ウィンリィ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ウィンリィ・ロックベルとは『鋼の錬金術師』のヒロインで、根っからの機械オタクな機械鎧(オートメイル)技師。男勝りの度胸と女性らしい繊細さを併せ持つ少女。主人公エルリック兄弟の幼馴染で、過酷な運命に挑む彼らの支えとなるべく、優秀な技師を目指している。幼い頃に外科医だった両親を戦争で亡くしたことで、残された家族を何よりも大切に想うようになり、兄弟を時には優しく時には叱咤しながら見守っている。物語の裏で暗躍する人造人間達に“エルリック兄弟への人質”として目を付けられ、国家規模の陰謀に巻き込まれていく。
ウィンリィ・ロックベルのプロフィール・人物像
身長:150cm台後半
年齢:物語開始時15歳
CV:豊口めぐみ(2003年版)/高本めぐみ(2009年版)
実写版キャスト:本田翼
ウィンリィ・ロックベルとは『鋼の錬金術師』の登場人物。金髪碧眼の少女で髪型はポニーテイル。明朗快活な性格で明るく優しいが、泣き虫でもある。
アメストリス国の東部の田舎町であるリゼンブール出身で、職業は機械鎧(オートメイル)技師。8歳の時に外科医だった両親を内乱で亡くし、同じく親のいなかったエルリック兄弟(同い年のエドワードと1つ年下のアルフォンス)とは、祖母にして機械鎧技師の師でもあるピナコの保護下で家族同然に育った。
幼い頃から機械鎧が大好きで、祖母に師事して技師としての修行を積んできた。また医者の家系に生まれており、医学書を絵本がわりに読んできたなど多少の医学知識も持つ。
12歳の時に、兄弟のように共に育ったエルリック兄弟が母親を蘇らせようとして禁忌である人体錬成に挑んで失敗し、代償としてエドワードは左脚を、アルフォンスは全身を失う。一度は絶望した2人が失った身体を取り戻そうと決心するのを見て、自身は機械鎧技師として2人のサポートをしようと決意する。
物語開始時、ウィンリィは故郷で仕事をしていたが、エドワードが銀時計に刻んだ過去を戒める文字を見て、体を取り戻すまでは帰らないというエルリック兄弟の覚悟を改めて思い知らされる。それをきっかけに、より良い機械鎧を作ることでさらに2人の力になるために、ラッシュバレーという町で独り立ちする。
兄弟のサポートを続けるかたわらに、お産の立ち会いや機械鎧技師としての仕事を通じて、自分の手は人を生かすためのものだと自覚していく。
物語の中盤で両親の敵である傷の男(スカー)と対峙した時復讐心に駆られそうになるが、自分が助けてきた人々やエドワードの言葉で踏みとどまり、悲しみに耐える生き方を選ぶ。そのウィンリィの心の強さが怒りにとらわれていた傷の男を感化させ、物語を大きく動かすきっかけとなる。
ウィンリィ・ロックベルの能力
ウィンリィ・ロックベルの機械鎧技師としての腕前は一流。彼女が作った義肢は価格が400~500万センズで、高額だが頑丈でしなやか。傷の男に破壊されるまでは激しい戦闘に晒されても、エドワードの機械鎧に大きな傷がつくことはなかった。
技師として必要な医療知識や素材への理解が深く、機械鎧に関して言えば製作から装着リハビリ、整備改良とひとりで行える。機械鎧と末端神経を繋ぐための外科手術は単独で行っている描写はない。装着者の身体と生活スタイルに合わせた調整を都度行っており、サイズの微調整や金属素材の配分など、装着者にとって常に最適な状態を維持している。
機械鎧の本場であるラッシュバレーで修行を開始してから短期間で成長し、数か月ぶりにウィンリィの作品を見た師匠のピナコは「格段に腕を上げてる」と評している。
物語の後半で舞台が北の山脈に移ったとき、凍傷防止のために鉄を含まない新しい機械鎧をエドワードに換装する。強度はやや劣るがはるかに軽量化され、素材の大部分である炭素を錬成し、硬化させるという新しい戦術をエドワードに与えた。
物語の最初から高い技術を持っていたウィンリィだが、本場での修行と度重なる製作や調整によって、技師としてはるかに高い技量を獲得したのだ。
ウィンリィ・ロックベルの来歴・活躍
機械鎧技師として生きることを決意する
ウィンリィは機械鎧技師にして外科医でもある祖母ピナコのもとで育ち、同じく外科医であった両親の影響から、自然と医学を学び機械鎧で人を助けることを志していた。
そんな彼女が技師として生きる道をさらに明確に意識するようになったのは、家族同然に過ごしてきたエルリック兄弟の影響が大きい。母親を蘇らせるために行った人体錬成が失敗し、その代償で失った身体を取り戻すため「軍の狗」となり、過酷な旅を覚悟した2人を見て、兄弟をよく知る者として、また機械鎧技師としてサポートすることを決める。
エルリック兄弟は旅立つ際に身体を取り戻すまでは帰らないと覚悟を決め、その証として自らの手で実家を燃やしてしまった。2人は後悔していないと言うが、やはり生まれ育った家がなくなったことに悲しみを抱えながら旅を続けている。そんな彼らをいつも本当の家族のように暖かく迎えてくれるウィンリィは、いつしか2人にとって帰るべき場所にもなっていた。
故郷を離れ修行を開始する
ウィンリィが初登場した時は故郷のリゼンブールで祖母と一緒に家業を営んでいたが、中央(セントラル)で義手を壊したエドワードのもとへ出張整備しに行くのをきっかけにして彼女の旅も始まった。
中央でエルリック兄弟が身体を取り戻すために探していた、幻の術法増幅器である「賢者の石」をめぐる攻防で全身傷だらけになっている2人を目撃して、彼らの旅が想像以上に危険であることを知る。
その後3人が立ち寄った機械鎧技術が発達した街ラッシュバレーで、パニーニャという盗人の少女とドミニクという凄腕の技師に出会う。かつて両足を失って絶望していたパニーニャにドミニクが無償で義足を与えた話を聞き、また彼の作った最高級の機械鎧をその目で見て、今の自分の技術が不十分であることを認識する。
ウィンリィはドミニクに弟子入りすることを志願するが、にべもなく断られてしまう。それでもなんとか粘っているうちに嵐に見舞われてしまい、ウィンリィ達3人は山奥の工房で身動きがとれなくなってしまう。その時赤ん坊を身ごもっていたドミニク家の妊婦が産気づいてしまい、医者も呼べず街から孤立した状況で、ウィンリィは自ら赤ん坊を取り上げることを決意する。自身の乏しい医学知識で出産に立ち会うことを恐れるウィンリィだったが、ロックベル家の女に受け継がれた根性と肝っ玉を頼りに、なんとか赤ん坊を無事に取り上げることに成功する。
新しい生命の誕生に感動したのも束の間、ウィンリィはエドワードがひそかに銀時計に施した「忘れるな 11年10月3日」という文字を見てしまったことを本人に伝える。家を燃やした日付を見て、エルリック兄弟の覚悟を改めて思い知ったウィンリィは、ラッシュバレーでさらに機械鎧の技術を高めるために修行をすることを決意する。エドワードの(ピナコを)「帰って安心させてやれよ」という言葉も振り切り、次に会うときはもっと良い機械鎧を付けるという約束をしてエルリック兄弟とは一旦別れるのだった。
再びセントラルへ
中央(セントラル)の軍部を調べようと決めたエルリック兄弟に、以前お世話になったヒューズ家へお礼をするためにウィンリィも再び同行する。しかしヒューズが賢者の石の裏で暗躍する人造人間(ホムンクルス)たちに殺害されていたことを知って動揺する。
身近な人の死を知って、エルリック兄弟が同じように目の前からいなくなってしまうんじゃないかと恐怖している中、人造人間(ホムンクルス)たちとの抗争が激化してアルフォンスが重症を負う事態にも遭遇する。自分はいつも待つことしかできないのかと苦悩するウィンリィだったが、自分にできることをしながら2人のサポートを続けるのだった。
その後人造人間をおびき出すために、シン国の仲間と協力してエルリック兄弟は傷の男と再び戦う作戦をとる。ウィンリィは兄弟の身を案じるあまり戦いの現場へ赴いてしまい、タイミング悪くエドワードが傷の男に、お前がウィンリィの両親の敵なんじゃないかと問い詰める瞬間に立ち会ってしまう。ウィンリィは大好きだった両親を殺害した男を前にして、ショックのあまり拳銃を傷の男に向けてしまう。エドワードは、今まで人を助け続けてきたウィンリィが初めて殺意をあらわにするのを見て、自身の危険も顧みず発砲を止める。攻撃を躊躇した傷の男を尻目にエドワードはウィンリィに、彼女の手は人を生かす手だと説得する。両親の敵を前にして復讐できなかった自分に涙を流すが、エドワードの言葉で踏みとどまることができたのだった。
その後セントラルでの役目を終え再びラッシュバレーに帰ることを決めたウィンリィは、電話で客や友達が彼女を待ちわびていたことを知る。悲しみと怒りを抱えていた彼女だったが「皆のおかげで耐えられる」という言葉を残し、ラッシュバレーに戻るのだった。
北の大地へ
中央での騒ぎを経て、ウィンリィがエルリック兄弟にとって大事な人であることを人造人間側に知られてしまう。国家規模の陰謀を企む人造人間たちにとって、計画に必要なエルリック兄弟を飼い殺しにするため、ウィンリィは兄弟への脅迫に利用されることになってしまう。反撃を封じられたエルリック兄弟は彼らの邪魔をしないと約束することで、身体を取り戻す旅を続けることを許される。
人の命を犠牲にして作られる賢者の石の使用を自ら禁じた2人は、新たにシン国の錬金術である「錬丹術」に希望を見出す。人造人間の許しを得たエルリック兄弟は、彼らのアジトで偶然出会って共闘した、錬丹術の使い手である少女メイ・チャンを追って北に向かう。しかしなおも監視を続ける人造人間たちは、エルリック兄弟に余計な言動をとらせないために、ウィンリィを人質として2人が滞在するブリッグズ砦に送り込む。そこでウィンリィは兄弟から、自分が人質として常に監視されていたことを知らされる。
ウィンリィは自身が兄弟の足枷になっていることを知り歯がゆく思うが、同じく北にいた傷の男を捜索する任務を受けたチームに無理矢理同行することで、逃げる準備を開始する。
巨大な炭鉱町で再び傷の男と再会することになったウィンリィ。傷を負って追い詰められた傷の男に、お前には俺を裁く資格があると言われるが、ウィンリィは彼の傷の治療を行った。俺を許すのかと問われたウィンリィは、理不尽を許してはいないと傷の男に告げる。憎しみを飲み込み前に進もうとするウィンリィを見て、傷の男もまた彼女やエルリック兄弟への態度を軟化させる。そんな彼を信用し、ウィンリィは“傷の男に拉致される”という形を装うことで、人質という立場からの脱出を計画する。傷の男に命を狙われたこともあるエルリック兄弟は猛反対するが、命を握られている自分が逃げるためには、こちらも命がけで逃げなければいけないと兄弟を説得する。
親の敵である傷の男を信用した脱出劇は見事成功し、ウィンリィは自由の身となる。その後彼女は再び人造人間たちに見つからないように、人目を忍びリゼンブールの実家に帰るのだった。
リゼンブールで兄弟の帰りを待つ
ウィンリィは再び人造人間に見つからないために、そしてエルリック兄弟が中心になったチームが、人造人間及び中央軍部への反撃を試みる「約束の日」まで潜伏することになった。
ブリッグズ兵の護衛を伴って帰郷した日、同じく潜伏先としてロックベル家を選んでいたエドワードと再会する。今後の計画を聞き、エドワードから外国へ逃げろと忠告されるも、彼女はこれを拒否。ウィンリィはエドワードに身内だけを逃がすようなことはせず、国を巻き込んだ人造人間たちの陰謀を打ち砕き、エルリック兄弟も無事に身体を取り戻すように激励する。エドワードたちの勝利を信じ、兄弟が元の身体を取り戻すことを誰よりも強く願っていたのはウィンリィなのだ。
すべてを求めるウィンリィの言葉にエドワードはなかばあきれるが、彼女の言葉を受け止め、頼もしい背中を見せて出発する。ウィンリィは彼を見送って、兄弟の無事の帰還を待つのだった。
すべての戦いが終わって
Related Articles関連記事
鋼の錬金術師(ハガレン)のネタバレ解説・考察まとめ
『鋼の錬金術師』とは、2001年から2010年まで荒川弘により『月刊少年ガンガン』で連載された漫画およびそれを原作とするアニメ、ノベライズ、映画、ゲーム作品。舞台は19世紀産業革命期のヨーロッパをモチーフとした錬金術が存在する架空の世界。主人公エドワード・エルリック(エド)は弟アルフォンス(アル)と共に、自身らが犯した禁忌の錬成によって失ったエドの右腕と左足、アルの全身を取り戻すための方法を求め旅に出る。
Read Article
鋼の錬金術師(実写映画)のキャストまとめ
多くのファンを持つ傑作漫画「鋼の錬金術師」の実写映画化が発表。キャスト情報や予告動画など、映画に関する情報を集めました。 制作発表以来、賛否の声が分かれるこの作品。果たして実写化は正解なのか、それとも実写化こそが最大の禁忌だったと知ることになるのであろうか。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)の国家錬金術師まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画作品である。アニメや映画、ゲームなど様々な展開が行われている。 エドワード・エルリックと、その弟であるアルフォンス・エルリックは母親を蘇らせるために禁忌とされている『人体錬成』を行うが、その結果兄弟は身体を失ってしまう。エルリック兄弟は自分たちの体を取り戻すために、超常の力を持つ『賢者の石』を求めて旅に出る。 国に認められた極めて優秀な錬金術師が『国家錬金術師』であり、作中でも重要人物となるものが多い。
Read Article
鋼の錬金術師の錬金術・錬丹術・錬成陣まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。禁忌とされる人体錬成を試みた幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、代償として自身の身体の一部と、弟アルフォンスの身体のすべてを奪われる。元の身体に戻るために「賢者の石」を追い求めるエドワードは、その裏に隠された「ホムンクルス」による国家的陰謀に巻き込まれていく。「錬金術」、「錬丹術」は、物質の構成を変えて別のものに作り変える技術であり、個々の術式に応じた「錬成陣」を使って術を発動させる。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)のホムンクルス・人造人間まとめ
『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画、およびそれを原作としたアニメや映画などのメディアミックス作品。母親を亡くしたエルリック兄弟は、錬金術において最大の禁忌とされている「人体錬成」を行ってしまう。それにより、エドワードは右手と左足をなくし、アルフォンスは体をなくして魂だけの存在になった。エルリック兄弟は、体を取り戻すため「賢者の石」を求める。エドワードたちの前に立ちはだかるのは、賢者の石により作られた人造人間がホムンクルスである。彼らはある目的を達成するために、歴史の裏で暗躍している。
Read Article
衝撃の死を遂げ、読者や視聴者を驚かせたキャラクターまとめ
アニメ、漫画の中でも安易な展開を避けたいがために死んでしまうキャラクターは星の数ほどいます。しかしそういう作品はキャラクターを殺すことで逆に安易な展開になってしまうものもあります。 そんな中でも、悲惨だったり、予想だにできない衝撃の死を遂げたキャラクターをまとめました。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『鋼の錬金術師』は『月刊少年ガンガン』で連載されていた荒川弘が描くファンタジー漫画。兄エドワードと弟アルフォンスのエルリック兄弟が自身の体を取り戻す為、各地の旅をする物語である。出会う仲間や対峙する敵など、魅力あふれるキャラクターたちが個性あるセリフを残している。
Read Article
鋼の錬金術師(ハガレン)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『鋼の錬金術師』とは荒川弘によるダークファンタジー漫画、及びそれを原作としたアニメ・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。この記事では『鋼の錬金術師』のアニメ・映画に使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌を紹介する。
Read Article
ロイ・マスタング(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ロイ・マスタングとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、作中では「焔の錬金術師」の名で知られている。軍に所属しており階級は大佐。主人公の過去を知る数少ないキャラクターの1人であり様々な面で手助けをしている。普段は仕事をサボって女性と長電話したり主人公を揶揄ったりしているが、自身が過去に経験したことをきっかけに強い意志・信念を持ち国のトップの座に就かんとしている。
Read Article
キング・ブラッドレイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
キング・ブラッドレイとは『鋼の錬金術師』の登場人物で、アメストリス軍の最高責任者(大総統)である。戦闘能力が非常に高く、数々の戦場で功績を残し、その地位へとのし上がった。しかし、その正体は「お父様」の計画により造られた人造人間(ホムンクルス)であり、ラストやエンヴィーなどの他のホムンクルスたちと共にその計画を進めていた「憤怒のラース」である。正体が明かされてからは、計画の邪魔になる者や、立ちはだかる者たちと対峙しながら、国を動かして計画を進めていく。
Read Article
ヴァン・ホーエンハイム(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ヴァン・ホーエンハイムとは、荒川弘氏による漫画『鋼の錬金術師』の登場人物の一人であり、主人公エドワードとアルフォンスの父親。 古代文明クセルクセス王国の元奴隷。自身の血から生まれたホムンクルスに知識を与えられ、錬金術師となる。しかし、ホムンクルスの企みで望まぬ不老不死の体とされ、故郷も滅ぼされた。失意から放浪生活を過ごし、リゼンブールで出会ったトリシャという女性と結婚。”家族と共に老いて死にたい”という願いから普通の人間に戻る研究を始めるが、ホムンクルスの企みに気づくと、阻止するため旅に出る。
Read Article
イズミ・カーティス(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
イズミ・カーティスとは『鋼の錬金術師』に登場する錬金術師で、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックに錬金術を教えた師匠。流産の経験があり、エルリック兄弟と同じく人体錬成という禁忌を犯している。錬成陣なしで錬成ができ、格闘技にも長けている。一方、人体錬成の影響で内臓をいくつか損傷しており、本来は屈強な体力の持ち主だが病弱になっている。アニメ1期のホムンクルス・ラースはこの時誕生したとされている。原作およびアニメ2期においては国土錬成陣発動に必要な「人柱」の一人である。
Read Article
グリード(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
グリードとは『鋼の錬金術師』に登場するホムンクルスであり、「強欲」の感情をもっている。ホムンクルスの創造主である”お父様”から離れて活動していたが、キング・ブラッドレイことホムンクルスのラースに捕獲され、”お父様”によって一度存在を抹消された。物語の中盤、”お父様”の手により、東の大国シンの皇子リン・ヤオの身体を乗っ取る形で復活。己の求めるものも追いかけつつ、リンと協力しながら”お父様”の野望が叶う「約束の日」に向けて動き出す。
Read Article
リン・ヤオ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
リン・ヤオとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、物語の舞台であるアメストリスの東側にある大国・シンの第12皇子。次期皇帝争いで優位になるべく、臣下のランファン、フーを連れて伝説の賢者の石を求めてアメストリスに入国した。主人公のエルリック兄弟、国家錬金術師のロイ・マスタングらと協力する中、アメストリス国内で暗躍するホムンクルスと遭遇。その内の1体であるグリードに取り込まれるも自我を保ち、利害の一致や相互理解を経て共闘。ホムンクルスの黒幕である「お父様」の野望を阻止するために活躍した。
Read Article
アルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
アルフォンス・エルリックとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、主人公エドワード・エルリックの弟である。 母親を幼少期に亡くしており、母に会いたいという気持ちからエドワードと共に人体錬成を行うも失敗し、体を全て失ってしまう。だがエドワードがもう1度人体錬成魂を行い、魂を鎧に定着させることで一命をとりとめる。 その後は体を取り戻すため賢者の石を求め、エドワードと共に各地を旅している。
Read Article
リザ・ホークアイ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
リザ・ホークアイとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターでロイ・マスタング大佐の腹心の部下である。銃火器の扱いに長けており、拳銃から狙撃ライフル、ショットガンなど様々なものを使いこなしている。また狙撃精度の高さから「鷹の眼」という異名を持っている。時に優しく時に厳しくエルリック兄弟やロイ・マスタングに接し手助けをしている。
Read Article
ピナコ・ロックベル(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ピナコ・ロックベルとは、『鋼の錬金術師』の登場人物で、主人公エルリック兄弟にとっては親代わりでもあるベテランの機械鎧(オートメイル)技師。 エルリック兄弟の実父であるヴァン・ホーエンハイムとは長い付き合いで、トリシャ・エルリックとの仲を取り持つなど家族同然の交流を重ねる。そのホーエンハイムが旅立った後、病で死去したトリシャの代わりに、自身の孫娘のウィンリィ・ロックベルともどもエルリック兄弟を育て上げる。エルリック兄弟やウィンリィの旅に同行することはなかったが、故郷から彼らを見守り続けた。
Read Article
マース・ヒューズ(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
マース・ヒューズとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、様々な場面で主人公のエドワード・エルリックやアルフォンス・エルリックを手助けしている。 軍に所属しており階級は中佐。普段は妻や娘を溺愛しており、どこであろうと構わず写真を見せ自慢するほどの愛妻家。作中に登場するロイ・マスタングとは親友であり戦友でもある。また本人はデスクワークを得意としているが、過去にはイシュヴァール殲滅戦という戦争の最前線を戦い、生き抜いている。
Read Article
ティム・マルコー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ティム・マルコーとは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する賢者の石の研究の第一人者で、生体錬成を得意とする錬金術師。しかし人間の魂を材料とする賢者の石を生成する為の実験はほとんどが人体実験であり、それを重ねる精神的苦痛に耐えかねて軍を脱走、東部の田舎町にて身分を偽り身を隠していた。気弱で受け身な性格で、強く言われると断れない。本来は思いやりのある優しい性格で、穏やかな人物。
Read Article
フー(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
フーとは、『鋼の錬金術師』に登場するリン・ヤオの護衛を務める老武人である。主であるシン国第十二皇子のリンと、孫娘でありフーと同じく護衛であるランファンの3人で、不老不死を求めアメストリスへやって来た。ヤオ家に代々使える家系であり、主であるリンに強い忠誠心を持つ。白髪白髭の老人でありながら俊敏に動き、シン式の特殊な体術を用いる。リンやランファンと同様にホムンクルスの気を読むことができる。「シンの人間は盟約は必ず守る」という発言などから分かるように義理堅い性格である。
Read Article
ランファン(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ
ランファンとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、リン・ヤオの護衛を務める少女である。シン国第十二皇子のリンを主とし、祖父であるフーとの3人で不老不死の法を求めアメストリスへやって来た。黒装束に面という隠密のような出で立ちで、髪型はお団子ヘアー。ヤオ家に代々仕える家系であり、リンに強い忠誠心を持つ。普段は冷静沈着な性格だが、素顔を見られると赤面したり、主が侮辱されると我を忘れるほど激高したりするギャップも併せ持つ。戦闘での特長はシン式の特殊な体術とホムンクルスの気を読む能力である。
Read Article
実写化して失敗したor失敗しそうなアニメ・漫画まとめ
アニメ・漫画の実写化というと、どうしてでしょう?なにか嫌な予感しかしないのは…。しかしそれでも、いつかはと、人はアニメ・漫画の実写化で爆発的な人気を出そうとしているのです。諦めていないのです。けれども結局は、「人は過ちを繰り返す」とは言ったものですね。今回はそんな実写化して完全に爆死(不評・批評)の嵐にあった作品と、その予定作をまとめました。
Read Article
シチュエーション別!ぐっとくる漫画の名言【前向きになりたい時】
大人から子どもまで、みんな大好きな漫画。漫画を読むことでいろんなものを吸収したり、人生に影響を受けた人も多いのではないでしょうか?今回は、「前向きになりたい時に背中を押してくれる名台詞」を集めてみました。ここにあなたの背中を押してくれる、素敵なことばがあるかもしれません!
Read Article
「鋼の錬金術師」や「銀の匙」などの人気作品を手がけた荒川弘先生とは?
「鋼の錬金術師」や「銀の匙」はアニメ化されましたよね。
Read Article
鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。
荒川弘先生の大人気作鋼の錬金術師。2017年に実写化が決まり、衰えない人気の高さを証明しています。物語の面白さと完成度の高さはもちろんなんですが、アニメのオープニングテーマソングとアニメの世界観のマッチングは素晴らしいものがあります。名だたるアーティストの楽曲が使われております。ここではテーマソングとそのアーティストをご紹介したいと思います。
Read Article
『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】
人気作『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説をまとめました。漫画連載中は妊娠中・出産後にも関わらず、一度も休載することが無かったという作者に関するエピソードや、エドの名前の由来や背が低い理由といった、登場人物・キャラクターに関する噂などを掲載。ハガレンファン必読の情報をたっぷり紹介していきます。
Read Article
『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】
『鋼の錬金術師』の壁紙用画像をまとめてみました。主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックのイラストがメインですが、ロイ・マスタングやエンヴィーのソロショットも揃えています。カッコいい場面・シーンはもちろん、可愛らしい日常風景などもあるのでぜひチェックしてみてください。
Read Article
『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】
ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。
Read Article
話題の無双シリーズ新作品『アルスラーン戦記×無双』を徹底紹介!
無双シリーズの新作、『アルスラーン戦記×無双』。 北斗無双・海賊無双・ゼルダ無双など、様々な作品とコラボする無双シリーズですが、今回は『アルスラーン戦記』とのコラボが決定しました!
Read Article
漫画家・荒川弘ワールドとは?
アニメファンの中には「荒川弘さんの作品が大好き!」という方がたくさんおられると思います。荒川弘さんといえば少し懐かしいところでハガレンこと「鋼の錬金術師」という作品が非常に有名ですね。荒川さんの作品をご紹介させて頂きましょう。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- ウィンリィ・ロックベルのプロフィール・人物像
- ウィンリィ・ロックベルの能力
- ウィンリィ・ロックベルの来歴・活躍
- 機械鎧技師として生きることを決意する
- 故郷を離れ修行を開始する
- 再びセントラルへ
- 北の大地へ
- リゼンブールで兄弟の帰りを待つ
- すべての戦いが終わって
- ウィンリィ・ロックベルの関連人物・キャラクター
- エドワード・エルリック
- アルフォンス・エルリック
- 傷の男(スカー)
- ピナコ・ロックベル
- ドミニク・レコルト
- マース・ヒューズ
- ユーリ・ロックベル&サラ・ロックベル
- ウィンリィ・ロックベルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「エドが安心して旅を続けられるように 力になれるように」
- 「皆のおかげで耐えられる」
- 「勘違いしないで 理不尽を許してはいないのよ」
- 「じっとしてる男なんてつまんないじゃない」
- ウィンリィ・ロックベルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 初登場の遅さが招いた副産物