シュマリ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『シュマリ』とは、手塚治虫による明治時代初頭の北海道を舞台にした歴史漫画作品。『ビッグコミック』誌上にて、1974年から1976年まで連載された。手塚作品の中でメディアミックスされていないが、ファン人気の高い作品として知られている。骨太の主人公を中心に激動だった明治初期の北海道を描き切った大河ドラマ的作風は、手塚漫画の魅力をさらに広げたとも評されている。主人公の元旗本は、自分から逃げた妻と間男を追って北海道へやって来た。そこでアイヌの人々と文化に魅せられて「シュマリ」と名を変え生きていく。

シュマリの元妻。上品な雰囲気を漂わせた美人であるが、武士の妻としてはやや気弱な一面を見せることもあった。シュマリが旗本でありながら江戸幕府に反旗を翻す官軍に所属したことがどうしても許せず、大月祥馬を伴って北海道へと移住した。大月の死後は1人で彼の耕した土地を守っていたが、心身ともに疲れ果てたところで華本要(はなもとかなめ)男爵と出会い彼と結婚する。夫が北海道開拓の勢力争いに破れそうになると自ら動き出し、太財弥七に身体を捧げて状況を変えた。しかし、不貞が華本男爵に知られてしまい、彼に銃殺された。お妙の想い人はシュマリであったことが、彼女の死後シュマリの知るところとなる。

太財峯(だざいみね)

太財一族の末娘。容姿がお妙に瓜二つだったことで、シュマリの関心を惹く。当初は、自分のことを女性として見る小作人を容赦なく殺すなど生意気で残忍が一面が際立っていたが、シュマリと一緒に暮らすようになってからは気風の良さと女性らしさが同居した性格に変化した。シュマリとの間に息子の弥三郎(やさぶろう)がいる。ポン・ションのことも、分け隔てることなく実の子供のように育て上げており、彼から「かあちゃん」と親しみを込めて呼ばれている。自分がシュマリにとってお妙の影法師にしか過ぎないと思い込み、彼を集治監送りにしたこともあったが、シュマリが太財炭鉱送りになって以降は常に彼を支える立場になった。ちなみに、シュマリは峯の前でお妙のことを「俺の女」と言い、峯のことは「俺の一部」と表現した。

ポン・ション/首麻里善太郎(しゅまりぜんたろう)

アイヌの子供。シュマリの牧場の近所に住む酒作り女の息子だったが、彼女が太財兄弟の父(だざいきょうだいのちち)に殺害されたため、シュマリに引き取られ彼と峯に育てられた。幼名の「ポン・ション」とは、アイヌ語で「小さなウンコ」のことである。幼い頃からどぶろくを母乳代わりに飲んでいたため、度を越した酒豪でこと酒の強さにおいてはシュマリも敵わない。後に華本男爵から「オロチのように飲む」と呆れられたこともあった。成長して札幌農学校へ進み、名前も首麻里善太郎(しゅまりぜんたろう)となり学問に打ち込んでいたが、日清戦争で徴兵され中国大陸へと従軍することとなる。

弥三郎(やさぶろう)

シュマリと峯の実子。赤ん坊の頃から家が水害に遭い自らが水没しそうになるなど、過酷な環境で生きてきた。峯の愛情が豊かだったようで、健やかに成長したもよう。

みだれ髪(みだれがみ)

みだれ髪に乗るシュマリ

日本脳炎(ねむり病)に罹った雌馬。シュマリはそのことを知っていたが、類稀な運動量と体力、そして気性の荒さに惚れ込んで牧場へ迎え入れた。しかし、「災いを運ぶ」というジンクスが当たってしまい、シュマリの牧場に野盗たちがやって来る遠因となった。最後は野盗からシュマリを守るために身を挺して死んだ。

太財家

太財弥七(だざいやしち)

太財一族の次男。父親が唱えた「エゾ共和国」創りに賛同し、太財炭鉱の中心的な経営者となる。非常に物事を見る目に優れた狡猾な性格であり、父親がシュマリに二束三文の土地を売りつけたことを見逃すなど悪賢さも持ち合わせていた。しかし、シュマリと峯が夫婦になると、シュマリとは反目しながらも時には助け合うという奇妙な関係を築いていく。また、ポン・ションのことを高評価していて、彼の札幌農学校入学時に後見人となった。北海道開拓の勢力争いにおいて華本男爵に味方したことから薩摩閥の恨みを買い、炭鉱にて暴動騒ぎを起こされる。シュマリと共に鎮圧しようとするも、暴徒たちに殺害された。

太財弥十(だざいやじゅう)

弥七と峯の兄で太財炭鉱副社長。非常に野卑な性格をしており、目的達成のためには人殺しも平気で行える。シュマリのことも嫌っており、彼を罠に嵌めて殺害しようとした。シュマリに罪を着せた丁字屋(ちょうじや)の女おかね殺しを丁字屋に知られ、彼に殺害された。

太財兄弟の父(だざいきょうだいのちち)

弥十・弥七・峯の実父で、太財一族の長。元会津藩士で、脱藩して渡米する途中で北海道へと流れ着いた。北海道の土地を半分買い占めて、そこに「エゾ共和国」を創るという野望を持っている。太財炭鉱を創設して初代社長となり動き出すが、厳冬を乗り越えることができず志半ばで死亡した。

シュマリの関係者

Hua1825
Hua1825
@Hua1825

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