桐生一馬(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ
桐生一馬(きりゅうかずま)とは、アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズに登場する主人公キャラクターの1人。関東最大極道組織、東城会の元組員にして東城会元四代目会長。別名「堂島の龍」と呼ばれ、その名は裏社会ではかなり知れ渡っており、生ける伝説として後世に語り継がれているほど。義理と人情に厚く、喧嘩の実力も作中最強格とされる。
桐生一馬の概要
桐生一馬とは、アクションアドベンチャーシリーズ『龍が如く』に登場する主人公キャラクターの一人。関東最大の極道組織、東城会元四代目会長。数々の伝説を作り、あらゆる裏社会の陰謀を拳で打ち崩してきた。その強さと存在感から別名「堂島の龍」と呼ばれる。義理と人情に厚く、他者を見捨てない優しさと外道を許さない強い正義感の持ち主。喧嘩の強さはシリーズ最強格で、数多の極道やチンピラ、ギャングなどが束になっても敵ではない強さを誇る。『龍が如く3』以降は養護施設を経営しており、『龍が如く6 命の詩。』では作品内での騒動終了後に表面上は死亡したことになっている。
桐生一馬のプロフィール・人物像
生年月日:1968年6月17日
身長:184cm
体重:88kg
血液型:O型
出身地:横浜
戦闘スタイル:徒手空拳、大道寺式活殺術『龍が如く7外伝』
別名:鈴木太一:『龍が如く5』、浄龍:『龍が如く7外伝』
CV:黒田崇矢、野島健児(『龍が如く2』の少年時代)
公式人気投票結果:2位
他人に優しく、いかなる時でも自分の信念を曲げない人物で、その在り方には「花がある」と評されるほどのカリスマ性を誇る。その影響で彼に憧れて極道世界に足を踏み入れる者もいるほど。口数は基本的に少なく、不器用でそれ故にトラブルになることも多い。私利私欲で他者を利用する卑劣漢には容赦しないが、相手が根っからの悪党でないとわかると例え殺されそうになったとしても許して受け入れる懐の深さも持ち合わせる。女性には手を上げない主義で、『龍が如く7』では女性NPCに攻撃されても絶対に反撃はしない。物静かではあるものの、自身と関係が深い人物が命を落とした時は涙するなど感情を強く表に出すこともある。またカラオケで全力で合いの手を入れたり、駆動する玩具でレースするポケットサーキット(通称:ポケサー)で勝った時は何よりも喜び、負けた時は嘆き悲しんだりする一面もある。
服装はグレーのスーツにワインレッドのシャツ、白い蛇柄のエナメル靴を好んで着用しており、これは桐生一馬のトレードマークとなっている。沖縄に所在しているときはオレンジのかりゆしと白スラックスと茶色い革靴のスタイルで、福岡所在時はタクシー運転手としての制服を着用している。『龍が如く0』で黒スーツに白シャツ、銀色の喜平ネックレスと黒の革靴という服装だったが、不動産会社勤務には白地にグレーストライプのダブルスーツにオレンジの鎖柄シャツ、白の革靴を普段着としていた。その他に囚人服やゆるキャラの着ぐるみ、覆面レスラーになりきったりなど多彩な衣装を見せる。
戦闘力は非常に高く、数十人規模のギャングやチンピラ集団、銃で武装した特殊部隊を一人で撃退する。挙句の果てには虎を素手で倒すなど、その強さは超人の域に達している。作中では銃弾やミサイルを回避する、100mを11秒で走り切るなどの動きを見せる。敵対した悪人に容赦しないが、殺害したことはなく、『龍が如く0』でも裏で悪事を働き続けた「渋沢」をとどめを刺す直前で親友の「錦山」に止められた。
戦闘スタイルは我流による徒手空拳で、若き日を描く『龍が如く0』では荒々しくもバランスが取れた「チンピラスタイル」、キックボクシングのような連撃とスピードが強みの「ラッシュスタイル」、豪快なパワーを生かした「壊し屋スタイル」の三つを使い分けて戦っていた。一作目から五作目まではチンピラスタイルを基本にさらに動きを洗練、強化した「堂島の龍スタイル」一つで戦っている。『龍が如く6』やリメイク作の『龍が如く 極2』では「喧嘩スタイル」とされるこれまでとは一新された別の格闘スタイルになっている。『龍が如く7外伝』では「喧嘩スタイル」が「応龍スタイル」に変更され、さらに必要最低限の動きと四つのガジェットを駆使して一対多を想定した大道寺式活殺術を用いる、「エージェントスタイル」を持つ。本編と直接繋がらないゾンビとの戦いを描いた『OF THE END』では専用武器としてXK.50対物狙撃銃を使用する。これは本来ならば人が腹ばいになって狙撃するための銃器だが桐生は事もなさげに走り回りながら発砲している。
桐生一馬の戦闘スタイル
チンピラスタイル
『0』においての初期から使える戦闘スタイル。シンプルに打撃や掴みを繰り出して敵を打倒していくことができる。我流で粗削りながらもパワー、スピード両方ともバランスよく備わっており、必殺技であるヒートアクションを出すためのヒートゲージを溜めてヒート状態になると青色のオーラを纏う。右手を上げて、左手を下ろし、やや前傾姿の構えをとる。勢拳の振り方や蹴りの出し方などかなり荒々しく、自身がひっくり返ってしまうほど勢いよく殴りつけたり、背にある壁を利用して相手の足を砕いたりと若さ溢れる時代の桐生を体現したようなスタイル。
ラッシュスタイル
『0』『7』『8』において登場するホームレスの男の「カモジ」という人物からヒントを得て開眼したスタイル。ヒート状態時のオーラは桃色。ボクサーのような背筋をピンと伸ばした構えをとる。キックボクシングをベースに素早い動きとパンチの連打を繰り出しながら強烈な蹴りを繰り出すことができる。スピード特化型のスタイルでパワーこそ低いものの手数と機動性に長け、攻撃をし続けると相手を気絶させることができ、そこから専用ヒートアクションを発動できる。『8』においては桐生の堂島の龍という専用ジョブで切り替えられる三つのスタイルの内の一つとして登場し、このスタイルにしていると桐生のターンが回ってきやすく、行動範囲が広く唯一二回行動可能になる。
壊し屋スタイル
『0』『7』『8』において借金取りをしている女性「タツ姐」の動きからヒントを得たスタイル。両手を下ろして腰を低く落とした構えをとる。ヒート状態時には黄色のオーラを纏う。ひたすら怪力に任せたパワー特化型の戦い方になり、このスタイルになると相手の攻撃に怯みにくくなり、攻撃すると自動で周囲の物や武器を拾って攻撃をすることができ、看板や自転車、挙句の果てにはバイクなども持ち上げることができる。『8』では桐生の堂島の龍という専用ジョブで登場し、切り替えられる三つのスタイルの内の一つとして存在する。桐生のターンが回ってきにくくなる代わりに攻撃力と防御力が高く、唯一通常攻撃が組み技となっているため、ガード中の相手をガードブレイクさせて高いダメージを与えることができる。
堂島の龍スタイル
『1~5』、『0』、『極』、『7』に登場した桐生一馬本来の戦闘スタイル。『0』に登場した三つのスタイルを統括して高水準にまとまっている。チンピラスタイルの上位互換のようなスタイルで、構えも似ているが、背筋はピンと伸ばされており一挙一動に無駄がなく洗練されたものになっている。このスタイルでは古牧流という古武術を習得することにより、さらなる強さを手に入れることができる。ヒート状態時の色は『1~5』では青で、『1』リメイク作品である『極』では赤色、『3』と『4』では特殊なヒート状態であるレッドヒート状態も存在する。『0』では白いオーラを纏うようになり、『7』では青白いオーラと共に両腕に龍の鱗のような模様が浮かび上がっている。
応龍 / 喧嘩スタイル
『6』『極2』、『7』、『7外伝』に登場したこれまでのスタイルを一新してひとまとめにしたスタイル。このスタイル専用としてアルティメットヒート状態が存在し、この状態になると怯まなくなり強力な攻撃を繰り出すことができる。また『8』においては桐生が絆覚醒という特殊技を発動すると、一時的にRPGのターン性を無視してアクションゲームになり、自由に動き回りながら攻撃できるようになるが、その動きの中にこのスタイルの動きが含まれている。
エージェントスタイル
『7外伝』で初期から使用可能な戦闘スタイル。大道寺式活殺術を使った必要最低限の体の動きで、肘鉄や掌底、膝などをよく使う。パワーの少なさを手数とテクニックで補うこれまでのスタイルとは一線を画すスタイル。また専用の四つのガジェットが存在し、それぞれを駆使して多種多様な戦い方を可能にする。
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目次 - Contents
- 桐生一馬の概要
- 桐生一馬のプロフィール・人物像
- 桐生一馬の戦闘スタイル
- チンピラスタイル
- ラッシュスタイル
- 壊し屋スタイル
- 堂島の龍スタイル
- 応龍 / 喧嘩スタイル
- エージェントスタイル
- ガジェット
- 蜘蛛
- 蛇
- 蜂
- 蛍
- 桐生一馬の来歴・活躍
- 『龍が如く0 誓いの場所』
- 『龍が如く』
- 『龍が如く2』
- 『龍が如く3』
- 『龍が如く4 伝説を継ぐもの』
- 『龍が如く5 夢、叶えし者』
- 『龍が如く6 命の詩。』
- 『龍が如く7 光と闇の行方』
- 『龍が如く7外伝 名を消した男』
- 『龍が如く8』
- 『龍が如く OF THE END』
- 桐生一馬の関連人物・キャラクター
- 錦山 彰(にしきやま あきら)
- 澤村 由美(さわむら ゆみ) / 澤村 美月(さわむら みつき)
- 澤村 遥(さわむら はるか)
- 風間 新太郎(かざま しんたろう)
- 真島 吾朗(まじま ごろう)
- 冴島 大河(さえじま たいが)
- 柏木 修(かしわぎ おさむ)
- 伊達 真(だて まこと)
- 堂島 大吾(どうじま だいご)
- 秋山 駿(あきやま しゅん)
- 狭山 薫(さやま かおる)
- 郷田 龍司(ごうだ りゅうじ)
- 桐生一馬の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「手加減はしねぇ、死にてぇ奴だけ…かかってこい!!」
- 「死ぬと分かってて闘うのが、一人前の男って訳じゃない。男なら命を張る場面はきっと来る」
- 「お前の極道は死に様、俺の極道は…生き様だ!」
- 桐生一馬の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名アーティストと肩を並べた男
- プロジェクトVに出演
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ』参戦不可