永倉新八(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
永倉新八(ながくら しんぱち)とは『ゴールデンカムイ』の登場人物で、土方歳三と共にアイヌの隠し金塊を狙う老剣士。幕末の頃は新選組二番隊隊長として活躍し、「新選組最強の剣士」と呼ばれた程の剣の達人である。その異名通り、数多の強敵をその剣術で打ち倒していった。土方に対しては時に遠慮なく憎まれ口を叩く一方でその苛烈な生き様を尊敬し、資金面を含む様々な形で協力。命懸けで土方をサポートし、多くの人間が死んだ金塊争奪戦を生き抜き、以降は新選組の紹介記事を新聞に寄稿したり、剣術指南に励む余生を送った。
回天丸の主砲を解放した永倉達は一気に駆逐艦隊への砲撃を開始した。手始めに上空で正確な砲撃指示を行う気球を砲撃。これにより気球は墜落し、艦隊は正確な砲撃が出来なくなった。箱館山の山頂は海を見渡すことが出来、砲撃に最適な場所であった。永倉達は眼下に停泊する駆逐艦隊に向かって砲撃を喰らわせる。これにより艦隊は司令艦をのぞいて中破し、指令艦も行動不能となった。この戦果に一同は歓喜し、普段は冷静な永倉も年甲斐もなく大はしゃぎしていた。
大打撃を受けた艦隊であったが、司令艦は反撃に出て永倉達に砲撃を喰らわせた。砲撃は永倉達の近くに命中。永倉達は砲撃に晒されながらも打ち返す。指令艦は永倉達の砲撃を受けて撃沈。海底へと沈んでいった。だが、司令艦が最後に放った砲撃が永倉達に命中してしまう。永倉は奇跡的に軽傷で済んだものの主砲は破壊され、他の仲間は重症であった。永倉は単身で馬に乗り、負傷した門倉達にここから立ち去るように言う。そして永倉は土方の元へ向かい、かつて箱舘戦争で土方と共に戦えなかった過去を踏まえて、今度は土方に最後まで付き合いたいという決意を示した。
鯉登少尉と交戦
永倉は土方と合流すべく五稜郭へと向かっていた。道中で永倉は谷垣とインカラマッに出会う。インカラマッは生まれたばかりの谷垣との子を抱いていた。五稜郭で戦いが起きている事を人づてに聞いていた谷垣は、永倉にアシリパ達が五稜郭にいるのかを尋ねる。永倉は子供が生まれたばかりの谷垣を戦場に向かわせまいとして「来るな」と一言叫んで馬で走り去っていった。谷垣はかつてアシリパの祖母に命を助けられた過去があり、その恩を返すべく永倉の言葉を無視して五稜郭へと向かって行く。
五稜郭では土方達が第七師団によって追い詰められていた。そこで白石は権利書を持ったアシリパを逃がすために一計を講じる。それは第七師団に扮した白石が五稜郭を馬で脱出し、対岸から縄を渡してアシリパを馬で引くというものであった。アシリパは防水処理を施した権利書を持って、白石が馬上から引く縄に捕まりながら堀の中を泳ぐ事になる。そして第七師団の包囲を抜けた所で白石はアシリパを水から引き揚げて権利書とアシリパを回収するという手筈になっていた。白石は長いロープを入れた袋を馬に乗せて五稜郭から脱出した。が、駆けつけた第七師団の鯉登少尉に見破られて追われてしまう。鯉登は縄の入った袋を権利書を持ったアシリパが隠れていると勘違いしていた。白石は五稜郭の外へと続く橋の上で部下数人を率いた鯉登に追いつかれる。鯉登は白石の馬に乗っている袋を固定している縄を切った。袋はバランスを失って馬上から落下し、橋の欄干に引っかかる。その時、鯉登達の背後から抜刀した永倉が駆けつけ、次々と鯉登の部下を切っていった。鯉登の部下を全員倒した永倉は鯉登と対峙する。鯉登は示現流の上段切りを永倉に喰らわせるが、永倉はこれを躱す。しかし、足元に転がっていた鯉登の部下の体に躓き、永倉は転倒した。すかさず鯉登は永倉を切りつけるが、永倉はこの斬撃を刀で防ぐ。両者激しい剣撃の応酬を繰り返すが、永倉の卓越した剣術と気迫に次第に鯉登は気負されていく。遂に鯉登は永倉の一撃によりベルトを切られてしまう。その時、欄干に引っかかった袋がバランスを崩して堀の水の中に落ちて行った。袋の中身が権利書を持ったアシリパだと思い込んでいる鯉登は橋から飛び降りて袋を捕まえに行く。これにより勝負は終わり、永倉は土方と合流すべくその場をすぐに後にした。
土方の最期を看取る
土方達は第七師団の包囲を突破し、偶然遭遇した函館行の汽車に飛び乗る。このまま第七師団の意表を突いて函館駅へ向かう腹積もりであったが、運悪くその汽車は第七師団の増援部隊を移送していた。更に後を追ってきた鶴見もこの汽車に飛び乗り、再び死闘が繰り広げられる。この死闘の末、牛山はアシリパを手りゅう弾から庇って死亡し、土方も数々の戦いや永倉との対戦を経て精神的に成長した鯉登との勝負の果てに頭部に致命傷を負ってしまう。鶴見はアシリパから権利書を奪取し、先頭車両へと逃れた。土方は杉元に自分の愛刀と武士の魂を託し、鶴見の潜む先頭車両へと進ませた。遅れて汽車に飛び乗った永倉と、途中で合流した夏太郎は瀕死の土方を発見する。永倉の腕の中で、土方は夢半ばで散っていく事を悔しがりつつも穏やかな表情で息絶えた。
先頭車両に逃れた鶴見は後部車両を切り離し、一人で離脱しようとしていた。鶴見は当初の目的通り土地の権利書を使用して北海道中の土地でアヘンを栽培して軍資金を作り、部下達や散って行った戦友達の為に独立軍事国家の建国を目論んでいる。車両が切り離される直前、鶴見を追う杉元とアシリパは先頭車両に飛び乗り、鶴見との最後の戦いに臨んだ。激闘の末、杉元と鶴見は暴走して線路の終着点を突き抜けた先頭車両と共に海の中へと消えていった。
杉元は鶴見と共に海の中に消えていったが、生還を果たした。そしてアシリパと共に北海道へと戻っていく。その後アシリパは権利書を武器に政府と交渉を続け、北海道の大自然を国立公園や国定公園に指定することに成功した。アシリパはアイヌの愛した北海道の大自然を武力ではなく、交渉という新しい道を歩んで守り抜いたのである。白石は全てが終わった後、ちゃっかり五稜郭の金塊を入手し南国の島に王国を築きあげ、自らの顔を金貨に刻印していた。この金貨は物語の最後に北海道で暮らす杉元とアシリパの元に送られてくる。永倉は故郷の小樽に戻り、大学生相手に剣術を教えたり新撰組の手記を残したりして余生を過ごした。土方の遺体が発見されていないとの事から、土方の死亡後に永倉が葬った事が考えられる。
永倉新八の関連人物・キャラクター
杉元佐一(すぎもと さいち)
本作『ゴールデンカムイ』の主人公。日露戦争の激戦地203高地の中でも特に死亡率の高かった「タスキ隊」の生き残り。「不死身の杉元」の異名を持ち、驚異的な生命力と戦闘力を持つ。脳天を撃ち抜かれても生還する程である。物語当初は故郷の幼馴染の女性の目の病気を治す為に金塊を狙う。が、物語が進むにつれてアシリパの力になりたいという想いから金塊を狙うようになる。札幌で土方達と手を組んだ際、アシリパ、土方を除く一同は宴会を始めてしまう。そんな一同を永倉は早く寝るように諌めた。が、酔った杉元は逆ギレをして永倉の顔面に枕を投げつけた。
永倉との直接的な絡みは少なかった。
アシリパ
のっぺら坊ことウィルクの一人娘。アイヌの少女で北海道の自然に詳しく、弓の名手である。トリカブトの毒を用いた毒矢でヒグマをも倒してしまう。普段は明るくて無邪気であるが、一方で聡明で鋭く、洞察力が高い。土方と対等に交渉を行える程である。土方一派と杉元一行が手を組んだ際には永倉と行動を共にした。が、杉元同様あまり永倉との絡みはなかった。
土方歳三(ひじかた としぞう)
24人の刺青の囚人の一人。元新選組副長であり、北海道の五稜郭で明治新政府軍と戦った。表向きは五稜郭で戦死した事にされているが、土方に弟を殺された典獄の犬童の策略により樺戸監獄にて虜囚となっていた。同じ頃永倉は樺戸監獄の看守に剣術を指南しており、偶然にも樺戸監獄にて再会を果たす。その後、永倉の教え子の看守達の手引きで永倉は土方と格子越しに涙ながらに話をした。永倉は新選組時代に局長の近藤勇と激しく対立していた。相手は局長であり、いつでも永倉に切腹を命じられる立場であった。土方はそんな永倉を庇い、近藤を取りなしていた。土方は永倉の無類の剣術好き、女好き、放浪好きという点が自分と似ている事から永倉に一目置いており、目をかけていたのである。そして何より土方は永倉の剣の太刀筋の美しさを気に入っていた。結局永倉は近藤・土方と離別し、独自で明治新政府軍と戦った末に故郷の北海道へ戻った。その後に前述の通り、樺戸監獄で土方と再会したのである。永倉は新選組時代、土方に目をかけて貰った事に大変感謝しており土方を助け出す事に尽力した。結局土方は犬童が網走監獄の典獄となった為、共に網走監獄へと移送される。そこでのっぺら坊と出会い、刺青を施された。
自分の正体を探られたくなかったのか、のっぺら坊は刺青を施した囚人たちも含めて監獄内で特定の誰かと親しくすることはなかったが、土方だけは例外的に彼とある程度の話をする間柄であった。これは互いが信用しあっているのではなく、土方とのっぺら坊は利害が一致している為である。のっぺら坊と土方は北海道を独立国家にするという点で目的が共通していた。
土方は24人の刺青の囚人達(看取長の門倉が24番目の刺青を持っている為、実際には23人)を先導して網走監獄から脱獄。その後、刺青を皮ごと剥がして組み合わせる事で金塊の暗号を解く事に気付いた囚人同士で殺し合いが始まる。ここで刺青の囚人達は方々に散り、北海道中に潜伏することとなる。土方もこの騒ぎに乗じて離脱し、小樽で女を抱いていた牛山と手を組んでから永倉と合流した。永倉は土方達にアジトと武器と当面の資金を提供する。物語後半まで土方一派はこの永倉の用意したアジトを拠点に活動する事になる。
金塊を狙う第三勢力として物語を盛り上げた土方は最終的に杉元一行と手を組む事になる。そして刺青の暗号を解読し、遂に五稜郭にて金塊を発見する。が、同じく暗号を解読し五稜郭に包囲戦を仕掛けてきた第七師団と交戦。海からの艦隊射撃の雨の中、永倉は土方に別れを告げる間もなく第七師団の鶴見の元へ単身乗り込んで行く。この時が土方と永倉は今生の別れとなる。土方は五稜郭から脱出して飛び乗った汽車にて第七師団の援軍と交戦。圧倒的な強さで土方は第七師団の大軍を斬り捨てて行くも、追い付いてきた第七師団の鯉登少尉と一騎討ちの末敗れて致命傷を負ってしまう。
土方は物語終盤に戦死するまで金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。永倉はそんな土方を常にサポートし、時には資金を工面したり、土方の元に集まった若い衆の世話役的な役割も果たした。土方もそんな永倉に全幅の信頼を置き、良いパートナーとして金塊争奪戦を戦い抜いた。
新選組時代は土方が永倉に女遊びを教えたらしく、再会の際には思い出話として語り合っていた。こうしたエピソードからも二人はかなり親しい間柄である事が伺える。
牛山辰馬(うしやま たつうま)
24人の刺青の囚人の一人。ハンペン形の皮の厚い額と独特な耳が特徴。巨大で筋骨隆々の肉体を持つ。柔道の達人で「不敗の牛山」の異名を持つ。その異名の通りの無双の豪傑で、柔道勝負においては作中で一度の敗北も無く、接近戦においては最強の存在として物語に君臨した。が、女癖が異常に悪く、一定期間女を抱いていないと見境なく女を抱こうとする欠点を持つ。土方曰く「永倉ですら襲いかねない」との事。当初、永倉は女を抱きに遊廓に行こうとする牛山に不快感を示していたが土方の言葉を聞いて以降は呆れて何も言わなくなった。
永倉とは物語序盤から共に行動している。当初は土方と牛山が最前線で戦い、永倉はアジトを守るという事が多かったが、物語後半に入るに連れて永倉も土方や牛山と共に前線に出るようになる。歳の差もあり、永倉と親しげに話す描写は無かったものの、適度な距離感で永倉は牛山と接している。
門倉利運(かどくら としゆき)
網走監獄の看守長。その正体は土方の協力者であった。本人曰く、網走監獄典獄の犬童の目を誤魔化す為、網走監獄では無能な人間を演じていた。が、素で無能な人間である。凶運の持ち主で恐ろしく運が悪い。しかし、自分がピンチの時やここ一番の時には奇跡的な幸運に恵まれるピーキーさも併せ持つ。土方一派、杉元一行の網走監獄潜入の手引きを行う。網走監獄潜入後は土方一派に加わった。釧路近郊で土方が雇ったアイヌのキラウシと仲が良く、一緒に行動している。アジトでダラダラしたり、キラウシと花札で遊んでいる事が多く、永倉に呆れられていた。
キラウシ
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ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。
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フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。
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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。
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門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。
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岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。
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マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。
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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。
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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。
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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。
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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ
江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。
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目次 - Contents
- 永倉新八の概要
- 永倉新八のプロフィール・人物像
- 永倉新八の装備・能力
- 刀
- 短気
- 女装
- 女好き(若い頃)
- 永倉新八の来歴・活躍
- 樺戸監獄にて土方と再会
- 小樽にて土方達と合流
- 茨戸にて死闘を繰り広げる
- 偽の刺青人皮の判別方法を探す
- 杉元達と別行動になる
- 網走監獄へ向かう
- 網走監獄へ潜入
- 根室に向かう
- 阿寒湖へ向かう
- 登別温泉に滞在
- アジトにて尾形の報告を聞く
- 札幌でジャック・ザ・リッパーを追う
- 函館へ向かう
- 五稜郭にて第七師団と戦う
- 駆逐艦隊を砲撃により無効化する
- 鯉登少尉と交戦
- 土方の最期を看取る
- 永倉新八の関連人物・キャラクター
- 杉元佐一(すぎもと さいち)
- アシリパ
- 土方歳三(ひじかた としぞう)
- 牛山辰馬(うしやま たつうま)
- 門倉利運(かどくら としゆき)
- キラウシ
- 犬童四郎助(いぬどう しろうのすけ)
- 鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)
- 石川啄木(いしかわ たくぼく)
- 奥山夏太郎(おくやま かんたろう)
- 鯉登音之進(こいと おとのしん)
- 永倉新八の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あなたは死に場所が欲しいんじゃないのかね?」
- 「全員返り血を浴びんと鎮火せんぞ?」
- 「うぬが太刀筋未熟なり!」
- 永倉新八の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 史実の永倉新八
- 永倉の用意したアジトのモデル