澤村遥（龍が如く）とは【徹底解説・考察まとめ】

澤村遥の概要

澤村遥（さわむらはるか）とは、『龍が如く』シリーズに登場するキャラクターで、メインヒロインの1人。1作目である『龍が如く1』から登場しており、シリーズを追うごとに年齢や身長も変わり、成長していく。
初登場時は9歳くらいの年齢で、主人公である桐生一馬も世話になった養護施設「ヒマワリ」に預けられていた。母を探すために施設を抜け出したが、自身が持っていたペンダントが、100億円の保管庫の鍵であったことから裏社会の様々な組織に狙われることとなる。誘拐されたり、命を狙われたりするも、桐生や母の姉と名乗る女性・由美などに助けられながら何とか生還した。「100億円事件」と呼ばれたこの出来事の後は、桐生と共に生活している。
『龍が如く5 夢、叶えし者』では、主人公の1人として登場する。高校1年生になっており、事務所に所属してアイドル活動を始めてドームでライブをするほどの活躍も見せた。
愛らしい見た目だが、様々な経験をしてきたためか肝が据わった性格をしている。

シリーズによっては、ゲーム内で遥を連れて特定の場所に連れて行くと、「おねだり」というミニイベントのようなものが発生する。「おねだり」の内容はミニゲーム攻略や、他キャラクターとの会話など様々で、これをクリアするとゲーム内で役立つアイテムが獲得できる。

澤村遥のプロフィール・人物像

性別：女
年齢：初登場時は9歳（その後シリーズを追うごとに成長）
生まれた年：1996年
CV：釘宮理恵

『龍が如く1』では、物語のカギを握る少女として登場した。その後のシリーズでも成長した姿で登場し続け、『龍が如く5 夢、叶えし者』では主人公の1人となり、『龍が如く6 命の詩。』では子供を授かるシーンも描かれている。

桐生や、育ての親である澤村由美といった人物との関わりや、裏社会を見てきた経験ゆえか、幼い頃から肝が据わった性格をしている。
容姿は、黒髪が似合う愛らしい顔をしている。そのため高校生になるとアイドル活動を始め、ドームでライブができるほどの人気者になっていた。

澤村遥の来歴・活躍

100億円事件

『龍が如く1』では、メインヒロインとして登場する。
母を探すために養護施設「ひまわり」を抜け出した遥は、神室町のバー「バッカス」で桐生と出会った。彼と共に母がオーナーを務めていたというバー「アレス」に向かっている途中、近江連合の組員に襲われ、自身が「100億円事件」に関係のある人物として狙われていることを知りショックを受ける。
その後も様々な組織に追われ、何度も誘拐されそうになってしまう。しかし、桐生や他の協力者たちに助けられ、同じく命を狙われていた実母・由美と再会を果たした。狙われる原因となった遥のペンダントが100億円の保管庫の鍵になっていることが判明し、実父の神宮京平などに襲われ、由美は命を落としてしまう。何とか生還することができた遥は由美の最期を看取り、それ以降は桐生と共に生活することとなった。

アイドル活動

『龍が如く5 夢、叶えし者』では、遥は高校1年生となっている。大阪の芸能事務所「ダイナチェア」の社長である朴美麗にスカウトされ、アイドルデビューを目指していくことになった。
優勝者は歌手デビューができるという「プリンセスリーグ」で決勝まで勝ち抜き、ライバルに打ち勝つためにトレーニングをしている最中に、朴が殺害される事件が起こってしまう。その後は決勝戦を戦いながら、同時進行で事件の調査も進める。アイドル活動に関する金銭的な手助けなどをしてくれていた秋山駿などと協力し、何とか事件の解明まですることができた。
事件後には、「プリンセスリーグ」で戦ったライバルと共に日本ドームでのライブを行う。そこで「桐生という大切な家族と一緒にいたい」という自分の気持ちに気付き、芸能界を引退することを決めた。

宇佐美勇太との子供を授かる

『龍が如く6 命の詩。』では、芸能界を引退し、桐生と営んでいた沖縄の養護施設「アサガオ」で暮らしていた。ある日、桐生と自分がネット上で誹謗中傷されていることを知りショックを受けた遥は、このままでは施設に迷惑がかかると思い、広島の尾道仁涯町に失踪する。
広島では保護してくれたスナックで働き始め、広瀬一家という極道組織とも面識を持つ。広瀬一家の若頭である宇佐美勇太とひょんなことから一夜を過ごしてしまい、彼との間に子供を授かった。それを知った組の関係者に中絶を迫られたり、生まれた子供を奪われようとしたりしながら、広島を離れ、桐生と出会った場所でもある神室町に訪れる。そこでも狙われ続けた遥は、子供を庇って意識不明の重体を負って入院してしまう。何とか回復した後も拉致されてしまうが、駆け付けた夫の勇太に救出された。その後も事件に巻き込まれ続け、再び桐生に助けてもらい、遥は「アサガオ」に戻って家族3人で暮らすようになる。しかし、自身を救出してくれた桐生が死を偽装したとは知らず、死を受け入れてしまい、彼とは永遠の別れとなってしまった。

澤村遥の関連人物・キャラクター

桐生一馬（きりゅうかずま）

『龍が如く』シリーズのメイン主人公である人物。「堂島の龍」「伝説の龍」「伝説の極道」などの異名を持つ元ヤクザ。懐が深く、面倒見が良い。その上、1度決めたら譲らない頑固さや、腕っぷしの強さも兼ね備えているため、彼を慕って極道になる者もいるほどのカリスマ性がある。
遥とは神室町のバー「バッカス」で出会い、「100億円事件」の重要人物として狙われる彼女を数々の窮地から救った。その後は、事実上の養父のような立ち位置になり、生活を共にするようになる。遥とは目を合わせるだけで意思疎通ができるほどの強い信頼関係を築いている。
また、遥と同じ養護施設「ヒマワリ」で育った過去を持つ。

澤村由美（ゆみ）／美月（みづき）

遥の実の母親。元々は由美という名前だったが、実の夫に命を狙われる立場となってしまい、身を守るために整形して「妹の美月」として戸籍を与えられた。
自身も遥と同じ養護施設「ヒマワリ」の出身で、桐生の親友であり妹的存在である。

宇佐美勇太（うさみゆうた）

広瀬一家の若衆。敵視した人間には容赦なく突っかかっていくような無鉄砲な性格だが、真面目で優しい一面も持ち合わせている。
『龍が如く6 命の詩。』で登場し、広島に逃亡してきた遥と関係を持って子供を授かった。自身の血筋が原因で子供が狙われることになり、遥や子供を守るために自爆のような作戦で敵を倒そうとしたこともある。その時は桐生に家族3人揃って救われた。様々な騒動がおさまった後は沖縄に移住し、養護施設「アサガオ」で家族と共に暮らす。

澤村遥の名言・名セリフ／名シーン・名場面