ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)の徹底解説・考察まとめ
『ザ・ドラえもんズ』は、永遠の友情を誓い合った、ドラえもんたちネコ型ロボット7人が繰り広げていく物語。それは時に感動を呼び、時にアクロバティックであり、時にドタバタコメディとなる。それらの冒険活劇は時にはメンバーの特殊能力で、時には機転で、そして何よりも、特別なひみつ道具「親友テレカ」に象徴される7人の友情によって解決されていく。
1995年3月『2112年 ドラえもん誕生』
ドラえもんが生まれてから、のび太の世話をするまでに起こった出来事を描いた作品。
製作中の事故によりネジが一本外れてしまったドラえもんは、何をやっても他のロボットに劣ってばかりいた。その時のクラスメートがドラえもんズ、ノラミャー子である。ロボット学校を卒業後、のび太の子孫であるセワシの子守り用ロボットとして暮らしていた。しかし、工作用のネズミロボットに耳をかじられたことをきっかけとして今の姿になってしまう。
妹として作られたドラミに励まされ、なんとか立ち直るが、間違って飲んだひみつ道具によって暴走したように走り続けてしまう。しかしそれがたまたま、セワシを誘拐した凶悪犯を捕まえることに繋がった。その活躍から、校長に新しい四次元ポケットを貰い、ドラえもんと同じ型のミニドラを作ったことを知らされる。
そしてセワシの先祖であるのび太のもとに行く途中に、たまたま藤子・F・不二雄のもとへたどり着き、彼に新連載『ドラえもん』のアイディアを与えるのだった。
1995年4月『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』
久しぶりにドラえもんズと逢おうとしたドラえもん。しかし連絡がつながらない。
不審に思ったドラえもんとのび太のもとにドラミがやってくる。そしてドラえもんズのメンバーたちが、ネコ型ロボットたちを生み出した工場を襲い、ネコ型ロボットたちを引き連れて、自分の思い通りの世界を作ることができる「イージーホール」に逃げ込んでしまったことを知る。
西部・中国・アラビア風の各エリアを周り、キッド、王ドラ、ドラメッドと戦った末に正気を取り戻させ、さらにドラリーニョ、ドラニコフ、マタドーラとの絆も回復させたドラえもんとのび太。
彼ら6人を操っていたのは、世間から爪弾きにされた絶望感を糧としてイージーホールを支配した「ビッグ・ザ・ドラ」だった。
現実世界の破壊をも企むビッグ・ザ・ドラに対して、仲間が倒れていく中で、のび太はドラえもんズ7人の能力を駆使して立ち向かい、その野望を粉砕する。
1996年『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』
ドラミの卒業式を祝うためにロボット学校にやって来たドラえもんは、謎のロボットに吸い込まれて、他の生徒ともども行方不明になってしまう。親友テレカの光に応えて、真っ先にやってきたキッドは、ドラミと共に事件解決に立ち向かう。
混乱を巻き起こしていたのは、キッドやドラえもんたちが在学中に動いていた教材用のロボットたちだった。
それらを操っていたのは、「古くなったから御払い箱にされた」と思い込んだ旧型のマザーコンピューター「ダディ13号」。
キッド以外のドラえもんズも操り人形にされてしまうが、特別製の帽子で洗脳を逃れたキッドの説得に親友テレカが応え、6人は正気を取り戻す(キッドに強く殴られてドラえもんは気絶したままだった)。
ドラミがドラえもんの代理となり、集結された親友テレカのエネルギーを巨大な空気砲にしたキッドの一発で、ダディ13号を操っていた悪い電気が抜け、事件は落着した。
1997年『ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!』
「ドラパンに狙われている」という校長の手紙を受け取り、集結したドラえもんズ。
しかしそれは校長に変装したドラパンの罠だった。
ひみつ道具を封じる特殊電磁波を親友テレカの力で跳ね返そうとしたとき、5人はキンキンに固められてしまう。
別のカードを間違えて出したことで難を逃れたドラメッドとドラリーニョ。
ドラパンの罠から逃げるうちに、少女ミミミを人質に囚われたことで、ドラパンが悪の手先になっていたことを知った2人は、ドラパンの良心を信じる。ドラメッドから渡されたタロットカードによって、ミミミを自由にしたドラパンと、ドラえもんズたちは和解し、協力してアチモフの巨大メカを破壊した。
その後、警察から逃げるドラパンの手の中には、ドラメッドの「正義のタロットカード」が握られていた。
1998年『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』
ロボット学校の卒業試験として、虫型ロボットたちと仲良くなって日暮れまでに学校にたどり着くことを課された生徒たち。間に合わなければ落第になってしまう。
のんびりしたヤゴロボットを相棒に選んだドラニコフは、苦しんでいる仲間を救いつつ、マイペースで進んでいく。
そんな中、女子高生風のロボット・モモと、その友達を救おうとして、タガメロボたちに人質に囚われてしまうドラニコフとヤゴロボット。そこに、落第覚悟で彼を助けに来たドラえもんズが集結した。彼を救出後、ヤゴロボットが成長した、超高速で飛翔できるトンボロボットで学校に向かう7人。
時間には間に合わなかったものの、校長の粋な計らいで7人は卒業することができた。そして、ドラニコフの優しさを知ったモモは彼にキスするのだった。
1999年『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』
ロボット学校の同級生だったジェドーラに頼まれ、オカシナナ王国にやってきた王ドラとマタドーラ。
その国の姫であるハニーは、父親と母親の諍いから一切笑顔を見せなくなってしまった。
彼女を笑わせるために様々なお菓子職人が奮闘するが、グランプリを狙うニガニガの妨害でことごとく失敗する。
その時、ジェドーラに頼まれた最高級の材料を奮闘して集めてきた残りのメンバー5人がやってきた。
かつてロボット学校で、みんなでお菓子を作って楽しんだことを思い出した一同は、親友テレカの力を借り、王ドラとマタドーラが中心となって、最高のドラ焼きを作り上げる。
仕上げは食べる人たちが仲良く行う、というジェドーラの言葉を受け、久しぶりに家族揃ってのお菓子作りに取り組んだことで姫は笑顔を取り戻した。
2000年『ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!』
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目次 - Contents
- 『ザ・ドラえもんズ』の概要
- ドラえもんズメンバー
- ドラえもん<CV:大山のぶ代、2112年時点のドラえもんは横山智佐>
- ドラ・ザ・キッド<CV:難波圭一>
- 王ドラ<CV:林原めぐみ>
- ドラメッドIII世<CV:佐藤正治>
- ドラリーニョ<CV:一龍斎貞友>
- ドラニコフ<CV:桜井敏治>
- エル・マタドーラ<CV:津久井教生→中尾隆聖>
- ドラえもんズの関係者
- ドラミ<CV:よこざわけい子>
- 野比のび太<CV:小原乃梨子>
- ノラミャー子<CV:皆口裕子>
- ドラパン<CV:神谷明>
- ジェドーラ<CV:山寺宏一>
- 寺尾台校長<CV:永井一郎>
- ドクターアチモフ<CV:銀河万丈>
- ドラえもんズの登場作品
- 1995年3月『2112年 ドラえもん誕生』
- 1995年4月『ドラえもん 友情伝説ザ・ドラえもんズ』
- 1996年『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』
- 1997年『ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!』
- 1998年『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』
- 1999年『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』
- 2000年『ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!』
- 2001年『ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!』
- 2002年『ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!』
- テーマソング「我ら ザ・ドラえもんズ」(歌:水木一郎、堀江美都子)