龍が如く5 夢、叶えし者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く5 夢、叶えし者』とは、セガゲームスが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第5作目に相当する作品である。キャッチコピーは「その生き様に 男たちの血が騒ぐ」。本作は前作『龍が如く4』で桐生一馬と仲間たちが東城会と上野誠和会の抗争事件を解決した後、日本各地を舞台に起きる極道たちの動乱の物語を描いており、新たな主人公に品田辰雄と澤村遥、さらに物語の舞台に大阪、福岡、名古屋、北海道が追加されているのが特徴となっている。

CV:黒田崇矢

シリーズお馴染みの主人公で、元東城会四代目会長で43歳。「堂島の龍」という名前で、多くの極道たちの間でも生きる伝説として知られている。
前作『龍が如く4』での東城会と上野誠和会の事件を解決した後、遥と共にアサガオの経営に戻り、孤児たちと共に穏やかに暮らしていた。しかしある日、アサガオを訪れてきた朴美麗から、遥にはアイドルになれる資質があると告げられる。そして、アサガオの経済的援助を自分が行うのと引き換えに、アサガオの経営権と遥を明け渡すという条件を朴から言い渡され、遥の未来を尊んで苦渋の思いでその条件を呑み、アサガオを去ることになった。

それからは福岡の永洲街へと移住することになり、遥や子供たちと別れたことの後悔と寂しさに苛まれて荒れた日々を送っていたが、永洲タクシーの社長である中嶋と出会い、彼に拾われてタクシー運転手として新たな人生を始めることになる。
そして「鈴木太一」という偽名を名乗り、素性を隠してタクシー運転手として平穏な日々を送っていたが、ある日自分の前に突然現れた森永と相沢から、戦友で兄弟分である大吾の失踪を聞かされる。その後、葛藤の末に大吾に何が起きたのかを確かめるべく、極道としての世界へ今一度舞い戻ることを決意する。

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冴島大河(さえじま たいが)

CV:小山力也

前作『龍が如く4』に登場した主人公のひとりで、東城会直系冴島組組長。
かつて上野誠和会の組員を18人殺したことで、25年もの歳月を刑務所の中で過ごしたことから「18人殺しの男」という異名を轟かせた伝説の極道。桐生の戦友でライバルである真島吾朗とは兄弟分の関係にあたる。
25年前に自らが引き起こした上野吉春襲撃事件における殺人罪は冤罪となったが傷害罪という罪が残ってしまったため、その贖罪をするために自ら北海道の網走刑務所として懲役刑に服することを決意した。

それから2年が経った後、直系組長という東城会の大幹部という身分から、釘原を始めとする囚人たちに執拗なまでに敵視され、毎日のように暴行を加えられ続けていた。しかし、贖罪を終えて刑務所を出て、真島と共に東城会を守っていくという願いのために、その釘原たちの暴行にひたすら耐え続けていた。
ある日、月見野で起きた抗争事件で真島が死亡したという知らせを受け取ることになる。その知らせに愕然となりながらも網走刑務所の副所長である香坂の協力を得て再び脱獄し、真島が消息を絶ったとされる月見野へと向かう。

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澤村遥(さわむら はるか)

CV:釘宮理恵

シリーズお馴染みのヒロインで、桐生を「おじさん」と呼び慕い、彼と共にアサガオで暮らす少女。桐生の最愛の女性・澤村由美のひとり娘で、かつて東城会を動乱させた「消えた100億事件」の中心人物でもあった。
前作「龍が如く4」での東城会と上野誠和会の抗争事件後、桐生や孤児たちと共にアサガオで慎ましくも幸せな生活を送っていたが、テレビの歌番組で何度か見たアイドルにいつしか憧れを抱くようになる。

そんなある日、アサガオを訪れた朴から自分にはアイドルとなれる素質があると言われ、桐生と別れるのと引き換えに彼女の誘いに応じて大阪へ向かい、芸能事務所「ダイナチェア」のアイドルとして新たな人生をスタートさせる。
その後はダイナチェアのスタジオで歌やダンスの厳しい特訓の日々に明け暮れるも、自分を今日までにしてくれた桐生やアサガオの子供たちの思いを無駄にしないためにも、挫けずにアイドルの道を進み続けていた。しかしある時、朴の謎の死という思いがけない事態に見舞われ、さらに自殺と警察に断定されたことに不信感を抱いていた。そんな中で秋山と出会い、アイドル活動をしながらも彼の協力を得て朴の死の真相を探っていく。

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秋山駿(あきやま しゅん)

CV:山寺宏一

前作「龍が如く4」に登場した主人公のひとりで、神室町の金融業「スカイファイナンス」の社長。
他の町金融が融資を断った客にも金貸しをやり、さらに無担保や無制限、おまけに利子すら取らないことから、「神室町の駆け込み寺」という二つ名で神室町の住人たちから有名な存在となっている。

前作の東城会と上野誠和会の抗争事件を解決してから2年、神室町を離れて大阪に新店舗を開くべく蒼天堀の雑居ビルの一室に移住したが、新店舗を開く気はさらさらなく気ままな生活を送っていた。そんなある日、かつて自分が3億円を融資した顧客のひとりである朴の訃報を知ることになり、さらに遥との出会いを果たす。そして「アイドルになる」という遥の夢を守るべく、彼女と共に朴の死の真相を追う。

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品田辰雄(しなだ たつお)

CV:森川智之

本作で登場した新主人公で、名古屋の雑居ビルのペントハウスで一人暮らしをしている貧乏風俗ライター。
かつてはプロ野球界にその名を轟かせた強豪チーム「名古屋ワイバーンズ」の主力バッターであり、当時は野球に情熱をかけていたからこそ活き活きとした日々を送っていた。しかし15年前、名古屋ワイバーンズのライバルチームである「東京ギガンツ」との試合で野球賭博関与といういわれのない罪を着せられ、野球協会から球界永久追放という無情な処分を下されることになる。

それからは15年もの間、貧乏風俗ライターとしての生活をそれなりに楽しんで生きていたが、ある日、仕事を終えて自宅に帰るとマスクとサングラスで素顔を隠した謎の男といきなり出会すことになる。そして謎の男から「15年前の野球賭博の事件の真相を調べてほしい」という依頼を出され、表向きでは渋りながらも、本心では自分が全てを失うことになった事件の真相を知りたいと思っており、依頼を引き受けることを決意する。

主要人物

堂島大吾(どうじま だいご)

CV:徳重聡

東城会六代目会長で、桐生の戦友にして兄弟分。
前作「龍が如く4」での上野誠和会との抗争事件の後、組織の立て直しを図るべく、対立関係にあった近江連合と五分の盃を交わし、本部長である青山の助力を得て弱体化した組織の立て直しを進めていた。

その最中、近江連合七代目会長・黒澤の危篤の報せを耳にし、黒澤の死で五分の盃が白紙となると共に近江連合の極道たちが再び動き出し、東城会との全面戦争が起きることを危惧する。
全面戦争による東城会の崩壊を危惧した大吾は、北方組、名古屋組、山笠組と日本各地の力を持つ極道組織と同盟を結び、東城会の力を上げていくことを決意。そこで山笠組の拠点がある福岡へ向かい、組長の斑目と会談した後に何処かへ姿をくらました。

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森永悠(もりなが ゆう)

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