日日是好日(エッセイ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイを大森立嗣が監督した2018年公開の日本映画である。主演の典子役を黒木華、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子、そして茶道の武田先生役を樹木希林が演じた。二十歳の典子は母の勧めで、従姉妹の美智子と近くの茶道教室に通う。茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、別れなどを経験をした典子は、二十四年経ってその書の本当の意味を感じる。茶道を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。

『日日是好日』の概要

『日日是好日』とは、森下典子の自伝エッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー』を『さよなら渓谷』、『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣が、脚本・監督した日本映画である。2018年10月3日に公開された。

主演の典子役を黒木華が演じ、典子と一緒にお茶を習う従姉妹の美智子役を多部未華子が演じた。茶道の武田先生役を務めた樹木希林は、本作公開前の9月に他界した。
また、乃木坂46のメンバー山下美月が、お茶を習う高校生の生徒として出演している。本作が映画初出演である。
黒木華は、本作で第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、樹木希林は、優秀助演女優賞した。

原作者の森下典子は、茶道関連のアドバイザーとして本作に参加し、その模様をエッセイ『茶の湯の冒険「日日是好日」から広がるしあわせ』にまとめている。
二十歳の典子は、母の勧めで、従姉妹の美智子と一緒に近くの茶道教室に通うことにした。その茶室に掲げてある「日日是好日」の書の額。何をしているのかわからない茶道のお点前だったが、それでも茶道を習いながら、就職に挫折、失恋、大切な人との別れなど、様ざまな経験をした典子は、二十四年経って、その書の本当の意味を感じる。世の中には「すぐにわかるもの」と「すぐにわからないもの」がある。
これは、お茶を通して語られる典子の成長物語でもあり、その体験は精神の大冒険でもある。

『日日是好日』のあらすじ・ストーリー

二十歳の春

典子は十歳のとき、家族と一緒にフェリーニ監督の「道」という映画を見た。何がいいのかさっぱりわからない作品に、「ディズニーのほうがよかったのに」と父に愚痴った。
1993年、典子は大学生になっていた。大学時代に、一生をかけられるような何かを見つけたいと思っていたが、本当にしたいことが何なのかわからないまま過ごしていた。

典子の家に遊びにきていた従姉妹の美智子は、典子と同い年。田舎の実家を出て、東京で一人暮らしをしている。母の思い付きのようなひとことと、美智子の誘いもあって、典子は近所の武田さんのところでお茶を習うことになった。
二十歳の春だった。

美智子と一緒に地図を見ながら武田さんの家を探す。路地の先にある大きな家が茶道教室である。
案内された茶室に「日日是好日」と書かれた書の額を見て、「なんて書いてあるの?」と美智子。武田先生が「にちにちこれこうじつ」と教えてくれる。

武田先生は最初に掛け軸「薫風自南来」を紹介する。「くんぷうみなみよりきたる。新緑の季節に若い二人がポーンと入ってきて、ぴったりじゃない?」と読み方と意味を簡単に話す。
そしてすぐに帛紗(ふくさ)さばきの稽古を始める。帛紗で「パン!」と音を鳴らして、これを「ちり打ち」という。棗(なつめ)は帛紗を使って「こ」の字で拭く。
お菓子は、アヤメ饅頭。典子と美智子は先生が点ててくれたお茶を飲む。ズズっと音を出して飲み切る作法に、美智子は「お茶ってすごい変ですね」と言う。

手が自然と動く

翌週、茶筅通しを習う。手首をくるりと回して、茶筅の先を見る。最後に「の」の字を書いて、手前へ引く。次に茶巾の作法を習う。茶碗の中に「ゆ」の字を書いて拭く。
さらに翌週、薄茶のお点前を習う。茶室に入るときは、左足から、畳一帖を六歩で歩いて、七歩目で次の畳へ。いろいろ習うけれど、二人にはやっていることの意味がわからない。そこへ武田先生が「お茶はね。まず『形』なのよ。『形』を作っておいて、その入れ物に後から『心』を入れるもの」と教えてくれる。
典子は「続くかな」と不安になる。

典子のお点前を見ている美智子が作法の手順をつぶやく。すると武田先生に「頭で考えちゃだめ。稽古は習うより慣れろ。そのうち手が勝手に動きます」と制される。
稽古が終わり、二人は教室を出て、溜息をもらす。そのままカラオケボックスへ行き、松任谷由実の「真夏の夜の夢」を熱唱する。

美智子は八月の休みを利用して、イギリス・フランスへ旅行に行った。
九月の最初の稽古は、典子一人の稽古になった。行きたくなかったが、迷ったすえ、やっぱり行くことにした。
典子は、お点前をしながら手が自然に動いたことを実感した。その感覚に典子は「あれ?」、武田先生は「でしょ」と言ってうなづく。典子はそれが気持ちよかった。

典子と美智子は電車に乗って海に行く。砂浜に座って、就職のことを語り合う。美智子は自分で決めて先にすすんでいくような気がして、自分との差を感じる典子だった。ふいに典子は立ち上がって、砂浜に落ちている木の枝を持って、「ザンパーノー!」を叫んで踊りだす。子どものときに見たフェリーニ監督の映画「道」を見返したら、「この映画で感動できない人生なんてもったいないと思うほどよかった」と美智子に語る。美智子は「もしかしたらお茶ってそういうものだったりして」と言う。

典子と美智子は、初めて大規模なお茶会に参加する。ご婦人たちが「まーまー」と言いながら集まっている。茶室の掛け軸には、「日日是好日」が掛けられている。
案内されたら、椅子取りゲームのようにみんな自分の居場所を確保する。まず樂茶碗が回される。本物を見て目を養う。典子は樂茶碗を両手で包むようにもって、思わず「リスみたいに軽くてあったかい」とつぶやく。

気づきと挫折

稽古を始めて二年が経った。典子は出版社でアルバイト、美智子は貿易商社に就職した。
そして後輩ができた。主婦の由美子さん、婦人警官の田所さん、美容師の早苗さん。

雨の日の稽古。典子は目を閉じながら、梅雨の雨音は、秋の雨音とは違うことを感じた。
また別の稽古の日、典子は「瀧」の掛け軸を見ながら、「絵のように眺めればいいんだ」と気づいた。
またある日、お湯の音と水の音の違いに気づいた。典子は自らの成長を感じている。

典子は出版社の試験の前日、お茶の稽古を休んで勉強をしていた。しかしどこか落ち着かず、走って教室に向かうことにした。茶室には「達磨画」の掛け軸が掛けられていた。典子はじっとその掛け軸を見ていた。
典子は就職試験に落ちた。美智子は仕事に限界を感じ、実家で開業医と結婚した。

典子は三十歳になった。お茶を習って十年が経った。
高校生ひとみちゃんが入ってきた。足がしびれて動かないと嘆いていたが、彼女には素質があった。
後輩にも抜かれている気がする。典子は、自分には考えがなくて工夫がないと思う。さらに不器用で機転が利かない。ここにも自分の居場所がないと感じるようになる。
そして、典子は結婚するはずだった彼の裏切りを知り、駅のホームで泣き崩れる。
典子は三カ月稽古を休んだが、大寒の日、稽古に行くことにした。
父は少しうれしくなり、昼からお酒を飲んだ。

節分の日の稽古、武田先生は和菓子を食べている典子に「いつ辞めてもいいじゃない。ただおいしいお茶を飲みにくればいいじゃないの」と見透かしたように言う。典子も冬を乗り越えようとしていた。

一期一会

典子は三十三歳になって初めて一人暮らしをした。実家には、毎週お茶の稽古の後に寄るようになった。ある日の稽古の後、父に一緒にご飯を食べようと言われたが、典子は用事があると言って、ビール一缶だけ付き合って自分の家に戻った。

稽古で茶事を習う。「常にお茶事は一生に一度」だと思ってするようにと武田先生は指導した。
稽古の帰り、典子は今日の先生の「一生に一度」の言葉を重く感じていた。生徒の雪野さんは、利休の時代はいまと違って、いつ人がいなくなるかわからないからだと典子に言う。

ある日の昼、父から電話があった。近くに来たから寄ろうと思ってと言われたが、出かける直前だったので典子は断った。どこか気になって、その日の夜に実家に電話した。母が出て「お父さんはもう寝た」と聞いて典子は安心した。次の土曜日に稽古の帰りにまた寄ると言ったが、その日を待たずに、父は亡くなった。桜が満開の4月5日だった。

激しい雨の稽古の日。典子は雨音を聞きながら、亡くなった父のことを思っていた。
五感を使って、全身でその瞬間を味わう。典子は「日日是好日」の意味がわかった。

お茶を初めて二十四年、典子は土曜日になるとお茶に行った。
そして初釜の日。武田先生は「同じことができることが幸せなんだな」と言う。
それを聞きながら典子は、お茶を始めた二十四年前のことを考えていた。
武田先生は典子に「教えてごらんなさい。教えることで教わることがいっぱいあります」と伝える。その言葉に本当の始まりを感じた典子の表情で映画は終わる。

『日日是好日』の登場人物・キャラクター

主人公

典子(演:黒木華)

本作の主人公。
母親の勧めと従姉妹の誘いで、茶道教室に通い始める。
真面目で理屈っぽくて、おっちょこちょいと言わている。
大学を卒業して、出版社のアルバイトをする。

美智子(演:多部未華子)

典子と同い年の従姉妹。
田舎から出てきて都内で一人暮らしをしている。
典子と一緒にお茶を習い始める。竹を割ったような性格と言われている。
大学卒業後、貿易商社に就職する。
仕事を辞め、実家に帰ってお見合いで開業医と結婚する。

武田先生(演:樹木希林)

茶道教室の先生。
大きな家に一人暮らしをしている。
挨拶のしかたが「タダモノじゃない」と典子の母は言う。

典子の家族

典子の父(演:鶴見慎吾)

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