龍が如く7 光と闇の行方(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、『龍が如く』の主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

『龍が如く7 光と闇の行方』の概要

『龍が如く7 光と闇の行方』は、2020年1月16日にセガゲームスにより発売されたPlayStation 4専用のゲームソフトである。PlayStation 4のほか、SteamやXbox Series Xのローンチタイトルで配信されているというのは、ナンバリングタイトルの中でも本作が初となる。
2019年8月29日に「『龍が如く最新作』記者発表会」で発表されたタイトルで、今作は、『龍が如く6 命の詩。』の続編にあたる作品である。
今作の大きな特徴として、前作までの主人公「桐生一馬」に代わって「春日一番」が今作の主人公となっている点である。またその他登場人物も一新、ストーリーもこれまでにない新しいエピソードが描かれている。そして、アドベンチャー部分に大きな変更はないが、従来のアクションバトルではなくコマンド選択型RPGに変更された。2018年11月21日にスマートフォンアプリとして配信されていた『龍が如く ONLINE』も主人公は春日一番だが、こちらで描かれるストーリーは、序盤の導入部分は同じながら、それ以降は若干異なっている。
舞台はこれまでの東京の神室町や大阪の蒼天堀も含まれるが、メインとなるのは横浜をイメージした伊勢佐木異人町で、これまでにないマップの広さを縦横無尽に歩き回ることができる。
さらにゲスト出演として、俳優の中井貴一、堤真一、安田顕などが物語の中に登場し、「『龍が如く最新作』助演女優オーディション」に合格した鎌滝えり、宮越愛恵、里々佳、沢すみれ、柳いろはの5名が登場する。特に、グランプリに選ばれた鎌滝えりはプレイアブルキャラクターとして春日たちと共に戦わせることができる。

『龍が如く7 光と闇の行方』のあらすじ・ストーリー

第一章「光と影」

春日一番は、ソープランド「桃源郷」で生まれ、両親の顔も知ることなく子供のころから神室町で荒れた生活を送っていた。そんなある日、春日はヤクザに喧嘩を売ってしまい誘拐されてしまう。「このままでは殺される......」そう感じた春日は、助かるために東城会の三次団体「荒川組」の名前を口にし、「自分は荒川組の人間である」とハッタリをかませてヤクザを脅そうとした。それを聞いたヤクザは荒川組に連絡をし、本当に組長の「荒川真澄」を呼んでしまう。「嘘がばれてしまう、このままでは殺される......」と諦めかけた春日の前で、荒川真澄は自身の指をケジメとして切り落とし、春日を連れ出すのだった。助けられたのち、お礼を言おうとする春日を荒川は殴り倒す。「ヤクザは一度でも弱いトコを見せたら終いだ」と言い荒川組の看板を守るためだったと春日に言い放つ。春日は「俺のコトなんか知らないって放っておいても......どうして......!?」という問いに対し、荒川は「さぁなぁ......俺を知ってたガキの前でカッコつけたかっただけかもな」と答えるのであった。この時、春日は自分のために尽くしてくれた荒川真澄に忠を尽くすことを決め、荒川組に入ることを決めたのである。こうして、春日と荒川の出会いは始まった。荒川真澄もまた、春日のように若くして家族を失った一人だったのである。幼いとき劇団の一員として父親と各地を飛び回っていた荒川は、中華料理店で父親が何者かによって射殺されてしまい劇団は解散、極道の世界へと足を踏み入れるきっかけとなった。

時は2000年、春日は荒川組の若頭となって「安村光雄(ミツ)」をしたがえ、荒川真澄の右腕である「沢城丈」に激しく叱責、罵倒されながらもシノギに勤しむ毎日を送っていた。また、春日は荒川真澄の息子である「真斗」の世話も任されていた。真斗は生まれつき下半身不随のため車いす生活を余儀なくされている荒川真澄の一人息子である。春日は真斗を若と慕い、その日も真斗が行きつけのキャバクラに同伴し世話をしていた。真斗は「今日は特別な日だ」と言い、非合法の薬品を使おうとする。春日の制止を振り切り注射を打つと、足が歩けるレベルまで回復した。向かったキャバクラでは、真斗は金に物を言わせ、夢乃というお気に入りの彼女へ高級時計プレゼントを渡して楽しい時間を過ごしていた。しかし、その後、春日はトイレで神奈川県警から警視庁として入庁した「堀ノ内十郎」と夢乃が親密な中であることを盗み聞く。さらに、そこで夢乃が真斗をヤクザの息子ということで良く思っていないことも聞いてしまうのだった。真斗は、先ほどまでの元気はなくなっており、春日に札束を投げ渡すとそのままクラブを後にした。その後、春日は荒川真澄と食事の約束をし、その道中で、春日は荒川から真斗の母親の話を聞かされる。24年前の大晦日、荒川は氷川興産という下っ端の組織に勤めていて、そこの組長から娘をもらってほしいと頼まれていた。しかし、荒川は、茜という別の女を愛し、隠れて付き合っていたのだった。結局茜との間に子供ができた荒川は、その赤ん坊が生まれるかどうかというタイミングで「俺には決めた女がいる」と組長に話を打ち明けるが、組は荒川を許さずに袋叩きにした。さらに組長は茜とその赤ん坊も殺すように、部下に命令をしてしまうのだった。命からがら逃げ出した荒川は、茜に電話をして病院から離れるように言い、喫茶「アルプス」で落ち合うことを伝えた。しかし、茜はそこには現れず、捕まってしまったのではないかと身を案じる荒川に茜から一本の電話がかかった。そこで荒川は、赤ん坊が生まれたこと、逃げて新宿駅のコインロッカーにいることを聞かされる。荒川は茜へ赤ん坊をロッカーに隠すことを提案し、あとで受け取りにいくことを伝えた。組に追われながらもコインロッカーへたどり着いた荒川は、そこで鍵を素手で壊し赤ん坊を見つけ出すことに成功する。春日は、荒川からそれが今の真斗だったこと、真斗はそのときの影響で低体温症にかかってしまい足が不自由になってしまったこと、茜は結局、氷室興産に連れ去られ殺されてしまったことなどを聞かされたのである。荒川は、「お前にはいずれ話しとこうと思っていた」と言い、春日とともに北京ダックを食べるために中華料理店へ向かうのだったが、大晦日のために休業していた。春日は自分の生まれた場所、ソープランド「桃源郷」の前を通り、23年前の1月1日に生まれたこと、母は産んですぐに失踪、父の代わりは血のつながりのない桃源郷の店長であったこと、荒川真澄と出会った日のことなどを思い返すのであった。

後日、春日は荒川真澄に呼び出される。荒川は、沢城丈から電話があり、坂木組の組員である鈴森を殺してしまったと連絡が入ったことを春日に伝える。坂木組と言えば荒川組と因縁の深い東城会直系の組織である。東城会直系である坂木組が殺されたということが明るみになれば、荒川組は大きな痛手となる。沢城を失うわけにいかない荒川は、春日に頭を下げ、「務めに行ってもらえねぇか......イチ」と言い放った。下っ端の春日を身代わりに差し出し、被害を抑えようと考えていたのだ。ばつが悪そうな荒川に対して、春日は「頭下げるのは俺のほうですよ。俺ぁ、ずっとこんな日を待ってました。親っさんに恩返しできる日を......!」と言って涙を流し、荒川の提案を受け入れて警察へと出頭をするのだった。

第二章「血の再会」

春日は18年という刑期を終えるも、そこに荒川真澄は待っていなかった。

沢城をかばう形で刑務所務めを続けていた春日であったが、他の収容者との間で暴力事件を起こしてしまい15年の予定だった刑期が3年伸びてしまう。そんなある日、収容中に荒川真澄から手紙が届く。内容は、刑期が延びなければ今頃は盛大に迎え入れていた、それが叶わずに寂しい想いをしているというものだった。「親は子がいて、初めて親になれるのだ」その言葉を読んだ春日は涙し、自分の過ちを反省する。時は2019年、18年という長い刑期を経ていよいよ出所日を迎え、刑務所の出口には荒川の親っさんが待っていてくれる......春日はそれを心待ちにしていたが、外には荒川の姿がなく唖然とする。ただ茫然と立ち尽くす春日の前に元刑事の「足立宏一」と名乗る男が現れた。足立は春日の個人情報を網羅していて、殺人を誰かの肩代わりしていることをにらんでいてマークしていたのである。春日は後をつけてくる足立を無視し大晦日の夜に沢城が撃った鈴森の墓参りに訪れた。そして、そこで偶然にも荒川真澄の姿を目にし「親っさん!!荒川の親っさん!!一番です!!」と声を荒げて荒川を呼ぶが、見知らぬふりをされてしまう。そこで春日は、荒川が東城会と抗争状態にあるはずの近江連合の墓参りをしていたことを知る。今の荒川は東城会を裏切り、近江連合若頭代行となっていたのだった。春日は足立から、かつての神室町を闊歩していた東城会が神奈川県警の3K作戦(ヤクザに食わせない、稼がせない、居住させない)により壊滅していたこと、東城会の内部情報を横流していた背景に荒川組があったこと、さらに近江連合が神室町で活動できるよう警察庁にも賄賂を渡していたことなどを聞かされた。もはや神室町は完全に近江連合のものとなってしまっていたのだが、それでも春日は信じようとしなかった。足立は春日に、神室町に居場所がないことを伝え、警察庁の不正捜査に協力させるために横浜へと連れていこうとするが、春日はその場を立ち去り神室町へと戻ってしまう。スマートフォンや電子タバコという文明の発達に驚きを隠せない春日、呆然としながらもかつての荒川組事務所へと向かうとそこは空きテナントとなってしまっていた。荒川組はどうなっているのか捜査を続ける中で、かつての知り合いである情報通「牛尾」が何か知っているかもしれないということを耳にする。牛尾を探し出すことに成功した春日は、荒川真斗が病気が悪化して死んだこと、それにより荒川真澄が変わってしまったのではないかと聞かされる。荒川組の真実を聞き行く当てがなくなった春日は、自分の生まれた家「桃源郷」へと立ち寄ったが、桃源郷は春日が服役中に抗争の舞台となったために見る影もなくつぶれていた。桃源郷の前で足立と再会し、様々に変わる状況を目にした春日は、東城会が壊滅したという事実を受け入れるほかなかった。足立はそこで改めて捜査を頼み込み、春日もそれに協力することを決めるのであった。

足立の捜査とは、因縁のある警視庁総監の堀ノ内十郎の闇を暴くことで、つながりが疑われる荒川真澄の動きを探るために春日と接触したのであった。さらに足立は、荒川の会合が中華料理店の「平安楼」で夜に開かれるということを春日に明かす。何とそこは、かつて春日が大晦日の夜に荒川と行こうとしていた店だった。既に近江連合に顔を知られていた春日は、足立の提案でマンホールから店に侵入することを計画する。約束の時間、春日はそのマンホールの近くでヤクザに絡まれている敏腕経営者「ニック・尾形」を偶然助けた。足立からもらったスマートフォンの使い方を教えてもらい「何かあれば今後もメールを送らせてもらう」と言われて知り合いとなる。足立と合流してマンホールに侵入する春日は、道中で警備員や近江連合の幹部たちをなぎ倒していく。そうして騒ぎが明るみになり一時は警察に捕まりそうになるが、足立は春日を先に行かせることに成功する。足立を置いて一人平安楼の会合場所へ向かう春日であったが、扉の前にはかつての荒川組若頭沢城がいたのだった。かつての因縁をぶつけ合い戦うことになった二人、春日は沢城の拳に翻弄されながらも何とか倒すことに成功し、会合部屋の扉を開けようとする。それを見た沢城は「その扉を開けたら二度と引き返せねえ……イチ、お前にその覚悟があんのか?」と言った。それに対し春日は「18年……俺はこの扉開ける為に18年……我慢したんだ!」と言い、沢城の忠告を振り切りドアを勢いよく開いた。春日は会合部屋に入り荒川真澄とついに対面する。荒川は「やっぱり来たか、やっぱり……な、お前だけは裏切らねえな……」とそっとつぶやく。「親っさん、聞いてください!ど、どうして……!」と言葉を詰まらせながら近づこうとする春日を荒川は制止し、銃口を向けるのであった。「すまねえなぁ、イチ……死んでくれ」そう言葉を漏らして春日を撃つのだった。

第三章「どん底の街」

目を覚ました春日がいたのは、見慣れない街のゴミ捨て場だった。「ようやく目覚ましたか」と声が聞こえ振り向くと一人の男がいた。撃たれた傷は、「ナンバ」と名乗るこのホームレスの男によって治療されていたのだ。ともに自己紹介を終えて、春日はナンバからここが横浜の伊勢佐木異人町であることを告げられる。傷が深く行く当てもない春日は、そこでナンバから缶拾いや小銭拾いなど、生きる手段を教わるのであった。そのさなか、寝床料としてホームレスから集金を行っている横浜のマフィア横浜流氓(ハンピンリュウマン)の鄭らが現れる。最初は春日をかばい存在を隠すナンバだったが、見つかってしまったために結局交戦、そこで鄭らを追い払うことに成功する。横浜流氓の人間に出会ったことがきっかけで、春日はナンバから「異人三」に関する話を聞かされる。話によると、横浜は「横浜流氓」「コリアンマフィア」「横浜星龍会」の三すくみである「肉の壁」と呼ばれる状態によってパワーバランスと秩序が守られている街だということだった。「肉の壁」とは、東城会や近江連合など外部の組織が介入できない状態を指す呼称である。その後春日は、撃たれたポケットに血塗られた偽の一万円札が入っていたことに気づく。なぜ偽札が入っているのか、自分を運んできた人物は誰なのか何一つわからなかった。春日はこのような状況で周りのホームレス生活にも疑問を抱き始めていた。「何で仕事を見つけようとしねえ!?面倒臭がってんじゃねえよ!」と声を荒らげ、ホームレスたちにハローワークへ行くように促す春日であったが、「テメエの価値観を押し付けんのは……やめとけ」とナンバが制止する。続けて「ま、でもよ、例外も居るぜ。一番の言うように前科モンで面倒くせえことから逃げてるだけの奴も一人いるなぁ」と言い、春日とともにハローワークで仕事を探しに行くのであった。ハローワークへと足を運ぶも、職歴や住所がない春日とナンバに紹介できる仕事は一つもなかった。諦めて帰ろうとする春日だったが、ハローワークの所長から特別な仕事があると紹介される。二人はその特別な仕事が待っているというスナック「ハーバーライト」へと向かった。

ハーバーライトに入る春日とナンバ、そこの常連の女性「浜子」から「異人三」の一つである韓国マフィアからの盗電を解決してほしいという内容の依頼を聞かされる。韓国マフィアが潜伏している「コミジュル」と呼ばれるアジトからは、ハーバーライトと各店に電線が結ばれていて盗電をしている状態が続いていたのだ。コミジュルとは関わりたくないと拒否するナンバに対して、正義感の強い春日はその依頼を引き受けることを浜子に伝えた。春日とナンバがコミジュルの様子を見ながらハーバーライトで待機していると、突然店にハンマーを持った男が現れる。瞬時に気づいた春日は男を店の外へ追い払いこれを撃退する。その男は名前を「松尾」と言い、店を壊すためにコミジュルから雇われていた人間だった。その直後、春日たちはコミジュルからボウガンで狙われ、松尾はその隙を見て逃走する。一時は物陰に隠れる春日だったが、「イチかバチかだ......」と言い、体を張ってボウガンの飛んできた方向に向かって「ここで殺しても始末が大変だろう、スナックは経営が厳しいから盗難はやめてくれ」と説得を始めた。死を覚悟したナンバの予想に反して、コミジュルはボウガンを下げて攻撃を止めたのだった。春日の漢気を認めた浜子は、自分が営んでいるという「小料理屋」の清掃を任すことにした。その小料理店屋の正体は非合法の風俗店であり、国籍のない女性を風俗嬢としてそこでかくまっているのであった。事情を察しつつも仕事をもらえることに嬉々とする春日たちであったが、そこに違法風俗を訴え運動をする「久米」という男率いる団体「ブリーチジャパン」が現れる。浜子は、「働く女性を最後の砦として守る」と言いブリーチジャパンへ抵抗するが、久米は「風俗嬢の親を持って幸せなやつを連れてきてください」と言い返す。そのやり取りを見た春日は、「ここにいるぜ!」と言い間に割って入るのだった。一時は春日の働きによって引き返す久米だったが、「美味しい食事を食べさせてあげたい」という名目で、浜子の前に不良を引き連れて再び現れたのであった。ブリーチジャパンからの度重なる嫌がらせを追い払う春日たちを見て、浜子は住み込みガードマンという形で、その店を住居として提供することを決めるのであった。ようやく寝れる場所を確保した春日とナンバは安堵し、店の中で酒を酌み交わし語り合う。そこで春日は、ナンバが病院の薬を売りさばいたことがばれて看護士をクビになったことを知る。「またやりなおせ」という春日に対して「そういう一番は、何か目標があんのか?」と問うナンバ。春日もまた自分が親と慕う荒川真澄に裏切られたことで目標を見失っていたのである。春日は「ガキの頃、俺は……勇者になりたかったな」とつぶやくと最初は笑うナンバだったが、勇者は成り上がる生き様だと理解を示し、「俺たちの輝かしい未来に乾杯だ!!」と言い二人はさらに親睦を深めるのであった。そのころ、春日たちを妨害し、逃走した松尾はコミジュルでフードを被った男にボウガンで射殺されてしまう。不穏な空気が伊勢佐木異人町を包み込んでいた。

第四章「横浜の龍」

眠っている春日とナンバの前に、春日の持つスマホのGPSを手掛かりにした足立が再び現れた。平安楼の一件で足立は免許センターの職員を懲戒処分されてしまったことを明かした。次に、足立がなぜ荒川真澄の癒着を調べてまで警視庁を追い続けるのかが語られる。20年前に投資家の老夫婦が強盗に殺された事件があった。そのとき犯人として逮捕されたのが失業中で前科持ちの久住という男だったが、足立の聞き込みによって久住にはアリバイがあったのだ。そして足立はすぐに捜査本部に久住を釈放するよう報告を行ったが、警視庁栄転の話が上がっていた堀ノ内によってその事実は都合が悪く、久住をそのまま容疑者と断定して刑務所に送ったのである。内部告発を行う気でいた足立だったが、それを察した上層部に免許センターの職員に左遷されてしまう。実刑17年が決まってしまった久住は家族を残して獄中自殺、堀ノ内は何食わぬ顔で警視庁への転任を果たした。足立は久住の無念を晴らすために堀ノ内ら警視庁の闇を暴くために活動しているというだったのだ。春日は話を聞いて怒りを覚えたが、今は何よりも先に仕事を探さなければならないということで、無職である3人はそのままハローワークへと向かった。再びハローワークで受付をする春日、その日受付にいたのは、浜子の依頼を紹介してくれた男「神部」であり、彼はハローワークの所長だった。神部は、刑務所帰り、ホームレス、懲戒免職された警察官の3人に紹介できる仕事はソープランド「乙姫ランド」しかないと言って、その場所を伝えた。乙姫ランドを訪れた春日たちは、そこの店長である「野々宮」から「従業員である菜乃葉の勤怠が悪いので裏引きしている男がいないか確かめてほしい」という旨の依頼を受けるのであった。

依頼を引き受けた春日たちは、菜乃葉がよく利用するという喫茶店「ポケット」へ向かい、そこで男と会話しているところを目撃する。そのまま男を尾行してみると、社会福祉法人「陽だまりの城」の関係者であることが判明する。春日たちは乙姫ランドに戻り、陽だまりの城のことをネットで調べてみると、入居料金が1,000万円という破格のサービス料金であることを知り、菜乃葉は父親の安全と引き換えにその男から金を騙し取られてれている可能性を示唆する。「菜乃葉のヤツ......親父さんのこととなるとホント無茶しやがる......!」と声を漏らし彼女を心から心配する様子の野々宮を見た春日は心を動かされ、「陽だまりの城」へ乗り込むことを決意するのであった。ハローワークの神部の協力もあって、3人はバイトとして陽だまりの城へ侵入することに成功する。そこで春日が聞いたのは、「エクセレントルーム」に入っていった老人の悲鳴だった。再び乙姫ランドに戻った春日たちは、施設の中で安楽死が行われていること、介護施設の裏で星龍会二次団体である「龍戸睦会」が関与していることを知る。後日、真相を確かめるために職員からカードキーを盗んでエクセレントルームへ侵入すると、まさに菜乃葉の父親が安楽死させられる寸前であった。医者による安楽死を阻止した春日たちの前に、菜乃葉と話をしていた施設長を名乗る男「戸塚」が現れる。戸塚の正体は「龍戸睦会」の人間で、星龍会の幹部だったのだ。戸塚の無力化に成功した春日は星龍会会長へ直接話をつけるために戸塚を連れて星龍会の本部へと向かった。星龍会本部では戸塚の刺客が大勢潜んでいたが、それを次々となぎ倒していった春日たちは、ついに星龍会のトップ「星野龍平」との対面を果たす。鉄砲玉ではないかどうかを確かめるため、星野の側近である「高部」が春日の身体検査をすると、偽札を発見する。

星野はその偽札に少し表情を曇らせるが、すぐにただのオモチャだと気に留めない様子を見せた。戸塚が施設長をしながら安楽死ビジネスをしていたことを知らなかったと語る星野に、春日は老人たちの開放を頼み込むが「誰がシノギの内容に意見しろと言った?」と答えて一蹴する。その声に続けて戸塚は、安楽死ビジネスは本人や家族が望むものだと言い、菜乃葉自身が父親の安楽死を望んでいたのだと語った。隠れてシノギをしていたケジメとして指を切り落とそうとする戸塚を星野は制止するが、躾が必要であるとして戸塚は高部と数名の幹部に連れて行かれる。星野は春日に、「今日は勇敢なことをしたなどと決して思うな」と諭し、星龍会をコケにしたと腰刀を春日に向けた。それに対し春日は、「俺ァ嬉しいですよ、会長」と言い、極道の道を究める星野に尊敬の念を向けるのであった。それを見た星野は「お前みたいな男を育ててくれた極道ってのはどんな奴なんだろうな」と聞くと、春日は「組の名前を勝手に使ってヘマこいた見ず知らずのガキの責任とってテメェの指を落とすような、そんな人でした……」と答えた。星野はその人物に聞き覚えのあるような表情をし、名前を春日に聞く。荒川真澄の名前を聞いた星野は、「荒川か……覚えておこう」とだけ口にし、春日たちは星龍会を後にする。菜乃葉自身が父親の安楽死を望んでいたという真実を知り落胆する春日に、高部から「菜乃葉って女を『陽だまりの城』へ来るように連絡した。お前らも来い」という連絡が入る。陽だまりの城の前で、高部は菜乃葉に施設の閉鎖を伝え、菜乃葉の父親を退去するように言った。それを聞いた菜乃葉は「手術しなきゃお父さん死んじゃう!!」と叫んだ。戸塚の話は嘘で、菜乃葉は安楽死ではなく父親の手術を希望していたのだった。再検査の結果手術は必要なくなったと菜乃葉に現金で返済する高部。その様子を見て「なかなか粋なことするね」という春日に、高部は「会長からのご指示だ」と答えた。最後に春日は、もうほかの仕事を探せと菜乃葉に伝えてその場を去った。菜乃葉の件が一件落着して直後、春日たちに衝撃が訪れる。乙姫ランドに戻った春日たちを待ち受けていたのは、首を吊って死んでいる野々宮の姿だったのだ。

第五章「流氓の民」

葬儀に参列する春日たちは、野々宮の自殺に対して「意外と真面目だったし、繊細な人だったのかも……」と話をしていると、「真面目で繊細な人?……そうかしらねぇ?」と言い女が現れる。「あの店長は一流のクズよ、自分で死ぬワケないでしょ?」と言い張るその女は、菜乃葉にそっくりな双子の姉「向田紗栄子」だった。紗栄子は妹と絶縁状態で菜乃葉が乙姫ランドで働いていたこと、父親の病気のことなどを知らなかった。野々宮は死ぬ直前に紗栄子へ「君の妹と親父さんがピンチだ」と電話をもらっていたことを話す。紗栄子は春日たちに妹と父親を救ってくれたことに礼を言うとともに、野々宮が電話先で何者かに襲撃されているような物音を出していたので、自殺ではなく事件に巻き込まれた可能性があると示唆した。そして電話先では「ラオマー」という中国語とおぼしき声が聞こえたことを刑事に話をしたが、なぜかもみ消されてしまったと語った。足立はラオマーと聞いて、それは横浜流氓の幹部「馬淵」のことだと説明した。馬淵は刑事課を買収しているため、警察もその事件の真相を探ろうとしなかったのである。仮に犯人が馬淵だったとしてもなぜ店長が殺される必要があったのか......疑問が渦巻く中、紗栄子は知らない間に野々宮の周辺で色々なことが起こって悔しいと言葉を詰まらせた。紗栄子は野々宮を悪く言いながらも、家族を捨てた自分に居場所をくれたことで内心では慕っており、「案外、身近な人間と重っ苦しくて厄介なつながりを持っていたんだなって」と呟いた。足立が「でもそりゃ、絆っていうんじゃねえのか?」と言うと、「私ひとりじゃ、何もできない」と涙する紗栄子。野々宮から春日たちが頼りになると聞いたから紗栄子は訪ねて来たのだった。春日は「さっちゃん、一緒にやろうぜ。あんたは……今日からまたひとりじゃねえってことだ」優しく声をかけ、紗栄子とともに事件の真相を探す決意をする。馬淵のアジトを探すために、春日たちは、流氓のたまり場である「飯店小路」へ向かうが、なかなか手掛かりをつかめない春日たちは、前にホームレスのカツアゲをしていた鄭に話を聞くことを思いつく。ちょうどそのとき、鄭が中華パブ「凛凛」に入っていく様子が見えたので紗栄子をキャバ嬢にさせ、スパイとして送り込むことで何とか鄭との接触に成功し、話を聞き出すことに成功する。そこで馬淵は一番太いシノギである「横濱貿易公司」の倉庫を管理しているということが判明し、春日たちは再び神部に斡旋してもらって横濱貿易公司のバイトとして乗り込んだ。仕事の途中で、段ボールの中身にふかひれ、ほしあわびといった貿易品以外に紙の束があることを発見する。横濱貿易公司の実態は、偽札の人民元を製造し、それで取引して売り上げを出す会社だったのだ。翌日、春日たちは証拠を押さえるために偽札を盗み出そうとするが現場監督に発見されて失敗する。発見された従業員たちとの死闘に勝利するも、突っ込んできたトラックの爆発により意識を失ってしまうのであった。

第六章「戦禍の銃爪」

目が覚めると、春日たちは拘束されていて目の前には馬淵がいた。春日は馬淵に野々宮のことを聞くが「この場で質問できんのは俺だけだ」と言われ殺されそうになる。馬淵は「野々宮をやったのは俺だ」と語り、星龍会と横浜流氓の間に亀裂を生ませるシナリオがあることを話した。春日たちは馬淵の話が終わったあと、ラオマーの部下に殺されそうになるが、黒いマスクの男が助けに入る。男は春日の鎖を外し、「私にできるのはここまで、あとは自分たちでなんとかしてください」と言い残してその場から走り去った。足立は刑事の勘でさっきの男がコミジュルの人間ではないかと推測する。命からがら脱出することに成功した春日は、馬淵の話から星龍会の危険を案じて星龍会の星野へと連絡を入れる。そこで星龍会の若い構成員2名が馬淵率いる横浜流氓に殺されたことを聞かされるのであった。そのころ、星龍会の高部は車の中で「テツ……コウジ……仇は取ってやるからな」と言いながら、星野の許可なく横浜流氓のいる「飯店小路」へと報復のため向かっていたのだった。

馬淵の狙いは星龍会との戦争で、全面戦争の口実として春日たちを利用して自分の手を汚すことなく、異人三の崩壊させることが目的だった。野々宮を殺したのも、馬淵殺しを追ってくる人間を上手く利用してやろうという目論見があったのだ。それは別に野々宮でなくてもよかったが、彼のケツモチが星龍会だったためその口実に殺されたということだった。あえて部下にラオマーと言わせることで、春日たちを誘い出したことなどが判明する。怒り狂った春日は「抗争を止めてやる……」と言い飯店小路へ向かうのだった。飯店小路の奥には高部ら星龍会の人間がいた。高部は「春日……何しにきやがった」と春日の足元に銃を撃った。「裏で糸引いてんのは馬淵なんだよ」と言い、これが仕組まれた抗争であると説明する春日に対して、高部は「星龍会の手先として捕まったんだろう」といい馬淵からもらった拘束中の動画を見せた。春日は、「奴の狙いは”肉の壁”の掟を星龍会がブチ壊したってでっち上げを作りあげることなんだぞ!ここにいる馬淵に踊らされているんだ」と言うが、高部は「だろうな……わかってる。馬淵の首はきっちり獲ってやる。ここの連中も全員ぶっ殺してからな」と興奮気味に答えた。さらに言い返す春日に対して高部は、「もうそういう問題じゃねえんだよ!」声を荒げる。たとえ事実がそうであったとしても、星龍会の若い部下2名が殺されたことに違いはないと怒る高部。横浜流氓のボスに詫びを入れさせるといい、高部は紛争を止めようとする春日たちと戦う。春日と高部の戦いが終わると、横浜流氓の「趙」が現れた。「馬淵からさぁ、ムービーが送られてきたんだけど、これに映ってんの、お前らだね?」と言いスマホの動画を春日に見せた。そこには星龍会の人間かと馬淵に聞かれ、そうだと答える春日の映像があった。その動画は馬淵によって都合の良いように編集、捏造されていたのだ。なぜ馬淵を嗅ぎまわっているのかといい銃口を高部に向ける趙。続けて趙は「馬淵が異人町で抗争を仕組んでいるとして……その理由は?」と聞くが、春日はそれに関しては知らないという。そうであれば野々宮を殺したのが馬淵だったのかはっきりした根拠を持って来いと高部たちを人質にとられてしまうのであった。

第七章「蜘蛛の巣」

趙は、馬淵がもし異人三の均衡を壊すつもりならコミジュルが気づかないわけがない、街でどうしても知りたい情報があるときはコミジュルに行けばいいと春日に告げた。それ以外に馬淵の犯行だという証拠を見つける方法を持ち合わせていなかった春日はコミジュルへと向かった。道中、コミジュルの人間だと思われる女を見かける。女は、出会いがしら「こんばんは、春日一番とゆかいな仲間たち」と言い、春日たちのことを全て把握済みだった。「ラオマーが店長を殺した証拠。案内するわ」と言う女のあとを春日たちはついていき、コミジュルの懐の中へと入り込んだ。春日たちはコミジュルの中まで案内されるが、その直後女を見失ってしまう。その後、罠にはめられた春日たちはコミジュルのボウガン部隊に襲撃されるのであった。何とか襲撃を掻い潜ってたどり着いた先には、馬淵の手から春日を救った黒いマスクの男が立っていた。「私はコミジュルの参謀を務めております。ハン・ジュンギと申します」と名乗った男は春日たちの力を試すために襲ったと説明し、その奥へと案内した。その部屋は伊勢佐木異人町が一望できる監視室だった。ハン・ジュンギはこれがコミジュルが町中から盗電をしていた理由であり、情報を武器として身を守っているのだと説明した。さらにコミジュルは、横浜流氓と星龍会の適度に敵対させてバランサーとなることが務めであるとも語った。

そこにあるモニターには、野々宮が死亡する前に建物に入っていく馬淵たちの映像が映っていた。これを証拠にすれば趙も納得するだろうと言う春日に対して、まだ証拠を渡せないというハン・ジュンギ。見せたいものがあると言いさらに奥に案内される。そこには日本の偽札を作るプロジェクターがあった。馬淵のときの偽札だとする春日の前に、「ミクロ単位まで正確に描写できるので馬淵のとは出来が違う」と言い、姿を消した女が再び現れる。ハン・ジュンギに紹介されたその女は「ソンヒ」といい、何とコミジュルの総帥だった。そこで「異人三」の実態が明らかになる。ソンヒは、横浜流氓の使う紙と日本円は紙質が一緒であること、コミジュルが日本円をつくるために紙の製造を横浜流氓に依頼して馬淵の倉庫へと送られるようになっていたこと、横浜流氓の人間がコミジュルへ届けていたこと、それを依頼して届けるのは趙であることなどを語った。人民元はコミジュルと横浜流氓どちらのビジネスなんだと問う春日に、それはハプニングでありそのどちらでもないというソンヒ。続けてソンヒは、馬淵の部下が倉庫に見たことのない大量の紙を見つけ、その男はかつては偽札ビジネスのプロだったため、馬淵に「この紙を加工すれば精度の高い人民元がつくれる」と提案したのだということを説明した。馬淵はそれに乗り偽札ビジネスに着手、趙はそのことを知っていたが、人民元の製造をとめたとしても紙の使い道を聞かれたら困るということで馬淵や部下の会社のために目をつむって見て見ぬふりをしていたというのだ。そして馬淵はこの日本円のことは知らなかったようである。

話を終えたソンヒは春日に近づき、「ほとんど誰も知らないはずのその偽札を......なんであなたは持っているの?」と言い銃を突きつける。春日の持っていた偽札はコミジュルから漏れたエラー品の一枚だったのだ。ハン・ジュンギもゆっくり話を聞かせてもらおうと銃を突きつけるが、春日は本当に何もわからないことを伝えた。ソンヒも春日が撃たれてこの街に来たことを知っていたので、これ以上詮索しても意味がないとわかっていながらカマをかけていたのだ。しかし、春日への尋問をあきらめた直後、ソンヒは「でも......お前は違うな?......ナンバァァ!!」と声を荒げ、今度はナンバに銃を突きつけた。「俺が何だっていうんだ??」と言うナンバに、ソンヒは半年前に異人町に来てホームレス町からコミジュルをのぞき見するナンバの画像を見せた。なぜ偽札を持った春日とつるむんでいるのか、偽札がコミジュルのものであることを知っていただろうと尋問する。ナンバはこれ以上隠し通せないと思い「秋葉正一は、俺の弟だ!」と叫んだ。ナンバは、秋葉正一はフリー記者としてのペンネームで本名は難波正一であること、偽札の噂をかぎつけて異人町に入ったあとに消息を絶ったことを語った。弟から「コミジュルに監視されている」と連絡を受けたナンバは、ホームレスとしてこの街に潜入していたのだった。ナンバは、糸口がつかめない中で偶然にも春日に出会い、弟が追っていたであろう偽札を持っていたので接触していたことが明かされる。春日が偽札に関して何も知らないことをわかっていたので、近いうちに春日たちの前から姿を消すつもりだったと言い「すまん、一番」と謝った。その上でナンバは、弟が生きているのか死んでいるのかくらいは最後に教えろとソンヒに詰め寄ったが、ソンヒはその質問を無視してナンバにスタンガンを当てて気絶させた。

ソンヒは「紛れ込んでいたねずみは一人だったね」と言いナンバを連れて行こうとするが、春日は「どこにつれていくつもりだ…俺らの仲間を」と言い引き留める。ソンヒは、損得勘定で動いていたこの男を仲間と呼ぶのかと言うが、春日は「あいつは俺にとって仲間以上の人間だと言ってんだよ。ナンバは命の恩人なんだ。仲間にしてもらった立場なんだよ」と激しく言い返す。銃を向けるハン・ジュンギと戦い勝利すると、春日たちはナンバと一緒にコミジュルからの脱出を試みた。そんな春日たちの前にソンヒとその部下が立ちはだかったため、時間を稼ぐといって春日はその場からナンバを逃がし、春日たちはソンヒの部下をなぎ倒した。ソンヒはその状況を前に表情を曇らせ、偽札が世間に公表すると秩序が崩壊するのでナンバを捕らえると言い、その気持ちが変わることはない。春日たちは、ソンヒから今夜会わせたい人物がいるから中華街の「平安楼本店」に来るように伝えられる。夜まで時間があった春日たちは、ナンバの話が気がかりだったのでホームレス村でナンバの荷物を調べに向かった。ナンバの部屋にはノートパソコンがあり、秋葉正一が書いたと思われる「異人町案件・仮原稿」というファイルを発見する。そこには異人町の裏社会で刷られ続ける謎の偽札や噂の真相に迫るといった内容の記事があり、その内容の中には、その偽札に関する情報が政府与党、民自党の重鎮である「荻久保幹事長」にも流れていたという情報もあった。コミジュルや横浜流氓が荻久保と関係があることを疑うも、ソンヒに春日は持っていた偽札を取られてしまいそれ以外に何も手がかりがなかったので、夜になってひとまず「平安楼」へ向かうことにした。平安楼の中に入り春日は驚いた。待っていたのは、ソンヒ、趙、そして星野という「異人三」のメンバーだったからだ。

第八章「漂泊の裏側」

「異人三」の星野より数々の真実が告げられる。政治家の荻久保はかねてより、異人町の星龍会と横浜流氓の抗争を憂いていて、争いを根絶させるためにそれぞれの組織に偽札づくりを提案した。横浜流氓に紙を仕入れさせ、星龍会に印刷運搬を任せ、役割を分担させることで両者の均衡を保つことが目的であったのだ。また、荻久保は懐に入った偽札を警察に渡すことで異人町の区域の警備を厳重にさせることに成功し、抗争が起きない「グレーゾーン」をつくりあげることができたのだ。異人三は、そんな異人町の平和を守ろうとするその荻久保を陰から支える存在だった。コミュジュルはもともと韓国の組織であるジングォン派が母体で、80年代になって組織が壊滅し、彼らも異人町に流れ着いた。同胞が増えていく中で、当時は横浜流氓とのトラブルが絶えなかったが、荻久保の提案によりコミジュルという組織として星龍会の事業の引き継ぎと街の監視を行うという形で安住の地と収入の保証を得ることができたため、その抗争も丸く収まるのであった。つまりコミジュルも荻久保に救われた組織の一つであり、それこそが「異人三」の成り立ちなのだと春日は星野から聞かされた。荻久保は無尽蔵の財源を手に入れ、政界で民自党幹事長となり、今の内閣で互角に荻久保と張り合える人はいないだろうと星野は語った。

続けて、明と暗それぞれの力を駆使して、秩序が保たれるのは世の理であると言った。話を聞き終え、なぜここに呼んだのかを問う春日に対し、今も偽札の真実を追っているであろうナンバの口をふさぐ必要があるとソンヒは答えた。星野は立ち上がり、春日から入手した偽札をかざし、この偽札を春日に渡した人間に心当たりがあると言い、本来なら春日たちも口封じする必要があるが、その人物に免じて目をつむると言った。星野は続けて、その人物のことを知りたいのであればナンバを連れてこいと春日に申し伝えた。友人を売るような真似はできないと、その依頼を春日は断固として断るが、趙から偽札がばれたら肉の壁がなくなって東城会や近江連合が入ってくる、そうなると異人町は壊滅してしまう、春日にもこの街には恩義があるのではないかと説き伏せられてしまう。星野も横浜流氓からナンバへ刺客を送られているので、ナンバの命が心配なら横浜流氓より先に見つけたほうが良いだろうと説得されてしまうのだった。やむを得ずこの話に乗ることとなった春日は、場所の目星がついているというハン・ジュンギから「街から出られないナンバはブリーチジャパンへ逃げ込んでいる可能性が高いだろう」という情報を聞かされるのであった。馬車街道にある白遼ビルの2階にあるブリーチジャパンの横浜支部へと向かった春日は、そこで久米とナンバと対峙した。「こちらに来たのは、あなた方だけですか?」と別の男が春日へと声をかける。それはブリーチジャパンの代表「小笠原」という男だった。既にナンバはこの小笠原に全てを明かしてしまっていたのだ。春日は横浜流氓がもうすぐ来ると伝え、ナンバに逃げるように説得したが、小笠原に足止めされてしまう。「そろそろお願いできますか!......ラオマー」そういった矢先、春日の前に現れたのは馬淵だった。

ナンバは、春日に「俺は弟を見つけてぇだけだ。生きてても......万が一死んでてもな」と言いその場を後にするのだった。再会する春日を前に馬淵は「フッ、場違いなゴミにお似合いの最期をくれてやれ」と吐き捨てるが、春日は「あんたがこんなとこにいるとは思ってなかったよ、ずっと会いたかったよ、俺らをハメてくれた礼を言えてなかったもんな......店長の分もよぉ!!」と言い馬淵の挑発に真っ向から立ち向かうのであった。馬淵を倒した春日は、野々宮のことを問い詰める。馬淵は小笠原の命令によって野々宮を殺したということが判明する。小笠原の目的は異人町の均衡を崩し、荻久保の不正を暴いて町のグレーゾーンをつぶすことだったのだ。明日には小笠原のバックにいる神室町の近江連合が押し寄せてくるということも聞き出す。続けて、自分は異人町の荒川真澄になるという野心を持っているのだと語った馬淵、軽々しく荒川真澄の名前を出したことで春日は怒り、馬淵を殴りつけるのだった。そのときナンバが戻ってきた。ブリーチジャパンであれば弟を見つけてくれると言い、馬淵の肩を持ってその場を後にする。それは春日との決別でもあった。その後、春日たちはブリーチジャパン支部長の部屋を調べてみると、そこでブリーチジャパン設立に関する新聞記事を見つける。その記事の写真を見て春日は驚いた。小笠原と握手している人物には見覚えがあったからだ。「死んだはずだぜ、こいつは......若だ......荒川真斗」そう言い見つめる先にいる男は、現東京都知事の「青木遼」だった。その頃、青木は知事室で誰かと電話をする。「ようやく見つけましたよ。荻久保幹事長の打出の小槌......肉の壁の深いところにありました」と聞き笑みをこぼす青木、東京都庁から広がる景色を前に不気味にほくそ笑むのであった。

第九章「砂上の楼閣」

3人は足立行きつけのバー「サバイバー」で青木遼のことを調べていた。ネットでは青木はアメリカでハーバードを卒業後、ブリーチジャパンを小笠原とともに設立。その後ブリーチジャパンを小笠原へと託して自身は政界へ進出し、東城会幹部を失踪させた「神室町3K作戦」により名を挙げたということが書かれていた。東城会の内部情報を漏らしていたのが荒川真澄で、その息子が青木であれば組長は息子に鞍替えしたのではないかという足立に、それは違うだろうと言う春日。戸籍はどうしたのか、足も完治しているようで、写真を見ると堀ノ内十郎と映っている姿もあった。二人は恋敵であったはずではないのか......。青木遼が荒川真斗であったとしても謎が多すぎる......ひとまず一日休むことにするのであった。翌日、春日に浜子から連絡が入った。星龍会の戸塚が春日を探しているということで警告をしてくれたのだったが、春日は浜子の身の危険を案じて店へと向かうのであった。店では戸塚が浜子の店を取り壊そうとしている最中だった。星龍会から破門されたという戸塚は、異人三が裏で集まっていたことをブリーチジャパンから聞きクーデターを起こしていたのだった。戸塚の目的は偽札ビジネスの掌握であったが、浜子を助けに来た春日によって再び敗れてしまう。その後、春日は趙から電話でブリーチジャパンのデモ隊がコミジュルに向かっているということを聞かされる。近江連合がデモ隊に紛れて偽札の真実を暴こうとしているのだった。続けて趙は、横浜流氓も馬淵が煽ったクーデターの対応に追われていて動けないので、ナンバの件は忘れるからコミジュルのほうを助けてあげてほしいと春日たちに伝えた。ブリーチジャパンの指揮を執っているのは小笠原で、コミジュルに向かうと既に近江連合率いるブリーチジャパンが暴動を起こしていた。春日たちが戦っていると、クレーン車から一人の男が身を乗り上げる。

「ワシ抜きで何おもろいことやっとるんや......アホンだら!」そう叫ぶ男は、春日と荒川が対峙したときにも同席していた近江連合の「石尾田」だった。クレーン車が鉄球を振り回す隙を見て春日たちは命からがら逃げ出すことに成功する。石尾田に出会ったことをきっかけに、足立から石尾田のほかには、沢城と元プロボクサーの「天童」という男が荒川のカシラ補佐であるという話を聞かされた。その後、先ほどの様子を監視していたハン・ジュンギから「オムニの誓い」に来てほしいと電話を受ける。春日たちは店に向かうと、女性に奥へと案内された。そこはコミジュルの地下につながる隠し通路だったのだ。中に入るとハン・ジュンギがいて、コミジュルのバリケードが既にやぶられているということを知らされる。コミジュルの中心部でソンヒと合流する春日たち、コミジュルが混乱する中、ソンヒは荻久保からの指示を受けて偽札工場を燃やし証拠を消そうとするのだった。監視システムも住居もできなくなるリスクを背負ってでも、荻久保への感謝と恩義で決断をせざる負えない状況だったのだ。ソンヒは春日たちに偽札装置が燃え尽きるまで近江連合を足止めしてほしい、力を貸してほしいと頭を下げた。「プライドの高い女が頭を下げるのはよっぽど」という紗栄子の後押しもあって春日は近江連合襲撃の時間稼ぎを引き受けることにした。春日たちの前に現れたのは石尾田率いる近江連合と小笠原、そしてナンバだった。「そこどけ一番!......お前何やってんだ!?偽札の証拠が消えちまう」というナンバに対し、春日は「俺らはここをどかねえよナンバ......悪りぃがソンヒと先約しちまったんだ」と言って立ちはだかる。「この死にぞこないが......ぶっ殺したる!!」と吠える石尾田を前に苦戦するも、焼き終えて戻ってきたソンヒの攻撃により撃沈するのであった。小笠原も逃げようとするがハン・ジュンギによって阻止される。完全に燃え尽きたコミジュル、ナンバは「これで全部闇に葬られたわけだ。異人町の偽札も......俺の弟のことも......最後の最後でお前らに裏切られた」といい絶句する。そこにソンヒが近づき「どうやら......お前は誤解をしている」と言った。ソンヒは、偽札の核心に迫っていた秋葉正一の調査能力を買っていたので、軟禁状態として地下の居住区にかくまっていたのだ。誤解が解けて手を取り合うナンバと春日、弟の安否を確認しに行ったナンバと別れ、ソンヒらと一緒にホームレス村へ向かった。そこでは、捕らえた小笠原への尋問が始められるのであった。

第十章「恩威並行を忘れず」

小笠原の尋問が始まった。春日たちは、近江連合のつながりを問われ、初めは小笠原は無言を貫いていた小笠原だったが、荒川真斗の名前を聞かされ動揺する。青木遼とは、留学先のアメリカで知り合ったこと、車いすは使っておらず渡米した後に治療を受けたのだろうということ、裕福で裏社会とつながりがあったことなどを語った。青木はヤクザにも従わない表の力、つまり人望を求めていて、その目的を果たすために東京知事を目指していたというのだ。グレーゾーンを殲滅することを目的としたブリーチジャパンの設立はそのときで、小笠原がその計画のパートナーとして選ばれたのであった。青木は参議院で初出馬をした際にブリーチジャパンを脱退し、その後民自党の推薦を受けて都知事選へと立候補を果たし、半年で3K作戦を行使、人気を不動のものにしたのだ。続けて小笠原は、青木の狙いは荻久保で、裏社会とのつながりを疑っていたと語る。その一環で店長は殺されたということ、つまりそれは青木の判断だったのだ。偽札ビジネスがなくなり、既に荻久保には力がなくなったとい言うソンヒ、直後にホームレスの村に近江連合が攻め入り、その隙に小笠原は逃走してしまう。その後星野からソンヒへ連額が来る。高部が星龍会の抗争を収めることに成功したが、今度は横浜流氓の趙と連絡が取れなくなってしまっているということだった。趙の身を案じる春日に、「いいよ一番...もうそんなやつらほおっておけよ」と後ろからナンバが声をかけた。ナンバは、異人町はもう成るようにしかならないので町を出ろと春日に助言したが、青木遼は自分の兄弟であること、今さら他人事のふりはできないと言って断り、再びナンバと別れるのであった。義理を通し、ソンヒとも協力関係となった春日たちに、新たな仲間ハン・ジュンギが加わった。

ハン・ジュンギの話では、趙が消息を絶ったの彼の店である慶錦飯店だという。趙を探しに向かう道中、横浜流氓の鄭が春日たちの前に再び現れた。馬淵が春日たちに対して懸賞金を一人1億円かけたという理由で、鄭は趙ではなく馬淵側についたのだった。鄭を倒し、その後慶錦飯店の支配人とも死闘を繰り広げた春日は、店の奥で馬淵と再び対峙する。そこには近江連合も揃っていて、その中には石尾田と先日話に出ていた元ボクサーの男、天童の姿もあった。馬淵は「お二人方はそちらでくつろいでてください。これから......ひとつ余興を楽しんでいただきます」と言い、薙刀を使って春日たちに襲い掛かった。春日たちは、馬淵の強力な攻撃の数々に苦戦するも何とか撃退に成功する。春日は、「次は.....てめえらだ」と石尾田と天童をにらみつけた。しかし、天童は「フラついとる下級ランカーとチャンピョンが同じリングに上がれるかいな」と言い、面白いやつが現れたとだけ伝えてその場から立ち去った。一方、石尾田は「アホやであいつは、そない真似したら他のモンに食われるがな」と言い応戦する気でいた。既に疲弊しピンチを迎えていた春日たちだったが、そこにホームレスの村で別れたナンバが現れる。「だから......無茶しすぎなんだよ、お前は」と言い、再び春日と戦うことを決意した。ナンバも加わったことで石尾田を倒すことができた春日、その後ナンバに「ついで言っちゃなんだけどよ......もうちょい手伝ってもらえねえか?俺にはあんたの......仲間の助けがいるんだ」と声をかける。ナンバは「こんな俺を仲間だって......また、呼んでくれんのか?」と涙し、握手をする。ナンバの弟はコミジュルの人間と結婚するということで安否も確認でき一件落着したところで、怪我だらけの趙が現れる。趙の話では、近江連合のある男に助けられて、その男が春日に会いに来ているという話だったので、春日は趙についていくことにした。そこで待っていたのは、春日のかつての舎弟であるミツだった。再会を喜ぶ時間もなく、ミツは「荒川真澄がそう遠くないうちにあるバクチを打つのでまた連絡する」とだけ言いその場を立ち去った。何とか落ち着きを取り戻しつつある異人三、趙は横浜流氓の総帥の座を降りようとしていた。趙の思惑は、住処をなくした横浜流氓やコミジュルのどちらも救う手段としてソンヒを横浜流氓の代表として動いてもらうのが最適だと考えていたのだ。春日は、その考えを聞きいいやつだと言う。趙はばつが悪そうにしながらもその言葉を受け取るのだった。そして春日は、貸しの取り立てにいくかと言い、星野会長から偽札の話を聞くために星龍会へと向かった。

星野は、一連の件で春日に感謝を述べて、肉の壁が崩壊した今、星龍会もやがては近江連合の傘下に入るのだろうと悟っていた。そして青木は荻久保の偽札ビジネスの件で口をつぐむ代わりに幹事長のポストを狙っているのだと説明した。幹事長となり候補者名簿をつくって日本を自分の好きなように操ることが青木の目的だったのだ。続けて、春日の持っている偽札を前に持っていたのはただ一人、荒川真澄だけだと春日に伝えた。荒川はあえて偽札を春日の体に隠すことで、星野への招待状がわりにしていたのだろうと言った。戸惑う春日に対して星野は、話の続きは荒川とも因縁の深い平安楼でしようと提案した。翌日、ナンバから星野と会う前にホームレス村の村長から話を聞いてみないかと提案される。星野と春日の出会いが必然であれば、傷の手跡を命じた村長のことがどうにも気がかりだと言うのだ。村長にも何か隠し事があるのではないだろうか、そう感じた春日とナンバは村長のもとへと向かった。村長は煙草を吹かせながら、荒川組から報酬をもらって死体の処理を行っていた、息がある人間には死んだことにして救って逃がすという裏取引が存在していたという真実を春日たちに伝えた。春日は、村長の話を聞いて「頼んだぞ、イチ」という当時かすかに聞こえた言葉が頭をよぎった。その後、春日は平安楼で星野と合流し、彼の口から偽札に関する真実が語られていく。昔、星龍会では偽札の運び屋を雇っていた。その一人が荒川真澄の父親である荒川斗司雄という男だった。

ある日、斗司雄は1億を妻とその愛人に盗まれてしまう。その結果、組の跡目である男が中華料理店に来ていた斗司雄を暗殺した。その男こそ、春日の前にいた星野だった。荒川真澄は、父の死によって劇団が解散し、流れ者となり、そのまま神室町で極道の道へ進むことになった。村長の話のとおり荒川真澄は、氷川興産にいたとき死体の処理を横浜のホームレスに依頼していた。その荒川の目的は、横浜に行く機会を増やすため、父親を殺した男を探すためだった。そんなある日、平安楼への招待状が星野のもとへと届いた。星野はついに殺されるだろうと思ったが、もう逃げることもできないと覚悟していたので、その招待を受けることにしたのだ。そこで荒川真澄と対峙し、死を覚悟した星野は偽札のことなど真実を包み隠さず荒川に話した。荒川は話を聞き終えると、殺そうとせず席を立った。思いもしない対応に「復讐に来たんじゃねえのか」と問う星野、それに対して荒川は「あんたがふてぶてしく俺の招待を無視してくれたら撃てたのにな」と語った。1万円札が福沢諭吉に変わったとき、星野は荒川に裏面が白紙のエラー品を贈った。それは星野が荒川のおかげで命を救われたこと、秘密が保たれて異人三の家業を続けられるということで恩義とケジメを感じていたために、もし自分を生かしたことが見込み違いだと思ったら使ってほしいという気持ちを込めて贈ったものだった。その春日の持つ偽札の裏面には、かすかに一筆添えられていて「恩威並行を忘れず」と書かれていた。その意味は、賞や罰を適切に与えられるという様子を例えたものである。星野は、荒川にとって大切な身内であることの証明として、その偽札を春日に渡したのだろうと説明した。自分を生かすためにやったこと、親っさんが自分を撃ったのは本意ではなかった......春日は、星野から話を聞いて再び荒川真澄という男を信じてみようと思うのだった。

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冴島大河(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

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冴島大河(さえじまたいが)は『龍が如くシリーズ』に登場する東城会直系「冴島組」組長である。かつて起こした事件から「極道18人殺し」の異名で恐れられる人物だが、本人の性格は温厚で面倒見が良い。東城会の大幹部で真島組組長の真島吾朗とは兄弟分の間柄である。『龍が如く4 伝説を継ぐもの』でかつて起こした事件が冤罪だと判明し死刑を免れた後は、真島と共に東城会六代目会長の堂島大吾を支えている。

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真島吾朗(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

真島吾朗(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

真島吾朗(まじまごろう)とはアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』に登場するメインキャラクターの1人。巨大極道組織、東城会の大幹部で別名「嶋野の狂犬」、「隻眼の魔王」と呼ばれるほどの危険性と強さを秘めた人物。また、キャバレーの敏腕支配人として「夜の帝王」とも呼ばれる。主人公である「桐生一馬」と敵対する形で登場したが、作品を重ねるにつれ人気が高まり、『0』や『OF THE END』では主人公の1人になっている。

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伊達真(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

伊達真(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

伊達真(だてまこと)は『龍が如くシリーズ』に登場する警視庁組織犯罪対策第四課の刑事である。警察官としての誇りを持った人物で、その誇りのためならば上層部の人間に逆らうことも厭わない。後輩の刑事からは「伝説の名刑事」として慕われている。 初代では100億を巡る事件を追う過程で、「堂島の龍」と呼ばれる桐生一馬と協力関係を築く。一人娘の沙耶との和解を経て桐生のかけがえのない友人となり、以降のシリーズでも相棒として桐生を支え続ける。

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桐生一馬(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

桐生一馬(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

桐生一馬(きりゅうかずま)とは、アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズに登場する主人公キャラクターの1人。関東最大極道組織、東城会の元組員にして東城会元四代目会長。別名「堂島の龍」と呼ばれ、その名は裏社会ではかなり知れ渡っており、生ける伝説として後世に語り継がれているほど。義理と人情に厚く、喧嘩の実力も作中最強格とされる。

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鎌滝えり(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

鎌滝えり(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

鎌滝えり(かまたきえり)は『龍が如く7 光と闇の行方』に登場する和菓子屋「一番製菓」の社長。サブストーリー「異人町の受け皿」で主人公の春日一番と深く関わる。ミニゲームの「会社経営」を進めていくと仲間にできる、任意加入キャラクターとなっている。 ただの経営者でありながら腕っぷしは強く、戦闘では事務用品を武器に、素早い身のこなしで戦う。一方で想定外のことに対面すると動揺してしまうなど、メンタルが弱い一面が見られる。

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『龍が如く』シリーズにおいて"堂島の龍"と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬の人生

『龍が如く』シリーズにおいて"堂島の龍"と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬の人生

セガが送る人気作品「龍が如く」。この歴代主人公を務める極道・桐生一馬。不器用だが実直で、けっして曲がらない「信念」を持つ、作中屈指の「漢」。彼は圧倒的な強さとまっすぐな心で、極道や警察、犯罪組織を巻き込んだ数々の事件を解決に導いていく。「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道の人柄、人生について解説する。

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龍が如くシリーズの歴代出演芸能人・有名人(キャラクターモデル)まとめ

龍が如くシリーズの歴代出演芸能人・有名人(キャラクターモデル)まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売しているアクションアドベンチャーゲームである。極道をテーマに、裏社会を生きる人々の抗争や生き方などを描いている。 『龍が如くシリーズ』ではメインキャラクターの声優に、俳優やタレントを起用することが多い。『龍が如く 見参!』からはキャラクターの声優を務める俳優やタレントが、そのキャラクターの顔のモデルとして起用されており、まるで映画のように物語を楽しめるようになっている。

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龍が如くシリーズの東城会まとめ

龍が如くシリーズの東城会まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売する、裏社会を生きる人々の抗争や生き方を描いたゲーム。初代から『龍が如く6 命の詩。』が桐生一馬を主人公としたアクションアドベンチャー、『龍が如く7 光と闇の行方』からは春日一番を主人公としたRPGとなっている。 東城会(とうじょうかい)はシリーズに登場する架空の広域指定暴力団であり、桐生一馬も所属する。春日一番も東城会系荒川組の若衆だった。他にも多くの重要人物が所属しており、東城会の権力争いがストーリーの中心になっていることも多い。

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龍が如くシリーズの近江連合まとめ

龍が如くシリーズの近江連合まとめ

『龍が如くシリーズ』はセガが開発・販売するアクションアドベンチャーゲームのシリーズ。極道をテーマにした作品で、裏社会を生きる人々の抗争や生き方、人間模様が描かれる。 近江連合(おうみれんごう)はシリーズに登場する関西一円を束ねる広域指定暴力団である。拠点は大阪の蒼天堀。主人公の桐生一馬が所属する東城会とは反目しあっており、シリーズを追うごとに弱体化する東城会に反し、近江連合は拡大傾向にある。『龍が如く7 光と闇の行方』では東城会と共に解散する。

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龍が如く0 誓いの場所(ZERO)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く0 誓いの場所(ZERO)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く0 誓いの場所』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第6作目に相当する作品である。キャッチコピーは「日本中が狂喜乱舞していた時代。「龍」の伝説はここから始まった」。本作は初代『龍が如く』より過去の時系列の物語となっており、主人公の桐生一馬と、シリーズの顔役のひとりである真島吾朗がそれぞれ「堂島の龍」と「嶋野の狂犬」の異名で知られる極道になるまでの姿を描いている。

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龍が如く5 夢、叶えし者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く5 夢、叶えし者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く5 夢、叶えし者』とは、セガゲームスが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第5作目に相当する作品である。キャッチコピーは「その生き様に 男たちの血が騒ぐ」。本作は前作『龍が如く4』で桐生一馬と仲間たちが東城会と上野誠和会の抗争事件を解決した後、日本各地を舞台に起きる極道たちの動乱の物語を描いており、新たな主人公に品田辰雄と澤村遥、さらに物語の舞台に大阪、福岡、名古屋、北海道が追加されているのが特徴となっている。

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龍が如く4 伝説を継ぐもの(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く4 伝説を継ぐもの(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く4 伝説を継ぐもの』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」のシリーズの第4作目に相当する作品である。キャッチコピーは「それは熱き男達の、奇跡の記録」。主人公の桐生一馬が東城会で起きた内乱を収めた後からの物語を描いており、従来の主人公である桐生一馬に加え、秋山駿、冴島大河、谷村正義と3人の主人公とその物語が追加されているのが特徴となっている。

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龍が如く3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く3』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズの第3作目に相当する作品である。キャッチコピーは「伝説の龍が帰ってきた」。本作は前作『龍が如く2』にて近江連合との戦いを終えた桐生一馬が、生まれ育った沖縄へと帰ってからの物語を描いており、その物語の舞台として東京と沖縄のふたつが選ばれているのが特徴となっている。

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龍が如く 維新!(ISHIN)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く 維新!(ISHIN)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く 維新!』とは、PS3・PS4対応のアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズのスピンオフ作品。『龍が如く 見参!』に続く時代物の外伝作であり、キャッチコピーは「かつて日本には、英雄がいた。」である。日本の幕末が舞台となっており、忠実をベースに物語が作られている。主人公の坂本龍馬は育ての親である吉田東洋の殺害犯を捜すため、名前を変え新選組に入隊。吉田を殺した特異な剣術をヒントに、組織内部から新たな犯人を捜していく。

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龍が如く1(初代・極)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く1(初代・極)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く』とは、2005年にSEGAからPlayStation2用ソフトとして発売された3Dアクションアドベンチャーゲーム。『龍が如く』シリーズの第1作である。主人公の桐生一馬を操作して物語の舞台となる神室町でストーリーを進めたり、ヤクザやチンピラなどの敵と戦ったりする。企画当初は成人男性をターゲットにしていたが、リアルに再現された繁華街を自由に探索できるのと、日本の裏社会を題材とした濃厚なストーリーが繰り広げられることから話題となった。

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龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く OF THE END(オブ ジ エンド)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く OF THE END』とはアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズのスピンオフ作品で、2011年6月9日に発売されたPlayStation3用ゲームソフト。キャッチコピーは「伝説の男達、最後のケジメ」。本作は「龍が如く4 伝説を継ぐもの」後の神室町を舞台にしており、バイオハザードが発生した神室町を舞台に桐生一馬ら主人公たちが銃を手に戦いながら、事件の真相を追う姿を描いている。

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龍が如く8(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く8(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く8』とは、株式会社セガが販売するドラマティックRPGで『龍が如く』シリーズのナンバリング8作目。2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』以来、4年ぶりのタイトルである。キャッチコピーは「世界一、運が悪くて世界一ハッピーなヤツらの物語」。 どん底から再び這い上がる男「春日一番」と人生最後の戦いに挑む伝説の極道「桐生一馬」の2人の主人公を軸にシリーズ最高のドラマが繰り広げられる。2人の主人公が織りなすストーリーの濃密さと、サブストーリーの豊富さが魅力の作品。

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龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

龍が如く7外伝 名を消した男(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く7外伝 名を消した男』とは、セガより2023年11月に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。 2020年に発売された『龍が如く7 光と闇の行方』の外伝作品である。 愛する人を守るため、自らの死を偽装した、主人公・桐生一馬。しかし、謎の覆面集団に襲われたことがきっかけで、再び極道の抗争に巻き込まれることになる。 本作は、『龍が如く7』での桐生一馬の「空白の時間」を埋める作品であり、「桐生一馬」という人間の魅力を前面に押し出している作品となっている。

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龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

龍が如く1(初代・極)の必殺技・ヒートアクションまとめ

『龍が如く』とはSEGAから発売された裏社会を舞台とするアドベンチャーゲームである。主人公の桐生一馬は、堂島の龍と呼ばれた伝説の極道であり、極道組織東城会に所属している。100億円をめぐる事件を彼なりの方法で解決していく。 『龍が如く』のヒートアクションとは、『龍が如く』で敵と戦う時に使用可能な攻撃の種類のことである。ヒートゲージが溜まった状態で、コマンド△を押すと発動可能。通常攻撃では見ることのできないムービーが流れるのが特徴で、中にはムービー中にコマンドを選択するアクションもある。

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サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

サクラ大戦シリーズ(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

サクラ大戦とは1996年9月27日にセガゲームスより発売されたアドベンチャーゲーム。 蒸気機関が普及する「太正」時代を舞台に、主人公(プレイヤー)が特殊部隊「帝国華撃団・花組」を率いて都市に巣食う闇の勢力と対決する。 テレビアニメのほか、OVA、ドラマCD、小説、舞台、マンガ、パチンコ・パチスロなど幅広く展開されている。

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