るろうに剣心(るろ剣)の武器・兵器・防具・装備・道具まとめ
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、人斬りとしての過去を悔いる剣士の緋村剣心が弱者を守るために剣を振るう様を描いた和月伸宏による漫画作品である。
本編には多くの武器、兵器、防具や装備、道具が登場する。不殺を誓う剣心が人を斬れない「逆刃刀」を、弱肉強食を唱える志々雄真実が刀身の燃える「無限刃」を使うように、武器や兵器、防具、装備、道具には各々の信念が垣間見える。
ここでは、『るろうに剣心』に登場する武器、兵器、防具、装備、道具を紹介する。
『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の概要
『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』で連載。1996年にフジテレビ系列でテレビアニメ化された。2012年には佐藤健主演で実写映画化されており、全5作が公開されている。
2000年に『週刊少年ジャンプ』に後日談となる『弥彦の逆刃刀』が掲載。物語は1度完結した。2012年実写映画化を記念し、『週刊少年ジャンプ』にて前日談に当たる『るろうに剣心 第零幕』、『ジャンプSQ』にて『明日郎 前科アリ』が掲載された。
2017年から『明日郎 前科アリ』の続編となる『北海道編』が『ジャンプSQ』で連載される。
時は明治。幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心(ひむら けんしん)は「不殺(ころさず)」の誓いを立て、あてどもない旅をしていた。人を活かす活人剣を教える「神谷道場」の主である神谷薫(かみや かおる)を助けた剣心は、彼女の考えに共感し道場に住むこととなる。その後、士族の息子だった少年明神弥彦(みょうじん やひこ)、喧嘩屋の相良左之助(さがら さのすけ)といった仲間と共に、剣心は刃と峰が逆についた「逆刃刀(さかばとう)」を手に目に映る人々を守るために剣を振るうのだった。
日本の転覆を狙う志々雄真実(ししお まこと)と彼が率いる一派「十本刀(じっぽんかたな)」や、剣心の義弟で彼を憎む雪代縁(ゆきしろ えにし)を含む「六人の同志」といった強敵との戦いは熾烈を極めた。特に、縁は剣心の妻であった姉の巴(ともえ)の仇を討つべく、剣心にとって大事な存在となっていた薫の死を偽装。剣心を生き地獄に叩き込む。
「剣と心想って戦いの人生を完遂する」という人斬り時代の償いを見つけ、復活を遂げた剣心は縁の命を取ることなく彼に勝利する。その後、剣心は薫と気婚し、息子の剣路(けんじ)を儲けた。
5年後、15歳になった弥彦に逆刃刀が譲られた。
しばらくして、神谷道場に新たな門下生が加わった。志々雄一派の一番下っ端の少年だった明日郎(あしたろう)、文明開化の申し子を自称する混血児の井上阿爛(いのうえ あらん)の2名だ。明日郎は、爆発炎上する志々雄のアジトから逃げる際に志々雄の愛刀「無限刃(むげんじん)」を咄嗟に手にしていた。その後、刀の正体を知らぬまま社の前に埋めた明日郎は食い逃げで逮捕される。阿爛と出会ったのは出所直後だった。一時は志々雄一派の残党とのいざこざになりかけるが、剣心がその場を収める。明日郎、阿爛はこれが元で神谷道場に引き取られたのだ。後に、幕府直属の暗殺部隊「闇乃武(やみのぶ)」で働かされていた少女久保田旭(くぼた あさひ)が仲間に加わる。
北海道で撮られた写真に、死んだはずの薫の父越路郎(こしじろう)が写っていたことから、剣心は薫、明日郎、阿爛、旭を伴い彼の地へ渡る。北海道には、元寇の時代より1000年の時を研鑽に費やしてきた「劍客兵器(けんかくへいき)」という組織が潜伏していた。
「護国」を旨とする劍客兵器だが、実質的には北海道で破壊活動を繰り返していた。剣心たちは、劍客兵器と戦うことになる。
明治時代を舞台にした和風剣劇アクションで、バトルものという王道的な少年漫画の要素に時代物のテイストを取り入れている。本編には赤報隊、新選組といった実在の組織の名が挙がる他、大久保利通(おおくぼ としみち)や山形有朋(やまがた ありとも)といった歴史上の人物も登場する。中でも元新選組の一員斎藤一(さいとう はじめ)は、幕末からの剣心のライバルの1人に数えられる。
武器・兵器・防具・装備・道具について
『るろうに剣心』には、多くの武器、兵器、防具、装備、道具が登場する。刀剣の類が多いが、中には鎖鎌や手甲を使う者もいる。不殺を貫く剣心は刃が逆についた逆刃刀を使い、弱肉強食を掲げる志々雄は発火する刀「無限刃(むげんじん)」を使うなど、武器や兵器は各人の人物像を象徴する鏡のような存在である。
剣心とその仲間の武器・兵器・防具・装備・道具
緋村剣心(ひむらけんしん)
逆刃刀・影打ち(さかばとう・かげうち)
刀工である新井赤空(あらい しゃっくう)の作で、人斬りを辞めた剣心に赤空が自ら手渡した。
刃と峰が逆転しており、通常の刀の構えで使用すれば峰打ちとなるので殺傷能力はない。反りの外側が峰になっている為鞘から抜く際の滑りが悪く、本来なら抜刀術には適さない刀でもある。剣心すらもがこの影響は免れず、抜刀術を見切られたことがあるが、「初撃を囮にした2段攻撃」や「奥義による抜刀術そのものの高速及び高威力化」などで補っている。
剣心が「人以外のものは容赦なく切る」と言うように、砲弾などを刃の部分で切ることもある。
日本の転覆を狙う志々雄真実(ししお まこと)の組織した精鋭部隊十本刀(じっぽんがたな)の1人である瀬田宗次郎(せた そうじろう)との戦いで真っ二つに折られてしまう。
この刀は「逆刃刀・影打ち」と呼ばれるもので、京都で更なる強度を持った「真打ち」が登場した。
逆刃刀・真打ち
京都の白山神社に御神刀として奉納されていたもの。赤空最後の一振りで、十本刀の1人沢下条張(さわげじょう ちょう)との戦闘の際、赤空の息子青空(せいくう)によって剣心に手渡された。真打ちとは数ある刀の中で最も出来の良いもので、それまでの影打ちとは比較にならない強度を誇る。刀身の茎には平和を願う赤空の辞世の句が刻まれており、青空の勧めもあって剣心の新たな愛刀となった。
刃の切れ味は鋭く、巨大なアームストロング砲を一刀両断している。
逆刃刀は神社に奉納する目的で数本打たれたもので、その中でもっとの出来が良いのが真打ち、それ以外を影打ちと呼ぶ。真打ちのみを神社に奉納し、影打ちは売らずに他者に譲るという習わしがある。作中において、赤空が人斬りを辞めた剣心に渡したのは、逆刃刀の影打ちであった。
原作最終回で15歳になった弥彦に元服の祝いとして渡された。その後一時弥彦の腰にあったが、何度か使用した彼は人を斬らずに逆刃刀を使いこなすことの難しさに言及。相手の命を取らずに有効な打撃を与えるには微妙な力加減が必要であり、実際に数えきれないほど人を斬り殺した剣心だからこそ扱える剣であることが判明する。人を斬らずに使いこなすには一生分の鍛錬が必要だと実感した弥彦は、逆刃刀を新たな戦地に赴く剣心に返還した。
神谷薫(かみや かおる)
木刀
神谷道場の主である神谷薫(かみや かおる)の武器。人を活かす活人剣「神谷活心流」を駆使する薫は、真剣ではなく木刀で戦う。
十本刀の1人である本条鎌足(ほんじょう かまたり)との戦闘で折れてしまうが、柄の部分のみで彼の膝を破壊した。
明神弥彦(みょうじん やひこ)
竹刀
神谷活心流の門弟となった明神弥彦(みょうじん やひこ)は竹刀で戦う。
見よう見まねでコピーした剣心の技や、神谷活心流の奥義と併用することで、殺傷能力のない竹刀ながら何度も実戦で勝ち星を上げている。
相良左之助(さがら さのすけ)
斬馬刀(ざんばとう)
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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。
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緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。 動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
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目次 - Contents
- 『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の概要
- 武器・兵器・防具・装備・道具について
- 剣心とその仲間の武器・兵器・防具・装備・道具
- 緋村剣心(ひむらけんしん)
- 逆刃刀・影打ち(さかばとう・かげうち)
- 逆刃刀・真打ち
- 神谷薫(かみや かおる)
- 木刀
- 明神弥彦(みょうじん やひこ)
- 竹刀
- 相良左之助(さがら さのすけ)
- 斬馬刀(ざんばとう)
- 御庭番衆の武器・兵器・防具・装備・道具
- 四乃森蒼紫(しのもり あおし)
- 小太刀(こだち)
- 般若(はんにゃ)
- 鉤爪
- 水銀
- 式尉(しきじょう)
- 鉄球
- 火男(ひょっとこ)
- 油袋
- 癋見(べしみ)
- 螺旋鋲(らせんびょう)
- 巻町操(まきまち みさお)
- 苦無(くない)
- 柏崎念至(かしわざき ねんじ)/翁(おきな)
- 仕込み杖(しこみづえ)
- 鉤棍(トンファー)
- 黒尉(くろじょう)/白尉(しろじょう)
- 籠手輪手裏剣(こてわしゅりけん)
- 増髪(ますかみ)
- 円形手裏剣
- 近江女(おうみめ)
- くの字手裏剣
- 志々雄一派の武器・兵器・防具・装備・道具
- 志々雄一派(ししおいっぱ)
- 煉獄(れんごく)
- 志々雄真実(ししお まこと)
- 無限刃(むげんじん)
- 瀬田宗次郎(せた そうじろう)
- 長曾禰虎徹(ながそねこてつ)
- 菊一文字則宗(きくいちもんじのりむね)
- 佐渡島方治(さどじま ほうじ)
- ライフル
- 沢下条張(さわげじょう ちょう)
- 連刃刀(れんばとう)
- 薄刃乃太刀(はくじんのたち)
- 散刃刀(さんじんとう)
- 悠久山安慈(ゆうきゅうざん あんじ)
- 仏剣
- 魚沼宇水(うおぬま うすい)
- ローチン
- ティンペー
- 本条鎌足(ほんじょう かまたり)
- 大鎖鎌(だいぐさりがま)
- 刈羽蝙也(かりわ へんや)
- 火空発破(ひくうはっぱ)
- 尖角(せんかく)
- 握り懐剣
- 賊長(ぞくちょう)
- 弩鈍杵(どどんしょ)
- 六人の同志の武器・兵器・防具・装備・道具
- 雪代縁(ゆきしろ えにし)
- 倭刀(ワトウ)
- 鯨波兵庫(くじらなみ ひょうご)
- アームストロング砲(カノン)
- 連射型改造擲弾射出装置(れんしゃがたカスタムグレネードランチャー)
- 戌亥番神(いぬい ばんじん)
- 無敵鉄甲(むてきてっこう)
- 新・無敵鉄甲(しん・むてきてっこう)
- 乙和瓢湖(おとわ ひょうこ)
- 梅花袖箭(ばいかちゅうぜん)
- 渦水毒煙(かすいぶえん)
- 毘沙門剣・毘沙門粉(びしゃもんけん・びしゃもんぷん)
- 六道蟲(りくどうこ)
- 外印(げいん)
- 斬鋼線(ざんこうせん)
- 屍人形(かばねにんぎょう)
- 夷腕坊壱號機(いわんぼう いちごうき)
- 夷腕坊弐號機(いわんぼう にごうき)
- 夷腕坊参號機(いわんぼう さんごうき)/参號機夷腕坊・猛襲型(さんごうきいわんぼう・もうしゅうがた)
- 薫の屍人形
- 八ツ目無名異(やつめ むみょうい)
- 鉄の爪(てつのつめ)
- 万弾地雷砲(ばんだんじらいほう)
- 闇乃武の武器・兵器・防具・装備・道具
- 闇乃武(やみのぶ)
- 結界(けっかい)
- 村上(むらかみ)
- 連鎖刀(れんさとう)
- 中条(なかじょう)
- 袖箭(ちゅうぜん)
- 佐古(さこ)
- 鉄扇(てっせん)
- 四神の武器・兵器・防具・装備・道具
- 青龍(せいりゅう)
- 青龍大刀(チェンロンダイトウ)
- 朱雀(すざく)
- 朱雀双剣(チューチャソェンギム)
- 白虎(びゃっこ)
- 白虎掌拳(パイフーチェムクン)
- 玄武(げんぶ)
- 玄武蛇棍(ユンモウセイクァン)
- 劍客兵器の武器・兵器・防具・装備・道具
- 雹辺双(ヒョウベ フタツ)
- 戦型・二刃羽織(せんけい・ニジンバオリ)/戦型・孤刃羽織(せんけい・コジンバオリ)
- 霜門寺瑠璃男(シモンジ ルリオ)
- 戦型・細々刃金(せんけい・ササハガネ)
- 万鉄刀(ばんてつとう)/雅桐刀(がとうとう)
- 土居潜具羅(ドイ モグラ)
- 潜具羅具足(モグラグソク)
- 椎宮剛豪(ゴングウ ゴウゴウ)
- 業火乃大剣(ごうかのたいけん)
- 伊差川糸魚(イサガワ イトイ)
- 黄金玄武(クガニゲンブゥ)
- 於野冨鷹(オノ トミタカ)
- 戦型・破断戦斧(せんけい・ハダンセンプ)
- 本多雨読(ホンダ ウドク)
- 戦型・書・裏・剣(せんけい・ショ・リ・ケン)
- 寒郷の部隊の剣士
- 劍星(つるぎぼし)
- 板バネ状の剣
- その他人物の武器・兵器・防具・装備・道具
- 斎藤一(さいとう はじめ)
- 仕込み刀
- 無名の愛刀
- 業物の日本刀
- 武田観柳(たけだ かんりゅう)
- 回転式機関砲(ガトリングガン)
- 武田観柳with回転式機関砲
- 武田観柳with回転式機関砲武田観柳and弟子阿爛
- 月岡津南(つきおか つなん)
- 炸裂弾
- 手投げ式炸裂弾
- 比古清十郎(ひこ せいじゅうろう)
- 桔梗仙冬月(ききょうせんふゆづき)
- 白外套(しろマント)
- 龍閃(りゅうせん)
- エスピラール・ロタシオン
- 螺旋状サーベル