るろうに剣心(るろ剣)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心』とは和月伸宏によって1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載された漫画作品、およびそれを原作とするアニメ、映画。明治時代を舞台に、幕末最強の人斬りと恐れられながら、不殺(ころさず)の誓いを立て人々を守る抜刀斎こと緋村剣心や仲間たちの戦っていく。幕末から明治に至るまでの時代の混乱もまた断片的に、かつ克明に描かれている。
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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は、和月伸宏による日本の漫画作品である。それを原作としたアニメや実写映画が制作されている。漫画は1994年から1999年まで連載され、アニメは1996年から1998年に放送された。
物語は、明治時代初期の日本を舞台にしており、主人公の緋村剣心(ひむら けんしん)はかつての幕末の剣客で、現在は革命後の平和な時代になった日本で、剣の腕を持ちながらも戦いを嫌う“るろうに”(流浪人)として生きている。剣心は贖罪のため、正義のために剣を振るうことを決意する。物語は、剣心がさまざまな人物と出会い、彼らとの関係を通じて成長していく様子を描いている。剣心の過去や彼が抱える葛藤、そして彼の剣の腕を巡る戦いが中心となっている。
『るろうに剣心』は、緻密なキャラクター描写や戦闘描写、歴史的な背景を踏まえたストーリーなどが評価され、多くのファンを魅了している。アニメや実写映画も制作され、特に実写映画は高い評価を受けた。
『るろうに剣心』とは和月伸宏によって1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載された漫画作品、およびそれを原作とするアニメ、映画。明治時代を舞台に、幕末最強の人斬りと恐れられながら、不殺(ころさず)の誓いを立て人々を守る抜刀斎こと緋村剣心や仲間たちの戦っていく。幕末から明治に至るまでの時代の混乱もまた断片的に、かつ克明に描かれている。
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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 新京都編』とは、明治政府転覆を目論む志々雄一派と、それを阻む者たちの戦いを描いたOVA作品。明治を舞台にした和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心』の1エピソードをアニメ化したもの。尺に収めるために原作の内容の多くを省略し、賛否両論の作品となった。 人斬りとして活躍した過去を悔い、贖罪の旅を続ける緋村剣心は、ある時自身の後継として人斬りを務めた志々雄真実という男が明治政府転覆を目論んで暗躍していることを知る。志々雄の野望を阻むため、剣心は仲間と共に京都へと赴く。
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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編』とは、幕末を舞台に一組の男女が結ばれて死別するまでを描いたOVA作品。明治を舞台にした和月伸宏の漫画『るろうに剣心』の1エピソードをアニメ化したもの。国内外から高く評価され、「映像化された時代劇の最高傑作」と絶賛されている。 幕末の動乱に身を投じた緋村剣心は、卓越した剣技を買われ人斬り稼業を続け、罪の意識に苦しむ日々を送っていた。雪代巴と出会い己を取り戻していく剣心だったが、実は巴は婚約者を殺した剣心に復讐するために彼の下へやってきた密偵だった。
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『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』とは、和月伸宏による漫画作品である。集英社の週刊少年ジャンプにて1994年~1999年にかけて連載された。アニメ化・実写化・ミュージカル化もしており、多くのファン達に愛されている。 主人公である緋村剣心が使用する、弱者を守るための暗殺剣『飛天御剣流』や、宿敵・志々雄真実の『秘剣』など、作中に登場する技のまとめ。
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『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末最強の人斬りと謳われた抜刀斎こと緋村剣心が、明治の世に不殺(ころさず)を誓い目に映る人々を守る為に戦う。敵味方共に魅力あふれるキャラクターが登場し、物語を盛り上げる。『京都編』においては、明治政府を倒し、弱肉強食の時代を築かんとする志々雄真実と、その部下である十本刀が登場した。
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『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末の動乱期に人斬り抜刀斎と恐れられた剣客・緋村剣心が、明治の世に不殺(ころさず)を誓い戦う。本作では、実在の人物や組織も多く登場する。新選組もまた、史実の組織である。剣心と新選組は幕末では敵同士だったが、明治となってからは元新選組三番隊隊長・斎藤一と共闘することが増えた。『北海道編』では永倉新八も登場し、仲間に加わっている。
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『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末に最強と呼ばれた人斬り抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の信念の下に戦う物語で、明治時代を舞台に剣劇バトルが展開される。阿片の密売に加担していた女医の高荷恵を巡り、剣心は仲間たちと共に隠密御庭番衆の四乃森蒼紫とその部下たちと戦うことになる。御庭番衆の面々は、後に剣心最大の敵である志々雄真実や、剣心を仇と狙う雪代縁との戦いにも関わるのだった。
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『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。時は明治、かつて人斬り抜刀斎の異名で怖れられた剣客・緋村剣心が、不殺(ころさず)を誓い平和の為に剣を振るう。『週刊少年ジャンプ』連載版の最終章に当たる『人誅編』では、雪代縁を始めとする抜刀斎を恨む六人の同志と交戦する。平和の為に戦ってきた剣心だが、縁らとの戦いの中で過去に数多の命を奪ったことへの贖罪に改めて直面することとなる。
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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、人斬りとしての過去を悔いる剣士の緋村剣心が弱者を守るために剣を振るう様を描いた和月伸宏による漫画作品である。 本編には多くの武器、兵器、防具や装備、道具が登場する。不殺を誓う剣心が人を斬れない「逆刃刀」を、弱肉強食を唱える志々雄真実が刀身の燃える「無限刃」を使うように、武器や兵器、防具、装備、道具には各々の信念が垣間見える。 ここでは、『るろうに剣心』に登場する武器、兵器、防具、装備、道具を紹介する。
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劍客兵器(けんかくへいき)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』に登場する組織で、元寇以来1000年の時を研鑽に費やした剣客集団である。 その目的は海外の侵略から日本を守ることだが、幕末の動乱には加担せず、さらにその先に起きるだろう海外勢力との衝突に備えていた。明治16年、潜伏していた北海道にて活動を開始すると、諸外国に対抗するための「猛者」とそれを育てる「地獄のごとき戦場」を求めて破壊と惨劇を繰り返す。主人公・緋村剣心とその仲間たちにも興味を示し、接触を重ねていく。
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闇乃武とは、和月伸宏による漫画作品『るろうに剣心』に登場する組織で、江戸幕府直属の暗殺集団である。幕末に人斬り抜刀斎と呼ばれていた緋村剣心の暗殺に乗り出すが、リーダーの辰巳を始めとするメンバーが戦死し、失敗に終わった。幕府の瓦解も相まって信頼を失った闇乃武は、明治維新後は金次第で兵を派遣する傭兵部隊となり果てた。構成員には戦闘や殺害を好む者が多いが、久保田旭のように仕方なく働かされている者もいる。
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『るろうに剣心』とは和月伸宏によって描かれた、幕末から明治にかけてを舞台にした剣客漫画、およびそれらを原作としたアニメ作品だ。主人公である緋村剣心はかつて「人斬り抜刀斎」として暗躍し、幾人もの人を切り殺してきた伝説的な人物である。その後「人斬り」をやめて「不殺」の誓いを立てた剣心は、流浪の旅の途中神谷薫と知り合い、様々な事件や出来事を乗り越えて夫婦となる。作中では剣心・薫を含めて様々なカップルや夫婦が登場する。この記事では『るろうに剣心』に登場したカップルや夫婦をまとめた。
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『るろうに剣心』とは和月伸宏によって『週刊少年ジャンプ』に連載されていた、幕末から明治にかけて活躍した剣客たちを主人公にした漫画、およびアニメ作品である。作中では主人公の緋村剣心や神谷薫たちは、「赤べこ」という料理屋で食事をしているシーンがよく登場する。また薫や高荷恵の手料理、剣心のライバル・斎藤一の好物の蕎麦、剣心の師匠・比古清十郎があおっている酒など様々な料理・飲み物が登場しているのだ。当記事では『るろうに剣心』に登場した食べ物や飲み物を紹介する。
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日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
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人斬りだった過去を悔い、弱き人々を守る贖罪の旅を続ける剣士の活躍を描いた漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)は、様々なメディアミックスを果たした人気作品である。しかしこれらのメディアミックス作品には、媒体ごとの特徴の違いなどから原作との相違点が存在する。 オリジナル長編エピソードが作られた旧アニメ版。少年漫画風アクションが排されたOVA版。エピソードが整理された実写映画版。ここでは、『るろうに剣心』の媒体ごとの相違点を紹介する。
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2024年10月期に放送される秋アニメを50音順に紹介する。2024年10月秋アニメは、有名シリーズの新作が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
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贖罪のため、弱き人々を守るため不殺の剣を振るう伝説の人斬り緋村剣心の活躍を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)には、チャンバラ活劇としての魅力に溢れる数々の流派が登場する。 神速の古流剣術飛天御剣流。活人剣を掲げる神谷活心流。催眠術で相手の動きを封じる二階堂平法。調査、潜入、戦闘までをこなす御庭番忍術。少年漫画的なアレンジが加えられた一刀流。破壊の極意二重の極み。ここでは、『るろうに剣心』に登場した流派を紹介する。
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「緋村剣心 vs. 相楽左之助」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。剣心と左之助の過去が明かされるボリューミーな内容となっている。 剣心に退治された悪党が、仕返しのために名うての喧嘩屋“斬左”こと左之助に仕事を依頼。相手が維新志士と聞いて左之助がやる気になる一方、剣心はなぜ彼が維新志士を憎むのか分からず戸惑う。秘められた過去を背負い、左之助は剣心に真っ向勝負を挑む。
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「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。物語序盤の勝負ではあるが、人気キャラクターである蒼紫の最初の戦いとして高い知名度を誇る。 江戸城の守備を担っていた隠密御庭番衆は、維新の成立と共に戦うことなく敗者となる。その長である蒼紫は、部下たちと共に自分たちに見合う戦場を探し続けていた。伝説の人斬り緋村剣心と戦う機会を得た蒼紫は、我らこそ幕末最強との証明のため死力を尽くす。
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「緋村剣心 vs. 般若」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。般若の実力と狂気にも等しい忠誠心を描くことで、隠密御庭番衆の力を剣心と読者に知らしめるものとなった。 剣心が出会った女医の高荷恵は、悪徳商人の武田観柳に強要されて阿片作りに加担していた。囚われた恵を救うべく観柳の屋敷に乗り込んだ剣心の前に、隠密御庭番衆の般若が立ちはだかる。不可思議な伸腕の術と絶対の忠誠心を武器に、般若は剣心に襲い掛かる。
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「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。作品のテーマにも深く関わる人斬り同士の対決であり、剣心の心に苦いものを長く残す決着となったことでも知られる。 明治政府の高官の下に刃衛から斬奸状が送りつけられ、剣心はこの護衛を依頼される。やがて現れた刃衛は、剣心の正体に気付くと標的を彼に変更。剣心が世話になっている神谷道場の神谷薫を拉致し、彼の内に潜む人斬りとしての本性を暴こうとする。
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明治時代を舞台に幕末の人斬り緋村剣心の生き様を描く時代劇漫画。宿敵志々雄誠との死闘を描いた「京都編」では、少年漫画の王道である「正義は勝つ」というセオリーに対し「勝負に勝った者が正義、というのは正しいのか」という疑問を読者に投げかけた。様々な信念を持って生きる魅力的なキャラクターたちが残した名言は少年漫画ならではの「かっこよさ」に留まらず「正義とは何か」を考えさせるものも多い。
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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』とは、和月伸宏による和風バトルアクション漫画及びそれを原作としたアニメや実写映画などのメディアミックス作品。この記事では、『るろうに剣心』のアニメで使用された歴代オープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画の主題歌を紹介する。当時アニメの主題歌といえばその内容に沿って作られたものが主流だったが、本作ではアニメの内容に関係なく流行のJポップが取り入れられ、その結果多くのヒット曲を生み出した。
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瀬田宗次郎とは、『るろうに剣心』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心と相対する志々雄真実が擁する十本刀の中でも、トップの実力を誇る剣客である。武力ににおいては志々雄一派の実質ナンバー2である。齢16にして“天剣の宗次郎”の異名で敵味方に恐れられている。見た目は主人公である緋村剣心とも負けず劣らずの優男であり、常に穏やかな表情である。生い立ちが原因で感情欠落しており、表情とは裏腹に平然と仲間を捨て駒にするなど冷酷な面もある。作中最速といわれる剣術で、剣心たちの前に立ちはだかる。
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今作は90年代に『週刊少年ジャンプ』にて連載し大ヒットを記録した『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のリメイク版アニメ。2023年7月から同年12月にかけて放送されました。また、同作品は2010年代においても佐藤健主演の実写映画シリーズが大ヒットし、話題となりました。
主な流れは90年代のアニメ版と同様です。しかし原作が完結済みということもあり、90年代のアニメ版に観られた、悪い言い方をすれば原作ストックが溜まるまでの引き延ばし的なオリジナルストーリーはなくなりました。また、深夜放送という事で残酷描写も可能になったことも含め、より原作に沿った流れになった印象を受けました。
一方で、原作の未アニメ化のエピソードも初のアニメ化を果たすなど、原作を知っていれば知るほどより楽しめる作風になっています。
担当声優も斉藤壮馬氏、高橋李依氏など人気のキャスティングは勿論、人気キャラや脇を固める面々に至るまで豪華なキャスティングになっていて、安定した演技が堪能できます。また、展開こそより原作に沿っているとはいえ、原作でフォローしきれなかったキャラにもスポットをあてるシーンが多々追加されていて、制作陣の「るろ剣」への思いれを感じさせられました。
昨今1クールで終わる作品が多い中で2クールあり、物語の世界観を堪能できる作風になっています。原作の京都編にあたるであろう2期のスタートも待ち遠しいです。
『るろうに剣心』は、明治時代を舞台にした和月伸宏の傑作漫画です。特に印象的なのは、主人公・緋村剣心の「不殺(ころさず)」の誓い。かつては「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣心が、新しい時代においてどのようにその誓いを守り、苦悩するのか、その心の動きが丁寧に描かれています。
明治時代という日本の大きな転換期を背景にしている点も、この作品の大きな魅力のひとつ。歴史的背景と剣心の個人的な闘いが見事に絡み合い、読者に深い印象を与えます。また、その時代の風俗や建築、衣装などの細かい描写も、物語のリアリティを高めているのです。
作品全体を通して、アクションシーンの迫力はもちろん、登場人物たちの心情の変化、友情や愛情の描写が丁寧で、感動的なシーンも多く見られます。剣心と彼を取り巻く人々の成長と変化を追うことで、読者はただのアクション漫画以上の深いメッセージを感じ取ることができるでしょう。
まとめると、『るろうに剣心』は明治時代の変動を背景に、「不殺」という重いテーマを扱いながらも、人間ドラマを巧みに織り交ぜた名作です。和月伸の描くこの作品は、歴史とアクション、心の葛藤が絶妙に融合した読み応えのある漫画であり、多くの読者に感動を与え続けているのです。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が2023年にリメイクされました。第1作のアニメは主題歌も話題の曲が多く、人気の高い作品でしたが、原作完結から20年以上を経てまさかのリメイクとなりました。
物語は以前のアニメと同じく、原作の1話から始まるため、原作や最初のアニメ作品をご存じない方も一から楽しむことができます。
物語としては昔ながらの王道ジャンプ漫画という感じで、ドラゴンボールやワンピースがお好きな方にはずばりはまるのではないかと思います。
この作品の醍醐味は、明治時代の日本を舞台とした、剣客同士の戦闘ではないでしょうか。人間同士の戦闘で魔法などの類もなく、刀アクションや肉弾戦の系統のアクションが好みの方には特におすすめです。
映像面は技術の進化にともないより一層きれいになり、アクションの迫力も増しています。
また、OP、EDともに疾走感ある曲で、歌詞もアニメの内容に沿った素敵な楽曲になっています。
声優の変更などもあり、昔のファンの賛否は分かれていますが個人的には大変満足感の高い作品となっています。
原作やアニメ、実写映画など、幅広い作品が作られており、ファン層も幅広いかと思いますが、一見の価値ありです!
音楽が好きな方はOPからご覧いただくとより一層物語に入り込めるかと思います!
「るろうに剣心明治剣客浪漫譚」とは、1994年から1999年に週刊少年ジャンプにて掲載された、和月信宏さんの作品です。
通称「るろ剣」と呼ばれており、アニメや映画にもなっている作品になります。
あらすじとしては、幕末時代人斬り抜刀齊として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心が明治時代になり、流浪人として生きていく話となります。
大きく分けると「東京編」「京都編」「人誅編」の3部なっています。
「東京編」は物語の序盤にあたり、主に神谷薫や相良左之助、明神弥彦や高荷恵といった仲間となる人物との出会いが描かれています。
その中で過去の人斬りなど、敵との戦いが描かれています。
「京都編」では、志々雄誠という人斬り抜刀齊の後輩にあたる敵キャラが登場し、最強の人斬りを決める戦いが始まります。
舞台が東京から京都に移り、幕末の描写など剣心の過去にあたる部分も少し出てきたりします。
剣心の仲間と志々雄の仲間の戦いなど、剣心以外の戦いも多く登場します。
「人誅編」は、物語りの最後の部分にあたります。
剣心の過去がしっかりと描かれ、自分の過去とどう向き合っていくのかといったところに焦点が当たっています。
敵キャラも剣心の過去にまつわるキャラになっており、それぞれの因縁をもとに戦いが繰り広げられます。
魅力的なキャラクターが多数存在しどのキャラクターにも肩入れしてしまうような作品です。
今回は「るろうに剣心」に登場する雪代縁というキャラクターについて説明します。
「るろうに剣心」という漫画は、週刊少年ジャンプにて1994年から1999年まで連載された、和月信宏さんの作品です。
大まかなあらすじとしては、幕末時代人斬り抜刀齊として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心が、明治時代にどう生きていくかという話になります。
様々なキャラクターが出てくる中で、今回焦点を当てるのは雪代縁というキャラクターです。
彼は言ってみれば物語の一番最後に出てくる敵キャラ、詰まる所、ラスボスのようなキャラクターです。
ではどんな人物なのでしょうか。
雪代縁は、主人公・緋村剣心の義理の弟になります。
幕末時代剣心と結婚した雪代巴の弟にあたり、姉を剣心に惨殺されたことから剣心を酷く憎んでいます。
剣心を如何に苦しめるかということに執着しており、そのために力をつけていきます。
倭刀術という剣術を操り、剣心と互角以上の戦いを繰り広げ、なんと一回は完全に勝利します。
そして準備していた策により、一度は剣心を失意のどん底に落とすことに成功します。
その後復活を遂げた剣心に敗れはするものの、ラスボスらしい戦いを繰り広げます。
お姉さん第一主義であり、すべては死んでしまった姉の笑顔を自分の中に取り戻すという理由のもと行動しています。
また幼いころに姉が死ぬところを目撃したために、姉と同年代の女性は殺せないといったトラウマも抱えています。
かなりねじ曲がったキャラクターとして出てきますが剣心の根っこの部分と向き合っていく物語の敵という魅力的なキャラクターになっています。
私は『るろうに剣心』のテレビアニメを見ましたが、京都編の放送時点で原作に追いついてしまい、アニメオリジナルが続きましたが視聴率の低迷で打ち切りとなって、結局は原作の完結編の人誅編は放送されませんでした。
原作の完結編の人誅編は剣心の幕末の人斬り時代を描いたOVAの追憶編、アニメオリジナルの最終章と言われる星霜編で雪代縁が薫を拉致する場面と剣心と雪代縁との対決の場面のみといった一部しか描かれませんでした。
個人的には『聖闘士星矢』の完結編の冥王ハーデス編のように人誅編全体をOVAで制作してほしかったです。原作の完結編がアニメでは中途半端にしか描かれてないのが残念な限りです。
星霜編はオリジナルとはいえ、人誅編の後日談の描き方が酷かったです。
剣心が不治の病に冒されて、薫が苦しみを共にするために交わり、償いの旅から帰ってきた剣心を迎えてそのまま2人とも死んでしまう場面は酷い終わり方だと感じます。
原作やテレビアニメ本編は明るい描き方だったのに対して、OVAの星霜編はあまりにも原作とはかけ離れすぎており(薫の性格が変わりすぎている点と女性面が強調されすぎている点など)、ラストシーンが最悪な形になっていることが原作やテレビアニメに慣れている方にとっては不評だったと言われています。
また、OVAの作画がテレビアニメと全く異なりすぎて違和感がありました。個人的に原作ファンにはOVAの星霜編はお薦めできませんが、それでも見たいのであれば個人の自由です。
パラレルワールドの描き方に抵抗がないのであれば少しは楽しめるとは思いますが、本人にお任せします。
幕末期、倒幕派の志士として多くの人々を殺め、伝説の剣客「人斬り抜刀斎」と恐れられた「緋村剣心」は幕末の動乱終結と共に姿を消した。
時は経ち、明治11年の東京。物語は「不殺(ころさず)」を誓い10年間、流浪の旅をしてきた剣心が、剣術道場の師範である女性、「神谷薫」に出会うところから始まる。ある事件で薫を助けた剣心は、薫が営む道場に居候することになった。薫の道場で暮らしながら、周辺で起こる事件を、人が斬れない刀「逆刃刀」を駆使して解決し、やがて剣心の評判は高くなり、彼の正体が人斬り抜刀斎であると気付き近づく者も現れ、人斬りの感覚が目覚めていくことに葛藤していくが、薫がそばにいながら剣心を支えていく。
しかし、かつての仲間、「志々雄真実」が京都で暗躍し、国内でまた動乱が起こりそうだと感じた剣心は、自らの意志で薫に分かれを告げ、道場を去る。
志々雄真実を倒すべく、更なる力を手に入れたい剣心は、逆刃刀をくれた刀匠、剣術を教えてくれた師匠の元を目指す。
心優しい青年はなぜ人斬りになり、人斬りを辞めたのか?
時代の動乱、師匠との出会い、そしてある女性の存在が「人斬り抜刀斎、緋村剣心」作り上げ、その時出来た「ある私怨」が日本の行く末を左右する事件に繋がる。
自身で切り開いた新たな時代、「明治」に答えと生き方を見出していく一人の剣客物語。
正に明治を舞台としたアニメ作品としては、最高作!今まで歴史を舞台にした作品は数あれど、この作品ほど人を引き付ける魅力は他に見当たらないですね。
明治維新を舞台に、人斬り抜刀斎と呼ばれる伝説の人斬りが中心となって話しは進んでいくんです。
明治維新に討幕派として、新選組とあまたに剣を交えた人斬りそれが「人斬り抜刀斎」こと「緋村 剣心」です。
かつて、人斬りと恐れられていた剣心は明治には逆刃刀を持ち「殺さず」を心に明治を生きる中で、薫、左之助、弥彦という三人に出会います。
刀を捨て、殺さずを心にした剣心とは逆に「人斬り抜刀斎」という名前は悪名としてとどろき色々な敵が、剣心やその周りへ危害を加えようとする。その度に剣心は逆刃刀と殺さずを離すことなく弱い立場の気持ちを背負い戦いへ赴く。
このアニメ、原作は共にほとんど変わりなくアニメ化されていて主役・剣心の声優さんは「涼風真世さん」元宝塚スター。
最初はこんなに素晴らしい声は誰だろう?と思いました。女性という事に驚きはしましたがすべてを見終わって、納得しました。
実写で映画にもなっていますが、まだ私は見ていません原作を壊されそうで怖いからです。
それを、抜いても作品の素晴らしさは変わりません。時代ではないのです。素晴らしいアニメや漫画はどんなに時を経ても色褪せないまま輝いているのです。
物語は江戸時代の戦争を終えた後の明治時代を舞台にしている。
主人公は緋村剣心という身長が小さく、穏やかな性格、またいろいろな場所を転々としている流浪人である男。
廃刀令の時代の中、刀を帯刀しているものの、その刀は逆刃刀という刃が自分自身に向いている刀である。
また、特徴的な左頬の十時傷。
謎の多きこの男はどういった人物なのか。穏やかそうな表情の裏に一体何があったのか。
たくさんの仲間たちと出会い明かされていく剣心の正体とは…。
ここからネタバレになります。
剣心はなんと江戸時代の戦争を生き抜き、陰で人斬り抜刀斎として政府のために暗躍していたのである。
剣心は伝説の人斬り抜刀斎として恐れられていた。剣心は非常に剣の腕が立つのである。
平和のために人を切り続け、江戸幕府の勝利に貢献した。
時代は明治になり今では、殺さずの誓いをたて、これまで散々人を殺してきたからといい今はその償いもかねて、ひとびとのためになるように生活し、新しい生き方を見つけ出すために各地を放浪としている。
こうした中で、剣心は剣術道場を営む神谷薫と出会い、しばらく一緒に生活することになる。
ここで生活していく中で新たな仲間たちと出会い、これから数々の苦難を切り抜けていく。
なぜ剣心は明治になってから人を活かすために剣を振るうのか。
明治に至るまでに何が剣心を変えたのか。剣心は果たして自分の生き方を見つけ出すことができるのだろうか。
ここからはご自身で物語をお楽しみください。
元号が明治となってから10年。
かつて「人斬り抜刀斎」と呼ばれた暗殺者の男は「不殺(ころさず)の誓い」を立て、緋村剣心と名を変えて日本各地を旅しながらか弱き人々を剣の力で守り助ける流浪人(るろうに)として穏やかな日々を送っていた。
そんな中、東京で“神谷活心流 人斬り抜刀斎”を騙り、無差別に人斬りを繰り返す殺人鬼が出現する。
亡き父の道場を継いだ女剣士・神谷薫は、その殺人鬼に1人で立ち向かおうとしたところを剣心に救われる。
やがて剣心は薫のもとに身を寄せ、邪悪な実業家の陰謀に巻き込まれていく…
本作は、和月伸宏の大ヒットコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写化した作品。
緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲ほか、豪華なキャストが演じている。
漫画作品の実写化といえば、あまり良い印象を持たない方も多いと思うが、本作はそんな原作ファンの心配をはねのけた。
ストーリーは大枠は原作に忠実なものの、細かい点では原作漫画と違うところもあり、原作ファンは映画の本編を追いつつ漫画との違いを楽しむこともできる。
また、目を見張る迫力とスピード感あふれる激しい殺陣(たて)アクションも見どころの一つ。
原作ファンも映画だけ観てみたひとも楽しめる作品となっている。
るろうに剣心シリーズは、佐藤健の年齢と共に醸し出される魅力がその都度の作品に出てきます。佐藤健という俳優の好き嫌いよりも、るろうに剣心が生みだした時代背景や人間模様、当時の社会通念など見どころ満載でした。
剣心と対峙する悪役達も、かなり個性的なキャラクターでそれぞれにも思い入れが出てきました。作品全体の根底にある哀しみをそれぞれの役者が、その表情、セリフ、佇まいからしみじみと演じていて、どの役者もさすがだと感嘆しました。シリーズの最終章があえて、始まりに持っていったところも惹きつけられます。人はこんなにも感情を押し殺せるのか、心のためにこんなにも強くなれるのかなどと考えさせられます。
またセットもシリーズ全体に渡り、哀愁が漂い、渋い造りになっています。小道具一つにも思い入れが感じられます。全体の色彩も琴線に響くものがあります。日本の、そして当時の様子が、教科書で教わったものと比較して考えていけるものでした。
緋村剣心という人物像を通して、時代の大きな流れの中に実際に入って行くような、雄大な時の流れのもとで、無力な一人間としてたたずんでいるような錯覚に陥ります。それほど、見るものを作品に引き込む素晴らしいシリーズです。
かつては「伝説の人斬り抜刀斎」と呼ばれ、新時代、明治を切り拓いた維新志士、緋村剣心が主人公の物語。維新後、剣心は多くの人を殺めた罪を償い、人を守るために逆刃刀を持ち、流浪人となった。そんな中、とある事件をきっかけに、神谷薫という女性に出会い、神谷薫が師範代を務める道場に居候することとなった。道場に弟子入りした1人の門下生、明神弥彦や維新志士に恨みをもっていた喧嘩屋、相楽左之助も加わり、共に過ごすことになる。
かつて最強と呼ばれた剣心のもとには、数々の敵が現れることになる。最強という称号を手にしたい者、元新撰組で剣心のライバルでもある男、人斬り抜刀斎の後継者、人斬り抜刀斎に恨みを持つ者など…。強敵との戦いの中で、傷を負いながらも、逆刃刀を振るい、殺さずの誓いを守りながら仲間と共に敵と対峙していく。一度は敵だった相手が、後々は心強い仲間となり、一緒に戦ってくれるところもこの漫画の面白いところ。人との出会いや戦いの中で、剣心の周りには信頼できる仲間が増えていき、自分の信念の答えも見出していく。
「伝説の人斬り抜刀斎」の中に、隠された苦しみや葛藤、悲しみや優しさも描かれている、人情味溢れる漫画です。
ドラゴンボール等に代表される少年ジャンプ王道のバトル漫画に分類されるが、ストーリーの面白さ以上に2つ魅力があると思う。一つは、過去の罪に苛まれながらも逃げずに「自分の目に留まる弱い人たちを守る」、「人を殺さない」という主人公の剣心の信念を貫く生き方である。それは、非常に心を打つものがあり、明治政府という権力から誘われても、それに媚びることなく、難しいけれどもこのように生きたい、生きなければならないと思わされた。もう一つは史実の事件や人物(赤報隊事件、新選組隊士など)が数多く登場するので、それらに興味を持てるようになること。自分もそれまでは歴史小説なんてもっと大人が読むものと思っていたが、「るろうに剣心」を読むことで、歴史に興味を持つようになった。登場する事件や人物に関連する小説を読んだり調べるようになって、今ではそれが趣味の一つとなり、教養となっている。また、明治維新は教科書では賛美されているが、裏側の負の側面があることや、今の政治家と同じで賄賂等、政治腐敗している明治時代の一面を見られるのもいい点だと思う。歴史に興味がなくても、王道のバトル漫画で非常に取っつきやすいので、自分の子供が漫画を読むような年齢になったら読ませてみたい漫画の一つである。
るろうに剣心は日本刀を使ったジャンプのバトル漫画で絵やストーリー、キャラクターが魅力的です。
特に魅力的なのはキャラクターで、主人公の剣心を含め蒼師や斎藤一、はては敵キャラである宗次郎や志々雄真実などかなり惹かれるキャラクターが多いのが特徴的です。その中でもオススメなのは志々雄真実で悪役の中の悪役といったキャラクターであり、自分のかつての経験から信念を持って行動しており、敵でありながらかなり惹かれてしまいます。1番魅力的なのは古傷から満足に戦うことができない体でありながら、剣心一行と戦い、圧倒的な力でなぎ倒していく様子は作中最強といっても過言ではなく、唯一剣心がまともに倒せなかった敵であるという凄まじいキャラクターです。
そしてその仲間である宗次郎も剣心とほぼ互角、ギリギリ剣心が勝つほどの実力を持っています。剣心との戦いを通して改心し、志々雄との関係を断つシーンはかなり見ものです。そして主人公の剣心は、自分の信念を守るために何度も壁を乗り越えていき、仲間と共に先に進む姿は流石主人公といえます。ストーリーもグダグタせずにテンポ良く進み、かなり面白い内容です。読んだことがない人は一度は読んだ方が良い作品でオススメです。
るろうに剣心は佐藤健が主演し、映画化もされたほど人気のまんがです。1990年代を代表する作品の1つです。
自分も当時小学生でかなりハマっていました。最初にタイトルの「るろうに」って何だ?というところに興味を持ち読み始めたのがきっかけでした。主人公の「緋村剣心」が訳ありな過去を持っていてその過去に縛られながら生きているのですが、ある女性と出会ってその過去を乗り越えようとしていきます。途中仲間も増え、一緒にその過去を乗り越えていきます。仲間や登場人物のクセもかなり強く、剣心だけでなくサブキャラが好きという人も多いです。
劇中色々な技(剣技)も出てくるのですが、新しい技を会得して実戦で使ったりしています。自分が小学生だった当時は学校でみんなで真似をして傘を持ち、結局傘を破壊して母親に叱られたこともよくありました。真似をしたくなるほどのめり込み、面白かった作品とも言えます。
中でも一番好きだったのは、剣心の仲間(ライバル)の斎藤一の牙突です。牙突の中にも壱式や弍式など種類もあり、零式と言われる牙突の中の最強の技がとても好きでした。
最後の戦いが終わった後、剣心は自分の剣を若い弥彦に譲ります。そして月日が流れていき、自分の想いや意志を後世に伝えていくような終わりがとても印象的でした。
るろうに剣心は、明治時代初期が舞台の物語です。
明治維新で人斬り抜刀斎として人を殺していた過去を持つ緋村剣心が、目の前の人を助けるためだけに不殺の誓いを持って戦うストーリーです。
東京編は相楽左之助、刃衛、四乃森蒼紫などと戦う話です。
戦いが続きつつも、仲間との暮らしが続く中、最強の敵、志々雄真実が日本を征服しようとたくらみます。
剣心は東京の暮らしを捨て、京都に。ここでのヒロイン薫との別れが強く印象に残っています。もう二人が会うことはないと思わせる表現で、二度と戻れないという悲しさを感じました。
そして志々雄と部下の十本刀たちとの戦いがはじまります。
さまざまな苦難を越え、最後の志々雄との一騎打ち。この戦いはかなり熱かったです。
蒼紫、瀬田宗次郎との戦いで、かなり疲弊している剣心。志々雄の攻撃で気を失います。そこで斎藤一、左之助、蒼紫が助けにきますが、みな満身創痍で、やられてしまう。しかしその時間で、剣心は目を覚ます。ここからが熱いです。
飛天御剣流の技を連撃する。龍槌翔閃、龍巻閃・凩・旋・嵐、そして九頭龍閃。ここまで大苦戦していたのでかなりの爽快感です。
最終的に志々雄は限界を超えて人体発火を起こして死んでしまう。
ここで思ったのは、剣心、間接的に志々雄を殺してない?ということですが、ないことにします。
志々雄の事件が終わったと思ったのもつかの間、新たな敵が来ます。
剣心の設定上さけて通れない、人斬りとしての過去。剣心への恨みを持ち、人誅として剣心を殺そうとする敵たち。
ここで少し残念なのが、人誅の敵の半分くらいが、ただの悪者だったことです。
ここで全員剣心に憎しみを持っていたら、物語がもっと深くなったと思います。少年漫画ではしょうがないかもしれないですが。
ここから衝撃的な展開になっていきます。剣心が持つ償いきれない罪。そこからどう向き合うのか。
少年漫画では数少ない、善悪では測れない罪との葛藤。
こういう人間ドラマあふれるバトルマンガが好きです。
私が小学生の時に少年ジャンプで連載していた。子ども達の間ですごい流行った。真剣勝負が多く、マネしてよく友達同士で技をかけあったりしていた。近くに道場がなかったので通わなかったが、主人公の剣心に憧れて剣道を学びたいと一時期思っていた。
キャラクターそれぞれにしっかり個性があり、キャラの深みがある。最後の終わり方は少し物足りない部分もあったが、少年ジャンプの黄金期に携わった作品の一つだと思う。
以後、作者の作品は数回少年ジャンプで連載されているが、今でも読むべき作品だ!!!!と人におススメできるのはこの作品のみだ。
実写映画化もされているため、映画から本作を知った人も多いのではないだろうか。映画では漫画が原案になっており、ところどころツッコミどころもあるが、世界観をよく表現出来ているのではないかと思う。
リアリティが足りない、演技は微妙だったなぁ…等、欲を言えばキリがないが、それらを差し引いてもかなり面白かった。
映像や編集のお蔭もあると思うが、殺陣はスピード感も迫力もあり見事だった。
脇を固める役者陣も豪華で、それほど目立った役ではなかったが、綾野剛さんや須藤元気さんも良い感じだった。
それなりの年齢の高い方もいたが、全くそのようなものもを感じさせず、とても魅力的だった。
続編も楽しみだ。
アクションが宙を舞ったり、1対多数での殺陣があって、とにかく凄い。橋の上や、館の中での数々の剣技によるアクションは、実写映画で見ると、かなり迫力があります。
私自身、るろうに剣心がマンガ、アニメともに大好きですが、シリーズの最高傑作ではないかと思っています。アクション以外でも、剣心の赤い髪がコスプレ感なく、綺麗に仕上がって居るのにとても感動しました。セットも、神谷道場や観柳邸、街並みがとてもリアルに再現されており、るろ剣ファンとしては、とても感激しました。ガトリングガンや剣心の逆刃刀も、とてもリアルに再現されており、見た瞬間、その時代に引き込まれるようでした。ガトリングガンの威力の再現度も原作を超えており、それの是否はさておき、戦争物の映画が好きな人にはとてもおすすめ出来る映画です。
他にも、ストーリーが原作に忠実ながらも、何話かミックスされていて、とてもオリジナリティーがあって、とても面白い作品です。
また、内容が、初めて見る人でもとても引き込まれるような内容になっており、とても見ごたえがあります。
登場人物も、原作に沿った人物で、キャストも原作に似た人ばかりで、原作ファンには嬉しい内容になっています。
バトル描写がとても見やすくて良いです。
意外と誤解されていますが、この作品は幕末の話ではなく維新後の明治時代のお話です。またエピソードごとに読む人の好みが大分別れる漫画なのではないかと思います。
東京編(〜2巻)は若干退屈ですが、どうしても読み飛ばせないエピソードです。
御庭番衆編(3、4巻)は初めての中編エピソード、かつシリアスなエピソードです。その後深く関わってくるライバルキャラも登場します。
雷十太編(5、6巻)正直読み飛ばしても問題ないエピソード。敵キャラが少しがっかりです。
京都編(7〜17巻)は初の長編エピソードで人気があります。バトル描写も一番派手で敵も強く、日本の命運をかけたバトルと戦いの規模も大きいです。
追憶編(18〜21巻)は謎が多い主人公の過去と贖罪に迫ったエピソード。少し暗いです。
歴史上の人物とオリジナルキャラクター、明治維新というノンフィクションとフィクションがバランスよく盛り込まれていて、とても面白いと思います。
自分は子どもの頃に読んで、赤報隊や廃仏毀釈など、なかなか教科書では出てこない維新の事実をこの作品で知りました。
るろうに剣心は明治時代のお話です。フィクションですが、大久保利通、山県有朋、新撰組の鵜堂刃衛、斉藤一、沖田総司、赤報隊、御庭番衆、長州の桂小五郎など、実際に存在した歴史上の人物が出てきます。
話は明治11年、主人公の緋村剣心とヒロインの神谷薫が出会うところから始まり、そこから剣心の人柄にひかれ仲間が増えていき、江戸時代最強の人斬りとして名の知れていた剣心が戦いに巻きこれていきます。
戦いの中に出てくる剣心の使う飛天御剣流の技の数々も魅力的です。
また人斬り抜刀斎の剣心がもう二度と人を斬らず人を守ると誓った逆刃刀、剣心の左頬についてる十字の傷の秘密のシーンは感動します。
漫画に出てくるキャラクターも魅力的です。
人気作でもあるのでアニメ化、映画化もされているのでそちらを先に観てから漫画を読むのもいいかもしれません。アニメと漫画で違うシーンもあります。
『剣心秘伝』という本も出版されていて、そこにはキャラクターの身長、体重、誕生日、血液型など漫画の内容をまとめたことが書かれていて、更に剣心が生まれてから明治11年まで実際におきた歴史の出来事の年表まで細かく載っています。剣心ファンにはオススメです。