社畜OLちえ丸日記(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『社畜OLちえ丸日記』とは、人気YouTuber「社畜OLちえ丸」が2022年3月に出版したエッセイを原作とした、2023年の実写ドラマ作品である。憧れのバリキャリ生活を夢見て就職した先はとんでもないブラック企業だった。始業時間2時間前に出勤は当たり前、深夜残業当たり前。そんな職場でも周囲の人たちに支えられながら、社会の荒波の乗り越え方と生きるたくましさを描いた作品だ。
主人公ちえ丸が、理不尽な説教を食らっても心の中でツッコミを入れる所などコメディ要素強めなのも見どころの一つである。

『社畜OLちえ丸日記』の概要

『社畜OLちえ丸日記』とは、人気YouTuber社畜OLちえ丸が2022年3月16日に出版したエッセイ『自己肯定感が低くてくじけそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる』を原作とした2023年の実写ドラマである。
ドラマの原作となったエッセイは、筆者が投稿していたYouTube動画が元となっている。ブラック企業で営業として働いているOLのちえ丸は、ストレス発散の為に出張、外回り、持ち帰り残業の様子、仕事の愚痴などを日常的に投稿していた。多数の人に共感されて動画が大きな反響を呼んだことをきっかけに、KADOKAWAの目に留まり、本を出版することとなったのである。そのエッセイを実写ドラマ化し、Huluで2023年の2月10日から独占配信が開始された。
脚本はNHK『これは経費で落ちません!』や、BSプレミアム『しずかちゃんとパパ』で「第48回放送文化基金賞・テレビドラマ番組・優秀賞」「第38回ATPテレビグランプリ・ドラマ部門・優秀賞」をダブル受賞した蛭田直美だ。主演は玉城ティナで、働く女子に元気と勇気を与えるオフィスコメディとなっている。

バリキャリOLに憧れて、壮絶な受験戦争と就職活動を乗り越え念願の花形営業職に就いた築丸ちえ子(ちくまるちえこ)通称ちえ丸。いざ出勤してみると早朝出勤、深夜退勤は当たり前、ノルマをクリア出来なければパワハラの塊のような上司・分倍河原竜二(ぶばいがわらりゅうじ)に激しく叱責される。スーパーブラック企業に就職してしまったちえ丸は、落ち込みながらも持ち前のポジティブさと周りの支えによって一歩ずつ成長していく様子が描かれている。

『社畜OLちえ丸日記』のあらすじ・ストーリー

社畜開始

バリキャリOLに憧れて厳しい受験勉強と就職活動を乗り越えた築丸ちえ子(ちくまるちえこ)通称ちえ丸は、晴れて花形の営業部に配属が決まった。出勤初日、定時の9時よりもかなり早い7時40分に出社したが、鬼上司の分倍河原竜児(ぶばいがわらりゅうじ)に「遅い!」と怒鳴られてしまう。ちえ丸は「定時って9時ですよね?」と聞くと「定時は消費期限じゃねぇ、賞味期限だ!!」とまたしても怒鳴られてしまう。
困惑するちえ丸をよそに「本日の名言いただきました!」と営業部の先輩・風戸大翔(かざとはると)が叫ぶと、周りは一斉に拍手をし同じく営業部の先輩・佐古山かずえ(さこやまかずえ)により紙に書かれた名言が張り出された。分倍河原から「いつまで突っ立ってるんだちえ丸」とあだ名を付けられると、部長の星野賢治(ほしのけんじ)からも「ちえ丸ちゃん座って座って」と言われ、周りからもちえ丸と呼ばれ始めた。ちえ丸の隣の席の先輩・三村里奈(みむらりな)に挨拶すると「何でも聞いてね」と言われるが、数秒後には「今話しかけないで」とあしらわれてしまう。ちえ丸は分倍河原に「私は何をしたらいいですか?」と聞くと「仕事に決まってんだろ!!」と再び怒鳴られ、午前中4時間放置プレイされた。
社員たちがお昼休憩に行く中、ちえ丸は分倍河原から「ちえ丸、お前は午前中呼吸以外何してた?」と詰められる。ちえ丸は「まばたき」と答えると「なめてんのかちえ丸!!」とまたしても怒鳴られる。公園で退職届を書きながら「ちえ丸って前にも誰かに言われていたような」と思い返していると、幼少期のちえ丸が現れた。幼少期のちえ丸は「ちえ丸参上!ねえ、なんで忍者ならなかったの?」と問いかけてきた。ちえ丸は「他になりたいかっこいいものができたから」と言ってバリキャリOLのモーニングルーティーン動画を見せた。落ち込み弱音を吐くちえ丸に、幼少期のちえ丸は「かっこよくなるまでかっこ悪くてもいいじゃん」と言って退職届をビリビリに破り「ドロン」と言って消えていった。そこへ何者でもないおじさんが現れ、散らばった退職届をゴミ袋へ入れながら「これは持ってな。あんたはいつでも奴らにこれを突き出せる。大事にしまっておきな。いつも心に退職届」とちえ丸と励ましてくれた。

本格的に社畜開始

ちえ丸が配属された営業部は例年新人研修の時に行われる挨拶コンテストがあった。声の大きさ、スピード、お辞儀の角度などを競い、1位を取った人だけが営業部に配属されるというしきたりがあった。しかしパワハラだの騒がれだした事からちえ丸の代から挨拶コンテストは無くなったのだ。そんなものがあることを知らないちえ丸は「歴代のチャンピオンだった先輩たちと挨拶で勝て」と分倍河原から突然言われたが、結局1度も勝つことが出来なかった。次の日出勤したちえ丸は前日の挨拶を見習い大きな声で分倍河原に挨拶をした。すると分倍河原から「お前今日から外回りな。今月中に50件。魂売ってでも取ってこい」と言われ本格的に営業の仕事を始めるのだった。
何とか外回りの仕事をするようになったちえ丸だったが、契約は全く取れないでいた。怒られる覚悟で会社に戻ると分倍河原から「今から藤木重工に行ってこい」と言われた。ちえ丸は「先ほど伺いましたが担当者様がご不在で、資料だけ置いてきました」と説明すると「その資料みて連絡があったんだよ。必ず契約取ってこい!」と活を入れられ、ちえ丸は再び藤木重工へ戻っていった。
ちえ丸は無事契約を取ってきて事務所のみんなと浮かれていたが、分倍河原に見られ「たかだか1件取っただけで浮かれてんじゃねぇだろうな。ノルマは10件だぞ、あと9件取ってこれんのか?」と煽られる。星野は「まだ新人なんだから」となだめるが、分倍河原は「新人時代の三村は入社1か月でノルマ越えしてましたよ」と新人時代を比べられた。
ちえ丸は三村に「コツってありますか?アドバイスいただけたら」と質問すると「無い、あっても知らない。逆に聞いていい?なんでヘラヘラしていられるの?ノルマ全然届いてないのに」と言われちえ丸は謝ってしまう。三村は「別に謝ってほしいわけじゃない。ただ頑張ってるだけ。コツとか天才とかじゃなくて、契約取れるまで頑張ってるだけ」と言って去っていった。それを聞いたちえ丸は気合を入れなおしがむしゃらに営業したのだ。頑張った結果契約も徐々に取れ始めたが、あと一歩のところでノルマ達成できなかった。
公園で落ち込むちえ丸の元に何者でもないおじさんが現れ話を聞いていた。ちえ丸は「笑えないくらい頑張ってみようと思ったんですが、結局ダメでした。でもノルマ達成できなくても誰も死なないしいいかなって思っちゃったんです。頑張るってよくわからないです」と話した。おじさんは「今言った言葉よく覚えておきなねぇちゃん!それがあんたの才能だ。その才能がいつか誰かの命を救う」と励ましてくれたが、意味が分からないまま「グッドラック!」と言いおじさんは去ってしまった。

なんくるないさー

営業部では毎年恒例の飲み会が行われようとしていた。ちえ丸はこの飲み会で気が利く新人だというところをアピールし好感度を上げ、営業成績の悪さをうやむやにしようという作戦を立てた。早速部屋に入るとすでに三村が下座に座っていた。三村は、本日の主役と書かれた襷をちえ丸に渡し「表向きは定例の飲み会だけど、ちえ丸さんの歓迎祝いも兼ねているから」と一番の上座に座らせた。他の上司たちが来ると「お疲れ様です!」とにこやかに挨拶するちえ丸だったが、分倍河原に「あほ丸が!!!」と怒鳴られてしまった。三村の罠にまんまとはまったちえ丸だったが、気を取り直して気が利くところをアピールしようとする。しかし毎回三村の邪魔が入りなかなかうまい具合に進まなかった。そんな時風戸が「バイオレットワン東京が倒産したみたいです」と報告する。三村が担当していた営業先で今月の入金もまだのところだった。飲み会は中断し全員会社に戻っていった。
三村は会社に大きな損失を出した責任を感じ謝罪するが、みんなから「三村ちゃんの責任じゃないから大丈夫」と慰められる。失敗を取り返そうと頑張るが、逆効果になってしまいまったく契約が取れなくなってしまった。三村が徐に席を立ちどこかへ行くと、それを見ていた分倍河原はちえ丸に後を追うように指示する。三村は屋上へ行き柵を乗り越えようとしていた。ちえ丸は「三村さん何やってるんですか?何か落とし物でもしたんですか?」と話しかけた。三村は「殺人犯になりたくなかったら早くどっか行って」とちえ丸を追い払う。そこでようやくちえ丸は三村が自殺しようとしていることに気づき慌てて止めに入った。ずっと目標に向かって生きてきた三村にとって営業が取れなくなった事は死活問題だった。ちえ丸はどうにか自殺するのを止めてほしくて「一緒に沖縄行きましょう!!なんくるないさーって!それとも湯布院がいいですか?3日くらいゆっくりして、それでも死にたかったらその時考えましょう。いや、三村さんは考えなくていいです。私が考えますから」と突然旅行に誘った。ちえ丸は「会社にってよりは、この世に居てほしいです。私がそこから飛び降りたくなった時のために!それに課長やばくないですか?とか、ふわっとした悪口言えるのって超貴重じゃないですか?なので私のために居てほしいです!」と言うと、三村は「すごいねあんた」と言い、自殺するのを止めたのだった。

イマジネーション

ある日ちえ丸は元気に出社すると、佐古山から「やっぱりちえ丸ちゃんだった!元気な足音が聞こえてきたから」と言われた。ちえ丸は「ありがとうございます!」とにこやかに返したが、隣の三村からメモ紙を無言で渡された。開けてみると「言っとくけど今の足音がうるさいって意味だから」と書かれていた。嫌味だと知ったちえ丸は、廊下で静かに歩く練習を始めた。そこへ佐古山が現れ「ちえ丸ちゃん。今日のスカートお尻が綺麗に見えるわね~」と言われる。「これも嫌味なのか、それなら何て返すのが正解なのか」と色々考えたが、結局「ありがとうございます!佐古山さんのジャケットも素敵ですね」と返すと「そりゃどうも」と言って、去って行ってしまった。すると三村が現れ再びメモ紙を渡してきた。そこには「言っとくけど今の、尻強調してんじゃねーよって意味だから」と書かれていたのだ。ちえ丸は、また公園で何でもないおじさんに愚痴をこぼす。
「普通に言ってくれればよくないですか?いちいち嫌味変換するとか意味わかんないし。私も普通に言い返せたらいいんですが、会社に居づらくなったら嫌だし」と話す。おじさんは「そのお局。彼女は深い後悔を抱えている。かつては彼女もストレートに後輩に注意していたのさ。彼女なりの愛情表現だった。でも逆に『佐古山が怖い』と後輩は辞めていってしまった。それからだよ、彼女が何か注意する時嫌味と誤解されるぐらいオブラートに包むようになったのは」と想像の物語を話した。おじさんは「今のどう思ったよ?それならしょうがないと思っただろ?それが想像の意味だよ」と話し去っていった。そしてちえ丸は会社に戻り再び静かに歩く練習をした。
次の日ちえ丸は前を歩く佐古山に「おはようございます!」と声をかけた。佐古山の前を歩いて見せ「音聞こえませんでしたよね?どうですか?」と聞くと、佐古山から「合格!」と笑顔で合格をもらったのだった。

ゆで卵と新人

休みの日、ちえ丸がお菓子を食べながら母親築丸久美子(ちくまるくみこ)とテレビ電話をしていると「ちゃんとご飯食べてるの?お野菜も食べなきゃだめよ」と指摘を受け、大量の野菜と卵が送られてきた。ちえ丸は電話で「せっかく送ってくれたけど、作る時間ないから無駄にしちゃうかも」と言うと、久美子は「そう思って野菜はそのまま食べれる物だけ入れたから、切って適当につけて食べなさい。卵もゆで卵にしてね。食べ物は体もだけど、心も作るんだから。5日に1度10分だけ頑張って」とアドバイスをくれた。休みの日にちえ丸はアドバイス通り貰った野菜を切り、卵を茹でて自家製のつゆにつけておいた。次の日ちえ丸は自分で作ったゆで卵を食べながら「今日は良いことがありそうだな」と元気に出勤していった。
出勤するとホワイトボードの裏に誰か居るのを見つけたちえ丸は「どちら様ですか?」と声をかけた。全然反応が返ってこない事に外国人だと思ったちえ丸が、出勤してきた分倍河原にそのことを伝えると「今日から配属になった藤木リョウ(ふじきりょう)だ」と紹介された。その後風戸が藤木の面倒みることになったが、数秒後「そんなこともできないの?今任せられる仕事ないからまたあとでね」と言われると、藤木はノートに絵を描いて時間をつぶしていた。退社後ちえ丸は藤木に声をかけご飯へ向かった。
藤木は「朝はキョドってしまってすみません。引きこもっていたので人に慣れていなくて。親がついにブチ切れて『一緒に死ぬか、叔父さんの会社に行くかどっちかにしろ』と言われて、死なせることは出来ないので叔父さんの会社に来ました」と話した。そこで藤木が社長の甥っ子だという事が分かったのだ。ちえ丸は「さっきオフィスで何を描いていたんですか?」と聞くと、藤木オリジナルキャラのバカチンガーだという事がわかった。藤木は「誰かが悪いことをするとどこからともなく現れて『この馬鹿ちんが!』と叱ってくれるんです。ま、実際はいないんですけどね」と説明してくれた。ちえ丸は「藤木さんて面白いですね!藤木さんがバカチンガーになったらいいと思います。一緒に仕事頑張りましょ!」と励ました。ちえ丸は、朝の良いことありそうと思ったことが現実になったなと考えながら、また仕事頑張ろうと思っていた。

それぞれの居場所

ある日ちえ丸と藤木はそれぞれ風戸と分倍河原から怒られていた。そして二人で落ち込んでいると星野がやってきて励ましてくれた。ちえ丸は勇気づけられ仕事に取り込むが、業務連絡で「会社のスマホからエロサイトにアクセスされた形跡があった」と回ってきた。しかも営業部の部長星野がやったと噂が広がっていたのだ。なんとかしたいちえ丸に、分倍河原が「噂話している人の所へ行き、やったのは課長(自分)だと吹き込んできてくれ」と頼んだ。分倍河原は「俺は何を言われても何ともない。だが、部長は下手したら辞めてしまうかもしれない。だからよろしく」と星野を守る為、営業部全員で噂を課長へすり替えるよう動いたのだ。そしてその騒動をかき消すため、今まで月の売り上げノルマ3000万だったのが6000万へと変わった。分倍河原は「売り上げあげて社畜魂みせてやるぞ!!」と声掛けし鼓舞した。
ちえ丸も張り切って外回りへ行き、契約を取ったのだがそこの社員からセクハラまがいな事をされそうになった。ちえ丸が逃げ回っていると、何故か藤木が現れ「この馬鹿ちんが!ちえ丸さんはそんなことして契約取る人ではありません!」とバカチンガーになって助けてくれたのだ。その帰り道ちえ丸と藤木は、何者でもないおじさんが営む焼き芋屋に足を運ぶとおじさんの奥さんが現れた。奥さんはちえ丸を見ると「OLさん?しかも営業?私憧れてたんだよね。憧れすぎてなりすまし動画投稿してたの。『バリキャリ営業OL日記』ってね」と、ちえ丸が憧れていたバリキャリOLは、この奥さんがなりすました偽物だったことが発覚した。ちえ丸は「嘘に憧れて馬鹿だね私」と落ち込んでいると、藤木が「バカチンガーが居ないなら僕がなればいいって言いましたよね。だから僕はバカチンガーになりました。なればいいと思います。ちえ丸さんが憧れたバリキャリOLに」と励ましてくれたが、次の日藤木はすでに会社を辞めてどこかへ行ってしまっていた。
ちえ丸はその後動画の撮り方を教えてもらい「社畜OL」として動画投稿を始めると、一番に反応したのはバカチンガーと書かれたアカウントだった。ちえ丸は「自分が動画投稿したらきっと藤木は反応してくれるんじゃないか」と思っていたのだ。そしてある日テレビから「バカチンガー」というフレーズが聞こえてきたので画面を見ると、そこにはバカチンガーとバカチンガーの産みの親として藤木が映っていた。藤木はあの日ちえ丸に言われた「藤木君がバカチンガーになったらいいじゃん」を有言実行していた。そしてちえ丸も動画投稿を通じて、憧れていたバリキャリOLとまではいかないが自分の居場所を作っていったのだった。

『社畜OLちえ丸日記』の登場人物・キャラクター

主人公

築丸ちえ子(ちくまるちえこ/演:玉城ティナ)

バリキャリOLに憧れて厳しい就職活動乗り越え、花形である営業職に就職する。しかし現実は突然「ちえ丸」とあだ名をつけられ、過酷な労働環境の中パワハラ上司と厳しい先輩たちからの洗礼を受ける。それでも持ち前のポジティブさで乗り越えていく。

会社の人

藤木リョウ(ふじきりょう/演:望月歩)

ちえ丸と同じ営業部に入ってきた新入社員で実は社長の甥っ子。親に強制的に入社させられたが、引きこもりだったこともあり対人恐怖症ぎみでコミュニケーションが取りにくい。自作のヒーローキャラ「バカチンガー」を書くことで日々のストレスを発散している。

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