
『カラダ探し』とは、ウェルザード執筆によるホラーラノベ作品および、それを原作とした漫画、アニメ、実写映画作品。2011年からの原作小説の連載開始以降、様々な媒体でメディアミックス化される人気シリーズとなっている。ある日突然、バラバラになった人体のパーツを探索して集める「カラダ探し」というデスゲームに巻き込まれてしまった高校生たち。彼らが迫りくる少女の霊に怯えつつも立ち向かい、人間として成長しながら事の真相に迫っていく姿が、丁寧な筆致の心理描写と共に描かれている。

右側の大きなコマに描かれているのが翔太。
CV:西山宏太朗/演:醍醐虎汰朗
体力はないが明晰な頭脳が武器の男子生徒。当初は自分の頭の良さを鼻にかけて他のメンバーを捨て駒にするような態度を取ってしまい、他のメンバーと険悪になる。
しかし、カラダ探しが思い通りにいかず悪戦苦闘するうち、己を省みるようになって態度を改め、他のメンバーとも深い絆で結ばれていくようになる。
「第二夜」でも引き続き「頼まれた側」として登場。しかし、「第一夜」の最終日で死亡しているため、前回のカラダ探しの記憶は失っている。次第に美雪に異性としての好意を抱くようになり、彼女を守ろうと奮闘。記憶がなくとも持ち前の頭脳を活かし、理知的にカラダ探しゲームを進めていく。
美雪が赤い人に殺された後、「1人にしたくない」とその場に残り、最後の戦いには参加しなかった。結末でも記憶は消されたものの、生き残っている。
鳴戸 理恵(なると りえ/演:横田真悠)
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右が理恵
声:朝日奈丸佳、高橋李依/演:横田真悠
明日香と高広の幼馴染で、明日香の親友。怖がりで臆病な性格をしているが、命乞いする健司を自分を襲ってきたという理由で目の前で見殺しにし、赤い人を利用して自分ごと殺害させる、校舎外に出るための丈夫なロープの在処や誰も見当のつかなかったカラダのパーツの在処に気付くなど、いざというときの行動力や洞察力に長けている。スタイルが良く、巨乳。
「第一夜」では最終日で死亡したため記憶を失い、以降は端役として登場することはありつつも、カラダ探しと関わらずに過ごしている。
杉本 健司(すぎもと けんじ)

CV:梅原裕一郎
理恵に密かに好意を抱く、普段は地味で大人しい男子生徒。「赤い人」の実家である小野山邸の近所に住んでいる。
実は「赤い人」こと小野山美子を、約50年前に強姦して殺害した真犯人である山岡雄蔵の孫。物語半ばで、かつて美子の顔見知りで、美子を殺害した犯人の濡れ衣を着せられた雄蔵の兄、山岡泰蔵の思念に憑依され、仲間に襲いかかるようになってしまう。
「第三夜」でも「頼まれた側」として再登場。他のメンバーと協力しようとはせず、独自にカラダ探しを進めるものの途中で行き詰まり、仲間たちに頭を下げて協力を受ける形となった。
最後の戦いでは泰蔵と共存する形で参加し、「赤い人」を足止めするため奮戦するも命を落としてしまう。
原作では明日香の認識する世界からは存在が消失するが、漫画版では他のメンバーと共に記憶を失った状態で復活する。
三神 遥(みかみ はるか)

カラダ探しを「頼んだ側」の女生徒。
漫画版では黒髪、背中で伸ばした髪型で描かれる。毎日一度カラダ探しメンバーの前に現れ、おどろおどろしい姿と態度で自分のカラダを探すよう強要する。
逃げても殺しても逃れることはできず、風呂でもトイレでも布団の中でもお構いなしに現れ、「頼まれた側」のメンバーを震え上がらせる存在だった。
当初は「頼まれた側」のメンバーから幼馴染の友人として認識されているが、次第にその記憶が改竄されたものであることが明かされていく。
その正体は前回のカラダ探しにおける「頼まれた側」のメンバーのひとりで、非協力的なメンバーと共に約1年間、同じ日をループしながらカラダ探しを続けていた経験を持つ。
その際一緒にカラダ探しをした他のメンバーは、前回のカラダ探しの記憶を失ったまま昨年度のうちに卒業してしまっており、縁もゆかりもない明日香らに今回のカラダ探しを頼むより他なかった。
元々は裕福な家に生まれ育った一人娘だが、カラダ探しのもたらす変化によって凄惨、壮絶な人生を歩むこととなってしまう。
「第一夜」の結末では明日香に「頼んだ側」の役割を押しつけたことで自由の身となるが、「最終夜」では「頼まれた側」として再登場。
当初は再び巻き込まれたことにショックを受けていたが、不仲なメンバーと共に1年間カラダ探しを続けた経験を生かし、バラバラのメンバーを仕切って積極的に探索を進める。
「頼まれた側」としては常に冷静沈着、頭の回転も速く頼もしい仲間となるが、気性が荒く非常に強気な性格をしている。
当初は同じく「頼んだ側」「頼まれた側」の経験がある明日香と不仲であったが、協力しあっていくうちに固い友情で結ばれていく。一方では過去のカラダ探しで同じ「頼まれた側」だったメンバーを深く憎悪しており、復讐心を抱くようになるが、明日香たちによって改心するようになる。
赤い人の親族である小野山家の人々と面影が似ており、「最終夜」では明日香から小野山家の縁者または生まれ変わりではないかと疑われている。
遥本人は否定しているが、美子・美紀の母親に当たる人物と髪型や目元が似ていることは本人も認めるところ。原作では理由が示されなかったものの、漫画版「解」の結末では、小野山美紗が存在しない世界で、美紗として生まれることのできなかった魂が別の人間として生まれた姿であることが明かされていた。
最後の戦いでは明日香を庇うような形で命を落とし、原作ではそのまま明日香の認識する世界から消失してしまうが、漫画版では小野山美紗と同化した後、カラダ探しの記憶を失いつつも大学生となっており、明日香や留美子と再会することができた。
「第二夜(漫画版では「第弐章」)」のメンバー
相島 美雪(あいしま みゆき)

「第二夜」の主人公であり語り手で、明日香の友人。引っ込み思案な性格で明日香以外の友人が1人もおらず、家庭でも落ちこぼれ扱いされ孤立し孤独だったものの、カラダ探しを通じて友人ができ、不仲だった家族との絆も取り戻していく。しかし、カラダ探しが進行していくことによって伴う「呪い」により、不幸な境遇へと巻き込まれてしまう。
大人しい女子生徒だが、翔太に負けず劣らずの頭脳派で行動力に長けている部分がある。地味で内気な自分に劣等感を抱きつつも非常に勇敢な一面を持ち合わせており、過去から繰り返されてきた「カラダ探し」そのものを終わらせるという決意を抱き、その決断が「第三夜」「最終夜」の結末に影響を与えることになる。
最後の戦いでは、赤い人との交渉を試みて命を落とす。その後「第三夜」の世界に転生し、「頼まれた側」として登場。実は家が近所であった浦西翔太と交際している。
シリーズの結末において、原作では明日香の認識する世界から消失する。
漫画版では復活し、今までの記憶を失って以前のような不仲な家族に戻りつつも、それでも絆を少しずつ取り戻し状況は好転していた。
袴田 武司(はかまだ たけし)

CV:白井悠介(ボイスドラマ)
言葉も態度も非常に粗暴な不良生徒で、高広とは真逆の性格をしているため犬猿の仲。カラダ探しには非協力的。
あゆみという名の妹を溺愛している模様。カラダ探しが進行していくに伴って「呪い」によって悪化していく妹の病気を食い止めるため、真意を隠したまま他のメンバーと対立する。
「最終夜」でも、「頼まれた側」として登場。「第二夜」で妹のあゆみを救うことができなかったことから、生きる気力を喪失してしまっている。
当初は無抵抗で殺されるだけであったが高広の懇願で気力を取り戻し、最後の戦いでは留美子と行動を共にして奮闘するものの命を落とす。
シリーズの結末において、原作では留美子の認識する世界では生存し、高広や結子との関係が続いている。
この一方で、明日香の認識する世界からは消失するが、卒業式の日に他の消失した仲間たちと共に一瞬の幻影として現れ、卓也に手を振り返す。
漫画版では今までの記憶を失いつつも復活。相変わらず高広と喧嘩をしているにも関わらず、仲は記憶を失う前より良好になっている。
二見 結子(ふたみ ゆうこ)

武司の交際相手。カラダ探しには非協力的で、他のメンバーに憚ることなく保健室で武司との性行為に耽る。
物語半ばで武司と喧嘩別れした演技をして美雪らに協力するが、彼の抱える事情についてはきちんと理解しており、あゆみを救うために裏では武司と連絡を取り続けていた。
語尾を伸ばす話し方で頭の悪そうな印象を持たせるが、真剣な話し合いの場では話し方が普通になったり、武司との繋がりを隠しつつもメンバーに信頼してもらう為にカラダを探す、最後のカラダの在処を悟られないように振舞う、武司とメンバーが険悪になりそうな場をうまく立ち回って取り持ったりと、それなりに頭の切れる様子を見せる人物。武司という人物の根の優しさを誰よりも感受している。
最後の戦いでは生存していたものの、原作でも漫画版でもカラダ探しの記憶を失っている。
原作では、留美子の認識する世界では武司との交際を続けていることが語られるが、明日香の認識する世界では記憶を失い武司とも離別した状態であった。
漫画版では、卒業式で武司と一緒に泣くシーンと笑い合うシーンがあり、以前より仲が深まっている様子を伺わせる。
「第三夜」のメンバー
池崎 龍平(いけざき りゅうへい)

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白い巨塔(2003年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『白い巨塔』とは、2003年10月に放送された医療ドラマである。作家の山崎豊子の長編小説が原作となっている。主演は唐沢寿明と江口洋介で、黒木瞳や矢田亜希子などが出演する。浪速大学病院に勤める天才外科医の財前五郎は、野心家で教授になるために手段を選ばず、患者を軽んじる言動を取る。財前と同期の内科医の里見脩二は対照的な考えであることから、財前と度々意見が対立していた。そんなある時、財前の医療ミスが発覚し、大騒動に発展していく。本作は平均視聴率23.9%、最高視聴率32.1%の高視聴率を記録した。
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目次 - Contents
- 『カラダ探し』の概要
- 『カラダ探し』のあらすじ・ストーリー
- 第一夜
- 第二夜
- 第三夜
- 最終夜
- 『カラダ探し』の登場人物・キャラクター
- 「第一夜(漫画版では「第壱章」)」のメンバー
- 森崎 明日香(もりさき あすか/演:橋本環奈)
- 伊勢 高広(いせ たかひろ/演:眞栄田郷敦)
- 柊 留美子(ひいらぎ るみこ/演:山本舞香)
- 浦西 翔太(うらにし しょうた/演:醍醐虎汰朗)
- 鳴戸 理恵(なると りえ/演:横田真悠)
- 杉本 健司(すぎもと けんじ)
- 三神 遥(みかみ はるか)
- 「第二夜(漫画版では「第弐章」)」のメンバー
- 相島 美雪(あいしま みゆき)
- 袴田 武司(はかまだ たけし)
- 二見 結子(ふたみ ゆうこ)
- 「第三夜」のメンバー
- 池崎 龍平(いけざき りゅうへい)
- 袴田 あゆみ(はかまだ あゆみ)
- 小野山 美紗(おのやま みさ)
- 「最終夜」のメンバー
- 香山 日菜子(かやま ひなこ)
- 中島 悠斗(なかじま ゆうと)
- 小川 卓也(おがわ たくや)
- 村田 幸恵(むらた ゆきえ)
- 赤い人の関連人物
- 小野山 美子(おのやま みこ/演:安永星良)/赤い人(あかいひと/演:福山はな)
- 小野山 美紀(おのやま みき)
- 美紗(みさ)
- 黒い人(くろいひと)/黒くて怖い人(くろくてこわいひと)
- 小野山家の近隣住民
- 山岡 雄蔵(やまおか ゆうぞう)
- 山岡 泰蔵(やまおか たいぞう)
- 杉本 キヨ(すぎもと きよ)
- 松木 一夫(まつき かずお)
- その他の登場人物
- 八代 友和(やしろ ともかず/演:柄本佑)
- 相島 真冬(あいしま まふゆ)
- 福井 あずま(ふくい あずま)
- 滝本(たきもと)
- 『カラダ探し』の用語
- 赤い人
- カラダ探し
- 『カラダ探し』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 遥「私のカラダ探して」
- 襲い掛かる「赤い人」の脅威
- 『カラダ探し』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 物議を醸した映画版のラストシーン
- 『カラダ探し』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Ado「行方知れず」
- 挿入歌:Ado「リベリオン」