SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のネタバレ解説・考察まとめ

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)とは、2013年にPlayStation Vitaで発売したアクションゲーム。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント。作品の略称は「ソルサク」。
本作は牢獄に囚われた主人公が、喋る魔術書リブロムと出会い、運命に抗うためにリブロムの中に記載されたある魔法使いの力を手に入れるまでの物語。
作品の魅力は派手なグラフィックで表現される魔法、プレイヤー同士の共闘といったシステム、グロテスクながらも熱い重厚なストーリーである。

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『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)シナリオのラスボスであり、呪われた男、かつての相棒だった魔法使いマーリンが魔物に転じた姿。
彼が生贄にした膨大な量の人間たちの肉体によって構成された存在で、マーリンはこの姿に変身し、各地を襲うなどしていた。
他の魔物たちとは比べ物にならないほどに巨大な体躯を持ち、その巨体を活かした広範囲攻撃を放つ。また、身体を構成する生贄を時折蘇った死体として放ち、禁呪の発動を狙うが、プレイヤーがこれを倒すことで供物の使用回数を回復することも可能。

ゴッドドラゴン

『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)シナリオのラスボスで、体内にセルト神とロムルス神の断片を抱え、変異したドラゴン。
セルト神とロムルス神の意匠をふんだんに含んだ存在で、それに伴い双頭化した。
ドラゴン以上の巨体な上、飛翔している時間も長いため、遠距離でも当てられる魔法を持ち込むことが推奨される。尚、ドラゴン同様に蘇った死体を放ち、禁呪発動も狙ってくるが、こちらも倒して供物回復に利用可能。

アリス

『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)から追加された魔物で、優秀な女魔法使いアリスが魔物に転じた姿。
自らの肉体を代償に、聖杯を用いて魔法使い育成のための地・アリスの洞窟を作り上げ、自身はその迷宮の中で試練として立ち塞がっている。救済しても仲間にならないという特性を持つ他、フィールドに依存した攻撃をするためか、ランダム生成ミッションのボスとして登場しない。
地面に潜って毒をまき散らすような攻撃や、フィールドオブジェクトであるティーカップを高速移動させて攻撃するといった、独特なモーションが存在する強敵。

ワーウルフ

ガウェインのストーリーに登場する魔物で、その正体は魔物からの攻撃を受けたガウェインが、その傷の呪いで魔物に転じてしまった姿。
また、ワーウルフと対峙し討伐したいという願いを、ガウェインが自らの目玉を捧げて生み出した、幻影のワーウルフも登場している。
骨格はケルベロスや赤ずきん、眠り姫と同じで、素早い身のこなしによる攻撃が強力。

オーディン

『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)から登場する魔物で、その正体はなんとアヴァロン指導者・ペンドラゴンの初代。
彼は並外れた知識欲を持っていたため、全知全能の力を求めて、自らの肉体と愛馬を記憶の器に変えると、あらゆる有能な魔法使いを生贄にして知識を吸収するなどの凶行に至っていた。それでも飽き足らず、自分の知らない禁術を求めた結果、強大な魔物に転じてしまい、一度は自身が率いていたアヴァロンの魔法使いによって、退けられていたという。そのまま東方の世界へ姿を消し、行方は知られていなかったものの、突如再び姿を現し、新たな力を求めて世界を彷徨い歩きはじめたのだ。
元が魔法使いであったためか、大技としてプレイヤーも使う禁呪を使用してくる他、フィールドを縦横無尽に駆け回る突進攻撃なども備えた、最強の魔物の名に相応しい強敵。

小型の魔物

画像の魔物はオーク。

動物や植物などが魔力を吸収したりすることで生まれた魔物。
様々な動物が元となっており、以下のような種類が存在。

ゴブリン:魔法使いの設置した毒餌を食べつつ生き残り、魔力を得たネズミの群体。
オーク:魔法が使われた土地に住んでいる小動物を捕食して魔力を得た猫。
コボルト:長い年月の間魔力を浴び続け、自由に動ける身体と知識を得た樹木。
グール:魔法使いの死骸を喰らった結果、魔力を蓄えて変質したカラス。
ネクター:魔力の影響を受け、獲物を誘惑するという術を身に着けた蜘蛛。
マンドラゴラ:植物が魔物に転じた姿で、魔物と言うよりもフィールドに存在するトラップ扱い。
フェアリー:魔力の残滓を受け、高い思考能力を備えるようになった働き蜂。
ノーム:自身の最大の武器である耳を集中的に進化させた、魔力を得た兎。
オリハルコン:魔力を受けた影響で高い知能と自己顕示欲を身に着け、自らの殻を宝石と鉱物で強化したカタツムリ。

人が転じた魔物とは違い、固有の個体は存在せず、度々いわゆる雑魚敵として様々な戦場に登場する。
また、それぞれ属性攻撃を操る、姿が少々違う亜種(炎を操る火焔ゴブリン、氷を使う氷塊オークなど。)も見られた。

ワーム

人間だった頃は家族を省みることがなかったという商人で、金儲けしか考えていなかったものの、妻の病死を切っ掛けに家族を省みることを思い出したという人物。
残された一人娘も病に侵されたことで、彼女が見たいと言っていた短命の珍しい蝶を東方で捕まえ、願いを叶えるために運び続けていた。その最中、命を落としそうになった際に聖杯へ願い、蝶を運ぶための身体として、巨大な芋虫の姿を手に入れたという。しかし、その甲斐はなく娘は病で死んでしまい、実はトドメを刺したのは、父親である彼が運んでいた蝶が伝播させる病であった。
作中では戦闘することがない特殊な魔物であり、巨大な彼の背は魔物と戦うステージとなっている。

エルフ

魔物・エルフ女王が生み出した小型の魔物。
タンポポの綿毛のような姿をしており、エルフ女王の羽や攻撃方法として戦闘に参加する。あくまでエルフ女王のパーツのような存在であるため、単独で討伐することは不可能。
尚、エルフたちには意志があり、好奇心旺盛な様子がエルフ女王の物語にて語られている。

コラボ魔物

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)及び『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)は同じような狩りゲーとコラボを行っており、別狩りゲーで登場したモンスターが魔物として登場していた。
尚、『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)及び『SOUL SACRIFICE DELTA』(ソウル・サクリファイス デルタ)はネットワークサービス全般が終了しているため、事前にダウンロードしていた人以外は戦えなくなっている。

sasa
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