日日是好日(エッセイ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイを大森立嗣が監督した2018年公開の日本映画である。主演の典子役を黒木華、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子、そして茶道の武田先生役を樹木希林が演じた。二十歳の典子は母の勧めで、従姉妹の美智子と近くの茶道教室に通う。茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、別れなどを経験をした典子は、二十四年経ってその書の本当の意味を感じる。茶道を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。

『日日是好日』の概要

『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー』を『さよなら渓谷』、『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣が、脚本・監督した日本映画である。2018年10月3日に公開された。

主演の典子役を黒木華が演じ、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子が演じた。茶道の武田先生役を務めた樹木希林は、本作公開前の9月に他界した。
また、乃木坂46のメンバー山下美月が、お茶を習う高校生の生徒として出演している。本作が映画初出演である。
黒木華は、本作で第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、樹木希林は、優秀助演女優賞した。

原作者の森下典子は、茶道関連のアドバイザーとして本作に参加し、その模様をエッセイ『茶の湯の冒険「日日是好日」から広がるしあわせ』にまとめている。
二十歳の典子は、母の勧めで、従姉妹の美智子と一緒に近くの茶道教室に通うことにした。その茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。何をしているのかわからない茶道のお点前だったが、それでも茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、大切な人との別れなど、様ざまな経験をした典子は、二十四年経って、その書の本当の意味を感じる。世の中には「すぐにわかるもの」と「すぐにわからないもの」がある。
これは、お茶を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。

『日日是好日』のあらすじ・ストーリー

二十歳の春

茶室にある「日日是好日」と書かれた書を見る典子(左)と美智子(右)

典子は十歳のとき、家族と一緒にフェリーニ監督の「道」という映画を見た。何がいいのかさっぱりわからない作品に、「ディズニーのほうがよかったのに」と父に愚痴った。
1993年、典子は大学生になっていた。大学時代に、一生をかけられるような何かを見つけたいと思っていたが、本当にしたいことが何なのかわからないまま過ごしていた。

典子の家に遊びにきていた従姉妹の美智子は、典子と同い年。田舎の実家を出て、東京で一人暮らしをしている。母の思い付きのようなひとことと、美智子の誘いもあって、典子は近所の武田さんのところでお茶を習うことになった。
二十歳の春だった。

美智子と一緒に地図を見ながら武田さんの家を探す。路地の先にある大きな家が茶道教室である。
案内された茶室に「日日是好日」と書かれた書の額を見て、「なんて書いてあるの?」と美智子。武田先生が「にちにちこれこうじつ」と教えてくれる。

武田先生は最初に掛け軸「薫風自南来」を紹介する。「くんぷうみなみよりきたる。新緑の季節に若い二人がポーンと入ってきて、ぴったりじゃない?」と読み方と意味を簡単に話す。
そしてすぐに帛紗(ふくさ)さばきの稽古を始める。帛紗で「パン!」と音を鳴らして、これを「ちり打ち」という。棗(なつめ)は帛紗を使って「こ」の字で拭く。
お菓子は、アヤメ饅頭。典子と美智子は先生が点ててくれたお茶を飲む。ズズっと音を出して飲み切る作法に、美智子は「お茶ってすごい変ですね」と言う。

手が自然と動く

翌週、茶筅通しを習う。手首をくるりと回して、茶筅の先を見る。最後に「の」の字を書いて、手前へ引く。次に茶巾の作法を習う。茶碗の中に「ゆ」の字を書いて拭く。
さらに翌週、薄茶のお点前を習う。茶室に入るときは、左足から、畳一帖を六歩で歩いて、七歩目で次の畳へ。いろいろ習うけれど、二人にはやっていることの意味がわからない。そこへ武田先生が「お茶はね。まず『形』なのよ。『形』を作っておいて、その入れ物に後から『心』を入れるもの」と教えてくれる。
典子は「続くかな」と不安になる。

典子のお点前を見ている美智子が作法の手順をつぶやく。すると武田先生に「頭で考えちゃだめ。稽古は習うより慣れろ。そのうち手が勝手に動きます」と制される。
稽古が終わり、二人は教室を出て、溜息をもらす。そのままカラオケボックスへ行き、松任谷由実の「真夏の夜の夢」を熱唱する。

美智子は八月の休みを利用して、イギリス・フランスへ旅行に行った。
九月の最初の稽古は、典子一人の稽古になった。行きたくなかったが、迷ったすえ、やっぱり行くことにした。
典子は、お点前をしながら手が自然に動いたことを実感した。その感覚に典子は「あれ?」、武田先生は「でしょ」と言ってうなづく。典子はそれが気持ちよかった。

典子と美智子は電車に乗って海に行く。砂浜に座って、就職のことを語り合う。美智子は自分で決めて先にすすんでいくような気がして、自分との差を感じる典子だった。ふいに典子は立ち上がって、砂浜に落ちている木の枝を持って、「ザンパーノー!」を叫んで踊りだす。子どものときに見たフェリーニ監督の映画「道」を見返したら、「この映画で感動できない人生なんてもったいないと思うほどよかった」と美智子に語る。美智子は「もしかしたらお茶ってそういうものだったりして」と言う。

典子と美智子は、初めて大規模なお茶会に参加する。ご婦人たちが「まーまー」と言いながら集まっている。茶室の掛け軸には、「日日是好日」が掛けられている。
案内されたら、椅子取りゲームのようにみんな自分の居場所を確保する。まず樂茶碗が回される。本物を見て目を養う。典子は樂茶碗を両手で包むようにもって、思わず「リスみたいに軽くてあったかい」とつぶやく。

気づきと挫折

稽古を始めて二年が経った。典子は出版社でアルバイト、美智子は貿易商社に就職した。
そして後輩ができた。主婦の由美子さん、婦人警官の田所さん、美容師の早苗さん。

雨の日の稽古。典子は目を閉じながら、梅雨の雨音は、秋の雨音とは違うことを感じた。
また別の稽古の日、典子は「瀧」の掛け軸を見ながら、「絵のように眺めればいいんだ」と気づいた。
またある日、お湯の音と水の音の違いに気づいた。典子は自らの成長を感じている。

典子は出版社の試験の前日、お茶の稽古を休んで勉強をしていた。しかしどこか落ち着かず、走って教室に向かうことにした。茶室には「達磨画」の掛け軸が掛けられていた。典子はじっとその掛け軸を見ていた。
典子は就職試験に落ちた。美智子は仕事に限界を感じ、実家で開業医と結婚した。

典子は三十歳になった。お茶を習って十年が経った。
高校生ひとみちゃんが入ってきた。足がしびれて動かないと嘆いていたが、彼女には素質があった。
後輩にも抜かれている気がする。典子は、自分には考えがなくて工夫がないと思う。さらに不器用で機転が利かない。ここにも自分の居場所がないと感じるようになる。
そして、典子は結婚するはずだった彼の裏切りを知り、駅のホームで泣き崩れる。
典子は三カ月稽古を休んだが、大寒の日、稽古に行くことにした。
父は少しうれしくなり、昼からお酒を飲んだ。

節分の日の稽古、武田先生は和菓子を食べている典子に「いつ辞めてもいいじゃない。ただおいしいお茶を飲みにくればいいじゃないの」と見透かしたように言う。典子も冬を乗り越えようとしていた。

一期一会

典子は三十三歳になって初めて一人暮らしをした。実家には、毎週お茶の稽古の後に寄るようになった。ある日の稽古の後、父に一緒にご飯を食べようと言われたが、典子は用事があると言って、ビール一缶だけ付き合って自分の家に戻った。

稽古で茶事を習う。「常にお茶事は一生に一度」だと思ってするようにと武田先生は指導した。
稽古の帰り、典子は今日の先生の「一生に一度」の言葉を重く感じていた。生徒の雪野さんは、利休の時代はいまと違って、いつ人がいなくなるかわからないからだと典子に言う。

ある日の昼、父から電話があった。近くに来たから寄ろうと思ってと言われたが、出かける直前だったので典子は断った。どこか気になって、その日の夜に実家に電話した。母が出て「お父さんはもう寝た」と聞いて典子は安心した。次の土曜日に稽古の帰りにまた寄ると言ったが、その日を待たずに、父は亡くなった。桜が満開の4月5日だった。

激しい雨の稽古の日。典子は雨音を聞きながら、亡くなった父のことを思っていた。
五感を使って、全身でその瞬間を味わう。典子は「日日是好日」の意味がわかった。

お茶を初めて二十四年、典子は土曜日になるとお茶に行った。
そして初釜の日。武田先生は「同じことができることが幸せなんだな」と言う。
それを聞きながら典子は、お茶を始めた二十四年前のことを考えていた。
武田先生は典子に「教えてごらんなさい。教えることで教わることがいっぱいあります」と伝える。その言葉に本当の始まりを感じた典子の表情で映画は終わる。

『日日是好日』の登場人物・キャラクター

主人公

典子(演:黒木華)

本作の主人公。
母親の勧めと従姉妹の誘いで、茶道教室に通い始める。
真面目で理屈っぽくて、おっちょこちょいと言わている。
大学を卒業して、出版社のアルバイトをする。

美智子(演:多部未華子)

典子と同い年の従姉妹。
田舎から出てきて都内で一人暮らしをしている。
典子と一緒にお茶を習い始める。竹を割ったような性格と言われている。
大学卒業後、貿易商社に就職する。
仕事を辞め、実家に帰ってお見合いで開業医と結婚する。

武田先生(演:樹木希林)

茶道教室の先生。
大きな家に一人暮らしをしている。
挨拶のしかたが「タダモノじゃない」と典子の母は言う。

典子の家族

hi-257
hi-257
@hi-257

Related Articles関連記事

下剋上球児(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

下剋上球児(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『下剋上球児』とは2023年10月より放送を開始したTBS系列の「日曜劇場」枠のテレビドラマで、主演は鈴木亮平。物語は三重県の架空の高校の弱小野球部が舞台で、甲子園を目指す3年間を描いたもの。野球素人から自分自身の問題を抱える球児達が野球を通して仲間達と大きく成長していくスポ根ドラマ。ストーリーが感動的だとして視聴者から高い評価を得ている。

Read Article

嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

嘘喰い(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『嘘喰い』とは、2006年から2018年までに迫稔雄が『週刊ヤングジャンプ』にて連載していた漫画及びそれを題材としたアニメ、映画作品である。相手のイカサマ(嘘)を利用し勝利する様から「噓喰い」の2つ名を冠する天才ギャンブラー・斑目貘が、智力と暴力の入り乱れる命懸けのギャンブルに挑む姿を描く。ギャンブルシーンの高度な駆け引きと読み合いの最中に行われるキャラクター同士の激しい格闘も人気を博しており、ギャンブル漫画としてもアクション漫画としても読み応えのある非常に重厚な内容の漫画である。

Read Article

万引き家族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

万引き家族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

万引き家族(英題:Shoplifters)とは、2018年に公開された日本映画である。監督は『そして父になる』などで知られる是枝裕和。主演はリリー・フランキーと安藤サクラ。 第71回カンヌ国際映画祭において最高賞のパルム・ドールを獲得するなど、国内外で高い評価を受けた。 貧困のなか、万引きによって生計を立てながら身を寄せ合う家族6人の姿を描く。

Read Article

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

Read Article

歩いても 歩いても(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

歩いても 歩いても(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

兄の命日に久々に実家に集まった横山家。しかし次男の良多は父と折り合いが悪く、気が重い。食卓には母の作った手料理が並び、思い出話に花が咲く。そんな何気ない会話の中に、家族それぞれが抱えた事情が見え隠れする。どこにでもある家族の夏の一日を静かに繊細に描いた、是枝裕和監督の思いが詰まったホームドラマ。

Read Article

山田太郎ものがたり(やまたろ)のネタバレ解説・考察まとめ

山田太郎ものがたり(やまたろ)のネタバレ解説・考察まとめ

『山田太郎ものがたり』とは、TBS系列毎週金曜22時より、2007年7月から9月に全10話放送されたコメディドラマである。森永あいの同名漫画を原作としている。二宮和也演じる主人公の山田太郎は成績優秀、容姿端麗でお金持ちが多く通う学園のなかで貴公子のような存在である。しかし、実際は家族7人弟妹の長男で絵に描いた貧乏生活を送る。貧乏でありながらも家族を大切に前向きな山田太郎と家族、学園で出会う仲間たちとの愉快な物語が描かれたドラマである。

Read Article

映像研には手を出すな!(大童澄瞳)のネタバレ解説・考察まとめ

映像研には手を出すな!(大童澄瞳)のネタバレ解説・考察まとめ

『映像研には手を出すな!』とは、大童澄瞳による日本の漫画及び、それを原作としたアニメ、ドラマ、映画作品。アニメ好きの女子高生3人が、部活動で様々なアニメ制作を手掛けていくというストーリー。アニメ制作を通じての3人の成長が見られ、映像制作の場面はアニメファンの心をくすぐるような話になっている。また、映像も空想と現実が入り混じり、独特の世界観を醸し出している。本編では、女子高生と戦車の戦い、ロボットと怪獣の戦い、異星人と地球人との交流がアニメ作品として描かれており、独特なタッチの映像となっている。

Read Article

来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。

Read Article

借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。

Read Article

夜のピクニック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

夜のピクニック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『夜のピクニック』とは、恩田陸の青春長編小説『夜のピクニック』を原作としたヒューマンドラマである。「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」をキャッチコピーにして、2006年9月30日に公開された。主人公の甲田貴子は、北高に通う高校3年生である。北高には、一昼夜かけて80㎞を歩く「歩行祭」という伝統行事があった。貴子は、高校生活最後の歩行祭で「同じクラスの西脇融と話をする」という1人だけの秘密の賭けをしていた。青春時代の輝きや、友人の大切さなどを感じる青春映画である。

Read Article

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

Read Article

天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。

Read Article

小さいおうち(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

小さいおうち(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『小さいおうち』とは、中島京子の同名小説を元に2014年に映画化された日本の恋愛映画である。山形から東京に女中奉公に上がった布宮タキ(ぬのみや)は、赤い屋根のちいさなおうちに住む平井時子(ひらいときこ)の元で働いていた。時子はその外見と内面から、誰でも虜にしてしまう女性だった。そして時子は夫の部下である板垣正治(いたがきしょうじ)と道ならぬ恋をしてしまい、日本も戦争への道を着実に進み始めていた。この作品は昭和という激動の時代を生きていた人々の、血の通った温かい生活と小さな秘密を描いた物語である。

Read Article

DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。

Read Article

TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ

TOKYO MER(走る緊急救命室)のネタバレ解説・考察まとめ

『TOKYO MER(走る緊急救命室)』とは、2021年7月から9月まで放送された本格救命医療ドラマ。都知事の号令で東京海浜病院内に設置された、試験運用中の救命救急プロフェッショナルチームTOKYO MER。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで、危険な重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者に救命処置を施すチームの活躍を描く。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッションである。コロナ禍で新型コロナウイルスとの闘いを続ける医療従事者に感謝の意を込めたドラマとして放送された。

Read Article

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』とは、2022年1月〜3月にフジテレビ系列で毎週木曜夜10時より放送していた連続ドラマである。大手出版会社であるクスノキ出版が運営するインターネットニュースサイト「カンフルNEWS」に閉鎖の危機が訪れる。そこに現れた黒木華演じる瀬古凛々子(せこりりこ)は、カンフルNEWS編集部員と共にサイト閉鎖の危機に立ち向かう。その中で巻き起こる“人と人とのつながり”を描く、社会派風完全オリジナルドラマである。

Read Article

億男(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

億男(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『億男』とは、映画プロデューサーで小説家の川村元気による長編小説・およびそれを基にした映画作品である。主人公の大倉一男は借金返済のために昼夜問わず働いて必死にお金を稼いでいた。そんなある日、偶然手に入れた宝くじが当選し、一男は3億円を手にする。突然大金を所持したことに不安を抱え、旧友である古河九十九に相談。しかし彼は3億円と共に失踪してしまう。一男は九十九を探す過程で様々な大金持ちと出会い、お金の価値を学んでいく。

Read Article

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

Read Article

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。

Read Article

マイファミリー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

マイファミリー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『マイファミリー』とは2022年にTBSの日曜劇場で放送されたドラマである。二宮和也と多部未華子が演じる夫婦の子どもが誘拐されるところから物語は始まる。誘拐の方法が過去に隠蔽された誘拐事件と似ていたことから、当時かかわっていた警察関係者も動き出す。家族、警察、犯人の思いが交錯したストーリーから目が離せないと、最終回まで話題となったノンストップファミリーエンターテイメントである。

Read Article

るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の“追憶編”と呼ばれる中編エピソードを原作とする実写映画。剣心の人斬り時代の苦悩と絶望と喪失が描かれている。2012年から始まった「実写版るろうに剣心」の最後を飾る作品。 時は幕末。維新志士の剣心は幕府要人を次々と暗殺し、最強の人斬りと称されるも、「自分の行いは本当に正義なのか」と悩み続けていた。そんな折、剣心は雪代巴という少女と出会い、彼女との交流の中で本来の己を取り戻していく。

Read Article

るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。 強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。

Read Article

余命10年(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

余命10年(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『余命10年』とは、小説を実写化し2022年に公開された映画だ。生と死、希望と絶望といった深いテーマを背景に、登場人物たちの内面の葛藤や変化がリアルに描かれている。坂口健太郎と小松菜奈がダブル主演を務めるということでも注目を集めた。物語は、難病を患った女性と生きる希望を失った男性が出会い、お互いに惹かれていく二人を中心に展開する。彼らは自身の過去や不安と向き合い、新たな未来への一歩を踏み出していく。

Read Article

自転しながら公転する(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

自転しながら公転する(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『自転しながら公転する』とは、山本文緒によって発表された長編小説および小説を原作として制作されたテレビドラマである。原作小説は2016年1月号から2019年5月号にかけて『小説新潮』に掲載され、2020年に新潮社より単行本が刊行された。ドラマ版は松本穂香を主演とし、読売テレビ・日本テレビ系のスペシャルドラマとして2023年12月に3週連続で放送された。 仕事、結婚、親の介護に悩むアラサー女性が、自身の幸せを追い求める姿を描く物語で、近づいてはまた離れる恋人との関係性が見どころである。

Read Article

社畜OLちえ丸日記(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

社畜OLちえ丸日記(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『社畜OLちえ丸日記』とは、人気YouTuber「社畜OLちえ丸」が2022年3月に出版したエッセイを原作とした、2023年の実写ドラマ作品である。憧れのバリキャリ生活を夢見て就職した先はとんでもないブラック企業だった。始業時間2時間前に出勤は当たり前、深夜残業当たり前。そんな職場でも周囲の人たちに支えられながら、社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを描いた作品だ。 主人公ちえ丸が、理不尽な説教を食らっても心の中でツッコミを入れる所などコメディ要素強めなのも見どころの一つである。

Read Article

嘘喰いの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

嘘喰いの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『嘘喰い(うそぐい)』とは、『週刊ヤングジャンプ』連載の迫稔雄による漫画作品。主人公の天才ギャンブラー斑目貘と、あらゆる勝負事を取り仕切る裏の組織である倶楽部「賭郎」を中心に繰り広げられるギャンブル漫画。作中オリジナルのギャンブル・ゲーム、その中で展開される心理戦・格闘シーンが特徴。独特な世界観の中で個性的なキャラクターが発するセリフには名言も多い。

Read Article

乃木坂46の徹底解説まとめ

乃木坂46の徹底解説まとめ

乃木坂46とは、2011年8月21日に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。AKB48と同じく秋元康プロデュースのグループであり、のちに誕生する「欅坂46」や「日向坂46」など「坂道シリーズ」の第一弾グループでもある。当初はAKB48のライバルということで何かと比較されることが多かったが、現在では第59回、及び第60回の日本レコード大賞を連続受賞するなど、「AKB48の公式ライバル」という看板はもはや不要の「乃木坂46」という唯一無二のアイドルグループとして君臨している。

Read Article

AKB48グループ・坂道シリーズの炎上・スキャンダル・不祥事まとめ

AKB48グループ・坂道シリーズの炎上・スキャンダル・不祥事まとめ

AKB48グループ・坂道シリーズは、秋元康がプロデュースする女性アイドルグループ・AKB48および姉妹グループ、坂道シリーズのことである。恋愛禁止を掲げるアイドルグループとしても有名であるが、スキャンダルや騒動が後を絶えない。ついにはグループに在籍しながら結婚宣言を行ったメンバーも現れ、世間を騒がせている。

Read Article

乃木坂46の家族エピソードまとめ

乃木坂46の家族エピソードまとめ

乃木坂46は秋元康がプロデュースする女性アイドルグループであり、坂道シリーズの第1弾グループでもある。グループ結成とほぼ同時期の2011年10月にテレビの冠バラエティ番組『乃木坂って、どこ?』の放送が開始された。その後2015年4月から後継番組『乃木坂工事中』が放送されている。本記事では、この2番組で放送された内容を中心に乃木坂46のメンバーと家族とのエピソードをまとめて紹介する。

Read Article

乃木坂46のハロウィン仮装まとめ

乃木坂46のハロウィン仮装まとめ

乃木坂46は秋元康がプロデュースする女性アイドルグループであり、坂道シリーズの第1弾グループでもある。グループ結成とほぼ同時期の2011年10月にテレビの冠バラエティ番組『乃木坂って、どこ?』の放送が開始された。その後2015年4月から後継番組『乃木坂工事中』が放送されている。本記事では、ハロウィン時にこの2番組で放送されたメンバーによる仮装の模様や、その後のゲーム大会などをまとめて紹介する。

Read Article

乃木坂46の学力テストまとめ

乃木坂46の学力テストまとめ

乃木坂46は秋元康がプロデュースする女性アイドルグループであり、坂道シリーズの第1弾グループでもある。グループ結成とほぼ同時期の2011年10月にテレビの冠バラエティ番組『乃木坂って、どこ?』の放送が開始された。その後2015年4月から後継番組『乃木坂工事中』が放送されている。本記事では、この2番組で放送された学力テスト企画「頭脳(NO)王決定戦」の内容を紹介する。

Read Article

乃木坂46の名言・迷言・発言まとめ

乃木坂46の名言・迷言・発言まとめ

乃木坂46とは、2011年8月21日に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。AKB48と同じく秋元康プロデュースのグループであり、のちに誕生する「欅坂46(現櫻坂46)」や「日向坂46」など「坂道シリーズ」の第一弾グループでもある。本記事では、乃木坂46が出演したテレビ番組や雑誌等で行なわれたインタビューから、印象深い名言や迷言、発言を集め、加入した期生別・メンバー別(50音順)に紹介する。

Read Article

【蒼井優】地味なのが良い!「薄い顔美人」といわれる女性芸能人まとめ【多部未華子】

【蒼井優】地味なのが良い!「薄い顔美人」といわれる女性芸能人まとめ【多部未華子】

「薄い顔美人」というものをご存知でしょうか。この言葉を聞く限りだと「影が薄い」とか、どちらかというとネガティブな印象を抱いてしまうかもしれませんが、実はそうではありません。調べたところ、顔の彫りが深くなくて「ザ・日本人」な雰囲気のある美人のことだそうです。この記事では、今話題のそんな「薄い顔美人」たちについてまとめました。確かにみんな顔立ちはハデではないけれど、これこそが日本人の持ち味なのかもしれません。

Read Article

目次 - Contents