時は、圧倒的な強さでラストを倒した。
その後、大総統のキング・ブラッドレイの正体がホムンクルスの一人である『ラース』で、軍上層部も敵勢力である事が明らかになる。敵対しているマスタングは信頼する部下を離され、部下の一人であるリザ・ホークアイがブラッドレイの秘書に任命され実質的な人質となる。
しかし、東方司令部在籍時の上官であるグラマン中将と結託し、クーデターを起こす。そして『お父様』のところへ行く途中でヒューズを殺害したホムンクルスである『エンヴィー』と出会う。エンヴィーが犯人だと分かると血相を変え、自身の手でエンヴィーを殺害しようとする。しかし、復讐者となろうとするところをホークアイやエドに止められる。
その後、ホムンクルスの『プライド』と『ラース』により強制的に人体錬成を行わされ、人柱(『お父様』が神の力を得るために必要としている『真理の扉』にたどり着いた錬金術師)になる。人体錬成を行なった代価として視力を失ってしまう。
しかし、ホークアイがマスタングの目となり、その後も戦いへ参加する。
『お父様』が倒された後には「新たなイシュヴァールの政策を行う」という条件でティム・マルコーから『賢者の石』を譲り受け、視力を回復した。
人格・能力
『イシュヴァール殲滅戦』で大量虐殺を行った経験により、国を変えることに奔走する。普段は女好きを装っているが、それは周囲の人間を欺くためである。部下を信頼しており、部下からも慕われている。部下のハボックがラストの攻撃により下半身不随になった際には、置いていくように懇願されるも、見放そうとしなかった。
ただ、仲間への情が厚い故に、親友のマース・ヒューズの仇を執拗に追い続けた。その仇である『エンヴィー』との戦いでは、復讐心に駆られて自身を見失い、エドやホークアイによって止められた。
エルリック兄弟たちによく嫌味を言い、エドからは会う度に苦い顔をされている。マスタングは「利害の一致から協力している」と発言したこともあるが、実際は兄弟のことを気にかけており、遠巻きながら見守っている。
『焔』の二つ名を持つ錬金術師。その名の通り焔を自在に操る錬金術を使用する。
錬金術により酸素濃度を変え、そこに錬成陣が描かれた発火布(摩擦を起こすことで火花を飛ばすことができる特殊な布)から生み出した火種を空気中の塵に燃え移らせて点火する。
威力・射程どちらも申し分ない力を持っており、ホムンクルスの『プライド』は「国家錬金術師の中で一番厄介」と評していた。師であるホークアイの父は錬金術の基礎しか教えておらず、マスタングはホークアイの背中に彫られている秘伝の錬成陣を読み解くことで焔の錬金術を会得した。ホークアイがマスタングに秘伝の錬成陣を見せたのは、マスタングの人柄を信用し、「皆が幸せに暮らせる未来」をマスタングが作ると信じた為である。マスタングはその際「私が道を踏み外したら撃ち殺せ」と伝えている。
しかし、マスタングはその後、焔の錬金術を使ってイシュヴァール人を殺害することになる。ホークアイもその戦に参加しており、立場上しかないことはわかっていたが、2人はこの戦で大きな業を背負う事となる。これがマスタングが大総統を目指す大きな理由となった。ホークアイはこの時、マスタングに頼んで背中の錬成陣の一部を焼いてもらっている。それ故、焔の錬金術を使えるのはマスタングが最後である。
この錬金術により『ラスト』『エンヴィー』という2人のホムンクルスを倒している。ラストには重傷を負わされたが、基本的にはどちらもマスタングに手も足も出なかった。
雨の日には、湿度の関係で発火布から火花を生み出すことができないので、錬金術が使えない。部下たちからは「雨の日は無能」と称されている。しかし、ジッポのような火種さえあればその問題も解決される。
Related Articles関連記事
鋼の錬金術師(ハガレン)のネタバレ解説・考察まとめ
『鋼の錬金術師』とは、2001年から2010年まで荒川弘により『月刊少年ガンガン』で連載された漫画およびそれを原作とするアニメ、ノベライズ、映画、ゲーム作品。舞台は19世紀産業革命期のヨーロッパをモチーフとした錬金術が存在する架空の世界。主人公エドワード・エルリック(エド)は弟アルフォンス(アル)と共に、自身らが犯した禁忌の錬成によって失ったエドの右腕と左足、アルの全身を取り戻すための方法を求め旅に出る。
Read Article
鋼の錬金術師(実写映画)のキャストまとめ
多くのファンを持つ傑作漫画「鋼の錬金術師」の実写映画化が発表。キャスト情報や予告動画など、映画に関する情報を集めました。 制作発表以来、賛否の声が分かれるこの作品。果たして実写化は正解なのか、それとも実写化こそが最大の禁忌だったと知ることになるのであろうか。
Read Article
鋼の錬金術師の錬金術・錬丹術・錬成陣まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。禁忌とされる人体錬成を試みた幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、代償として自身の身体の一部と、弟アルフォンスの身体のすべてを奪われる。元の身体に戻るために「賢者の石」を追い求めるエドワードは、その裏に隠された「ホムンクルス」による国家的陰謀に巻き込まれていく。「錬金術」、「錬丹術」は、物質の構成を変えて別のものに作り変える技術であり、個々の術式に応じた「錬成陣」を使って術を発動させる。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)のホムンクルス・人造人間まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画、およびそれを原作としたアニメや映画などのメディアミックス作品。母親を亡くしたエルリック兄弟は、錬金術において最大の禁忌とされている「人体錬成」を行ってしまう。それにより、エドワードは右手と左足をなくし、アルフォンスは体をなくして魂だけの存在になった。エルリック兄弟は、体を取り戻すため「賢者の石」を求める。エドワードたちの前に立ちはだかるのは、賢者の石により作られた人造人間がホムンクルスである。彼らはある目的を達成するために、歴史の裏で暗躍している。
Read Article
衝撃の死を遂げ、読者や視聴者を驚かせたキャラクターまとめ
アニメ、漫画の中でも安易な展開を避けたいがために死んでしまうキャラクターは星の数ほどいます。しかしそういう作品はキャラクターを殺すことで逆に安易な展開になってしまうものもあります。 そんな中でも、悲惨だったり、予想だにできない衝撃の死を遂げたキャラクターをまとめました。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『鋼の錬金術師』は『月刊少年ガンガン』で連載されていた荒川弘が描くファンタジー漫画。兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が自身の体を取り戻す為、各地の旅をする物語である。出会う仲間や対峙する敵など、魅力あふれるキャラクターたちが個性あるセリフを残している。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『鋼の錬金術師』とは荒川弘によるダークファンタジー漫画、及びそれを原作としたアニメ・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。この記事では『鋼の錬金術師』のアニメ・映画に使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌を紹介する。
Read Article
ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ロイ・マスタングとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、作中では「焔の錬金術師」の名で知られている。軍に所属しており階級は大佐。主人公の過去を知る数少ないキャラクターの1人であり様々な面で手助けをしている。普段は仕事をサボって女性と長電話したり主人公を揶揄ったりしているが、自身が過去に経験したことをきっかけに強い意志・信念を持ち国のトップの座に就かんとしている。
Read Article
キング・ブラッドレイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
キング・ブラッドレイとは『鋼の錬金術師』の登場人物で、アメストリス軍の最高責任者(大総統)である。戦闘能力が非常に高く、数々の戦場で功績を残し、その地位へとのし上がった。しかし、その正体は「お父様」の計画により造られた人造人間(ホムンクルス)であり、ラストやエンヴィーなどの他のホムンクルスたちと共にその計画を進めていた「憤怒のラース」である。正体が明かされてからは、計画の邪魔になる者や、立ちはだかる者たちと対峙しながら、国を動かして計画を進めていく。
Read Article
ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ヴァン・ホーエンハイムとは、荒川弘氏による漫画『鋼の錬金術師』の登場人物の一人であり、主人公エドワードとアルフォンスの父親。 古代文明クセルクセス王国の元奴隷。自身の血から生まれたホムンクルスに知識を与えられ、錬金術師となる。しかし、ホムンクルスの企みで望まぬ不老不死の体とされ、故郷も滅ぼされた。失意から放浪生活を過ごし、リゼンブールで出会ったトリシャという女性と結婚。”家族と共に老いて死にたい”という願いから普通の人間に戻る研究を始めるが、ホムンクルスの企みに気づくと、阻止するため旅に出る。
Read Article
イズミ・カーティス(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
イズミ・カーティスとは『鋼の錬金術師』に登場する錬金術師で、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックに錬金術を教えた師匠。流産の経験があり、エルリック兄弟と同じく人体錬成という禁忌を犯している。錬成陣なしで錬成ができ、格闘技にも長けている。一方、人体錬成の影響で内臓をいくつか損傷しており、本来は屈強な体力の持ち主だが病弱になっている。アニメ1期のホムンクルス・ラースはこの時誕生したとされている。原作およびアニメ2期においては国土錬成陣発動に必要な「人柱」の一人である。
Read Article
グリード(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
グリードとは『鋼の錬金術師』に登場するホムンクルスであり、「強欲」の感情をもっている。ホムンクルスの創造主である”お父様”から離れて活動していたが、キング・ブラッドレイことホムンクルスのラースに捕獲され、”お父様”によって一度存在を抹消された。物語の中盤、”お父様”の手により、東の大国シンの皇子リン・ヤオの身体を乗っ取る形で復活。己の求めるものも追いかけつつ、リンと協力しながら”お父様”の野望が叶う「約束の日」に向けて動き出す。
Read Article
リン・ヤオ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
リン・ヤオとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、物語の舞台であるアメストリスの東側にある大国・シンの第12皇子。次期皇帝争いで優位になるべく、臣下のランファン、フーを連れて伝説の賢者の石を求めてアメストリスに入国した。主人公のエルリック兄弟、国家錬金術師のロイ・マスタングらと協力する中、アメストリス国内で暗躍するホムンクルスと遭遇。その内の1体であるグリードに取り込まれるも自我を保ち、利害の一致や相互理解を経て共闘。ホムンクルスの黒幕である「お父様」の野望を阻止するために活躍した。
Read Article
アルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
アルフォンス・エルリックとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、主人公エドワード・エルリックの弟である。 母親を幼少期に亡くしており、母に会いたいという気持ちからエドワードと共に人体錬成を行うも失敗し、体を全て失ってしまう。だがエドワードがもう1度人体錬成魂を行い、魂を鎧に定着させることで一命をとりとめる。 その後は体を取り戻すため賢者の石を求め、エドワードと共に各地を旅している。
Read Article
ウィンリィ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ウィンリィ・ロックベルとは『鋼の錬金術師』のヒロインで、根っからの機械オタクな機械鎧(オートメイル)技師。男勝りの度胸と女性らしい繊細さを併せ持つ少女。主人公エルリック兄弟の幼馴染で、過酷な運命に挑む彼らの支えとなるべく、優秀な技師を目指している。幼い頃に外科医だった両親を戦争で亡くしたことで、残された家族を何よりも大切に想うようになり、兄弟を時には優しく時には叱咤しながら見守っている。物語の裏で暗躍する人造人間達に“エルリック兄弟への人質”として目を付けられ、国家規模の陰謀に巻き込まれていく。
Read Article
リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
リザ・ホークアイとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターでロイ・マスタング大佐の腹心の部下である。銃火器の扱いに長けており、拳銃から狙撃ライフル、ショットガンなど様々なものを使いこなしている。また狙撃精度の高さから「鷹の眼」という異名を持っている。時に優しく時に厳しくエルリック兄弟やロイ・マスタングに接し手助けをしている。
Read Article
ピナコ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ピナコ・ロックベルとは、『鋼の錬金術師』の登場人物で、主人公エルリック兄弟にとっては親代わりでもあるベテランの機械鎧(オートメイル)技師。 エルリック兄弟の実父であるヴァン・ホーエンハイムとは長い付き合いで、トリシャ・エルリックとの仲を取り持つなど家族同然の交流を重ねる。そのホーエンハイムが旅立った後、病で死去したトリシャの代わりに、自身の孫娘のウィンリィ・ロックベルともどもエルリック兄弟を育て上げる。エルリック兄弟やウィンリィの旅に同行することはなかったが、故郷から彼らを見守り続けた。
Read Article
マース・ヒューズ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
マース・ヒューズとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、様々な場面で主人公のエドワード・エルリックやアルフォンス・エルリックを手助けしている。 軍に所属しており階級は中佐。普段は妻や娘を溺愛しており、どこであろうと構わず写真を見せ自慢するほどの愛妻家。作中に登場するロイ・マスタングとは親友であり戦友でもある。また本人はデスクワークを得意としているが、過去にはイシュヴァール殲滅戦という戦争の最前線を戦い、生き抜いている。
Read Article
ティム・マルコー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ティム・マルコーとは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する賢者の石の研究の第一人者で、生体錬成を得意とする錬金術師。しかし人間の魂を材料とする賢者の石を生成する為の実験はほとんどが人体実験であり、それを重ねる精神的苦痛に耐えかねて軍を脱走、東部の田舎町にて身分を偽り身を隠していた。気弱で受け身な性格で、強く言われると断れない。本来は思いやりのある優しい性格で、穏やかな人物。
Read Article
フー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
フーとは、『鋼の錬金術師』に登場するリン・ヤオの護衛を務める老武人である。主であるシン国第十二皇子のリンと、孫娘でありフーと同じく護衛であるランファンの3人で、不老不死を求めアメストリスへやって来た。ヤオ家に代々使える家系であり、主であるリンに強い忠誠心を持つ。白髪白髭の老人でありながら俊敏に動き、シン式の特殊な体術を用いる。リンやランファンと同様にホムンクルスの気を読むことができる。「シンの人間は盟約は必ず守る」という発言などから分かるように義理堅い性格である。
Read Article
ランファン(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ランファンとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、リン・ヤオの護衛を務める少女である。シン国第十二皇子のリンを主とし、祖父であるフーとの3人で不老不死の法を求めアメストリスへやって来た。黒装束に面という隠密のような出で立ちで、髪型はお団子ヘアー。ヤオ家に代々仕える家系であり、リンに強い忠誠心を持つ。普段は冷静沈着な性格だが、素顔を見られると赤面したり、主が侮辱されると我を忘れるほど激高したりするギャップも併せ持つ。戦闘での特長はシン式の特殊な体術とホムンクルスの気を読む能力である。
Read Article
アルスラーン戦記(アル戦)のネタバレ解説・考察まとめ
『アルスラーン戦記』とは、田中芳樹による大河ファンタジー小説。荒川弘によってコミカライズされ、それを原作に映画やアニメ、ゲームなどにもなった。テレビアニメは2015年4月から同年9月までの第1期(全25話)と2016年7月から同年8月までの第2期(全8話)までが放送された。荒川版のコミカライズは2013年9月より別冊少年マガジンにて連載中。架空の王国を舞台に戦乱の世界で1人の王太子・アルスラーンの成長と仲間たちとの絆を描いた英雄譚である。
Read Article
銀の匙(Silver Spoon)のネタバレ解説・考察まとめ
『銀の匙』とは、荒川弘によって2011年より週刊少年サンデーで連載されている漫画及びそれを原作とするアニメ、実写映画。舞台は北海道の「大蝦夷農業高等学校(エゾノー)」。主人公の八軒勇吾は札幌の私立中学に通っていたが受験に失敗し、学力競争と父から逃れるため恩師の勧めもあり大蝦夷農業高等学校に進学する。農業未経験者の八軒は仲間たちと汗と涙と泥にまみれ、農業の厳しい現実にぶつかりながらも成長していく。
Read Article
黄泉のツガイ(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ
『黄泉のツガイ』とは、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘による伝奇バトル漫画である。『月刊少年ガンガン』2022年1月号から連載開始。物語は山奥の村落に住む少年・ユルが突然襲撃に遭うところから始まる。双子の妹・アサを守るために彼女の元にユルは向かう。そこには自称本物の妹・アサがいて奇妙な力で妹・アサを殺害。混乱の最中、ユルは村の守り神である「ツガイ」の左右様と契約して、自称本物の妹・アサを追う。迫力あるバトルとコミカル要素が人気の作品。「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で第2位を獲得。
Read Article
百姓貴族(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『百姓貴族』とは、『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』などの人気漫画を世に送り出した荒川弘による農家エッセイ漫画である。荒川が高校卒業後の7年間、北海道で農業に従事していた時の経験を元に、農家の日常や荒川の家族の事などを紹介している。また、酪農や耕作の実態や、日本の農業の問題点が笑いや蘊蓄、仮説を織り交ぜて描かれている。 2013年、第4回ブクログ大賞の漫画部門に本作がノミネートされた。 月刊漫画雑誌『ウィングス』にて連載中。2023年7月よりアニメ放映が開始された。
Read Article
RAIDEN-18(荒川弘)のネタバレ解説・考察まとめ
『RAIDEN-18』とは『鋼の錬金術師』で有名な荒川弘によるコメディ漫画である。『月刊サンデーGX』2005年6月号にて読み切りとして1話目が掲載。好評を博したため、読み切り形式の3本が2021年まで掲載された。1話目掲載から単行本化まで15年かかった作品である。ストーリーは死体改造愛好家のタチバナ博士によって様々な死体を基に作られた「フランケンシュタイン」ライデン18号が、倫理観が崩壊したマッドサイエンティストたちに振り回される様子が描かれている。
Read Article
2024年10月秋アニメ(今期アニメ)まとめ
2024年10月期に放送される秋アニメを50音順に紹介する。2024年10月秋アニメは、有名シリーズの新作が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
銀の匙(Silver Spoon)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『銀の匙 Silver Spoon』は週刊少年サンデーで連載中の学園漫画である。北海道の農業高校を舞台に一般中学校から進学してきた八軒勇吾が、同級生・先輩・先生たちと共に農業について学んでいく。個性あふれるキャラクターたちが多彩な名言・セリフを残している。
Read Article
アルスラーン戦記(アル戦)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『アルスラーン戦記』は別冊少年マガジンで連載中の原作・田中芳樹、作画・荒川弘で描かれる大河ファンタジー漫画。王子アルスラーンが仲間たちともにルシタニアに征服されたパルスの奪還を目指す物語である。王子アルスラーンの成長とともに、その周りを彩るキャラクターたちの個性あるセリフを紹介する。
Read Article
実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ
アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。
Read Article
シチュエーション別!ぐっとくる漫画の名言【前向きになりたい時】
大人から子どもまで、みんな大好きな漫画。漫画を読むことでいろんなものを吸収したり、人生に影響を受けた人も多いのではないでしょうか?今回は、「前向きになりたい時に背中を押してくれる名台詞」を集めてみました。ここにあなたの背中を押してくれる、素敵なことばがあるかもしれません!
Read Article
「鋼の錬金術師」や「銀の匙」などの人気作品を手がけた荒川弘先生とは?
「鋼の錬金術師」や「銀の匙」はアニメ化されましたよね。
Read Article
鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。
荒川弘先生の大人気作鋼の錬金術師。2017年に実写化が決まり、衰えない人気の高さを証明しています。物語の面白さと完成度の高さはもちろんなんですが、アニメのオープニングテーマソングとアニメの世界観のマッチングは素晴らしいものがあります。名だたるアーティストの楽曲が使われております。ここではテーマソングとそのアーティストをご紹介したいと思います。
Read Article
『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】
人気作『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説をまとめました。漫画連載中は妊娠中・出産後にも関わらず、一度も休載することが無かったという作者に関するエピソードや、エドの名前の由来や背が低い理由といった、登場人物・キャラクターに関する噂などを掲載。ハガレンファン必読の情報をたっぷり紹介していきます。
Read Article
『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】
『鋼の錬金術師』の壁紙用画像をまとめてみました。主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックのイラストがメインですが、ロイ・マスタングやエンヴィーのソロショットも揃えています。カッコいい場面・シーンはもちろん、可愛らしい日常風景などもあるのでぜひチェックしてみてください。
Read Article
『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】
ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。
Read Article