緋村剣心(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。
動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。

二度にも渡って大切な者を守り切れなかった剣心。縁の目論見通り剣心の精神は崩壊し廃人と化してしまう。

薫の遺体を目にし泣き崩れる剣心。その後、皆が目を離した一瞬のうちに剣心は姿を消し薫の葬儀にすら彼の姿は見当たらなかった。薫の葬儀が終わってから数日後、左之助の舎弟の捜索により剣心が「落人群(らくにんむら)」にいると判明する。「落人群」とは、社会に弾かれた者達が集う集落であり「人生を捨てた者の最終領域」とすら呼ばれる場所だった。左之助と弥彦は「落人群」で刀を封印し、廃人同然に座り込む剣心の姿を目の当たりにする。左之助は薫の仇討ちに行くと呼びかけるが、剣心は「もういい…もう疲れた…」と口にし、このまま静かに眠らせてほしいと再び瞼を閉じる。左之助達はそれ以上何も言葉が出ず集落を後にする。

その頃、剣心は自身が白骨の山、まるで地獄にいるような幻覚を見る。そこには、かつての宿敵・志々雄真実が立っていた。剣心は志々雄に「早く連れて行って欲しい」と死を望むが、幻の志々雄はその要求を拒否。「だがまあどうしてもというなら連れてやってもいいぜ。ただしその前にここで自分の敗北を認めればな。自分の剣も信念も人生も全て…取り返しのつかない過ちだったと認めれば…」と剣心を嘲笑う。剣心はその志々雄の問いに、何も言い返せないのだった。

弥彦は剣心と薫と出会った橋の上で、もう二度と剣心と薫のいる日々は戻ってこないと涙を流す。その時、薫からの依頼で巴の日記を持ってきた操と蒼紫に再会する。操と蒼紫は弥彦から人誅事件の顛末を聞かされる。操は強がりながらも弱音を吐く弥彦を叱咤激励。弥彦も立ち直り、縁を倒すために彼の捜索を始める。その翌日、弥彦と操は再び剣心の様子を見に行こうとした際に、集落から出てきた左之助と遭遇。左之助は今の剣心に絶望し東京を去ろうとしていたのだ。別れ際、弥彦は左之助に必ず見届けに戻って来いと告げる。その後、再び剣心と会い「自身が雪代縁を探し薫を殺した罪を償わせること」「神谷活心流で強くなり剣心のように苦しんでいる人達のために剣を振るうこと」を約束し、もうここには来ないと宣言。「神谷道場で待ってるぜ」と剣心の再起を信じ集落を去るのだった。

一方、弥彦から人誅事件を聞かされた蒼紫は薫の墓を暴こうとしていた。蒼紫は「縁が薫を”殺害”する瞬間を剣心に見せつけなかった」点を不審に思い、以前読んだ書物の中で「屍人形(かばねにんぎょう)」という死体から人形を作り操る者がいたという記述から、彼女の死が偽装かもしれないと推理したのだ。その晩、弥彦は蒼紫と共に薫の墓を掘り起こし、死体を切断することで遺体が偽物だったと暴く。薫がまだ生きているということに喜ぶ弥彦達だが、蒼紫は「神谷薫の生存を知れば死に物狂いで彼女を救出するが、その後は再び流浪人となり誰とも関わらない孤独な旅路を歩くことになる」と彼女の生存を教えないように口止めする。剣心が再び立ち上がるためには、「人斬りの罪を償う答え」を出す必要があると告げるのだった。

その後、弥彦と操は薫の捜索、蒼紫は縁のアジトを突き止めるべく行動を開始する。蒼紫は「屍人形」を取りに来るであろう外印を待ち伏せし彼から縁の居場所を聞き出す。さらに、御庭番衆最後のお頭として「外法の悪党を外法の力を以って葬り去る」という信念のもと外印を殺害する。弥彦は薫捜索の傍ら、人誅事件以来元気を失ってしまった燕を励ますべく彼女と一緒に街を出歩く。その時、人誅事件時に捕縛された鯨波兵庫が発狂し脱獄。新しい武器「連射型改造擲弾射出装置(グレネードランチャー)」を手に暴走を始めるのだった。

緋村剣心の復活

脱獄した鯨波が街で暴走したら甚大な被害が及ぼされるのは必定。弥彦は鯨波を街へ侵入させないため、単身で彼に勝負を挑む。グレネードランチャーを恐れず勇敢に闘う彼の姿は周りの警官を勇気づけ、彼らと共に闘い徐々に優勢に立つ。しかし、闘いに巻き込まれた少年を庇い弥彦は重傷を負う。闘いを見ていた燕はこのままでは弥彦が死んでしまうと剣心に助けを求めるため「落人群」へ向かう。その頃、剣心は自身の過去を振り返りつつ「もういい…もう疲れ…」とすべてを諦めようとしていた。その時、燕が剣心に助けを求めにやってくる。鯨波が暴走し街を壊滅させようとしていること、それを食い止めるため弥彦が戦っていることを語り、涙を流しながら剣心に助けを乞う。しばらく沈黙する剣心だったが、彼の中には燕の助けを求める声が響いていた。

「落人群」の長・オイボレは、そんな剣心の様子を気にかけ「落人群は何か一つでも”捨て”きれなかった者は皆、その”捨て”きれないものを手に再び立ち上がり去っていく…」と告げる。剣心は人斬りの罪を償う”答え”が見つからないと迷いを見せる。オイボレは「君の心の弱々しい迷いとは裏腹に君の手は強く握りしめて離さない…大事なものを失って…身も心も疲れ果て…けれどそれでも決して捨てることが出来ない想いがあるならば、誰が何と言おうとそれこそが君だけの唯一の真実」と、剣心の背中を押す。その時、剣心が思い出したのは剣を以って困っている人々を助けるという想いだった。剣心は刀の封印を解き、自身を待っている人々のために再び立ち上がる。

そして、鯨波が弥彦にグレネードランチャーを放とうとし誰もが助けを求めたその時、一陣の風が吹き抜ける。先ほどまで弥彦を掴んでいた鯨波が吹き飛ばされたのだ。助けを呼ぶ声に立ち上がり、ついに緋村剣心は復活を果たす。

自身の因縁の相手が現れた鯨波は怒りに身を任せ剣心にグレネードランチャーを放つ。剣心は弾を掻い潜り「龍翔閃」で彼の右腕である銃身を切断。狂気の発端となった右腕の切断がトリガーとなり鯨波は正気に戻る。鯨波は再び敗北した今回こそ止めを刺すように剣心に要求するが、剣心は幕末時同様鯨波の要求を拒否。鯨波は残りの弾を炸裂させると脅迫する。しかし、弥彦の説得と叱咤により侍としての誇りを思い出し、剣心が望んだように新しい時代に生きていくことを決意。再び警察に出頭するのだった。

闘いの後、剣心は昏倒し病院へ運ばれる。人誅事件時の傷を癒さず飲まず食わずだったこと、そして薫を喪失した精神的な傷が原因だった。その頃、斎藤と蒼紫は縁のアジトから彼の居所が東京湾にある孤島と突き止め、四日後に島に乗り込む計画を立てる。また、東京を出て行った左之助も再び剣心の力になるべく戻ってくる。

昏睡していた剣心は夢の中で巴と再会する。これからも剣を振るい続けていくと決意する剣心に巴は微笑む。やっと微笑ってくれたという剣心に対し巴は「あなたが微笑えばあなたの中の私はいつでも一緒に微笑います」と告げる。そして、縁のこと剣心に託し、剣心の笑顔を一番望んでいる薫を早く迎えに行くようにと伝えるのだった。夢から目覚めた剣心は仲間達と共に薫と縁のいる孤島へ向かう。

剣と心を賭して

剣心一行は斎藤の手引きで警視庁の船に乗り孤島へ向かう。剣心は仲間達に縁との戦闘に専念するため、自身に力を貸してほしいと仲間に依頼。仲間達も快く引き受けるが、その時彼らの乗っていた船を水中爆弾「機雷(きらい)」が襲う。小舟に乗り換え孤島へ向かう剣心達は、操のクナイで「機雷」を無効化し島に上陸する。その島には縁だけでなく、彼が所属している組織のNo2黒星(へいしん)と、その部下達・四星(すーしん)が待ち構えていた。

四星は朱雀(すざく)・青龍(せいりゅう)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)の四人からなる黒星の護衛部隊で、黒星は今まで自分をこき下ろしていた縁への嫌がらせで彼の復讐の対象である剣心達を襲ってきたのだ。勝負は斎藤対青龍、蒼紫対朱雀、左之助対白虎、弥彦対玄武と四つに分かれるが、剣心一行は四星をそれぞれ撃破。その後、ついに皆の前に縁が現れ黒星に重傷を負わせる。弥彦は縁に薫の安否を尋ねるが、縁の後に続き薫も皆の前に姿を現し無事だったと判明する。縁は剣心が最後の闘いに集中できるように彼女を連れてきたのだ。剣心は縁との因縁に決着をつけるため、薫を救うために最後の闘いに臨む。

「剣心を殺す」という目的を果たすため以前にも増して強くなっている縁と、生き地獄から自力で復活し以前より気力は上回っている剣心。勝負はほぼ互角となるが、縁は飛天御剣流を使う剣心のプライドを打ち砕くべく「高さ」で剣心に勝負を挑む。「龍槌閃」を放とうとする剣心だが、その技は縁の倭刀術「疾空刀勢(しっくうとうせい)」で打ち破られる。「高さ」勝負は縁に軍配が上がり、さらに「九頭龍閃」でさえも発動前に阻止するなどありとあらゆる負の感情を力に剣心を圧倒する。縁の猛攻でうずくまる剣心だが、剣心は生き地獄の中で「人斬りの罪を償う答えを見出した」と再び立ち上がる。しかし、縁は「人を殺めた罪は死と言う罰によって償われる」と剣心に攻撃を加え、罪を償う気があるのなら自害しろと彼を責め立てる。

だが、剣心はその要求を拒む。それは「死」への恐怖ではなく、命を投げ捨てることで罪が償えるとは思えないという剣心の考えだった。剣心はあの生き地獄の中で「この目に映る人々を全て守りたい…苦しんでいる人悲しんでいる人の力になりたい…一人でも多くの笑顔に逢いたかった」という自分の原点に気づく。そして、その過程で殺めた者の想いと殺めた罪を背負い生きていくと、これまで通り「不殺」の闘いを刀が振るうことができなくなるまで続けていくと宣言。「剣と心を賭してこの闘いの人生を完遂する」それが剣心の見出した答えなのだった。

剣心は縁に、縁の中にいる巴は今微笑っているかと問う。心を見透かしたかのような問いに縁は激怒し、その時、縁の身体に無数の筋が浮かび上がる。それは血管ではなく神経であり、縁の剣心への恨みが脳を通し彼の神経を発達させ、「狂経脈(きょうけいみゃく)」と呼ばれるほどに肥大化したのだ。「狂経脈」を発動した縁は反応速度を極限まで高め剣心に襲い掛かる。「狂経脈」は剣心が攻撃を先読みしたとしても、それよりも速い速度で攻撃を可能としており剣心の反撃の隙を与えず彼を追い詰める。

周囲の者達は剣心に加勢しようとするが、剣心はこの私闘を闘いの人生への覚悟を決めた一つの区切りであると自身の力で勝利を掴むと、手出し無用と告げる。縁は剣心に止めを刺すべく空高く飛び上がり「疾空刀勢」を放つ。剣心は縁に対抗してすれ違いざまに飛天御剣流「龍鳴閃」を放つ。攻撃でないその技に周囲が困惑する中、技を受けた縁は耳から血を流す。「龍鳴閃」とは”神速の納刀術”であり、刀を鞘に納めた時に発する超音の鍔鳴りを相手の耳に叩き込み相手の聴覚神経を麻痺させるものだった。そして、「狂経脈」で全神経を研ぎ澄ませている縁の聴力は「龍鳴閃」に過剰に反応し三半規管を麻痺させ平衡感覚を失ってしまう。立ち上がることもままならない縁だが、精神が肉体を凌駕し自らの耳ごと器官を潰し立ち上がる。

そして勝負は再び奥義対決となる。縁は狂経脈状態で「虎伏絶刀勢」を放ち剣心「天翔龍閃」で対抗。神谷道場での闘いと違い「答え」を得た剣心は今までよりも強く左足を踏み出していた。結果、剣心は縁の倭刀を打ち砕き勝利を収めるが、刀を折られてもなお縁は剣心に敵意を向ける。その時、縁が気絶させていた黒星が剣心に向けて発砲。薫は剣心を守るべく彼の前に立ちはだかる。その時、縁は咄嗟に薫を守るため黒星に殴りかかる。剣心は黒星に止めを刺そうとした縁を「このままでは巴の笑顔を永遠に失ってしまう」と制止。拳を収めた縁に対し、薫を助けた礼を述べる剣心。縁は「俺が本当に守りたかったのは…」と泣き崩れるのだった。

一方、剣心と縁の決着を見届けた薫は、剣心が歩む道が辛く困難で報われないかもしれないこと、それでも自分に微笑いかけてくれる剣心をずっと側で支えていたいと決意する。

次の世代へ

決着後、縁は警視庁に引き渡されるが薫は彼に巴の日記を手渡す。だが、東京湾に着いた時、縁は巴の日記と共に姿を消していた。帰還した剣心は薫と共に巴の墓参りへ訪れる。そこには花とかんざし、そして白梅香の香水が入った瓶が備えられていた。縁の安否を気にかける薫だが、剣心は今もどこかで生きていると推測。「縁もまたこれから人殺しの罪を償い、償って縁自身が微笑えるようにならなければ彼の中の巴も決して微笑わない。だが、巴は優しいから縁をずっと見守ってくれる」と信じるのだった。そして、剣心は墓前の巴に「ありがとう」「済まない」「さようなら」という想いを心の中で告げる。

その後、高荷恵は以前から持ち掛けられていた故郷会津で診療所を開くため会津へ帰ることを決意。その際「剣心は飛天御剣流を四、五年以内に確実に撃てなくなる」と告げる。これは元々飛天御剣流は比古のような恵まれた体躯と筋肉があって使いこなせる剣術であり、小柄な剣心では使うたびに反動で体に損傷を溜めてしまうためであった。剣心も奥義会得後から自身の体の違和感に気づいており、完全に剣を振るえなくなる前に斎藤と決着をつけることを決意。斎藤に果たし状を出すが、斎藤は「人を殺さなくなった人斬りなどと今更決着をつけても、もはや何の感慨も湧きもせん」と剣心の挑戦をすっぽかす。後日、斎藤は人事異動ということで剣心の前から姿を消すのだった。剣心は斎藤の行動を「愛想をつかされた」と語っている。また、剣心と茶の湯に付き合う約束を果たした蒼紫は操と、そして観柳邸で喪った仲間達を日の当たる場所へ埋葬しなおすべく、京都へ帰っていくのだった。

数日後、高荷恵の帰郷を見送った剣心達は帰宅途中で警官隊の追跡に遭う。実は左之助は東京を出た後、信州で地元の維新志士の政治家に暴行を起こしたことで指名手配犯になっていたのだ。その後、逃走した左之助は剣心達の前から姿を消してしまう。左之助が姿を消してから一週間が経った頃、剣心は左之助が自分に事情を話さなかったことから、この事件は手出ししないと決意。「人斬り抜刀斎」の名を使えば事態は収束するが、馴れ合いを好まない左之助の心情を汲み、また、彼を”友人”と見込んでのことだった。その時、剣心達は左之助の舎弟から深夜に港に来るようにと伝えられる。指定の場所には船出の準備をしている左之助がおり、彼が世界を見るために日本を去ると知る。剣心と左之助は短い挨拶を交わし、左之助は世界に向けて旅立っていくのだった。

そして、時は流れ明治十五年。弥彦は神谷活心流道場師範代、白刃取りを千本達成するほど成長する。剣心の呼び出しで道場へ向かう弥彦。道場には剣心と薫。そして彼らの息子・緋村剣路(ひむらけんじ)が待っていた。剣心は道場へ訪れた弥彦に一本勝負を持ち掛ける。この日は弥彦の十五歳の誕生日、武士が成人として扱われる「元服」の日だった。自身が一人前になったか試すための手合わせだが、弥彦は剣心の威圧にたじろいでしまうが、剣心は「臆せず今までの闘いで感じた全てを渾身の一撃に込めて撃てばそれでいい」と告げる。初めて本気で剣を交わす剣心と弥彦。結果は相打ちだった。痛みから座り込み力の差を痛感する弥彦だったが、剣心は「いい一撃だった」と賛辞する。手合わせを通して弥彦の一撃に魂がこもっていると見極めた剣心は元服祝いとして逆刃刀を贈り、いつか自分を超えてほしいと期待するのだった。

十五年共にした刀を手放した寂しさよりも次の世代に託せた嬉しさを噛みしめる剣心。薫と共に弥彦の門出を見届けると、薫は剣心の十字傷が薄くなっていることに気づく。剣心は十字傷は生涯消えないものと受け止め、飛天御剣流を使えなくなり逆刃刀を手放した後も「不殺」の信念の下で闘い続けると決意する。薫はそんな剣心に「とりあえず、お疲れ様」と今までの闘いを労うのだった。

北海道編

北海道へ

弥彦に逆刃刀を贈ってから半年。剣心は倭杖(やまとづえ)片手に困窮している人のために剣を振るっていた。そんな中、剣心は偶然、かつての宿敵・志々雄真実の元配下だった長谷川明日郎(はせがわあしたろう)と出会う。彼の手には志々雄の愛刀・無限刃が握られていた。剣心と薫は明日郎と、彼と共にいた井上阿爛(いのうえあらん)を神谷道場で預かるが、ある日、明日郎は街中で闇組織の者と揉め事を起こしてしまう。剣心の仲裁で騒動は収まったが、その組織の者達が落とした所持品の中に死んでいたと思われた薫の父・神谷越路郎(かみやえつじろう)の写真が入っていた。写真の裏には、撮影地が函館と記載されており剣心と薫は神谷越路郎と再会するために北海道・函館へ向かう。

北海道へ向かう直前、弥彦は半年前同様に剣心と手合わせを依頼。弥彦は剣心の「九頭龍閃」の伍撃目までを止めるほどの成長ぶりを見せるが、彼が手合わせを依頼した真意は逆刃刀を剣心へ返すことだった。弥彦は逆刃刀を使いこなせるのは剣心しかおらず、これからも闘い続ける剣心に逆刃刀が必要だと思ってのことだった。こうして再び逆刃刀を手にした剣心は薫や明日郎達と共に北海道へ向かう。

剣心は北海道で偶然帰国した左之助と再会。左之助も越路郎捜索の協力を承諾する。その後、写真に記された写真館で越路郎の捜索をしていると、新月村で助けた少年・三島栄次と再会する。彼は粉々になった斎藤一の刀を剣心に見せ、函館山で「剣客兵器(けんかくへいき)」と呼ばれる者達が暗躍し、斎藤は「剣客兵器」の者に敗れてしまったと聞かされる。この顛末を語った三島は剣心に力を貸してほしいと依頼する。この依頼を承諾した剣心は、捕らえられている「剣客兵器」の一員・凍座白也(いてくらびゃくや)の尋問に向かう。強敵からの尋問を望んだ凍座は剣心の来訪を歓迎。「剣客兵器」の正体が元寇と戦い外敵の侵略を防いだ鎌倉武士の一派であるということ、彼らの目的が護国のための実戦を積むため北海道を戦場にすることだと聞き出す。

その後、「剣客兵器」の計画を阻止するため剣心は斎藤と合流。剣心は四乃森蒼紫や比古清十郎への協力を要請する。一方、斎藤も「剣客兵器」に対抗するべく「十本刀」の者達を北海道へ招集。さらに、新撰組の生き残りであり剣心と面識のある永倉新八(ながくらしんぱち)も加わる。彼らは幕軍戦死者の慰霊碑「碧血碑(へきけつひ)」の前で合流。剣心は「碧血碑」に眠る士達に泰平の世を守ると誓い、新たな戦いに身を投じていく。

緋村剣心の関連人物・キャラクター

神谷 薫(かみや かおる)

東京で出会った少女。彼女との出会いからこの物語は始まっていく。

東京で出会った少女。神谷活心流の使い手で剣術小町と呼ばれるほどの美少女。かつての名門・神谷道場の主だが、「人斬り抜刀斎」と名乗る人物が神谷活心流の使い手を騙り人を襲ったことによる悪評から門下生はいなくなってしまい、人斬りを退治しようとしていた際に東京に訪れていた剣心と出会う。当初、帯刀している彼を「人斬り抜刀斎」だと思っていたが、所持している刀が人を斬ることに適さない逆刃刀と気づく。一時は誤解かと思われていたが、偽者の「人斬り抜刀斎」が神谷道場を乗っ取るため襲撃をかけた時、剣心がこれを撃退。その際、彼が本物の「人斬り抜刀斎」だと判明するが、素性を知ってもなお剣心の人斬りとしての過去を追究せず「人斬りのあなたじゃなくて流浪人のあなたにいてほしい」と道場へ受け入れている。剣心と過ごすようになり、徐々に彼に惹かれていく一方、再び流浪の旅に出ることや「人斬り抜刀斎」に戻ることを異常に恐れているが、京都編ではついに志々雄の暗躍を止めるべく京都へ向かう剣心に面と向かって別れを告げられている。
その後、別れを告げられたショックで寝込んでいたが、弥彦や周りの人々の叱咤激励もあり再び剣心に会うべく彼女もまた京都へ向かう。京都で巻町操と出会ってからは、比古の下で修業していた剣心と再会する。この時、彼女が危険を顧みず自身を探してくれたことに対し怒っていたようだが「もう半分は何処かホッとした」と告げている。彼女の存在は剣心にも大きく影響しており、「比古との奥義伝授」、「志々雄との最終決戦」など、彼が死を覚悟するほどの戦闘に直面した時に生きる意志を目覚めさせる要因となっている。
一方、人誅編では雪代縁の復讐のために身を狙われており、殺害に見せかけアジトへ誘拐される。その際、薫に危害を加えようとする縁に剣心は激昂しており、彼女の死体(偽物)を見せつけられた際には絶望のあまり廃人と化してしまう。操や蒼紫の協力で、薫の死が偽装の可能性があると知った後でも、彼女を守り切れなかったことに対する自責の念からしばらく再起不能に陥った。その後、立ち直った剣心は薫を取り返すべく再び逆刃刀を取り戦場へ赴き、復讐の鬼と化した縁を下して薫を奪い返す。また、縁との決戦で剣心が見出した「剣と心を賭してこの闘いの人生を完遂する」という彼の決意を聞き涙を流しており、彼女もまた戦いを終えた剣心を「傍で支えたい」と決意している。決着後、明治12年には彼との間に「剣路」という子を授かっている。
続編となる北海道編では、ある写真がきっかけで父・越路郎の生存の可能性を知り再会を夢見て剣心と共に北海道へと向かう。剣心と結ばれてから平穏な生活を送っている一方、彼の人生に闘いが切り離せないことも理解しており「剣心の身に何かあっても、息子の剣路は自分が育てる」という覚悟をしている。

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明神 弥彦(みょうじん やひこ)

東京で出会った少年。少年ながらも誇り高い魂と度胸があり、剣心の背を追いながら徐々に強くなっていく。

東京で出会った少年。下級武士・明神家の長男として生まれるも、父が戦死し母は彼を育てるために遊郭で働き病死。明治維新の混乱によって孤児となったところをヤクザに拾われる。剣心と出会う前はヤクザの命令でスリを行う等こき使われていたが、ある日剣心の財布を盗むも、逆に財布を差し出され捨てきれぬ士族の誇りで財布を突き返し啖呵を切る。その気概を評されたことで、スリやヤクザと縁を切ることを決意。兄貴分達に決別を告げるも、許される筈もなく制裁を受けそうになっていたところを剣心に救われる。
剣心に救われてからは、彼が居候している神谷薫の門下生として道場に住み込みで神谷活心流を習っている。強くなりたいという願いから、剣心に飛天御剣流を教えてもらおうとするも、剣心に拒否され、その代わりにという彼の計らいで神谷活心流と門下生となった。当初は不本意だったこともあり、薫を認めずけいこをサボることもあったが、彼女の元門下生が起こした騒動で師範代として責任を果たそうとする薫の姿を見て考えを改め真面目に稽古に励むようになり心身ともに強くなっていく。
神谷活心流での稽古や剣心の戦いに同行する中で、目覚ましい成長を果たしており、「赤べこ」で働いている少女・三条燕を助けるために、彼女を脅している旗本のリーダーを一騎打ちの末撃破。京都編では十本刀の一員、飛翔の蝙也を見様見真似の飛天御剣流で撃破している。精神面での成長も凄まじく、自身より強い石動雷十太や御庭番衆筆頭・四乃森蒼紫と対峙した際も物怖じせず啖呵を切っており、京都編でも十本刀の中で圧倒的巨体を持つ不二を前にして仲間達が戦意喪失する中、彼だけは剣心の帰還を信じぬき諦めずに立ち向かおうとしている。そこへ剣心の師匠・比古清十郎が駆けつけるシーンは作中屈指の胸熱シーンとなっている。
人誅編では、薫が殺害され廃人と化した剣心を見てしまった際は心が折れかけるも、巻町操の叱咤によって復活。剣心の復活を信じ続け、縁率いる六人の同志・鯨波兵庫が街で暴れているところを一人で食い止めようと応戦。苦戦する彼を助けて欲しいと懇願した燕の説得により剣心も復活するなど、彼の復活に一役買っている。
人誅編後の明治15年では、成長した姿で登場。白羽取り千本制覇と、成長を果たした彼は、尊敬していた剣心と一騎打ちを果たし惜しくも敗北。この時、元服祝いとして逆刃刀を譲り受けた。しかし、北海道編では、新たな脅威と逆刃刀を使いこなせるのは剣心しかいないという理由で剣心に返却している。

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相楽 左之助(さがら さのすけ)

東京で出会った背中に「惡」一文字を背負う青年。共に交流を重ね死線を乗り越えた左之助は剣心が唯一「親友」と呼べるほどの存在となる。

剣心が東京で出会った青年。背中に「惡」と書かれた白い上着に赤い鉢巻がトレードマークの豪快な青年。基本誰に対しても粗野で礼儀に欠けた言動を取っているが、弱者の心を酌んで動ける義侠心と優しさを持っている。剣心と出会う前は巨大な斬馬刀を手に、裏社会の暴力沙汰の際の助太刀人喧嘩屋・斬左(斬馬刀の左之助)として活動していた。神谷道場の土地を巡る皿削いで剣心を逆恨みする比留間兄弟に、伝説の剣客「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心との喧嘩を依頼されたことが、剣心と出会うきっかけとなる。少年時代に所属していた「赤報隊」に汚名を着せ、敬愛していた師を殺した明治政府と維新志士に怨みを持つ左之助は、比留間の依頼ではなく、自身の怨みから「維新志士最強と評された剣客を倒したい」という欲求に駆られ剣心に挑戦する。剣心の剣技にも耐えるタフネスさはあれど、その実力差は圧倒的であり、さらに剣心の信念を闘いを通して知った左之助は彼と和解。剣心が口先だけの連中と違うか確かめるため彼と付き合い始め、数々の死線を共に潜り剣心の最も信頼する「友人」となる。北海道編では心は左之助のことを「唯一人と”友”と呼べる男である」と評しており、その信頼の高さが窺える。以降、剣心からは「左之」という愛称で呼ばれることが多い。なお、その際に愛用していた斬馬当は真っ二つに割れ、喧嘩屋も廃業。生計を失ってからは、神谷道場にたかりにくる、「赤べこ」でかなりのツケを溜めているなど、作中でもプー太郎と評されている。
京都編では、自身に一言も告げず京都へ向かった剣心の力になるため、左之助もまた京都へ向かう。その道中で命がけの修行を経て奥義・「二重の極み」を身に着け京都へ到着。元新撰組・斎藤一と合流し、後に剣心とも合流する。その際、自分に何も告げず去ったけじめとして、彼を一度殴っている。合流後は、志々雄一派の東京湾砲撃の阻止や十本刀No3の実力を持つ安慈を撃破するなどの活躍を見せ、剣心と志々雄の決闘に立ち会っている。
剣心と東京に帰って来てからは、束の間の平穏な日々を過ごすが、剣心に怨みを持つ雪代縁との戦いに巻き込まれる。彼自身も縁の部下と闘い勝利するが、神谷薫が殺害され剣心が廃人化。一向に呼びかけに応じず、彼女の仇を討とうともしない彼に失望した左之助は、剣心と縁を切り故郷に戻る。故郷で起きた騒動を解決した後は、再び東京へ戻り復活した剣心と再会。彼と共に、薫を救うべく縁のいる小島へ向かう。
縁との決戦の後は、故郷で起こした騒動が原因で指名手配されており、仲間に迷惑をかけないため、そして日本という国に「狭さ」を感じていた左之助は剣心らと別れた海の彼方へ旅立っていった。北海道編では剣心に会うために日本へ帰還したものの、目的の横浜港ではなく函館湾に到着。その時、偶然函館を訪れていた剣心と再会し、彼の協力に応えて一向に合流。新たな強敵「剣客兵器」との闘いに向け斎藤が招集したチームに加わっている。

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るろうに剣心 追憶編(るろ剣OVA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』とは、幕末を舞台に一組の男女が結ばれて死別するまでを描いたOVA作品。明治を舞台にした和月伸宏の漫画『るろうに剣心』の1エピソードをアニメ化したもの。国内外から高く評価され、「映像化された時代劇の最高傑作」と絶賛されている。 幕末の動乱に身を投じた緋村剣心は、卓越した剣技を買われ人斬り稼業を続け、罪の意識に苦しむ日々を送っていた。雪代巴と出会い己を取り戻していく剣心だったが、実は巴は婚約者を殺した剣心に復讐するために彼の下へやってきた密偵だった。

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るろうに剣心(るろ剣)の必殺技まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の必殺技まとめ

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』とは、和月伸宏による漫画作品である。集英社の週刊少年ジャンプにて1994年~1999年にかけて連載された。アニメ化・実写化・ミュージカル化もしており、連載終了から15年以上経った今でもファン達に愛されている。 主人公である緋村剣心が使用する、弱者を守るための暗殺剣『飛天御剣流』や、宿敵・志々雄真実の『秘剣』など、作中に登場する技のまとめ。

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るろうに剣心(るろ剣)の十本刀まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の十本刀まとめ

『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末最強の人斬りと謳われた抜刀斎こと緋村剣心が、明治の世に不殺(ころさず)を誓い目に映る人々を守る為に戦う。敵味方共に魅力あふれるキャラクターが登場し、物語を盛り上げる。『京都編』においては、明治政府を倒し、弱肉強食の時代を築かんとする志々雄真実と、その部下である十本刀が登場した。

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るろうに剣心(るろ剣)の新撰組まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の新撰組まとめ

『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末の動乱期に人斬り抜刀斎と恐れられた剣客・緋村剣心が、明治の世に不殺(ころさず)を誓い戦う。本作では、実在の人物や組織も多く登場する。新選組もまた、史実の組織である。剣心と新選組は幕末では敵同士だったが、明治となってからは元新選組三番隊隊長・斎藤一と共闘することが増えた。『北海道編』では永倉新八も登場し、仲間に加わっている。

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るろうに剣心(るろ剣)の六人の同志まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の六人の同志まとめ

『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。時は明治、かつて人斬り抜刀斎の異名で怖れられた剣客・緋村剣心が、不殺(ころさず)を誓い平和の為に剣を振るう。『週刊少年ジャンプ』連載版の最終章に当たる『人誅編』では、雪代縁を始めとする抜刀斎を恨む六人の同志と交戦する。平和の為に戦ってきた剣心だが、縁らとの戦いの中で過去に数多の命を奪ったことへの贖罪に改めて直面することとなる。

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るろうに剣心(るろ剣)の御庭番衆まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の御庭番衆まとめ

『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末に最強と呼ばれた人斬り抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の信念の下に戦う物語で、明治時代を舞台に剣劇バトルが展開される。阿片の密売に加担していた女医の高荷恵を巡り、剣心は仲間たちと共に隠密御庭番衆の四乃森蒼紫とその部下たちと戦うことになる。御庭番衆の面々は、後に剣心最大の敵である志々雄真実や、剣心を仇と狙う雪代縁との戦いにも関わるのだった。

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るろうに剣心(るろ剣)の劍客兵器まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の劍客兵器まとめ

劍客兵器(けんかくへいき)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』に登場する組織で、元寇以来1000年の時を研鑽に費やした剣客集団である。 その目的は海外の侵略から日本を守ることだが、幕末の動乱には加担せず、さらにその先に起きるだろう海外勢力との衝突に備えていた。明治16年、潜伏していた北海道にて活動を開始すると、諸外国に対抗するための「猛者」とそれを育てる「地獄のごとき戦場」を求めて破壊と惨劇を繰り返す。主人公・緋村剣心とその仲間たちにも興味を示し、接触を重ねていく。

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るろうに剣心(るろ剣)の闇乃武まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の闇乃武まとめ

闇乃武とは、和月伸宏による漫画作品『るろうに剣心』に登場する組織で、江戸幕府直属の暗殺集団である。幕末に人斬り抜刀斎と呼ばれていた緋村剣心の暗殺に乗り出すが、リーダーの辰巳を始めとするメンバーが戦死し、失敗に終わった。幕府の瓦解も相まって信頼を失った闇乃武は、明治維新後は金次第で兵を派遣する傭兵部隊となり果てた。構成員には戦闘や殺害を好む者が多いが、久保田旭のように仕方なく働かされている者もいる。

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るろうに剣心(るろ剣)の武器・兵器・防具・装備・道具まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の武器・兵器・防具・装備・道具まとめ

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、人斬りとしての過去を悔いる剣士の緋村剣心が弱者を守るために剣を振るう様を描いた和月伸宏による漫画作品である。 本編には多くの武器、兵器、防具や装備、道具が登場する。不殺を誓う剣心が人を斬れない「逆刃刀」を、弱肉強食を唱える志々雄真実が刀身の燃える「無限刃」を使うように、武器や兵器、防具、装備、道具には各々の信念が垣間見える。 ここでは、『るろうに剣心』に登場する武器、兵器、防具、装備、道具を紹介する。

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るろうに剣心(るろ剣)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』とは、和月伸宏による和風バトルアクション漫画及びそれを原作としたアニメや実写映画などのメディアミックス作品。この記事では、『るろうに剣心』のアニメで使用された歴代オープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画の主題歌を紹介する。当時アニメの主題歌といえばその内容に沿って作られたものが主流だったが、本作ではアニメの内容に関係なく流行のJポップが取り入れられ、その結果多くのヒット曲を生み出した。

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るろうに剣心(るろ剣)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『るろうに剣心』とは和月伸宏によって『週刊少年ジャンプ』に連載されていた、幕末から明治にかけて活躍した剣客たちを主人公にした漫画、およびアニメ作品である。作中では主人公の緋村剣心や神谷薫たちは、「赤べこ」という料理屋で食事をしているシーンがよく登場する。また薫や高荷恵の手料理、剣心のライバル・斎藤一の好物の蕎麦、剣心の師匠・比古清十郎があおっている酒など様々な料理・飲み物が登場しているのだ。当記事では『るろうに剣心』に登場した食べ物や飲み物を紹介する。

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るろうに剣心(るろ剣)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『るろうに剣心』とは和月伸宏によって描かれた、幕末から明治にかけてを舞台にした剣客漫画、およびそれらを原作としたアニメ作品だ。主人公である緋村剣心はかつて「人斬り抜刀斎」として暗躍し、幾人もの人を切り殺してきた伝説的な人物である。その後「人斬り」をやめて「不殺」の誓いを立てた剣心は、流浪の旅の途中神谷薫と知り合い、様々な事件や出来事を乗り越えて夫婦となる。作中では剣心・薫を含めて様々なカップルや夫婦が登場する。この記事では『るろうに剣心』に登場したカップルや夫婦をまとめた。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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るろうに剣心(るろ剣)の原作・新旧アニメ・劇場版・OVA・実写版・舞台・ゲームの違い・相違点まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の原作・新旧アニメ・劇場版・OVA・実写版・舞台・ゲームの違い・相違点まとめ

人斬りだった過去を悔い、弱き人々を守る贖罪の旅を続ける剣士の活躍を描いた漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)は、様々なメディアミックスを果たした人気作品である。しかしこれらのメディアミックス作品には、媒体ごとの特徴の違いなどから原作との相違点が存在する。 オリジナル長編エピソードが作られた旧アニメ版。少年漫画風アクションが排されたOVA版。エピソードが整理された実写映画版。ここでは、『るろうに剣心』の媒体ごとの相違点を紹介する。

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るろうに剣心(るろ剣)の流派まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の流派まとめ

贖罪のため、弱き人々を守るため不殺の剣を振るう伝説の人斬り緋村剣心の活躍を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)には、チャンバラ活劇としての魅力に溢れる数々の流派が登場する。 神速の古流剣術飛天御剣流。活人剣を掲げる神谷活心流。催眠術で相手の動きを封じる二階堂平法。調査、潜入、戦闘までをこなす御庭番忍術。少年漫画的なアレンジが加えられた一刀流。破壊の極意二重の極み。ここでは、『るろうに剣心』に登場した流派を紹介する。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 相楽左之助」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 相楽左之助」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 相楽左之助」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。剣心と左之助の過去が明かされるボリューミーな内容となっている。 剣心に退治された悪党が、仕返しのために名うての喧嘩屋“斬左”こと左之助に仕事を依頼。相手が維新志士と聞いて左之助がやる気になる一方、剣心はなぜ彼が維新志士を憎むのか分からず戸惑う。秘められた過去を背負い、左之助は剣心に真っ向勝負を挑む。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。作品のテーマにも深く関わる人斬り同士の対決であり、剣心の心に苦いものを長く残す決着となったことでも知られる。 明治政府の高官の下に刃衛から斬奸状が送りつけられ、剣心はこの護衛を依頼される。やがて現れた刃衛は、剣心の正体に気付くと標的を彼に変更。剣心が世話になっている神谷道場の神谷薫を拉致し、彼の内に潜む人斬りとしての本性を暴こうとする。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 般若」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 般若」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 般若」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。般若の実力と狂気にも等しい忠誠心を描くことで、隠密御庭番衆の力を剣心と読者に知らしめるものとなった。 剣心が出会った女医の高荷恵は、悪徳商人の武田観柳に強要されて阿片作りに加担していた。囚われた恵を救うべく観柳の屋敷に乗り込んだ剣心の前に、隠密御庭番衆の般若が立ちはだかる。不可思議な伸腕の術と絶対の忠誠心を武器に、般若は剣心に襲い掛かる。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。物語序盤の勝負ではあるが、人気キャラクターである蒼紫の最初の戦いとして高い知名度を誇る。 江戸城の守備を担っていた隠密御庭番衆は、維新の成立と共に戦うことなく敗者となる。その長である蒼紫は、部下たちと共に自分たちに見合う戦場を探し続けていた。伝説の人斬り緋村剣心と戦う機会を得た蒼紫は、我らこそ幕末最強との証明のため死力を尽くす。

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るろうに剣心(るろ剣)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

明治時代を舞台に幕末の人斬り緋村剣心の生き様を描く時代劇漫画。宿敵志々雄誠との死闘を描いた「京都編」では、少年漫画の王道である「正義は勝つ」というセオリーに対し「勝負に勝った者が正義、というのは正しいのか」という疑問を読者に投げかけた。様々な信念を持って生きる魅力的なキャラクターたちが残した名言は少年漫画ならではの「かっこよさ」に留まらず「正義とは何か」を考えさせるものも多い。

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瀬田宗次郎(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

瀬田宗次郎(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

瀬田宗次郎とは、『るろうに剣心』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心と相対する志々雄真実が擁する十本刀の中でも、トップの実力を誇る剣客である。武力ににおいては志々雄一派の実質ナンバー2である。齢16にして“天剣の宗次郎”の異名で敵味方に恐れられている。見た目は主人公である緋村剣心とも負けず劣らずの優男であり、常に穏やかな表情である。生い立ちが原因で感情欠落しており、表情とは裏腹に平然と仲間を捨て駒にするなど冷酷な面もある。作中最速といわれる剣術で、剣心たちの前に立ちはだかる。

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斎藤一(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

斎藤一(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

斎藤一(さいとう はじめ)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する帯刀の警察官である。明治に入ってからは警視庁の密偵として活動しており、職位は警部補。公には藤田五郎と名乗っている。元新選組三番隊組長であり、これらの経歴も史実に沿っている。妻の時尾がおり、妻帯者である。平突きの昇華技である「牙突」を軸に戦い、作中でも屈指の実力を誇る。元は維新志士だった主人公の緋村剣心とは因縁があったが、明治政府転覆を目論む志々雄真実討伐のため、「悪・即・斬」の信条のもと剣心と共闘する。

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雪代巴(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪代巴(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

雪代巴(ゆきしろ ともえ)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、本作の主人公、緋村剣心の前妻である。元々は闇乃武の差し金であり、幕末当時、維新志士・人斬り抜刀斎として暗殺を請け負っていた剣心の弱点を探ることが目的で剣心に近づいていた。しかし、巴自身も剣心と籍を入れて暮らしている中で、惹かれていく。このことが災いし、闇乃武の戦いの中に自ら身を投じ、不運にも剣心の剣によって斬殺されてしまう。この一件はその後の剣心の運命を大きく変えた。

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悠久山安慈(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

悠久山安慈(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ)とは、『るろうに剣心』の登場人物で志々雄真実一派・十本刀の一人。明王の安慈という異名を持ち、十本刀の中でも瀬田宗次郎、魚沼宇水に並ぶ実力を誇り、志々雄から高く評価されている。鍛え抜かれた肉体を持つ巨漢であり、10年の修行の末編み出した破壊の極意「二重の極み」はあらゆる物体を粉々に粉砕する凄まじい威力を持つ。元々は心優しい瘦身の僧侶であったが、過去の悲惨な事件以来、明治政府を激しく憎んでおり、政府の打倒という共通の目的から、志々雄一派に協力することとなった。

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相楽左之助(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

相楽左之助(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

相楽左之助(さがらさのすけ)とは、『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』に登場するキャラクターで、主人公・緋村剣心の友人であり戦友である。馬ごと切り倒すほどの巨大刀剣、斬馬刀を使用して戦うことから、裏社会での異名は斬左。少年期に所属していた隊がニセ官軍汚名を着せられた絶望から、喧嘩に興じることで日々を過ごしていた。剣心と出会うまで喧嘩では負け知らずであったが、剣心に敗北し明治維新はまだ途中と諭される。それからは明治維新が生んだ軋轢に巻き込まれながら剣心らと共闘し、その中で戦術を身に付け成長していく。

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神谷薫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

神谷薫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公緋村剣心の妻、亡き父・越路郎が創り上げた神谷活心流の師範代である。あるとき、神谷活心流が人斬り抜刀斎を生み出した剣術である、と容疑がかけられていたときに剣心と出会う。剣心とともに父の生み出した流派の再建をするべく奮闘し、弟子となる明神弥彦を迎える。師範代として教えを説く日々であったが、ある日喧嘩屋の相楽左之助と出会い仲間となる。出会った仲間たちとともに剣心の命を狙ってくる刺客たちを倒すべく成長する。

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明神弥彦(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

明神弥彦(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

明神弥彦(みょうじん やひこ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。集英組というヤクザに拾われ、スリ等雑用をさせられていたが、緋村剣心(ひむら けんしん)達と関わり、士族としてのプライドを取り戻し、ヤクザと手を切った。その後剣心の計らいで神谷道場に入門、神谷薫(かみや かおる)の下、神谷活心流を学び剣心達と共に戦う。幼いながらも常人離れした精神力や身体能力、剣才を発揮し成長していく。

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志々雄真実(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

志々雄真実(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

志々雄真実(ししお まこと)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心(抜刀斎)と相対する志々雄一派の首魁にして剣客。剣の力量は剣心と互角で、その内に強大な野心と支配欲を秘める危険人物。かつて自身を裏切った維新志士への復讐を兼ねて明治政府転覆を目論み、大久保利通暗殺など様々な事件を主導する。「弱肉強食」を信念としており、一番の強者である自分が国の覇権を握り、国を強くすることが「正義」だと信じている。京都編の大ボスとして剣心達と激しい闘いを繰り広げる。

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石動雷十太(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

石動雷十太(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。

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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。

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武田観柳(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

武田観柳(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。

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魚沼宇水(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

魚沼宇水(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。

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四乃森蒼紫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

四乃森蒼紫(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。

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高荷恵(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

高荷恵(るろうに剣心)とは【徹底解説・考察まとめ】

高荷恵(たかに めぐみ)とは『るろうに剣心』シリーズの登場人物であり、会津出身の美人女医である。悪徳商人の武田観柳に命じられアヘンの精製・密造を行っていた。その後、本作の主人公・緋村剣心に助けられ、剣心たちの仲間となる。戦闘へは参加しないが、その医療技術で剣心たちの怪我を治療をしたり、客観的な立場からアドバイスを送るなど裏方的な立ち回りが多い。恵は自分を助けてくれた剣心に恋心を抱いていたが、同じ剣士という立場から彼を支えていた神谷薫には勝てないことを悟り自ら身を引いた。

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