インカラマッ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

インカラマッとは、『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、占いで生計を立て北海道を旅するアイヌ女性。少女の頃にアシリパの父ウイルクと交流があり、金塊争奪戦の渦中にいるアシリパの周囲に現れる。目的を明かそうとせず、周囲を占いで惑わすような行動を取るため、その存在を怪しまれている。鶴見中尉率いる第七師団から離れ小樽のアシリパのコタンで療養していた谷垣源次郎と、疱瘡で家族を失ったチカパシとともに、アシリパを追いかけ旅をする。

インカラマッの赤い衣装。もともとは樺太アイヌのウイルクの母の形見だった。ウイルクが結婚してしまい小樽のコタンに住み着くことになったため、別れる際に「これを着ていれば一目でインカラマッだとわかる」と再会するときのために贈られた。そのときすでに「二度と会えない」と占いの結果が出ていたが、それでもと贈られ以降身につけている。
網走監獄にてのっぺら坊=ウイルクがインカラマッを双眼鏡で確認した時には、一目でインカラマッだと認識した。
アイヌにはアットゥシやルウンペなどの衣装があるが、チンヂリは「チヂリ」とも呼ばれ、刺繍だけで模様を付ける木綿衣である。

メノコマキリ(女性用小刀)

アイヌの女性が持ち歩く小刀のこと。インカラマッが携帯しているメノコマキリのモデルは、北海道網走郡在住の彫刻家・藤戸幸夫が作ったもの。

サモヌイトサイェプ

針入れのついた糸巻き。アイヌの女性は縫い物や織物などの針仕事が必須で、これができないと夫を持つこともできないと言われている。インカラマッも当然、一通りの針仕事はできており、杉元にちぎられた谷垣のシャツボタンを付け直すのに、この針入れをつかった。

アイヌとしての知識

アイヌとして旅の中で生きてきただけあって、北海道各地の動植物や気候、風土についての深い知識を持つ。
画像は夏の時期に採れる野菜であるハマナスを紹介しているシーン。熟すと赤くなり、そのまま食べられる。アイヌの人々は煮込んで、魚油につけて食べていた。乾かすと保存食にもなり、アイヌの重要な食料である。インカラマッは釧路にて杉元一行にこの知識を披露している。

インカラマッの来歴・活躍

ウイルクとの出会い

若い頃のインカラマッとウイルク(手前の男性)

一人で占いをして生計を立て、北海道を放浪していた少女の頃、樺太から北海道に渡って来て間もないウイルク(後のアシリパの父)と出会い、ウイルクに北海道のアイヌについて様々な知識を教えた。その様子は作中の杉元とアシリパの関係を彷彿とさせるようなものだった。当時のインカラマッは作中のアシリパと同年代であり、日々をともに過ごすうちにウイルクに対して恋心を抱くようになっていった。
ウィルクは樺太アイヌの男性で、青い瞳が特徴的な人物だった。その正体は帝政ロシアに対して反政府活動を展開した革命家で、皇帝を暗殺したテロリストである。彼は少数民族による独立国家「極東連邦国家」の建国を目論んでいた。アイヌの隠し金塊の情報を入手したウイルクは、これを独立国家樹立のための軍資金にするために、ロシアから北海道へ来たのである。

インカラマッは「顔に傷のあるニシパ(旦那、など成人男性を意味するアイヌ語)が好きです」と公言しており、ウイルクもまた、顔に大きな傷跡をもっていた。インカラマッは、寝ているウイルクの顔の傷を愛おしそうに撫でるほど、この顔の傷に愛着をもっていた。
後にウイルクは小樽のコタンに住むリラッテ(後のアシリパの母)と出会い結婚。
インカラマッはウイルクのもとを去る際に、大切な友人としてウイルクの亡き母の形見であるチンヂリを貰い受ける。インカラマッが着ているのが、この時もらったチンヂリである。

「ウイルクの死」の調査

アイヌの隠し金塊を巡って7人のアイヌが殺害され、犯人とされるのっぺら坊が逃走する。
ウイルクと別れて10年以上が経過し大人になっていたインカラマッは、殺害されたアイヌの中にウイルクがいたという情報を聞きつけ、彼の死について調べていた。その理由は、かつて愛したウイルクの死について真相を知りたいという思いと、「ウイルクと再会できないのは、その前に自身が死ぬからだ」という占いの結果を信じており、ウイルクが本当に死んだのか疑問を抱いたからである。
ウイルクの死について調べる中、彼らの殺害現場の調査をしていた帝国陸軍第七師団の軍人鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)中尉と出会う。鶴見中尉は「アイヌの隠し金塊を元手に、北海道を独立させロシアの圧力から日本を守る防波堤とする」ため、ウイルクの娘で金塊の在り処を示した刺青人皮の謎の手がかりを知っているはずのアシリパと接触する手立てを求めていた。インカラマッは「ウイルクの死の真相を突き止め、残された忘れ形見のアシリパを守る」ため、情報が必要であり、それぞれの目的のため手を組むこととなった。

鶴見は、表向きは第三者として現場検証を行っていたが、実は彼がウイルクを追い詰めた張本人であった。鶴見はかつてロシアでスパイ活動をしていたことがあり、この時にウイルクと出会い、「アイヌの金塊を手に入れるために北海道に渡る」ことを考えていた彼とその仲間たちに日本語を教えていた。
しかしテロリストとスパイというそれぞれの立場をロシア側に感づかれ、ウイルクは仲間たちと共に逃げ出す際に鶴見の現地での妻子を射殺。ウイルクからすれば「現地で作った妻子など擬装用だろうし、いない方が逃げやすいだろう」という親切心からの行動だったが、擬装用だった妻子をいつしか本気で愛するようになっていた鶴見はこれを恨み、ウイルクへの恨みを募らせる。この二人には深い因縁があったのだ。

その後ウイルクは、仲間のアイヌ達と共に金塊を入手した。だが、この事を察知した鶴見は彼等の仲間割れを画策する。鶴見はウイルクから金塊を横取りしようと考えていたのだ。鶴見の策略によりウイルクの仲間のアイヌ達は殺し合いを始めてしまう。ウイルクは唯一生き残ったものの、金塊を狙う鶴見が迫っている事を察知する。金塊を守る為、ウイルクは恐ろしい行動に出る。彼は死んだ仲間達の生首を切り落とし、その顔の皮を剥ぎ取った。そして自分の顔の皮を剥ぎ取り、生首に被せたのである。彼は自分の生首があるかのように偽装工作を行ったのだった。己の死を偽装し、鶴見から逃れて金塊を守ろうとしたのだ。
だが鶴見はこの工作に気付き、ウイルクを追い詰めた。窮地に陥ったウイルクは自ら網走監獄に入獄し、この危機から逃れたのである。こうして“ウイルクを含むアイヌたちを殺した”犯人とされる、顔の無い謎の囚人「のっぺら坊」が生まれたのであった。

ウイルクに逃げられた鶴見は、彼が網走監獄で作成した刺青人皮を集め始める。その過程で同じく刺青人皮を集める杉元一行と遭遇。対立したものの、鶴見は彼等を逃した。戦うよりも彼等に刺青人皮を集めさせる事を鶴見は考えたのである。彼等が刺青人皮を集めた所で横から奪い取るのが鶴見の目的であった。そして鶴見はインカラマッを杉元一行のスパイとして用いる事を考えたのである。
鶴見はインカラマッに嘘の情報を伝える。それは「のっぺら坊という人物がウイルクを殺した。そしてアイヌの金塊を独り占めにした。」というものであった。更に鶴見は「杉元一行のアシリパはウイルクの娘である。そしてアシリパの近くには裏切り者がいる。」と伝える。鶴見は遺留品を調べた結果、第三者の指紋が検出された事からこの結論に行き着いたのであった。インカラマッはアシリパを守るため、鶴見と協力する事を決意する。彼女は金塊に興味は無い。ただアシリパを危機から救い出す為に行動を開始したのである。

蝦夷地ダービー

苫小牧競馬場で一攫千金を狙う白石とインカラマッ

ウイルクを殺した人間の情報を求めながら、苫小牧にある勇払のコタンを訪れる。そこにしばし滞在しながら占いで日々の糧を得ていくが、あまりによく当たるため村人の多くが夢中になってしまい、「言葉巧みに村人を扇動して何か企んでいるのではないか」と彼女を怪しむ者も出てくる事態となった。
この頃、元兵士の杉元佐一(すぎもと さいち)とウイルクの娘アシリパも、それぞれに「幼馴染の治療費の調達」と「父の死の真相の解明」という目的から隠し金塊探しに参加しており、刺青囚人の1人である白石由竹(しらいし よしたけ)、ウイルクの旧友キロランケを仲間に加えて勇払のコタンへと来訪。ここで杉元たちと対面し、物語への初登場を果たす。

白石に請われて、苫小牧の競馬場に同行し、馬券を何度も当てるなどの働きを見せる。この際に、言葉巧みにお守りを何点も販売し白石に購入させた。
大勝ちさせ白石の信用を勝ち得たが、最終的にはキロランケの代走するレースで占いを外してアシリパ一行の前から姿を消した。
この時のシラッキカムイの占い結果は、落下直前に白石に突き刺さり本当のところ当たっていたのか外れていたのかは不明瞭であった。
アシリパに対して「資金が手に入れば杉元や白石は金塊争奪戦から身を引いてしまい、アシリパが困るのではないか」と話し、わざと外したかのように振舞った。その証拠に、1枚だけ当たりの馬券が混ざっており、無一文にならないよう慈悲を見せている。

漫画作品では苫小牧での出来事となっているが、アニメ作品では長沼に変更になっている。

馬券の指紋照合

インカラマッは、アイヌらの殺害現場で鶴見が押収した遺留品と、自身が先の苫小牧競馬場で手に入れた馬券の指紋を照合するため鶴見中尉を訪ねる。
照合の結果、遺留品の指紋と馬券についていたキロランケの指紋が合致する。「ウイルクを殺害したのはキロランケであり、のっぺら坊は帝政ロシアの反逆者パルチザンの仲間」と報告を受ける。
鶴見は、インカラマッに再度アシリパを追いかけるさせるため、フチのもとで療養中の第七師団の軍人・谷垣源次郎(たにがき げんじろう)を利用するよう入れ知恵する。
しかし、遺留品との照合結果については鶴見による嘘の情報であり、これは「インカラマッを騙してアシリパに近づかせ、その動向を報告させる」ための策略であった。

谷垣源次郎との旅立ち

元マタギ(猟師)で第七師団の兵士でもある谷垣源次郎(たにがき げんじろう)は、鶴見中尉のもとで金塊捜索の任務中に負傷した上等兵・尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)の加害犯捜査をしていた。そこで、不審なアイヌの少女・アシリパを追跡・保護しようとした時、突如現れた白銀の狼・レタラに右足を砕かれ失神する。行き倒れていた所を刺青囚人・二瓶鉄造(にへい てつぞう)に手当てされ、行動を共にする内に軍から抜けマタギとしてやり直したいと思うようになり、二瓶の白狼狩りに同行する。二瓶と杉元が交戦する最中、邪魔されないようアシリパの身柄を抱えて移動するも、不注意から仕掛け罠の矢毒を受ける。アシリパの応急処置により一命を取り留め、二瓶の死亡後、アシリパのコタンへ運ばれフチのもとで療養していた。

インカラマッは、鶴見の差金でアシリパの小樽のコタンに現れ、「青い目をした女の子(=アシリパ)を探しています」とフチと谷垣源次郎に接触する。
そこで占いの結果として「アシリパに同行する三人の男のうちの何者かが裏切る」と話し、それを聞いたフチが「アシリパに会えずに死ぬ事になる」という夢をみてしまう。アイヌは占いの結果を深刻にとらえる習慣があり、とくに「夢」に至ってはひとつの予言と考える。
和人の谷垣はインカラマッの占いを信じることはなかったが、フチに世話になった恩を返す良い機会だと考え、彼女を安心させたい一心で「アシリパを無事に連れ戻す」ための旅に出ることにした。
インカラマッは再度アシリパと接触するために、谷垣に行動を怪しまれながらもそれを意に介すことなく旅に同行する。
その後、谷垣に懐いていた猟好きなアイヌの少年・チカパシも、村の大人に無断で追って来てしまい、チカパシの提案で家族のふりをしてアシリパを追いかけることになった。

三船千鶴子の替え玉

三船千鶴子の替え玉として衣装を身に付け化粧をするインカラマッ

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土方歳三(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

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土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

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ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

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フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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