ジャングル大帝（手塚治虫）のネタバレ解説・考察まとめ
『ジャングル大帝』とは、手塚治虫による日本の漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。
壮大な自然を舞台に、主人公のレオを中心とした物語で、その中で動物たちの弱肉強食や人間の欲望、自然の脅威や素晴らしさを知ることができる。学童社の月刊漫画誌「漫画少年」に1950年（昭和25年）11月号から1954年（昭和29年）4月号にかけて連載された。アニメ作品も制作されており、手塚治虫初期の代表作であると共に、現代アニメの基礎となった作品である。
白いライオンでレオの妻。レオの為なら危険を顧みず行動するが、反面怖がりな一面もある。本作のヒロイン的存在で、最後は伝染病である死斑病に侵され命を落とす。
ルネ
白いライオンでレオとライヤの息子。人間の世界に強烈な憧れを抱き、家出しアフリカを出る。人間の言葉を少し話せる事が災いし、サーカス団のスターになるが、団長からの酷い扱いに精神的な被害を受ける。その時の経験から人間への考えが間違いであることに気付く。そこでもう一度ジャングルに戻ることにするが、最後はムーン山から生還したヒゲオヤジに遭遇。レオが亡くなったことを聞かされる。その後3代目のジャングルの王になり、子供をもうける。
ルッキオ
白いライオンでルネの妹。ルネが家出しレオが探検に出る際「自分が死んだ後はジャングルの女王になれ」と託される。困惑しつつも承諾したが、ルネが帰郷した為女王になることはなかった。
リョーナ
代々白いライオンを王として祀ってきたビグミーの村の守り神として信仰を得る雌ライオン。一度はレオに守り神の座を明け渡したが、レオがライヤとの生活を望んだため、渋々それを受け入れ再度王位につく。
ブブ
レオのライバル。毛並みは黒く、悪役を思わせる出で立ちの雄ライオン。元々はパンジャに森を奪われ、恨みからレオに敵対心を抱く。
ココ
レオの友達のオウム。物知りを自認しており、お人好しな性格でレオを助ける。ルネとルッキオの名付け親でもある。
人間
ケン一（ケンイチ）
おじであるヒゲオヤジのアフリカ調査団に同行するため、アデンに住む日本人の少年。レオを拾い育て、人間の言葉を教える。物語後半では、ヒゲオヤジに同行するよう指示された学術探検隊に参加し、共にジャングルで遭難してしまう。最終的に脱出に成功し、メリーを説得し共に帰国する。
メリー
ケン一の元クラスメイト。勝気でわがままな性格。ジャングルで原住民を率いる女王のような存在になるが、ケン一の説得により東京に帰る。
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目次 - Contents
- 『ジャングル大帝』の概要
- 『ジャングル大帝』のあらすじ・ストーリー
- ジャングルの王パンジャの死とレオの誕生
- ジャングルの新たなる王子レオの帰還
- レオの成長とライヤの死
- ムーン山への挑戦
- 『ジャングル大帝』の登場人物・キャラクター
- 動物
- レオ
- パンジャ
- エライザ
- ライヤ
- ルネ
- ルッキオ
- リョーナ
- ブブ
- ココ
- 人間
- ケン一（ケンイチ）
- メリー
- ヒゲオヤジ
- ハム・エッグ
- アセチレン・ランプ
- 『ジャングル大帝』の用語
- ムーン山
- 月光石
- 死斑病
- 『ジャングル大帝』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ココ「わしはな、一生弱い弱いけものたちの味方だったぞ。そして強い敵と戦ったぞ」
- ヒゲオヤジ「わしたちはアフリカに勝ったのだろうか…それともそれは人間の思い上がりで…」
- 『ジャングル大帝』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- パンジャのモデルは明治天皇説が有力
- 『ライオン・キング』の発想元は『ジャングル大帝』であると推定されている
- 手塚治虫は本作制作に当たって1年間図書館に通った
- 『ジャングル大帝』の主題歌・挿入歌
- テレビアニメ （1965年）
- OP（オープニング）：平野忠彦「ジャングル大帝のテーマ」
- ED（エンディング）：弘田三枝子「レオのうた」
- ジャングル大帝 進めレオ！（1966年）
- OP（オープニング）：ハッピー・ビーンズ「ジャングル大帝のうた」
- ED（エンディング）：弘田三枝子「レオのうた」
- テレビアニメ（1989年）
- OP（オープニング）：水木一郎「サバンナを越えて」
- ED：（エンディング）：徳垣とも子「夕映えになれ」
- テレビアニメ（1997年）
- 主題歌：松たか子「WING SONG」
- テレビアニメ（2009年）
- 主題歌：Crystal Kay「Step by Step」