龍が如く7 光と闇の行方(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム『龍が如くシリーズ』の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、『龍が如く』の主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

『龍が如く7 光と闇の行方』の概要

『龍が如く7 光と闇の行方』は、2020年1月16日にセガゲームスにより発売されたPlayStation 4専用のゲームソフトである。PlayStation 4のほか、SteamやXbox Series Xのローンチタイトルで配信されているというのは、ナンバリングタイトルの中でも本作が初となる。
2019年8月29日に「『龍が如く最新作』記者発表会」で発表されたタイトルで、今作は、『龍が如く6 命の詩。』の続編にあたる作品である。
今作の大きな特徴として、前作までの主人公「桐生一馬」に代わって「春日一番」が今作の主人公となっている点である。またその他登場人物も一新、ストーリーもこれまでにない新しいエピソードが描かれている。そして、アドベンチャー部分に大きな変更はないが、従来のアクションバトルではなくコマンド選択型RPGに変更された。2018年11月21日にスマートフォンアプリとして配信されていた『龍が如く ONLINE』も主人公は春日一番だが、こちらで描かれるストーリーは、序盤の導入部分は同じながら、それ以降は若干異なっている。
舞台はこれまでの東京の神室町や大阪の蒼天堀も含まれるが、メインとなるのは横浜をイメージした伊勢佐木異人町で、これまでにないマップの広さを縦横無尽に歩き回ることができる。
さらにゲスト出演として、俳優の中井貴一、堤真一、安田顕などが物語の中に登場し、「『龍が如く最新作』助演女優オーディション」に合格した鎌滝えり、宮越愛恵、里々佳、沢すみれ、柳いろはの5名が登場する。特に、グランプリに選ばれた鎌滝えりはプレイアブルキャラクターとして春日たちと共に戦わせることができる。

『龍が如く7 光と闇の行方』のあらすじ・ストーリー

第一章「光と影」

春日一番の初登場シーン。神室町のソープランド「桃源郷」で生まれ、荒川組で活動する裏表のない熱血漢である。

春日一番は、ソープランド「桃源郷」で生まれ、両親の顔も知ることなく子供のころから神室町で荒れた生活を送っていた。そんなある日、春日はヤクザに喧嘩を売ってしまい誘拐されてしまう。「このままでは殺される......」そう感じた春日は、助かるために東城会の三次団体「荒川組」の名前を口にし、「自分は荒川組の人間である」とハッタリをかませてヤクザを脅そうとした。それを聞いたヤクザは荒川組に連絡をし、本当に組長の「荒川真澄」を呼んでしまう。「嘘がばれてしまう、このままでは殺される......」と諦めかけた春日の前で、荒川真澄は自身の指をケジメとして切り落とし、春日を連れ出すのだった。助けられたのち、お礼を言おうとする春日を荒川は殴り倒す。「ヤクザは一度でも弱いトコを見せたら終いだ」と言い荒川組の看板を守るためだったと春日に言い放つ。春日は「俺のコトなんか知らないって放っておいても......どうして......!?」という問いに対し、荒川は「さぁなぁ......俺を知ってたガキの前でカッコつけたかっただけかもな」と答えるのであった。この時、春日は自分のために尽くしてくれた荒川真澄に忠を尽くすことを決め、荒川組に入ることを決めたのである。こうして、春日と荒川の出会いは始まった。荒川真澄もまた、春日のように若くして家族を失った一人だったのである。幼いとき劇団の一員として父親と各地を飛び回っていた荒川は、中華料理店で父親が何者かによって射殺されてしまい劇団は解散、極道の世界へと足を踏み入れるきっかけとなった。

時は2000年、春日は荒川組の若頭となって「安村光雄(ミツ)」をしたがえ、荒川真澄の右腕である「沢城丈」に激しく叱責、罵倒されながらもシノギに勤しむ毎日を送っていた。また、春日は荒川真澄の息子である「真斗」の世話も任されていた。真斗は生まれつき下半身不随のため車いす生活を余儀なくされている荒川真澄の一人息子である。春日は真斗を若と慕い、その日も真斗が行きつけのキャバクラに同伴し世話をしていた。真斗は「今日は特別な日だ」と言い、非合法の薬品を使おうとする。春日の制止を振り切り注射を打つと、足が歩けるレベルまで回復した。向かったキャバクラでは、真斗は金に物を言わせ、夢乃というお気に入りの彼女へ高級時計プレゼントを渡して楽しい時間を過ごしていた。しかし、その後、春日はトイレで神奈川県警から警視庁として入庁した「堀ノ内十郎」と夢乃が親密な中であることを盗み聞く。さらに、そこで夢乃が真斗をヤクザの息子ということで良く思っていないことも聞いてしまうのだった。真斗は、先ほどまでの元気はなくなっており、春日に札束を投げ渡すとそのままクラブを後にした。その後、春日は荒川真澄と食事の約束をし、その道中で、春日は荒川から真斗の母親の話を聞かされる。24年前の大晦日、荒川は氷川興産という下っ端の組織に勤めていて、そこの組長から娘をもらってほしいと頼まれていた。しかし、荒川は、茜という別の女を愛し、隠れて付き合っていたのだった。結局茜との間に子供ができた荒川は、その赤ん坊が生まれるかどうかというタイミングで「俺には決めた女がいる」と組長に話を打ち明けるが、組は荒川を許さずに袋叩きにした。さらに組長は茜とその赤ん坊も殺すように、部下に命令をしてしまうのだった。命からがら逃げ出した荒川は、茜に電話をして病院から離れるように言い、喫茶「アルプス」で落ち合うことを伝えた。しかし、茜はそこには現れず、捕まってしまったのではないかと身を案じる荒川に茜から一本の電話がかかった。そこで荒川は、赤ん坊が生まれたこと、逃げて新宿駅のコインロッカーにいることを聞かされる。荒川は茜へ赤ん坊をロッカーに隠すことを提案し、あとで受け取りにいくことを伝えた。組に追われながらもコインロッカーへたどり着いた荒川は、そこで鍵を素手で壊し赤ん坊を見つけ出すことに成功する。春日は、荒川からそれが今の真斗だったこと、真斗はそのときの影響で低体温症にかかってしまい足が不自由になってしまったこと、茜は結局、氷室興産に連れ去られ殺されてしまったことなどを聞かされたのである。荒川は、「お前にはいずれ話しとこうと思っていた」と言い、春日とともに北京ダックを食べるために中華料理店へ向かうのだったが、大晦日のために休業していた。春日は自分の生まれた場所、ソープランド「桃源郷」の前を通り、23年前の1月1日に生まれたこと、母は産んですぐに失踪、父の代わりは血のつながりのない桃源郷の店長であったこと、荒川真澄と出会った日のことなどを思い返すのであった。

後日、春日は荒川真澄に呼び出される。荒川は、沢城丈から電話があり、坂木組の組員である鈴森を殺してしまったと連絡が入ったことを春日に伝える。坂木組と言えば荒川組と因縁の深い東城会直系の組織である。東城会直系である坂木組が殺されたということが明るみになれば、荒川組は大きな痛手となる。沢城を失うわけにいかない荒川は、春日に頭を下げ、「務めに行ってもらえねぇか......イチ」と言い放った。下っ端の春日を身代わりに差し出し、被害を抑えようと考えていたのだ。ばつが悪そうな荒川に対して、春日は「頭下げるのは俺のほうですよ。俺ぁ、ずっとこんな日を待ってました。親っさんに恩返しできる日を......!」と言って涙を流し、荒川の提案を受け入れて警察へと出頭をするのだった。

第二章「血の再会」

春日は18年という刑期を終えるも、そこに荒川真澄は待っていなかった。

沢城をかばう形で刑務所務めを続けていた春日であったが、他の収容者との間で暴力事件を起こしてしまい15年の予定だった刑期が3年伸びてしまう。そんなある日、収容中に荒川真澄から手紙が届く。内容は、刑期が延びなければ今頃は盛大に迎え入れていた、それが叶わずに寂しい想いをしているというものだった。「親は子がいて、初めて親になれるのだ」その言葉を読んだ春日は涙し、自分の過ちを反省する。時は2019年、18年という長い刑期を経ていよいよ出所日を迎え、刑務所の出口には荒川の親っさんが待っていてくれる......春日はそれを心待ちにしていたが、外には荒川の姿がなく唖然とする。ただ茫然と立ち尽くす春日の前に元刑事の「足立宏一」と名乗る男が現れた。足立は春日の個人情報を網羅していて、殺人を誰かの肩代わりしていることをにらんでいてマークしていたのである。春日は後をつけてくる足立を無視し大晦日の夜に沢城が撃った鈴森の墓参りに訪れた。そして、そこで偶然にも荒川真澄の姿を目にし「親っさん!!荒川の親っさん!!一番です!!」と声を荒げて荒川を呼ぶが、見知らぬふりをされてしまう。そこで春日は、荒川が東城会と抗争状態にあるはずの近江連合の墓参りをしていたことを知る。今の荒川は東城会を裏切り、近江連合若頭代行となっていたのだった。春日は足立から、かつての神室町を闊歩していた東城会が神奈川県警の3K作戦(ヤクザに食わせない、稼がせない、居住させない)により壊滅していたこと、東城会の内部情報を横流していた背景に荒川組があったこと、さらに近江連合が神室町で活動できるよう警察庁にも賄賂を渡していたことなどを聞かされた。もはや神室町は完全に近江連合のものとなってしまっていたのだが、それでも春日は信じようとしなかった。足立は春日に、神室町に居場所がないことを伝え、警察庁の不正捜査に協力させるために横浜へと連れていこうとするが、春日はその場を立ち去り神室町へと戻ってしまう。スマートフォンや電子タバコという文明の発達に驚きを隠せない春日、呆然としながらもかつての荒川組事務所へと向かうとそこは空きテナントとなってしまっていた。荒川組はどうなっているのか捜査を続ける中で、かつての知り合いである情報通「牛尾」が何か知っているかもしれないということを耳にする。牛尾を探し出すことに成功した春日は、荒川真斗が病気が悪化して死んだこと、それにより荒川真澄が変わってしまったのではないかと聞かされる。荒川組の真実を聞き行く当てがなくなった春日は、自分の生まれた家「桃源郷」へと立ち寄ったが、桃源郷は春日が服役中に抗争の舞台となったために見る影もなくつぶれていた。桃源郷の前で足立と再会し、様々に変わる状況を目にした春日は、東城会が壊滅したという事実を受け入れるほかなかった。足立はそこで改めて捜査を頼み込み、春日もそれに協力することを決めるのであった。

足立の捜査とは、因縁のある警視庁総監の堀ノ内十郎の闇を暴くことで、つながりが疑われる荒川真澄の動きを探るために春日と接触したのであった。さらに足立は、荒川の会合が中華料理店の「平安楼」で夜に開かれるということを春日に明かす。何とそこは、かつて春日が大晦日の夜に荒川と行こうとしていた店だった。既に近江連合に顔を知られていた春日は、足立の提案でマンホールから店に侵入することを計画する。約束の時間、春日はそのマンホールの近くでヤクザに絡まれている敏腕経営者「ニック・尾形」を偶然助けた。足立からもらったスマートフォンの使い方を教えてもらい「何かあれば今後もメールを送らせてもらう」と言われて知り合いとなる。足立と合流してマンホールに侵入する春日は、道中で警備員や近江連合の幹部たちをなぎ倒していく。そうして騒ぎが明るみになり一時は警察に捕まりそうになるが、足立は春日を先に行かせることに成功する。足立を置いて一人平安楼の会合場所へ向かう春日であったが、扉の前にはかつての荒川組若頭沢城がいたのだった。かつての因縁をぶつけ合い戦うことになった二人、春日は沢城の拳に翻弄されながらも何とか倒すことに成功し、会合部屋の扉を開けようとする。それを見た沢城は「その扉を開けたら二度と引き返せねえ……イチ、お前にその覚悟があんのか?」と言った。それに対し春日は「18年……俺はこの扉開ける為に18年……我慢したんだ!」と言い、沢城の忠告を振り切りドアを勢いよく開いた。春日は会合部屋に入り荒川真澄とついに対面する。荒川は「やっぱり来たか、やっぱり……な、お前だけは裏切らねえな……」とそっとつぶやく。「親っさん、聞いてください!ど、どうして……!」と言葉を詰まらせながら近づこうとする春日を荒川は制止し、銃口を向けるのであった。「すまねえなぁ、イチ……死んでくれ」そう言葉を漏らして春日を撃つのだった。

第三章「どん底の街」

目を覚ました春日がいたのは、見慣れない街のゴミ捨て場だった。「ようやく目覚ましたか」と声が聞こえ振り向くと一人の男がいた。撃たれた傷は、「ナンバ」と名乗るこのホームレスの男によって治療されていたのだ。ともに自己紹介を終えて、春日はナンバからここが横浜の伊勢佐木異人町であることを告げられる。傷が深く行く当てもない春日は、そこでナンバから缶拾いや小銭拾いなど、生きる手段を教わるのであった。そのさなか、寝床料としてホームレスから集金を行っている横浜のマフィア横浜流氓(ハンピンリュウマン)の鄭らが現れる。最初は春日をかばい存在を隠すナンバだったが、見つかってしまったために結局交戦、そこで鄭らを追い払うことに成功する。横浜流氓の人間に出会ったことがきっかけで、春日はナンバから「異人三」に関する話を聞かされる。話によると、横浜は「横浜流氓」「コリアンマフィア」「横浜星龍会」の三すくみである「肉の壁」と呼ばれる状態によってパワーバランスと秩序が守られている街だということだった。「肉の壁」とは、東城会や近江連合など外部の組織が介入できない状態を指す呼称である。その後春日は、撃たれたポケットに血塗られた偽の一万円札が入っていたことに気づく。なぜ偽札が入っているのか、自分を運んできた人物は誰なのか何一つわからなかった。春日はこのような状況で周りのホームレス生活にも疑問を抱き始めていた。「何で仕事を見つけようとしねえ!?面倒臭がってんじゃねえよ!」と声を荒らげ、ホームレスたちにハローワークへ行くように促す春日であったが、「テメエの価値観を押し付けんのは……やめとけ」とナンバが制止する。続けて「ま、でもよ、例外も居るぜ。一番の言うように前科モンで面倒くせえことから逃げてるだけの奴も一人いるなぁ」と言い、春日とともにハローワークで仕事を探しに行くのであった。ハローワークへと足を運ぶも、職歴や住所がない春日とナンバに紹介できる仕事は一つもなかった。諦めて帰ろうとする春日だったが、ハローワークの所長から特別な仕事があると紹介される。二人はその特別な仕事が待っているというスナック「ハーバーライト」へと向かった。

ハーバーライトに入る春日とナンバ、そこの常連の女性「浜子」から「異人三」の一つである韓国マフィアからの盗電を解決してほしいという内容の依頼を聞かされる。韓国マフィアが潜伏している「コミジュル」と呼ばれるアジトからは、ハーバーライトと各店に電線が結ばれていて盗電をしている状態が続いていたのだ。コミジュルとは関わりたくないと拒否するナンバに対して、正義感の強い春日はその依頼を引き受けることを浜子に伝えた。春日とナンバがコミジュルの様子を見ながらハーバーライトで待機していると、突然店にハンマーを持った男が現れる。瞬時に気づいた春日は男を店の外へ追い払いこれを撃退する。その男は名前を「松尾」と言い、店を壊すためにコミジュルから雇われていた人間だった。その直後、春日たちはコミジュルからボウガンで狙われ、松尾はその隙を見て逃走する。一時は物陰に隠れる春日だったが、「イチかバチかだ......」と言い、体を張ってボウガンの飛んできた方向に向かって「ここで殺しても始末が大変だろう、スナックは経営が厳しいから盗難はやめてくれ」と説得を始めた。死を覚悟したナンバの予想に反して、コミジュルはボウガンを下げて攻撃を止めたのだった。春日の漢気を認めた浜子は、自分が営んでいるという「小料理屋」の清掃を任すことにした。その小料理店屋の正体は非合法の風俗店であり、国籍のない女性を風俗嬢としてそこでかくまっているのであった。事情を察しつつも仕事をもらえることに嬉々とする春日たちであったが、そこに違法風俗を訴え運動をする「久米」という男率いる団体「ブリーチジャパン」が現れる。浜子は、「働く女性を最後の砦として守る」と言いブリーチジャパンへ抵抗するが、久米は「風俗嬢の親を持って幸せなやつを連れてきてください」と言い返す。そのやり取りを見た春日は、「ここにいるぜ!」と言い間に割って入るのだった。一時は春日の働きによって引き返す久米だったが、「美味しい食事を食べさせてあげたい」という名目で、浜子の前に不良を引き連れて再び現れたのであった。ブリーチジャパンからの度重なる嫌がらせを追い払う春日たちを見て、浜子は住み込みガードマンという形で、その店を住居として提供することを決めるのであった。ようやく寝れる場所を確保した春日とナンバは安堵し、店の中で酒を酌み交わし語り合う。そこで春日は、ナンバが病院の薬を売りさばいたことがばれて看護士をクビになったことを知る。「またやりなおせ」という春日に対して「そういう一番は、何か目標があんのか?」と問うナンバ。春日もまた自分が親と慕う荒川真澄に裏切られたことで目標を見失っていたのである。春日は「ガキの頃、俺は……勇者になりたかったな」とつぶやくと最初は笑うナンバだったが、勇者は成り上がる生き様だと理解を示し、「俺たちの輝かしい未来に乾杯だ!!」と言い二人はさらに親睦を深めるのであった。そのころ、春日たちを妨害し、逃走した松尾はコミジュルでフードを被った男にボウガンで射殺されてしまう。不穏な空気が伊勢佐木異人町を包み込んでいた。

第四章「横浜の龍」

眠っている春日とナンバの前に、春日の持つスマホのGPSを手掛かりにした足立が再び現れた。平安楼の一件で足立は免許センターの職員を懲戒処分されてしまったことを明かした。次に、足立がなぜ荒川真澄の癒着を調べてまで警視庁を追い続けるのかが語られる。20年前に投資家の老夫婦が強盗に殺された事件があった。そのとき犯人として逮捕されたのが失業中で前科持ちの久住という男だったが、足立の聞き込みによって久住にはアリバイがあったのだ。そして足立はすぐに捜査本部に久住を釈放するよう報告を行ったが、警視庁栄転の話が上がっていた堀ノ内によってその事実は都合が悪く、久住をそのまま容疑者と断定して刑務所に送ったのである。内部告発を行う気でいた足立だったが、それを察した上層部に免許センターの職員に左遷されてしまう。実刑17年が決まってしまった久住は家族を残して獄中自殺、堀ノ内は何食わぬ顔で警視庁への転任を果たした。足立は久住の無念を晴らすために堀ノ内ら警視庁の闇を暴くために活動しているというだったのだ。春日は話を聞いて怒りを覚えたが、今は何よりも先に仕事を探さなければならないということで、無職である3人はそのままハローワークへと向かった。再びハローワークで受付をする春日、その日受付にいたのは、浜子の依頼を紹介してくれた男「神部」であり、彼はハローワークの所長だった。神部は、刑務所帰り、ホームレス、懲戒免職された警察官の3人に紹介できる仕事はソープランド「乙姫ランド」しかないと言って、その場所を伝えた。乙姫ランドを訪れた春日たちは、そこの店長である「野々宮」から「従業員である菜乃葉の勤怠が悪いので裏引きしている男がいないか確かめてほしい」という旨の依頼を受けるのであった。

戸塚の登場シーン。「陽だまりの城」の施設長だが、その正体は「龍戸睦会」の人間で「異人三」の一勢力「星龍会」の幹部である。

依頼を引き受けた春日たちは、菜乃葉がよく利用するという喫茶店「ポケット」へ向かい、そこで男と会話しているところを目撃する。そのまま男を尾行してみると、社会福祉法人「陽だまりの城」の関係者であることが判明する。春日たちは乙姫ランドに戻り、陽だまりの城のことをネットで調べてみると、入居料金が1,000万円という破格のサービス料金であることを知り、菜乃葉は父親の安全と引き換えにその男から金を騙し取られてれている可能性を示唆する。「菜乃葉のヤツ......親父さんのこととなるとホント無茶しやがる......!」と声を漏らし彼女を心から心配する様子の野々宮を見た春日は心を動かされ、「陽だまりの城」へ乗り込むことを決意するのであった。ハローワークの神部の協力もあって、3人はバイトとして陽だまりの城へ侵入することに成功する。そこで春日が聞いたのは、「エクセレントルーム」に入っていった老人の悲鳴だった。再び乙姫ランドに戻った春日たちは、施設の中で安楽死が行われていること、介護施設の裏で星龍会二次団体である「龍戸睦会」が関与していることを知る。後日、真相を確かめるために職員からカードキーを盗んでエクセレントルームへ侵入すると、まさに菜乃葉の父親が安楽死させられる寸前であった。医者による安楽死を阻止した春日たちの前に、菜乃葉と話をしていた施設長を名乗る男「戸塚」が現れる。戸塚の正体は「龍戸睦会」の人間で、星龍会の幹部だったのだ。戸塚の無力化に成功した春日は星龍会会長へ直接話をつけるために戸塚を連れて星龍会の本部へと向かった。星龍会本部では戸塚の刺客が大勢潜んでいたが、それを次々となぎ倒していった春日たちは、ついに星龍会のトップ「星野龍平」との対面を果たす。鉄砲玉ではないかどうかを確かめるため、星野の側近である「高部」が春日の身体検査をすると、偽札を発見する。

星野はその偽札に少し表情を曇らせるが、すぐにただのオモチャだと気に留めない様子を見せた。戸塚が施設長をしながら安楽死ビジネスをしていたことを知らなかったと語る星野に、春日は老人たちの開放を頼み込むが「誰がシノギの内容に意見しろと言った?」と答えて一蹴する。その声に続けて戸塚は、安楽死ビジネスは本人や家族が望むものだと言い、菜乃葉自身が父親の安楽死を望んでいたのだと語った。隠れてシノギをしていたケジメとして指を切り落とそうとする戸塚を星野は制止するが、躾が必要であるとして戸塚は高部と数名の幹部に連れて行かれる。星野は春日に、「今日は勇敢なことをしたなどと決して思うな」と諭し、星龍会をコケにしたと腰刀を春日に向けた。それに対し春日は、「俺ァ嬉しいですよ、会長」と言い、極道の道を究める星野に尊敬の念を向けるのであった。それを見た星野は「お前みたいな男を育ててくれた極道ってのはどんな奴なんだろうな」と聞くと、春日は「組の名前を勝手に使ってヘマこいた見ず知らずのガキの責任とってテメェの指を落とすような、そんな人でした……」と答えた。星野はその人物に聞き覚えのあるような表情をし、名前を春日に聞く。荒川真澄の名前を聞いた星野は、「荒川か……覚えておこう」とだけ口にし、春日たちは星龍会を後にする。菜乃葉自身が父親の安楽死を望んでいたという真実を知り落胆する春日に、高部から「菜乃葉って女を『陽だまりの城』へ来るように連絡した。お前らも来い」という連絡が入る。陽だまりの城の前で、高部は菜乃葉に施設の閉鎖を伝え、菜乃葉の父親を退去するように言った。それを聞いた菜乃葉は「手術しなきゃお父さん死んじゃう!!」と叫んだ。戸塚の話は嘘で、菜乃葉は安楽死ではなく父親の手術を希望していたのだった。再検査の結果手術は必要なくなったと菜乃葉に現金で返済する高部。その様子を見て「なかなか粋なことするね」という春日に、高部は「会長からのご指示だ」と答えた。最後に春日は、もうほかの仕事を探せと菜乃葉に伝えてその場を去った。菜乃葉の件が一件落着して直後、春日たちに衝撃が訪れる。乙姫ランドに戻った春日たちを待ち受けていたのは、首を吊って死んでいる野々宮の姿だったのだ。

第五章「流氓の民」

葬儀に参列する春日たちは、野々宮の自殺に対して「意外と真面目だったし、繊細な人だったのかも……」と話をしていると、「真面目で繊細な人?……そうかしらねぇ?」と言い女が現れる。「あの店長は一流のクズよ、自分で死ぬワケないでしょ?」と言い張るその女は、菜乃葉にそっくりな双子の姉「向田紗栄子」だった。紗栄子は妹と絶縁状態で菜乃葉が乙姫ランドで働いていたこと、父親の病気のことなどを知らなかった。野々宮は死ぬ直前に紗栄子へ「君の妹と親父さんがピンチだ」と電話をもらっていたことを話す。紗栄子は春日たちに妹と父親を救ってくれたことに礼を言うとともに、野々宮が電話先で何者かに襲撃されているような物音を出していたので、自殺ではなく事件に巻き込まれた可能性があると示唆した。そして電話先では「ラオマー」という中国語とおぼしき声が聞こえたことを刑事に話をしたが、なぜかもみ消されてしまったと語った。足立はラオマーと聞いて、それは横浜流氓の幹部「馬淵」のことだと説明した。馬淵は刑事課を買収しているため、警察もその事件の真相を探ろうとしなかったのである。仮に犯人が馬淵だったとしてもなぜ店長が殺される必要があったのか......疑問が渦巻く中、紗栄子は知らない間に野々宮の周辺で色々なことが起こって悔しいと言葉を詰まらせた。紗栄子は野々宮を悪く言いながらも、家族を捨てた自分に居場所をくれたことで内心では慕っており、「案外、身近な人間と重っ苦しくて厄介なつながりを持っていたんだなって」と呟いた。足立が「でもそりゃ、絆っていうんじゃねえのか?」と言うと、「私ひとりじゃ、何もできない」と涙する紗栄子。野々宮から春日たちが頼りになると聞いたから紗栄子は訪ねて来たのだった。春日は「さっちゃん、一緒にやろうぜ。あんたは……今日からまたひとりじゃねえってことだ」優しく声をかけ、紗栄子とともに事件の真相を探す決意をする。馬淵のアジトを探すために、春日たちは、流氓のたまり場である「飯店小路」へ向かうが、なかなか手掛かりをつかめない春日たちは、前にホームレスのカツアゲをしていた鄭に話を聞くことを思いつく。ちょうどそのとき、鄭が中華パブ「凛凛」に入っていく様子が見えたので紗栄子をキャバ嬢にさせ、スパイとして送り込むことで何とか鄭との接触に成功し、話を聞き出すことに成功する。そこで馬淵は一番太いシノギである「横濱貿易公司」の倉庫を管理しているということが判明し、春日たちは再び神部に斡旋してもらって横濱貿易公司のバイトとして乗り込んだ。仕事の途中で、段ボールの中身にふかひれ、ほしあわびといった貿易品以外に紙の束があることを発見する。横濱貿易公司の実態は、偽札の人民元を製造し、それで取引して売り上げを出す会社だったのだ。翌日、春日たちは証拠を押さえるために偽札を盗み出そうとするが現場監督に発見されて失敗する。発見された従業員たちとの死闘に勝利するも、突っ込んできたトラックの爆発により意識を失ってしまうのであった。

第六章「戦禍の銃爪」

馬淵の初登場シーン。横浜流氓ナンバー2として頭の切れる策略家で、春日たちを「異人三」の紛争に利用する。

目が覚めると、春日たちは拘束されていて目の前には馬淵がいた。春日は馬淵に野々宮のことを聞くが「この場で質問できんのは俺だけだ」と言われ殺されそうになる。馬淵は「野々宮をやったのは俺だ」と語り、星龍会と横浜流氓の間に亀裂を生ませるシナリオがあることを話した。春日たちは馬淵の話が終わったあと、ラオマーの部下に殺されそうになるが、黒いマスクの男が助けに入る。男は春日の鎖を外し、「私にできるのはここまで、あとは自分たちでなんとかしてください」と言い残してその場から走り去った。足立は刑事の勘でさっきの男がコミジュルの人間ではないかと推測する。命からがら脱出することに成功した春日は、馬淵の話から星龍会の危険を案じて星龍会の星野へと連絡を入れる。そこで星龍会の若い構成員2名が馬淵率いる横浜流氓に殺されたことを聞かされるのであった。そのころ、星龍会の高部は車の中で「テツ……コウジ……仇は取ってやるからな」と言いながら、星野の許可なく横浜流氓のいる「飯店小路」へと報復のため向かっていたのだった。

馬淵の狙いは星龍会との戦争で、全面戦争の口実として春日たちを利用して自分の手を汚すことなく、異人三の崩壊させることが目的だった。野々宮を殺したのも、馬淵殺しを追ってくる人間を上手く利用してやろうという目論見があったのだ。それは別に野々宮でなくてもよかったが、彼のケツモチが星龍会だったためその口実に殺されたということだった。あえて部下にラオマーと言わせることで、春日たちを誘い出したことなどが判明する。怒り狂った春日は「抗争を止めてやる……」と言い飯店小路へ向かうのだった。飯店小路の奥には高部ら星龍会の人間がいた。高部は「春日……何しにきやがった」と春日の足元に銃を撃った。「裏で糸引いてんのは馬淵なんだよ」と言い、これが仕組まれた抗争であると説明する春日に対して、高部は「星龍会の手先として捕まったんだろう」といい馬淵からもらった拘束中の動画を見せた。春日は、「奴の狙いは”肉の壁”の掟を星龍会がブチ壊したってでっち上げを作りあげることなんだぞ!ここにいる馬淵に踊らされているんだ」と言うが、高部は「だろうな……わかってる。馬淵の首はきっちり獲ってやる。ここの連中も全員ぶっ殺してからな」と興奮気味に答えた。さらに言い返す春日に対して高部は、「もうそういう問題じゃねえんだよ!」声を荒げる。たとえ事実がそうであったとしても、星龍会の若い部下2名が殺されたことに違いはないと怒る高部。横浜流氓のボスに詫びを入れさせるといい、高部は紛争を止めようとする春日たちと戦う。春日と高部の戦いが終わると、横浜流氓の「趙」が現れた。「馬淵からさぁ、ムービーが送られてきたんだけど、これに映ってんの、お前らだね?」と言いスマホの動画を春日に見せた。そこには星龍会の人間かと馬淵に聞かれ、そうだと答える春日の映像があった。その動画は馬淵によって都合の良いように編集、捏造されていたのだ。なぜ馬淵を嗅ぎまわっているのかといい銃口を高部に向ける趙。続けて趙は「馬淵が異人町で抗争を仕組んでいるとして……その理由は?」と聞くが、春日はそれに関しては知らないという。そうであれば野々宮を殺したのが馬淵だったのかはっきりした根拠を持って来いと高部たちを人質にとられてしまうのであった。

第七章「蜘蛛の巣」

春日たちを助けた黒いマスクの男の正体はハン・ジュンギ。コミジュルの幹部だったことが明かされる。

趙は、馬淵がもし異人三の均衡を壊すつもりならコミジュルが気づかないわけがない、街でどうしても知りたい情報があるときはコミジュルに行けばいいと春日に告げた。それ以外に馬淵の犯行だという証拠を見つける方法を持ち合わせていなかった春日はコミジュルへと向かった。道中、コミジュルの人間だと思われる女を見かける。女は、出会いがしら「こんばんは、春日一番とゆかいな仲間たち」と言い、春日たちのことを全て把握済みだった。「ラオマーが店長を殺した証拠。案内するわ」と言う女のあとを春日たちはついていき、コミジュルの懐の中へと入り込んだ。春日たちはコミジュルの中まで案内されるが、その直後女を見失ってしまう。その後、罠にはめられた春日たちはコミジュルのボウガン部隊に襲撃されるのであった。何とか襲撃を掻い潜ってたどり着いた先には、馬淵の手から春日を救った黒いマスクの男が立っていた。「私はコミジュルの参謀を務めております。ハン・ジュンギと申します」と名乗った男は春日たちの力を試すために襲ったと説明し、その奥へと案内した。その部屋は伊勢佐木異人町が一望できる監視室だった。ハン・ジュンギはこれがコミジュルが町中から盗電をしていた理由であり、情報を武器として身を守っているのだと説明した。さらにコミジュルは、横浜流氓と星龍会の適度に敵対させてバランサーとなることが務めであるとも語った。

そこにあるモニターには、野々宮が死亡する前に建物に入っていく馬淵たちの映像が映っていた。これを証拠にすれば趙も納得するだろうと言う春日に対して、まだ証拠を渡せないというハン・ジュンギ。見せたいものがあると言いさらに奥に案内される。そこには日本の偽札を作るプロジェクターがあった。馬淵のときの偽札だとする春日の前に、「ミクロ単位まで正確に描写できるので馬淵のとは出来が違う」と言い、姿を消した女が再び現れる。ハン・ジュンギに紹介されたその女は「ソンヒ」といい、何とコミジュルの総帥だった。そこで「異人三」の実態が明らかになる。ソンヒは、横浜流氓の使う紙と日本円は紙質が一緒であること、コミジュルが日本円をつくるために紙の製造を横浜流氓に依頼して馬淵の倉庫へと送られるようになっていたこと、横浜流氓の人間がコミジュルへ届けていたこと、それを依頼して届けるのは趙であることなどを語った。人民元はコミジュルと横浜流氓どちらのビジネスなんだと問う春日に、それはハプニングでありそのどちらでもないというソンヒ。続けてソンヒは、馬淵の部下が倉庫に見たことのない大量の紙を見つけ、その男はかつては偽札ビジネスのプロだったため、馬淵に「この紙を加工すれば精度の高い人民元がつくれる」と提案したのだということを説明した。馬淵はそれに乗り偽札ビジネスに着手、趙はそのことを知っていたが、人民元の製造をとめたとしても紙の使い道を聞かれたら困るということで馬淵や部下の会社のために目をつむって見て見ぬふりをしていたというのだ。そして馬淵はこの日本円のことは知らなかったようである。

話を終えたソンヒは春日に近づき、「ほとんど誰も知らないはずのその偽札を......なんであなたは持っているの?」と言い銃を突きつける。春日の持っていた偽札はコミジュルから漏れたエラー品の一枚だったのだ。ハン・ジュンギもゆっくり話を聞かせてもらおうと銃を突きつけるが、春日は本当に何もわからないことを伝えた。ソンヒも春日が撃たれてこの街に来たことを知っていたので、これ以上詮索しても意味がないとわかっていながらカマをかけていたのだ。しかし、春日への尋問をあきらめた直後、ソンヒは「でも......お前は違うな?......ナンバァァ!!」と声を荒げ、今度はナンバに銃を突きつけた。「俺が何だっていうんだ??」と言うナンバに、ソンヒは半年前に異人町に来てホームレス町からコミジュルをのぞき見するナンバの画像を見せた。なぜ偽札を持った春日とつるむんでいるのか、偽札がコミジュルのものであることを知っていただろうと尋問する。ナンバはこれ以上隠し通せないと思い「秋葉正一は、俺の弟だ!」と叫んだ。ナンバは、秋葉正一はフリー記者としてのペンネームで本名は難波正一であること、偽札の噂をかぎつけて異人町に入ったあとに消息を絶ったことを語った。弟から「コミジュルに監視されている」と連絡を受けたナンバは、ホームレスとしてこの街に潜入していたのだった。ナンバは、糸口がつかめない中で偶然にも春日に出会い、弟が追っていたであろう偽札を持っていたので接触していたことが明かされる。春日が偽札に関して何も知らないことをわかっていたので、近いうちに春日たちの前から姿を消すつもりだったと言い「すまん、一番」と謝った。その上でナンバは、弟が生きているのか死んでいるのかくらいは最後に教えろとソンヒに詰め寄ったが、ソンヒはその質問を無視してナンバにスタンガンを当てて気絶させた。

ソンヒは「紛れ込んでいたねずみは一人だったね」と言いナンバを連れて行こうとするが、春日は「どこにつれていくつもりだ…俺らの仲間を」と言い引き留める。ソンヒは、損得勘定で動いていたこの男を仲間と呼ぶのかと言うが、春日は「あいつは俺にとって仲間以上の人間だと言ってんだよ。ナンバは命の恩人なんだ。仲間にしてもらった立場なんだよ」と激しく言い返す。銃を向けるハン・ジュンギと戦い勝利すると、春日たちはナンバと一緒にコミジュルからの脱出を試みた。そんな春日たちの前にソンヒとその部下が立ちはだかったため、時間を稼ぐといって春日はその場からナンバを逃がし、春日たちはソンヒの部下をなぎ倒した。ソンヒはその状況を前に表情を曇らせ、偽札が世間に公表すると秩序が崩壊するのでナンバを捕らえると言い、その気持ちが変わることはない。春日たちは、ソンヒから今夜会わせたい人物がいるから中華街の「平安楼本店」に来るように伝えられる。夜まで時間があった春日たちは、ナンバの話が気がかりだったのでホームレス村でナンバの荷物を調べに向かった。ナンバの部屋にはノートパソコンがあり、秋葉正一が書いたと思われる「異人町案件・仮原稿」というファイルを発見する。そこには異人町の裏社会で刷られ続ける謎の偽札や噂の真相に迫るといった内容の記事があり、その内容の中には、その偽札に関する情報が政府与党、民自党の重鎮である「荻久保幹事長」にも流れていたという情報もあった。コミジュルや横浜流氓が荻久保と関係があることを疑うも、ソンヒに春日は持っていた偽札を取られてしまいそれ以外に何も手がかりがなかったので、夜になってひとまず「平安楼」へ向かうことにした。平安楼の中に入り春日は驚いた。待っていたのは、ソンヒ、趙、そして星野という「異人三」のメンバーだったからだ。

第八章「漂泊の裏側」

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