SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)のネタバレ解説・考察まとめ

『SOUL SACRIFICE』(ソウル・サクリファイス)とは、2013年にPlayStation Vitaで発売したアクションゲーム。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント。作品の略称は「ソルサク」。
本作は牢獄に囚われた主人公が、喋る魔術書リブロムと出会い、運命に抗うためにリブロムの中に記載されたある魔法使いの力を手に入れるまでの物語。
作品の魅力は派手なグラフィックで表現される魔法、プレイヤー同士の共闘といったシステム、グロテスクながらも熱い重厚なストーリーである。

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麗都ラプンツェル(れいとラプンツェル)

女の頭部が塔になっているという、奇妙な建造物が乱立する街。
かつては美しい女性ばかりが生まれる街であり、彼女たちを目当てにした人攫いから子供を守るために、母親たちは聖杯に願いを捧げて、自らの身を高い塔の住居にしたという。その結果、街に現れる人攫いは娘に手を出せなくなり、諦めるしかなくなった。尚、街の中央にそびえる一際高い螺旋の塔は、そんな中で娘の1人に恋をし、彼女に会おうとして聖杯に願って首を伸ばした男と、その娘を守ろうとした母親が、命尽きるまで首を伸ばし続けた結果に生まれたものである。

リヴァイアサン

海を行く巨大な体を持つ魔物、リヴァイアサンの背中の上。
魔物・リヴァイアサンと戦闘を行う際専用の特別ステージとなっている。

パンドラの洞窟(パンドラのどうくつ)

天井や壁にも廃墟の街や墓地が広がる洞窟の迷宮。
とある強欲な富豪が、自らの愛する財産を守るために作り上げた。財宝を求めて足を踏み入れた者は、二度と出ては来れないと言われている。尚、パンドラの洞窟を作り上げた富豪は、この中に財宝を隠してしまうと、自分の大事な財産を拝めなくなることを悟り、洞窟の中に足を踏み入れて行方知れずとなった。

迷宮ゴリアテ(めいきゅうゴリアテ)

まるで生物の体内のような、奇妙な洞窟の迷宮。
その正体は、隣国の侵略に悩む弱小自国を救うため、自らの身を聖杯に捧げて、己を関所とした1人の兵卒。自国を守るためにと身を犠牲にした彼を称えるため、関所の名称は兵卒の名から取られている。

蟲車ワーム(むしぐるまワーム)

巨大な人面芋虫姿の魔物で、ステージはこの魔物の背中の上となっている。
一定区間を行き来するだけという無害極まりない上に便利な性質の持ち主であり、人々からは乗り物として有効活用され、討伐を禁止されている特殊な存在。
人間だった頃は1人の商人であり、病魔に侵された娘のために、彼女が見たいと語る珍しい蝶を捕まえては、彼女のもとへと絶えず運んでいる。尚、件の娘は既に死亡しており、その原因は蝶が伝播させる病であったという。

オリンピア平原

かつてロムルス人とセルト人が大陸の支配権を賭けて争った場所。
セルト人が用いた魔法の残滓が色濃く残っているため、周囲の動物や死した魂に大きな影響を与え続けている。

タルタロスの廃墟(タルタロスのはいきょ)

魔物ケルベロスが人間だった頃から守ろうとしていた都市。
高い城壁に囲まれた堅牢で広い街である。

バビロンの森(バビロンのもり)

血管のような模様や、心臓のような器官を備えた樹木が形成する広大な森で、その中央には森の成り立ちに深く関わる街が空中都市のように持ち上げられている。
街の周囲に広がる酷く乾燥した地域をどうにかしようと奮闘した執政官が、聖杯に願いを捧げ、自身と街の人々の血液を代償とすることで生まれた場所。そうして生まれた森は多くの街を潰しながら、凄まじい勢いで広がりを見せ、小国にも匹敵するほどの広さを誇るという。

水都アクエリアス(すいとアクエリアス)

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