SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のネタバレ解説・考察まとめ

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)とは、2013年にPlayStation Vitaで発売したアクションゲーム。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント。作品の略称は「ソルサク」。
本作は牢獄に囚われた主人公が、喋る魔術書リブロムと出会い、運命に抗うためにリブロムの中に記載されたある魔法使いの力を手に入れるまでの物語。
作品の魅力は派手なグラフィックで表現される魔法、プレイヤー同士の共闘といったシステム、グロテスクながらも熱い重厚なストーリーである。

目次 - Contents

移動をせずに×ボタンを押すと、プレイヤーキャラクターが口笛を吹く。口笛はマルチプレイで位置を示すために利用される他、ソロプレイでも同行者を呼び寄せる効果を持つ。
マルチプレイでは健闘をたたえるためにも使われる。

調べる

各種オブジェクトへのアクセスを行いたい、味方魔法使いの状態異常を吸収したいという場合は、移動を止めて×ボタンを押す。
足を止めていないと回避に、対象との距離が遠すぎると口笛に化けるため、しっかりとアクセスするための表示が出ているかどうか確認して押下すると良い。

メニュー表示

SELECTボタンを押すとメニューが開かれる。クエストの名称や目的、プレイヤーが持ち込んだ供物や禁呪、現在の所属勢力などを見ることが可能。
その他にも以下の項目が存在。

追体験の放棄:クエストを放棄してメニュー画面に戻る。
オプション設定:オプションで設定できるものを調整する。

尚、ポーズ画面ではないため、選択しても戦闘の時間は止まらない。

心眼(しんがん)

十字キーの下を押すと心眼を使用する。心眼中は魔法の使用が不可能となるが、アクセスできるオブジェクトや、討伐していない魔物などがハイライトされ、その位置を知ることが可能に。
また、ハイライトされた輪郭のカラーによって、以下のように情報が分類されている。

緑~赤:魔物や仲間(緑色に近いほど体力が高く、赤に近いほど体力が低い。)
赤い点:魔物の呪部
紫の点:魔物の凶呪部
白:怪しい場所(アクセス可能なオブジェクトなど。)
青:魂のかけらや、それ以外のもの。

心眼状態は再び十字キー下を押すと、解除。

受け身

魔物の攻撃によって吹き飛ばされた際に、〇ボタン、△ボタン、□ボタン、×ボタンいずれかを押下すると、受け身を取れる。
魔物の攻撃の種類によって受け身も変化し、軽めの攻撃の際にはノックバックが少なく、受け身後すぐに行動が可能。ただし魔物の攻撃が重めのものだった場合は、ノックバック距離も長く、受け身後に隙ができてしまう。
また、いずれの受け身も無敵時間がダウンを取られた場合に比べて短く、持続時間の長い攻撃だった場合は、そのまま攻撃を受けてしまう場合も。受け身を取るかそうでないか、しっかりと見極めて使うのが良い。

魔法の使用

禁呪サラマンダーを発動させている状態。

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)では、〇ボタン、△ボタン、□ボタンで魔法の使用が可能。我が肖像の供物画面でセットした箇所のボタンを押すと、それぞれの供物が利用できた。
尚、本作は供物を6つ持っていけるが、画面に表示されているのは基本的に3つのみ。残りの3つはRボタン(PlayStation Vita TVの場合はR1ボタン。)を押して、パレットを切り替えて使用。3つの供物がセットされたパレット2つを、切り替えて使用していく形式である。
また、体力が一定以下になった際、画面に禁呪が使用可能になったことを示すアイコンが登場。このアイコンをタッチして長押し(PlayStation Vita TVの場合はL2ボタンホールド。)すると、我が肖像でセットした強力な禁呪が発動させられた。ただし禁呪を利用すると、使用した禁呪に応じた代償を得るため、使用のタイミングや禁呪次第で更なるピンチを招くことも。使用に関しては慎重に行うことが推奨される。

生贄・救済・運命

本作を象徴するシステムと言っても過言ではない選択。
魔物を討伐し、その核となっている存在が露出した際や、味方となっている魔法使いが死の淵に立たされている時、プレイヤーが近づくと選択肢が表示される。手のイラストと共に、生贄にするか、救済するか、運命に任せるかを迫られるのだ。
生贄にする場合はRボタンホールド。(PlayStation Vita TVの場合はR1ボタンホールド。)魔物の核であったならば、生贄にされた存在は殺害され、魔力経験値と生贄になった魔物の魂を得られる。また、所属勢力によって副次的効果があり、アヴァロンなら供物回復、サンクチュアリとグリムなら攻撃力上昇を獲得。味方魔法使いを生贄にした場合は、生贄にされた魔法使いは殺害されて、対応する魂を獲得する。更に所属勢力に対応した生贄魔法が発動できた。
救済する場合はLボタンホールド。(PlayStation Vita TVの場合はL1ボタンホールド。)魔物の核であったなら、生命経験値と救済した魔物の魂を得、所属勢力ごとの副次効果を獲得。アヴァロンかグリムなら体力回復、サンクチュアリなら供物回復の効果だ。更に人型魔物である場合は、核となった人物が戦闘終了後に同行者として設定可能に。味方魔法使いを救済した場合は、救済した側の体力をその時の半分削って分け与えて味方を即時復活させ、対応する気を得る。
運命に任せる場合はR+Lホールド。(PlayStation Vita TVの場合はR1+L1ボタンホールド。)生贄か救済の効果をランダムで発揮させる。選択した場合、生命経験値と魔力経験値を均等に得ながら、魔物及び魔法使いの運を獲得。魔法使いの運は戦闘後に気か魂にランダム変化する。所属勢力がグリムなら供物回復、アヴァロンとサンクチュアリなら行動速度上昇という副次的効果もあった。
尚、これらの選択は同行者の信頼度にも関係。同行者の所属勢力に合わせた選択を行っていくのが推奨される。

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)の登場人物・キャラクター

主要人物

主人公

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)及び『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)の主人公。
本名はアーサー・カムランで、『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)内の牢獄でそれを確認することが可能。本名以外の情報は、容姿性別共に不明。
物語の開始前に不老不死の魔法使いマーリンによって、生贄に捧げるための供物として他の人間と同様に囚われていた。隣の牢獄に囚われていた男が生贄にされてしまった際、彼が読んでいたという生きた魔術書リブロムに呼びかけられ、彼の新たな所持者となる。リブロムの中に書き綴られた日記の内容を全て読めば、日記の主が持っていた力を己のものとして身に着けることができると知り、死を待つだけの自身の運命に抗うために日記を読み進めていく。
物語終盤、日記を読み終わり、リブロムを生贄にした主人公は、日記の中の存在=かつてのリブロムの力を手に入れ、ある魔法使いと同じ姿へと変貌し、マーリンと対峙。そして世界のために、重要な選択を迫られることとなる。
ちなみに、実は日記の記述にも登場し、魔物の救済を掲げる異端の魔法使いたちの組織・サンクチュアリの指導者エレインの子孫。

リブロム

sasa
sasa
@sasastation_33

目次 - Contents