PRODUCE 101 JAPAN(日プ・プデュ)のネタバレ解説・考察まとめ

『PRODUCE 101 JAPAN(日プ・プデュ)』とは、韓国の大人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの日本版である。視聴者は「国民プロデューサー」と呼ばれ、その投票で101人の中から11人が選ばれる。そしてグローバルボーイズグループJO1(ジェイオーワン)としてデビューする。LAPONEエンタテインメント主催である。視聴者がプロデューサーというコンセプトが大ウケして、幅広い年代から爆発的人気で社会現象を巻き起こした。

『PRODUCE 101 JAPAN』の概要

『PRODUCE 101 JAPAN』とは、韓国のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの日本版である。日本在住であれば外国人でも参加できることから様々な国籍の参加者が練習生として活躍した。
厳しいオーディションを突破した101人の練習生が、グローバルボーイズグループとしてのデビューを掴むために様々なトレーニングやミッションを乗り越えていく。2019年9月26日から無料動画配信サービス「GYAO!」で放送を開始し、練習生たちに密着した。番組内で放送されるパフォーマンスや練習風景を見て、「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者の投票により、練習生に順位がつけられていく。歌やダンスの実力もさることながら、人柄やキャラクターもとても重要なポイントとなった。
およそ3ヶ月に渡る放送を通して、国民プロデューサーは自身が応援したい「推しMEN」を見つけ、デビューできるよう投票をすることができる。自らの手でデビューメンバーを選ぶことができるのが、『PRODUCE 101』シリーズの最大の特徴である。序盤は11人を選ぶことが出来るが徐々に投票出来る人数が減っていくため、順位変動が激しかった。デビューメンバーが決定する最終回では324万2,751票もの投票があり、社会現象を巻き起こした。

主催:LAPONEエンタテインメント
国民プロデューサー代表(司会):ナインティナイン
トレーナー:A-NON 、サイプレス上野 、菅井秀憲、Bose、安倉さやか、WARNER
特別協賛:SoftBank
協賛:ABC-MART、NIKE、KIRIN、Family mart
協力:COLLABO X、GYOBOKWANG、JEJUair、CJENM、Lenovo

renote.net

『PRODUCE 101 JAPAN』のあらすじ・ストーリー

練習生応募からレベル分けテストまで

韓国で大人気だった『PRODUCE 101』が日本で放送されることとなり、話題となった。前作では「ioi」、「wanna one」、「IZONE」など日本でも大人気グループを生み出した韓国では国民的人気のオーディション番組だ。
日本での練習生候補の募集が始まった。2019年4月11日から2019年5月31日までの期間で、応募資格は2019年7月末日時点で義務教育を修了している満16歳以上〜30歳以下の男性である。日本に在住であれば外国人の応募も可能であった。書類審査、1次審査(会場審査)、2次審査(最終会場審査)を経て合格した101人が、視聴者であり審査員である「国民プロデューサー」に練習生としてお目見え出来るのである。
より多くのダイヤの原石を発掘するために同年5月13日に『#国民総スカウト』キャンペーンというものが放送された。黒沢かずこ(森三中)らが街中でイケメンやオーラのある男性を直接スカウトしてオーディションに出ないかと提案する番組で、放送前から話題を呼んだ。
そしてオーディションを経て2019年9月3日に101人の練習生が発表された。同日に番組テーマ曲の「ツカメ〜It's Coming〜」も発表された。
オーディションを勝ち抜いた101人がグループまたは個人で、審査員にパフォーマンスを披露してAからFのグループに分けるテストを行う。まずは会場に入場するシーンから始まった。101個のイスがあり、好きな所に座れるシステムである。しかし上位に座るには相当の自信と覚悟がないと座れないため、なかなか上位席に座る練習生は現れない。
終盤にSION(鶴房汐恩(つるぼうしおん))が登場した。「1位を狙いにいっているんで」と自信満々に東郷良樹(とうごうよしき)が座る1位の席に向かい挑戦しに行く。腕相撲で勝った方が1位の席に座れるという勝負を挑んだ結果、SIONが勝利し1位の席に座った。その勇気と自信に練習生からは拍手があがった。
101人の練習生は、まず「レベル分け評価」でパフォーマンスを披露する。経験者や未経験の練習生が集まる中、それぞれが能力を伸ばしやすいようにレベルを分けて指導する。そして現時点でのレベルを確認してレベル分けをするために、A、B、C、D、Fの5段階にクラスを分ける。事前に振り分けられたチームや個人ごとにパフォーマンスを披露し、トレーナー陣がチームメンバーそれぞれのレベルを判定する。Aクラスはすでに「デビューに値する準備が整っている」とされる最上級クラスで、BからDになるにつれそのレベルは下がっていき、Fクラスは「落第(Fail)」を意味する最下級のクラスとなる。
まず最初に登場したのは「反逆のプリンス」である。三井瞭(みついりょう)、本田康祐(ほんだこうすけ)、浦野秀太(うらのしゅうた)、白岩瑠姫(しろいわるき)の4人で構成されるグループである。ダンスのレベルの高さと浦野の歌声のレベルの高さが評価された。三井もバランスの良さからB評価、浦野もB評価、本田はC評価、白岩はC評価という結果であった。
その後も各グループ披露し、続いて登場したのはしSION(鶴房汐恩)だ。東方神起の「Why」を披露した。1位に座った自信と、韓国の事務所にスカウトされて高校を中退して韓国で練習生をしていたという経歴から期待をされた。しかし期待していたパフォーマンスを見せられなかったことと、態度の悪さをトレーナーのAーNONに指摘される。しかし菅井トレーナーは鶴房に才能が見えるし楽しみだと伝えた。C評価で終わった。
続いて登場したのは、全員筋肉ムキムキの3人組だ。安藤誠明(あんどうともあき)、河野純喜(こうのじゅんき)、與那城奨(よなしろしょう)で構成される「シックスパックス」だ。ALEXANDROSの「ワタリドリ」を披露した。3人全員が高い歌唱力を誇りトレーナー陣を驚かせた。安倉トレーナーからは「歌だけのオーディションならA評価をつけたい子もいる」と言わせた。ダンスは高い評価はされず、その結果全員B評価だった。
続いて登場したのは川尻蓮(かわしりれん)、大平祥生(おおひらしょうせい)、山田聡(やまださとし)の3人で構成される「UNbackers」である。バックダンサーとして活動した経験のある3人で構成されており、ダンスには定評のあるグループである。特に川尻はテーマ曲のセンターを務めており、視聴者からも最も注目される練習生だったので期待が高かった。GOT7の「MY SWAGGAR」を披露し、卓越したダンススキルと歌声を披露した。ここで川尻は初のA評価を獲得した。
続いて「Smile MAGIC」の林隆太(はやしりゅうた)はボーカル、ダンス共に高レベルでA評価だった。「KSIX」の川西拓実(かわにしたくみ)は歌もダンスも未経験とは思えぬパフォーマンスとカリスマ性を見せつけB評価だった。佐藤景瑚(さとうけいご)は安定した歌声とダンスの実力でA評価。
そして今回のオーディションで最も注目されていた、韓国で「HALO」として活動していたヒチョン、ユンドン、ヨンフンが自身の曲の「LIAR」を披露した。パフォーマンスを披露すると他の練習生を圧倒する実力であった。トレーナーは「日本では圧倒的に見えるけど、韓国でデビューしていたことを前提とするとそこまで圧倒ではない。」と厳しい評価を投げかけた。結果的にヒチョンはA評価、ユンドンはA評価、ヨンフンはB評価だった。
その他もダンス、歌の実力がある練習生がA評価をもらいレベル分けテストは進んでいく。
次に登場したのは、上原潤(うえはらじゅん)だ。実はこの練習生は、韓国版の「PRODUCE 101 X」に参加していた。最終順位は91位と目立つことは無かったが、今回参加している練習生もトレーナー陣も上原のことを知っており人気の練習生だった。しかし実力を出し切れずC評価で終わった。

レベル分け再評価からポジション評価

1位を獲得してテーマ曲のセンターを掴み取った川尻

クラス分けをしてそれぞれのクラス別にテーマ曲の「ツカメ〜It's Coming〜」の練習が始まった。そして再度クラス分けテストをするというものである。
最もハイクラスなAグループの中でも1番早くダンスを覚えたのは川尻だった。リーダーシップを発揮してフリの遅れが目立つ他の練習生をサポートして国民プロデューサーから支持を得た。Dグループではボーカルトレーナーの菅井トレーナーの厳しいレッスンを受けていた。あまりに厳しいトレーニングに北川玲叶(きたがわれいと)は怯えて声が出なくなるハプニングに見舞われた。
HALOで唯一Bクラスのヨンフンは、ダンストレーナーのWARNER先生に「今までやってきたことがあったと思うが、それを切り捨てて一からやれ」と言われ奮起する。そしてクラス分けの再評価が始まった。各練習生が1曲をカメラに収めてその映像をトレーナーが見て評価する方法である。そして再評価の結果、テーマ曲のセンターが投票で決められた。一貫してA評価の川尻がセンターに選ばれた。
次の評価はポジション評価である歌、ダンス、ラップの中で自分の得意科目の課題曲を選んでグループに分かれてパフォーマンスを披露する。1つの課題曲を2つのグループが披露し、会場にいる国民プロデューサー500人の投票によって勝敗が決まるシステムだ。良かったと思うグループと練習生に投票して、票数のベネフィットを手に入れるのだ。
特に目立ったのは「DNA」を披露した豆原一成(まめはらいっせい)と鶴房、ユンドンのパフォーマンスには歓声があがった。「WILD WILD WILD」は、1組が圧倒的に優勢と見られたが2組の今西正彦(いまにしまさひこ)の考案したダンスの完成度の高さにトレーナーや練習生からは驚きの声があがった。
そして各グループが素晴らしいパフォーマンスを披露してベネフィットを獲得したところで、第1回の国民プロデューサーによる投票が始まった。101人の練習生の中で上位の60人が次の評価に進めるというものだ。
初めての脱落者が出た投票でこれまで共に練習してきた仲間との別れに、練習生や多くの国民プロデューサーも涙した。そして初めての順位発表で栄光の1位を手にしたのは川尻だった。高いダンススキルとリーダーシップで国民プロデューサーの支持を得た。惜しくも第2位となった豆原も僅差だった。

グループバトル

60人になった練習生は次なる評価へと進んだ。次は6人チームで10グループ作ってパフォーマンスを競うグループバトルである。前回はポジションで別れていたが今回は歌、ラップ、ダンスの全ての要素が必要となる。会場の500人のお客さんが、練習生1人1人に対してよかったと思えば投票し、思わなければ投票しないというシステムだ。さらに最終的に1番のグループを10チームから選ぶというルールであった。各グループの1位になると20,000票獲得、個人総合1位で50,000票獲得という大きなベネフィットがあった。会場で1位に選ばれたグループには、1人ずつ100,000票が加算されるということでグループとしての力が非常に重要であった。
選出の順番は前回の投票で1位の川尻が同じグループになりたい5名を指名するというものであった。上位の練習生や実力者で固めるのかと思いきや、49位の浦野を選出した。「声が好き」という理由で選び、浦野は歓喜した。その後は2位の豆原以降は「4人だけ」メンバーを選べるルールとなって、上位の練習生からグループ編成されていった。
課題曲の選び方は、網潜り、知恵の輪、風船膨らましの「障害物リレー」であった。最後の風船が割れないというアクシデントがありつつもそれぞれが課題曲を決めていった。
今回のバトルで頭角を現したのは「Love me right~romantic universe~」グループの佐藤景瑚と木全翔也(きまたしょうや)だ。Aグループにおりつつも、いまいち目立たなかった2人だが佐藤はトレーナーから「華がある」と言われた。木全はグループ内で1位だった。「if…」を歌った床波志音(とこなみしおん)もステージで化けるとトレーナー陣に驚かれてグループ内でも1位だった。「FIRE」を披露したグループの豆原も今までの爽やかな印象から力強い男性のパフォーマンスを見せグループ内で1位となった。未経験だが「Wake up!」の金城碧海(きんじょうすかい)もボーカルスキルの高さでグループ内1位となった。
そして一番注目されていた川尻率いるグループの「RAISE THE FLAG」は、実は川西をセンターにしたくて川尻はメンバーに選んだのだった。そして未経験の川西をセンターにしたが、他のメンバーのスキルも高く川西の努力で完璧なステージとなり、国民プロデューサーを圧倒した。
そして全グループの中で1位を獲得したのは川尻が率いるチームであった。

コンセプト評価と更なる脱落

次なる課題はコンセプトバトルで、5つのジャンルの課題曲がある。グループを組んで課題曲をステージで披露し、国民プロデューサーに評価してもらうものである。今までは課題曲の中から自分が披露したい曲を選ぶことができたが、今回は事前に国民プロデューサーの投票で決まっており、練習生自身で選べない。
更にはコンセプトバトルの練習途中で第二回順位発表式が行われ、第2回順位発表式では36位~60位の練習生が脱落となる。脱落となった練習生はコンセプトバトルには参加出来ないので、脱落者が多く出て人数が足りなくなったグループは他グループから人を補充することとなる。
コンセプトバトルで1位になったグループには220,000票が追加される。グループ全員に220,000票ずつ与えられるのではなく、1位になったグループの中で1位になった練習生には100,000票、2位~7位の練習生には残り20,000票ずつ追加される仕組みである。なので人気の練習生と同じグループになると、自分がもらえる票数が少なくなるというものである。
今までのバトルは既存曲のカバーだったが、今回からはオリジナル楽曲となっている。そして課題曲が発表され、国民プロデューサーの投票結果によってグループに分かれ練習を開始した。
そんな最中に第2回の順位発表が行われた。今回も約半分の練習生が脱落するということでとてつもない緊張感に襲われる。そして発表され、第2回順位発表の1位に選ばれたのは川西であった。前回1位の川尻は2位となり、3位は鶴房で、前回2位の豆原は4位となった。
人気メンバーが集まり、脱落が少なかった「DOMINO」は3人の練習生が他のグループに移動することとなった。グループ内投票で票の獲得が少ないメンバーが移動となり、佐藤景瑚、木全、大平が移動することとなった。特に佐藤は涙が止まらずなかなか部屋を移動することが出来なかった。しかし移動先の「クンチキタ」に温かく迎え入れられ、木全と共に一から練習に励んだ。
そして「DOMINO」、「クンチキタ」のどちらのチームからも選ばれず、「やんちゃBOYやんちゃGIRL」に移動した大平も温かく迎え入れてくれたメンバーに涙が止まらなかった。新グループとなり練習に励んだ結果、本命と思われていた「DOMINO」が3位となり衝撃を与えた。結果的に「クンチキタ」が1位となり会場は盛り上がった。

第3回順位発表とデビュー評価

途中辞退した「HALO」の3人

コンセプトバトルが終わり、第3回順位発表が行われた。この順位発表に勝ち抜けばとうとう最終のデビュー評価に進める大事な局面である。
今回も1位は川尻であった。2位は豆原で上位メンバーは固定されつつあった。そして衝撃の事態が起こる。人気上位メンバーのキム・ヒチョンが辞退したのである。理由は不明だが国民プロデューサーに衝撃が走った。
更に、第3回順位発表で5位のユンドンと9位のヨンフンも辞退することとなったのだ。この事態には練習生も国民プロデューサーもかなりの衝撃とショックを受けた。それと同時にHALO組の投票数がどこに流れるのかというのも注目された。そして21位と22位で脱落となった佐藤來良(さとうらいら)と宮島優心(みやじまゆうご)が繰り上がりでデビュー評価に進むこととなった。
デビュー評価は「YOUNG」と「GrandMaster」というオリジナル曲に10人ずつ別れて披露する。決め方は順位の低いメンバーから曲とパートを希望するところに自分のネームを貼る。しかしその後に選ぶ順位の高いメンバーが同じパートを希望すれば追い出すことが出来るという、順位が高いメンバーに有利な決め方だった。
そしてデビュー評価ステージを披露し、3か月のレッスンの成果を出し切り素晴らしいステージを披露した。センターはステージで明らかになるとのことで国民プロデューサーは知らなかった。「YOUNG」は川尻、「GrandMaster」は川西がセンターを務めた。
その後、いきものがかり提供の楽曲「さよなら青春」を全員でステージで披露して歌いながら涙を流す練習生もいた。そしてついに最終デビューメンバー発表の時間となる。

デビューメンバー発表

最終順位1位を獲得して涙を隠せない豆原

最終メンバーの発表となる。デビューメンバーは以下の通りである。
1位 豆原一成
2位 川尻蓮
3位 川西拓実
4位 大平祥生
5位 鶴房汐恩
6位 白岩瑠姫
7位 佐藤景瑚
8位 木全翔也
9位 河野純喜
10位 金城碧海
11位 與那城奨

最初に名前を呼ばれた金城はデビュー圏内に入ったことが無かったため、名前を呼ばれ驚いた様子であった。佐藤もデビュー圏内に入ったことが無かったため名前を呼ばれ号泣していた。
そして大平は半ば諦めた顔をしていたが、なんと大躍進で4位という高い順位でトレーナー陣や練習生も驚いていた。
そして1位は川尻と豆原というライバル対決となった。どちらが1位となってもおかしくない状況で1位となったのは豆原だった。最年少参加者が1位の栄光を手にした瞬間であった。
共にデビュー出来なかったメンバーとの別れを惜しみながら、JO1として世界で活躍する未来を見据えながら喜びを分かち合った。

『PRODUCE 101 JAPAN』の人物

国民プロデューサー代表(司会)

ナインティナイン

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