プロジェクトセカイ(プロセカ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『プロジェクトセカイ』(プロセカ)とは、音声合成ソフトの「ボーカロイド」が題材のスマホ向けリズム&アドベンチャーゲームである。人気のボーカロイド楽曲(通称:ボカロ曲)で遊べるほか、『プロセカ』オリジナルキャラクター達が展開するストーリーを読む事ができる。全5ユニットでわけられているストーリーでは、さまざまな悩みや葛藤を抱える少年少女達が、仲間や初音ミク達バーチャル・シンガーとの交流にくわえ、音楽そのものを通して成長・変化していく様が描かれている。

フェニランのメインマスコットキャラクター。ファンからは、「フェニーくん」や「フェニペン」という愛称でよく呼ばれている。メインの登場人物達のなかでも、志歩・遥の2人がファンである事が明かされている。特に志歩は、4タイプのフェニー人形を持っており、それぞれにLeo/needメンバーの名をつけている事が明かされている。
現実でも人形としてのグッズ化が行われ、2021年11月22日~12月11日までの期間限定予約購入での発売がされた。

ポチ公(ぽちこう)

フェニランのマスコットキャラクターの1匹。垂れ耳とジト目が特徴の、二足歩行の犬を模したキャラクターとなっている。ファンからの愛称は「ポチ公くん」。えむを警護するSPが着用する仕事着でもある。

ライリー・エンターテインメント社

世界有数のエンターテイメントをメインとした企業。主に映画の制作と配給を行っており、多くのヒット作と人気キャラクターを世に輩出している。若年層からの人気・支持が厚い模様。イベント「ワンダーマジカルショウタイム!」での出来事を通して、鳳グループと提携。その後は、フェニランと共同の事業も開始するようになる。

25時、ナイトコードで。に関連

ナイトコード

ニーゴが使っているボイスチャットツール。彼女達のサークルであり、ユニット名である「25時、ナイトコードで。」の名の由来でもある。ボイスチャットが可能なのはもちろん、音楽やイラストのデータ送信・受け取りも行える。モチーフとなった元ネタは、ボイスチャットサービス・Discordと推測されている。

OWN(おうん)

まふゆがかつて使用していたハンドルネーム。短い期間のみの使用であったが、多くの楽曲投稿を行っており、ファンも多くいた。

東京美術大学(とうきょうびじゅつだいがく)

プロセカに登場する架空の大学。略称は「東美」(とうび)である。国内で最難関の美大とされている。それ故に目指す者が多い、有名大学でもある。実際、絵名がかつて通っていた絵画教室では、生徒の大半が東美を目標としていた。モチーフとなった元ネタは、東京藝術大学と推測される。

『プロジェクトセカイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

星乃一歌「私だけの――Leo/needでしかできない経験を、みんなと一緒にしているから。だから、書きたいって思える。自信を持って……今の私の言葉で」

イベントストーリーにて、作詞に悩む一歌がイオリとの対話やレオニのライブそのものを通して、改めて自分なりの作詞について考えた際に心の中で述べたセリフ。
レオニに焦点を当てたイベント『Knock the Future!!』では、レオニにとって初となるライブの開催がされる。それに伴い作曲をしていた咲希が新曲を完成させてきた為、あとは一歌が歌詞を作るだけの状態となる。だが一歌は自分の歌詞では咲希が楽曲に込めた想いを書ききれないと、作詞について悩むようになる。そんな時、バンドや音楽における先輩のイオリから作詞に関する話を聞く。かつてはイオリも作詞に悩んでいた事、いろいろ試しながら自分なりのやり方にたどり着いた事を知った一歌は、そこから改めて自分の作詞のあり方について考える。その後無事に歌詞を完成させ、ライブも成功させた結果、一歌が改めて自分の作詞について考えた結果導き出したのが「私だけの――Leo/needでしかできない経験を、みんなと一緒にしているから。だから、書きたいって思える。自信を持って……今の私の言葉で」という思いだった。
レオニは幼馴染で結成したバンド。それ故に、「友情」や「絆」という部分に重きをおいたようなストーリー展開がされる事が多い。この一歌の考えは、そんなレオニの持つユニットとしてのカラーにあった考え方だといえる。一歌の成長を感じると共に、他のユニットでは見られないレオニというユニットならではの成長の仕方に胸打たれる名台詞・名シーンである。

花里みのり「こんなわたしでも、ちゃんと踊りきれたよ!みんなと一緒に前へ進めたよ!だから大丈夫!あなたも絶対にできるよ!これからもわたしと──わたし達と一緒に、がんばっていこう!」

イベントストーリーにてアイドルとしてファンから認められたみのりが、今までの自分を振り返りながらこれからの自分の在り方に関して述べたセリフ。
イベントストーリー『届け!HOPEFUL STAGE♪』はモアジャンに焦点をあてたイベントストーリーであると同時に、みのり自身の成長にも焦点をあてたストーリーとなっている。モアジャンのメンバーは、みのり以外全員アイドルとしての経験があるメンバーとなっている。そのため一定のファン層が、アイドル経験なしのみのりにだけは決まったファンがいない。そんなみのりがアイドルとして、他メンバーのファン達から認められるきっかけになったのが『届け!HOPEFUL STAGE♪』での出来事である。
モアジャンの立役者はみのりではあるが、だがみのり自身はアイドルとしてはまだまだな未熟者である事は事実だ。『プロセカ』ファンからすればみのりもまた愛すべきモアジャンのメンバーであるが、それはあくまでも彼女とモアジャンの間にあった出来事を知っているからこそのものとなっている。『プロセカ』作中においては、みのりがモアジャン結成までにどれだけの努力を続けてきたかを知る者はいない。実際、『届け!HOPEFUL STAGE♪』の冒頭では、他メンバーのファンからみのりが叩かれている様子も描かれている。だがそれでもみのりは、アイドルとしてモアジャンメンバーと共に頑張り続ける道を選ぶ。
「こんなわたしでも、ちゃんと踊りきれたよ!みんなと一緒に前へ進めたよ!だから大丈夫!あなたも絶対にできるよ!これからもわたしと──わたし達と一緒に、がんばっていこう!」というセリフからは、そんなみのりのモアジャンという仲間がいたからこそ諦めずに成長できたというみのり自身の仲間への厚い信頼と感謝を感じられる名台詞だといえる。

小豆沢こはね「だから絶対、もう逃げない!!」

メインストーリーにて、Vividsのメンバーとして活動していく事を心新たに誓ったこはねが、その想いを彰人にむかって述べたセリフ。
ストリートミュージシャンとしてはほとんどド素人の状態から、杏と共にVividsとして活動する事になったこはね。そんな彼女が、Vividsとしての初ライブが上手くいかず落ち込んでいた時、セカイでミク達と会話した事で改めてVividsで活動していく決意を新たにする。そうして後日、改めて自分の事を下に見ている彰人と対峙した際に、その決意を彼に告げる。そこで述べたセリフがこの「だから絶対、もう逃げない!!」である。
もともと気が弱く内向的だったこはねが他人に、それも自分よりもストリートミュージシャンとして高い実力を持った彰人に対してこのように強気に出るのは、非常に珍しい事だと言える。しかしだからこそ、こはね自身がそれほどまでにVividsとして活動していく事に強い決意を抱いている証とも取れる。彼女の強い決意と変化を感じられる名セリフである。

天馬司「魔法が笑顔を生むんじゃない。――笑顔から、魔法の力が生まれるんだ」

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