SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のネタバレ解説・考察まとめ

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)とは、2013年にPlayStation Vitaで発売したアクションゲーム。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント。作品の略称は「ソルサク」。
本作は牢獄に囚われた主人公が、喋る魔術書リブロムと出会い、運命に抗うためにリブロムの中に記載されたある魔法使いの力を手に入れるまでの物語。
作品の魅力は派手なグラフィックで表現される魔法、プレイヤー同士の共闘といったシステム、グロテスクながらも熱い重厚なストーリーである。

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中央に浮かんだ水瓶から、絶えず石鹸水が流れ出ており、水浸しになってしまっているという街。
非常に潔癖症の執務官が、汚れを出すのは人間であるという極端な結論に辿り着き、聖杯に願って己を水瓶に、街の人々を全員石鹸にしたことで生まれた。清潔な石鹸水が絶えず街を洗い流しているという影響か、ここで倒された魔物や魔法使いなどは、通常よりも短時間で消滅するという特徴を持つ。

アンドロメダ湖畔(アンドロメダこはん)

荒野から伸びている鎖と、その先に存在する氷漬けの湖面が特徴的な土地。
湖面の下にいると言われているのはとある美しい女性で、かつて媚薬によって自らの美しさを保ち続けていた人物。しかし齢百を超えても若さを保っていたためか、化け物扱いされ、その当時に発生した流行り病を広めた原因という濡れ衣を着せられ、毒虫や蛇の蔓延る荒野に、鎖で繋がれて処刑されそうになった。そんな最中でも自分の美貌を保ちたいと考えた女性が聖杯に願い、周囲と自分を氷漬けにしたことで生まれたという。

砂漠の箱舟ノア(さばくのはこぶねノア)

2つのコブを持った、特徴的な形の船が座礁している砂漠。
船の正体は、かつて誰もが渡ろうとして失敗をしてきた砂漠に挑んだ若者を助けようと、船に姿を変えた彼の相棒のラクダ。その後船になったラクダを、欲に目が眩んだ若者が運用し続け、無理が祟って座礁してしまう。その際にラクダの意思が残っていた船が若者にせめてと影を作り、若者は相棒の姿と初心を思い出しながら命を落とした、その痕跡が残って生まれた場所である。

高級宿屋ポセイドン(こうきゅうやどやポセイドン)

海の真ん中がぽつんと干上がった土地に存在する、巨大な魚類の身体を利用した美しい宿屋。
この宿屋を作ったのは、1人の追い詰められた商人であり、かつて事業に失敗して命を断とうとした際に心奪われた鯨と、自身が身を投げた際に見た海底の美しさを商売に利用しようとした結果に生まれた。しかしこの宿屋と景色を作り上げるために宿屋は聖杯を利用しており、その代償として商人は、海水を飲んで土地を露にするということを強いられる存在になってしまったという。

ルナ荒野(ルナこうや)

昼であろうと夜であろうと満点の星空が見えるという土地。
この光景を生み出したのは1人の青年で、幼いころに流れ星を見たという経験から、星に対して信仰にも近い想いを寄せていた。ある日詐欺師に騙され、財産を失い、想いすらも踏みにじられ、詐欺師に命すら奪われそうだった男が聖杯に願いを捧げた結果、星を見ていたいという純粋な願いと、詐欺師への恨みが叶えられる。結果、流星のような矢に姿を変えた男は詐欺師を一撃で葬り、矢が突き刺さった土地は願いで常に星空が見えるようになったという。

ネクロポリス

鋭い刃の蔦が生えた荒野で、蔦の発生源はこの土地に存在した国の王が眠る墓である。
墓に眠る王はかつて戦争ばかりを繰り返していた前王を廃し、自ら王として立った反乱軍のリーダーだが、王を廃した隙を狙って進軍してきた隣国との戦いで、国を傾けてしまう。そんな最中で王は現れた聖杯に願い、死体から優秀な武器を作り出す能力を得、その武器が一般兵すらも一騎当千の猛者へと変える代物であったおかげで、国は持ち直すが、王はその力に魅入られる。前王のように戦争を続けるようになった王はついにクーデターを起こされてしまうが、王は追い詰められた結果自死を選び、その死体を強大な力を持つ刃の蔦にして国を滅ぼし、その名残が荒野に残されたのだという。

エルフの谷(エルフのたに)

魔物エルフ女王が死し、人間をやめた場所。
タンポポの綿毛が数多く飛び、小型の魔物エルフが生まれる土地でもあった。エルフ女王との戦闘は主にここで行われることになる。

お菓子の村(おかしのむら)

魔物ヘンゼルとグレーテルが生み出した、あらゆるものがお菓子で構成されている村。
ヘンゼルとグレーテルとの戦闘はここで行われるが、その他の魔物の戦闘フィールドに選ばれることもある。

アリスの迷宮(アリスのめいきゅう)

sasa
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