悪魔のKISS（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

エコーファイナンスに勤めている社員である。客としてやってきた茉莉子に好意を持ち、彼女を誘う。茉莉子と一晩を共にしたが、後に茉莉子が加藤に好意を持ち始め、相手にされなくなった。それでも金田に騙されどんどん借金地獄に落ちていく茉莉子を心配し、彼女を助けたいと思っていたが、自身も金田に裏で顧客情報を漏洩する仕事を手伝されて身動きが取れなかった。後にエコーファイナンスを辞め、本格的に金田と行動を共にするようになる。しかし茉莉子が裏ビデオを苦に覚醒剤を使用し、病院に運ばれたことで、金田への恨みが強くなり彼を包丁で刺した。茉莉子にそのことを伝えて自分の気持ちを打ち明けた際に、彼女から感謝されたことで心残りがなくなり、自首を決意する。しかし一命を取り留めた金田が送り込んだヤクザによって殺されてしまった。

加藤明夫（かとうあきお／演：寺脇康文）

幸子の母である朝倉由梨江（あさくらゆりえ）の恋人で、幸子と3人で同居していたが、就寝中の幸子に襲い掛かった。その後も家を出た幸子を襲おうとしたが、包丁を持って強く抵抗されて以降は彼女に接することはなくなった。後に幸子を襲ったことが由梨江にバレて家を追い出される。その後、風俗店で茉莉子に接客され、彼女に上手く取り入ってヒモになる。裏では金田の命令で動いており、自分の利益のために茉莉子を騙して老人相手の仕事をさせた挙句、覚醒剤中毒に陥れる。しかし金田に裏切られ、逃亡のための資金を由梨江にせびったが、彼女にはめられて警察に通報された。

佐渡研（さわたりけん／演：西島秀俊）

三弘出版の社員で幸子の同僚。田村の友人である。爽やかでイケメンなため女性社員から人気があり、幸子に好意を寄せられている。大学4年の頃、就職活動が上手くいかず交際していた彼女にも振られて落ち込んでいた時に、新興宗教の「まごころの家」にスカウトされて入信した。それをきっかけに人生が上手くいくようになり、同じ宗教の妻である佐渡香代（さわたりかよ）と結婚したが、籍は入れていない。後に元気がない幸子を救おうと同じ宗教に誘って入信させたものの、彼女に多額の献金を迫った教団の方針に疑問を抱くようになる。幸子を入信させたことに責任を感じて積極的にトラブル解決に動くが、香代を嫉妬させてしまい、泥沼の三角関係となる。そして香代に言われるまま籍を入れたが、幸子への思いに気づき、香代に別れを告げて幸子に告白した。しかし香代が飛び降り自殺を図って下半身不随になったことで、彼女を放っておけなくなって離婚は白紙となり、幸子と別れることになる。それでも1年後に香代と離婚し、幸子と偶然再会して会う約束をした。

朝倉由梨江（あさくらゆりえ／演：夏木マリ）

幸子の母親で、麻雀店を営んでいる。派手な性格の遊び好きで、幸子との関係はあまり上手くいっていない。幸子と交際中の加藤と3人で暮らしていたが、幸子が突然出ていき、後に加藤が幸子に襲い掛かったことを知って彼を追い出す。その後は改心して男遊びを止め、幸子に謝罪して彼女と和解する。幸子から献金の150万を要求された際は、お金に困っていると思って幸子のために貯めていた結婚資金を渡した。加藤が逃亡のための渡航費をせびってきた際は、彼をはめて警察に通報した。1年後、幸子と弁当屋を開業した。

金田浩（かねだひろし／演：益岡徹）

エコーファイナンスの社員だったが、横領で解雇された。自分の利益のためなら、他人を躊躇なく利用する冷酷非道な男。借金で困っている人に闇金を貸し、女性には風俗で働かせている。借金を背負う茉莉子を風俗で働かせ、多額の利子をつけて倍返しさせようとした。その後、茉莉子が逃亡しようとしたため、父を恐喝して借金を返済させ彼女を解放する。だが茉莉子が精神不安定になって覚醒剤を使用して病院に運ばれたことで、彼女を地獄に落としたことを恨んだ田村に包丁で刺された。闇医者に治療をしてもらい、一命を取り留めた後、ヤクザに依頼して田村を殺害。その後は杖をつかなければ歩けない体となった。

北原れい（きたはられい／演：黒田福美）

有名な絵本作家で、みさをの憧れの作家である。レズビアンで住み込みアシスタントの水谷と関係を持っている。後に三弘出版でみさをと会った際に彼女を気に入り、アシスタントとして雇う。みさをの絵の才能を認めていると言いつつも彼女の絵にあまり関心がなく、キスをしたり体の関係を迫ったりと彼女を困らせていた。またみさをが仕事場に来なくなり始めたことに焦り、彼女を白雪姫の新連載に推薦する。しかし水谷の妨害により、結果的にみさをが連載を辞退する。みさをがアシスタントを辞める直前に、彼女に睡眠薬を盛って性行為を強要したが、北原を崇拝している水谷がその様子をカメラで撮影し始めたため中断せざるを得なくなった。その後、みさをに口止め料を渡したが、私の夢を壊さないでくれと訴えられて突き返された。

水谷洋子（みずたにようこ／演：五十嵐いづみ）

北原のアシスタントで、住み込みで働いている。北原の恋人でもあり、彼女に尽くしてきたが、自分の作品を見てもらえず不満を抱えている。そのためみさをが来た際は彼女に嫉妬し、嫌がらせをする。しかし北原に嫌がらせをしていることがバレて、釘を刺された。その後、北原にアシスタントの仕事を切られ、みさをを逆恨みして彼女の仕事を妨害する。そして北原に泣きついてアシスタントに戻り、自らの作品を編集長に売り込んで北原にみさをと自分の作品を比較させた。その結果、自分の作品が選ばれたことで、みさをが連載を辞退した。また辞めるみさをに北原が睡眠薬を盛って性行為を強要した際、カメラを持って部屋に突入し、それを阻止した。その際に北原に「愛している」と訴えていた。

島本（しまもと／演：四谷シモン）

株式会社三弘出版の社員で、メルヘンワールドの編集者である。幸子の伝手でイラストを持ち込んできたみさをの絵を、散々批判して彼女を泣かせていた。北原の推薦でみさをに連載させることを許可したものの、彼女の絵を評価できず、水谷に代わりに他の人を用意すると提案されて吞んでしまう。最終的にみさをの絵と水谷が用意した絵を北原に比較させ、北原が水谷の絵を選んだため、みさをが辞退せざるを得なくなった。1年後、メルヘンマガジンのコンテストでみさをの絵を佳作賞に選んだ。

菅野正一（すがのしょういち／演：柄本明）