リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
リザ・ホークアイとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターでロイ・マスタング大佐の腹心の部下である。銃火器の扱いに長けており、拳銃から狙撃ライフル、ショットガンなど様々なものを使いこなしている。また狙撃精度の高さから「鷹の眼」という異名を持っている。時に優しく時に厳しくエルリック兄弟やロイ・マスタングに接し手助けをしている。
リザ・ホークアイの概要
リザ・ホークアイとは『鋼の錬金術師』に登場する女性キャラクターでロイ・マスタング大佐の腹心の部下である。銃火器の扱いに長け、拳銃から狙撃ライフル、ショットガンなど様々なものを使いこなし、狙撃精度の高さから「鷹の眼」という異名を持っている。時に優しく時に厳しくエルリック兄弟やロイ・マスタングに接し手助けをしている。
ロイ・マスタングの使っている「焔の錬金術」はリザの父親の秘伝であり、父親からは刺青という形で背中に刻まれており、マスタングを信用し託した。
リザ・ホークアイのプロフィール・人物像
誕生日:1885年生まれ(月日は不明)
血液型:不明
身長:詳細不明(2009年版アニメの設定資料から推定165cm前後と思われる)
体重:詳細不明
年齢:24~25歳
特技:狙撃
趣味:不明
CV:折笠富美子(2009年版)/根谷美智子(2003年版)
実写俳優:蓮佛美沙子
容姿は金髪を後ろで纏めており、鳶色の目をしている。たまに髪をおろしている姿もある。軍に所属しており階級は中尉。射撃の腕の良さから周りからは「鷹の眼」という異名で呼ばれている。
仕事中は常に冷静沈着で、仕事をサボりがちなマスタング大佐の目付け役のような存在になっていることから周りからも「マスタング大佐のお守り」と言われている。よほどのことが無い限り感情を表に出さず、スパルタな一面もあるが、常に厳しいというわけではなくフュリー曹長の拾ってきた子犬を最終的に引き取ったり、軍人が嫌いと言っていたウィンリィと実の姉妹のように仲が良かったり、マスタング大佐からも「優しい女性だよ」と高い評価をされている。
そんな完全無欠に思われがちな彼女だが、引き取った子犬に「ブラックハヤテ号」と名付けていることからネーミングセンスのなさが欠点ともいえる。
銃器の扱いに非常に長けており、士官学校時代に人手が足りないという事と射撃の腕前の良さから狙撃兵としてイシュヴァール殲滅戦へ参加、その際の正確無比な狙撃から「鷹の眼」の異名で呼ばれていた。
またマスタング大佐と共にエルリック兄弟の過去を知っている数少ない人物で、あらゆる場面で兄弟の手助けをしている。
リザ・ホークアイの技能
リザ・ホークアイの持つ技能、技術として挙げられるのは射撃の腕だ。作中での活躍では身体能力がトップクラスの傷の男(スカー)、建物を使い縦横無尽に飛び回るバリー、また再生力が高い人造人間相手にも善戦をしている。しかし、根本的に相性が悪い相手との戦闘が多く、決定打をとれている戦闘は少ない。
最終決戦では失明してしまったマスタングの眼の代わりとなり、マスタングへ敵までの正確な位置を伝えている描写があり、このことから距離感についても群を抜いていることがわかる。
また仕事中などは常に冷静沈着に物事を進めており、周りの動きを咎めたり、雨の中錬金術を使おうとしていたマスタングを力技で止めたりなどしている。
作中で使用している銃は実在しており、常に携帯している二丁拳銃がそれぞれFN ブローニングM1910とエンフィールドNo.2となっている。たまに使用しているライフルはモーゼルKar98kライフルとなっている。
リザ・ホークアイの来歴・活躍
2003年版アニメ
2003年版のアニメでは原作と大きく設定が違っており、イシュヴァール殲滅戦に参加していないこと、父親が錬金術師でないため背中に刺繍を持っていないこと、原作での冷静沈着なリザとは違いマスタングに対して明確な恋愛感情を抱いていること、などが挙げられる。
マスタングとウィンリィが対立したときにはマスタングへの敵意を示したウィンリィに対して銃を向ける、マスタングに近づく女に嫉妬する、彼を責める者に無言の圧をかけて静止させる、軍法会議にかけられた後に彼の身を案じるなどの展開が描かれていた。
また最終回では瀕死の重傷を負った彼の傍で名指しで呼び泣き崩れる姿が描かれていた。その後は、プライベートにて彼の看病を積極的に行っている描写もされていた。
映画『シャンバラを征く者』
これは2003年版アニメの続編映画となる。
マスタングは左目を失明して眼帯をしており、また自ら志願して伍長まで降格、極寒の北部での警護の任務に就いており、リザはそんなマスタングを一途に思い待ち続けていた。しかし、マスタングの様子を見に来たかつての部下たちからは中央への復帰を願われるもマスタングがこれに応じることはなかった。
物語終盤、最終決戦の場において敵軍に包囲されてしまった中央司令部を救うべく、マスタングは復帰を決意。封じていたはずの焔の錬金術で以て敵を殲滅し、伍長の身でありながら指示を的確に飛ばしていた。この時の兵士たちの安心感は凄まじいものとなっていて、リザは駆けつけてきたマスタングに笑みを浮かべていた。マスタングは敵を殲滅後、アームストロング少佐の作った気球を用いてエドワード達を援護しに向かう。この際に気球に乗る姿をみて追いかけようとする姿が映し出されていた。
漫画・2009年版アニメ
エドワード達と出会う前
リザは元々父親と二人で住んでおり、彼女の父親はマスタングの錬金術の師匠だったことから彼が軍属になる前から面識があった。そんな中、マスタングが軍属となる頃に父親が病気で他界してしまう。この時既に父親から「焔の錬金術」の研究成果を刺青という形で背中に刻まれていた。
父親が他界した後はマスタングに葬式や生活などの面倒を見てもらっており、彼が語った国を良くするという志を信じ、背中に刻まれた父親の秘伝を託している。しばらく経った後にマスタングを追う形で士官学校へ入隊する。
士官学校時代には狙撃の腕の良さを買われイシュヴァール殲滅戦へ派遣され、そこで兵士の間で「鷹の眼」という異名で呼ばれていた。その時に戦場の過酷さ、理不尽さを経験し、二度と錬金術で不幸な人を生み出さぬようマスタングに自身の背中に刻まれている刺青を焼くように頼み、新たな「焔の錬金術師」が生まれないようにした。
イシュヴァール殲滅戦後には軍をやめるのではとマスタングに思われていたが、自身の犯した過ちから逃げることを良しとせず、国をより良くするため軍に身を置くことを決意した。東方司令部にてマスタングから腹心の部下へ任命され、その際に「私が道を踏み間違えたと思ったら撃ち殺せ」と言われるほどマスタングとリザの絆は深いものだとわかる。
エルリック兄弟との出会い
階級が少尉の頃、マスタング中佐と共に国家錬金術師への勧誘のためにリゼンブールを訪れ、そこでエルリック兄弟と出会う。
人体錬成という禁忌を犯し手足や体を無くしてしまい絶望してしまった兄弟へ対し、マスタングは国家錬金術師になることが体を取り戻す手助けになるかもしれないと誘っていた。一方、リザは兄弟の幼馴染であるウィンリィと出会う。
彼女は両親を戦場へ連れていかれ喪ったことから軍人を嫌いと言っており、リザへ対しはっきりとした拒絶が感じられた。ウィンリィが「なぜ軍人になったのか」と聞くとリザは「守りたい人がいるから。誰に強制されたわけでもない。私が決めた事」と語っており、リザの覚悟が伺える。その後は互いに胸の内を聞いたからか実の姉妹のように仲良くなり互いに影響されている場面がある。ウィンリィはピアスをつけるようになり、リザは一時期髪を伸ばしていた。
本編初登場
リザは列車ジャック事件の時にマスタングと共に初登場している。初登場時からマスタングの補佐を務めており、この時は特に表に出て何かをしていることはなく常にマスタングの後ろに控えていた。
同時期に国家錬金術師ばかり狙った連続殺人事件が起きていることから軍は警戒網を引いており、リザもいつも以上に警戒をしていた。
そんな中、国家錬金術師であるショウ・タッカーが非道な実験をしていたことがエドワード達によって明るみに出る。その後、東方司令部や中央司令部の軍人たちは後処理に追われていたが、タッカーは裁判にかけられる前に何者かに殺害されてしまう。エドワードに現場まで連れて行ってくれと頼まれたが、見ない方がいいと兄弟を制していた。
VS傷の男(スカー)
東方司令部にてリザはマスタング達と共に、ヒューズ達から額に大きなバツ印の傷がある通称「傷の男(スカー)」により、国家錬金術師ばかり狙った連続殺人事件が起こっていることを知らされる。そのことから警戒を強めるがエルリック兄弟が二人きりで外にいることを知り二人を守るために捜索へ出る。
エドワードとアルフォンスがスカーに襲撃されピンチになったところをリザはマスタング、アームストロング少佐らと共に救援に駆け付けて交戦。リザは一瞬のスキを突いてスカーを狙い狙撃をするも避けられてしまうが、スカーのかけていたサングラスが外れたことで、彼がイシュヴァールの民であることが判明した。
ヒューズ中佐の死
エド達が賢者の石についての情報を手に入れ、それをヒューズ中佐、アームストロング少佐らへ情報共有をしたことで各々独自に調査を開始する。
ヒューズ中佐は過去の事件などから何か重大な事実を発見するも人造人間のラストとエンヴィーの襲撃を受け死亡してしまう。彼の葬式が執り行われた際のマスタングとの会話にて涙を流すマスタングを気遣う様子が見られる。
ヒューズ中佐が最期の死ぬ間際に遺した「軍がやばい」という遺言を元に、リザはマスタングと共にヒューズ中佐を殺した人物を探していくこととなる。
中央司令部へ異動
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タグ - Tags
目次 - Contents
- リザ・ホークアイの概要
- リザ・ホークアイのプロフィール・人物像
- リザ・ホークアイの技能
- リザ・ホークアイの来歴・活躍
- 2003年版アニメ
- 映画『シャンバラを征く者』
- 漫画・2009年版アニメ
- エドワード達と出会う前
- エルリック兄弟との出会い
- 本編初登場
- VS傷の男(スカー)
- ヒューズ中佐の死
- 中央司令部へ異動
- ロス少尉殺害の真実
- 第三研究所での戦い
- エドワード達の人造人間捕獲作戦に協力
- 大総統付き補佐へ
- エドワードにイシュヴァール殲滅戦のことを話す
- 人造人間プライドと遭遇
- 約束の日
- エンヴィーと戦闘
- マスタングが人体錬成を強制される
- 「お父様」との最後の戦い
- 最終決戦後
- 映画『嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』
- リザ・ホークアイの関連人物・キャラクター
- ロイ・マスタング
- 父親
- ジャン・ハボック
- ヴァトー・ファルマン
- ハイマンス・ブレダ
- ケイン・フュリー
- ゾルフ・J・キンブリー
- リザ・ホークアイの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「雨の日は無能なんですから下がっていてください大佐!」
- 「私は私の意思で引き金を引くの。守るべき人のために」
- 「そういうバカが一人くらいいてもいいと思うわ」
- 「過去に人の命をたくさん奪ってるから。そしてこの道を行くって決めたのも自分だから」
- リザ・ホークアイの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来は「鷹の眼」から
- 祖父はグラマン中将
- マスタングとは結婚できない
- スタイルがいいのは鍛えているから
- 躾には威嚇射撃を用いる