厳選名作SS・アルミン「平凡な兵士10000人分のエレン」【進撃の巨人】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。エレンがもしもリヴァイ兵長以上に強かったら?というお話です。いじめっ子達を華麗に撃退するだけでなく、巨人を次々に討伐していくエレン。仲間達からも信頼されています。
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:06:34.03 ID:uEDjlpi20
コニー(あいつでけえな!)ギリギリギリギリ
マルコ(大きい人だなぁ)
ライナー(俺とベルトルトを足したような…いや、足りないか色々)
ベルトルト(も、もしかして僕らと同じ…)
ジャン(あいつが内地希望じゃありませんように)
サシャ(大きい人ですね。食べがいがありそう…)イモモグモグ
クリスタ(何cmくらいあるんだろう)
ユミル(でかすぎてきもいな)
アニ(…分けてくれないかな)
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:11:10.23 ID:uEDjlpi20
悪いこっからネタバレありで
キース教官「…」
キース教官(いかんな。皆あの2m級に気を取られすぎている。ここは)
キース「おい!貴様は何だ!」
エレン「シガンシナ区出身、エレン・イェーガーです!」ババッ!
クリスタ(あ、声は普通なんだ…)
キース「エレン・イェーガー!貴様は何をしにここへ来た!」
エレン「…巨人を一匹残さず駆逐するために、強くなりに来ました!」
ライナー「」ビクッ
ベルトルト「」ビクッ
アニ「」ビクッ
ユミル(わ、私は違うよな!?)
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:15:13.29 ID:uEDjlpi20
キース「そ、そうか…うむ、励めよイェーガー!」
コニー(こいつには何も言わないのか!?)
教官B「ど、どうしたんでしょう?」
教官A「…恐らく思ってしまったのだろう『こいつならやりかねない』とな」
ジャン(何だびびってんのか?あの教官も大したことねえな)ジー
クリスタ(教官でも怖いものは怖いですよね…)ジー
訓練生「ジー」
キース(い、いかん!このままでは舐められかねない!何か、何か…あ!)
キース「何食ってんだ貴様ぁ!!」
サシャ「ひえっ!?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:20:41.67 ID:uEDjlpi20
コニー「あの芋女まだ走ってるぜ」
マルコ「気がつかなかったよ、あの子が芋を食べてることに」
コニー「そりゃそうだ。何せもっとすごいもんがいたんだからな」チラッ
エレン「もっとすごいもん?どこにいるんだそいつ」
コニー「お前だよ」
エレン「はぁ?」
アルミン「あ、ご、ごめんねエレンはそういうの分からない人だからさ。あ、あははは」
コニー「変なやつら。所でお前らシガンシナ区から来たんだよな?」
エレン「ああ」
コニー「じゃ、じゃあ見たのか超大型巨人!」
ベルトルト「…」ピクッ
ライナー(反応するなベルトルト。気持ちは分からんでもないが)
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:23:50.80 ID:uEDjlpi20
アルミン「…うん、見たよ」
マルコ「本当に!?」
コニー「すっげえでかいんだろ!?壁を跨いだって聞いたぞ!」
アルミン「いや、流石にそこまでは…」
エレン「大したことねえよ、あんなやつ」
マルコ「え?」
エレン「今度現れたら、俺がこの手で刈り取ってやる…!」グッ
コニー「す、すっげえ迫力だなおい」
ベルトルト「…!」バッ
ライナー(やめろベルトルト!そんな悲痛な顔でこっちを見るな!)
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:30:32.93 ID:uEDjlpi20
ジャン「はっとんだ死に急ぎ野郎だな」
エレン「…ああ?」
ジャン「」ビクッ
ジャン「お、俺はごめんだぜ。俺は内地に行って楽をするために来たんだ(びびったら負けだびびったら負けだ)」
エレン「そうか。そう言ってたなそういや」
ジャン「な、なんか文句でもあんのか?」
エレン「いいや、別に」
ジャン「そ、そうか…」
コニー(こいつ同い年じゃねえよ…)
マルコ(大人みたいな落ち着きっぷりだ)
ジャン(あ、あれ?何か俺、ダサい?)
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:34:07.19 ID:uEDjlpi20
ジャン「な、なあ」
エレン「まだなんかあんのか?」
ジャン「いや、俺も別にあんたの生き方を否定するつもりはないんだ」
エレン「…そうか」スッ
ジャン「うお!?」ノゾケリ
エレン「何びびってんだ?これで手打ちにしようぜ」スッ
ジャン「あ、ああそういう意味か」スッ
バッシーン!
ジャン「いいってえええええ!」ゴロゴロゴロゴロ
エレン「じゃあな、俺は一足先に宿舎に行くわ」
コニー「お、おいあいつ怒ってるのか!?」
アルミン「…ごめん、本人は普通に叩いたつもりなんだ」
コニー「それであの威力!?ジャンってやつのたうち回ってるじゃねえか!」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:37:22.59 ID:uEDjlpi20
ミカサ「…」スッ
ジャン「手が、手が弾けるー!はっ!」
ミカサ「…」キラキラキラキラ
ジャン「」ゴクリ
ジャン「な、なあ!あんた!」
ミカサ「…?」キョロキョロ
ジャン「下だよ下!」
ミカサ「…!」
ジャン「その黒い髪、とても綺麗だ…」
ミカサ「…」
ミカサ「変な人」
ジャン「」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:41:11.38 ID:uEDjlpi20
ミカサ「エレン」タタタタ
ジャン「ハッ…」ズリズリ
コニー「おい、先に起きろよお前」
エレン「お前髪の毛切った方がいいんじゃないか?訓練の時危ないぞ」
ミカサ「でも、短くしたことない」
エレン「そうだっけ。似合うと思うけどな」
ミカサ「…エレンがそう言うなら、切る」テレテレ
ジャン「…」
コニー「お前まんま不審者だぞ」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:43:19.08 ID:uEDjlpi20
ジャン「…」ゴシゴシ
コニー「お前倒れたまま人のズボンで何拭ってんだよ」
ジャン「人との信頼だ…!」
コニー「…あっそ」
ジャン「あと痛み」
コニー「…あっそ」
アルミン「本当に、ごめんね…」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:46:19.71 ID:uEDjlpi20
数日後
キース「それでは本日より立体起動装置を用いた訓練を始める!」
エレン「いよいよだな」
アルミン「これができなければ、兵士にはなれない…!」
キース「そうだアルレルト!今日行う基礎ができないものにはここを去ってもらう!」
キース「まずは空中で静止してみせろ!」
ワイワイガヤガヤ
教官A「お、やってるな」
教官B「懐かしいですね」
教官A「ああ」
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:49:18.29 ID:uEDjlpi20
教官A「…今年は粒揃いだな。見ろ彼女を、全くブレがない」
ミカサ「…」プラーン
教官B「本当に」
教官A「おお、今年は離脱者0でいけそうだな」
コニー「ほっ…よっと…」プラーン
サシャ「お腹が空きましたー」プラーン
ユミル「さっき食ったろ芋女」プラーン
ジャン「…」チラリ
エレン「けっこう簡単なもんだな」ピタッ
ジャン「…ちっ」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:53:13.03 ID:uEDjlpi20
教官B「…彼だけ随分と高い位置にいますね」
教官A「他と同じだと足が着いてどうにもならんそうだ…」
教官B「な、なるほど」
キース「よし、全員問題ないようだな」キョロキョロ
キース「ん…?」
エレン「早く動く練習がしたいな」
マルコ「もうちょっと先になるんじゃないかな、危険が伴う訓練だから」
キース「おいイェーガー」
エレン「はっなんでしょうか!」ババッ
キース「貴様、その装備で浮いていて違和感を感じないのか?」
エレン「?いえ、特には」
キース「…後で交換しておけ、破損しているようだ」
エレン「ええ!?」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 18:56:52.09 ID:uEDjlpi20
キース(あの箇所が破損するなど聞いたこともないが…)
キース(破損した装置で姿勢を長時間保つとは)
キース(他にそんなことができる者がいるだろうか)
キース(グリシャ…)
キース(お前の息子、なんなの)
エレン「俺のベルト壊れてるんだってよ」
マルコ「危ないねー」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:01:07.78 ID:uEDjlpi20
エレン「おりゃ!」ブゥオン!
ライナー「うわあああああああ!」ドッシーン!
エレン「あ、悪いライナー!」
ライナー「お前、俺に、何か恨みでも…」ガクガク
エレン「す、すまん!昔っから手加減ってやつが上手くできなくて」ペコペコ
ライナー「頼むからちょっとは覚えてくれよ。体格的にお前と組めるのは俺だけだが」
ライナー「このままじゃお前に殺される気がする…」
エレン「…悪い」
ライナー「もういいって。それより今度は交替だぞ、お前を投げられるか試そう…ん?」
アニ「…」スタスタ
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:04:25.57 ID:uEDjlpi20
ライナー「…!」ピコーン
ライナー「おいエレン、お前女や小さいやつ相手なら上手く手加減できるんじゃないか?」
エレン「どうかな。流石にミカサとも取っ組み合いはしたことないし」
ライナー「じゃあ少し試すか。ちょうど暇そうなやつがいる」
ライナー「おいアニ!」
アニ「…?」
ライナー「随分と暇そうだな。教官にばれたら大目玉だぞ」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:07:49.98 ID:uEDjlpi20
アニ「…真面目にやる方が馬鹿なんだ」
アニ「あいつら見なよ、適当に手を抜いてるだろ?」
アニ「真面目にやってるのはあんたらみたいな馬鹿正直なやつか」
ジャン「おらあ!次こいよ次!これじゃあ特訓にならねえだろ!俺はいつかな、あの野郎を倒して…!」
アニ「…単に馬鹿か」
ライナー「あいつマジで言ってるのか」
エレン「お、ジャンのやつ気合入ってるな!」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:11:21.04 ID:uEDjlpi20
アニ「とにかく、点数にもならない格闘なんてあたしはやる気がしないね」
アニ「それもあんたらみたいなでか物2人を相手になんて御免だ」
ライナー「…」
ライナー「そうか、分かったぞ」
アニ「?」
ライナー「殴られたり叩かれたりで背が縮むんじゃないかと不安なんだろ」
アニ「…あ?」
ライナー「そこまで頑なにやらないのは何か理由があるんだろうとは思っていたが」
ライナー「なるほどそういうことっうぐふぅ!」ドゲシッ!
アニ「もういっぺん言ってみな」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:14:01.38 ID:uEDjlpi20
ライナー「」
エレン「気を失ってる…」
アニ「ふん」
エレン「すげえな、お前の倍以上はあるライナーが宙を舞ったぞ」
アニ「…なんならあんたにも喰らわせてやろうか?」
アニ「これに懲りたらあたしに構うなってそこで寝てるやつにも言って」
エレン「面白そうだな。頼むわアニ」
アニ「…は?」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:16:42.46 ID:uEDjlpi20
アニ「あんた、まさかそっちの気があるんじゃないだろうね」
エレン「そっちって…どっちだよ」
アニ「はぁ、もういい。じゃあそこで立ってな」
アニ「遠慮はいらないだろ?その体格じゃ頑丈そうだし」
エレン「おう、思いっきり来い!」
アニ「…後で泣いても」
アニ「知らないよっ!」ドゲシィ!
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:19:46.10 ID:uEDjlpi20
エレン「…ん?」
アニ「…っ…!」ピョンピョン
エレン「その足抱えて飛ぶのも技術の一種か?」
アニ「ちがっ、っつぅ…!」ピョンピョン
エレン「?」
アニ「あんた、足になんか入れてるだろ!」
エレン「足?」ススッ
エレン「脛があるだけだろ」キョトン
アニ「」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:29:19.69 ID:uEDjlpi20
エレン「悪いなアニ、まさか俺の足がそこまで固いとは知らなくて」
アニ「…何食ったらそうなるのか不思議だよ」
エレン「主にパンかな」
アニ「鉄でも入ってたんじゃないの…」スッ ズキッ
アニ「うっ」
エレン「アニ、お前足」
アニ「平、気…」ズリズリ
エレン「…」
エレン「教官!」
キース「なんだイェーガー」
エレン「訓練に励みすぎたせいでライナーとアニが負傷しました!」
キース「なに?」
アニ「あ、あたしは別に」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:32:08.56 ID:uEDjlpi20
エレン「医務室へ2人を運びたいんですが…」
キース「レオンハートはともかく、ブラウンを運べるのは貴様ぐらいだろう」
キース「よし、2人を運んでやれイェーガー」
エレン「はっ!」
エレン「ほら行くぞライナー」
ライナー「」
アニ「ちょっと、何勝手に…!」
エレン「女が傷を放っておくもんじゃないぞアニ」
アニ「!」
エレン「こっち来いよ、背負ってやるから」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:35:41.02 ID:uEDjlpi20
ライナー「」ズルズル
アニ「…」
エレン「お前軽いな」
アニ「…!」
エレン「ライナーも軽いけど」
アニ「…あんたが馬鹿力なだけ」
エレン「そうかぁ?」
アニ「そうに決まってる」
エレン「んなことねえって」
アニ「絶対にそう」
エレン「…ふーん」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 19:44:06.20 ID:uEDjlpi20
翌日
エレン「うおりゃあ!」ブゥオオン!
ライナー「うわあああああ!」ドッシーン!
ライナー「お前、ふざけんなよマジで…」
エレン「わ、悪い。今度はお前が俺を投げていいからさ!」
ライナー「もう試して無理だって結論出ただろうが!」
エレン「いや、でもお前以外に俺の相手できるやつは…」
アニ「だったらあたしの練習に付き合いなよ」
ライナー「あ、アニ…」
アニ「こいつで無理だってんならもう104期の中にあんたの相手が務まるやつはいないだろ?」
エレン「まあな」
アニ「だったらあんた暇だろ?けどサボるわけにもいかない」
エレン「そうだな」
アニ「なら調度いい。良い練習台だが2つも手に入って嬉しいよ」
エレン「なんだアニやる気だな!よし、来い!」
ライナー「ちょっと待て2つってまさか俺も入ってるんじゃ、ああっ!」ドゲシィ!
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:37:02.87 ID:uEDjlpi20
ヒュオー!
エレン「取った…!」ザン!
ベキボキ!
エレン「あ」
キース「こらイェーガー!誰が的を壊して回れと言った、これで何体目だと思ってる!」
エレン「申し訳ありません!」ビヨーン
キース「まったくあいつは…ん」
ライナー「ふぅ!」ザン!
キース「ふむ」
キース(ライナー・ブラウン、知力体力共に優れ、なにより何より仲間からの信頼が厚い」
キース(あと最近では格闘技の授業でやたら受身が上手くなったと評判らしい)
ベルトルト「はっ!」ザン!
キース(ベルトルト・フーバー。こちらも非の打ち所の無い能力を持ってはいるが…)
エレン「ようベルトルト!調子いいな!」
ベルトルト「う…あ、ありがとう」
キース(個がなく、何より何かを恐れている様子があり、本来の実力を発揮できていない様子だ)
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:42:31.34 ID:uEDjlpi20
ジャン「おらあ!」ザン!
コニー「ちっ、後をつければいけると思ったのに!」
ジャン「甘いぜコニー!」
キース(ジャン・キルシュタイン。もとより立体起動について誰よりも高い適正を示していたが)
キース(ここ数ヶ月で他の分野でも才能を開花させ、上位組を猛追している)
キース(そして…)
ミカサ「…」ザン!
アニ「…」ザン!
キース(女子では間違いなくあの2人がトップ、特にアッカーマンの実力は計り知れない)
キース(レオンハートはいまいちやる気が見えないが、それでも上位に位置し続けるほどの成績)
キース(全員が違う年に来ていれば1位になれたかもしれん)
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/18(土) 20:47:00.81 ID:uEDjlpi20
キース(だがまあ…)
エレン「うっらあ!」ザン!シューンザン!
バキッ
アルミン「またやった」ヤレヤレ
キース(運が悪かったな…)
キース(イェーガー相手に敵う訓練兵など今後現れるまい)
ジャン「おいエレン!1人で取りすぎだろ、ただでさえお前のせいで的減ってんだよ!」
エレン「悪いなジャン、速いもの勝ちだー!」
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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