るろうに剣心(るろ剣)の御庭番衆まとめ
『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末に最強と呼ばれた人斬り抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の信念の下に戦う物語で、明治時代を舞台に剣劇バトルが展開される。阿片の密売に加担していた女医の高荷恵を巡り、剣心は仲間たちと共に隠密御庭番衆の四乃森蒼紫とその部下たちと戦うことになる。御庭番衆の面々は、後に剣心最大の敵である志々雄真実や、剣心を仇と狙う雪代縁との戦いにも関わるのだった。
『るろうに剣心』の概要
『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするアニメ、ゲーム、実写映画といったメディアミックス作品である。『週刊少年ジャンプ』にて1992年から1999年まで連載された。1996年にテレビアニメ化される。
メディアミックスとしてはテレビアニメの他実写映画、ゲーム、小説、舞台などがある。
明治十年、幕末最強と恐れられた人斬り抜刀斎(ひときり ばっとうさい)こと緋村剣心(ひむら けんしん)は、あてどもない流浪の旅をしていた。人を活かす活人剣を説く神谷道場の娘・神谷薫(かみや かおる)を助けたことから、剣心は道場に居候することとなる。
喧嘩屋として拳を振るう相楽左之助(さがら さのすけ)や士族の息子である少年・明神弥彦(みょうじん やひこ)といった仲間と共に、剣心は度々争いに巻き込まれる。不殺(ころさず)を誓う剣心は、刃が通常の刀と逆になっている逆刃刀(さかばとう)を手に相手の命を奪うことなく戦い、勝利するのだった。
長編として『東京編』、『京都編』、『人誅編』がある。後に『ジャンプスクエア』にて本編最終回から5年後を描く『北海道編』がスタートした。実写映画化に伴い、『ジャンプスクエア』で本編のパラレルワールドのような内容の『キネマ版』も掲載された。
『東京編』では、剣心が神谷道場に住み始め、左之助や弥彦といった仲間との出会いや、隠密御庭番衆との交戦、元新選組で警官の斎藤一(さいとう はじめ)というライバルの出現が描かれる。御庭番衆の御頭である四乃森蒼紫(しのもり あおし)、斎藤はいずれも後に続く『京都編』、『人誅編』、『北海道編』において剣心らと共に戦うこととなる。
本項で紹介する御庭番衆が初めて物語に参加したのは『東京編』で、悪徳実業家の武田観柳(たけだ かんりゅう)の用心棒として登場した。観柳の下、強力な阿片「蜘蛛の巣」を作らされていた女医の高荷恵(たかに めぐみ)を巡り、蒼紫と4人の部下・般若(はんにゃ)、ひょっとこ、癋見(べしみ)、式尉(しきじょう)は剣心らと戦う。結果としては観柳による回転式機関砲(ガトリングガン)で般若たちが死亡する。蒼紫は彼らの死に絶望しながらも御庭番衆が最強であることの証明と「最強の名を部下たちの墓前に添える」と誓い、最強である抜刀斎殺害に固執し、修羅と化すのだった。
『京都編』では、蒼紫らを追っていた少女、巻町操(まきまち みさお)が登場する。日本を強者のみが生きられる修羅の国に変えんとする志々雄真実(ししお まこと)との戦いの為、薫に別れを告げて一人京都へ向かっていた剣心はひょんなことから操と出会い、京都に帰ろうとしていた彼女が御庭番衆の一人であることを知る。志々雄の手の者の襲撃に備え、誰とも関わらずに京都に向かおうとしていた剣心だったが、しばし操と行動を共にする。京都には、翁(おきな)こと柏崎念至(かしわざき ねんじ)を始めとする京都御庭番衆の面々がいた。
志々雄の京都大火作戦(京都に火を放つことをカモフラージュに、東京に攻撃を仕掛ける)を防いだことで、剣心と彼を追って京都に来た弥彦、薫、左之助や葵屋の面々は志々雄の精鋭部隊・十本刀と戦うこととなる。
蒼紫は修羅となった自分を止めに来た翁を「いつ死んでもおかしくない」状態にまでするが、翁を殺さなかったのは、蒼紫にまだ人情がある為だと見た剣心は、志々雄と組んだ蒼紫を彼らの下に連れてくると約束する。
志々雄のアジトで蒼紫と剣心は再戦する。剣心は、蒼紫がかつての誇りを失った状態であることを見抜き、叱咤した。剣心の言葉でかつての誇りを取り戻した蒼紫は、改めて彼と戦うも敗れ去る。傷を負った蒼紫は休息の後、剣心と志々雄の決着の場に現れ、一度倒された剣心が復活するまでの時間稼ぎをした。志々雄の自滅という形で戦いが終わった後、蒼紫は抜刀斎を追うことはしなくなった。
『人誅編』では、かつて人斬りとして多くの命を奪ってきた剣心に自ら復讐をしようとする者が現れる。剣心のかつての妻・雪代巴(ゆきしろ ともえ)の弟である縁(えにし)が、上海マフィアのボスに上り詰め、倭刀術という大陸の剣術を使い、「六人の同志」と称する5人の仲間と共に人誅(天の裁きである天誅とは逆の正義の意思表示。「天が裁かずとも、自身の手で必ず裁く」との意味)の名の下に剣心と縁ある人々を襲い、神谷道場をも襲撃した。
縁の目的は剣心を生き地獄に落とすことで、薫という今の剣心の最も大切な人物を殺し、人誅は完遂された。薫から、縁の説得の為に巴の日記を持ってきてほしいと頼まれていた蒼紫と操だが、彼らが到着したのは薫の葬儀が済んでからだった。
蒼紫は、剣心が見せられたのが薫の死体のみであることに疑問を持ち、薫の墓を暴き遺体を解体することで、遺体が人形であることを突き止めた。
『るろうに剣心』の隠密御庭番衆とは
御庭番衆とは、『るろうに剣心』に登場する組織である。モデルとなったのは幕府の諜報活動などを行う役職・御庭番だが、作中に登場する隠密御庭番衆の構成員は、全て架空の人物となる。各人の通称は、能や狂言に使われる面が由来となっている。
御庭番衆は大政奉還の後解体されて構成員たちはそれぞれの道を見つけたが、それが叶わなかった者たちは御頭である四乃森蒼紫(しのもり あおし)と行動していた。
幕末に独自の情報を探るべく送り込まれた京都御庭番衆の面々は、葵屋という料亭を経営している。京都御庭番衆の面々とて、完全に戦闘から離れたわけではなく、有事の際は忍び装束に身を包み、武具を取り対応する。葵屋の近辺には情報網が残されており、伝書鳩や狼煙を使って伝達を行う。その情報収集力はかなりのもので、剣心の師匠・比古清十郎(ひこ せいじゅうろう)と刀匠・新井赤空(あらい しゃっくう)の消息を知るのに役立った。
『るろうに剣心』の隠密御庭番衆まとめ
四乃森蒼紫(しのもり あおし)
CV:安原義人(旧アニメ版)、内田雄馬(新アニメ版)
演:伊勢谷友介(実写映画版)、月城かなと(宝塚歌劇版舞台)、懸千(新人公舞台))、三浦涼介(松竹舞台)
身長:182㎝
体重:72kg
血液型:A
出身地:東京府
趣味:茶の湯、瞑想
苦手なもの:酒
隠密御庭番衆の御頭。天才的な剣の腕を持ち、齢十五にしてその地位に就いた。以降、明治政府によって御庭番衆が解散させられるまで江戸城の警護方を務めていた。
幼い頃から修行を積んできた為、冷静沈着で徹底した現実主義者。寡黙で無表情である為、しばしば「暗い男」と評され誤解されがちだが、情は熱い。御庭番衆解体後、多くの士官の口があったのにも拘らず、すべて断り用心棒をしていたのは、どこからも士官の口がなかった4人の部下を見捨てることができなかった為だった。『東京編』では恵の幸薄い人生に対し同情すると口にしている。また、『京都編』では修羅と化した状態で翁と戦闘し、自身最強の技である回天剣舞六連を食らわせるも無意識に手加減をしていた。
かつての主・徳川慶喜(とくがわ よしのぶ)が鳥羽・伏見の戦いで城を捨てて逃げたことを「国力を疲弊させない為の、高度な政治判断」と評する一方で、醜い裏切りだと嫌ってもいる。「すでに倒れた者に止めを刺すのは好みではない」と、それなりの戦闘美学を持つ。
本編初登場は『東京編』で、武田観柳(たけだ かんりゅう)の用心棒をしていた。幕末最強の人斬り抜刀斎を倒し、御庭番衆こそが最強であると示そうとしたが、剣心に敗れた上、4人の部下は蒼紫を庇い回転式機関砲で命を落とした。蒼紫は彼らの首を切り落として持ち去り、その墓前に最強の二文字を添える為に打倒抜刀斎を誓い修羅と化す。
『京都編』では志々雄真実(ししお まこと)と手を組み、彼のアジトで剣心と再戦した。この戦闘の中、葛藤の末に観柳邸にたどり着く前の御庭番衆御頭・四乃森蒼紫としての誇りを取り戻す。剣心との戦いには敗れたが、最終決戦に駆け付け、一度志々雄に倒された剣心が復活するまで戦い時間を稼いだ。『京都編』以降、最強の名の為剣心と戦うことはやめ、いずれ茶の湯の席に付き合うことを約束する。
『人誅編』では、「雪代縁(ゆきしろ えにし)を止める為に、彼の姉である巴の日記を持ってきてほしい」と薫に頼まれ操と共に東京に赴いた。到着したのは薫が殺され、剣心が心を壊して落人村(時代の変遷についていけなかった者や、落伍者の集まる場所)に腰を据えた後であった。
操は薫の死を知りショックを受けるが、蒼紫は姉が殺されたことを憎んでいた縁が剣心の目の前で薫を殺さなかったことに疑問を抱き、薫の墓を暴いて遺体が精巧な人形であること、薫は連れ去られただけでどこかで生きていることを突き止める。
縁のアジトである孤島の戦いで、「外法の力を持って外法を滅する」との信念を見い出し、屍人形を作った外印(げいん)、己の愉悦の為に戦う朱雀(すざく)を撃破した(外印のことは殺したが、朱雀は外法ですらなく殺す価値もないと気絶にとどめた)。剣心と縁の決着の後、4人の部下を京都に葬り直した模様。
明治十六年では、戦いから身を引き、葵屋の主人になったとファンブック『剣心秘伝』には記されている。『春に桜』では、操と共に東京を訪れており、裏で多少の調査、探索を行っている旨が語られた。『北海道編』では新たな敵・剣客兵器との戦いの為剣心に招集をかけられたが、身内の不始末(翁談)によりすぐには来られなかった。
小太刀(こたち)
打刀と脇差の中間の長さを持った刀。刃渡りが短い為、攻撃の面では打刀に劣るが、軽く小回りが効くので、敵の攻撃を捌く盾としては打刀以上の力を発揮する。蒼紫の場合、守りに徹すればライフルの弾をはじくこともできる。
小太刀二刀流を会得してからは、一本の鞘の両端に二本の小太刀を仕込んで持ち運ぶようになった。鞘に納めると、長刀に見えるようになっている。
流水の動き(りゅうすいのうごき)
緩急自在に動き回る移動法。残像を残し、分身するように移動して相手を惑わせる。「動」の動きに慣れた剣術使いのみならず、他の戦法で戦う者でも流水の動きを捉えることができなかった。攻撃の際に「動」の動きが出てしまうのが唯一の難点と言える。
流水の動きから回天剣舞に繋げることが多いが、相手の攻撃を回避することにも使われる。
回天剣舞(かいてんけんぶ)
逆手に持った小太刀で、流水の動きから繋げる三連攻撃。初期の蒼紫の必殺技でもある。幕末、蒼紫は江戸城に忍び込んだ賊をこの技で倒している。鉄拵えの鞘を輪切りにし、剣心に瀕死の重傷を与えるほど、威力は強い。
陰陽交叉(おんみょうこうさ)
一本目の小太刀による斬撃を防御された際、二本目の小太刀を一本目の峰に直角に叩きつけることにより、薪割りの要領で斬りつける。翁との対戦では、彼の鋼鉄製トンファーを破壊した。
陰陽撥止(おんみょうはっし)
一本目の小太刀の柄頭を二本目の小太刀の切っ先で突いて押し飛ばす飛刀術。二本目の小太刀が一本目に隠れる為、相手の隙を狙いやすい。二本目を避けたところで、蒼紫の格闘術を受けてしまう。二本の小太刀を別々の位置に刺さるように飛ばすバージョンもある。
呉鉤十字(ごこうじゅうじ)
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志々雄真実(ししお まこと)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心(抜刀斎)と相対する志々雄一派の首魁にして剣客。剣の力量は剣心と互角で、その内に強大な野心と支配欲を秘める危険人物。かつて自身を裏切った維新志士への復讐を兼ねて明治政府転覆を目論み、大久保利通暗殺など様々な事件を主導する。「弱肉強食」を信念としており、一番の強者である自分が国の覇権を握り、国を強くすることが「正義」だと信じている。京都編の大ボスとして剣心達と激しい闘いを繰り広げる。
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神谷薫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公緋村剣心の妻、亡き父・越路郎が創り上げた神谷活心流の師範代である。あるとき、神谷活心流が人斬り抜刀斎を生み出した剣術である、と容疑がかけられていたときに剣心と出会う。剣心とともに父の生み出した流派の再建をするべく奮闘し、弟子となる明神弥彦を迎える。師範代として教えを説く日々であったが、ある日喧嘩屋の相楽左之助と出会い仲間となる。出会った仲間たちとともに剣心の命を狙ってくる刺客たちを倒すべく成長する。
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明神弥彦(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
明神弥彦(みょうじん やひこ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。集英組というヤクザに拾われ、スリ等雑用をさせられていたが、緋村剣心(ひむら けんしん)達と関わり、士族としてのプライドを取り戻し、ヤクザと手を切った。その後剣心の計らいで神谷道場に入門、神谷薫(かみや かおる)の下、神谷活心流を学び剣心達と共に戦う。幼いながらも常人離れした精神力や身体能力、剣才を発揮し成長していく。
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石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。
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魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。
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武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。
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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。
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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。
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緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。 動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
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目次 - Contents
- 『るろうに剣心』の概要
- 『るろうに剣心』の隠密御庭番衆とは
- 『るろうに剣心』の隠密御庭番衆まとめ
- 四乃森蒼紫(しのもり あおし)
- 小太刀(こたち)
- 流水の動き(りゅうすいのうごき)
- 回天剣舞(かいてんけんぶ)
- 陰陽交叉(おんみょうこうさ)
- 陰陽撥止(おんみょうはっし)
- 呉鉤十字(ごこうじゅうじ)
- 回天剣舞・六連(かいてんけんぶ・ろくれん)
- 巻町操(まきまち みさお)
- 貫殺飛苦無(かんさつとびくない)
- 貫殺飛苦無・川蝉の嘴(かんさつとびくない・かわせみのはし)
- 怪鳥蹴り(けちょうげり)
- 柏崎念至(かしわざき ねんじ) / 翁(おきな)
- 仕込み杖
- トンファー
- 円殺轟鉤棍(えんさつごうこうこん)
- 般若(はんにゃ)
- 伸腕の術(しんわんのじゅつ)
- 式尉(しきじょう)
- 火男(ひょっとこ)
- 火炎吐息(かえんといき)、極大火炎吐息(きょくだいかえんといき)
- 癋見(べしみ)
- 螺旋鋲(らせんびょう)、毒殺螺旋鋲(どくさつらせんびょう)
- 黒尉(くろじょう)
- 白尉(しろじょう)
- 増髪(ますかみ)
- 近江女(おうみめ)