サクラ大戦TV(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『サクラ大戦TV』とは、セガサターン用アドベンチャーゲーム『サクラ大戦』及び、ゲームのストーリーを元に新たなストーリーや構成を加えたテレビアニメ作品である。ゲーム版の世界における日本の年号である太正12年、真宮寺さくらの帝国華撃団加入から、葵叉丹率いる黒之巣会との戦いまでを描いている。ゲーム版が帝国華撃団隊長の大神一郎を主人公とした恋愛シミュレーションであるのに対し、本作は華撃団隊員の真宮寺さくらを主人公としたメンバーの結束をメインテーマとして描いており、シリアスなストーリー展開が特徴である。
『サクラ大戦TV』の概要
『サクラ大戦TV』とは、セガ・エンタープライゼス(後のセガ)より1996年に発売されたセガサターン用ソフト及び、それを原作としたテレビアニメ作品である。テレビアニメは2000年4月8日より全25話で放映された。TBS製作ではテレビアニメおよびサクラ大戦アニメシリーズとして、最後のセル画フィルム撮影作品(「セル」とよばれる透明シートに描かれる絵を数枚重ね、動きのある部分のシートを差し替えていき、撮影する手法)である。
本作は『サクラ大戦TV』・『TV版 サクラ大戦』と表記され、ゲーム版と区別されることが多い。
蒸気技術が発達した架空の「太正時代」を舞台に、少女たちの劇場での華やかな姿や、帝都を守るために命を懸けて戦う姿を描いた、スチームパンク作品(蒸気機関が現代の発展を超越した社会を前提としたSF作品)である。原作ゲームと違いシリアスな展開や異なるストーリー展開が特徴である。
帝都東京を守るため、帝国華撃団花組へ入隊した真宮寺さくら。時には「華撃団」として帝都転覆を狙い、強大な力で立ちはだかる黒之巣会を倒すため命を懸けて戦い、時には「歌劇団」帝都の人々に夢と希望を与えるべく舞台で輝く少女達を描いた作品である。
原作であるゲーム『サクラ大戦』第1作目は仲間たちとの信頼が戦闘での力に反映されるシステムや、「次回予告」を各話に挟むなど、物語を彩るTVアニメーション的な演出が多くのファンを獲得することとなった。1996年にはCESA大賞(現・日本ゲーム大賞)において作品賞を受賞するなど根強い人気を誇った。また、セガフェス2016にておこなわれた総選挙において『サクラ大戦』が「作品部門」と「復活期待部門」で1位を獲得した。週刊ファミ通2020年6月25日号(2020年6月11日発売)のセガ60周年特集企画では、「セガファン実態調査」というアンケートの「もっとも思い入れが深いセガハードのゲームタイトルは?」という項目で『サクラ大戦』が1位を獲得した。2018年より『サクラ大戦』の新作ゲームプロジェクトが始動し、2019年、キャラクターデザインに『BLEACH』作者の久保帯人を迎え、ゲーム『新サクラ大戦』をPlayStation4で発売することを正式発表した。2020年4月3日よりTVアニメ『新サクラ大戦 the Animation』が放映された。ゲーム『サクラ大戦』発売時はセガサターンオリジナルタイトルとして最大のセールスを記録した。ゲーム『新サクラ大戦』までのシリーズ・関連作品の国内累計出荷本数は400万本を突破しており、長きに渡って愛されるコンテンツである。
『サクラ大戦TV』のあらすじ・ストーリー
さくら入隊
大正12年真宮寺さくら(しんぐうじさくら)は、「帝国華撃団」(ていこくかげきだん)に入隊するため、故郷の仙台を離れて帝都の大帝国劇場にやって来た。
劇場には「帝国歌劇団」(ていこくかげきだん)という文字があり、どこから見てもただの劇場に戸惑ったさくらは探索しているうちに、上演中の公演をめちゃくちゃにしてしまった。
大帝国劇場の女優神崎すみれ(かんざきすみれ)や、劇場の事務や売り子をしている帝劇三人娘には最悪な第一印象を与えてしまった。
劇場の地下に迷い込んださくらは、蒸気と人知を超えた能力である霊力で動く人型兵器「光武」(こうぶ)を発見した。
驚いてパニックになったさくらの強大な霊力に反応した光武は暴走し、彼女が気が付いた時には大破していた。
実は「帝国歌劇団」は平時の姿で、「帝国華撃団花組」としてすみれ達が「光武」に乗って戦い、帝劇三人娘は「帝国華撃団風組」として花組のサポートをしていたのだった。
激怒したすみれに追い出されたさくらは、長屋の家族に助けられ一晩泊めてもらうことになった。
翌日劇場ではさくらの入隊に納得いかない隊員たちが、副司令官の藤枝あやめ(ふじえだあやめ)から昨日のさくらの映像を見せられていた。さくらの強力な霊力によってひとりでに動く「光武」を目の当たりにして、隊員たちはさくらを受け入れることを承知した。
隊長のマリア・タチバナはさくらに組織のことを説明し、戦うことに迷いがないか聞いた。そして迷いがあるさくらとは戦えないとその場を後にした。
さくらが長屋に戻った直後に地震が発生し、敵の「脇侍」(わきじ)が襲来した。長屋の人々を助けるため、さくらは花組と一緒に戦い敵を倒した。
戦うことに迷いがなくなったさくらは、「帝国華撃団花組」に入隊した。
大神隊長の就任

突如現れたミロク
初めての戦闘から霊力の制御が上手くできないさくらを、「帝国華撃団」司令長官の米田一基(よねだいっき)は役者としてデビューさせることにした。
さくらは役者としての練習と、戦いに向けての鍛錬に励んだ。
再び「脇侍」が帝都を襲い、米田に霊力を制御できていないと止められたが、さくらは「光武」で出動しようとした。
出動を許可した米田は、さくらの父真宮寺一馬(しんぐうじかずま)を思い浮かべていた。
霊力の高さで選定された花組は女性ばかりで頻繁に衝突が起こるため、米田は男性の新隊長を迎えようと考えた。
米田は新隊長に、突然起こった火災にすぐ対応した大神一郎(おおがみいちろう)を充てた。マリアは大神の補佐に任命されるが、戦闘経験も実績もない大神が隊長に選ばれたことを疑問に思っていた。
米田とあやめは霊能部隊(れいのうぶたい)である夢組の研究所を訪れた。
「脇侍」が出現した場所を調べた結果、何者かの闇の霊力と凄まじい怨念が確認されたからだった。
夢組が「脇侍」の遺体を解体すると腹の中から白い腕が現れ、夢組の施設は崩壊していった。現れたのは「黒之巣会」(くろのすかい)の死天王(してんのう)の1人、紅のミロク(くれないのみろく)だった。
夢組の施設に「脇侍」の出現反応を感知した花組は、米田とあやめの救出に向かった。
しかし花組の隊員たちは単独行動を取り「光武」は大破し、苦しい戦いになってしまった。
その姿を見た米田は、李紅蘭(りこうらん)と桐島カンナ(きりしまかんな)を呼び戻すことにした。
花組の団結
「光武」の開発担当である李紅蘭は、さくらが「光武」が好きでは無いことを見抜いた。
模擬戦闘で隊員の霊力を数値化したが、勝利した紅蘭が一番霊力が低いことにさくらは驚いた。他の隊員は霊力と「光武」の波長がバラバラなのに対し、紅蘭と「光武」は波長が同じだった。
「光武」と仲良くなる方法を聞いたさくらに、紅蘭は「光武」を好きになることだと教えた。マリアは隊員の戦力差をなくすことを提案するが、大神は戦力差よりお互いが心を通わせることが大事だと説いた。
隠密行動部隊(おんみつこうどうぶたい)の月組加山雄一(かやまゆういち)は「脇侍」の捜査中、「黒之巣会」の死天王蒼き刹那(あおきせつな)と白銀の羅刹(はくぎんのらせつ)の襲撃に遭い負傷した。
上海の空手大会から戻った桐島カンナは、仲間を殺され刹那に追われた加山を助けた。
大神の命令で花組は朝食を一緒に食べることになったが、今まで個々で食べていた彼女らは不服だった。
翌日カンナの帰還を隊員たちは喜んだ。
カンナは大神に「同じ釜の飯を食べる仲間は信頼関係が築けるが、体育会系の考えに花組はついてこないのではないか」と話した。それでも続けたいという大神にカンナは賛成し、皆でカレーを作ることになった。
そこに刹那と羅刹が出現し、心を読む刹那を花組は警戒した。劣勢になる中、すみれに励まされたさくらは「光武」と心を通わせ、「脇侍」を撃破し刹那たちを撤退させた。
その後は皆で仲良くカレーを食べたのだった。
マリアの過去
「黒之巣会」の葵叉丹(あおいさたん)は、「天封石」(てんぷうせき)と呼ばれる稀代の魔人天海僧正(てんかいそうじょう)を封印していた石を破壊した。
石は全部で5つあり、全てを破壊すると天海の怨念を解き放つことができた。
「脇侍」の目撃情報から帝都地下鉄トンネルへ調査に向かった加山は、刹那と羅刹に遭遇し危ういところを大神に助けられたが、大神が羅刹に連れ去られてしまった。
刹那は花組の隊員が傷つく幻を見せて、大神を精神的に弱らせていった。花組には待機命令が出ていたが、マリアは大神を救出に向かった。
「脇侍」を倒しながらマリアは5年前モスクワで、信頼する隊長を失ったことを思い出していた。
刹那の攻撃を受ける中マリアが大神を救出し、駆け付けた花組がトンネル内を爆撃し羅刹らは撤退した。
助けられた大神が「どんな時も生きることを諦めない」と言った言葉に、過去隊長を失った後も戦い続けたマリアは救われた気がした。
一方「黒之巣会」の叉丹は2つめの「天封石」を破壊した。
「帝国華撃団花組」のアイリスが10歳の誕生日を迎えた。誕生日を祝ってもらえると思っていたが、まだ日本ではその習慣がなくケーキもプレゼントもないことにアイリスはショックを受けた。
花組はアイリスのために生誕祭をするが、手探りの宴会になってしまいがっかりしたアイリスは部屋を飛び出してしまった。
再度パーティーの準備を始めると脱線車両の復旧工事の任務が発生し、花組はアイリスのために急いで任務を完了した。
生まれて初めて皆に祝われる誕生日に、アイリスはうれし泣きするのだった。
米田が成長した花組を見守る中、新しく金色の「光武」が倉庫に運び込まれた。
紅のミロク
長屋を取り壊して建設予定の「浅草十三階」にミロクが目を付けた。強い妖力の反応に花組が出動し攻撃を開始した。
ミロクの声に誘われて建物の上に向かう花組は、仕掛けられた罠でカンナが負傷してしまった。カンナを置いて先に進んださくらだったが、追ってこないカンナを心配して戻ってみると彼女は気絶していた。
さくらの声掛けで目覚めたカンナは独自に塔を調べ、さくらは大神たちの後を追った。
そのまま進んでいた大神とすみれは、ミロクの攻撃を受け大神が落下してしまった。すみれの危機に追いついたさくらが援護に入った。
「脇侍」に囲まれてしまったすみれはさくらに先を急がせた。すみれの指示に従い、最上階に辿り着いたさくらはミロクと対峙した。
ミロクの掛け声に反応して、塔が強大な「脇侍」に姿を変えた。しかし別行動をとっていたカンナの攻撃が命中し、「脇侍」は力を失った。すみれがミロクに止めを刺すと、ミロクは大きな柱状の光を放ち消滅してしまった。
さくらとすみれは「黒之巣会」の死天王の1人を倒したのだった。
叉丹との対峙

父の魂と向き合うさくら
敵の本拠地と推定される場所が分かり、先制攻撃をするために花組が招集された。
二手に分かれて作戦を実行する中、アイリスは自分の巨大な霊力で「光武」が人を傷つけてしまうのを怖れ、「光武」に乗るのを躊躇していた。
紅蘭はアイリスに「光武」に触れるよう促した。「光武」に触れたアイリスは、その暖かさから「さくらみたい」と安心するのだった。
作戦を開始すると「黒之巣会」の叉丹が現れた。叉丹の姿を見たあやめはひどく動揺した。叉丹はかつての同胞で、恋人だった山崎真之介(やまざきしんのすけ)だった。
戦闘中にもかかわらず、あやめは叉丹に会うために任務を放棄して飛び出した。
刹那の攻撃で窮地に陥る花組を救出するため、アイリスは「光武」に乗り込み仲間を次々と助けていった。
叉丹まで辿り着いたさくらとあやめだったが、さくらは父の形見である「霊剣荒鷹」(れいけんあらたか)をボロボロにされ戦意を喪失し、さくらを庇ってあやめが負傷した。
意識を失った2人をアイリスが助け出した。
叉丹は逃亡し、その後ろ姿を見た米田はそれが山崎だと気がついた。
霊剣荒鷹を修復するため、さくらと大神は仙台に向かった。
さくらは荒多可(あらたか)神社で、荒鷹を元通りにするために真宮寺家の秘儀「カヌチの義」の神事を行った。刀を打ち直すだけでなく、さくらも先代たちの魂や自分自身の魂と向き合い打ち勝つために剣を交えた。
一方大神はさくらの母若菜(わかな)から、さくらが真宮寺家に生まれたものが受け継ぐ「破邪の血」(はじゃのち)を持ち、魔を払う力を使い人々を守る宿命であることを聞いた。
その後さくらは試練を乗り越え、真宮寺家から打ち直された荒鷹を授けられた。
対降魔部隊
時は帝国華撃団結成前の大正6年、「陸軍対降魔部隊」(りくぐんたいこうまぶたい)は米田、あやめ、山崎真之介、真宮寺一馬の4人で結成されていた。
山崎は全く新しい兵器「霊子甲冑」(れいしかっちゅう)を設計していた。
ある日あやめは山崎から、なぜ降魔が誕生したのかを教えられた。
400年前に人間が魔界の力を得ようとしたが失敗し、汚染された帝都の一部は海底に沈められた。その土地の住民の怨念が形になったのが降魔だった。
山崎は帝都で人々を守りながらも、人並外れた力を使うことから人々に気味悪がられることに虚しさを感じ、降魔が自分たちに重なると嘆いた。
「霊子甲冑」の開発が却下されて打ちひしがれる山崎にあやめは寄り添ったが、彼は徐々におかしくなっていった。剣の稽古で味方にむけて、尋常でない殺気を放つようになっていた。
帝都に降魔の大群が現れ、合体した巨大な降魔が「対降魔部隊」を襲った。
山崎は巨大な怨念の力を手に入れようと降魔の放った光を受け姿を消し、一馬は破邪の力を使い降魔を封じ込め命を落とした。この戦いで「霊子甲冑」の開発が動くことになった。
怨念の正体

米田(右)と叉丹(左)の一騎討ち
米田は大神に「放神記書伝」(ほうしんきしょでん)を渡して、花組の霊力を最大限に引き出す魔を打ち破る、破邪の陣形を考えるよう指示した。
大神は米田の指示通り「破邪の陣」を考案したが、花組の同調率の低さから米田に叱責されてしまった。
一方加山の調査により、怨念の正体が徳川将軍家の宰相天海僧正だと分かった。
生前天海が自らを封印するため用いた「天封石」は叉丹に2つ破壊され、米田は残る3つを叉丹より先に見つけ出し守ろうとした。
花組は「天封石」の捜索にあたり、増上寺にいたさくらと大神が「天封石」を発見した。
「天封石」を守る花組の前に倒したはずの羅刹が現れた。
羅刹と刹那は一体になり攻撃をしてきた。「天封石」を破壊するため現れた叉丹に「破邪の陣」で立ち向かうが、すみれの気の迷いから「天封石」を破壊されてしまった。
ある日街を歩いていたさくらは、父に世話になったという山崎真之介に出会う。父の思い出話を聞いたさくらは山崎を信用し、彼から渡された父から貰ったという根付を持ち歩くようになった。
それ以降さくらの体調は悪くなっていった。
満月の夜突然荒鷹を手にしたさくらは「光武」に斬りかかった。後をつけていたアイリスは根付の存在に気づきさくらから取り上げ、通りかかったあやめに壊してもらった。
根付が壊れるとさくらは正気に戻ったが、根付から山崎が姿を現し「さくらは米田の駒に過ぎない」と言い残し闇夜に消えた。
米田は賢人機関(けんじんきかん)から呼び出しを受け、花組の力不足を指摘された。そしてさくらを利用し、葵叉丹に魔神器(まじんき)を使うよう指示された。
思い悩んだ米田は、1人で降魔戦争の終焉地を訪れ現れた叉丹と戦った。魔の力を得た叉丹に勝ち目がないと思った米田は、魔神器を取り出した。
自らの命と引き換えに、叉丹を封じようとしたが失敗してしまった。かなり消耗した叉丹をあやめが撃った。叉丹はその場から姿を消し、負傷したまま4つ目の「天封石」を破壊した。
大帝国劇場襲撃
さくらは葵叉丹が山崎真之介だと花組の隊員たちに打ち明けた。昔の同志が戦っていることを知り、彼女らは米田たちの心情を慮った。
突然「ここに来る」とアイリスが怯えだすと、劇場内に多数の「脇侍」の反応が確認された。
すみれは復活したミロクと戦い、カンナとマリアは刹那と羅刹と戦った。
叉丹も現れ、尊敬する山崎と叉丹が同一人物だと知った紅蘭は戦意を失ってしまった。
動力室を破壊されあやめは、帝劇からの退避を決断した。
華撃団は花やしき支部に辿り着き、そこを仮本部とした。大神は4つ目の「天封石」も破壊されたことを知り、人造天封石を使って「脇侍」をおびき寄せる作戦を実行した。
人造天封石は、霊力の高い人間が幻覚や幻聴を引き起こす恐れがあった。
なかなか現れない紅蘭を心配したさくらは探しに行こうとするが、大神に紅蘭を信じて待つよう説得された。
その頃紅蘭は花やしきの園内にいた。
6歳の自分に出会い「世界を守れるものなどない」と言われ、激しく否定した。「光武」を設計したのは山崎だが、改良を重ね乗りこなしたのは自分たちだと改めて気づいた。
自分に気づかせるために姿を変えて現れたのが「光武」だと確信した紅蘭は、戦うことに迷いがなくなった。
戦闘に戻った紅蘭は花組と破邪の陣形を取り、ミロクを再び倒した。
戦闘が終わったのもつかの間、帝都各地に「脇侍」が現れた。大神たちは体勢を立て直すため、神崎重工(かんざきじゅうこう)を目指した。
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目次 - Contents
- 『サクラ大戦TV』の概要
- 『サクラ大戦TV』のあらすじ・ストーリー
- さくら入隊
- 大神隊長の就任
- 花組の団結
- マリアの過去
- 紅のミロク
- 叉丹との対峙
- 対降魔部隊
- 怨念の正体
- 大帝国劇場襲撃
- 最終決戦
- 『サクラ大戦TV』の登場人物・キャラクター
- 帝国華撃団花組(ていこくかげきだんはなぐみ)
- 真宮寺 さくら(しんぐうじ さくら)
- 大神 一郎(おおがみ いちろう)
- 神崎 すみれ(かんざき すみれ)
- マリア・タチバナ
- アイリス(イリス・シャトーブリアン)
- 李 紅蘭(り こうらん)
- 桐島 カンナ(きりしま かんな)
- 帝国華撃団司令・副司令
- 米田 一基(よねだ いっき)
- 藤枝 あやめ(ふじえだ あやめ)
- 帝国華撃団風組(ていこくかげきだんかぜぐみ)
- 藤井 かすみ(ふじい かすみ)
- 榊原 由里(さかきばら ゆり)
- 高村 椿(たかむら つばき)
- 帝国華撃団月組(ていこくかげきだんつきぐみ)
- 加山 雄一(かやま ゆういち)
- 帝国華撃団を見守る人々
- 真宮寺 一馬(しんぐうじ かずま)
- 真宮寺 若菜(しんぐうじ わかな)
- 権爺(ごんじい)
- 神崎 重樹(かんざき しげき)
- 黒之巣会(くろのすかい)
- 葵 叉丹(あおいさたん) / 山崎 真之介(やまざきしんのすけ)
- 紅のミロク(くれないのみろく)
- 蒼き刹那(あおきせつな)
- 白銀の羅刹(はくぎんのらせつ)
- 『サクラ大戦TV』の用語
- 帝国華撃団(ていこくかげきだん)
- 帝国陸軍対降魔部隊(ていこくりくぐんたいこうまぶたい)
- 賢人機関(けんじんきかん)
- 霊子甲冑(りょうしかっちゅう)
- 霊力
- 黒之巣会(くろのすかい)
- 脇侍
- 天封石(てんぷうせき)
- 神崎重工
- 『サクラ大戦TV』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 紅蘭「大事なのはまず、相手を好きになることやないか?」
- 大神「地獄よりも天国よりもやっぱり現実が最高さ。俺たちはどんな時も生きることを諦めない。それを約束してくれるかい?」
- さくら「当たり前じゃない!みんないつも一緒だよ」
- さくら「闇を恐れず恐怖に打ち勝つこと、心を乱さず心眼を持つこと、そして人を殺めるのではなく生かすための太刀、これがさくらの剣です」
- 米田「どうにも居心地がいいぜぇ、いい子達だ、もしかしたら今まで俺の方がお前達に甘えていたのかもしれねぇなぁ」
- すみれ「お父様、私立派に勤め上げてみせますわ、花組の名に懸けて!」
- 大神「俺は皆のところへ行くと約束したんだ!」
- 『サクラ大戦TV』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『サクラ大戦』シリーズは舞台化など時代を先駆けメディアミックス展開を行った作品
- 帝国歌劇団モチーフは松竹歌劇団である
- 原作ゲームとの違いが多くある作品である
- 『サクラ大戦TV』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):横山智佐&帝国歌劇団『ゲキテイ(檄! 帝国華撃団)』
- ED(エンディング):横山智佐&帝国歌劇団『夢見ていよう』(第1-12話、第21-25話)
- ED(エンディング):田中真弓『ゲキテイ音頭』(第13-20話)
- 挿入歌:高乃麗 & 富沢美智恵『愛ゆえに』(第1話)
- 挿入歌:渕崎ゆり子『東京的休日』(第6話)
- 挿入歌:高乃麗『赤いカチューシャ』(第9話)
- 挿入歌:帝国華撃団『お花畑』(第12話)
- 挿入歌:富沢美智恵『センタースポット』(第13話)
- 挿入歌:田中真弓 & 高乃麗『ストーンモンキー』(第17話)
- 挿入歌:歌:横山智佐 & 高乃麗 / 台詞:富沢美智恵・西原久美子・渕崎ゆり子・田中真弓『シンデレラ』(第18話)
- 挿入歌:横山智佐 & 渕崎ゆり子『下町ラプソディー』(第20話)
- 挿入歌:横山智佐 & 田中真弓『花吹雪・白波弁天』(第21話)
- 挿入歌:富沢美智恵 & 高乃麗『雲雀の歌~椿姫より~』(第22話)
- 挿入歌:渕崎ゆり子『夢見る機械』(第23話)
- 挿入歌:帝国華撃団『花咲く乙女』(第25話)