サモンナイト3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『サモンナイト3』とはバンプレストから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。
「リィンバウム」という世界で帝国軍に所属していた主人公。訳あって軍を退いた後に帝国屈指の富豪マルティーニ家の嫡子を立派な軍人に育て上げる為、家庭教師となった。
生徒を連れて船で軍学校を目指す最中、突然の嵐に巻き込まれとある島へと漂着する。そこで主人公は謎の呼び声に応え、光り輝く不思議な剣を手に入れるのだった。

『サモンナイト3』の概要

『サモンナイト3』とは2003年8月7日にバンプレスト(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたPlayStation 2用シミュレーションRPG。2012年10月4日にはリメイク版としてPlayStation Portable版が発売された。サモンナイトシリーズの第3作目であるが、ストーリー的には前作『サモンナイト2』より過去の話となっている。

本作は物語に沿って敵対する軍団と戦いながら進行していくシミュレーションRPGでアドベンチャーパートとバトルパートの2つを交互に繰り返して進んでいく。アドベンチャーパートではキャラクター同士の会話を通じて物語を進行させ、バトルパートではユニット化されたキャラクターをフィールド上で動かして敵を撃破していくことになる。
キャラクターとの好感度を上げる為に重要なのが、各シナリオ毎に仲間の中から任意で1人選んで2人きりで会話する夜会話で、そこで誰を選ぶかによってエンディングが変化する。また、物語の進行状況に応じて遊べるミニゲームも増えていき、本作では全部で6種類のミニゲームが存在する。
バトルは出撃準備を整え、用意されたフィールド上で戦うことになるが、攻撃する敵の向きや地形を利用していかに有利に戦闘を繰り広げるか戦略が問われるゲーム性となっている。本作のバトルの一番の特徴は「召喚術」で、「サモナイト石」という特殊な石に刻印を刻むことで様々な召喚獣を呼び出すことができ、バトルを盛り上げてくれる。
ハードがPlayStation2となったことで、PlayStationだった前作よりもグラフィックが向上している。また、主人公以外のキャラクターは戦闘中に喋る様にもなった。
本作の物語自体は基本的に一本道ではあるが、最後のエンディングのみ作中で一番好感度が高いキャラクターであったり、特定の条件を満たすこと変化するマルチエンディングが採用されている。主人公の性別や好感度の高さによって会話は微妙に変わるが、スチル自体に変化はない。
本編を1度でもクリアすると、クリア特典として「番外編」がプレイ可能となり、こちらでは前作『サモンナイト2』に登場したキャラクターがメインのゲームモードとなっている。
キャラクターデザインは前作から引き続き飯塚武史が務めている。
ゲームの他に小説やコミックアンソロジー等にメディア展開されている作品である。

主人公は帝国軍に所属する優秀な軍人であった。しかし、とある出来事がきっかけで退役し、帝国屈指の富豪マルティーニ家の嫡子を立派な軍人に育て上げる為の家庭教師となる。主人公と生徒は軍学校へ行く為に船に乗るが、突如発生した嵐に巻き込まれて2人とも海に投げ出されてしまう。海に沈んでいく主人公の元に「生き延びたくば我を継承せよ」と謎の声が聞こえ、無我夢中で手を伸ばし何かを掴み取るとそのまま意識が遠のいてしまった。
気が付くと主人公と生徒は見知らに島の海岸に打ち上げられていた。この島で待っていたのは、主のいないはぐれ召喚獣達と、主人公に語り掛ける強大な力を持つ剣だった。主人公と生徒はここで一生忘れることのできない冒険をすることになる。

『サモンナイト3』のあらすじ・ストーリー

第1話 始まりは突然に

生徒は強がっていただけで、本当は知らない大人との船旅に不安がっていた

主人公が目を覚ましたのは見知らぬ島の海岸だった。自分がどうしてこんな所で気を失っていたのか、その経緯を徐々に思い出していく。
主人公は帝国屈指の大貿易商マルティーニ家の主人から嫡子の家庭教師を頼まれ、帝国領のアドニアス港まで迎えに行っていた。生徒となる子供と一緒に軍学校がある工船都市パスティスまで船で向かうことになっていたのだった。生徒と生徒の養育係を務める女性サローネと合流すると、サローネから生徒の性格やパスティスまでの船旅を一緒に行く理由を説明される。生徒は同じ年頃の子供と比べると少々扱いにくい性格をしている様で、今まで何人もの家庭教師が就いたがすぐにやめてしまうという有様であった。マルティーニ家の者として、帝国で社会的地位を得る為立派な軍人になることを求められている生徒をしっかり教育させる為に、軍学校に行くまでの間に生徒と信頼関係を築いてもらいたいというのが一緒に船旅をする理由であった。
パスティス行きの船が出航し、主人公は生徒の様子を見に客室へ向かう。生徒と自己紹介をしようと会話を試みるが、生徒は主人公を突き放して部屋から追い出してしまう。主人公は仕方なく船内をぶらついていると、旅客船である船に何故か帝国の軍人が何人か乗り込んでいることに気付き違和感を覚える。軍人から立入禁止エリアであることを説明された主人公はその場を離れ、生徒がいる部屋へ戻ろうとする。先程追い出されてしまったので、恐る恐る部屋の中を覗く。部屋の中では生徒が涙を流していたので主人公は驚く。生徒は強がっていたものの、やはり屋敷を出て知らない大人と一緒に暮らさなければいけないことに不安を感じていたのだった。
なんと声をかけようか主人公が悩んでいると、突然大きな大砲の音がして船に大きな衝撃が走る。船が何者かに攻撃されていると思った主人公は、急いで室内に入り、生徒を庇いながら甲板に出て救命ボートで脱出しようと試みる。しかし、甲板に出た所で船を襲ってきた人物と鉢合わせてしまう。船を襲ったのは「カイル一家」という海賊であった。主人公は生徒を守りながら海賊と戦っていると、そこへ海賊の親玉カイルが現れる。主人公の強さを認めたカイルは一対一で勝負をしようと持ち掛けるが、突如嵐が発生し船が大きく傾く。生徒は船が大きく揺れたことでバランスを崩し、海に投げ出されてしまった。主人公も生徒を助けようと海に飛び込むが、嵐の影響で波が非常に高く、2人は成す術なく海に沈んでしまう。主人公の意識が失いかけたその時、頭の中に「生き延びたくば我を継承せよ」と謎の声が響いた。無我夢中で手を伸ばすが、その直後意識を失ってしまったのだった。

謎の声に導かれるまま、主人公が強く念じると光輝く剣が出現する

主人公が海岸に流れ着く前のことを思い出した後、すぐ近くで生徒の叫び声が聞こえた。様子を見に行くと、生徒は小さな召喚獣を庇ってスライム状の召喚獣達と対峙していた。そんな生徒を助ける為、武器も持たず主人公は飛び出す。すると、「我を喚べ」と海の中で聞こえた声と同じ声が主人公の頭に届く。
主人公が手をかざすと、薄緑色に光る剣が現れる。主人公はその剣でスライム状の召喚獣を退治する。生徒は緊張の糸が切れた様で主人公に泣きついたのだった。

第2話 陽気な漂流者

主人公を気に入ったカイルは自分達の海賊船に客分として来ないかと提案する

翌朝、生徒は昨日守った小さな召喚獣の声に起こされて目を覚ます。主人公は海岸で流れ着いた武器や使えそうな日用品を集め、釣りをして食料となる魚を確保していた。釣った魚を2人で食べた後、主人公は生徒にくっついている小さな召喚獣について尋ねる。生徒は島に流れ着いて倒れていたところをこの召喚獣に起こされたことを説明する。
2人は島の探索へ向かい、岩浜までやってくると人影を発見する。島の住人かと思い手を振って声をかけると、その人影は船を襲った海賊のカイルであった。カイルは一緒にいた仲間の男性と共に主人公に船の上でできなかった戦いをこの場でやろうと勝負をしかけてくる。主人公は仕方なくその勝負を受け、そして勝利する。
カイルは決着をつけられたことで満足し、主人公に自分達の処遇を求める。主人公はもう襲わないと約束してくれればそれで良いと言うとカイルは驚きながらも主人公の考え方を気に入り、自分達の船に来ないかと誘う。海賊船は壊れてしまっているが、修理すれば出航できるので、近くの港まで送ってくれると提案する。主人公はその提案を受け入れ、お互いに自己紹介をする。カイルと一緒にいた仲間はヤードという名の召喚師だった。

主人公の持つ剣はヤードが探していた2本の魔剣の1本であった

カイルは他の仲間に主人公達を紹介する為、自分達の海賊船まで案内する。海賊船の場所までやってきた主人公達だったが、そこではぐれ召喚獣に襲われているカイルの仲間達の姿があった。主人公はカイルとヤードと共に仲間の危機を救い、はぐれ召喚獣を一掃する為、手をかざして光の剣を喚ぶ。はぐれ召喚獣達は主人公の持つ光の剣を見ると慌ててその場から逃げていった。ヤードは主人公の持つ剣を見て驚く。
この光の剣は「碧の賢帝シャルトス」と呼ばれている特殊な剣で、ヤードが探し求めていたものであった。カイル達が船を襲ったのはヤードの依頼で、旅客船に紛れさせて秘密裏に運ばれていたシャルトスを取り戻す為だった。シャルトスについて詳しく知っているであろうヤードに説明を求める主人公だが、そこへカイルの仲間ソノラとスカーレルが込み入った話の前に助けてもらったお礼が先だと言って船内へ案内する。
カイル達は改めて主人公にお礼と客人として迎え入れることを宣言する。その日ははぐれ召喚獣との戦いもあった為、皆疲弊しており、剣の説明は明日聞くことになった。

第3話 はぐれ者たちの島

島の中で4つの灯りを目撃したと語るカイル達

翌朝、主人公は朝食を済ませると、生徒の部屋へ行って家庭教師として本来の目的通り、召喚術や戦闘の基礎知識の授業を行う。授業が終了した後、ソノラに呼ばれて主人公と生徒は船長室へ向かう。
船長室に全員集まると、お互いの事情を話し始める。カイル達はシャルトスを取り戻す為に船を襲ったこと、シャルトスは元々ヤードが以前所属していた「無色の派閥」という所から持ち出した物であることを説明される。ヤードが所属していた無色の派閥は召喚師を頂点とした国家を作る為に召喚術を用いて各地で破壊活動を行っている危険な組織である。無色の派閥は、これから行われる予定の重大な作戦のカギとしてこの剣を使う予定であった。シャルトスとは別に同じ様な力を持つ剣がもう1本あり、ヤードは訳あって2本の剣を持ち出して無色の派閥を抜け逃走していたと言う。組織の追手から逃げる際中に2本の剣はヤードの手を離れていつの間にか帝国軍に回収されてしまい、旅客船に紛らせて秘密裏にパスティスまで運ばれようとしていたのだった。主人公は船内で軍人を見かけたことを思い出し納得する。カイル達が船を襲ったことが遭難の原因と思った生徒は怒るが、カイルは素直に謝り、責任を持ってここから連れ帰ることを約束した。
島にある木等を利用して船を修理することになった主人公達は材料の調達と島の把握の為に島を探索することになる。カイル達はこの島に流れ着く時に、島のあちこちで灯りの様なものを目撃していた。灯りは全部で4つあり、それぞれ青、赤、緑、紫にうっすら輝いていたのだと言う。一先ずその中の1つを調べようと主人公とカイル達は灯りが見えた辺りへ向かう。

島の正体はとある組織によって作られた召喚術の実験場であった

森の中を歩き、灯りが見えたと言う辺りまでやって来ると、そこには明らかに何者かが住んでいる様な集落が広がっていた。集落に入ってみようか考えていると、以前の様にまたはぐれ召喚獣達が襲い掛かってきた。仕方なく、主人公達は武器を構え応戦する。
そこへ人語を話す別の召喚獣が現れる。人語を話す召喚獣は、自分はこの集落をまとめるリーダーである「護人(もりびと)」だと話し、主人公達に許可なく集落に入ってはいけないという約束を破ったのは何故かと質問する。主人公達はこの島に流れ着いたばかりで事情を知らなかったことを説明すると、護人は納得し、この島について場所を変えて説明すると話す。
護人は島の中央にある建物「集いの泉」に案内し、他の集落の護人達にも召集をかけた。この島には集いの泉を取り囲むように機界集落「ラトリクス」、鬼妖界集落「風雷の郷」、霊界集落「狭間の領域」、幻獣界集落「ユクレス村」という4つの集落があった。そして、アルディラ、キュウマ、ファルゼン、ヤッファという護人がそれぞれの集落に1人ずつ存在した。
護人達が自己紹介をしたところで、主人公は自分達の事情を説明する。その説明を受けた護人達は主人公達の事情に納得し、船の修理が完了するまで滞在することは許可するが、修理の協力はできないと答える。ソノラが訳を聞くと、護人達はこの島の住人は皆人間ではなく、還る術をなくしたはぐれ召喚獣達の集まる島で、この島を作り上げた人間達とは関わりたくないのだと話す。
実はこの島はとある組織によって作られた召喚術の実験場であった。効率的に多くの召喚獣を召喚する実験の為に作られ、そして元の世界に還されることなく島ごと組織に捨てられたと言う。護人達もその実験台の1人として喚ばれた者達だった。そんな理由から、主人公達が住む「リィンバウム」の人間が信用できないのだった。
護人達の事情を知ったカイル達は仕方なく自分達だけで船の修理をする為、船に引き上げようとするが、主人公だけは納得できず集い泉に引き返す。同時に帰っていった護人の1人を追いかけ、直接会話を試みる。護人は話すことはもうないと突き放すが、主人公はお互いの事情は説明し合っただけで話し合った訳ではないと説得する。主人公の話に納得した護人は、近いうちに話し合いの場を設けると約束してくれた。主人公は喜んでカイル達の海賊船へと引き返した。
その日の夜、船の甲板で主人公と生徒が会話をしていると、集落のある辺りから爆発音が聞こえてきた。主人公達が慌てて様子を見に行くと、護人達と対峙する帝国軍人達の姿を目撃する。2本の剣を運ぶ為、護衛目的で旅客船に乗り合わせていた軍人達もこの島に流れ着いていたのだった。軍人達は容赦なく集落にいる召喚獣達に攻撃をしていた為、主人公が止めに入り戦闘となる。軍人達は分が悪いと判断しすぐに撤退していく。主人公の行動を見て、護人は主人公達のことを信じてみようと考えていたのだった。

第4話 海から来た暴れん坊

脱水症状で倒れていたメイメイは森の中で店を構える店主であった

帝国軍との一戦があった翌朝、主人公達は船の修理を行っていた。修理に使う木材の切り出しに行っているカイルの元へ主人公が行こうとすると、森の中で女性が倒れているのを発見する。主人公はカイルを呼び、倒れている女性を助け起こすと、女性は脱水症状の様であった。持っていた飲み水を飲ませると、女性は元気を取り戻し、大好きなお酒を美味しく飲む為にしばらく水分を採っていなかったのだと話した。
メイメイと名乗るこの女性は助けてくれたお礼をすると言い、森の中を進み、自身が開いている店まで案内する。主人公とカイルは森の中に店があることにも驚いたが、メイメイが自己紹介もしていない自分達の職業を教師と海賊だと見抜き、教科書と海賊旗を手渡してきたことに驚いた。お金さえ持ってきてくれれば他の商品も売ってくれると言うので、これ以降メイメイの店で武具やアイテムの調達が可能となった。
主人公が船に戻って休憩していると、幻獣界の召喚獣で花の妖精マルルゥがやって来た。マルルゥは4人の護人に頼まれて、主人公達に自分達の集落を見てもらう為呼びに来たのだった。主人公は喜んでマルルゥの誘いに乗るが、生徒をはじめ、カイル達はまだ少し怖い様で誰も付いてきてはくれなかった。
集い泉までやって来ると、護人達が集まっていた。護人は集落に住む者達へ主人公達のことを説明はしたが、人語を理解できない召喚獣もいる為、主人公達が敵ではないということを姿を見せて認識させる必要があると説明した。主人公はマルルゥの案内で4つの集落を順番に回り、様々な召喚獣に出会う。
主人公は集落を回り終えて再び集い泉に戻ってくると、護人達が以前から風雷の郷とユクレス村で発生している野盗の件について会議していた。主人公達がこの島に流れ着く前から、夜中に作物が盗まれるという事件が多発しており、その犯人がどうやら人間の様だと護人達は話す。自分達や帝国軍以外の人間がこの島にいることを知った主人公達は驚くが、護人達はその犯人を捕まえる為協力してほしいと依頼する。主人公は護人達の依頼を受けて海賊船に戻ると、船長室にカイル達を集めてみんなに事情を説明した。カイル達は納得し、一緒に野盗を捕まえることに協力することを約束する。そして、召喚獣達の集落がどんな様子だったのか主人公を取り囲んで質問してきた。その様子を後ろで見ていた生徒は静かに船長室を出ていった。生徒の様子が気になった主人公が部屋を出て生徒を追いかけると、生徒は放っておいてほしいと主人公を突き放す。

カイル一家と因縁のある海賊団ジャキーニ一家も遭難してこの島に流れ着いていた

翌日、主人公はカイル達を連れて護人達と合流し、野盗のアジトがあると思われる場所を目指す。そこにはヒゲの付いたドクロが描かれた海賊旗を掲げた壊れた船があった。カイル達はその海賊旗に見覚えがあり、同じ海賊の「ジャキーニ一家」だと話す。理由は分からないが、カイル一家を目の敵にしている海賊達で、出会えば必ず襲ってくる面倒な連中であると説明した。
ジャキーニ一家は一か月程前に謎の嵐に巻き込まれてこの島に流れ着いたらしく、食べ物に困って召喚獣達の集落から食料を盗んで生活していた。彼らが巻き込まれた嵐は実はヤードに原因があった。ヤードは組織の追手から逃げる際、一度だけシャルトスの力を利用した。しかしあまりにもシャルトスの力が強すぎて制御しきれず、嵐を引き起こしてしまったと明かす。
ジャキーニ達がまた食料を盗みに行こうと準備していた為、カイルが集落への泥棒をやめる様声をかける。カイル達が急に現れたのでジャキーニ達は驚くが、邪魔はさせないと主人公達に襲い掛かる。主人公達は仕方なく応戦し、ジャキーニ達を鎮めることに成功する。護人達にジャキーニ達の処遇について決めてほしいと頼まれた主人公は、食材を盗んだ罰としてユクレス村の畑仕事を手伝うことで罪を償わせようとし、護人達もその判断に納得した。こうして主人公達は護人達から信頼を得ることができ、野盗問題も解決したのだった。しかし、主人公は昨日から生徒とほとんど会話できていないことを心配していた。

第5話 自分の居場所

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