キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングコング:髑髏島の巨神』とは、2017年に公開されたアメリカの怪獣映画。アメリカを代表する怪獣キングコングを題材とした作品としては8作目で、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の2作目の作品である。監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ、主演はトム・ヒドルストン。キャッチコピーは「この島で、人類は最弱」。全世界で5.6億ドルもの興行収入を記録した。
1973年、特務研究機関MONARCHは未開の「髑髏島」の調査を敢行。そこは巨大な怪生物と島の王コングが徘徊する脅威の場所だった。
日本語吹き替え:石住昭彦
特別研究機関MONARCHに所属する地質学者。かつて自身が提唱して学会から否定された地球空洞説につながる証拠が髑髏島にあると考えており、危険を承知で調査を強行する。
プレストン・パッカード(演:サミュエル・L・ジャクソン)
日本語吹き替え:手塚秀彰
「スカイデビルズ」こと米国陸軍第三強襲ヘリコプター部隊の指揮官。階級は大佐。
部下を殺されたことで怒り狂い、島からの脱出ではなくコングの抹殺を目指して一行を振り回す。
ハンク・マーロウ(演:ジョン・C・ライリー)
日本語吹き替え:石田圭祐
太平洋戦争時に米陸軍航空部隊に所属していた兵士。日本軍との交戦中に髑髏島に不時着し、一緒に遭難した日本兵のグンペイ・イカリと共に怪獣たちに怯えながら脱出を目指していた。
コンラッドたちと出会うと、「またとない脱出のチャンス」として、怪獣に食い殺されたグンペイの遺品と共に彼らに同行する。
『キングコング:髑髏島の巨神』の登場怪獣
コング
体長:31.6メートル
体重:158トン
大型の類人猿に似た姿を持つ、髑髏島における最強の生物。危害を加える者に対しては獰猛に反撃するが、本来はおとなしく高度な知性を持つ存在である。
スカル・クロウラー
体長:3.65 - 28.95メートル
体重:40 - 100トン
髑髏島に複数個体が生息している巨大生物。外見はトカゲに似ているが、足が2本しかない。コングにとって島内で唯一敵となりうる存在で、彼の両親もこの生物に殺されている。
性質は獰猛かつ凶暴で、人間を含む様々な生物に襲い掛かってはこれを捕食する。
『キングコング:髑髏島の巨神』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
コンラッド「地図に乗ってない島だって?生きたまま俺たちを食おうとするヤツもいるかもな」
髑髏島の調査隊に加わってほしい旨を告げられたコンラッドは、その概要を教えられると「地図に乗ってない島だって?生きたまま俺たちを食おうとするヤツもいるかもな」とつぶやく。何気ない言葉だが、パニック映画につきものの典型的なフラグであり、今後の展開を予感させるものとなっている。
マーロウ「戦争はどうなった?どっちが勝った?」
コンラッドたちと出会ったマーロウは、「島を脱出するためのまたとないチャンスがやってきた」と大喜びする。そんな彼が最初に気にしたのは、「(日本との)戦争は終わったのか?どっちが勝った?」ということだった。彼が髑髏島で長い時を過ごしてきたことがうかがえる言葉である。
そんなマーロウの質問に対し、ベトナム戦争で負けたばかりのコンラッドは「どの戦争だ」と返しており、彼らの生きてきた時代のギャップが感じられるやり取りともなっている。
『キングコング:髑髏島の巨神』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作中に見られる日本のサブカルチャー作品からの影響
監督のヴォート・ロバーツは、本作に自分が今まで見てきた様々な作品の要素を詰め込んでおり、特に日本のゲームやアニメから受けた影響について語っている。
髑髏島の風景については『ゼルダの伝説シリーズ』や『ワンダと巨像』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』などからイメージを膨らませており、冒頭にのみ登場する日本兵のグンペイ・イカリは『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジと、ゲームクリエイターの横井軍平から名前を取ったものとなっている。
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目次 - Contents
- 『キングコング:髑髏島の巨神』の概要
- 『キングコング:髑髏島の巨神』のあらすじ・ストーリー
- 兵士たちが見た巨神
- 髑髏島調査隊の派遣
- 島で暮らす人々
- 脱出と帰国と新たなる冒険
- 『キングコング:髑髏島の巨神』の登場人物・キャラクター
- ジェームズ・コンラッド(演:トム・ヒドルストン)
- メイソン・ウィーバー(演:ブリー・ラーソン)
- ウィリアム・ビル・ランダ(演:ジョン・グッドマン)
- プレストン・パッカード(演:サミュエル・L・ジャクソン)
- ハンク・マーロウ(演:ジョン・C・ライリー)
- 『キングコング:髑髏島の巨神』の登場怪獣
- コング
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