緋村剣心(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。
動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。

「流浪人」として旅を続けていた剣心だが、神谷薫との出会いをきっかけにしばらく東京へ滞在することを決意。剣心は東京でも困っている人のために剣を振るうのだった。

明治に入ってから十年後の明治11年(1878年)、流浪人として各地を旅していた剣心は、東京を訪れた折に神谷道場師範代・神谷薫と出会う。そこで、「人斬り抜刀斎」を騙る者が、神谷活心流(かみやかつしんりゅう)の使い手と吹聴し評判を落としている事を知る。そして、明治の世に帯刀している剣心を「人斬り抜刀斎」と見なすも、剣心の口八丁と刀が逆刃刀であると知り「人を斬れない刀を持つ者が”人斬り抜刀斎”であるはずがない」と薫も剣心を見逃す。一度は薫と別れるた剣心だが、抜刀斎騒動の犯人・比留間(ひるま)兄弟が彼女を襲い道場を乗っ取ろうとしたところに駆けつける。神谷道場の掲げる「人を活かす剣」を真実にそぐわないとし、「剣は凶器。剣は殺人術。どんな綺麗事やお題目を口にしてもそれが真実」と語りながらも、薫の語る甘っちょろい戯れ言(活人剣)の方が好ましいと彼女を助ける。この時、飛天御剣流を使い、比留間の部下数十人を瞬殺。そして、自身の正体が「人斬り抜刀斎」であると薫にバレてしまう。騒動後、道場を立ち去ろうとした剣心だが「人斬りのあなたじゃなくて流浪人のあなたにいてほしい」と告げられ、以後神谷道場に居候する。

居候の身となってからは、元士族の少年・明神弥彦と出会い、彼がヤクザからの命令でスリとして働いている事を知りヤクザ組織を壊滅させ弥彦を救出。強くなるために「飛天御剣流」を教わりたいという彼を神谷活心流に入門させる。また、ある時は横暴な剣客警官隊から市民を守るために剣を振るい、これを撃退。この騒動を聞きつけた山県有朋と再会。明治維新に貢献した彼に役職を用意していると告げるも「剣一本でも、この瞳に止まる人々ぐらいならなんとか守れるでござるよ」と誘いを辞退している。その後、神谷道場で暮らす傍らで市井の人々を守り、街中で滅法強いと評判の剣客となっていく。

一方、神谷道場の件で彼を逆恨みした比留間兄弟は、裏社会で「喧嘩屋・斬左」と呼ばれる相楽左之助に剣心を倒すように依頼。明治政府や維新志士に対し、怨みを持っている彼は「幕末最強と言われた人斬りを倒したい」という欲求から剣心に挑戦。剣心も彼の挑戦に応じ、圧倒的な実力で左之助を撃破する。この時、彼が元「赤報隊(せきほうたい)」の一員であると知る。「赤報隊」とは幕末に結成された草莽隊であり、新政府の許可を経た「赤報隊」は各地で「年貢半減」と宣伝しながら旧幕府に対して反発する民衆の支持を得ていた。しかし、新政府は「年貢半減」が困難と判断すると彼らに「偽官軍」の汚名を着せ処刑したのだ。このことから左之助が明治政府に怨みを抱いていると知る。剣心は左之助を撃破した後、「維新後も虐げられる人達の力になるべく逆刃刀を握っている」という信念を語る。左之助は剣心の語る信念が亡き師と同じ信念であると気づき剣心を認め和解する。

鵜堂刃衛との決闘

剣心が東京で活躍する一方、「黒笠」という異名を持つ人斬り・鵜堂刃衛による明治政府上層部の暗殺が行われていた。鵜堂はかつて新撰組の一員だったが、不要な殺人を繰り返し自身を粛清しようとした隊士達をすべて返り討ちした実力を持つ人斬りで、維新後は政府上層部からの依頼で邪魔者を暗殺する仕事を請け負っていた。陸軍省要人・谷十三郎(たにじゅうさんろう)の暗殺の警護を引き受けた剣心は、谷を襲撃に来た鵜堂と鉢合わせる。鵜堂の用いる二階堂平方「心の一方(しんのいっぽう)」で多くの警護の者が動けなくなる中、彼の術が剣気による居縮の技だと看破した剣心は術を破り鵜堂と応戦。鵜堂は、かつて京で最強の人斬りと謳われた剣心に興味を抱き標的を剣心に変更。しかし、「流浪人」としての彼の強さでは物足りず「人斬り抜刀斎」として戦いに臨めと告げ姿を眩ます。その後、鵜堂は剣心の中に眠る「人斬り抜刀斎」を引きずり出すべく、彼の目の前で神谷薫を誘拐。剣心は薫を救うべく、彼が待ち構えている稲荷神社に赴く。
幕末後も人を殺め続けた鵜堂に圧倒される剣心。その姿を見た鵜堂はまだ抜刀斎の復活には不十分だと判断し、強力な心の一方を薫にかけ彼女の呼吸を封じ剣心を挑発。彼の行為に憤った剣心は、抜刀斎としての片鱗を見せ鵜堂を追い詰めていく。剣心に追い詰められた鵜堂は、自身に心の一方・「影技 憑鬼の術(かげわざ ひょうきのじゅつ)」をかけ強力な自己暗示をかけることで剣心と応戦。しかし、剣と鞘を用いた二段抜刀術『双龍閃』を見切れず敗北。右腕の肘を砕かれ筋を絶たれ、剣士生命を失ってとどめを刺される寸前、自力で心の一方を破った薫の叫びで剣心は我を取り戻す。
命拾いした鵜堂だが、彼の殺人は政府要人からの依頼であり逮捕され情報を漏らすわけにはいかず、また、剣士生命を絶たれ剣術を使えないまま生きていてもつまらないという思いから、脇差で自らを刺し自害。果てる寸前、剣心の本性が人斬りであり、人斬りは死ぬまで人斬りでしかないと剣心に言い残している。

御庭番衆との闘い 高荷恵奪還戦

左之助と共に賭場に赴いた剣心は、謎の女性・高荷恵と出会う。謎の刺客に追われていた彼女を助けた剣心は腕を見込まれボディーガードを依頼される。彼女を神谷道場に匿った剣心だが、道場を徳川幕府直属の隠密集団御庭番衆(おにわばんしゅう)の者達が襲撃。彼らの襲撃を退けた剣心だが、戦いに巻き込まれた弥彦が毒で倒れてしまう。高荷恵の治療で弥彦は一命をとりとめるが、その際に彼女の出自や、彼女が東京で蔓延っているアヘンの製造者だと判明する。その後、彼女の雇い主である武田観柳(たけだかんりゅう)に「自身のもとに戻らなければ神谷道場を焼き討ちにする」と脅された恵は、故郷に帰るという置き手紙を残し道場を去る。一方、彼女の出自を知っている剣心は、彼女が観柳邸に戻ったと気づき左之助と弥彦と共に観柳邸に赴く。観柳の無数の手下をなぎ倒し、館に突入する剣心一行だが彼らの前に徳川幕府直属の隠密集団・御庭番衆が立ちはだかる。

御庭番衆の一員・般若(はんにゃ)との戦闘では、間合いを測れず苦戦するが、その原因が彼の両腕に彫られた横縞の入れ墨による目の錯覚と見抜き撃破。その後、大広間にて御庭番衆頭領・四乃森蒼紫と対峙。彼との対話で「江戸決戦が行われていれば、江戸で大火を起こしその混乱に乗じ官軍中枢を暗殺していた」という幕府側が勝利できた計画と「人斬り抜刀斎を倒すことで御庭番衆こそが幕末最強と証明する」と聞かされる。剣心は、幕府も維新志士も、敵対すれど人々の幸福を守るために戦っていたと告げ、「街に火を起こす」という蒼紫の考えを血みどろの冷たい闘争心と一蹴。その闘争心を維新後も持ち続け、観柳と共に人々を苦しめることに加担していると指摘し蒼紫と応戦する。

蒼紫の「小太刀」特有の間合いと拳法に苦しめられるが、刀の鍔元を握ることで間合いを詰め彼の喉笛を強打し反撃。だが、蒼紫の真の闘法「流水の動き」による緩急自在の動きに翻弄され、さらにその動きから繰り出される「回転剣舞(かいてんけんぶ)」をくらい倒れてしまう。咄嗟に鉄製の鞘を身代わりにすることで威力を半減させた剣心は、技を受けたことで蒼紫の動きを見抜き白刃取りで攻撃を阻止。そのまま小太刀の柄で再度彼の喉笛を突く。それでもなお反撃する蒼紫だが、二度の喉笛の強打と呼吸の溜めを必要とする反撃をしたことで強烈な激痛と呼吸困難により気絶し敗北。決着がついた後、蒼紫から観柳に仕えた真意を知らされた後、「とどめを刺さない限り何度も狙い続ける」ととどめを刺すようにと告げられる。「周りの者を巻き込まないなら、何度でも挑戦を受ける」と蒼紫と和解しかけたその最中、御庭番衆もろとも剣心を抹殺しようとした観柳が「回転式機関砲(ガトリング砲)」と共に現れる。

ガトリング砲が乱射される中、勝機を窺っている剣心のもとに般若達が駆けつける。ガトリング砲で一人一人倒れていく中、剣心は弾切れの隙を狙い観柳に強烈な一撃を浴びせる。観柳を撃破した後、監禁されていた恵みを救出。さらに、彼女が阿片密造のことを自首しようとしたところを庇い警察署長を説得する。その際、自身の正体が「人斬り抜刀斎」であると明かし、彼女の「人殺しの罪は死罰をもって」という償い方を理解しつつも「生きることで一人でも多くの者を救うことが本当の意味で償いとなる」と諭し、彼女に医者になって多くの人の力になって欲しいと告げる。

その後、部下を失った蒼紫の身を案じた剣心だが、既に館内に彼の姿は無く隠し通路を持った先で部下四人の首を持ち佇んでいる蒼紫を目撃する。部下を守れず自分自身を許せない彼に対し剣心は「今一度拙者と闘い、倒すことで”最強”の二文字を四人の墓標に添えてやれ」と告げ、蒼紫に生きるための目的を与える。観柳邸での騒動を終えた剣心は恵と共に道場へ帰還。その後、恵は神谷道場お抱えの医者の助手として医者の道を歩き始めるのだった。

宿敵との再会

斎藤一との再会。

薫と弥彦と共に他道場への出稽古に訪れた剣心。稽古を見守る中眠りに落ちた剣心は幕末時代、新撰組三番隊隊長・斎藤一と剣を交えた夢を見る。維新後はあまり見なくなった夢を見てしまったことに胸騒ぎを覚える剣心だが、その予想は的中してしまう。出稽古から戻った剣心は、道場で血塗れで倒れた左之助を発見する。同行していた恵の治療のおかげで左之助は一命を取り留めるが、剣心は現場に残された独特の模様をしている薬箱、傷口に水平に刺さった折れた刀身、道場の壁を破壊した跡から、左之助を襲撃した犯人が斎藤一なのではないかと疑念を抱く。「不殺」の信念と逆刃刀で斎藤を退けられるかと不安を覚える中、剣心宛に斎藤から手紙が届くのだった。

手紙に記されていた場へ赴くと、そこには斎藤ではなく赤末有人(あかまつあるんど)という暗殺者が待ち構えており、彼との戦闘の最中、斎藤が鵜堂と同じく政府上層部の暗殺集団に所属していると知る。赤松を倒した後、神谷道場へ戻った剣心は道場にて十年ぶりに斎藤一と再会する。斎藤は赤松を剣心にけしかけた後、警察署の藤田五郎(ふじたごろう)と身分を偽り、「剣心を狙う者がいる」と道場の中に潜入していたのだ。自身を狙っていたとは言え、身内を人質に取るような斎藤の行動を「拙者が”士”と認めた”斎藤一”ではござらん」と非難する剣心。一方、斎藤も赤末に手こずり、守るべき対象を敵の手中に取られている剣心の現状を「”不殺の流浪人”がお前を明らかに弱くした」と非難。「悪・即・斬」という信念のもと、悪を斬り人を守ることこそ新撰組と人斬りが共有した真の正義だったはずだと指摘する。それでもなお、人を殺めないと宣言する剣心に対し斎藤は「お前の全てを否定してやる」と十年ぶりの死闘が繰り広げられる。

戦闘序盤は斎藤の「牙突」に圧倒される剣心だが、仇敵との戦闘で十年前の感覚が甦り彼が封印していた「人斬り抜刀斎」の人格が目覚めてしまう。先ほどまでギリギリのところで「牙突(がとつ)」を凌いでいた剣心は、ついに四度目の「牙突」で技を看破し、カウンターで強烈な反撃を浴びせる。「人斬り抜刀斎」に戻った剣心はついに斎藤を殺すことを決意。逆刃刀の刃を向けて斎藤と応戦する。斎藤も刀が折れてもなお、ベルトや隊服を使った締め技といったなりふり構わない戦い方を見せ、戦闘はさらに激化。次の一撃で決着がつくその寸前、彼らの前に内務卿・大久保利通(おおくぼとしみち)が姿を現す。

京都編

再び「流浪人」へ

斎藤との激戦の中姿を現した内務卿・大久保利通。剣心は、斎藤の襲撃が大久保利通の差し金であると気づき、斎藤の真の目的が「抜刀斎の力量を測る」ことだったと判明する。大久保の仲裁により剣心と斎藤は戦闘を中断。斎藤は「緋村”剣心”は全く使い物にならない。が、緋村”抜刀斎”ならそこそこいける模様」と報告し道場を後にする。剣心も戦闘が中断されたことで抜刀斎から流浪人の状態に戻るのだった。

その後、剣心は大久保から「人斬り抜刀斎」の後継者、長州藩維新志士・志々雄真実が京都で暗躍していると聞かされる。戊辰戦争で志々雄は戦死したと聞いていた剣心だが、真相は異なっており志々雄の野心を危険視した同志による抹殺だったと知らされる。全身を火に焼かれても生き延びた志々雄は、京都で反政府組織を形成し復讐戦争を起こそうと画策。政府も彼を暗殺するために幾度も討伐隊を派遣するがすべて全滅させられ、頼みの綱として幕末最強の剣士である剣心に白羽の矢が立ったのだった。志々雄を止めるため再び京都へ行って欲しいと懇願する大久保だが、それは剣心の「不殺」の誓いを反故にするもので、共に話を聞いていた薫達から猛烈な反対を受ける。大久保はすぐに回答を出せない剣心に対し、一週間後の「五月十四日」に再び返事を聞きに来ると言い、道場を去る。

そして、一週間後の「五月十四日」、大久保のもとへ向かった剣心は、紀尾井坂にて暗殺された大久保を目撃する。その際、事件現場で大久保を暗殺した張本人であり、志々雄の手下・瀬田宗次郎(せたそうじろう)から「まだ死にたくないのなら、志々雄さんに歯向かわない方がいい」と牽制される。維新三傑の最後の一人であり最大の指導者である大久保の暗殺は、日本の「迷走」を確実にするものであり、その隙を逃がさない志々雄の脅威を感じる剣心は皆を巻き込まないように一人で京都に行く決意を固める。

京都へ向かう直前、剣心は再び神谷道場を訪れる。自身の帰りを待ちわびていた薫に、自身の中には決して変わることのない”人斬り”が棲んでいる事実と、”人斬り抜刀斎”と知ってもなお自分を引き留めてくれたことへの感謝を告げ、再び「流浪人」として流れるのだった。

志々雄との邂逅

神谷薫へ別れを告げた剣心は、徒歩で東海道から京都へ向かっていた。京都へ向かう最中、斎藤に横浜から大阪を船で移動するよう提案されたが彼の提案を断る。これは、船上で志々雄一派の者が襲ってきた場合、無関係な人を巻き込む可能性があることを危惧してのものだった。野宿しながら旅を続け、東京へ残していった仲間達へ罪悪感を感じている最中、山賊に襲われる女性の声を耳にする。声の元へ駆けつけると、そこで軽い身のこなしから山賊を返り討ちにし、逆に彼らから有り金を奪う少女・巻町操(まきまちみさお)と出会う。一時はお金代わりに刀を奪われそうになる剣心だったが、彼女を諭し奪ったお金を返すように促す。その際、彼女の出自と京都へ向かう目的を聞く中で、彼女が四乃森蒼紫と御庭番衆の仲間達を捜索していると知る。その時の反応から、巻町に蒼紫の居場所を教えるように付き纏われる剣心。このままでは危険に見舞われると考えた剣心は大人しく京都へ帰るように威圧するも、命がけで崖を飛び越えてでも自身を追ってくる彼女に根負けし同行を承諾するのだった。

その後、彼女と京都へ向かって歩を進める途中。茂みで血塗れで倒れている青年を発見する。遺言を聞こうとする剣心に対し青年は「俺の村と弟を志々雄から救ってくれ」と懇願し息を引き取る。青年は命からがら弟・三島栄次(みしまえいじ)を抱えて村から逃亡していたのだ。剣心は栄次から、新月村(しんげつむら)は志々雄一派に占領され、政府の討伐隊を返り討ちにしたことから政府に見捨てられた村だと聞かされる。村の現状を知った剣心は、彼の父母を助けるべく村に潜入する。しかし、剣心達が目撃したのは栄次の兄同様、全身をなます切りにされた挙句見せしめとして吊るされた彼の父母の亡骸だった。栄次の悲鳴で尖閣の部下に存在を気づかれた剣心。彼らの所業に激昂した剣心は、尖閣の部下全員を叩き伏せ、この村の有様が志々雄の思い描く日本の姿なのだと痛感する。

その際、ちょうど志々雄の位置が新月村だと掴んだ斎藤と合流し、共に志々雄が待ち構える館へ向かう。館で初めての邂逅を果たした剣心と志々雄。「動乱が終わったのなら俺がもう一度起こしてやる!俺が覇権を握り取ってやる!そして俺がこの国を強くしてやる。それが俺がこの国を手に入れる”正義”だ」と弱肉強食と富国強兵の信念を語る志々雄。剣心は、志々雄の正義のために多くの民が苦しむことが許せず刀を構えるが、その時、村の統治者・尖角(せんかく)が剣心に襲い掛かる。巨体に似合わない俊敏さを見せる尖角だが、剣心はそのスピードを逆手に取ることで彼の膝を破壊し、「龍翔閃」で撃破。一方、剣心の戦いを目の当たりにした志々雄は、剣心が噂通りの「不殺」を掲げていることに失望。つまらない闘いはしたくないと、宗次郎に場を任せ館を後にする、

折れた逆刃刀

志々雄の部下・瀬田宗次郎と相対する剣心。剣気を放ち続けても穏やかな笑みを崩さない彼に対し、殺気や闘気も感じられない剣心は後の先が取れないと判断し、得意の抜刀術の構えを取る。また、宗次郎も剣心同様に抜刀術の構えを取り、勝負は抜刀術の打ち合いとなる。しかし、互いに刀を打ちつけ合った瞬間、剣心の愛刀・逆刃刀が真っ二つに折れてしまう。宗次郎の勝利かと思われたが、宗次郎の刀もまた修復不可能なほど破損しており、勝負は引き分けとなる。宗次郎は再戦の申し出と、新しい刀を用意するように告げ剣心のもとを去る。

志々雄一派を村から追い出せたことで一件落着かと思われたが、三島栄次は尖角への復讐を狙っていた。剣心は彼が尖角へとどめを刺すところを寸前で止め、兄のような勇敢な男になるように諭し村を後にする。その際、斎藤に「流浪人」の状態では志々雄どころか側近にさえ歯が立たないことを指摘され、早く抜刀斎に戻るようにと促される。彼の発言に何も言い返せなかった剣心は、再び京都へ向けて歩き始める。

その一方、宗次郎と合流した志々雄は、名刀「虎徹(こてつ)」を粉砕したことから剣心の実力を侮っていたと認識する。そして、彼の中に眠る「人斬り抜刀斎」を力尽くでも引きずり出すべく、直属の戦闘部隊「十本刀(じゅっぽんがたな)」を京都に集結させるように宗次郎に命じるのだった。

操と共に京都へ到着した剣心は、彼女が住んでいる料亭「葵屋(あおいや)」にて、彼女が慕っている爺こと柏崎念至(かしわざきねんじ)と出会う。その十字傷から自身の正体と京都へ訪れた理由が志々雄真実絡みだと悟られた剣心。念至は剣心に対し、操を京都まで送り届けた恩と御庭番衆の最期を看取ったお礼から協力を申し出る。京都探索方・翁(きょうとたんさくがた・おきな)と呼ばれるほどの情報収集力を持つ彼らに対し剣心は、新井赤空と比古清十郎の捜索を依頼する。

もう1つの逆刃刀

剣心が京都へ到着した二日後、「葵屋」の者からの報告で逆刃刀を作った刀匠・新井赤空が八年前にこの世を去っていたことが判明する。一方、赤空には彼の全ての技術を伝授された息子・新井青空(あらいせいくう)がいると判明。青空は維新後に刀の需要が減ったこと包丁や鎌を作ることで生計を立てていると知った剣心は、新しく逆刃刀を打ってもらうため彼のいる店を訪れる。しかし、青空は剣心の依頼を拒否。それは、父・赤空が口にしていた「俺の作った刀が新時代を創る」という言葉と、実際に父の刀が多くの人の命を奪った矛盾。そして平和の時代が訪れた今、人の命を奪う刀を作りたくないという平和を愛する彼の信念だった。

剣心は彼の考えを尊重し、逆刃刀作りの依頼を断念。その後、単身で青空を説得しようとした操から「青空の息子が志々雄一派に拉致された」と報告が入る。剣心が青空のもとを去った後、「十本刀」の一員・刀狩りの張(ちょう)が新井赤空の最後の一振りを求め、青空の息子を人質にして彼らから刀の居場所を無理矢理聞き出したのだ。操の報告で「最後の一振りが白山神社に御神刀として奉納されている」と知った剣心は、青空の息子を救出するべく白山神社へ向かう。

張より先に白山神社へ到着した剣心は、青空の息子を取り戻すため張と応戦。赤空の開発した殺人奇剣を多く用いる張に剣心は鞘と折れた刀で対等に渡り合う。しかし、張が隠し持っていた愛刀・薄刃乃太刀(はくじんのたち)による不規則な太刀筋に徐々に追い詰められる。志々雄と愛刀と共に新時代を創ると告げる張に対し剣心は「時代を創るのは”刀”ではなくそれを扱う”人”でござる」と彼の考えを一蹴。そして、その言葉を聞いた青空は、剣心に賭けてみようと最後の一振りを彼に託すことを決意する。だが、刀を受け取った剣心は、逆刃刀以外の刀を抜くことに躊躇いを見せる。張は挑発のため青空の息子を斬ろうとするが、彼の行いに激高した剣心はついに刀を抜き張に「龍巻閃・旋」を繰り出す。先ほどまでとは別人の程の反応と剣技を見せた剣心。張を斬ったことで「人斬り抜刀斎」に戻ってしまったかと思われたが、実はこの最後の一振りが逆刃刀だと気づく。その直後、剣心の技に耐えきれなかった刀の柄が破損。そして、その刀身の茎には「我を斬り 刀 鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも 孫の世のため」という赤空が平和を願う辞世の句が刻まれていた。青空の息子を無事奪還した剣心は、青空との対話でこの最後の一振りが「逆刃刀・真打」であることを聞かされ、赤空の平和を願う気持ちと共に刀を譲り受けるのだった。

奥義伝授

逆刃刀・真打を手に入れた剣心だったが、今回のように自分が関わった者が志々雄一派に巻き込まれることを危惧し「葵屋」を出ていくことを操と念至に告げる。その際、以前依頼していた比古清十郎の居場所が分かり次第狼煙で伝えると約束を交わすが、剣心が「葵屋」を出て行った三日後に彼の居場所が判明。比古清十郎が山奥で陶芸家として暮らしていると知った剣心は彼のいる山奥へ向かう。

一方その頃、操は京都の料亭「白べこ」で働いている薫と弥彦と遭遇。薫は剣心に再び会うべく東京から京都へ向かい、知人のアテで情報収集も兼ね「白べこ」で働いていたのだ。剣心が日本の行く末を左右する戦いに臨み、それに関わることは自身と剣心を危険に晒すことになることも承知の上で剣心に会いたいと願う薫に共感した操は、剣心の居場所へ案内すると申し出る。

数十年ぶりに師匠・比古清十郎に再会した剣心は彼に早速、飛天御剣流奥義の伝授を依頼するが比古は彼の申し出を拒否。しかし、剣心の焦燥した様子を見た比古は剣心から志々雄真実の暗躍と剣心自身が「人斬り抜刀斎」に立ち戻りつつあると聞かされる。剣心の話を聞いた比古は、剣心が維新志士に与したことで志々雄のような者が生まれてしまった事、本来飛天御剣流はどの勢力にも属さない自由の剣で人々を守るものだったと指摘される。そのことを理解しなかった剣心に奥義伝授の資格は無いと告げるが、丁度その時に剣心を追ってきた薫達が現れる。

突然の再会に驚く剣心だが、彼は何も告げずに比古からの依頼で沢まで水を汲みに行くのだった。しかし、それは比古の計らいで、剣心不在の中薫達から剣心が「流浪人」の時に飛天御剣流で何をしていたのかを問う。薫達からの話で剣心が人助けしながら全国を旅していたことを知った比古は剣心が飛天御剣流の理を会得したことを認め、奥義伝授を承諾するのだった。また、奥義伝授に向かう際、薫に「危険を顧みずに京都へ来たことを怒っているか」と問われており「半分は怒っていて、もう半分は何処かほっとした」と返答している。

奥義伝授の前、比古に自身の腕が鈍っていると見抜かれた剣心は「比古から一本取る」ことを伝授の条件として久しぶりの修行を重ねる。しかし、一週間経ってもなお一撃も入れられないことに呆れた比古は「次で一撃も入れられなければ奥義の伝授は無しだ」と発破をかける。小手先の技術が通用しないと理解した剣心は、自身が得意とする「龍槌閃」を全力で放ち、比古に一撃を入れることに成功。ついに奥義伝授が始まるのだった。

伝授を開始した比古は、剣心に手本として「壱(壱):唐竹(からたけ)、もしくは切落(きりおろし)」「弐(に):袈裟斬り(けさぎり)」「参(さん):右薙(みぎなぎ)、もしくは胴(どう)」「肆(し):右斬上(みぎきりあげ)」「伍(ご):逆風(さかかぜ)」「陸(ろく):左斬上(ひだりきりあげ)」「漆(しち):左薙(ひだりなぎ)、もしくは逆胴(ぎゃくどう)」「捌(はち):逆袈裟(さかげさ)」「玖(く):刺突(つき)」の九つの斬撃を突進しながら打ち込む防御不可能の技「九頭龍閃」を見せる。

技を見切った剣心は「九頭龍閃」を会得するが、この技は使い手の体格に応じて威力が異なること、そして、この「九頭龍閃」を破る技こそが飛天御剣流奥義「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」だと教わる。この「天翔龍閃」の正体は、「九頭龍閃」の発生よりも速く斬り込む超神速の抜刀術であると気づく剣心だが、抜刀術に不向きな逆刃刀で神速を超えることはできないと悟り、納刀したまま立ち尽くす。

命を捨てでも奥義を会得しようとする剣心に対し比古は「一晩時間をやる。朝までに心の中をさぐって自分に”欠けているもの”を見つけだせ」と伝授を中断。そして、それが出来なけば奥義どころか本当に命を落とすことになると告げる。その晩、剣心は一睡もせず自身を見つめ直すが己に欠けたものを見いだせないまま朝を迎え、比古と最後の立ち合いに臨む。比古は今の状態の剣心では、仮に志々雄に勝てても己の中に潜む人斬りには勝てずいずれ人を斬ると告げ、彼に引導を渡すべく重りを外した上で本気の「九頭龍閃」を放つ。死への覚悟は既に決まっていたが、目の前に迫りくる「死」を実感した剣心。その刹那、彼の中で今までの仲間や敵達の言葉と思い出が駆け巡り、「死ねない。俺はまだ死ぬわけにはいかない」と生を望んだ剣心は目の前の「死」に抗うべく抜刀術を放つ。

結果、剣心は比古を打ち破り生存。その後比古は「お前は多くの人を殺めた悔恨と罪悪感から自分の命を軽く考えようとする。それが真の強さを押さえてしまい時に自身に巣食う人斬りの自由を許してしまう。それを克服するためには”生きようとする意志”が不可欠なんだ。”生きようとする意志”は何よりも強い。それを決して忘れるな」と告げ倒れてしまう。奥義伝授は、先代の命と引き換えに技を会得する習わしだったのだ。剣心は比古を死なせないため彼の小屋にある薬を飲ませ看病し無事を祈っていると、翌朝に比古は復活。刀身が緩くなり技の威力が半減されたことが彼の生死を分けたのだ。

奥義伝授が終了した後、剣心は比古より飛天御剣流伝承者の証として白外套を託されるが、自身が受け継ぐのは飛天御剣流の理だけと言い受け取りを拒否。そして、山を下りる直前、自身が志々雄一派と戦っている間「葵屋」の皆を守ってほしいと依頼する。「あまったれんのもイイ加減にしやがれ」と悪態をつく比古だが、最終的にはその依頼を承諾。剣心は山を下り志々雄一派との対決に向かう。山を下りた剣心は、京都の警察署に駐在している斎藤と合流。「人斬りに戻る決心はちゃんとついたか?」と問う斎藤に対し、清々しい表情で「さあ、どうでござるかな」と返答するのだった。

京都大火

斎藤と合流した剣心は、斎藤の調査で志々雄一派が「京都大火」を目論んでいると知らされる。脅威的な計画だが、簡単に情報が漏れてしまったことに対し不信感を抱いた斎藤と剣心は、何か別の目論見があるのではないかと推察する。「京都大火」が「池田谷事件」を模倣している点も踏まえ考察する剣心。そして、剣心は「戊辰戦争・鳥羽伏見の戦いにおいて、将軍徳川慶喜が味方を欺き大阪湾から江戸へ逃げ帰ったことが官軍側の勝因になったこと」、さらに「その勝因を今度は志々雄が皮肉を込めて自分の勝因にしようとしているなら」という手がかりから東京への攻撃こそが志々雄の真の狙いだと予測する。「京都大火」は人目と人員を引き付けるための布石であり、真の狙いは「船による海上からの東京砲撃」だと気づいた剣心達は、出航前に志々雄を止めるべく急いで大阪湾へ向かう。ちょうどその時、京都に到着していた左之助も剣心と合流。無断で東京を出て行ったけじめとして一撃殴られるも、力になるために京都へ来たと言う左之助に安堵の表情を見せ、共に馬車で大阪湾へ向かうのだった。

大阪湾へ向かう直前、斎藤は現地の警察五千人を京都中に配置。また、剣心は「葵屋」の者達に手紙を出し「京都大火」の計画を知らせ京都防衛の布陣を敷く。その後、剣心達は馬車で移動しながら、志々雄がどのような方法で船を隠しているかを推測。剣心は、志々雄の「人斬り」という特性から、夜の闇に紛れて船に偽装を施していると予想する。そして十一時五十九分、剣心一行は大阪湾へ到着。蒸気を吹いている木造船が志々雄の船だと看破。再び志々雄と相まみえる。既に出航した船にどう近づくか作戦を練る中、突然志々雄の船が爆発しその全貌が明らかとなる。それは、大型甲鉄艦、通称「煉獄(れんごく)」。その姿を目の当たりにした剣心は、左之助に自身と斎藤が囮になる間、艦に近づき所持している炸裂弾で機関部を破壊するように伝える。アームストロング砲を搔い潜り船上に辿り着いた剣心と斎藤。だが、志々雄も、剣心の真の狙いが左之助であることを見抜いており、彼に回転式機関砲を放つ。無数の銃弾が放たれる中、左之助は会得した「二重の極み(ふたえのきわみ)」を海面に放ちしぶきを上げることで銃弾を無効化。その隙に、炸裂弾を投げつける。手投げの炸裂弾だったが見た目とは裏腹に高威力を持っており「煉獄」は大破、志々雄一派は退艦を余儀なくされる。計画が破綻した志々雄は、この敗因は剣心達を甘く見ていた己の隙だと痛感し、「国盗り」の前に剣心一行を葬ることが最優先だと彼らへの評価を改める。そして、退避の直前、比叡山にある自身のアジトで「十本刀」と共に剣心一行を迎え撃つと宣言するのだった。

約束

京都大火計画は、剣心一行と現地警察・「葵屋」の活躍もあり「全焼零件、半焼七件、警官の死亡数四十一、重傷者多数」という最小限の被害で幕を閉じた。斎藤が京都大火の事後処理に当たる中、剣心は再び「葵屋」へ戻る。弥彦と薫と落ち着いて再会した剣心はお互いに近況と京都大火の状況を報告し合うが、その際に操から蒼紫が京都に滞在しており、柏崎に重傷を負わせたと知らされる。その後、柏崎は意識を取り戻し、蒼紫の凶行を止めるために彼を殺してほしいと依頼する。しかし、剣心は柏崎の傷の具合から蒼紫は柏崎に無意識の内に手加減をしており完全に人の道を踏み外していないと見抜き、殺すのではなく「葵屋」へ連れ戻すと宣言する。その約束を聞いた操は安堵から涙を流すのだった。

その後、斎藤から明日の明朝に志々雄のアジトへ向かうと伝言が入る。決戦前夜、剣心は薫に奥義伝授について尋ねられ、伝授の時のこと、奥義を使いこなすためには「死闘という極限の間で紙一重の生死を見極めなければいけない」と、奥義を使いこなせるかは心次第なのだと語る。その答えを聞いた薫は、東京出発前に恵から預かった傷薬を渡し、皆が剣心の帰りを待っているのだと告げる。そして操や「葵屋」の者達からの激励、東京で待っている仲間達の存在を再認識し「恐れるものは何もない」と翌朝を迎える。そして、翌朝には薫と共に東京へ帰ることを約束し志々雄一派の待ち構えるアジトへ向かうのだった。

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魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。

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四乃森蒼紫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

四乃森蒼紫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。

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高荷恵(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

高荷恵(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

高荷恵(たかに めぐみ)とは『るろうに剣心』シリーズの登場人物であり、会津出身の美人女医である。悪徳商人の武田観柳に命じられアヘンの精製・密造を行っていた。その後、本作の主人公・緋村剣心に助けられ、剣心たちの仲間となる。戦闘へは参加しないが、その医療技術で剣心たちの怪我を治療をしたり、客観的な立場からアドバイスを送るなど裏方的な立ち回りが多い。恵は自分を助けてくれた剣心に恋心を抱いていたが、同じ剣士という立場から彼を支えていた神谷薫には勝てないことを悟り自ら身を引いた。

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