るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 相楽左之助」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。剣心と左之助の過去が明かされるボリューミーな内容となっている。
剣心に退治された悪党が、仕返しのために名うての喧嘩屋“斬左”こと左之助に仕事を依頼。相手が維新志士と聞いて左之助がやる気になる一方、剣心はなぜ彼が維新志士を憎むのか分からず戸惑う。秘められた過去を背負い、左之助は剣心に真っ向勝負を挑む。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)の概要
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、伝説の人斬りとして恐れられた最強の維新志士緋村剣心(ひむら けんしん)が、己の贖罪と弱き人々を守るために明治という時代の中で剣を振るって戦う姿を描いた、和月伸宏による漫画作品。タイトルが長いことから、ファンの間では『るろうに剣心』や『るろ剣』と略して呼ばれることが多い。
1990年代後期を代表する漫画の1つで、アニメ、ゲーム、実写映画と様々な方面にメディアミックスを展開。そのいずれも高い評価を受け、特にOVA『追憶編』は「時代劇というジャンルにおける最高傑作の1つ」とする意見もあるほど。2023年に原作の初期エピソードから再アニメ化されることが決定している。
かつて幕末の京都で無数の人を斬り、文字通り維新への血路を切り開いた伝説の人斬り緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)。維新が成立した後、彼は緋村剣心と名を改め、無数の人を殺めた罪を償うために力無き人々のために剣を振り続けていた。
贖罪の旅の中、ひょんなことから東京の神谷活心流の道場に落ち着くことになった剣心は、父から神谷道場を預かった神谷薫(かみや かおる)、士族の少年明神弥彦(みょうじん やひこ)、維新志士に恨みを持つ名うての喧嘩屋相楽左之助(さがら さのすけ)といった新たな仲間たちと穏やかな日々を過ごす。しかし始まったばかりの明治という時代には、維新という急激な社会の変化によって生まれた不穏な影と危険な野心家が潜み、剣心たちに次々と牙を剥いていく。
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決について
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の物語序盤で繰り広げられた戦いの1つ。派手なアクションだけでなく謎解きや陰謀の要素も加わり、剣心と左之助の過去がそれぞれ部分的に明かされる短いながらもボリューミーな内容となっている。
剣心に成敗された比留間喜兵衛(ひるま きへえ)と比留間伍兵衛(ひるま ごへえ)の兄弟は、なお「神谷道場の土地を奪う」という野心を捨てていなかった。仕返しすると共に邪魔な剣心を始末するため、比留間兄弟は名うての喧嘩屋“斬左”こと左之助に仕事を依頼する。
左之助は維新志士嫌いで知られており、相手が“伝説の維新志士”と聞いてやる気になる。わざわざ京都まで出向いて自分のことを調べてあげてくる左之助を前に、剣心はなぜ彼がそこまで維新志士を憎むのか分からず戸惑う。比留間兄弟が密かに割って入る隙をうかがう中、左之助は秘められた過去を背負って剣心に真っ向勝負を挑む。
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決までの経緯・因縁
“人斬り抜刀斎”の異名で恐れられた伝説の維新志士緋村剣心は、その罪を悔いて明治維新成立後は仲間たちから離れ、普通に使っても人を斬れない逆刃刀を手に、目の前で苦難にある人々を救って回る旅を続けていた。
明治11年、東京で比留間喜兵衛と伍兵衛の兄弟に道場を狙われていた神谷薫という少女を助けた剣心は、彼女に勧められるまましばしこの地に腰を落ち着けることを決める。士族の明神弥彦を門下生に加え、師範でもある彼女の父が死んで以来寂れる一方だった薫の流派は再スタートを切る。
ある日、臨時収入で懐が温まった薫は、剣心と弥彦を誘って友人が働く牛鍋屋に向かう。そこで酔った客が起こしたトラブルに巻き込まれる一行だったが、言動荒々しくも精悍な青年が割って入ったことで事無きを得る。青年は剣心が事が大きくなり過ぎないよう密かに備えていたことを察しており、「アンタとも喧嘩がしてみたい」と嘯きつつ去っていく。
青年の正体は、“斬左”の名で知られる名うての喧嘩屋相楽左之助だった。比留間兄弟はまだ薫の道場を諦めておらず、左之助に剣心を倒してくれと依頼する。当初気乗りしない様子を見せていた左之助だったが、剣心の正体が伝説の維新志士として名高い人斬り抜刀斎だと知ると「そういう猛者を探していた」と言い出し、比留間兄弟の依頼を引き受ける。
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の展開・流れ
剣心の過去
依頼を受けた左之助が最初に手掛けたのは、京都に赴いて維新志士時代の剣心のことを調べることだった。十分な調査をした上で東京に戻った左之助は、正々堂々と神谷道場を訪れ、剣心に「維新志士なら容赦はしない、喧嘩を買え」と要求する。
自分が長州派の維新志士であること、人斬りとして活動した期間のことまで調べ上げたその手腕に感心する一方、牛鍋屋での振る舞いから左之助が卑劣な人間ではないと察していた剣心は、「なぜ自分が維新志士というだけでそうまで喧嘩を売ろうとするのか」と尋ねる。左之助はこれに何か言いかけてから「そういう話は喧嘩の後にするものだ」と返し、剣心を河原に連れ出していく。
この時、比留間兄弟が近くで2人の様子を探っていた。彼らは「左之助がいくら評判の喧嘩屋だとしても、伝説の維新志士と謳われた剣心に敵うとは思えない。左之助が少しでも食い下がれば、その隙に剣心を狙撃してしまおう」と考え、拳銃を用意していた。しかしその気配と底の浅い目論見を剣心と左之助にあっさりと見抜かれ、拳銃を破壊される。
左之助は身の丈以上の長大な得物を持ち歩いており、ここで初めてその中身を披露する。長槍のように思われたそれは、戦国時代に馬ごと武者を斬り伏せるために用いられた斬馬刀(ざんばとう)という代物で、これこそが「斬馬刀の左之助」略して“斬左”の異名の由来なのだった。
赤報隊の生き残り
斬馬刀の圧倒的なリーチと破壊力に加えて、生まれ持った規格外のタフネスで剣心に挑む左之助。しかし重く長大な斬馬刀は基本的に単純な軌跡による攻撃しかできず、剣心にはまったく当たらない。さらに剣心は、「一撃で倒れないのであれば」と1度の攻撃で無数の斬撃を叩き込むことで左之助を追い詰める。
剣心の強さの前に「甘かった、格が違う」と驚愕する左之助だったが、朦朧とする意識の中で己の過去を垣間見る。左之助はかつて維新志士の1部隊だった「赤報隊」(せきほうたい)に所属しており、その隊長の相楽総三(さがら そうぞう)を尊敬し、彼の唱える「維新が成立すれば、日本はきっと理想的な国に生まれ変わる」という言葉を信じていた。
しかし、民衆を味方につけるために「年貢半減」を喧伝する任務を遂行していた赤報隊は、資金難からそれを実行できないと判断した維新志士たちの重鎮たちの判断で“偽官軍”の汚名と共に処刑される。相楽総三の判断で別行動を取らされて難を逃れた左之助は、赤報隊の誇りに泥を塗り、自分から仲間たちを奪った維新志士と明治政府を憎み、しかし1人では何もできない鬱憤を喧嘩にぶつけながら明治という時代を生きてきた。
「相楽隊長と赤報隊の仲間のために、維新志士に負けるわけにはいかない」と、左之助は気力を振り絞って立ち上がる。その名を聞いて驚く剣心を見た喜兵衛は、「今が好機」と予備の拳銃で彼を狙撃。しかしこの銃弾は弾道を見切った剣心に防がれ、彼の反撃によって今度こそ退治される。勝負を見届けようとこの場に立ち会っていた薫たちを人質にしようとした伍兵衛もまた左之助によって叩きのめされ、邪魔者がいなくなったところで、2人は改めて決着を付けるべく対峙する。
新たな仲間
真っ向から振り下ろされる斬馬刀の一撃を切り落とし、剣心はさらに自身の切り札の1つである龍槌閃(りゅうついせん)という技を繰り出す。逆刃刀とはいえ猛烈な振り下ろしの一撃を食らった左之助はついに戦闘不能となるも、なお維新志士への敵意と憎悪のまま「俺はまだ負けていない、相楽隊長を貶めた連中の仲間に負けるわけにはいかない」と言い張る。
しかし、2人の対決を見守っていた薫や弥彦が「剣心はそんなことはしない、明治になっても人を助けることだけ考えて剣を振るい続けている」と主張。さらに剣心は左之助に向かって「赤報隊のことは知っている。彼らや自分が本来目指した維新はまだ成立していない。我らが夢見た本当の維新が成立するのが1年後か10年後か、あるいは永遠に来ないのかは分からないが、自分はいつかそれが本当に来ることを願って、少しでもその助けになればと思って剣を振るっている」と語り、もはや勝負はついたと刀を収めて左之助に背を向ける。
剣心が立ち去ろうとしているのを見て、左之助は「この男は、“理想の国ができる”と信じて自分たちを導いてくれた相楽隊長と同じだ。俺が現実に屈して怒りに任せて喧嘩に明け暮れていた間、この男は相楽隊長と同じ理想を抱いたまま1人で戦い続けていたのだ」と知る。剣心の中にかつて憧れた相楽総三と同じ高潔さを見た左之助はついに敗北を認め、苦笑を浮かべつつ内心で赤報隊の仲間たちに謝り、その場に崩れ落ちるのだった。
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決のその後の影響
剣心たちによって医者に担ぎ込まれた左之助は、完治もしていないのにそこを出て自分の長屋に戻り、数日後には再び牛鍋屋に顔を出す。目当てはそこで食事をしていた剣心たちだったが、喧嘩の続きをするわけではなく、「喧嘩屋は辞めた」と彼らに告げる。
剣心を見て、自分がいつの間にか赤報隊の仲間たちと共に掲げた理想を捨てていたことを思い知った左之助は、もう1度それを追いかけてみようと決意していた。といって具体的な方針があるわけでもなく、とりあえず「どこまでも理想を信じて戦い続ける、相楽隊長と同じ“本物の維新志士”だ」と認めた剣心を近くで見て学ぼうと考えていたのだった。
薫や弥彦から「変な男に見込まれた」と困惑混じりに同情されつつ、剣心は左之助が立ち直ろうとしていることを素直に喜ぶ。しかし喧嘩屋を辞めて収入が減った左之助は、その後もたびたび無銭飲食したり神谷道場でタダ飯を食べて帰るようになり、一行を呆れさせる。
それでも「剣心を追う、彼の力になって共に理想を目指す」と決意した左之助は戦闘面ではこの上なく心強い仲間となり、剣心から“友”として認められるまでに成長。やがて日本を出て海外を見て回り、弱肉強食が横行する19世紀という時代を学んでいく。
「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の重要人物・キャラクター
緋村剣心(ひむら けんしん)/緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)
“人斬り抜刀斎”の異名で恐れられた伝説の維新志士。その罪を悔い、鳥羽伏見の戦いに勝利した後に仲間たちから離れ、普通に使っても人を斬れない逆刃刀(さかばとう)を手に人助けの旅を続けていた。
「暴力の世界に身を置いてはいるが、いたずらにそれを振り回すようなことはせず、弱い者イジメも嫌う」という左之助の人柄を理解し、その彼が維新志士だというだけでどうしてこれほど自分を憎むのか困惑。それでも対決が避けられぬとなれば伝説の名にふさわしい力を見せ、ほとんど一方的に彼を叩き伏せた。
緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。
動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
相楽左之助(さがら さのすけ)
東京では名前の知れた喧嘩屋。さっぱりした気性の快男児。金をもらって喧嘩を代行するのが仕事だが、気が乗らない依頼はあっさり断る。比留間兄弟が自分を利用してなんらかの悪事を働こうとしていることは見抜いていたが、相手が「伝説の維新志士」だと聞いて彼らの依頼を引き受けた。
維新志士側の勝手な都合で汚名を着せられて滅ぼされた赤報隊に所属していた過去を持ち、維新志士を憎むのもこれが理由。赤報隊の隊長で心から尊敬していた相楽総三と同じ精神性を剣心の中に感じ取り、理想を捨てて喧嘩に逃げていた己を恥じて敗北を認める。
相楽左之助(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
相楽左之助(さがらさのすけ)とは、『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』に登場するキャラクターで、主人公・緋村剣心の友人であり戦友である。馬ごと切り倒すほどの巨大刀剣、斬馬刀を使用して戦うことから、裏社会での異名は斬左。少年期に所属していた隊がニセ官軍汚名を着せられた絶望から、喧嘩に興じることで日々を過ごしていた。剣心と出会うまで喧嘩では負け知らずであったが、剣心に敗北し明治維新はまだ途中と諭される。それからは明治維新が生んだ軋轢に巻き込まれながら剣心らと共闘し、その中で戦術を身に付け成長していく。
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相楽左之助(さがらさのすけ)とは、『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』に登場するキャラクターで、主人公・緋村剣心の友人であり戦友である。馬ごと切り倒すほどの巨大刀剣、斬馬刀を使用して戦うことから、裏社会での異名は斬左。少年期に所属していた隊がニセ官軍汚名を着せられた絶望から、喧嘩に興じることで日々を過ごしていた。剣心と出会うまで喧嘩では負け知らずであったが、剣心に敗北し明治維新はまだ途中と諭される。それからは明治維新が生んだ軋轢に巻き込まれながら剣心らと共闘し、その中で戦術を身に付け成長していく。
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志々雄真実(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
志々雄真実(ししお まこと)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心(抜刀斎)と相対する志々雄一派の首魁にして剣客。剣の力量は剣心と互角で、その内に強大な野心と支配欲を秘める危険人物。かつて自身を裏切った維新志士への復讐を兼ねて明治政府転覆を目論み、大久保利通暗殺など様々な事件を主導する。「弱肉強食」を信念としており、一番の強者である自分が国の覇権を握り、国を強くすることが「正義」だと信じている。京都編の大ボスとして剣心達と激しい闘いを繰り広げる。
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神谷薫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公緋村剣心の妻、亡き父・越路郎が創り上げた神谷活心流の師範代である。あるとき、神谷活心流が人斬り抜刀斎を生み出した剣術である、と容疑がかけられていたときに剣心と出会う。剣心とともに父の生み出した流派の再建をするべく奮闘し、弟子となる明神弥彦を迎える。師範代として教えを説く日々であったが、ある日喧嘩屋の相楽左之助と出会い仲間となる。出会った仲間たちとともに剣心の命を狙ってくる刺客たちを倒すべく成長する。
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明神弥彦(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
明神弥彦(みょうじん やひこ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。集英組というヤクザに拾われ、スリ等雑用をさせられていたが、緋村剣心(ひむら けんしん)達と関わり、士族としてのプライドを取り戻し、ヤクザと手を切った。その後剣心の計らいで神谷道場に入門、神谷薫(かみや かおる)の下、神谷活心流を学び剣心達と共に戦う。幼いながらも常人離れした精神力や身体能力、剣才を発揮し成長していく。
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石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。
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武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。
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魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。
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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。
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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。
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緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。 動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
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目次 - Contents
- 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)の概要
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決について
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決までの経緯・因縁
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の展開・流れ
- 剣心の過去
- 赤報隊の生き残り
- 新たな仲間
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決のその後の影響
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の重要人物・キャラクター
- 緋村剣心(ひむら けんしん)/緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)
- 相楽左之助(さがら さのすけ)
- 相楽総三(さがら そうぞう)
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 剣心「斬左、維新はまだ終わってはおらぬよ」
- 「緋村剣心 vs. 相楽左之助」の対決の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「左之助の京都行き」に関する物語上の食い違い
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